恒一「え?見崎ってレズだったの?」鳴「……」コクン
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
恒一「あ、ごめん別に引いてるってわけじゃないんだ」
鳴「いい、ほんとのことだから」
鳴「意外?」
恒一「いや、でも少しびっくりしたよ。女の子と付き合ってたの?」
鳴「ううん、ただ私は未咲のことが好きだったから」
恒一「そっか……」
鳴「まぁ、ね」
恒一「それでどうして僕にそのことを?」
鳴「協力してほしい」
恒一「協力?」
鳴「ええ」
鳴ちゃんと小椋ちゃんの百合オナシャス!↓
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:03:12.47 ID:HPJJaQOXi
│ _、_
│ ヽ( ,_ノ`)ノ 残念私のおいなりさんだ
│ へノ /
└→ ω ノ
3 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2012/05/31(木) 17:03:31.07 ID:GLWGDOyUi
てす
はやくしろ俺が待っている
恒一「僕でよければかまわないけど…誰が好きなの?」
鳴「お、お…」
恒一「お?」
鳴「小椋さんなの…」
恒一「……」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:29:14.49 ID:wzdCZ6AVO
待っていたぞ
しえん
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:30:05.23 ID:+pslYn190
同じ「ないもの」だから惹かれたのかな
恒一「うーんイマイチ接点が無いように思えるけど…」
恒一「理由もきかせてくれると協力しやすい なんでなの?」
鳴「なんかちょっと親近感が湧くの それに誰にでもズバズバ言う物腰に憧れるの」
恒一「…」(親近感って胸か…)
恒一「う、うん、なんとなくわかるよ 小椋さんに振り向いてもらえるように頑張ろうね」
鳴「あ、ありがとう!」パァ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:34:04.11 ID:+pslYn190
同じ身長でもあるな
フュージョンできるじゃん
恒一「じゃあまず小椋さんと友達になっていろいろ知ることから始めないとね」
鳴「うん!」
恒一「ほら綾野さん達と喋ってるから話しかけてきな 頑張って」
鳴「わかった」タッタッタ
恒一(ふぅ…こんな感じで良いのかな じゃあ小説に続きでも読もっと)
トントン
恒一「ん?」クルッ
鳴「……」
恒一「どうしたの?」
鳴「…出来ない」
恒一「え?」
鳴「恥ずかしくて話しかけられない……榊原くんも来て」
恒一「いやー女の子同士だし男の僕より楽だとおもうんだけど……」
鳴「さっき協力してくれるって言った」
恒一「…わかったよ じゃあ行こう」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:43:48.66 ID:wzdCZ6AVO
俺得すぎる
末咲→鳴→←小椋さんだと更に俺得
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:44:40.52 ID:XmEe8Qeb0
最近のは小椋ちゃんと鳴ちゃんが仲いいSS増えてるからいいね
恒一「綾野さん小椋さんおはよ 2人とも何の話してるの?」
綾野「あっこういっちゃんじゃん! 演劇の事だよー」
恒一「あっ2人とも演劇部なんだっけ?」
小椋「うん 後、泉美もね」
恒一「あっ赤沢さんもなんだ〜」
ツンツン
恒一「ん?」
鳴「小椋さんの事いろいろ聞いて」ボソッ
恒一「……」(もう…)
ドン
鳴「きゃっ」
恒一「ねぇ見崎が2人と仲良くなりたいんだってさ 良いかな?」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:53:57.41 ID:+pslYn190
未咲→鳴→小椋←綾野
↑
恒一←赤沢←スライス←川堀
駄目だ無理だわ 3角関係になるのしか思いつかん
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 17:59:55.74 ID:STHBEppA0
姉妹百合じゃないのか
解散
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:01:00.40 ID:kjvZ9f1r0
うおおおおおい
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:08:01.44 ID:LfPW9aaB0
おおおおう…
