妹「えへ、今日はじゃがいものお味噌汁だよ」 兄「…」

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は？よ

妹がジャガイモ味噌汁好きな家庭なら兄も食えるだろ

>>1
そう言うお前はどうなんだ？お？お？

兄「ごめんな、兄ちゃんが仕事決まらないからお金無くてじゃがいもぐらいしか買えなくて……」

妹「う、ううん！お兄ちゃんが謝ることないよ！それに私、じゃがいものお味噌汁だーい好き！」

兄「妹……」

妹「ほら、早く食べよう？冷めちゃうよ」

兄「ああ、そうだな……食べよう」

二人「「いただきまーす」」

兄(ご飯にじゃがいもの味噌汁だけの食卓……)

妹「えへへ、おいしいねお兄ちゃん」


兄(早く……早く仕事決めないと……)

じゃがいもありゃ十分だな。家なんて具なしだぞ

庭でにらとみょうが育てようず
あいつら雑草みたいににょきにょき伸びてくるで

兄「母さんからもらったこの就職情報誌」

兄「なんかいい仕事ないかな。できれば高収入の……」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

兄「おっ、これは……？」

治験参加者募集
条件：健康な若い方
期間：一週間程度
報酬：100,000円＋α

兄「……100,000円」ｺﾞｸﾘ

兄「よし、これに連絡してみるか」

やべぇよやべぇよ…

うわあああ

兄「……というわけで、俺は一週間ほど留守にする」

妹「……うん」

兄「その間、お前一人だけど……家事は出来るし、大丈夫だな？」

妹「…………うん」

兄「あ、あとこれ……前金でもらってきた。五万あれば一週間暮らせるだろ」

妹「………………」ｷﾞｭｯ

兄「妹？」

妹「寂しく…なっちゃうね」

兄「……仕方ないだろ。仕事なんだ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

兄「それじゃ行ってくる。帰ってきたら、またじゃがいもの味噌汁を飲ませてくれよ」

妹「……うんっ、行ってらっしゃい！」

妹「あれからもう一週間…今日でお兄ちゃんが帰ってくる」

妹「今日は奮発してごちそう作っちゃった！このために一週間、お金使わないようにいっぱい節約したもんね」

妹「……流石に二日で一食はつらかったけど」ｴﾍﾍ

妹「でも、お兄ちゃんが喜んでくれるならこれくらい平気だもんね」

妹「……そろそろお兄ちゃんが帰ってくる時間……お味噌汁あっためておかなきゃ」

兄「ただいま…」

妹「！おかえりなさい！」

兄「ああ、ただいま」

妹「あのね、今日はごちそういーっぱい作ったんだよ！じゃがいものお味噌汁も……」

兄「わるいな、ちょっとたべるきがしなくてな……ああこれ、のこりのおかねだ」

妹「お、お兄ちゃん……？」

兄「ごめんな、ちょっと…ねかせてくれ。すごく…つかれてな…」

妹「う、うん。今お布団しくね」

兄「ああ」

この妹を抱き締めて頭を撫でながら奥に思いっ切り中出ししたい
嬉しそうな顔を見てまたキスしてぎゅっとしながら突きまくってあげたい

どうやら見た目は変化ないのか

その日から、お兄ちゃんは眠り続けています。

時々お医者の人が来て、お兄ちゃんの体を調べてお金を置いていきます。

昔に比べたら生活はすごく楽になりました。

でも。

お兄ちゃんは、眠ったままです。

妹「お兄ちゃん、ご飯できたよ」

兄「…」

妹「お兄ちゃんがいつ起きてもいいように、毎日作ってるからね」

兄「…」

妹「えへ、今日はじゃがいものお味噌汁だよ」

兄「…」

妹「それじゃ……いただきます！」

終わり
どうしてこうなった…

てっきりロボットにされるのかと

うわあああああああん！！！なんでだよ！なんでだよお！