1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
王様「何?」
勇者「どうして魔王を倒さないと行けないの?」
王様「な、何を馬鹿なことを…そんなの聞くまでもないことだ!」
勇者「ボクは分からないよ。なんで魔王を殺そうとするの」
王様「魔王は、魔物たちの王だ。魔王は魔物たちを使って我々人間を殺して、この世界を破滅させようとしている。殺さなければならない」
勇者「でも人間同士でも殺すよね?」
勇者「別に魔王が攻撃してこなければ、人間同士で滅亡させてるよね」
勇者「だったら別にいいんじゃないかな」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:51:30.68 ID:ia1Nka0i0
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:51:55.43 ID:vrN8oHdt0
__
 ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
-=ニニニニ=-
/⌒ヽ _,,-''"
_ ,(^ω^ ) ,-''"; ;,
/ ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
(.゙ー'''", ;,; ' ; ;; ': ,'
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' ┼ヽ -|r‐、. レ |
_,,-','", ;: ' ; :, ': ,: :' d⌒) ./| _ノ __ノ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:52:33.91 ID:c7y3reOL0
お前国民だろうが、王政なんだから従えクズ
5 :
>>1 代行感謝:2012/06/03(日) 14:52:53.05 ID:iSK8Hu+B0
王様「お、お前は、それでも勇者なのか!」
勇者「ボクは勇者一族の子だよ」
勇者「たしかに普通の人間よりも強いし、人間で魔王に勝つ力があるのはボクしか居ないかもしれないよ」
勇者「でもその力のせいでボクは人間たちの中で軽蔑されてきたよ」
勇者「ボクを恐れた街の子供たちは小さいボクを虐めて」
勇者「挙句にボクが大きくなって自分たちの座を狙うことを恐れた領主たちは街の人たちを買収してボクとボクの母さんを魔物と内通したというありもしない嘘をついて殺そうとしたよ」
勇者「そしてボクが母さんを守るためにその人たちを傷つけたら、ボクを化物だと殺しにかかった」
勇者「結局ボクを守るために母さんは死んじゃったよ」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:54:38.25 ID:c/Rrikbi0
おースレ主来た。支援支援。
あ1は代行な。
7 :
◆aWfrM7UWWY :2012/06/03(日) 14:54:59.95 ID:MMMQ6qTI0
普通に考えたら勇者の一族が政治や金融を学んで国を動かす立場になるべきだよな
イギリス神話や古事記とかを読むに
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:55:42.19 ID:iSK8Hu+B0
勇者「それからボクはずっと一人で生きてきたよ」
勇者「お腹が空いたら木の実や山のイノシシとかを狩って食べたし、たまにボクを知らない街に行って肉を売ってお金を稼いだ」
勇者「そうやって生きていったのに突然ボクを探してきては言うことが」
勇者「勇者だからって自分たちを魔王から助けろだって?」
勇者「嫌だよ」
勇者「何の得があってボクがあなたたちを助けないといけないの?」
王様「……ちっ」
勇者「…話は終わったかな。じゃあボクは帰るよ」
王様「待て!お前たち勇者の一族は王族とした契約がある!」
王様「魔王が復活したら、勇者は必ず魔王を倒さなければならないのだ!」
王様「これがその契約書だ!」
勇者「あまりぎゃーぎゃーうるさいこと言わないでほしいな」シャキン
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 14:56:38.76 ID:Wq5YfMQ8O
ゆとりの部下思い出すからやめ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:00:33.66 ID:iSK8Hu+B0
契約書が粉々になった。
王様「なっ!」
勇者「勇者一人に魔王倒せと言ったら楽だよね」
勇者「お金もあまりかからないし、ボクが魔王を倒しに行ってる間王様はそれで自分の名を上げながらボクのおかげで節約した金でブルジョアみたいに暮らすの」
勇者「最高だよね?」
勇者「死ねばいいのに」ニコッ
王様「……っ!!無礼ものが!こいつを牢にぶち込め!」
兵士たち「はい!」
勇者「へー、ボクを捕まえるの?やってみて?」
兵士たち「!!」(冷や汗)
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:01:27.23 ID:T1+ueL8S0
ほぅ・・・支援
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:02:25.94 ID:dfKgDda10
はよ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:03:27.67 ID:V+VNYgj/i
スレ主キターーーーー
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:03:29.88 ID:iSK8Hu+B0
勇者「十人ぐらい?」
勇者「お前たちが一斉にかかったら魔王に勝てると思う?思わないよね」
勇者「なのに、結果的に魔王に勝たなければならないボクに勝てると思うとか」
勇者「馬鹿だよね」
兵士たち「っ……!」後退り
王様「な、何をやっている!早く捕えろ!」
勇者「あぁ、でもそっか。アイツがうるさいから皆困ってるんだよね」短剣投げ
王様「ひぃっ!」
勇者「次に大声出したら王冠じゃなくて額を貫くよ。お腹とか刺してもあんま死ななさそうだし」
勇者「ボクは山で静かに住んでたからうるさいのが嫌いなの」
王様「ぐぬぬぅ……」
勇者「じゃあね。生き残りたいのなら自分たちの力でやってよ」
勇者「ボクもそうやってきたんだから」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:03:53.28 ID:f+hch50ji
これは黒歴史認定Level
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:03:55.16 ID:c/Rrikbi0
C
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:05:49.30 ID:T1+ueL8S0
C
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:07:05.75 ID:iSK8Hu+B0
王城の外
勇者「……う〜〜〜ん」ノビノビ
勇者「…じゃあ、ちょっとだけ買い物して帰ろうか」
??「…」グイグイ
勇者「うん?」
少女「あ、あの……花を買ってください」
勇者「え?造花?」
少女「はい…お願いです。花を売れないと家の弟たちが死んじゃいます」
少女「もう3日も雨水以外には何も食べてないんです」
少女「だから……お願いします」
勇者「……」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:10:07.45 ID:I2G4mYM7O
ふむふむ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:10:38.57 ID:imy19Hthi
いいと思います
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:11:46.31 ID:iSK8Hu+B0
人気のない山奥
勇者「花のカゴごと買っちゃった…」
勇者「おかげでお金全部使っちゃったし」
勇者「村の美味しい料理とか食べたかったなぁ……」
勇者「馬鹿だ、ボク」
キィ…
勇者「ただいまー」
勇者「誰も居ないけど」
ガタッ
勇者「…うん?」
勇者「鼠かな?それとも……」
勇者「泥棒?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:15:20.44 ID:G5zeyNbl0
つC
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:16:21.78 ID:iSK8Hu+B0
勇者「台所に置いておいたイノシシの肉の残りが無くなってる」
勇者「……それだけ…別に盗むものもなかったんだけど…」
ガタガタ
勇者「うん?今食卓の下が揺れたような…」
??「!」バッ
勇者「…そんなところに隠れてたの」下を見る
??「え…い…や…」
勇者「盗み食いしたの?」
??「こ、来ないで……来ないで!」イオナズン
勇者「っ!!」ガクシ
問題提起してみたいのはいいけど、
正義とはなんだ悪とはなんだってどんだけこねくり回してみたって
別にそれほど斬新な結論が出るわけじゃない
結局着地点はそう今までと変わりゃしないんだから、そんなら最初から単純な方がいいっていうね
それやってんのが今のライダー
見る方も作る方もこねくり回し飽きた
単純なのに飽きたらまたこねくり始めればいいけどね
ストレートに弱者を守って悪を倒す展開が書けるのは、スレにもあるけどトップクリエイターでないと難しいわ
正義の反対は別の正義が〜 とかしたり顔で言うアホも多いけど、所詮はここ数年の流行りでしかないんだよねそういうの
刺激の強い変化球がもてはやされてるだけっていう
まあ現実で正義って口にするのはアメさんとかミンスみたいなぐう畜ばっかだから、信用できなくなる気持ちも分かるけど
「勝った方が正しい」「善も悪もない」「正義に絶対的なものはない」
確かに現実では正しいけど娯楽作品でわざわざ出してきて悪玉じみた奴を正当化する必要はないと思う
捻くれた理屈にすりゃ高尚だと考えるのは中二な証拠
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:19:54.43 ID:MHIdFSodP
↑なにこれこわい
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:20:09.79 ID:iSK8Hu+B0
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:20:57.02 ID:T1+ueL8S0
結局は世間一般で認められてる事を否定する俺カッコイイていう自己陶酔してる馬鹿が多いんだよ
そうすれば深いとか真理だと思って、碌に話の構成も出来ず捻くれてる上何が言いたいのかも分からんものが出来上がる
>>24-26 なんて素晴らしい理論なんだ!