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:09:19.73 ID:InnFRNo+0
イマジネーション浮かんだわ 書きてえ
誰でもいいからはよ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:13:38.26 ID:InnFRNo+0
小椋「えっ、見崎さんが?」
綾野「みさきっち、積極的だね」
見崎「……」コク
榊原「小椋さんのことが気になるみたいだよ」
小椋「なんで?」
見崎「前から仲良くなりたいと思ってたの」ニヤ
小椋「……っ」ゾクッ
小椋(なんで背中に冷たいものを感じるのかしら……)
綾野「由美、大丈夫?」
小椋「へ、へーきよ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:14:42.04 ID:+pslYn190
鬼畜系の人じゃねぇか
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:15:43.33 ID:LfPW9aaB0
構わん、やれ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:16:26.54 ID:QUAbldomi
俺得
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:16:49.02 ID:3jaFnXm1i
支援
27 :
いつも言うけど サル怖いから:2012/05/31(木) 18:17:45.46 ID:InnFRNo+0
榊原「小椋さんに質問ね。今好きな人とかいる?」
綾野(すごい直球な質問)
見崎「……」ドキドキ
小椋(ちょ……なにこの微妙な雰囲気。あたしには兄貴が……)
赤沢「あんたら何してんの?」
榊原「やあ演劇部の赤沢さん。見崎が小椋さんたちと仲良くなりたいんだってさ」
赤座「へえ。根暗の割には社交的じゃない」
榊原「まったくだね。で、小椋さん。質問に答えてよ」
小椋「……好きな人なんているわけないでしょ」
見崎「本当にいないの?」ジー
小椋「うっ……」ゾクッ
小椋(この娘、まじやばい。なんで悪寒がするのよ)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:20:52.18 ID:Rmz4wBrR0
赤座「へえ。根暗の割には社交的じゃない」
榊原「まったくだね
おい
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:21:55.75 ID:TLrMlCNR0
どうせまた途中で投げ出すんだろ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:22:09.61 ID:InnFRNo+0
赤沢「小椋が冷や汗かいてるわ」
榊原「うん。見るからに不健康そうだね」
綾野「保健室行く?」
小椋「バカなこと言わないで。ちょっとこの娘が怖かっただけよ」
榊原「はっきり言うね。君は」
小椋「だって目つきが怖いんだもん。飢えた獣のような目をしていて」
榊原「具体的には?」
小椋「初めて目があった瞬間から悪寒を感じていたわ。その瞳の内部に
宿る野性的な本能が、あたしの心臓を鷲掴みにしそうになるの。
あたしは気が付いたら手足が震えていたわ。今すぐここからいなくなりたい」
赤沢「長くてくどいわね。見崎鳴って恒一君にぞっこんじゃなかったっけ?」
中尾「どっちかというと榊原が見崎に夢中だったよな?」
榊原「今でも夢中なんだけど、振られちゃった」
なんでお前キャラ貶す書き方しかできないの?
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:27:31.16 ID:InnFRNo+0
綾野「こういっちゃん。振られたの?」
赤沢(チャンス到来?)
榊原「すっごい残念だった。あんなに世話してあげたのに」
赤沢「ペ、ペットは気まぐれよねー。猫とか」
見崎(……私ってペットだったの?)ガーン
中尾「話が脱線しすぎだな。あと榊原爆発しろ」
榊原「そのセリフ聞くのもう五十回目くらいかな」
小椋「どうでもいいけど、あたしはもう帰るね」
見崎「ダメ。帰っちゃダメ」ギロ
小椋「ひぃぃいぃ!!」
榊原「要約すると、小椋さんの家に泊まりたいらしいよ」
綾野「すごい要約の仕方だね」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:34:12.36 ID:InnFRNo+0
見崎「脅かしてごめんね小椋さん。でも仲良くなりたいのは本当なの」
小椋(あれ? 雰囲気が普通に戻った。どっちがこいつの本性なの?)
