夢の中で逢った、ような……
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 08:19:46.59 ID:ZV6ynvJB0
ギルモン?
鹿目まどかは夢の中から目を覚ます。
その夢はとてもリアルでどこまでも現実味のない夢だった。
しかし彼女は何時までも過ぎ去った夢物語に現を抜かしている余裕は無い。
彼女はベットから起き上がると寝巻きのまま1階に下りる
「おはよーパパー」
『おはよう、まどか』
「ママはー?」
いつものやりとりをして夢から覚めない母を起こしに行く。
まどかは毛布を寝ている母から引ったくり強引にたたき起こす
こうしてみると「どちらが母親なのか分からない」
そんな状況に見えなくも無いがまどかは母をどんなときでも心から尊敬している。
彼女は私達のために夜遅くまで仕事をしてクタクタになって帰ってくるのだ。
自分の働いている姿をイメージできないまどかにはそれがとても偉大なことだと思っている
〜洗面所から水の流れる音〜
『最近どうよ?』
「仁美ちゃんがラブレター貰ったって、もう今月で2通目だよ」
母との何気ない会話を交わしてまどかは学校へ行く支度をする。
母から進められたリボンでめかしこみ嬉しい出会いがあることをまじない程度に信じて行ってきますの挨拶をして登校する。
なにこの翻訳もののゲームブックみたいな文
「マドカハワタシノヨメニマルノダー」
『イケマセンワーフタリトモー!』
友人とじゃれ合いながら登校する。
もちろん目の前のことなんて気にしない、だから・・
ドンッ
まどか「いたっ」
キリカ「あ、ごめんなさい」
まどか「いえ、こっちこそごめんなさい」
目の前を歩く人に気づかずぶつかってしまった
これはいけない
キリカ「・・・」
彼女はそれ以上何も言わずに踵を返して歩き始めた
こう言っては何だが、彼女が怖い人でなくて心底安心した。
「目玉焼きとは固焼きですか?半熟ですか?ハイ、中沢君」
中沢『ええ!』
まどか(どっちでもいい)
中沢『どっちでもいいんじゃないかと』
「ハイ通り卵の焼き加減で〜・・・・・では本日は皆さんに転校生を紹介します」
明らかに話す優先順位が違うだろう
そんなことをおもいつつ後ろを振り返っていると見たことの無い黒髪の少女がちょうどこちらの教室に向かって歩いてきた。
ドアのすぐそばで待機していなかったということは彼女は一人でこの教室まで来たのか、先生は彼女をすっぽかして目玉焼きの話をしていたのか、そう思うとその転校生が少し不憫に思えてならなかった
ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」
突然現れた転校生はなんと言うか、とても凄かった。
彼女の希望で保健室まで案内していると良く分からない電波のような話をされ、勉強ではスラスラと問題を解き、体育では県内記録を出して見せた。
クラスでは彼女が席を外しているときは彼女の噂で持ちきりだった。
それは私達も同じことで。
さやかちゃんとCDショップに行くまでずっと私達も彼女の話ばかりしていたほどだ。
『タスケテ・・・』
まどか「え?」
『ボクヲ・・タスケテ』
突然声が聞こえた、声は自分を呼んでいる
誰だろう?でも助けを求められて放っておくことなど誰が出来るだろうか。
さやか「?」
私、美樹さやかは困惑した。
友人である鹿目まどかが落ち着かない様子であたりをフラフラしていたと思ったらそのまま店内から出て行ってしまったからだ。
トイレだろうか、いや彼女とは何度もこの店を訪れているし何回か私もまどかもトイレを利用したことがある。
そして彼女が裏路地に進んでいくのを確認して私はますます困惑した。
さやか「え?いやいや、どこ行くのよあいつ」
別にこのまま病院で入院している別の友人のためにCD物色を続けても良いが、目の前にいた友人にあんな奇行を見せられては付いて行くしかないじゃないか。
さやか「何なのよ・・・これ!?」
・・
・・・私は最初に友人の奇行を見て困惑した。
確かにそう思ったが、今私の頭は最高にパニくっている。
裏路地にこんな広く、暗い空間があったことに、困惑した。
そして今私の目の前には見たことも無い生き物を大事そうに抱えているまどかと何かのコスプレをしたあの転校生が銃を持ってまどかを見下ろしていた。
これ以上に困惑することがこの先あるのだろうか?
そして人は困惑しすぎると思いもよらぬ行動をすることを身をもって知った
さやか「こんのぉー!」
私は近くにあった消火器の安全ピンを引っこ抜いて思いっきり転校生に吹き付けた
さやか「まどか!こっち!」
今日私は何度困惑しただろう
いや、いまだって困惑している。
なぜなら
さやか「あれ?非常口は?どこよここ!?」
私の通った裏路地はこんなにもにぎやかな場所だったろうか?
私の目の前にいる綿毛に髭を生やした生き物は新種の生き物なのか?
そんなことよりハサミが宙を舞っている。怖いじゃないか!危ないじゃないか!
頭の上からジャラリと大きな音を立てて巨大な鎖がいくつも落ちてきた。
ああ、これはいよいよ死んじゃうのかな?
そう自分の運命を諦めたとき
アグモン「ベビーフレイム!」
火の玉が私達の目の前を通り過ぎ綿毛のお化けを焼き払っていく
マミ「危なかったわね、キュウベェを助けてくれたの?、あなた達も美滝原の生徒なの?」
まどかと黄色のコスプレをした女性が何かを話していたがもうこれ以上私には何も理解できない、理解したくない、早く夢から醒めてほしい!