これほどの正論は無い、まさに天才だ!
とでも言えば満足か?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:23:09.49 ID:T1+ueL8S0
やばいテンションがだだ下がりだ・・・
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:23:52.59 ID:PZ7iqYhD0
Oh…
34 :
えっと…続けていい?:2012/06/03(日) 15:24:09.73 ID:iSK8Hu+B0
??「ま、また殺しちゃった……」
??「お腹空いてたから…こんな所に家あったから、ちょっとだけ食べて逃げようと思ったのに……来ちゃって…」
??「ごめんなさい……ごめんなさい……」
勇者「…ふぅ」
??「ひっ!」
勇者「いきなりだったからちょっとビリっとしちゃった」
??「な、んで…生きてるの?」
勇者「え?イオ一発で死んだら困っちゃうよ」
??「い、今のイオナズン」
勇者「え?イオナズンはこうだよ」イオナズン
外の森の一部が一瞬が灰になった。
勇者「ね?」
??「」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:24:52.27 ID:9Evr7DPu0
W
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:25:18.47 ID:sxwtO/pN0
はよ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:25:27.32 ID:gfAOfQCA0
どこの大魔王だよ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:26:24.03 ID:T1+ueL8S0
おkかまわんよ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:27:05.35 ID:GodJnKdk0
いまのはメラゾーマではない、メラだっ!
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:27:28.06 ID:iSK8Hu+B0
勇者「で、なんでこんな山奥まで来たの?」
??「……っ」
勇者「家はどこ?」
??「……分かんない」
勇者「そっか。迷ったのかな」
??「…」フルフル
勇者「え?じゃあ?」
??「逃げて来た…もう嫌だったから」
魔王「魔王なんて……もう嫌だから…」
勇者「」
最近のラノベファンタジーは勇者(正義の味方)なのに悪、とか
魔王(悪の組織)なのに善(萌)みたいなのばっかりで
どれも同じように見える
かわいければよかろーなのだ
>>41 それには同意
なんで最近の魔王みんな人間と見た目かわんねぇんだよ……
しかも大体美少女
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:30:56.95 ID:iSK8Hu+B0
勇者「…魔王なの?君が」
魔王「……うん」ガクブル
勇者「…顔、見せて」
魔王「……」ローブを外す
勇者「角…」
勇者「復活したって話を聞いたんだけど」
魔王「した…でも……もう戦いたくない」
魔王「でも他の皆が…戦うって…私に戦えって……」
魔王「だから逃げてきた。邪魔する奴らは全部殺した」
魔王「人間にバレても…全部殺した」
魔王「嫌なのに…殺したくないのに…皆私のことを邪魔する」
魔王「私は誰も殺さず静かに行きたいだけなのに…」
勇者「……」
45 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/06/03(日) 15:31:49.64 ID:9Evr7DPu0
C
基地にレスする馬鹿ガイル
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:33:56.52 ID:iSK8Hu+B0
勇者「君さえ良かったらここに居てもいいよ」
魔王「……え?」
勇者「ここは誰も来ない。居るのはボクだけ」
勇者「村人たちもこんな山奥まではあまり来ないし」
魔王「で、でも……あなたのこと、殺しちゃうかもしれない」
勇者「さっきも死ななかったから大丈夫じゃないかな」
魔王「でも……」
勇者「それに、ここに居たらボクが力加減を調節できるコツを教えてあげる」
魔王「…ほんと?」
勇者「うん、ボクもちっちゃい時には力加減がわからなくて、良く村の子供たちを傷つけたりしたから…」
勇者「出来ないと色々大変だと分かってるよ」
魔王「……うん」
魔王「ここに居させて」
ぶっちゃけ正義が絶対正しいことでないなんて本来は分かり切ってるハズなんだよ
でもフィクションでは面白くするために絶対的なものを描いてる
それが普通だったのにいつしか現実の理屈交えるようになったから
「正義を語るのは一方面しか見ていない」と馬鹿が声を荒げて言うようになった
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:35:20.24 ID:Lx3/vophi
ギャップ狙うなら魔王とかを美少女にして内面も可愛くするより
スゲーゴツイおっさんとか奇妙な生物(シュマゴラスみたいな)なのに内面可愛いとかのがキャラ的に人気伸びそうな気がする
何か1つを先入観で悪と決め付けたりする正義の味方っていないよな
大概は自分たちが多大な迷惑を受けて相手がそれを当然のように思ってるから
立ち上がろうとしてるだけ
侵略行為に立ち向かう事が間違ってるのか
サンレッドが屑で正義のかけらもないがフロシャイムは良心的
でもそんな奴が悪の組織名乗ってる事自体おかしいし矛盾が発生する
ただ一般的に認識される立場の奴が逆なことしてるってギャグなだけなのに
こういう図を正しいと思っちゃうのがアホって事だろ
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:37:50.56 ID:iSK8Hu+B0
勇者「良し、取り敢えず…なんか食べようか」
魔王「…さっき食べたから」
勇者「どうせ人気のない所ばかり居たからろくに食べてないよね」
勇者「イノシシの脚の肉ちょっと齧ったの食事だとは言わないよ」
勇者「ちょっと待ってて、直ぐに準備するから」
魔王「……」
魔王「名前」
勇者「うん?」
魔王「名前聞いてない」
勇者「あ、ボクはねゆう……」
魔王「ゆう?」
勇者「………あ、うん、ユウだよ」
魔王「ユウ」
し
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:40:51.80 ID:sxwtO/pN0
ゃ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:41:07.47 ID:gNlZ9m/Y0
はい
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:41:10.23 ID:iSK8Hu+B0
勇者「普段ならあるもの適当に食べるけど…客が来たからちょっと気合入れて作ろうか」メラ
魔王「……」
勇者「暫くそこの椅子に座って待ってて?」
魔王「…うん」