榊原「というのは嘘で小椋さんとレズ的な関係になりたいらしいよ」
小椋「いやああ!!」
赤沢「なるほど。男には興味なかったのね」
綾野「こういっちゃんが降られた理由が分かった」
榊原「どうするんだい小椋さん。見崎は本気みたいだよ?」
小椋「嫌に決まってるでしょ!!」
榊原「だってさ見崎。やっぱ女同士とか気持ち悪いよね?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:39:18.34 ID:InnFRNo+0
見崎「そんなことない。女同士だっていいものよ」
中尾「見崎と小椋か。絵的には悪くないな」
川堀「男同士も悪くないぜ?」
中尾「まかせろー」
榊原「あー、君ら黙っててくれないかな」
赤沢「私はお似合いだと思うわよ!!」
榊原「赤沢さんもそう思う? 僕もあの二人いいと思うんだよね」
小椋「あたしは嫌よ!!」
榊原「まあまあ小椋さん。見崎の気持ちも考えてやってくれよ」
小椋「あたしの気持ちはスルーなの!?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:45:08.90 ID:TLrMlCNR0
C
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:46:59.42 ID:wzdCZ6AVO
し
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:47:22.73 ID:InnFRNo+0
榊原「でも小椋さんってブラコンだよね?」
小椋「……」ギク
榊原「同級生よりお兄さんのが大事?」
見崎「お兄さんフラグを折らないと付き合えないのね」
小椋「今付き合うって言った!!」
赤沢「レズなんだから当然でしょ」
綾野「うちのクラスって他にもレズいるよね」
中尾「あいつらは同意の上だからいいんだよ。
小椋嫌がってるじゃん」
見崎「由美のお兄さんに会いたい」
小椋「下の名前で呼ばないで!!」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:52:40.22 ID:InnFRNo+0
見崎「でも将来付き合うんだから今から呼んでもいいでしょ?」
小椋「全然よくない。つーか付き合うつもりないから」
榊原「突然ですが今日の予定が決まりました。小椋家訪問です」
赤沢「本当に突然ね」
小椋「なんで訪問されなきゃならないのよ!!」
榊原「小椋さんの私生活を観察するためにね。
家庭訪問みたいなものかな」
小椋「先生に言いつけるわよ!!」
赤沢「まあいいじゃない由美。減るもんじゃないし」
綾野「千曳さんには演劇部休むって伝えておくね」
見崎(小椋さんの私生活……)ドキドキ ワクワク
榊原(あっ。興奮する見崎かわいい)
赤沢(恒一君。まだ見崎のこと好きなのね……)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
飯の時間がきちまった 続きはもちろん書くから
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:55:19.87 ID:QUAbldomi
ほ
も
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 18:57:50.48 ID:LfPW9aaB0
は
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:07:34.21 ID:wzdCZ6AVO
ちゃんとハッピーエンドの鳴由美にしろよな
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:17:25.86 ID:wzdCZ6AVO
ほ
はよ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:27:47.78 ID:LfPW9aaB0
★
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:29:22.57 ID:Av/iGQQpi
微妙だわ
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:30:00.77 ID:nhqUAVKn0
見崎は恒一より百合っぷるに教えを請うべきではなかろうか
48 :
保守どうも:2012/05/31(木) 19:37:02.31 ID:InnFRNo+0
小椋家
恒一「なんか昨日も来た気がするな」
見崎「え?」
恒一「こっちの話。小椋さんのお兄さんて何してる人なの?」
由美「引きこもりよ」
赤沢「うわぁ」
中尾「リアルできつい話だな」
綾野「ご愁傷様です」
恒一「名前は敦志さんだっけ?」
由美「なんであんたが知ってるのよ!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:39:00.28 ID:/mh5YyPii
支援
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:40:27.94 ID:TLrMlCNR0
アナルセックスか
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:43:44.16 ID:InnFRNo+0
そのころ、敦志はベッドで寝ていた。
妹の部屋が騒がしいので様子を見る。
敦志「朝からうっせーぞおまえら」ガチャ
恒一「お邪魔してますね淳史さん」ニコ
敦志「うわあああ!! おまえはこの前の!!」
由美「兄貴、こいつと会ったことあるの?」
敦志「いや……会うのは始めたの筈なんだが、すげえ嫌な予感がするんだよ」
見崎「おはようございます。お義兄さん」
赤沢(もう夕方だけどね)
敦志「あっ……」(なんだこの美少女は……? もろ好みだ)
見崎「どうかしました? お・に・い・さ・ん」ニコニコ
敦志(くそっ。なんでお義兄さんって呼ばれて違和感を感じないんだ)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:49:31.95 ID:InnFRNo+0
綾野(こういっちゃん、見崎っちは敦志さんを懐柔するつもりだよ)コソコソ
榊原(そのようだね。おとなしそうな顔してとんだ策士だよ)
赤沢(恒一君。このあとカフェでお茶しない?)
