ようせつ！

律「なぁ、溶接って知ってるか？」

唯「鉄をくっつけてるアレでしょ？」

律「まぁ、そうなんだがこれが結構奥深いのよ」

梓「テレビで前少し見たことあります」

澪「なんでいきなりそんなのに興味持ち出したんだ？」

よっしゃこい！

アーク溶接メッチャビビってたわ俺

ロウ付けしかやったこと無い

律「YOUTUBEで何となくいろんな動画見てたら少しはまってな」

澪「律はやっぱり変わってるな」

律「そうか〜？」

紬「溶接に興味もつなんて男らしいわりっちゃん」

梓「本当は男なんじゃないですか？」

律「あ〜ず〜さ〜っ」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

梓「ほんの冗談です」

父ちゃんが溶接工だわ

律「とりあえずアーク溶接が昔からあるらしいな」

唯「そのアークって言うのだけなの？」

律「ガス溶接も昔からあるがあまり一般的じゃないな
　　主に鉄を切るだけだし」

梓「映画とかで見たことあります」

律「でもガス溶接は海外では一般的なんだぞ」

澪「結構しってるな律」
　
律「嵌ってから調べたりしたからな」

梓「部活もそれぐらい真面目にやってください」

間違ってるとこもあるかもしれないのでご了承を

紬「他にどんな溶接があるのか気になるわ」

律「言い方はいろいろ違ってくるが
　　アーク溶接・半自動溶接・ガス溶接・レーザー溶接・スポット溶接・TIG溶接
　　と様々な溶接方法があるんだ」

唯「へぇ〜、たくさんあるんだね」

律「今回は伝統的なアーク溶接を勉強するぞ」

澪「部活しろよ」

梓「まぁ少し気になってきましたね」

律「だろ！？」

澪「梓まで
　　まぁいいか」

律「これが分りやすい溶接の解説図だ
　　http://www.dotup.org/uploda/www.dotup.org3249839.gif」

唯「よくわからないよ」

律「口で説明するのは難しいが簡潔に言うと
　　鉄板どうしのつなぎ目の上をこのアーク棒っていうので走って
　　溶かしてくっつけるんだ」

唯「ただ上をなぞっていけばいいんだね」

梓「実際やると絶対難しいパターンですよ唯先輩」

律「梓の言うとうりだぞ
　　鉄板とアーク棒の隙間を2〜3ｍｍ程度で保ってなきゃダメだし
　　くっつけてやろうと思ったら鉄板にくっついてできなくなる」

とろてつ！

唯「むずかしそう」

律「まだあるぞ
　　走るスピードも大事だが適正電流ってのもある」

紬「適正電流？」

律「適当な電気じゃダメなんだ
　　弱すぎてもダメだし強すぎてもダメなんだ」

澪「面倒だな」

律「これをしっかりしないと弱かったらまたとってやり直したりもできるが
　　強すぎると泣く羽目になる」

梓「大変そうですね」

>>11
パクリはダメだと思って

>>10
なぜかその画像を保存した

律「とりあえず今度は動画見てみるぞ
　　http://www.youtube.com/watch?v=qIuiLewaw4s
　　まぁ、見にくいかも知れんが見てくれ」