勇者「……さて、どうしようかな。イノシシの肉残ったのあるし、後は…外から野菜採ってきてのと……」
魔王「…」ブラブラ
魔王「…!」>>勇者が買ってきた花
魔王「……匂いしない?なにこれ」クンクン
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:43:20.66 ID:nLdOLVkr0
支援
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:44:34.02 ID:gtVSiFl10
ユウってことは・・・・・・
ここがホーリーランド
59 :
>>58 わかんないけどきっと違う:2012/06/03(日) 15:45:13.00 ID:iSK8Hu+B0
勇者「出来たよー……うん、何?」
魔王「これ…花じゃない」
勇者「うん、造花だよ。紙で造った…」
魔王「…なんでそんなの造るの。花なんて山や野に沢山あるのに…」
勇者「うーん、そうだけどね。売り物だったから」
魔王「なんで買ったの」
勇者「……」
勇者「なんでだろうね」キョトン
魔王「……クス」
魔王「自分で買って知らないって…変」クスクス
勇者「あう…」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:48:40.98 ID:PZ7iqYhD0
お前ら「あう…」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:48:47.96 ID:0DaSOGQy0
支援
勇者と魔王何歳くらい?
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:49:59.81 ID:iSK8Hu+B0
>>61 勇者は14〜15
魔王は復活したばかりって感じ。精神年齢には勇者と同じぐらいで…
支援
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:50:48.70 ID:iSK8Hu+B0
勇者「と、とにかく、はい。この皿食卓に運んで」
魔王「……うん」
勇者「落とさないようにちゃんと持って」
魔王「うん、力入れてちゃんとも…」バカン「……あ」
勇者「」
魔王「さ、皿……ちょっと…そっと…掴んだだけなのに壊れちゃった……」アセアセ
勇者「これは思った以上に重症だね」
魔王「ご、ごめんなさい…」
勇者「良いけど…料理が食べられなくなっちゃったね」
魔王「ごめんなさい」
勇者「良い。他の料理あるからね………あぁ…」
魔王「…私は大人しく座ってる」ポツン
勇者「うん、取り敢えずそうして」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:51:24.08 ID:CMEe5l4h0
しえん
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:55:43.09 ID:iSK8Hu+B0
勇・魔「ご馳走様でした」
勇者「フォークは普通に握れたね。壊さないで」
魔王「さ、さっきのはちょっと意識しすぎただけ……ユウがちゃんと掴んでって言ったから」
勇者「そっか……うん、そうだね」
勇者「でも、さすがにそれだけで食器が壊れる程の力を出すというのは、問題かな」
魔王「……私、やっぱ変だよね」
勇者「……」
魔王「ここに来る前にね…山の中で山賊に会った」
魔王「連れて行こうとしたから、嫌で握られた腕を振り切ったのに…」
魔王「山賊の掴んだ腕が千切られちゃった…」
勇者「」
魔王「皆化物だって逃げちゃって…私……その山賊助けたくても、回復魔法も使えないし、怖くて……」
魔王「きっとあの人も死んじゃった…私に会ってなければ生きてたのに…」ジワッ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 15:59:45.44 ID:iSK8Hu+B0
勇者「辛かったんだね」
勇者「ボクにも分かるよ。そんなこと、ボクにも沢山あったから」
勇者「でも、魔王はもうそんな思いしないようにしてあげる」
勇者「力加減が出来るようになって、後、ちょっと魔法の勉強をして角とか肌色を隠せるようになったら、ボクと一緒に街に出かけたりも出来るよ」
魔王「…街に出かけられなくてもいい」
魔王「もう…誰かに会うのが恐い」
魔王「全部壊しちゃいそうだから…」
勇者「ボクが手伝ってあげる」
魔王「ユウは、私が怖くないの?」
勇者「怖くないよ。今魔王が感じてる感情がどんなものかは知ってるよ」
勇者「でも、独りになると言っても苦しいのは一緒だよ」
勇者「だから、独りになろうとするのは何の解決にならない」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:02:44.89 ID:IcMyXrmA0
はぁ、正義云々の話がしたいなら、他でやればいいのに。
なんでわざわざssスレで語りだすのか意味不明。
誰もお前ら構ってちゃんの考察なんて聞きたくないんだがねー。
語りたかったら鏡の前で一人でどうぞ。
>>48 >>51、お前らのことだよー。
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:02:55.83 ID:iSK8Hu+B0
勇者「そういう魔王はどうなの?」
魔王「…え?」
勇者「ボクのこと、怖くない?」
魔王「…ううん、全然」
魔王「でも、ちょっと不思議な感じ」
魔王「うまく言えないけど……ちょっと懐かしい感じがする」
勇者「……」
勇者「えっと…そろそろ寝た方が良いかな」
勇者「…ベッドは一つしかないよ。一人暮らしだったからね。今日は魔王が布団で寝て」
魔王「良いの?」
勇者「壊さないなら良いよ」
魔王「うぅ……」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:07:17.87 ID:iSK8Hu+B0
ソファー
勇者「……z…」
魔王「ユウ…」ぐいぐい
勇者「…う…うん?どうしたの?」
魔王「……」
勇者「布団壊しちゃった?」
魔王「ち、違うよ…あ、あの……ユウと、一緒に寝たい」
勇者「え?」
魔王「だ…駄目?」
勇者「……ううん、良いよ」
勇者「じゃあ、ベッドに行こう」
魔王「うん」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:08:45.02 ID:PZ7iqYhD0
勇者のセリフがバナナマン設楽で再生されるんだが…
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:12:26.46 ID:iSK8Hu+B0
ベッド
魔王「…へへ」ギュー
勇者「嬉しい?」
魔王「誰かと一緒に寝るのって…久しぶり」
勇者「…そうだね」
勇者「ボクも……久しぶりかな…」
魔王「……うみゅ…」
勇者「おやすみ、魔王」
魔王「…おやす…ぃ…ユウ…」
勇者「……」
勇者「おやすみ」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:15:33.52 ID:iSK8Hu+B0
翌朝
魔王「…ぅぅ」
魔王「…ここ…どこ?」
魔王「……ぁ、思い出した」
魔王「ユウは?」
パカン!
