ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら664.6

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
◆このスレは何?
ツンデレの妄想でひたすら萌え続ける場です。どんな形でもいいのでアナタのツンデレ妄想を垂れ流してください。
◆前スレ
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら664.5
http://hayabusa.2ch.net/test/read.cgi/news4vip/1350134554/
◆過去ログ置き場
http://www.tndr.info/
◆Wiki(過去ログ置き場以前の過去ログ・更新停止中のまとめ等もwiki参照)
http://www45.atwiki.jp/viptndr/pages/1.html
◆ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら 専用掲示板
http://jbbs.livedoor.jp/computer/21510/
◆うpろだ
http://tunder.ktkr.net/up/
http://www.pic.to/ (携帯用)
◆お題作成機
http://f3.aaa.livedoor.jp/~fake/odai/sel.cgi
http://masa.s23.xrea.com/
http://maboshi.yh.land.to/tundere/
◆規制中の人向け、レス代行依頼スレ
http://jbbs.livedoor.jp/bbs/read.cgi/computer/21510/1275069975
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:07:06.38 ID:MRn0jZ0b0
◆ツンデレって何?
「普段はツンツン、二人っきりの時は急にしおらしくなってデレデレといちゃつく」ようなタイプのキャラクターのこと。
◆このスレでよく使われる人物設定
男:デフォルトネームは別府タカシ。ツンデレに色々したりされたりする。
アッパー:デフォルトネームは椎水かなみ。感情表現豊かな基本形。
ダウナー:デフォルトネームはちなみ。ローテンションで「……」を多用して喋る。
お嬢:デフォルトネームは神野りな。お嬢様口調。というかお嬢様。
老成:デフォはまつり。「纏」と書く。わしは?じゃのう等、古風かつジジ臭い言い回しをする。
尊大:デフォはみこと。「尊」と書く。自信に満ちあふれたような、偉ぶった言い回しをする。
関西:デフォはいずみ。関西弁で喋る。
ボクっ娘:ボクっ娘ツンデレ。一人称「ボク」。デフォルトネームは決まっていない。
勝気:気の強い男勝りツンデレ。デフォルトネームは決まってい(ry
無表情:無表情ツンデレ。デフォルトネームは決まっ(ry
中華:中華系ツンデレ。「??アル」といった言い回しをする。デフォルトネームは決(ry
幽霊:幽霊ツンデレ。憑依したりする。アッパーだったりダウナーだったりする。デフォルトネームは(ry

山田:クラスメイトとして使われることが多い。いわゆる友人A。なぜかVIPPER口調で描かれがち。
友子:クラスメイトとして使われる事が多い友人B。好奇心が強かったり世話好きだったりいろいろ。

※名前の由来などについてはまとめサイト参照

・上記の名前や設定はあくまでデフォルト。
・投下許可は求めなくていいですが、長編SSについては、投下前に宣言をしていただけると他のSSとのごちゃ混ぜ防止になるのでスレに優しいです。
・書き上がってから一斉投下してね。 書きながら投下はイクナイ。
・感想レスは励みになるので大歓迎。
・投下のタイミングは自分で見計らおう。投下直前にはリロードを心がけよう。
・もしスルーされても泣かないこと。
・投下後に殊更に感想を求めたり、レスが付かないからって自虐したりすると、ツンデレに嫌われます。
・みんなも多少のことは大目に見てスルーしよう
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:09:42.01 ID:xBlsW43K0
>>1


それと平日はこっちで活動中
ツンデレにこれって間接キスだよなって言ったら0.2
http://kohada.2ch.net/test/read.cgi/honobono/1347198633/
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:13:27.73 ID:Fycn6rzS0
>>1
乙!!
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:18:33.12 ID:MRn0jZ0b0
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:24:57.12 ID:MRn0jZ0b0
まつりんと秋刀魚焼いて食べたい
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:37:39.63 ID:MRn0jZ0b0
のじゃ
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:40:10.56 ID:nNAylZhpO
いちおつ
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:50:50.89 ID:MRn0jZ0b0
じゃーじゃー
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 18:59:57.70 ID:MRn0jZ0b0
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:09:03.48 ID:MRn0jZ0b0
ひーこら
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:15:09.00 ID:mRCMbnyf0
いちおつ!
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:16:11.46 ID:nNAylZhpO
うひょほー
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:25:22.97 ID:MRn0jZ0b0
ひょー
151/2:2012/10/20(土) 19:26:25.04 ID:nNAylZhpO
こういうタイプのツンデレはいかがだろうかというお題ネタ

