マミ「QB、魔法少女希望者連れてきたわ」東原亜希「よろしく」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
QB「」
マミ「東原さんは、私の大好きなアーティストを自分のブログに紹介してくれてね。私うれしくて、ブログにコメントしちゃって」
マミ「そしたら、東原さん親切にも、すぐお返事返してくれて、それがきっかけでお付き合いするようになったの。そのアーティストさんは、不幸にも次の日に、車にはねられちゃったけど、東原さんとっても綺麗で、優しくて親切な人。私大好きなの」
東原「うふふ、綺麗だなんてお上手。QB君、マミさんにはいつもお世話になってます」ペコリ
QB「」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:47:52.36 ID:ZR74hw+p0
マミ「いやだ、東原さん、私よりずっと年上なのに、お世話だなんて。私の方が頼ってばっかりなのに」
東原「なに言ってるの。まだ、中三なのに、いろんなこと背負って戦ってるんでしょ?」
東原「十四、五の女の子に体はらせて、大人が、その後ろであぐらかいているわけにはいかないわ。QB君、マミさんから魔法少女のこと聞いてね、私いてもたってもいられなくなったの。お願い、私にも戦わせて」
QB「」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:49:37.28 ID:7Ey9ovD60
まどか以上に因果溜まってるだろこい・・・東原さんは
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:50:03.34 ID:pt8M0eiR0
東原伝説コピペ↓
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:50:19.37 ID:ZR74hw+p0
マミ「QB?」
東原「どうしたのかしら? マミさん、あなたのマスコットさん、目まで真っ白になってるわ」
QB「」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:51:13.45 ID:yhRGcZif0
QBが泣いて謝るレベル
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:52:12.81 ID:ZR74hw+p0
マミ「QB!!!」
QB「はっ」
マミ「もう、なにぼーとしてるの」
QB「ごめんよ。マミ、あんまりといえばあんまりなプレイボールホームランに僕も、つい気が遠くなってしまって……」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:54:07.59 ID:ZR74hw+p0
QB(これは、まずいことになった。産まれながらに、無数の因果律をたばね、魔女でもないのに、魔女以上ののろいと絶望をまきちらす謎の存在)
QB(僕たちの知識でも、決して解明できぬ底知れぬ虚無、東原亜希。決して、関わってはならぬと本部からも言われている人をよりもよって連れてくるとは……)
東原「うふふ」
マミ「すみません。この子、たまに抜けてるところがあるんです」
東原「ううん、貴方のいうとおり、面白い子ね。QB君って」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:55:35.37 ID:yg/b1SsY0
さようならべえさん
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:56:43.30 ID:ZR74hw+p0
QB(どうしたらいい? どうしたらいいんだって、そもそもこの人なぜナチュラルに僕の姿が見えてるんだ? 背景も、いつの間にかイヌカレーになってるし)
マミ「でね、QB、もう東原さん願いごと考えてきてるらしいの。鹿目さんや美樹さんだったら、もっとよく考えてというところだけど、もう立派な成熟した女性が考え抜いてきたことですもの。私からは何もいえないわ」
東原「そうなの、QB君。願い聞いてくれるわよね」
東原「そして、私も、マミさんたちと、みたきはらの街のため、日本のため、ひいてはせか…… QB「ギュっプイ、ギュっプイ、ギュップイ、ギュップイィィイィィ」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:57:15.63 ID:piPzRmhYO
その性質は絶望
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:57:43.24 ID:cPEONmOjO
よくあの方の名前をフルネームで書けるな
つまんね
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:58:17.95 ID:ZR74hw+p0
東原「きゃぁ」
マミ「びっくりした。どうしたの、テレパシーで大きな声出して」
QB(ハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァハァ)
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/16(月) 23:59:02.97 ID:NtgHWScH0
東京電力の
原子力発電所は
亜細亜の
希望
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:00:27.41 ID:OzQniPwR0
ブログに魔女のこと書いたら魔女全滅するんじゃね?