中尾(赤沢、それなら俺が……)
敦志「あー、君は由美のクラスメイトかい?」
見崎「はい。由美さんの親友です」ニコニコ
敦志(し、静まれ!! 静まるんだ俺の欲望!!)
由美(くそっ。なにときめいてんのよ兄貴。
つーか見崎とは親友じゃないし)
榊原「今日は先生に頼まれて家庭訪問に来ました」
敦志「なんだそれは? なんで生徒が生徒の家を訪問するんだ!!」
赤沢「最近の義務教育は色々と複雑なんです」
綾野「まあ嘘だけどね」
敦志「嘘かよ!! くだらねえコントしやがって」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:54:25.59 ID:InnFRNo+0
榊原「本当は縁談の話を持ってきました」
敦志「縁談……だと?」
榊原「僕と敦志さんのです」
敦志「な……に……?」
榊原「ウホ系カップルってどう思いますか?
お義兄さんの顔見てるとケツ掘りたくなるんですよね」
中尾「ケツホレ♪」
敦志「うわああああ!! 悪夢が蘇る。止めてくれえええ!!」
榊原「というのは冗談です」
敦志「なに?」
榊原「僕はホモじゃありませんからね。
由美さんのことで相談があるんですよ」
敦志「由美がどうしたって? まさか学校で問題でも起こしたのか?」
見崎「妹さんが私との婚約を認めてくれなくて困ってます」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:55:08.50 ID:TLrMlCNR0
あやのん可愛い支援
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 19:55:12.81 ID:LfPW9aaB0
昨日の奴か…
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:00:15.91 ID:InnFRNo+0
敦志「ちょっと待ってくれ」
見崎「はい?」
敦志「今、私との婚約って言ったよな?
確認するけど、君実は男の子とか言わないよな?」
見崎「れっきとした女の子です」ニコ
敦志「もうデレる余裕もないぞ。由美のこと狙ってるのか?」
見崎「そうです」
敦志「ニートの俺が言うのもなんだが、女同士とかやばくない?」
見崎「可愛さあふれる鳴ちゃんなら問題ないのです☆」
敦志「変な星飛ばしたって誤魔化されてねーぞ。
家の妹はそっち系の趣味はないぞ。なあ由美?」
由美「当たり前でしょ!! 見崎、あんたしつこいのよ!!」
見崎「かわいさビーム☆」
恒一(うっ……鼻血が……)ムラムラ
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:04:12.12 ID:x/x3+bad0
nnkr
キチキャラでしか書けないの?