マミ「でも、その前に!」パチンッ
彼女が左手の指を鳴らすと黄色い光が彼女の手を覆っていた
そして片手に持っていた男の子見るようなアニメに出てきそうな玩具に光を近づけ、
アグモン「よし、行こうぜ!マミ!!」
マミ「ええ、デジソウル!フル!チャージ!!」
アグモン「アグモン進化ァー!ライズグレイモン!!」
黄色く、小さな恐竜のようなお化けは一度大きなティラノサウルへと姿を変え、更に左腕を大きなリボルバーに変え大きく機械的な翼を生やした。
もう考えることはやめた、でも何だろう?黄色の女性の姿がとても美しく私には感じられた。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 10:07:49.95 ID:ZV6ynvJB0
メタルグレイモンじゃない
終了
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 10:08:53.49 ID:28HKdx570
メイジテイマー
ライズグレイモン「トライデントリボルバー!」
大きく逞しい恐竜は左腕からいくつもの火球を放ち当たり一面を一掃した
マミ「あれがデ・リーパーね」
しばらくして現れた大きなナメクジのお化けをみて彼女は呟いた
デ・リーパ゚ーと呼ばれたお化けは戦況が悪いと判断し、大急ぎで逃げ出していた
ライズグレイモン「待て!」
マミ「今はいいわ、それよりもQBを助けないと」
彼女は手から光を出してそれをQBと呼ばれる生き物に当てた
QBは何かまどかと話をしていたようだが私はこのときの会話を覚えていない。
覚えていることは自分も含めていわれたQBからのお願いだけだった。
QB「二人にお願いがあるんだ、ボクと契約してテイマーになってよ」
それはとっても嬉しいなって
朝、太陽の日差しを目に染み込ませ、私、鹿目まどかは目を覚ました。
まどか「昨日のことって全部夢だったんじゃ・・・」
QB「夢じゃないよまどか!」
まどか「QB!」
昨日の出来事は夢ではない
そう証明するかのように私の目の前に1っぴきのQBと呼ばれる生き物と
・
・
・
デジタマとデジヴァイスが私の目の前にあった。
さやか「あ、おはよーまどか」
仁美「おはようございます、まどかさん」
チビモン「オハヨー、オハヨー!」
まどか「ウェヒヒ、おはようさやかちゃん、仁美ちゃん」(それにチビモン)
勘違いしてはいけないが、さやかちゃんと私は別にテイマーになったわけでは無い。
QB曰く、「テイマーになるためのお試し期間」だそうだ。
QBから試験品としてデジタマとデジヴァイスを支給され、
デジタマが孵り、デジモンが生まれる。
しかし、正規にQBと契約を結ばない限り、デジモンは成長期と呼ばれる姿以上に進化することは無いらしい。
まどか(昨日のことやっぱり夢じゃなかったんだ)
さやか(うん、私も朝に元気良く部屋を散らかしてくれたチビモンを見てそう思ったよ)
仁美「ツケイルスキナンテナインデスノネー!」
まどか(やっぱり普通の人にはQBもデジモンも見え―あれ?)
QBを通してテレパシーで会話をしていると仁美ちゃんがいきなり走り出した。
いったいどうしたというのだろう?
ドンッ
仁美「痛ッ!」
キリカ「・・・!」
昨日の人と仁美ちゃんがぶつかってしまった。
まどか「あの、ごめんなさい」
キリカ「あのさぁー昨日もそうだけどわざとやってるの!?」
昨日と同じ人なのに随分と人が変わっていた
これはあれだろう、怒っているんだ。
さやか「あの、ごめんなさい、これからは気をつけるんで許してください」
さやかちゃんも険悪な雰囲気を感じ取ってひたすら謝り始めた
この状況ではなんだが彼女の畏まった姿はとても面白く感じる
キリカ「・・・ふーん・・まぁいいけど。」
彼女はさやかちゃんを見ると何かに満足したように踵を返してくれた。
彼女も普段は見れないさやかちゃんの姿に心をよくしてくれたのか?
ほむら「・・・」
まどか「!!」
気がつくと私のよこにほむらちゃんが立っていた。
まどか「ほむら・・ちゃん?」
ほむら「話があるわ、昼休みに屋上に来てちょうだい。」
〜屋上〜
学校の屋上には明美ほむらと美樹さやか、チビモン、そして私、鹿目まどか、隣の建物にはマミさんとアグモンがいる。逆に言えばいまこの空間にいるのは私達4人と2匹しかこの世界にはいない。
これからどれだけ電波チックな話をしても誰も眉をしかめない特別な空間。
さやか「昨日の続きかよ」
ほむら「いいえ、QBがあなた達と接触した以上、私はもうどうでもいいコトよ」
ほむらちゃんも昨日とは別人のように感じられた。冷めた表情から覗ける燃え上がるような瞳が今日の彼女から消えうせていた。
目が死んでいるとはこのことを言うのだろうか?
ほむら「QBと契約すればテイマーになる代わりにどんな願いでも叶えてくれる。あなたには叶えたい願いがあるの?」
さやか「あんたには関係ないだろ」
ほむら「・・鹿目まどか、あなたに昨日言ったこと、覚えてる?」
まどか「え?・・うん」
ほむら「なら、いいわ」
それだけ言うとほむらちゃんは教室に戻っていった。
まるで全てのことがどうでもいいように
テイマーとはQBによって選ばれたデジモンと呼ばれる生き物をパートナーにした便宜上の呼び名で
他にも複数体のデジモンを操り戦略を持って戦う者を「ジェネラル」
デジモンを持たずデ・リーパーと呼ばれる人やデジモンを惑わし殺害する存在を倒す者を「闘士」
デジモンを何らかの手段で捕獲し手駒にする者を「ハンター」
と呼ぶなど、適正により、大きく分別できるらしい。
適正はQBに与えられたデジヴァイスで決まり
さやかちゃんはD−3、マミさんはデジヴァイスICよ呼ばれるデジヴァイスを与えられていた。
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 11:31:42.41 ID:+x8IWNKq0
キリカは見滝原中の生徒というのを忘れそうになるよね
QB「君達がみたあのバケモノはデ・リーパーと呼ばれ人を惑わし自殺に追い込んで殺してしまうんだ」
QB「それを倒すものがテイマーと呼ばれるんだけどテイマーは誰にでもなれるわけじゃない」
QB「君達のように特別な、いわば『選ばれし少女達』だけがテイマーになれるんだ。ボクは君達の才能を見抜いて願い事を叶える、そして覚醒したデジヴァイスを操ってデ・リーパーを倒して欲しいんだ」
マミ「でもテイマーになることはうんぬんかんぬん・・・そしてどうたらこうたら・・・」
テイマーになるためには一度の願いと引き換えに一生戦い続ける宿命を背負わされるらしい
でも、さやかちゃんにはどうしても叶えたい、そのことを天秤にかけるに相応しいか私達はマミさんのデ・リーパー狩りを見学することになった。
マミ「アグモン!リアライズ!!」
アグモン「がぉー!」
マミさんの玩具・・もといデジヴァイスからアグモンと呼ばれるデジモンが現れる。
アグモン「マミー腹減ったー卵焼き喰いてー!」
マミ「これが終わったらね、さ、昨日のデ・リーパーを探して」
アグモンは渋々納得するとくんくんと鼻を利かせ始めた
さやか「なんか昨日とイメージが違いますね。」
マミ「こうみえても凄く頼りになるのよ、何せこの私から生まれたデジタマから生まれたんですもの」
アグモン「こっちだな!」
アグモンは遠く離れた場所に見える潰れた病院を指差し、歩き始めた
〜廃病院の中にある不思議な扉の正面〜
マミ「ここにデ・リーパーがいるのね」
アグモン「ああ、間違いないさやか、まどか!俺を兄貴と思ってどんと構えな!俺が守ってやるぜ!!」
まどか「ウェヒヒ!とっても頼もしいね・・」
さやか「よーし頼りにしてまっせ兄貴!」
チビモン「兄キー兄キー」
さやかちゃんとチビモンは仲良くアグモンの冗談に乗っかっていた。
私のデジタマは何時になったら孵るのだろうか?