魔王「ん?」
外
勇者「せいっ!」
薪>>パカン
勇者「…これぐらいで良いかな」
魔王「ユウ?」
勇者「うん?あ、起きた?」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:18:53.41 ID:iSK8Hu+B0
魔王「それ…私もしたい」
勇者「うん?コレ?」
魔王「…うん」
勇者「うーん…今日の分はもう足りてるけど…良いよ、はい」
魔王「……えいっ」
薪>>ぱかっ
魔王「ぁあっ」パァッ
魔王「ねえ、ユウ、今の見た?」
勇者「うん、見たよ。綺麗に真っ二つに割れたね」
魔王「うん」
魔王「もう一個……えい」
斧の柄>>木端微塵
魔王「」
勇者「」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:20:16.15 ID:dfKgDda10
し
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:22:19.52 ID:iSK8Hu+B0
魔王「ごめんなさい…」シュン
勇者「い、良いよ。柄はまたくっつければ良いし」
勇者「最初に成功したのが嬉しくて力が入っちゃったんだよね」
魔王「……/////」コクッ
勇者「じゃあ、入ろう」
勇者「魔王のために準備したものがあるよ」
厨房
魔王「……卵?」
勇者「そう」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:23:16.45 ID:xs4OLTSXO
ほ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:23:27.01 ID:D/9Bj6Ij0
まおゆうが売れたからというものこの手の二番煎じが増えてうざい
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:25:31.10 ID:PZ7iqYhD0
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:25:46.42 ID:iSK8Hu+B0
勇者「見て」
卵>>カカッ
勇者「ほら、やってみて」
魔王「うん」ニギッ
卵>>バサッ
魔王「あ」ヌメヌメ
勇者(握った瞬間壊れた)ソコカラカ…
勇者「大丈夫だよ。卵沢山あるから、またやってみて」
魔王「う、うん」ニギッ
卵>>そんなに強くしちゃらめぇ…バサッ
魔王「」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:28:19.17 ID:iSK8Hu+B0
魔王「…無事に卵を手に握ることさえ出来なかった……」
勇者「………」
魔王「やっぱり、私じゃ無理…」
勇者「だ、大丈夫だよ。ボクも最初はそんな感じだったし」
魔王「本当?」
勇者「………」
魔王「………」
勇者「………………………………………うん」
魔王「……そっか」安堵
勇者「…今日の朝ごはんはオムレツだね」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:29:42.77 ID:AYEldKS10
支援
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:31:08.21 ID:iSK8Hu+B0
魔王「…美味しかった」
勇者「良かったね」ニコッ
魔王「……ねえ、ユウ」
勇者「何?」
魔王「ユウは力加減、出来るんだよね」
勇者「うん、出来るよ」
魔王「なのに、どうしてこんな所で一人で住んでるの?」
魔王「普通の村で住んだ方が便利だよね」
勇者「…」
NGが実に捗る 取り敢えず二つは消えた
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:33:03.39 ID:iSK8Hu+B0
勇者「加減が出来ても…力があることには代わりはないから」
勇者「それに、ボクもあまり、あの人たちと一緒にいたくないし…」
魔王「どうして?」
勇者「…あいつらはボクが自分たちより強いという理由だけでボクを殺そうとした」
勇者「そして、そんな人間たちのせいでボクの母さんは死んだ」
勇者「ボクは……あいつらを許さない」
勇者「魔族に負けて食われるか奴隷にされるか…ボクが知ったことじゃない」
魔王「…ユウ……」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:36:49.33 ID:iSK8Hu+B0
勇者「でも、魔王は違うよ」
勇者「魔王さえ良かったら、ここにずっと居ても構わない」
魔王「……ユウは、人間が嫌いなの?」
勇者「…好きじゃない。ぶっちゃけどうでも良い」
魔王「じゃあ…魔物は?」
勇者「……そっちも…別に嫌いじゃないな」
勇者「魔物って言っても、この辺りの魔物なら人間たちが狩りする時に使うの犬っころの方が危険だ」
魔王「…魔界に近い所には、強い魔物もいっぱいいる」
魔王「一人暴れたら、村一つなんて一握りにもならない程の強い魔物」
勇者「へー…」
魔王「…本当に、なんともないんだ」
ゆっくり読むわ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:40:32.93 ID:iSK8Hu+B0
勇者「別に人間もそんなに弱くないからね」
勇者「いつも自分たちは弱いって弱音吐くけど」
勇者「いざとなったら誰よりも強くて、誰よりも邪悪になるんだから」
魔王「心配は、しないんだ」
勇者「別に」
勇者「言ったじゃん。好きじゃないんだ。強いからって貶したり、助けてと駄々こねたり…」
勇者「自分たちだけで生きると決めたのだから、自分たちの命ぐらい自分たちで守れば良いよ」
魔王「……」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:44:55.28 ID:iSK8Hu+B0
勇者「話はやめて、ちょっと散歩にでも行こうか」
魔王「……私は…別に出かけなくても良い。出ても誰かや何かを壊すだけだし」
勇者「だからって篭ってばかりじゃ何も変わらないよ」
勇者「ね?」
魔王「……うん」
山の麓
勇者「お、…ねえ、魔王、アレ見て」
魔王「……お花畑」
勇者「どう?」
魔王「…綺麗…あ、蝶々」蝶々
勇者「捕まえてみる?」
魔王「……ううん」
魔王「きっと、壊しちゃうし……お花畑も…」
勇者「……」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:48:06.27 ID:0DaSOGQy0
支援
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:48:15.69 ID:iSK8Hu+B0
鳥>>ちゅんちゅん
勇者「……」
勇者「そんな魔王のために準備したものがあるんだ」
魔王「え?」
勇者「はい」パン屑
魔王「…?」キョトン
勇者「これをこうして……」地面に散らす
鳥たち>>……ちゅん
魔王「鳥たちが…集まってきた。
勇者「ほら、魔王もやってみて」
魔王「……うん」パッ
鳥>>パダパダ
魔王「!」
勇者「…」ニコッ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:51:27.82 ID:iSK8Hu+B0
鳥>>…ちゅん
魔王「一匹、こっちに近づいてきた」
鳥>>……カシゲ
勇者「魔王、ちょっとそこに座って両手合わせて開いてみて」
魔王「……こう?」
勇者「うん」パン屑を魔王の手のひらに
鳥>>パダパダ
魔王「あっ!」
勇者「慌てないで。手に置くだけで良いから。力を入れずに」
魔王「……あぁ」パァッ
鳥>>…ちゅっ、ちゅっ
魔王「…く、くすぐったいよぉ…」ビクビク
勇者「へへ…」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:53:34.74 ID:iSK8Hu+B0
その頃王城
王様「…ええい、忌々しいやつめ!」
王様「勇者の分際で余の命を断るとは…!」
王様「今まで生き残しておいた恩も知らずに…!!」
大臣「しかし、どうしましょう」
大臣「今軍を魔界の方に動かしたら、他の領主たちが隙を狙って反乱を起こす可能性も…」
王様「…魔族など相手に軍を動かすわけにはいかない!」
王様「ええい!なんとしてでも勇者を行かせるんだ!」
王様「なんでも良い!勇者を動かせる方法を探せ!」
大臣「しかし、どうやって」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:55:18.15 ID:iSK8Hu+B0
王様「知るか!なんでも良い!要はなんとしてでも魔界へ行かせればいいのだ」
王様「…そうだ、奴の母を人質に取れば……」