梓「眩しいです」

澪「火花が自分の方に飛んできてるのによくやるな」

唯「ほえ〜」

紬「熱そうだわ」

律「鉄が溶ける温度が1000以上ってなってるから熱いだろうな」

澪「ひっ！
　　絶対やりたくない」

因みに溶接やってる人は表彰されてるのでぐぐれば分っちゃいます
その中の誰とは言えませんが

大会とかあんのかよ・・・
時間とかで競ってるのか？まぁそこらへんはりっちゃんが教えてくれるか

律「私の知り合いでやってる人がいるんだけど
　　夏で暑いから革手と作業服は半袖っていう服装でやってるらしい
　　腕が異常に真っ赤だった」

梓「馬鹿じゃないですか
　　その人」

澪「いくら暑くても信じられないな」

律「学科はこれぐらいにして
　　実際に見学してやりに行こう！」

紬「楽しみだわ〜」

唯「憂も呼んでいい？」

律「いいぞ」

澪「ちょっと待て私は嫌だからなそんなとこ」

律「澪も張り切ってるな」

>>17
後で少し出すつもりです
出来れば

俺以外にもＲＯＭってる人間居ると思うから続けてくれ

梓「あきらめた方がいいですよ」

澪「はぁ〜」

〜移動中〜

律「着いたぞ
　　ここで教えてくれるってさ」

澪「休日なのにいいのか？」

律「たまに知らないおっさんとか来るらしいしいいんじゃないか？」

梓「それはダメでしょ」

唯「楽しみだねムギちゃん」

紬「そうね」

律「ほら二人を見習えよ」

>>20
頑張ります

とろける軽音部

律「あの人だ
　　すいませ〜ん」

男「あありっちゃん
　　暑い中よくきてくれたね」

律「今日はよろしくお願いします」

男「いいよいいよ可愛い女の子たちが溶接に興味もってるなんて
　　嬉しいよ」

律「へへ、どうも」

梓「先輩も入ってるんですか？」

律「入ってるだろ」

男「え〜と皆で5人だね」

唯「もうすぐ妹も来ます
　　あ、憂こっち〜」

憂「こんにちは
　　いきなりお邪魔してすいません」

男「いいよ」

男「じゃあ、さっそく始めようか
　　とりあえずこの作業服に着替えてきて」

律「分りました」

〜着替え中〜

唯「着たよ〜」

男「じゃあ、さっそく始めようか　
　　注意するところはね絶対この面を通して溶接してるとこ見てね
　　ムスカ状態になるから」

梓「気を付けます」

この時期は熱中症に注意が要るな

男「このホルダーにアーク棒を挟んで
　　このとき向きを間違えないようにね細いほうを挟んで」

紬「こうね」

男「スタートする時はマッチを擦る時をイメージするといいよ」

律「よーしそれっ」ｼﾞｼﾞｼﾞｯ

唯「私も」ﾌﾞｰﾝ

男「くっついたらホルダーから棒を離してから鉄板と棒を外してね」

唯「難しい」

梓「・・・」ｼﾞｼﾞｰ

澪「梓うまいな　
　　一回目から出来てる」

律「なんでいきなり出来てるんだよ
　　澪はやらないのか？」

澪「私はちょっと」

律「ヘたれだな〜」

澪「うっさい」

憂「私も梓ちゃんに負けないよ」ｼﾞｼﾞｰ

紬「憂ちゃんも上手ね」

唯「憂に負けないぞ」

実際にやれるもんなの？免許というか資格というかいるんじゃ？

〜一時間後〜

男「みんな結構出来るようになったね」

律「まーな」

男「梓ちゃんと憂ちゃんはもう製品作ってもいいレベルだな
　　そのビードだと」

梓「そうですか？」

唯「あずにゃん上手いな〜」

男「じゃあ今度はこの棒使ってみようか」

憂「棒にも種類があるんですか？」

男「うんあるよ
　　今のはスタートもやりやすく溶接しやすい棒なんだ
　　これは低水素系でスタートも難しいんだ」

律「難しいんだったらこっちの簡単な方だけでいいんじゃないの」

男「低水素は溶接の強度が全然違うんだよ
　　だから大会とかやってる人はこれを使ってるね」

>>29
誰でも出来ますよ
一応資格とかもあるけどなくてもおｋ

>>31
そうなのか
知らんかった

憂「大会とかあるんだ
　　ちょっと出てみたい」

唯「憂乗り気だね〜」

男「この棒で練習したら特別に大会のピースの練習してみようか」

憂「お願いします」

〜練習中〜

律「マジでさっきのより難しいな」

紬「本当ね
　　全然違うわ」

男「でも、コツは同じだからね」

梓「確かに難しいです」

憂「・・・」ｼﾞｼﾞｰ

澪「さっきから憂ちゃん上手だな」

梓「くやしいです」

男「ホントにすごいな
　　才能あるよ」

憂「そんな事ないですよ」

律「憂ちゃんは何でもできるな〜」

唯「私だって」ﾌﾝｽ

〜練習中〜

男「みんな慣れてきたね」

律「なんとか　　
　　でも憂ちゃんみたいには」

梓「皆の名前とか書いちゃってますもんね」

男「はは・・・」

>>15の動画は手で棒持ってるけどそれで出来るの？
俺が昔やった時はでっかい洗濯バサミみたいの使ったけど

けいおんdisりにきたらスレタイ詐欺でござる
思わず読んでしまったでござる

男「大会の溶接やってみるから見ててね
　　http://www.youtube.com/watch?v=eo40CR2LQRI」

憂「一回で完成させるんですね」

男「そうなんだよ
　　今は表と裏両方にビードを作らなきゃいけないから難しいんだよね」

律「一回でか〜」

男「ものはためしって事でやってみて
　　人によって電流も違うけど83で合わせてあるから」

〜頑張ってる〜

唯「難しいよ〜
　　途中で向こうにずぼって抜けちゃう」

律「私もだ」

梓「私もです
　　抜けないようにやったらプールがついてこずにつかないです」

男「そこをスビード調整や角度などで最後までやるんだよ」

憂「なんとか最後まで出来ました」

唯「え〜〜」

>>35
むしろこうしないと出来ないかも
短くなってくるとブルースリーの物まねしてまうが

ビードって何？って質問がでてないって事は軽音部の5人はわかってるのか

男「見せて」

憂「どうぞ」

男「表側はほぼ完璧だね　
　　裏はツラ位置だけどこれだけ出来れば文句ないよ」

澪「流石」

憂「大会で優勝出来るぐらいにしたいです」

律「本当に出る気なのか」

〜それから壮絶な練習が始まった〜

男「ピースの加工時間も制限あるからね
　　当然、本付けの時間も」

憂「分りました」

>>39
細かく書くと大変なのでところどころ端折ってます

〜本番当日〜

憂「頑張るよ」

皆「頑張れ〜」

憂「開先は薄板が1.5中板も1.5だね
　　黒革も砥石で取らないと」

審査員「では加工やめてください」

憂「なんとか終わったよ
　　次は溶接だね」

審査員「では今から40分です」

憂「最初は薄板からやろう」ｼﾞｼﾞｰ

憂「・・・」ｼﾞｼﾞｰ

憂「なんとか練習通りに出来たよ」

学校で女の子がアーク溶接の話してるアニメといえばツインエンジェル

憂「次は中板だね　
　　一層目が98で二層目が140で最終層が130だね」

〜大会終了〜

唯「どうだった？」

憂「ばっちりだよお姉ちゃん」

律「結果が楽しみだな」

澪「そうだな」

〜結果発表〜

男「おめでとう
　　なんと総合で1位だよ」

梓「一位ですか！？
　　確か全国大会に行くんですよね？」

唯「さっすが憂」

憂「全国でも優勝頑張るね」

〜こうして溶接少女が誕生したのであった〜

おわり

何か質問があればどうぞ
答えれる限り答えます

仮に全国優勝したらなんかあんの？
賞金でも就職に有利とかでも

簡単にいえば
色んな会社から教えてくれって言われてお金ガッポガッポ
ぼったくれる

やっぱ技術があるっていいことなんだな