QB「君のテイマーとしての素質がデジタマの羽化を妨害しているのかも、でもそれは凄いことだよ、どんなデジモンが生まれるにしてもとんでもなく強力なデジモンに違いないからね・・それに今ここで決めてデジヴァイスを覚醒させれば今すぐにでもデジタマは孵るよ」
マミ「こらQB、そんなに急かさないの、鹿目さん、願い事はしっかりと慎重に考えるべきだわ、遅くても早くてもあなたがデジモンと会えることには変わりないのだから。」
正面の扉が開く、円形の部屋の中央にはナメクジのような不快な生き物が沢山の綿毛のお化けを撒き散らしていた。
これだけ部屋に生き物がいても臭いが一切しないことに逆に不安を覚える。
まるでここが自分の部屋だったような、そんな気分にさせられる。
マミ「じゃあ!とっとと倒して卵焼きを作りましょうねアグモン!」パチン!
アグモン「おっしゃー」
マミ「デジソウル!フル!チャージ!!」
アグモン「アグモン進化!!ライズグレイモン!」
ライズグレイモン「ライジングデストロイヤー!」
ライズグレイモンの先制攻撃が見事にデ・リーパーに直撃する。
さやか「やったー!」
しかし、デ・リーパーから放たれる触手がライズグレイモンを掴み、持ち上げ、壁に叩きつける
まどか「そんな!?」
マミ「大丈夫、敵も昨日は本気を出していなかったようだけど・・まだ私達も本気を出していないから!!」
そう言うなりマミさんは全身を輝かせデジヴァイスをかざす
マミ「デジソウルの消費が激しいから使いたくないんだけど、仕方ないわ」
マミ「デジソウルチャージ!オーバードライブ!!」
ライズグレイモン「ライズグレイモン!究極進化ァー!!」
シャイングレイモン「シャイングレイモン!!」
ライズグレイモンが金色の荒波に包まれ人型の姿となって姿を現す
マミ「終りにしましょう」
シャイングレイモン「分かったぜ!マミ!」
シャイングレイモン・マミ「グロリアス・バースト!!」
シャイングレイモンから放たれた光がデ・ローパーを飲み込み
ドゴンッ!という心臓を叩かれるような衝撃と爆発がデ・リーパーを霧散させた。
マミ「そして、このデ・リーパーから放たれたデータをデジヴァイスが吸収してお仕事と終了っと」
マミさんがくるりと1回転してデジヴァイスを上にかざしデ・リーパーの残骸から放たれた光を集めていた、すると・・・・
ウォーグレイモン「ドラゴンキラァー!!」
シャイングレイモンとは別の大きな人型の恐竜が
マミさんの首を
跳ねた
さやか「マミ・・さん?」
まどか「いやぁーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」
シャイングレイモン「お前!よくもマミをォー!!」
怒りに我を忘れたシャイングレイモンが人型恐竜に突っ込んでいく
キリカ「ウォーグレイモン!ゼヴォーリューション!!」
ウォーグレイモン「ウォークレイモンX進化ー(ゼヴォリューション)!!」
ウォーグレイモンX「ウォーグレイモン−X抗体−」
ウォーグレイモンと呼ばれたデジモンは巨大なカギ爪でシャイングレイモンをあしらい、信じられないスピードで私達を翻弄し始めた。
キリカ「テイマーのいなくなったデジモンは危険だからね、どっち道始末しないと」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 12:32:57.13 ID:PbwRO/IFO
しえん
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 12:34:50.15 ID:2+H+bd6m0
マミさんのデカパイ揉みたい
さやか「アンタ!あの時の!!」
さやかちゃんがウォーグレイモンのテイマーを睨む、それは私達が良く知った顔だった。
まどか「あなたは朝会った・・」
さやか「何なのよアンタ!朝のうさを晴らしに来たの!?文句があるなら直接言に来なよ!」
キリカ「ン―、別に君の事は気にしてないよ、誤ったからね」
キリカ「それに、それは私がテイマー狩りをすることとは特に関係ないしね」
さやか「何言って、テイマーの敵はデ・リーパーだろそれが―」
キリカ「ウォーグレイモン!!」
ウォーグレイモンX「ガイアフォースZERO!!」
両腕のカギ爪から生まれたエネルギーがシャイングレイモンを襲う
シャイングレイモン「ぐわぁああああああああああああああああ!」
織莉子「メタルガルルモン!止めを!」
メタルガルルモンX「コキュートスブレス!!」
メタルガルルモンから放たれた冷気がシャイングレイモンを凍らせ彼の生気を奪っていく
シャイングレイモン「ぉお・・・・ぉぉマ―」
ウォーグレイモンX「ふん!」
凍りつきもろくなったシャイングレイモンはウォーグレイモンのカギ爪に引き裂かれバラバラに砕け散った。
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 12:52:18.00 ID:3EYznySL0
ナメクジといえばナメモンしかでてこない
QB「キリカ!織莉子!君達はなんて事を!」
QBが二人のテイマーを非難した
キリカ「じゃあ、鹿目まどか、キミにも死んでもらうよ」
QBの声など聞こえていない、そんな風に二人は話を進めていく
さやか「何だって!?」
まどか「ひッ!」
QB「二人ともどっちでもいい早く願い事を決めるんだ!!早く!」
こんな状況で何を願えばいいのか、QBに向かって『助けてください』と、そんな願いでも唱えてしまおうか?