・うちの嫁は旧華族の末裔だとかいう立派な家柄で、とても古風な女だ。

・外を歩けば俺の三歩後ろを行き、風呂に入れば迷わず俺の背中を流し、頼み事をすれば三つ指ついてかしこまるという徹底ぶりである。

・そんな嫁と見合い結婚して半年、二人の生活に慣れてはきたものの、嫁の態度によそよそしさを感じて違和感が拭えない俺がいた。

・普通の家庭のようにしようと提案しても、「このように教え習った物を今さら変えようがない」と、取りつく島もない。

・そこで一計を案じた俺は、敢えて妻の望むような亭主関白を装い、接してみることにした。

・妻が俺のために何かをしても礼なぞ言わず、常に胸を張りふんぞり返り、胸が痛むのを耐えて小言も言ったりした。

・最初は無理をしていたのがありありと伝わったのか、微笑とも苦笑ともつかない顔で俺を見守っていた嫁であった。

・しかし、「お前の家柄に釣り合うような男になりたいから」という旨の発言をすると、妻もどうやら俺が本気であると察したらしい。

・もちろんそんなことは毛ほども思っていないのだが、その日から妻は、やけにそわそわと落ち着かなくなったような気がした。
162/2:2012/10/20(土) 19:28:36.30 ID:nNAylZhpO
・普段ならあり得ないような単純なポカをし、それを俺に怒鳴られる。そんなことを繰り返したある日、ついに妻が顔を手で覆い、泣き出してしまったのだ。

・焦ったのは俺の方である。まさか泣くまで妻を追い詰めてしまうとは、思っても見なかった。

・必死に取り繕おうとする俺に妻はすがり、「どれだけ情けなくてもいい、前の旦那様に戻って欲しい」と懇願してきた。

・己の悪戯心が度を越していたのを悟った俺は、妻に土下座して謝り、今までの行動は全くもって本気ではないのだと伝えた。

・今となっては稀有である大和撫子の妻に、少しだけ普通の家族のようにふるまって欲しかっただけなのだ、と。

・妻は長い間黙っていたが、やがてほっと息を吐くと、ただ一言「良かった……」と呟いて、柔らかな笑みを浮かべた。

・その時の笑顔は、結婚して半年経った今までの中でも、間違いなく一番だったに違いない。

・そして、互いに互いの失策を謝りあうという儀礼を終えた後、俺と妻は、深く、深く、相手をもう離すまいとするように、抱きしめあった。

・それから妻は、わずかずつではあるが、男尊女卑の教えを乗り越えつつあるようである。

・旦那であるところの俺としては、そんな妻の変化を、微笑ましく眺める毎日だ。

・そうしてまた一つ、この世に幸せな家庭が生まれたという、これはただそれだけの、お話でしたとさ―――。

17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:30:56.35 ID:nNAylZhpO
と、書いておいて聞きたいのだが、これは果たしてツンデレと呼べるのかどうか。

凛としてて旦那を立てるけど自分からはデレない、みたいな。
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:37:41.24 ID:l3ULIL5P0
>>17
個人的な意見で言えば、ツンではない気がする。
いや、でも壁を作ってけして打ち解けない雰囲気を出すのはツンといえなくも無いのか、悩ましいところかも知れぬが。