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:06:21.85 ID:InnFRNo+0
赤沢「恒一君、はいティッシュ」
恒一「ありがとう」
赤沢「動かないで。ふいてあげる」フキフキ
恒一「悪いね///」
赤沢「気にしないで///」
中尾(榊原の奴、見崎スキーじゃなかったのかよ)
綾野(女なら誰でもいいのかな?)ショボーン
榊原恒一は世話好きの少年だったが、
世話されるのも好きだった。
敦志「そこ、ラブコメうぜーから止めろ」
由美「見てのとおりよ兄貴。うちのクラスっておかしい子が多いのよ」
敦志「そういやレズカップルもいるらしいな」
見崎「金木さんと松井さんね。聖人として崇められるべきだわ」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:11:01.22 ID:/mh5YyPii
支援
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:12:12.68 ID:InnFRNo+0
由美「あのバカップルが聖人とか……
見崎、あんたって本格的にやばい奴のなの?」
見崎「可愛さの前では性癖なんて些細なことなのです☆」
由美「同性にはその手は通用しないわよ。この腐れ外道が」
敦志「気持ちは分かるが、それは言いすぎじゃないか?」
榊原「外道な見崎も悪くないね」
綾野「クズ美少女って素敵だよね」
赤沢「由美。のど乾いたからお茶出してよ」
由美「何様のつもりよ」
榊原「小椋さん。見崎と友達になるのだけでも嫌なの?」
由美「いや。もう視界にすら入れたくないわ」
見崎「新手のツンデレね」
由美「本気で嫌なの!!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:15:02.43 ID:/mh5YyPii
支援
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:16:03.23 ID:TP6GxaSv0
こいつ鳴信者のキャラアンチじゃん
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:17:31.56 ID:InnFRNo+0
榊原「じゃあしかたないな」ポパピプペ
敦志「急に携帯取り出して何する気だ?」
榊原「新しい登場人物を呼ぶんですよ」
敦志「なんでだよ。展開ならいくらでも考えられるだろお前なら」
榊原「でもアンカって憧れるんですよね。めったにやらないし」
由美「アンカって何よ」
榊原「まあこっちの話。誰に電話を掛けようかな」
敦志(普通に進めればいいのに。バカが……)
>>69 指定された人物がここに呼ばれ、騒動に巻き込まれます
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:18:07.88 ID:/mh5YyPii
かそくした
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:18:15.90 ID:LfPW9aaB0
oh...
kskst
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:19:19.76 ID:n91Gj2z3i
久保寺T
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:19:27.52 ID:/mh5YyPii
れいこさん
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:19:31.37 ID:LfPW9aaB0
有田さん
川堀
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:19:39.57 ID:/mh5YyPii
かそくした
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:27:34.26 ID:InnFRNo+0
恒一「というわけで、有田さんに来てもらいましたー」
一同「わー」パチパチ
有田「どうもこんにちわ。有田松子です」エヘヘ
敦志「ふざけんな!! これ以上人を増やして何がしたいんだ!!」
由美「もう突っ込む余裕すらないわ」
有田「電話で聞いたけど、由美求婚されてるんだって?」
由美「そこの眼帯女にね」
見崎「……?」ニコニコ
有田「見崎さん……本気なの?」
見崎「もちろん」
まさか
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:32:49.40 ID:InnFRNo+0
榊原「ご覧の通りだよ有田さん。見崎がこんなにも由美さんを
愛してるのに分かってもらえないみたいなんだ」
由美「気安く名前で呼ばないで!!」
赤沢「有田さんはどう思う?
私的にはお似合いのカップルかなって思うのよね」
有田「由美と見崎さんかぁ。確かに美人同士だけど、
結婚はまだ早いんじゃないかな?」
綾野「突っ込むとこそこ?」
中尾「見崎がレズって時点でやべーと思うぞ」
敦志「俺は断固として認めんぞ」
榊原「お兄さん。そんなにお尻の穴の処女を奪われたいんですか」
敦志「そんな目で俺を見るなああああ!!」