ほむら「その必要は無いわ」
キリカ「ン―?キミは?」
織莉子「問題ありません私達の救済の邪魔になるのなら葬り去るのみです」
キリカ「そうだね、急がない、と何せ時間も無限に有限だからね」
二人はデジモンたちに指示を出し目の前のターゲットを切り替えさせた
ほむら「…あなた達の戦いは嫌というほど経験済み、まともに戦い合うつもりなんて無いわ」
ボソボソと独り言を呟いた後彼女は「ファサッ」と自らの髪を優雅に揺らし自身のデジヴァイスを取り出す。
ほむら「ウォーグレイモンX!メタルガルルモンX!」
ほむら「強制デジクロス!!」
オメガモンX「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
ほむらちゃんの掛け声と共に2体のデジモンがくっつき、白い大きなデジモンが突如現れた。
織莉子「な!?オメガモン何故貴方が!!??」
キリコ「待って、様子がおかしい!」
オメガモンX「ウォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!」
オメガモンと呼ばれたデジモンは自我など無いように暴れだし腕の大剣を振り回し、大砲を手当たりしだいの方向に打ち込み始める
織莉子「くっ・・・なぜ?目眩が・・」
ほむら「暁美ほむら!イルミナモン!デジクロス!」
今度はほむらちゃんの可愛らしかった衣装が破け始め裸体となった体から胸囲を覆うように無羽毛が、尻の割れ目に白翼が2枚生え
私とさやかちゃんを掴んで暴れるデジモンを放って逃げ始めた
まどか「ほむらちゃんその格好は///」
正直今の彼女を正視するには自分にとって目の毒過ぎる
裸に羽をはやしてなお大事なところを隠せていない。
下から見てる自分にとってとんでもない光景がまどかの目の前に映っていた。
さやか「転校生!そんなふざけた格好してる暇が合ったらマミさんを助けに―」
ほむら?「彼女にはもう助かる見込みなんて無い、そうでしょ?何なら貴方が今かた落ちて巴マミの死体を取りに行く?あの大型デジモンの暴れてる近くで?」
さやか「くっ!」
(出来るわけがない、出来るわけないじゃないか、今だって怖くて怖くてビビることしか出来てないんだ!!)
そんな悔しさと恨めしさをよそに暁美ほむらは優雅に空を舞う
もう何も怖くない
奇跡も、魔法も、あるんだよ
43 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2012/07/05(木) 13:51:05.64 ID:1Xy6lBsp0
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1 パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
パターン3
マミ「あなた誰なの?」 QB「前の個体は処分した」
QB「『前の僕』、は精神疾患を『患い』かけていたからね。『僕達』にとっては、『煩わしい』存在でもあったしね」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
暁美ほむらはマミのいた病院のそばで倒れて空を眺めていた
彼女は別に空を眺めたくて寝そべっているわけではない
今は精神的に動くことが出来ないのだ
ほむら「してやられたわ・・・巴マミの死体とデジヴァイスを奪取されたわ・・」
QBと契約したテイマーは首をはねられただけでは死なない
なぜなら魂はデジソウルとなってデジヴァイスの一部となり
それさえあれば巴マミを生き返らせることが出来た。
それを回収することが暁美ほむらの今日の目的だった。
しかし、死体を持ち帰ろうとしたとき、プレイアデス聖団なるテイマー集団に襲われ・・・・そして今は死にかけの状態から生還を果たした直後なのだ。
ほむら「理由はどうあれ、彼女達はテイマーの秘密を知っていた、これを利用しない手はないわ、それに運よくデジクロスをしていたから顔は割れていない」
特徴としてプレイアデス聖団のなかに人一倍仲間意識が強いテイマーがいた、現に彼女がこうしているのはそのプレイアデス聖団のメンバーに危害を加えたことで激昂したテイマーにここまでやられたのだ
ほむら「なら・・・・これでいけるわね」
骨のパーツが復元されようやくまともに動ける状態になったところで暁美ほむらは不適な笑顔を浮かべた。
上条「さやあは僕を虐めているの?」
さやか「え・・・?」
・
・
・
・
〜夜の工場〜
私、鹿目まどかは今混ぜてはいけないものを混ぜられたバケツを窓から放り投げた。
これが一番良い選択だったはずだ、今日一番いいことをしたはずだ、なのにどうして私は沢山の大人から追われなくてはいけないのか、そんなことを思って大人達から逃げているとき、デ・リーパーに遭遇した。
視界が曲がる、曲がって曲がって気持ち悪くなる。
でも吐くものはない、昨日マミの死を知ってからゲーゲー吐いた。
朝から今日の夜まで胃は私に何も要求してこなかった。
痛い、四肢を何かに引っ張られる。痛い体。
でもこれが私に与えられた罰なんだろう
あの時マミに無茶を言って付いて来なければ
今日もマミさんに合えたかもしれないのに・・・
さやか「ブイモン!進化よ!!」
ブイモン「ブイモン!ワープ進化ァー!アルフォースブイドラモン!!」
アルフォースブイドラモン「アルフォースセイバー!!」
腕から作られたビーム状の剣が次々とまどかを捕らえていたデ・リーパーを切断していく。
まどか「さやかちゃん、チビモン・・?その格好・・」
さやか「へへ///まぁね」
アルフォース「イェイ///どう?」
二人はまるで打ち合わせをしていたように同時に左手で後頭部を掻いた
杏子「えー!?何それ話が違うじゃん」
QB「彼女は最近契約したんだよ」
杏子「まぁいいや、実力の差って奴を教えてやればいいか、なぁギルモン!」
ギルモン「?」
〜学校〜
まどか「ほむらちゃん、今日は学校に来てないんだ・・」
さやかちゃんと仲良くして欲しいとお願いしようと思っていたのに本人が来ないのでは話が進まない。
どうすればいいのか
さやか「なーに言ってんのさまどか、マミさんの分もこの正義の味方さやかちゃんとブイモンの力で見滝原の平和を守っちゃうからさー」
本人はそういているがそんなに上手いくいくものなのか?