5レス貰います
191/5:2012/10/20(土) 19:38:14.43 ID:l3ULIL5P0
・ツンデレが男から思わぬ事で褒められたら

「じゃーねー」
「んじゃ、また明日な」
「あーあ……予備校めんどくせー。俺も遊びに行きてーよな」
「やべ。部活遅れちまう」
 放課後の喧騒が飛び交う中、私もカバンの中に教科書やらノートやらを詰め終えると席
を立った。
「委員長、じゃーねー」
「うん。また、明日」
「部活もいいけどさ。今度一緒に遊びいこーよ。お茶でもしにさ。たまには委員長と長話
したいし」
「ありがとう。考えとくね」
 友達と挨拶を交わしつつ、教室を出る。放課後は必ず書道教室に顔を出し、二時間。がっ
つりと書と向かい合う。それが、書道部部長としての私の日常だった。もっとも、部員は
三人しかいないけれど。世間では漫画の影響やら書道パフォーマンスやらが話題となり、
地味であった書道も若干注目されるようになったが、うちの学校はそういうのとは無縁に、
ただひたすら、書に打ち込んでいた。そんな事を繰り返す私の日常だったが、そこに時折、
非日常が紛れ込む事がある。
「お、委員長。今から部活?」
 そして、今日も非日常が紛れ込んで来た。
「そうよ。それが何か?」
 声を掛けられ、私は思わず身を硬くした。目の前にいるのは、クラスメートの別府タカ
シ君。明るくて活発で、クラスの中でもちょっと目立った存在だった。男女問わず、誰に
でも分け隔てなく接し、こうして地味な私にも声を掛けて来る。
「いや、頑張るなって思ってさ。毎日、六時くらいまでやってるんだろ?」
「何で知ってるの?」
202/5:2012/10/20(土) 19:38:45.52 ID:l3ULIL5P0
 彼は確か、どこの部にも所属していないはずだったから、私と行き会う事もないはずだっ
た。だから私が何時に終わるかなんて知っているはずもない。だから咄嗟に聞き返したの
だが、それに彼はちょっと照れたような困ったような笑顔を浮かべて頭を掻いた。
「いやー。何度か補習が終わった後に、委員長を見掛けたことがあってさ。まあ、遠目に
だから気付かなかっただろうけど」
 なるほど、と納得して私は頷く。
「そういう事ね。別府君が遅くまで学校に残っている理由が見当たらなかったから、何で
知っているんだろうって思って。もしかして、ストーカーでもされてるんじゃないかって、
ちょっと怖かったわ」
 自分で言いつつも、心の中では万に一つもそんな事は信じていなかった。むしろ、そこ
まで別府君に好かれているのだとしたら、却って嬉しいくらいだ。
「いやいやいやいや。後をコソコソつけるくらいなら、声掛けておしゃべりするって。何
て言うか、ストーカーの心理って良く分からないし」
 臆病だから、好きなのに声が掛けられないから、遠目から見てしまうのだ。むしろ私の
方がストーカーなんだと思う。別に後を付回したりはしないけど、それでも彼に惹き付け
られて、遠目からついつい眺めてしまうのだから。今だって、声を掛けられて嬉しく思う
反面、怖くて逃げ出したい思いも同じくらい強いのだ。
「で、何か用があって声を掛けて来たの? 挨拶だけだったら、部活があるからこれで失
礼するけど」
 そのまま脇を抜けて通り抜けようと足を一歩踏み出す。それを別府君が慌てて止めた。
「ああ、いやゴメン。実はさ。その……おめでとうって言いたくて、それで声を掛けたんだ」
「え――?」
 足を止め、私は怪訝な面持ちで彼を見つめる。別府君におめでとうなんて言われるよう
な良い事が、私にあっただろうか?
「悪いけど、何で貴方にそんな事を言われるのか、意味が分からないんだけど?」
 素直に問い質すと、彼はえ?と不思議そうな顔をした。
「いや。委員長って、市の書道展に出品してたろ? それで優秀賞取ったって…… 高校
生の中では一番の出来だって聞いたけど?」
 今度こそ、私は驚いて声を上げた。
213/5:2012/10/20(土) 19:39:31.08 ID:l3ULIL5P0
「ちょっと待ってよ。何で別府君がそんな事知っているの? 別にクラスでも学校でも、
そんな発表なかったでしょ?」
 別段、学校の全体朝礼で発表されるような、凄い賞という訳ではない。書道部の顧問か
ら担任の先生には伝わったので、クラスの朝礼で発表しようかと問われた時、私はその場
で断った。市民書道展みたいな小さな展覧会で賞取ったくらいで発表されても困るだけで
すからと。なのに、何で彼が知っているのか、今度こそ不思議でならなかった。
「いや、実はさ。見に行ったんだよ。その書道展」
 若干、ためらいがちに彼は答える。自分でも似合っていないと分かっているのだろうか。
それを聞いても私の疑問は深まるばかりだった」
「別府君が書道に興味があるなんて、初耳だけど。書道の授業も退屈だってボヤいていた
じゃない」
 彼が選択授業の書道で取っていた態度を思い出して口に出すと、何故か少し仏頂面で彼
は頷いた。
「ああ、全く興味無かったけどさ。ただ、うちのばーちゃんがさ。同じ展覧会に出品して