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:00:52.07 ID:QRghtq6h0
マミ「東原さんごめんなさい」
東原「いえ、気にしないで、すこし驚いただけだから」
マミ「この子、たまに難しい子になるんです。QB、貴方。今のは勘弁できないわ」パシ
QB「マミ、その空気抵抗を減らすため穴を開けた卓球ラケット……ひょっとして」
マミ「ええ、貴方の考えているとおりよ。さぁ、お尻を出しなさい」ゴゴゴゴゴゴゴ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:02:43.11 ID:GQ+xRpyN0
…………
QB「ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ、ギュップイ」
東原「おお、よしよし。ほら背中とんとんしてあげるわ。とんとん、とんとん。だから、QB君、はやく泣きやんで」
マミ「東原さん、そんなに甘やかさないでください。この子すぐ調子に乗るんで」
QB「な、ないてないよ。僕は、か、感情がないからね。これは、インキュベーターのオイルが漏れ、漏れてるだけなの」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:04:05.34 ID:7R9zSeVA0
マミ「また、そんな強がり言って」ラケットフリアゲ
QB「ひぃ、うわぁぁぁぁあぁぁん」
東原「あぁ、もう。ほら、よしよし。マミさん、駄目よ。女の子がパシパシ男の子を叩いては。QB君だって年頃だもの、ちょっとやんちゃしたかっただけなのよ」
マミ「そうですかぁ。QB、東原さんに免じて、今日は許してあげるわ」
東原「ほら、QB君、怖いお姉さんも許してくれたわ。だから、泣き止んでね。お願いよ」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:05:32.60 ID:GQ+xRpyN0
QB「ひっく、ひっく、ひっく、ひっく、ひっく」
東原「さぁ、落ち着いてきたわね。QB君、どうしたらいいか手順分からなかったから、とりあえず、履歴書作って持ってきたわ。目を通してもらえる?」
QB「ひん、ひっく、ふぁい」
QB(お尻痛い。腫れあがって、アメリカの少年院で言うところのテールライトになっちゃってるよ)
QB(でも、それは、それとして、なんとか、断らないと。この人が魔女になったら、なにが起きてもおかしくない。イデオンのラストよりひどいことになっちゃうよ)
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:07:03.17 ID:ZR74hw+p0
QB「ええと、1982年11月11日、ポッキーの日にお生まれ。29歳ということで間違いないですね」
東原「はい」
QB「もうしわけないのですが、魔法少女は第二次性徴期の少女が候補でして。29歳というのは募集規約外なんです。今回はご縁がなかったということで」
マミ「ちょっと、待って。QB。それは理屈にあわないわ」
QB「え、ど、どうして?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:07:49.03 ID:aeLoZK/A0
普段絶望振りまいてるんだから魔女化したら希望を振りまくようになりそう
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:08:06.49 ID:GQ+xRpyN0
マミ「あなた前クレオパトラも卑弥呼も魔法少女だったって言ってたわね。卑弥呼は中国の史書では年齢長大って言われて、推定では60歳前後で死んだはずだわ」
マミ「クレオパトラの方は、もっとはっきりしてて、アウグスティヌスとの戦いに敗れて自殺したときは、39歳。東原さんより、ずっとずっと年上よ」
QB(ドキッ)
マミ「ということは、適正さえあれば、実は年齢の制限ってゆるいのよね。そうでしょ、QB?」
QB「う、うん。まぁ」
QB(あの二人は鉄板のスイーツ脳の上、国の支配者だったから、ストレス溜め込まず、ソウルジェムも全然濁らなかったんだよね。そういえば、性格マミに似てたかも)
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:09:04.83 ID:F/LjQHbB0
きゅっぷい
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:09:30.62 ID:GQ+xRpyN0
マミ「なら、年齢は理由にならないはずよ。そして、適正は私から見ても分かる。東原さんは、かなめさんに勝るとも劣らない、恐ろしい力を秘めているわ」
QB「……」(多分、まどかどころじゃない。その数百倍の因果を秘めているよ)