ベテランのマミさんでさえあんなことになってしまうことがあるのに経験不足の人間がどこまでやれるかなんて素人の私にも分かったしまう。
もう、友達を失うのは嫌だ。
それが私の今の望みだ、これをQBに叶えてもらうのはどうだろうか?そう考えたとき
さやか「まどかは私みたいになっちゃだめだよ、私は後悔はしてないけど、こんなことならないほうが良いんだかさ・・・」
まどか「さやかちゃん・・」
さやか「そうだ!私の戦うところをもう一度見せてあげるよ、そしたらきっとまどかも安心するからさ」
別にさやかちゃんの戦うところを見たくて付いてきた訳じゃない
ただここで行かなかったら二度と会うことがない
そんな気がしてならなかった。
私の不安を示すようにデ・リーパーはあっさり見つかりさやかちゃんの標的となった
ロコモン「ウェーイ」
さやか「じゃぁ!いっちょやりますか!」
ブイモン「おう!」
さやか「ブイモン進化!」
ブイモン「ブイモンワープ進化ァー!」
アルフォース「アルフォースブイドラモン!!アルフォースセイ・・」
杏子「カードスラッシュ!アウルヴァンディルの矢!!」
アルフォースブイドラモンの道筋に矢が放たれ道をふさぐ ロコモン「ウァーーーーーイ」
まどか「逃げちゃう!」 さやか「追ってアルフォース!」
杏子「ちょっとちょっと、あれはぐれデジモンじゃん?デジソウル出さないよ?」
目の前に真っ赤な衣装に身を包んだ少女がさやかの行く手を阻む
さやか「どういうこと?」
杏子「パートナーを失ったり、あるいはデ・リーパーから生み出されたデジコアから生まれたデジモンはこの世界に馴染んでいくにしたがってデ・リーパーになるのさ、それまで放っておかないと、卵生む前の鶏絞めてどうすんのさ?あんたひょっとして『ハンター?』」
さやか「それまで放っておくの?デ・リーパーになったら人を襲うんでしょ!?」
杏子「いや、デリー・パーになる前から人は襲うよ?人間の味を覚えていくことでデ・リーパーになるのが早くなっていくだけ、
そもそも、デジソウルは有限なんだ、
私達はデジモンを進化できるのも技を出せるのもデジソウルがなきゃ出来ない、デ・リーパーを狩るってことは熟れた果実を食べることと同意義なんだよ」
さやか「あんたみたいなのがいるからマミが・・・!!」
杏子「あんた、ウザイよ、そこのデクの棒と一緒に先輩がこの業界を教えてやるよ」
杏子「カードスラッシュ!マトリックスエヴォリューション」
ギルモン「ギルモン進化ァー!メガログラウモン!!」
さやか「何?大口叩いてやることは完全態への進化?それなら究極態のアルフォースのワンパンで終了よ!」
アルフォース「手が減はしてやるよ!!」
杏子「カードスラッシュ!高速プラグインH」
彼女の掛け声と共に完全態とは思えない馬鹿力でアルフォースブイドラモンを退けた
アルフォース「何!?どういうことだ!」
杏子「カードスラッシュ!攻撃プラグインA」
メガログラウモン「グオォオォォオォォ!」
アルフォース「ぐわあああ」
メガログラウモンの一撃に究極態が吹き飛ばされる!
さやか「どういうこと!?」
アルフォース「力が・・!」
杏子「ただ正面から突っ切っていくだけじゃ勝てないってことだよ、しっかし良く立てるな、デリートする勢いでぶん殴ったのに・・・傷が癒えてるだと!?」
さやか「どうよ!アルフォースブイドラモンの能力は超スピードと高火力のパワーそしてあらゆる傷を癒す事故再生能力よ!」
杏子「なら!!カードスラッシュ!プログラム緊急停・・・」
ほむら「そこまでよ」
聞きなれた凛とした威圧感が響き渡る
まどか「ほむらちゃん!助けにきてくれたんだね」
良かった、助かったんだ、そう思ったとき
キリカ「どうかなぁ、カノジョのマネをしてみたんだけど、似ててたかい?」
まどか「え?、あ、ぁあ・・」
さやか「あんた!またぁ!!」
杏子「誰だお前」
キリカ「まぁーそんなことはどうでもいいんだ、問題はこれだよオメガモンXリアライズ!!」
オメガモンX「・・・・」
杏子「なんだこの馬鹿でかいデジモンは!?」
キリカ「さて、暁美ほむらは何処かなぁ?見ての通りオメガモンを元に戻して欲しいんだ、どうにも自分じゃ元に戻せなくてね・・・、織莉子が死にそうなんだ・・・」
さやか「ちょっとそれ、どういうことよ」
キリカ「私は話すのは得意じゃないんだ、QB!代わりに話してよテイマーの宿命の続きをさ!」
QB「やれやれ、そんなことにボクを呼ばないで欲しいな」
さも当たり前のように現れたQBは恐ろしいことを口にし始めた
QB「テイマーとデジヴァイスの意思は直結しデジヴァイスでテイマーとデジモンはパートナーとなる。しかしデジモンがいなくなればデジヴァイスは存在の意味をなくし機能を停止してしまう、そうなると魂であるデジヴァイス動かないのなら体も動かなくなっていまい―」
杏子「ちょっとそれどういうことだよ!デジモンがいなくなったら死ぬ?デジヴァイスがなくなったら死ぬ?じゃあ私の体はどうなってんだよ!」
QB「君達の体は契約と共に魂と分断させてもらったよ、何のリスクもなしに強力なデジモンを操れると本気で思っていたのかい?強い魂は強いデジモンを無意識かつ絶対的に縛るために最適な素材なんだよ」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 16:02:57.78 ID:YbXc9+TM0
ほ
さやか「なによ、それ・・・」
杏子「何だよそれ!それじゃあ私達ゾンビにされたようなもんじゃねぇか!」
アルフォース「ぼ、ボクは・・」
キリカ「ンー、で、もういいかな、簡単に言うと無理やり合体されたせいでウォーグレイモンとメタルガルルモンが意識を喰いあってるんだ、
そして今でもメタルガルルモンの意識は飲み込まれようとしている、だから暁美ほむらが必要なんだ、キミ達はカノジョの友達だろう?何処にいるか知っているよねぇ?!」
ぞくりと、荒々しい殺気が場を支配した。
QBはオメガモンに踏み潰され見るも無残なコーンビーフとなった
キリカ「じゃあ、頼んでも無理なら体に聴くしかないよねぇ?」
キリカにとってほむらの居場所を聞くことなどどうでも良かった
ただここにいる彼女達を酷い方法で殺せば向こうから来てくれるよね?