大臣「勇者の母は村人によってとっくに殺されています」
大臣「勇者が小さい頃王様が彼を殺すために村人を脅迫した時に…」
王様「ちっ、そうだったか。あの女、最後まで問題だけ残しやがって……」
大臣(この人は勇者を殺したいんだ、それとも魔王を殺したいんだ)
王様「ええい!とにかく行け!勇者の弱点になりそうなものを探すまで余の前に現れるな!」
大臣「は、はい」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:57:06.95 ID:iSK8Hu+B0
魔王「ユウ、食器置くの手伝わせて」
勇者「え?…うーん」ちょっと不安げ
魔王「大丈夫、今度はちゃんと出来るから…」
魔王「昼の鳥のことで、なんか勇気でてきたの」
勇者「…うん、良いよ。はい」
魔王「……そー…」
勇者「……」ドキドキ
魔王「っと」
食器>>ガタガタ
勇者「……」
魔王「……」
勇者「セーフ」
魔王「やった」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:58:30.83 ID:iSK8Hu+B0
夜
魔王「ユウ…ありがとう」ベッドに一緒
勇者「何が?」
魔王「今日…ユウと一緒に過ごして…すごく嬉しかった」
魔王「ずっと独りだったから……誰かと一緒に居るのがこんなに嬉しいなんて思わなかった」
勇者「…そうだね」
勇者「ボクもだよ」
魔王「…ずっとこうして居られると良いな」
勇者「魔王はどっかいっちゃうの?」
魔王「ううん、そういうわけじゃないけど」
魔王「…いや、ちょっと言葉のアヤだっただけ」
勇者「そっか…」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 16:59:49.99 ID:GPYT1Z4IO
手垢で真っ黒の題材をどうやって調理するのかと思ったらそのまんまぶっ込んだだけだったでござる
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:01:17.09 ID:0DaSOGQy0
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:01:17.56 ID:iSK8Hu+B0
翌日
魔王「……そー」ニギッ
卵>>……
魔王「…えいっ」
黄身>>らめぇー
魔王「……」
魔王「…もう卵ない」
勇者「でも卵を壊さずに握れるようになったね」
魔王「……うん」
勇者「…魔王偉いよ」ナデナデ
魔王「!」
勇者「…あ、…いやだった?」
魔王「…ううん、もっとやって」
勇者「はい」ナデナデ
魔王「……ぅーん//////」
102 :
>>100 ありがとう:2012/06/03(日) 17:05:18.84 ID:iSK8Hu+B0
魔王「今日も出かけるの?」
勇者「そうだね…野菜と果物をとっておいたのが切れたから、またとりに行こうと思うよ」
勇者「食べる口が二人になったから減るのが早くなるね」
魔王「……ごめんなさい」
勇者「あ、ごめん、面倒だって言うつもりじゃなくて」
勇者「…実は、ボクも独りで居た時は、本当に必要な時じゃないと出かけなかったんだよね」
魔王「…そうなの?てっきり良く出歩くのだと思った」
勇者「基本的には家に居たよ。魔王が居るから、なんか言い訳付けて一緒に出かけようと思うだけ」
勇者「じゃあ、行こう」ニコッ
魔王「…うん」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:05:58.80 ID:u7FdG83A0
おもろいしえん
☆
NGにはしたが書き込むなとは言ってないぞ
さるよけの為に適度にカキコしてくれよ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:08:05.20 ID:iSK8Hu+B0
魔王「…木、高い」
勇者「登って取るんだよ」
魔王「木を壊して取ったら?」
勇者「そんなことしたら来年リンゴが取れなくなっちゃうよ」
魔王「……そっか」
勇者「じゃあ、ボクが行って取ってくるからここで待ってて」
魔王「うん」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:10:17.49 ID:iSK8Hu+B0
魔王「………」ヒマ
魔王「…勇者」
勇者(木の上)「なーにー?」
魔王「林檎、沢山?」
勇者(木の上)「そうだね。いつもの倍は取らないといけないし」
魔王「…じゃあ、そこでとったのこっちに落として。私が下で取るから」
勇者(木の上)「わかった!じゃあ、準備しといて」
魔王「……」
魔王「!」ローブを外して開く
魔王「準備できた」
勇者「はーい、じゃあ落すよー」
シューッ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:11:16.77 ID:1FN56qzU0
C
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:12:46.99 ID:iSK8Hu+B0
ぺちゃっ
魔王「…外した」
シューッ
ぺちゃっ
魔王「あ」
シューートン
魔王「…よし」
シュー
魔王「ほっ」トン
魔王「よっ」トン
魔王「やっ」トン
シューッ
魔王「ぐわっ!」ビューティフォー
勇者「まおー!!」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:16:47.99 ID:iSK8Hu+B0
勇者「魔王、大丈夫?」降りてきた
魔王「……ふぅ、うん、なんとか」
勇者「……ぶっ」
魔王「?」
勇者「く…くくくく」腹を押さえる。
魔王「何?なんで笑うの?」
勇者「木の実が……角に刺さってる…くくく」地面を叩く
魔王「え?……おっ!」
木の実>>さけちゃうーー
角>>突貫
魔王「……くっ、何これ」
勇者「…くくく…あはははは!!」
魔王「くすくす……」
勇・魔「あはははは」
??「………」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:20:13.31 ID:1qaBcrsG0
支援
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:20:26.66 ID:iSK8Hu+B0
大臣「それは真か?」
間者「はい、間違いありません」
間者「遠くて会話を聞こえてませんでしたが、あの女の子と一緒に住んでいるようです」
間者「とても大切にしているみたいです」
大臣「……なら、その娘を攫ってこい」
大臣「早い程良い。今夜でも何人か連れて攫ってこい」
大臣「人質に使うのだから傷を与えず…この睡眠玉を使え。
間者「はいっ」
安っぽい中二拗らせて、既存の善悪の定義に疑問提起するだけして
それに代わる信念を示さなかったり、ニヒリストぶって薄っぺらいまとめ方されるよりは
勧善懲悪の王道を徹底してくれた方が、娯楽として秀逸
大して学もない人生経験も限られてるオタク崩れがくだらん背伸びするなと思う
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:25:09.42 ID:GPYT1Z4IO
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:25:12.05 ID:cfLR5VVh0
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:25:51.64 ID:iSK8Hu+B0
夜
魔王「……」
魔王「…トイレ…」
勇者「うぅん…」ギュー
魔王「…ユウが抱きしめてる」
魔王「……//////」
魔王「…っ」
魔王「そーっと……じゃないとユウの腕が折れる」
勇者「むぅ…」
魔王「クス…」
魔王「…あ…早くいこ」
単純な正義と悪の構造を否定する俺って深いなー、っていう浅薄で単純な天邪鬼思考がもはやギャグの領域
既製概念に唾吐くって一番楽なんだよな。ただ土足で踏みつければいいだけ。軽い。薄っぺらい
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:29:31.28 ID:AYEldKS10
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:30:38.70 ID:iSK8Hu+B0
魔王「ふぅ……」
トントトーン
魔王「…あれ?何コレ…玉?」
玉>>ピシーッ
魔王「うっ!……うーん」バタン
??「今だ、回収しろ」
??「急げ、勇者が起きたら大変だ」
魔王「……」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:30:42.51 ID:MrMXh0Fv0
いつまでコピペし続けるの?