マミ「どうしたの、黙り込んで。あなたまさか、30歳過ぎたら羊水が腐るとか、どこかの草履みたいな顔したエロ歌姫のようなこと言うんじゃないでしょうね?」
マミ「年齢差別する男の子は女の子からもてないぞ。根性たたきなおしてあげましょうか?」ラケットフリアゲ
QB「ひぃっ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:11:06.01 ID:GQ+xRpyN0
東原「まぁまぁ、マミさん。落ち着いて。私だって、なにも今日話全部決めようなんて思ってきたわけじゃないのよ。今回は履歴書を受け取ってもらったということで十分」
マミ「私のマスコットに優しくしてくれるのはうれしいですけど、あんまり甘やかしても、この子のためになりませんから」
東原「ふふふ、今日は、マミさんの大事なお友達を紹介してくれたってことだけでも、私とてもうれしいの」
東原「私のせいで、仲良しの二人にいさかいのたねを巻いても、なんだし。今日はお暇するね。あと、これ、順番逆になっちゃったけど、千疋屋のメロンと桃。仲直りしてから食べてね」
マミ「わぁ、こんな高いもの。ありがとうございます。QB、あなたもお礼言いなさい」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:12:33.39 ID:GQ+xRpyN0
QB「ありがとう。あき」
マミ「あきじゃないでしょ。あきさん」
東原「うふふ、いいのよ。旦那以外で男の子から名前呼び捨てにされたの久しぶり。おばさん、ドキドキしちゃったな」
マミ「あは、QB、東原さんが優しい人で助かったわね。それじゃ、マンションの出口までお見送りします。QB、あなたも来なさい」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:13:45.63 ID:GQ+xRpyN0
QB「はぁい」(…悪い子じゃないみたいだな)
東原「そんな出口までなんて悪いわよ。玄関までで十分。はい、ここで。じゃぁね、マミさん」
マミ「はい、また来てください」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:15:21.75 ID:GQ+xRpyN0
東原「ええ、そうさせてもらうわ。QB君」
QB「うん」
東原「またね、男の子」ウィンク
QB(ドキッ!)「うん、ま、また」
つまんね
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:18:27.09 ID:GQ+xRpyN0
<一週間後>
テクテクテクテクテク
QB「千疋屋の果物美味しかったな。それに、あきとてもやさしかった。僕たちのテクノロジーでも解けないのろいの持ち主とは思えないくらい」
QB「……」
QB「また、抱っこしてくれないかなぁ」
東原「あれ、QB君」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:19:53.67 ID:GQ+xRpyN0
QB「わっ、びっくりした」
東原「こんなところで出会うなんて奇遇ね。パトロール?」
QB「ま、まぁ、そんなところかな。あきは何してるの?」
東原「郵便局の帰りよ。スコットランドの旦那に、仕送り送ってたの。栄養つけてもらわないとね」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:22:09.87 ID:GQ+xRpyN0
QB「そうだったんだ」(そうか、元柔道の金メダリストと結婚してたな)
東原「QB君は、こっちの方に行くの?」
QB「うん、そうだよ」
東原、「じゃぁ、私もそっちへ寄り道しようっと。最近行ってないカフェがあるのよ。そろそろ顔出ししようと思ってたから、いい機会だわ」
QB「えっ」
東原「デートの申込みよ。いいでしょ?」
QB「うん」(デ、デート/////)
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:22:49.58 ID:OzQniPwR0
実際三十路手前であの魔法少女衣装はどうなのよ
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:24:02.84 ID:GQ+xRpyN0
まどか「あれ、あそこにいるの淫獣じゃない?」
さやか「えっ、どれどれ。ほんとだぁ。しかも、すごい美人さんの肩に乗ってるじゃない」
まどか「まじで淫獣だったんだね。けがらわしい」
さやか「マミサンという素敵な人がいながら、浮気か、浮気なのかぁ。許せーん。まどか、行くよ」
まどか「うん、今日こそは、ミンチにして、薩摩あげにしてやるよ。そして黒霧島のつまみにしてやる」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:24:54.83 ID:Wi1SIM0m0