そんなことしか考えていない、それくらい単調なことしか考えることが出来ないでいた。
さやか「私は、私は・・・」
まどか「さやかちゃん、逃げよう、早く」
杏子「おい、ワタシは関係無いだろ!?」
キリカ「関係ないかどうかなんて私には分からない!!」
そんなむちゃくちゃな理論でオメガモンを暴れさせていくキリカをさっきまで敵だったアルフォースブイドラモンを警戒しつつ止めるにはもう自衛という手段を用いるしかない。
杏子「っち!カードスラッシュ!バステモン!!メガログラウモンを退化!!」
ギルモン「ギルモン!」
杏子「いくぞギルモン!マトリックス・エヴォリューション!!」
杏子とギルモンの体が重なり、淡く眩しい光が2人を包み込む!
ギルモン「ギルモン進化ァー!デュークモン!!」
デュークモン「ファイナル・エリシオン」
デュークモンの盾から円形の光が真っ直ぐと伸びオメガモンに突き刺さる・・・そう思ったとき
オメガモン「・・・」ヒラッ
ひらりと身を翻し光線を避け、ウォーグレイモンの口から大剣をだし、肉薄する
デュークモン「やるじゃねぇか、ならこれはどうだ!」
盾にファイナルエリシオンの輝きを放たせ、すぐに槍で突き刺す必殺のフェイントであり、デュークモンのスピードを持ってすれば初見でかわすことの出来ない奥義となる・・・が!
ガキンッ!
デュークモン「何!?」
オメガモンの剣、クレイソードが真正面からデュークモンの突きを受け止めガルルキャノンをデュークモンに向ける
デュークモン「冗談だろ!?うわあああああああああああああ!!」
ドゴン、ドゴンドゴン!!
1発、2発、3発と的確に大砲をデュークモンの細身に命中させていく。
デュークモン「どういうことだ!?さっきからこっちの攻撃全部見切りやがって」
キリカ「冥土の土産に教えてあげるよ、見えるんだよオメガモンには、未来がさぁ!!」
デュークモン「何だと!?」
『オメガインフォース』それがオメガモンX抗体に与えられた究極の必殺技である。
これがある限り、オメガモンは決して負けない。
生きることに特化したX抗体だからこそ見つけることが許された究極の奥義である。
それに対し、
デュークモン「くっ」
未来が見える相手に対し勝ち方の方法が分からない、これでは逃げることすら危うい状況である。
キリカ「さっきの2人は逃げたみたいだけど、まだ君がいるからね、楽には殺さないよ?」
デュークモンが生きることを諦めたその時
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 16:47:26.26 ID:ZV6ynvJB0
まとめ転載禁止
みらい「答えは!!」
カオル「人海戦術だーーーー!!」
サキ「お前だけは絶対に許さない!!!」
奇跡がおきた
みらい「カードスラッシュ!蛇鉄封神丸!!」
カオル「スピリット!エヴォリューション!!」
サキ「チャージ!デジソウルバースト!!」
タクティモン「蛇鉄封神丸開放!」
フェアリモン「フェアリモン!」
ロゼモン「ロゼモン!バーストモード!!」
キリカ「何だ!?お前達は」
61 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/07/05(木) 17:16:39.99 ID:nVjRb+i60
ほ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 17:30:05.40 ID:Nk0qyS5r0
突如現れた刺客たちに動揺を隠せないキリカ、だがそれ以上に彼女達の言葉はキリカを揺さぶっていく
サキ「とぼけるな!そのデジモン!両腕に別々のデジモンを持つ白い大きなデジモンにみんな殺された!!」
ロゼモン「かずみたちが死ぬ直前に残した遺言にこれ以上マッチしたデジモンを連れて何をとぼけるというの!?」
フェアリモン「向こうでみんなに謝れ!トルナード・ガンバ!!」
覚えの無い罪状に戸惑いを隠せないキリカ、しかしそれ以上に厄介なことは
キリカ「・・・勝てない!?」
オメガモンのはじき出したみたいに自身の勝利を導けない、
ロゼモン「動きは封じさせてもらうわ!」
タクティモン「死の太刀!!」
着々と『詰み』に向かっていく自分の未来に、
キリカは絶望していく
織莉子を守れないのなら、いっそここで
ほむら「未来が見える相手に勝つ答え、それは避けれない攻撃」
ほむら「デジメモリ!!アルカディモン超究極体!!!」
アルカディモン超究極体「ゴッドマトリックス!!!」
直後暁美ほむらの1Km先のキリカ達のいたポイントが元から何も無かったかのように消滅した。
無論そこにいたデジモンや人間は生きているはずも無く
漁夫の利を狙った暁美ほむらの一人勝ちとなった
ちなみに先ほどのサキ達の言っていたデジモンは暁美ほむらのデジメモリからリロードされたカオスモンと呼ばれるオメガモンに特徴だけなら良く似たデジモンを放ち、プレイアデス聖団のレイトウコもろとも数人の命を消し去り、オメガモンを従えているキリカに向かわせたのだ。
そして彼女の最大の目的は・・・
オメガモン、フェアリモン、ロゼモン
デジモン、捕獲完了。
倒したデジモンを捕まえ自らの力に出来るクロスローダーと呼ばれるデジヴァイスを最大限に活かすためである。
杏子「なんだよ、これ・・・・」
杏子とギルモンの数センチ先の空間がきれいに消滅した。
元からそこに何も無かったように、そして自分があと少しのきまぐれで「死」すら実感せずに消えて言ったかもしれない可能性に
恐怖以外の感情を抱くことが出来なかった。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 17:39:19.37 ID:auGwzg0j0
保守
後悔なんて、あるわけない
〜数日後の朝〜
さやか「・・・・」
さやかは一人、自分の部屋に引きこもっていた
昨日仁美に上条恭介に告白すると宣言され、今日の間だけ告白をしないと猶予をくれた。
しかし考えてみれば見るほど不公平な取引だ、向こうは告白する決意を固めていたつもりだろうが、こちらには1日で決意を固めろと要求してるのだ。