由美「兄貴に手を出したら殺すわよ!!」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:38:12.28 ID:InnFRNo+0
榊原「ほら出たブラコン」
赤沢「そういえばお兄さんの話よくしてたもんね」
綾野「由美の愛がよく伝わるよね」
由美「バッ……何言ってるのよ兄貴の前で///」
敦志「ほ……ほんとだよ。俺たちは兄妹なんだぞ!?」
見崎「……」ギロ
敦志「ごはっ」
有田「つまり由美のブラコンを治さないと見崎さんは勝てないってわけね」
榊原「話が分かる人でよかったよ有田さん」
赤沢「どうしたらブラコンが治るのかしら?」
中尾「その年で兄離れができてないとか子供だな」
由美「あたしはブラコンじゃないっつの」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:44:21.83 ID:InnFRNo+0
中尾「やはり敦志さんのケツホレパーリーを開催するしかないな」
敦志「ひぃぃぃぃ!! 由美、警察を呼んでくれ」
由美「分かったわ!!」
赤沢「中尾の冗談はともかくとして、明日から合宿なんだけど」
綾野「ものすごく唐突に話が進んだね」
有田「この時期なのに綾野さんと中尾君生きてるし」
中尾「俺たちは簡単にくたばらねえよ?」
榊原「まあ君が死んでも悲しむ人はいないだろうけどね」
中尾「」
榊原「嘘だってば。そんなに落ち込まないで」
見崎「合宿。それは魅惑の響き。若人たちは見知らぬ土地で、
一糸まとわぬ姿で乱れあう」
恒一「あー分かるそれ。宿舎に泊まるとなぜかムラムラするよね」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:45:18.37 ID:TLrMlCNR0
支援
し
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:50:11.86 ID:InnFRNo+0
今回の合宿は全員強制参加だった。
現在のところ、死者は桜木さんと高林君のみ。
宿舎近くにて
榊原「めっちゃ田舎にある場所だ。ここで二泊三日過ごすのか」
赤沢「見るからに不気味そうな建物ね」
綾野「死亡フラグ立ちまくりだよ」ビクビク
勅使河原「おーい。記念写真撮るからみんな並べー」
宿舎の門の前に整列する一同。
はたして誰が死者なのか。
緊張と恐怖心を押さえながら撮影に臨む。
勅使河原「見崎と小椋はくっつきすぎだから離れてくれー」
由美「こいつが無理やりくっついてくるのよ!!」
見崎「……」ガックリ
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:52:44.11 ID:+pslYn190
こりゃ良い終わり方はしないかな
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 20:56:23.66 ID:InnFRNo+0
由美「こいつ、離れなさい!!」ゲシゲシ
見崎「痛い痛い」
勅使河原「時間が押してるから早くしてくれー」
風見「見崎さんはどうしたんだ? いつもと様子が違うみたいだけど」
榊原「さあ、どうしたんだろうね」シラッ
水野(見崎さん……蹴られてる姿もぐっとくるぜ)
撮影が終わり、宿舎へ移動する。
各自割り当てられた部屋があるのだが、
由美「なんであんたがここにいるのよ?」
見崎「婚約者だから?」
由美「あんたにはボッチ部屋が用意されてるでしょうか!!
さっさとどきなさい!!」ゲシゲシ
見崎「あっ……いいっ……///」
しえん
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:02:19.41 ID:InnFRNo+0
由美(うっ……なんで気持ちよさそうな顔してんのよ。
殴っても逆効果ってわけ? どうすりゃいいのよ)
見崎「もっと」
由美「え?」
見崎「もっと蹴って」
由美「」
小椋由美は男子の部屋に向かって疾走した。
見崎鳴から飛び退くような勢いでだ。
(こいつと関わったらやばい)
反射的に体が動いていた。榊原が泊まる部屋の扉を叩く。
由美「榊原ーー!! いるんでしょ開けなさい!!」ドンドン
榊原「これはこれはお嬢さん。血相変えてどうしましたかな?」ヨボヨボ
由美「殴られたいのあんた!? 見崎があたしの部屋に泊まろうとしてるから
なんとかしてよ!! あんた見崎の保護者なんでしょ?」
まさか榊原もMとかじゃあ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:04:27.76 ID:7iGDB+gc0
キャラ崩壊してるがなw
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:08:28.68 ID:InnFRNo+0
榊原「ほっほっほ。私のような老人にはあんな若い娘さんは手に余りますなぁ」
由美「どうやら殴られないと分からない様ね」
望月「榊原君は酔ってるんだよ。話なら僕が聞くけど?」
女顔の望月は、なぜか由美を安心させた。
由美は身振り手振りを加えながら、いかに見崎鳴が変態かを伝えた。
望月は的確に相槌をうちながら、何度もうなずいてくれた。
真剣に話を聞いてくれるのはうれしいものである。
望月「なるほどね。よくわかったよ小椋さん」