賞取ったんだよ。で、俺にも見に行け見に行けとうるさくてさ。結局、親父と二人して見
に行かされたんだ。それで、ブラブラしてたら委員長の名前を見つけてさ。それで、えっ……
と思って」
 私は顔が赤らむのを感じて、咄嗟に俯いてしまった。別府君にあの書を見られていたの
だと知り、何だか急に恥ずかしくなってしまう。
「べ、別に大したことじゃ……って、そう言うと、他の人たちに失礼だけど、でもウチの
市じゃ高校生で出品する人自体が少ないもの。私のなんて、他のもっと大きな展覧会に出
したら、歯牙にも掛けられないわよ」
 ウチの市は、私立を入れても高校は3校で、いずれも書道部は小さいものだ。何と言っ
ても、市内唯一の大型ショッピングモールのイベントでは、他の市にある高校の書道部が
パフォーマンスを披露したりするくらいなのだから。
「でも、少なかろうがなんだろうが、賞取った事は事実だろ? それって凄いじゃん。だっ
て、うちの学校の球技大会で優勝したって大喜びしたんだぜ? 少なくともそれよりはレ
ベル高いだろが」
224/5:2012/10/20(土) 19:40:03.27 ID:l3ULIL5P0
 確かに、どんなに小さな展覧会だろうが、賞は賞だ。実際、賞状貰った時は嬉しかった
し。こんな自分でも認めてもらえることがあるんだって。そう思うと、別府君の言葉には
逆らえなかった。
「それは、そうだけど…… でも、別府君に褒められても、余り嬉しくないかな。だって、
ただ賞を取ったって事実だけで、価値の分からない人には何で賞を取れたのかとか、全く
分からないだろうし」
 これはもはや、ただの照れ隠しに過ぎなかった。彼から褒められる事が恥ずかしくて、
こそばゆくて、気分を害されてもいいから、早く話を打ち切りたかった。自分がこんな感
情でいるなんて、別府君には知られたくなかったから。しかし、彼は特に不快な様子も見
せず、素直に頷いた。
「まあ、委員長の言う事も一理あるとは思うけどさ。けど、俺にだって分かってることは
あるんだぜ」
「何が? 別府君が……何を、分かっているって言うの?」
 彼の言葉を鸚鵡返しに聞き返す。すると、別府君は視線を逸らし、鼻の頭に手をやって
指で擦ってから、視線を戻して頷いた。
「いや、その……委員長がさ。凄く頑張っているんだなってのは」
 我ながら照れ臭い事を言ったと思ったのだろう。すぐにまた顔を背け、耳の後ろ辺りか
ら後頭部を手で掻いていた。私はといえば、こんな風に別府君に認めて貰えた事が嬉しく
て気恥ずかしくて、どう対処していいか全く分からなかった。とにかく、何か答えなくちゃ
と思い、懸命に言葉を探す。
「……その……頑張ってるとか……そんなんじゃないわよ。別に、私は書が好きだから……
好きな事をやってたってだけで……そういう褒められ方は的を射ているとは言い難いわ」
「でも、好きだってだけで、いい加減に取り組んでいたらこういう結果は出なかったと思
うしさ。真面目に頑張っていたから、結果が伴って来たんだろ? 別に書道じゃなくたっ
て、スポーツでも物書きでも同じだと思うんだ。やっぱり、俺は凄いと思うよ」
235/5:2012/10/20(土) 19:41:40.84 ID:l3ULIL5P0
 一生懸命に私を褒め上げてくれる彼の前で、私は何も言えなくなって俯いてしまった。
別府君からここまで褒めて貰えるなんて、有り得ない事だと思う。これ以上彼から褒めら
れたらおかしくなってしまいそうで、私は何とか話を打ち切らないと、と思った。一方で、
話を終わりにしたくない、欲張りな私もいて、葛藤に心が悶える中、別府君がさらに追い
討ちを掛けて来る。
「それにさ。授業の時にチラッと見ただけだけどさ。委員長が書道やってる時って何か普
段とオーラが違うんだよな。物凄い集中してて、周りなんて何も見えていない感じで心が
研ぎ澄まされててさ。何かちょっと、近寄り難い雰囲気すらあって。あの時は、さすが委
員長は真面目だなってくらいにしか思ってなかったけど、やっぱ賞取れるだけのことはあ
るんだよな」
 どうやら調子に乗って来たのか、別府君は勢い込んで話しつつも自分の言葉にうんうん、
と頷く。逆に私は、もう聞きたくないとばかりに小さく何度も首を横に振るばかりだった。
「そんな事ない。私なんて普通だし…… 褒め過ぎで逆に気持ち悪いわよ。そうやって褒
めておけば、今度自習の時とかうるさくしても、お説教されなくて済むとか、そんな事考
えてるんじゃないかって、疑いたくなるくらいに」
 何か下心があるんじゃないかって思った方が、いっそ気が楽になるとすら思って、私は
そう口に出した。しかし、すぐに別府君は心外だとばかりに言い返してくる。
「そんな事ねーよ。いや、その……気持ち悪いって思われたのなら申し訳ないけどさ。実
際、賞取ったからってだけじゃなくて、その……委員長の作品を見た時、ちょっと感銘を
受けたし」
「え……?」
 私は驚いて顔を上げた。すると彼の目と視線が合ってしまい、慌てて顔を逸らす。しか
し、知りたいと思う気持ちは揺るがなかった。彼が、私の作品のどこに感銘を受けたのかを。