出来るわけないじゃないか
こんなバケモノみたいな体で
さやか「ねぇQB、どうして黙っていたの?」
先ほどからピクリとも動かずこちらを観察している傍観者に問いかけた、問われたほうは最初から答えを用意していたようにこう告げた。
僕は、「テイマーになってくれ」って、きちんとお願いしたはずだよ。
実際の手間がどういうものか説明を省略したけれど」
なんといことだろうか釣った魚にエサやらずとはこのことを言うのだろう。
昨日からブイモンもD−3から出てこず、私は世界から見捨てられたような感覚に陥った
QB「そもそもこの間も話したようにデジモンを何の材料もなしに従うことは出来ない。
でもキミはテイマーでなくてはいけない
テイマーになるときに願いを1つ叶え、それをキミも了承した。
この取引にいまさら不備があったなんていわれても困るよ」
取り付く島もない、もうコイツの顔を見るのもうんざりしてきた。
そんな時
コンコンと硬いものが窓を叩く音がした
さやか「・・?」
ギルモン『ノシ』
杏子「よっ」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 17:59:00.99 ID:auGwzg0j0
保守
〜廃れた協会〜
杏子からテイマーになるいきさつを話された。
他人の幸せを願って、最後は自分が不幸になる。
まるで自分の過去と未来を話されているようで滑稽にすら思えた。
でもそんな話は聞きたく無かったよ
だって、私のも
これからなくなっちゃううんでしょ?全部
杏子「―だから私達もさ、・・・さやか?」
さやか「あたしって・・・ほんと馬鹿」
ブイモン「・・・・・・・!!!!!!!!!!!!!!!」
同時刻〜フジテレビの球体の頂上〜
QB「・・・・・デジモンたちを縛る君達のデジソウルが絶望に染まりきったとき、君達に影響されてきたデジモンもその絶望を受けるのは当然だろう?」
杏子「何だよこれ!?」
ディノビーモン「クキョォ・・・・・・ォォォォオォ!!」
さやかとブイモンのいた場所に巨大な昆虫のようなデジモンが代わりに立っていた
杏子「はぐれデジモン?てめぇさやかを何処やった!?」
ほむら「彼女の今の姿があのはぐれデジモンよ」
杏子「アンタ何時から!?」
ほむら「・・・」
杏子「・・どういうことだよ」
ほむら「テイマーのデジソウルが絶望に染まりきったときパートナーデジモンは人間を取り込み暗黒進化する。それがテイマーの最後の秘密」
杏子「・・・!!」
杏子「元に戻す方法はあるのか?」
ほむら「分からない、前例がないわ」
杏子「なら奇跡ってもんがあるんだろ!?ギルモン」
ギルモン「ギルモン進化ァー!デュークモン!!」
ほむら「あのデジモンが外に出ないように見張っているわ、デジメモリ!アレスタードラモンスペリオルモード!!」
ほむらのディヴァイスから鎧をまとった竜が現れた
デュークモン「サンキュ!さやかにも後でうんとお前に礼を言わせてやるよ」
それだけ言うとデュークモンはディノビーモンの元へ駆け出した。
ほむら「・・・・・・ええ、期待しないで待ってるわ」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 18:19:50.10 ID:auGwzg0j0
保守
ディビーモンは凶暴なデジモンとはいえ所詮は完全態のデジモン
究極態であるデュークモンとまともに勝負をしたところで敵うはずも無い。
しかしそれはデュークモンが攻撃をきちんと行った場合の話である。
デュークモン「さやかー!!!」
何度も、何度も、何度も何度も何度も何度も
さやかの名を呼び続けた。
しかしディノビーモンの様子は何一つ変わることは無い。
本当に希望は無いのか、そう諦めたとき
ディノビーモン「ヂュグゥゥウゥゥゥゥオシャアアアァアァアァ」
デュークモン「!!!」
ディノビーモンに変化が現れた。
デュークモン「さやかああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ
ああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ただし最悪な形で
インペリアルドラモン「グルウウウウウウウウウウウウウウウウゥウゥゥゥゥゥウウウウウウウウウウ!!!!!!」
デュークモン「!!」
インペリアルドラモン「ポジトロンレーザー!」
デュークモン「うう・・・あ」
崩れきった教会の中私は埋もれていた
インペリアルドラモン「ゴオガアアアアアアアアアアアア!!」
デュークモン「こんなことしてる暇はねぇ、早く」
彼女を助けなくては、そう思い立ち上がろうとするが・・・
デュークモン「なんで・・こんな」
自分には立ち上がる足が無かった。腰から下がどこかへ吹き飛んでしまっていた
デュークモン「さやか・・・」
彼女を助けるほう方法なって最初から無かったのだ。
この事実に絶望以外のなんの感情を抱けというのか。
デュークモン「分かったよさやか、一人ぼっちはさびしいもんな、一緒にいてやるよ」
自分の命が、希望が尽きるその前に
デュークモン「はぁあああああああああああああ!!」
最後の命を真紅に燃やす
デュークモンクリムゾンモード「さやかぁああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああ
あああ」
変わり果てた親友の名を叫び、私は最後の力を振るった。
ほむら「デジクロス!アレスタードラモンスペリオルモード!、ブレイブスナッチャー!」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 18:41:46.15 ID:ZimBP44q0
ほ
XUPアレスタードラモン「ラァアアアアアアアアアアアア!」
私とさやかの間に白い腕をした竜が入り込んだ、
ほむら「ご苦労様、もう出番は終わったわよ」
竜は白い腕でさやかを地面に叩きつけ
尻尾の鋭利な刃で私に止めをさした
デュークモン「ごあぁは!お・・前・」
何故?どうして?痛い!裏切られた!苦しい!気持ち悪い!