何つーか、ガキってそういうの好きだよね。既成の価値観に唾吐くだけなら簡単だって言ったろ?
現実はこうじゃないんだ!って狭い見識で反発しところで、その上でやってんだって話だしね
浅いのよ、何もかも。ウワベだけしか見ないで、ウワベだけで捻っちゃう
いい猿よけだな頑張ってくれ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:32:42.21 ID:iSK8Hu+B0
朝
勇者「うーん……魔王…」
勇者「…居ない……ちょっと寝過ぎたかな」
勇者「居ない」
勇者「魔王がどこにも無いよ」
勇者「まさか一人でどっか行ったの?」
勇者「…うん?」
睡眠玉
勇者「…これは」
勇者「まさか…!」
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:35:36.42 ID:iSK8Hu+B0
王城の地下牢
魔王「……うん…?」
魔王「ここ…は…?」
??「まさか魔族と内通してたとはな」
??「いや、だからこそ王の頼みも断ったのだろ。とんだ化物だぜ」
魔王(何?…どうして私、こんな所に…)
>>118 ポエム公開か哲学ごっこしてるだけだろ。ほっといてあげなよ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:40:47.13 ID:iSK8Hu+B0
看守A「しかし、あんな魔物がこんな人間の土地近くまで来るなんて、国境では何をやってるんだ?」
看守B「お前知らねーのか?」
看守A「あ?なんだよ」
看守B「国境で魔物との戦いが激しくてさ。もうそっちに行きたがる兵がねーんだってよ」
看守B「だから国境辺りで最小限の対応だけやって、後は小さな村は守らずに適当にバリケード代わりに使ってるらしいぜ」
看守A「鬼畜だな…それでも使える軍隊あるだろうに」
看守B「精鋭部隊は全部他の国や強い領主との境界に配置してるからな」
看守B「王様は勇者一人に魔物たち任せるつもりだったのに、それが断れたからな」
看守A「それがまさか勇者って奴があんな魔物と内通してたとはな…反吐が出るぜ、化物どもが…」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:41:40.19 ID:nzNV6IJh0
面白いな
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:43:18.25 ID:GPYT1Z4IO
何年か前ケータイ小説審査する時にこれと同じようなのみたわ
なんつーかここって投下されるもんの質に差がありすぎるよな
今投下されてるやつでもっと面白いのあるのに
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:45:24.95 ID:iSK8Hu+B0
看守A「本当、勇者って名前が惜しいよな」
看守A「勇者なら人間守れってんだ。断るとか阿呆じゃね?」
看守B「まったくだ。って、勇者と言っても魔族どもと同じ化物だからな」
看守B「どっちも力尽きて、魔王と一緒にくたばってくれたら後は俺たち人間だけの世界なのによ」
看守A「本当にそうなると楽で良いよなー」ゲラゲラ
「もっと早く楽できる方法、教えてあげようか?」
看守A「え?」
クシャ
看守Aだったもの「」
看守B「ひ、く、く、頸がー!ど、どうやって…」
魔王「あんなので私を閉じ込められると思う?」曲がれてる鉄格子
魔王「…話はだいたい読めたよ」
魔王「お前も死んで良い」
看守「ひぃぃぃーー!!」クシャ
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:45:47.72 ID:Y756+pDXO
もしもしとPC両方使って張り付くとかご苦労様です
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:47:48.33 ID:iSK8Hu+B0
勇者の家
勇者「…王様…」
勇者「あいつが魔王を人質にしたの?」ブルブル
勇者「………あの豚野郎が…」
玉>>ぎゃーガシャン
勇者「……今度こそ頭貫いてやる」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:50:53.13 ID:iSK8Hu+B0
王城
門番「待て、何者だ!」
勇者「ボクが何者かって?」シャキン
門番「っ!」
勇者「……まだボクが誰か知りたい?それとも門を開ける」
門番「あ、開けます。開けますから命だけは……!」
勇者「あまり今のボクを怒らせないで欲しいな」
勇者「前ここに来た時より何倍も苛立ってるんだ」
勇者「力加減ができなくなっちゃうかもしれないよ」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:51:37.35 ID:0DaSOGQy0
支援
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:53:56.83 ID:iSK8Hu+B0
謁見の間
ガーン
勇者「……王!」
王様「ふん!来たか、勇者よ」
勇者「…まお……あの娘をどこに置いたの」
王様「今頃地下牢で眠っているだろ」
王様「無事に返して欲しければ、魔王を倒せ!」
勇者「……」
王様「気に入らぬ目だ」
王様「お前らの一族は昔から気に入らなかったんだ」
王様「いつかは余の座を狙ってくるのは間違い無しだった」
王様「魔王さえ居なければ、お前もとっくに殺してただろう」
王様「その恩も知らず、たかが人間の分際でこの王様に逆らったのが最初からいけなかったのだ!」
王様「さあ、お前に後援金なんざも必要ないだろ!さっさと魔王を倒しに行け!」
勇者「……嫌だけど?」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 17:56:16.04 ID:iSK8Hu+B0
王様「なんだと!」
勇者「……なんでそんなに同じ人間だと思うと強気なの?」
勇者「普段は化物扱いするくせに…」
勇者「危険な時は同じ人間だからって助けてくれると思ってるの?」
勇者「あんまり馬鹿なこと言ってると魔物じゃなくてボクの手で殺しちゃうよ」
王様「ま、また余にそのような言い方を…」
王様「もう良い。あの娘を殺してやる!」
勇者「人質じゃなかったの?」
王様「うるさい!お前の恋人の頸が胴体から落とされてもそう言えるか見てみよう!」
勇者「………殺しちゃ駄目」
王様「はっ!今更命乞いしても遅い…」
勇者「死なない程苦しませて」
魔王「分かった」クシャ
中二が喜ぶんだろうけど、人間の悪い面をクローズアップしたがるのは
良い面しか見せないのと同様に薄っぺらい
どちらかを持ち上げて他を貶める構図なんて結局差はないというのに
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:00:00.69 ID:iSK8Hu+B0
王様「な、なんなんだ。何がどうなっている」