続く
ほの板過疎ってるからあっちも勢い付けたいと思いつつ、でもせっかく立ってるならVIPでと
悩ましく思いつつ投下
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:43:55.87 ID:Fycn6rzS0
読む前ほ
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:47:33.36 ID:nNAylZhpO
GJ!いいんちょ努力家謙虚かわいい!
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:50:33.53 ID:Fycn6rzS0
>>17
お題で完結してるな……
萌えたからGJ!!

>>23
委員長はかわいいなぁ
GJ!!
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 19:56:38.06 ID:nNAylZhpO
ツンデレの弱いとこを見てみたい

苦手なものに慌てふためいたり、傷ついて陰で泣いていたり、意外な点で女の子の一面を覗かせたりするところを見てみたい
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:04:29.83 ID:nNAylZhpO
よーれいひー
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:08:44.75 ID:Fycn6rzS0
「これって間接キスだよな?」
『……何言ってんの?』
「いや、だから、これって間接キスだよな?」
『ごめん意味分かんない。間接キスになるような事なんて何もしてないんだけど』
「あぁー……おいおい、駄目だろ? ちゃんと空気読めよー」
『分かった、空気を読んで殴る事にするわ』
「ちょっ、待った待った! じょ、冗談ですよ、暴力は止めて!」
『……はぁ……あんたと話してると疲れるわ』
「ほうほう、肩とかそれ以外の場所とか、お揉み致しましょうか――痛い痛い! 指はそっち側には曲がらないから!!」
『あと、あんたと間接キスなんて絶対にごめんだから。それだけは覚えておきなさいよ!』
「……ククク……甘いな……お前は日常的に……俺と間接キスをしている事に……気付いていないのさ!」
『よし、警察行こっか?』
「いやいやいや、犯罪行為はしてませんよ! だから放して! 前科持ちにはなりたくない!」
『じゃあさっさと、どういう事か説明しなさい?』
「……ククク……良いだろう……人は日常的に呼吸をしている……
 吐息はおおよそ唇に触れた後、空気中に混ざり込んでいく……
 つまり! 空気中に含まれたお前の吐息を、俺が吸い込んだ時点で……間接キスは成立しているのさァァァ!!!」
『きもーい、お願いします、死んで下さい』
「ぐはぁぁぁっ!! ……お、俺が吐いた息だって! お、お前は吸い込んでるんだぞ!」
『ふーん、だから、何?』
「くっ……し、深呼吸するぞ! 良いのかしても!?」
『好きにすれば? 見ててあげる、無様な姿を』
「…………すーはーすーはー」
『……』
「すーはーすーはー――んぐっ! げほっごほっ…………すーはーすーはー」
『……』
「すーはーすーはーすーはーすーはーすーはーすーはー…………お前、顔赤くなってね?」
『――っ! う、うるさい!!』
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:10:18.22 ID:nNAylZhpO
呼吸だけでなんて純情なwwwww
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:13:45.77 ID:/dbyX7zs0
>>1乙ッ!!