あらゆる感情と気持ちの中で私は事切れた。
ほむら「ブレイブスナチャーの力で元のデータを引っり出せば・・と」
インペリアルドラモンの姿はたちまち美樹さやかのパートナーデジモン、アルフォースブイドラモンへと姿を変えた。
ほむら「所詮ははぐれデジモン、私の敵じゃないわ」
アレスタードラモンの尾で何度かアルフォースブイドラモンの急所を切り裂くと、アルフォースブイドラモンはデータへと姿を変えた。
ほむら「デュークモン、アルフォースブイドラモン、
デジモン捕獲完了」
ほむら「ククククク・・アハハアハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
これほど気持ちが小躍りしたのは本当に久しぶりだ。
もう何でもかなう
何でも守れる。
私、暁美ほむらはそう信じて疑わなかった。
それから数日後
まどか「・・・・」
さやかちゃんは行方不明となり、あの日赤い少女とであってから
私の前に二度と姿を現さなくなった。
いやな予感が当たってしまった
そして私はまた守れなかった。
まどか「どうしてこうなちゃったんだろう」
私の目の前にあるものはいまだに羽化をしないデジタマとデジヴァイスが1つ
これが私が沢山の犠牲の元に得た対価だと言わんばかりに自己主張をする大きな卵に私の心は押しつぶされそうになる。
QB「まどか!まどか!」
まどか「QB・・」
QB「きみが望めば今まで無くした全てを取り戻せる、キミにはその力がある」
口八丁に目の前の生き物は私を褒めちぎる。
でも私も馬鹿じゃない
QBの言うことは何かを隠してる
さやかちゃんもそれにだまされたに決まってる。
まどか「・・・どうして私なの?」
その言葉は自然と口に出た
QB「キミがデジタルワールドを救う救世主になるからだよ」
また知らない言葉が出てきた、でもこれで確信したこの生き物は質問にはきちんと答える。
質問されなきゃ答えない。
そういう生き物なんだ。
QB「もともとデジモンはデジタルワールドっていうこことはまた違う世界の住人なんだ」
QB「デジタルワールドではこの世界では考えられないほどの処理、演算、構築が行われ今この瞬間でもすさまじい進化を遂げている。
僕たちインキュベーターはこのデジタルワールドの技術を使いエネルギーを生み出す技術を作り上げたが、ここで一つ問題があった」
QB「それはデジモンが生まれる以前からデジタルワールドに住んでいたデ・リーパーと呼ばれる存在だ、
デジタルワールドを開きっぱなししてエネルギーをかき集めていると彼らは宇宙のどこかに現れてはすき放題暴れて己の行動のプロセス全てを終えるまで活動をやめない厄介な存在だ」
QB「オマケにデジモンは強大なマイナスエネルギーでデ・リーパ化することが分かり事実上デ・リーパーは消去不能の存在といっても過言ではなくこの宇宙に厄災をもたらした」
QB「そんな時にある画期的な対処策が発見された。」
QB「デ・リーパーは、というかデジタルワールドの生物は人間の子供の感情に影響されやすい、それが感受性の高い一次成長期の女の子ならなおさらさ!」
QB「そこで―」
まどか「私達に害虫駆除を押し付けた・・」
QB「その通りさ」
QB「デ・リーパーは感情の強い子供達に影響され地球によっていく」
QB「君達の願いをかなえる代わりに害虫を処分してもらう」
QB「僕たちは沢山のエネルギーを安全に取り込める」
QB「誰も損をしない画期的なビジネスじゃないか!!」
まどか「ふざけないでそんなんことのためにさやかちゃんは」
QB「これでも一応君たちを知的生命体として扱って―」
ああ、もうこれ以上話をしても仕方ない、質問すれば正直に答えるならさっさとこちらの用事を済ませてしまおう
まどか「・・それで?私にテイマーになって欲しい理由は?」
QB「君からはとてつもないデジソウルを感じる君がテイマーになればどんな敏感なデ・リーパーも一発で地球を目指すだろう
そうなったら地球の負担は今の3倍になることが予想されるからもっとテイマーを増やさないとね」
まどか「さやかちゃんはどうなったの?」
QB「さやかのデジソウルはいまこの世界の何処にも感じない。もう生きてはいないだろうね」
まどか「さやかちゃんを殺したのはあの赤い子?」
QB「いいや、暁美ほむらさ」
ああ、やっぱり
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/07/05(木) 19:25:58.21 ID:Nk0qyS5r0
↑訂正
×どんな敏感なデ・リーパー
○どんな鈍感なデ・リーパー
まどか「ほむらちゃんは今何処にいるの?」
QB「もうすぐ分かるよ、今日は最大規模のデ・リーパーがやってくる日だからね」
まどか「最大規模のデ・リーパー?」
QB「これまでのデ・リーパーは成熟期クラスから完全態そして稀に究極態クラスのつよささ、でも今回は違うその上の超究極態クラス
それすら凌ぐ無限大な強さを誇るデ・リーパーがくるんだ」
私、暁美ほむらがこの景色を見るのは何度目だろうか?
5
最初は誰かを守るためにパラレルモンの力を使って世界をやり直してきた。
4
誰のため?
3
気の遠くなるような時間をすごした彼女にはそれすら覚えていなかった、
2
その人は自分にとってなんだったのか?
家族?恋人?友人?
1
そんなことはどうでもいい、これを終えたらじっくり思い出せばいいさ。
0
デ・リーパー「アハハアハハハハハハハハハハハアハハハハ」
ほむら「きたわね、・・・会いたかったわ」
ほむら「デジメモリ!
オメガモン!!
デュークモン!!
アルフォースブイドラモン!!
マグナモン!!
デュナスモン!!
ロードナイトモン!!
クレニアムモン!!
スレイプモン!!
ドゥフトモン!!
エグザモン!!
行きなさい!!
ロ イ ヤ ル ナ イ ツ!
数え切れないどの仲間を裏切り手に入れたこの力ならきっと
このループを終わらすことが出来る!
そうに違いないと私は心から思っていた
そして、
リロード、オウリュモン、アルファモン!
デジクロス!オウリュモン!アルファモン!
アルファモン「応!」究極戦刃!王龍剣!!
デ・リーパーから無数のはぐれデジモンが放たれる、
1匹、1匹の力は敵わずともこれだけの数を相手にするのなら総統の足止めを覚悟されるだろう、しかし
アルファモン「アルファインフォース!!!!」
千を超える軍団が1瞬にして消え去る。
アルファモンの力、アルファインフォースにより戦いに費やされた時間が巻き戻されたのだ。
軍団戦においてこれ以上に素晴らしい能力は無いだろう