このスレどこに向かってんだよ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:25:42.67 ID:GQ+xRpyN0
まどさや「こらー淫獣!!!」
東原「あら、QB君、女の子が二人こちらに走ってくるわ」
QB「うん、誰かな。どうやら頭のおかしい子達みたいだね。目をあわせないようにして」(あいつら……)
さやか「こらっ、QB」
まどか「ウェヒヒ、現場をおさえたよ。クソ淫獣め」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:26:58.77 ID:OzQniPwR0
いきなりまどさやのキャラ崩れすぎだろwww
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:27:21.26 ID:GQ+xRpyN0
東原「QB君、この子達あなたのこと知ってるみたいよ。お友達なんでしょ?」
QB「知らんふりして、知らんふり。街でも有名な厄介者なんだよ」
さやか「なんだとーってすみません。うちのけだものが御迷惑かけて。あんまり気を許さないほうがいいですよ、こいつ」
まどか「エルフソフトも真っ青の鬼畜野郎なんで。女の子連れ込んだ次の日、ベッドが縦に立ってましたから。ウェヒヒ。おい淫獣。あれは何をしてたんだよ。女の子、泣いてたじゃないか」
QB「虚実とりまぜてならともかく、純度100%の嘘つかないでよ……」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:28:45.76 ID:GQ+xRpyN0
東原「ふふ、面白い子達ね。ん? ひょっとして貴方達マミさんが言ってた魔法少女候補の子達じゃないの?」
さやか「えっ、マミさんのこと知ってるんですか?」
東原「えぇ、お友達付き合いしてもらってるの。東原あきって言います」
まどか「あのぼっちに」
QB「まどか、きみねぇ。仮にも先輩なんだからね」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:29:02.89 ID:aeLoZK/A0
厨房が焼酎飲んでんじゃねえよwww
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:29:58.22 ID:GQ+xRpyN0
東原「マミさんが言ってた通り、元気一杯の子達みたいねぇ。ちょっと待ってね。名前当てて見せるから。はい、青い髪のショートカット、活発で元気がうりのキュートな子、貴方が美樹さやかちゃんね」
さやか「わっ、あたった。キュートだなんて、さやかちゃんてれるなぁ」
東原「うふふ、次は貴方。ピンクの髪に赤いリボンのツインテール。瞳はいつも夢見てて、見知らぬ宇宙を映してる。貴方がかなめまどかさんね」
まどか「あたったぁ。絶世の美少女なんて照れるナァ」
QB「ほんとおめでたい耳だよね、まどかは」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:31:38.33 ID:GQ+xRpyN0
東原「マミさんはいっつも貴方達の話してるのよ」
さやか「えっマミさんが、なんだか、うれしいナァ」
まどか「まぁ、友達の話をすると、必然的に私達の話になるんだけどね」
QB「僕に感情があったらぶんなぐってるところだよ、まどか」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:32:56.88 ID:GQ+xRpyN0
東原「これからQB君と、カフェに行くのだけど、よかったら、貴方達も来ないかしら。私も魔法少女になりたくてね。旦那以来、数年振りに、男の子を口説いてるところなの」
まどさや「はぁい、行きます、行きます」
QB(チェッ、二人っきりがよかったナァ)
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:33:01.68 ID:zcxjY5y/0
これ本人のblogのコメントに投下したら本人きたりしてw
なんてまさかなwww
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:34:42.67 ID:GQ+xRpyN0
さやか「でね、きょうすけがさぁ」
まどか「もう、さやかちゃんったら、東原さんに上城くんの話したって分からないじゃん。さっきから、そればっかり」
東原「ううん、かまわないのよ。とっても楽しいわ。やっぱり真剣に恋する人の話っていいわね」
さやか「もう、そんなんじゃないですってば////」