>>23
委員長乙女すぎて可愛い
萌え死ぬ

>>29
ドライに挑発しときながら実際にやったら照れるツンデレさんかわいいよツンデレさん
32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:14:34.94 ID:nNAylZhpO
そういや最近尊大さんやお嬢をあんまり見ないねぇ

なんか考えてみるか
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:21:58.42 ID:nNAylZhpO
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:26:36.30 ID:l3ULIL5P0
>>29
強気でい続けようとしても体は正直なツンデレさん可愛いwww


>>23の続き4レス行きます
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:26:44.75 ID:nNAylZhpO
ツンデレにオナネタになってくださいって頼んだらどうなるのっと
361/4:2012/10/20(土) 20:27:52.41 ID:l3ULIL5P0
・ツンデレが男から思わぬ事で褒められたら 〜後編〜

「感銘って…… その……別府君は、私の作品を見て、どういう印象を持ったの? もう
少し具体的に言って貰わないと、信じないわよ」
 すると別府君は、腕組みをして難しい顔で俯いた。考えつつ、自信無げな口調で、ポツ
ポツと答え始める。
「うーん…… いや。俺は書道ってよく分かんないからさ。こういう印象が合ってるかど
うかってサッパリ分かんないんだけど、何ていうかさ。その……繊細で優しげな雰囲気な
んだけど、でも決して弱々しい感じじゃなくて、勢いがあるっていうか、文字が生きてるっ
ていう風に見えてさ。字が上手いとか下手とかじゃなくて……いや、もちろん上手でもあ
るんだけど、ただこういうのが芸術作品なんだなって初めて理解したっていうか……」
 彼の感想に、私は下唇を噛み、また俯いてしまう。どうしてこう、心がくすぐったくなっ
て、思わず悶えてしまいそうな事を言って来るのだろう? どうしてこんな言葉が、私み
たいなつまらない女子を前にして言えるのか、不思議でならなかった。
「……でも……別府君のおばあさまも、賞を取られたんでしょう? そっちの方が、ずっ
と素晴らしい作品なんじゃないの?」
 彼の言葉を聞いていると、まるで私の作品が展示されていた全ての書の中で一番だった
かのように錯覚してしまい、私は慌てて謙遜の意も込めて聞いてみた。すると別府君は、
つまらなそうに、首を横に振ってみせる。
「いや。ばーちゃんのなんてさ。今までまともに見たことが無かったから、ロクに感想も
出なくてさ。でも、今回初めて、委員長の作品見てからばーちゃんの作品も見て、なるほ
どそういう目で見れば凄いなとは思ったけどさ。でも、やっぱり俺は委員長の作品の方が
好きだな」
 ドキン、と心臓が激しく鼓動を打ち、私は咄嗟に顔を上げて彼を見つめた。私と目が合
うと、ニカッと笑ってくれる。本当に、本当に信じられない。このほんのひと時で、遠く
から眺めているだけだった距離が、一気に縮まった気がする。私の勘違いかも知れない。
彼にしてみれば、本当に私の書に感じるものがあって、褒めようと思って話し掛けてくれ
だだけだと思うけれど、でもそれでもこの距離を失いたくなかった。
372/4:2012/10/20(土) 20:28:23.32 ID:l3ULIL5P0
「えっと……」
 しかし、素直にありがとう、と口に出すことがどうしても出来ない。でも、何か答えな
いと、彼との距離がまた開いて、もうこんなに近くまで来る事は無いかも知れない。その
時、ふと閃いた考えを、私はそのまま口に出してしまった。
「その……そ、そんなに気に入ったのなら……いつだって、見に来てくれても構わないわよ」
「え? マジで? いいの?」
 嬉しそうな彼の問いに、私は自分がとんでもない事を口走ったのに気付いて思わず口を
押さえてしまった。しかし、一度発した言葉は取り消せない。それに、私自身も、彼が私
の書を見に来てくれて、じかに感想を言ってくれる事は怖くはあったが、同時に嬉しくも
あった。だから、ためらいがちにではあるが、おずおずと頷く。それから、慌てて付け加えた。
「い……言っとくけど、大人しく見に来るだけなら、の話よ? 別府君てば、すぐおしゃ
べりして他人を巻き込むから、頼むから後輩達の活動を妨害したりしないでよね」
 そう釘を刺すと、彼は大真面目な顔で頷いてみせる。