王様「どうして余の腕があんな遠い場所にあるんだ!」
王様「脚!余の脚に何をした!」
王様「うあああああああ!!!!!!」
魔王「四肢千切られても死なないんだ」
魔王「ユウの言った通り。人間って強い」
勇者「…もう中身は壊れてたよ」
勇者「傷口の治療はしておいたから、死ぬことはないだろうし」
勇者「せいぜい腕脚失った衝撃で狂ってしまうと良いよ」
王様「腕……脚…!!うへ…うへへへへ!!」
王様「余は…余の命令を聞けー!!」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:02:22.55 ID:GPYT1Z4IO
>>130 得意気に見当外れのことを言ってる姿は、なんか見ているこちらが恥ずかしい。
つまらないから作品を叩いてるだけで、別に君らを叩いてるわけではない。
これ好きな人ってファンモンとかGREENとか西野カナとか好きそうなんかなーとは思う
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:03:43.55 ID:iSK8Hu+B0
勇者「……帰ろっか」
魔王「ユウ……ううん、勇者」
勇者「……いつ気付いたの?」
魔王「さっき看守たちが言うことを聞いてた」
魔王「勇者だったんだ…最初に見た時気づくべきだったよ」
勇者「……ボクは魔王と戦いたくないよ」
魔王「私も勇者と戦いたくない」
勇者「じゃあ、良いじゃん」
勇者「これからも二人一緒に居ようよ」
勇者「誰にも邪魔されずに、誰にも迷惑かけずに生きたら…」
魔王「看守たちの言うことを聞いたよ」
魔王「私…帰ろうと思うの」
勇者「……!」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:03:49.54 ID:0DaSOGQy0
嫌なら見るなようるさいな
見えないので基地が何言ってるか産業で頼む
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:05:02.99 ID:Kl4LzYPT0
いや、マンセー意見ばかりだと気持ち悪いから、むしろ批判があった方がいいとは思うけど
ここまでやるとさすがに疲れないか
使命なのか?
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:07:33.33 ID:GPYT1Z4IO
逆にこの不自然な擁護を俺は疑問を感じる。
俺は批判点を浮き彫りにしているにも関わらず、擁護側はただレッテル貼り.謎のNGアピール.人格否定をするだけでマンセーの一色
俺は逆に君らから宗教に似た恐ろしさを感じるよ。
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:09:38.87 ID:iSK8Hu+B0
魔王「私……私が居なくなったら、魔物たちももう戦わないだろうと思ったの」
魔王「でも、今でも魔物と人間は戦っている」
魔王「そして多分、人間が一方的にやられているばかりだろうと思う」
魔王「誰かさんが自分がやるべきことをしてなかったせいだよ」
勇者「………ボクは…ただ誰にも邪魔されずに生きたかったよ」
勇者「魔物と人間の戦いがどうのこうのなんて、ボクとは関係ない」
魔王「うん、そうかもしれない」
魔王「でも、私は魔王だよ。少なくとも魔物たちが戦っているのは私の責任だよ」
魔王「だから、戻ってこの戦争を辞めさせるよ」
魔王「そしたら、もう勇者とは会えなくなるだろうね」
勇者「……わからない……ボクには分からないよ」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:10:12.07 ID:GPYT1Z4IO
>>141 これなんてもう、本末転倒だよな。そうとう頭弱くなかったらこういう発言できないと思う。
養護学校か精神病第二棟からアクセスしてきてるのかなと思うくらい。
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:11:52.51 ID:fqDCoqyxO
便所の落書きにマジになっちゃってどうするの?
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:11:59.26 ID:iSK8Hu+B0
魔王「私も逃げたかった」
魔王「でも、このままじゃ見てみぬふりしてるだけだよ」
魔王「あそこの人間の王と同じだよ」
魔王「そんな風になるのは嫌だから…」
魔王「だから…ごめんね。勇者」
魔王「ずっと一緒に居ようって約束、守れない」
勇者「…魔王」ジワッ
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:12:28.12 ID:FIBiVxHR0
楽しく読んでます!
キチガイがうるさいけど最後まで頑張ってください!
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:12:33.53 ID:0DaSOGQy0
批評家(笑)はVIPみたいな底辺に来ないで本屋にでも行ってろよ
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:13:06.34 ID:HE/Jx6j+i
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:14:32.57 ID:iSK8Hu+B0
勇者「ヤダ……ヤダよ。行っちゃやだ…」
勇者「もう独りになるのはヤダ…」
魔王「…ごめんね、勇者」
勇者「謝らないでここに居てよ!」
魔王「………ごめんね」
勇者「……」ジワッ
魔王「…さようなら」テレポート
勇者「魔王ーー!!」
シーン
勇者「…」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:15:03.87 ID:GPYT1Z4IO
あー…やっぱプロだから本気だすとすぐ論破しちゃうんだ すまんな
やっぱ何事も本気じゃないとな 才能ないカスほど力を出し惜しみするふりするから困るは…
踏み台のくせになんのプライドだよ…
あんまり叩いてやるなよ
どうせ何かに影響された安っぽいアフォリズム精神で批判してるだけなんだから
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:16:27.00 ID:U01bnl2U0
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:16:48.16 ID:iSK8Hu+B0
勇者の家
勇者「……」
勇者「……」
勇者「」
『自分で買って知らないって…変なの』
『あ、あの……ユウと、一緒に寝たい』
『ユウ、食器置くの手伝わせて』
勇者「うぅ…」
『ユウ…ありがとう』
『…ずっとこうして居られると良いな』
勇者「うわぁあああああ!!!!」ガシャーン
勇者「ああああ!!!」クシャーッ
勇者「うあああああああ!!!!」ドカーン!!