由美(望月って女の出来損ないかと思ってたけど、結構いい奴ジャン)
望月「結婚式はいつにするんだい?」
由美「そうじゃないでしょ」
望月「ごめん。一度怜子さ……三神先生に相談してみようか。
これは災厄を止めるための合宿だ。ふざけてる場合じゃないからね」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:13:57.80 ID:InnFRNo+0
由美「もうすぐ夕食の時間じゃない」
望月「最後の晩餐になりそうだね」
由美「変なこと言わないで。しゃれにならないわ」
望月「でも何かが起こりそうな気がするんだよね」
風が流れ、小椋の髪をなでた。開けっ放しにした窓から
吹き付ける風は強く、カーテンを揺らしてる。
夕日は沈みかけ、夜に変わろうとしてる。
虫の鳴き声、時計の針の音。
不気味な闇の世界が訪れようとしていた。
由美「怖くなってきたわ」
望月「雰囲気ぶち壊すようなこと言って悪いんだけど、
榊原君はワインを飲んで酔っ払ってるんだ」
由美「最低ね」
望月「僕も最低だと思う。
普通旅に出たからってここまでハメ外すかな?」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:19:50.12 ID:InnFRNo+0
由美「心底幻滅したわ」
望月「気持ちは分かるよ。僕だって誰かと部屋変わってもらいたいもん。
あと見崎さんの件なら僕に任せて。こっそり先生に相談しておくからね」
由美「本当? 助かるわ」
望月「こういう内容のことって自分から相談しにくいもんね。
まかせてよ。僕はいざとなったらやる男だ。
今日中に三神先生に相談しとく」
由美「ありがとう///」
望月「いいんだよ。じゃあ食堂に行こうか?」
由美「ええ」
ベッドでいびきをかいてる榊原を放置し、二人で階下に降りる。
少しいい雰囲気の彼らを壁と照明だけが見ていた。
由美(望月って思ってたより頼りになるわ///)
望月(さて。怜子さんのパンツいつ盗もうかな?)
まともな奴が居ねぇ
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:22:42.00 ID:LfPW9aaB0
さるよけ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:26:35.35 ID:InnFRNo+0
食堂は暗い雰囲気だった。
食事は粛々と行われている。
誰しも処刑を待つキリストの心境なのだ。
この合宿自体、神社でおまいりをして災厄を
止められたらいいという願望をもとに行われてる。
望月「……おいしいね」モグモグ
勅使河原「おう。ところで見崎も俺らと同じテーブルの
はずだが、なんでいねーんだ?」
榊原「どうせ小椋さんの席にでも行ってるんだよ。
これは神聖な合宿だってのに、なんてふざけた奴なんだ」
望月(君にだけは言われたくないと思うよ)
見崎「由美。食べさせてあげる……」あーん
由美「誰か助けて」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
風呂タイムだ 落とすなよ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:33:09.98 ID:LfPW9aaB0
★
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:39:53.79 ID:LfPW9aaB0
★
あ
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:47:00.39 ID:LfPW9aaB0
★
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:51:29.52 ID:wzdCZ6AVO
ほ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:51:44.77 ID:LfPW9aaB0
_
. " ` 、
/ ゙i 、
/ l フ
i′ i!__ \
〈 <  ̄ ` ヽ /
ヽ / / / | \ ゚
/ / ,! .j ∧
レ1 , / ! .∧,ヘ i i !
│| / \ ∨ / / ヽ! | |
| i ○ 乂 ○ / /) j
.ヾ,f 、_._, ∠ ノ" \
i > _/ 人 ヽ <;{ ヽ
| !/#;\jノ〈 , i |
ヾ!ヘ 〉三三三≧、 /| ハ !
゙〈三三三彡#j_ノ !/ }/
|>###-/'
|/  ̄ |/
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:54:59.02 ID:LfPW9aaB0
, ――― - 、
/ \
/ \
\
\ レ こ
. ―‐- 、 _ i! ゃ
∠ / ヾー 。 \
> / ! > 、 /
/ ハ / 、 i ∧ ゚
/!/ノ!,: /ヽ_\ | 1
f , i ヽ_/ ヽ! ' ! _
ノ/| | > < ,! / ./、 \
(゙y'ヽ ´_ゝ从j xxx f  ̄ ヽxx /, '/ , ヽ ̄
\/ 〜 〈_. ヽ ! } / / \
\ .> _ ヽ ノ <ニ{\/ \
i\| /ニニ;> o <三三j _/ ヾ、 i!