「分かってるよ。邪魔しちゃ悪いし、そもそも委員長ってさっきも言ったけど書いてる最
中はかなり近寄り難い雰囲気だからさ。そんなに長居はしないけど、でも見せて貰えるの
は嬉しいかな。うん」
 言葉どおりの気持ちが、彼の顔から出ているのを直視出来なくて、私はプイッとそっぽ
を向くと、まるで捨て台詞を吐くように言った。
「言っとくけど、毎日ちゃんと満足の行くものが書ける訳じゃないんだからね。あと、別
府君の為に書く訳でもないんだから。けれど……もし、見せてもいいって思えるものが書
けたら、その時は声を掛けるわよ」
「ああ。楽しみにしてるよ」
 その答えをキッカケに、私はこれが潮時だと感じた。もっと別府君と話したいとは思う
けれど、次の機会も作れたし、いつまでもズルズルと長話をする訳にも行かない。
「それじゃあ、私はもう行くわね。部活、あるから」
 彼の脇をすり抜ける様にして歩き出そうとした時、別府君がふと、思いついたように声
を掛ける。
「ああ、そうだ。委員長」
383/4:2012/10/20(土) 20:29:01.21 ID:l3ULIL5P0
「何?」
 足を止め、彼を見る。すると、別府君はためらいがちな様子を見せつつも、私を見つめ
てこう言って来た。
「その……今度さ。うちに……来ないか? いやその、俺じゃなくてさ。ばーちゃんが、
書道の好きな若い子が話を聞きに来れば、喜ぶかなって思って。俺じゃあ話し相手にもな
れなかったし。委員長にとっても、もしかしたら何か参考になる事もあるかな、とか思っ
てさ。どう?」
 別府君の家にお邪魔出来るというその提案に、私は一瞬心を弾ませ、慌ててそれを必死
で打ち消す。別府君は真面目に、おばあさんや私の事を考えて誘ってくれたのだろう。だ
から、私もキチンと答えなければならない。
「……そうね。別府君のおばあさまのように、書に通じていて経験も豊富な方のお話が伺
えるのなら、価値はあるのかも知れないわね。私だけじゃなくて、部の子達皆でお邪魔し
ても構わないというのであれば、受けさせて貰いたいけど」
 それには、やはり一人でいきなり別府君の家にお邪魔したら、動揺しすぎて何を仕出か
すか分からないと言う不安に対する予防線を張った事も、素直に認めなければならないだ
ろう。しかし、別府君はそんな事はつゆとも思わない様子で、頷いた。
「ああ。あんまり大勢だと困るけど、確か書道部って三人だったよな? それなら大丈夫
じゃね?」
 彼の返事に、私もコクリと頷く。
「それなら、考えてみるわ。顧問の先生にも相談して、部活動の一環としてお邪魔させて
貰うかも知れないから」
「ああ。返事、待ってるよ」
 笑顔を見せる彼に、私はそれじゃあ、と冷静に挨拶をして書道教室へと向かったのだった。
394/4:2012/10/20(土) 20:30:32.45 ID:l3ULIL5P0
「部長。どうしたんですか?」
「え?」
 後輩に声を掛けられ、私はハッと気が付いて頭を上げる。
「何か、今日は全然集中出来ていないように見えますけど…… 何かあったのかと思って」
 何かあったのかといえば、それはもちろん、私にとっては一大事件と言ってもいい出来
事があったのだが、それを後輩にいう事は出来るはずも無い。
「何でもないわ。ただ、今日はイマイチ調子が出ないみたい。まあ、こういう日もあるわよ」
 今日は張黒女墓誌銘の臨書をしようと思っていたのだが、こうも集中出来ないと、やる
意味はない。諦めて、他の事をしよう。どうせこんな気分なら、いっそ別府君に見せる書
は何が良いか考えてみるのもいいだろう。
――彼に見せるなら……漢詩より、和歌の方がいいかな……?
 そう思って手に取ったのは古今和歌集。ふと、ある一句に目が留まる。

『忍ぶれば苦しきものを人知れず思ふてふこと誰〔たれ〕に語らむ』

 私の心が誰にあるか、きっと彼には分からないだろうな。今の自分にピッタリな気持ち
を歌ったその歌を、私は何度も反芻し続けたのだった。


終わり


とめはねっ!の島奏恵ちゃんに好きな人が出来たら絶対に良いツンデレになると信じて止まない俺がいる
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:32:21.42 ID:nNAylZhpO
最後を和歌で〆るのいいなぁ
GJ!
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:40:20.17 ID:nNAylZhpO
ツンデレに愛を!
421/2:2012/10/20(土) 20:40:51.99 ID:QoUmIC8i0
ハロウィンでさ