支援
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:17:06.75 ID:gfAOfQCA0
SSスレはレスしないで黙って閉じるのが最大の批判なんだぜ
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:18:23.10 ID:U4bvy8ql0
支援
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:19:42.79 ID:GYBp0K540
最近はやりのコピペなの?
確かに内容には一切ふれてないからコピペには持って来いの文章だけど
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:19:43.62 ID:iSK8Hu+B0
家>>廃墟
勇者「魔王……魔王……」
勇者「…なんで…なんでだよ」
勇者「一緒に居てよ……」
勇者「もう強気にしないから…」
勇者「本当に耐えられないのボクの方だから……」
勇者「だから……」
勇者「うぅっ…」
勇者「……」
もういっそ勇者がさあ・・・
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:23:04.82 ID:iSK8Hu+B0
勇者「やっぱ何もない」ぐぅー
勇者「やけにもっとお腹空いちゃった」
勇者「…あ」
ぽっかりと穴の空いた林檎
勇者「……」
勇者「……」ムシャッ
勇者「苦っ…もうイッちゃってるし」ペッ
勇者「……」
勇者「…ふふっ」
勇者「くふふ……あははははは!!!」
勇者「……ふぅ…すっきりした」
C
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:25:41.45 ID:iSK8Hu+B0
勇者「……」メラゾーマ
勇者の家>>これから毎日家を(ry
勇者「……」
勇者「…行こうか」
勇者「魔王、倒しに(会いに)」
おわり
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:26:44.69 ID:tpR1papx0
魔王を、押し倒しに
第一部完
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:27:26.93 ID:GPYT1Z4IO
君らがファンモンやgreeenみたいな介護されながら整備された道路を伝う時
俺はスピッツという断崖絶壁の崖を孤独で登る でもこれが想像力のある俺には心地好い
これが歌詞の楽しみ方 歌の楽しみ方
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:27:46.23 ID:U4bvy8ql0
せつないな。。。
乙だぜ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:29:01.19 ID:nOguXv4l0
続きはまだかね
おわりなのかー 倒しにってのは
>>166的な意味でよろしいな
乙
どこかのコピペさんよりから文才あった
ら×
は○
誤字った
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:31:16.08 ID:iSK8Hu+B0
終わりです。
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
誤字、脱字、そもそも文がださいなど問題が多多あったと思いますが、ここまで読んでくれたあなたはきっと優しい人に違いない。
いつも王に言われれば魔王倒しに行く勇者が、
何の正義感もなく、むしろ人間を嫌がっている姿から、
魔王という存在自体何らかの理由を持って旅立つことを決意する。
という話を書きたかっただけです。
次はもっと創意的なもの書いてみようと思います。
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:31:50.84 ID:0DaSOGQy0
お疲れ
乙ー
次も頑張れよー
期待してる
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:32:44.14 ID:joELGb7t0
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:33:02.20 ID:AYEldKS10
こういう理屈使って話作ろうとする奴やる夫板に多いよな
レスもやる夫スレにありがちなキモイ支援ばかり
お疲れ様
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:34:00.90 ID:iSK8Hu+B0
うわぁ・・・
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:35:05.65 ID:joELGb7t0
臭いけど真性なのか?
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:35:42.72 ID:GPYT1Z4IO
>>174 うん、台詞回しとか面白かったよ。
批判とかもあるけど、そういうのはたいてい無責任な中傷だろうしあんまり気にせず書いた方がいいよ。
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:36:57.10 ID:Dr2V4kNE0
折角最後まで読んだのに馬鹿みたいな宣伝すんな
もう終わったのでNG解除するが
批判するならもっと上手にやれよ
大衆音楽持ち出したり善悪二元論持ち出したり
比喩だとしてもお粗末過ぎる
せめて批判してる奴は文才の片鱗でもいいから見せてくれよ
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:38:35.01 ID:AfgtzUYc0
宣伝はありだろ。
乙
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:40:46.27 ID:joELGb7t0
SS書く奴も批判する奴も擁護する奴も
臭いのばっかだな
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:43:28.00 ID:GYBp0K540
ああ、海外の人か
差し支えなかったらどこの方なのか教えてほしい
なるほど、外人ならそれも仕方ないな
物自体は面白かったから他のも読ませてもらうぜ
外人だからしかたがないという風潮
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:48:30.52 ID:U4bvy8ql0
>>181 あ、それで似たような流れがあったのはそのためだったのか!
でもよく出来ていると思うよ
また読ませてよ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:48:35.84 ID:GPYT1Z4IO
>>187 君のレスみてたら、なんか君がNGしてる意味なかったように思えるんだが。
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:49:20.45 ID:b1Y565Ig0
プロローグ終わりって事か
続きを楽しみにしてる!
GJ!
>>194 読んでる間お前の駄文邪魔なんだよ
もう終わったからそれでいいけど
何とかならんのお前の安っぽい批判精神?
やる夫板と同レベルの臭さ
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:52:26.19 ID:GPYT1Z4IO
>>196 んー…投下されてる最中、誰にも聞かれてないのにNGアピールして投下の迷惑になるとか考えなかったの?
はっきり言って君が触れなければこんなに荒れることもなかったよ。
NGしてるのに触れちゃ駄目じゃん…
馬鹿かよ荒らしてたのお前だろ
大体NGにされるような駄文垂れ流さなきゃ済む話だろ
お前の文章がまともだったら同意してやったよ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 18:58:53.65 ID:Njicn88pi
外野が面白かった
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:00:40.34 ID:k1FXAcbH0
途中から勇者の正体バレてたのはなんで
202 :
>>201:2012/06/03(日) 19:01:39.91 ID:iSK8Hu+B0
看守の会話で察した感じで……
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:10:40.59 ID:GYBp0K540
いろいろ言われて思うこともあるだろうけど
みんな非母国語で物語書く挑戦心もそれを投稿する度胸もないようなやつばっかりだから
気にしない方がいいよ がんばって
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:16:49.89 ID:yvE/kzOy0
ID:iSK8Hu+B0
こいつ臭うんだけどちゃんと風呂はいってんのかな
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:17:53.35 ID:k1FXAcbH0
>>202 それ以前に名前を魔王が勇者をユウと呼ばずに勇者と呼んでいた
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/06/03(日) 19:22:16.66 ID:iSK8Hu+B0
>>205 ……ミスです。
なんてこった…なんてことをしやがったんだ…私は……
おつかれー