さやまど東「キャッキャッキャッキャッ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:35:23.94 ID:GQ+xRpyN0
QB(見事に場の中心になってる。さすがに年の甲。場持ちする人だ。自分から話題を提供したり、人の話題を引き出したり、こういうテクニックがマミには欠けてるんだよなぁ)
東原「じゃぁ、二人とも、まだ願いごときまってないのね。私と同じ魔法少女候補のままなんだ」
まどか「はい、まどかちゃんは完璧美少女すぎて、もう望むことなんてないんです。幸せボケすぎてこまった、こまった。ウェヒヒ」
東原「さやかちゃんは」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:36:33.18 ID:GQ+xRpyN0
さやか「えっと、私はさっきはなした幼馴染の恭介の腕を出来たら直してあげたいなって。ほんと、バイオリンの天才だったやつなんです。それなのに、事故で右腕が動かなくなって。すごい落ち込んでて、私見ていられない」
東原「……」
さやか「わっ、いつの間にか、もう一時間もいたんだ。楽しくて気づかなかった。今日もお見舞いに行く約束してるんで行ってきます」
東原「ちょっと待って。さやかちゃん」
さやか「えっ、なんですか?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:38:15.71 ID:GQ+xRpyN0
東原「さやかちゃんののろけ話のお返しに、私ものろけさせてもらっていいかしら?」
さやか「あっ、はい、まだ面会の時間ありますから、全然」
東原「ふふ、ありがとう。私の旦那も天才といわれた柔道選手なの。中学の頃から、将来を嘱望されて、日本代表の強化選手だったわ。ほとんど何の障害もなく、オリンピックまで進んで、金メダルも果物籠の果物みたいに取ってっていう人だった」
さやか「すごーい」
まどか「玉の輿、玉の輿、ウェヒヒ」
QB「まどか、お前、ほんと少し黙れ」
※今更ですが、本スレッドは、この世のありとあらゆる実在の人物とは関係のないフィクションです
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:40:23.35 ID:GQ+xRpyN0
東原「私が彼と出会ったのは、二度目の出場になるオリンピックの前でね。そのときも、金メダル獲得は当たり前というのが世間の評判だったわ。だから、私も凄い堂々とした人なんだろうなぁって、会う前は思ってた。でもね、実際に会ってみると」
さやか「……」
まどか「……」
東原「気弱そうな笑顔浮かべててね。すごく自信なさげだった。大きな体も人里に迷い込んで途方にくれた熊さんみたいだったわ。私、その姿見て、胸が一杯になって守ってあげたいと思うようになったの」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:42:55.91 ID:GQ+xRpyN0
東原「婚約したのは、オリンピックの始まる直前。そして、そのオリンピックで彼は一つもメダルは取れなかった。私は、世間から、さげまんとか魔女とか罵られたわ」
東原「内助の功が足りなかったんだって。でも、私平気だった。なぜって、試合に負けて、畳の上に仰向けになった彼の顔とてもすっきりしていたんですもの」
東原「私、その顔見て思ったの。あぁ、彼にとって、天才っていうのは十字架だったんだなぁって。そして、中学、ううん、その前小学校のときから、架せられ続けた重荷を外して、今ようやく自由になれたんだって」
さやか「……」
まどか「……」
QB「……」
滑ってるよ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/17(火) 00:45:37.88 ID:GQ+xRpyN0
東原「さやかちゃん、まどかちゃん。私も実は昔有名なモデルだったのよ。口はばったいけど、背も高くて綺麗だったから」
東原「まぁ、オリンピック金メダルとは比べ物にならないけど、私だってある種の才能を持ってたの」
東原「そして、才能っていうのは、もうある水準を過ぎると、こちらの意志なんかお構いなしに、どんどん持ち主を高みに引っ張り揚げちゃうものなのよ」
東原「そりゃ、上昇していく最中っていうのは気持ちいいわよ。スポーツカーとか飛行機に乗っているみたいなもので、何もしてなくても、どんどん景色が変わって、食べるものも、着るものも高いものになっていく」
東原「愉快でしょうがないときもあったわ。でも、ふっとあるとき、上昇していくとともに、はしごもどんどん外されていってることに気づくのよね」
さやか「……」
まどか「……」
QB「……」(みんな聞き入っちゃってる。あのまどかでさえ)
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
何だか重くなってきちゃったな