俺は例年通りツンデレとお菓子祭りを開催したの

というのも俺達のっぴきならない事情で平日にはお菓子食えない体にされてしまってさ

おおっぴらにお菓子食べていいこの日を楽しみに生きてるの

なのにツンデレ、今年は全然お菓子に手をつけなくてさ

聞けばダイエットの途中だから我慢してるんだって

でもツンデレそんな太ってるようには見えないし、せっかくのお菓子祭り

食べない方が体に毒だろうって俺は自分の食べてるポテチ勧めたの

ならツンデレ、上手いこと言って、とか文句垂れながらもポテチ食べてくれて俺は一安心

だけど油断してたらツンデレお菓子見つめてモジモジしだすからさ

手が止まる度に、ツンデレが如何に可愛いか、今のままでどれだけ可愛いか、説いてお菓子うながすの

一口食べては、可愛いよ、二口食べれば、とっても可愛い、最後には身振り手振り加えて可愛さ伝えてさ

そうしてお菓子祭りも無事終わったんだけど、一日で一生分の可愛い言った感じでさ

おかしいぞ、なんか本当にツンデレの事が可愛く見えてきたんだけど、って話
432/2:2012/10/20(土) 20:42:18.09 ID:QoUmIC8i0
ハロウィンでさ

私は例年通りアイツのお菓子祭りに参加したの

というのも私達ガキの頃家中のお菓子食い散らかして叱られた事があってさ

今では何か行事がないとお菓子食べたらダメって事になってるの

だけどそん時ちょっとダイエット中でさ、食べる量制限してたの

したらアイツ、私がお菓子に手をつけないの不思議に思ったみたいでさ

理由話したら、食べない方が体に悪いよ、って無責任な物言いで

痩せてるからダイエットする必要ないってアイツ自分の食べてたポテチ差し出してきたの

そんなおだてに私も乗っかっちゃって一枚だけ頂いてね、これがまた空きっ腹に効くの

だけど私軽い女じゃないから、その一枚で我慢しようとしたの

なのにアイツ、お前は可愛いから大丈夫、食べてる姿のが可愛い、って違うお菓子オススメしてきてさ

しまいにはお腹つまんでは、可愛いよ、ほっぺに手を添えては、可愛すぎるだろ、って褒め殺しでね

そうして散々お菓子食べさせられたんだけど、一日で一生分の可愛い言われた感じでさ

ヤダ、なんかアイツの事思うと胸がドキドキするようになったんだけど、って話
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:44:05.03 ID:nNAylZhpO
貴殿の文章はいつ見ても素晴らしい……!!!
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:52:35.36 ID:nNAylZhpO
にゅん
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 20:57:59.60 ID:MRn0jZ0b0
GJな妄想が大量に投下されててヘヴン状態だぜー
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:06:18.64 ID:nNAylZhpO
ツン・デレ
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:13:22.89 ID:MRn0jZ0b0
みこちんのおみ脚ぺろぺろすりすりぺろぺろ 
http://tunder.ktkr.net/up/log/tun2644.jpg
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:18:41.55 ID:l3ULIL5P0
風呂から上がったらGJ増えてたwwww
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:23:30.53 ID:nNAylZhpO
黒ストオォォォォォ!!

ふぅ
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:30:31.44 ID:MRn0jZ0b0
ふにふにふー
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:31:03.93 ID:l3ULIL5P0
お題
つ・遅刻しそうで慌てているツンデレ
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:40:17.95 ID:u8wy1mgE0
いちおつ
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:46:26.43 ID:mRCMbnyf0
友ちゃん、ボクのセーター持ってどうしたの。寒いの?
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:48:28.70 ID:nNAylZhpO
さ、寒くなんかないわよ
あんたのこの汚いセーター、ちょっと洗濯してあげようと思っただけよ!
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/10/20(土) 21:54:44.06 ID:nNAylZhpO
・ツンデレの物真似をしてみたら
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
>>39
委員長かわえええええええ
続きは!続きはないんですかね!?

>>42
相変わらずいい雰囲気だな
GJ!!

>>48
これはペロペロせざるを得ない!エロい!