| <ヾ'#∧##> f ハ i \!
| !#/三ヾ"三ト ., / !/
ヽ/! У三三三三j#{_/
\ 〈#三三三≦#;〈
` ゙゙ <###ノ\ \
| |. \ノ
|_/
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 21:57:21.68 ID:dZfGDljE0
ぽこん
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:02:24.44 ID:InnFRNo+0
保守とん 待ってて
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:04:50.61 ID:EkhrxvdDO
もう内容についてどうこう言うつもりはないが、完結させろよ?
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:11:47.68 ID:InnFRNo+0
杉浦「ちょっと、なによこの惨状は」
赤沢(由美の奴、なかなか陥落しないわね)コソコソ
有田(まあ正常ですね。普通同性同士とかありえませんから)
赤沢(てかなんであんたは同級生に敬語使うの?)
有田(なんとなく赤沢さんってボスっぽいからです)
一方、先生側のテーブルでは臨時に雇われた教員が一名いた。
そいつはしきりに由美のいるテーブルを眺めては舌打ちしてる。
敦志「ちっ……。あの見崎とか言うやつ、まだ由美に付きまとってんのか」
千曳「小椋君。君が注意したらどうかね?」
敦志「俺がしゃりしゃり出たらケツを掘られるんですよ。慎重にいかないと」
怜子「よく分かりませんが、苦労してますね。甥もよく私のパンツ盗むんですよ」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:15:04.59 ID:wzdCZ6AVO
キモオタヒキニー兄貴なら百合に理解があるのでは
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:18:00.01 ID:InnFRNo+0
先生側はノータッチ。どう見ても見崎の行動は不審者そのものなのだが。
多々良「見崎さんって小椋さんと仲良かったのね」
江藤「でもあれって見崎さんが一方的に迫ってない?」
綾野「君たち。これには深いわけがあってだね」
クラス内で明らかに浮いてるの見崎に注目が集まってる。
風見(問題は就寝時だろうな。風呂も危険だ。
確実に貞操を狙ってくるぞ。さて、カメラの準備は……)
勅使河原「なんつーか金木と松井を見てるみたいだよな」
榊原「見崎はとんでもないロクデナシだよ!!」
望月「しようがないな。僕が止めに行ってあげるよ」
スタスタスタ。由美の膝の上に座って駄々をこねてる見崎に接近。
望月「見崎さん。もういい加減にしたら?」
見崎「……?」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:25:06.99 ID:InnFRNo+0
望月「君がいくら小椋さんを愛しても結果は変わらない。
一方通行の愛なんて気持ち悪いだけだよ。不自然だよ。
君だって本当は気づいてるんだろう? こんなの意味ないってことに」
見崎「……そんなことない」
望月「違うね。君は心から小椋さんのことを愛してるといえるのか?
君の本心は違う。小椋さんの貞操が欲しいだけだ。無理やり服を
脱がし、泣き叫ぶ小椋さんの顔が見たいだけだ。そんなのってないよ。
死んだ方がいいと思う」
見崎「」
敦志(死んだ方がいいと思うはきついが、おおむね間違ってないな。
勇気のある奴だ。あいつになら由美を任せてもいい)
由美「ありがとう望月///」
望月「こんなのなんてことないさ」(赤沢さんに買収されてるからね)
見崎「もういい」ダダッ
床に転がるフォーク。ナプキンは床に叩きつけるように投げた。
声も泣く泣く彼女の瞳から涙が零れ落ちる。先生方の
静止も聞かずに何処かへ走り出したのだった。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:31:09.91 ID:InnFRNo+0
望月「ふぅ。行ってしまったか」
由美「そうね。諦めてくれるかしら」
赤沢「難しいでしょうね」
有田「漫画とかだと誰かが慰めに行きますよね」
榊原「だ、そうだけど。誰か慰め役の人がいたら手をあげてー」
シーン
水野「はーい」
榊原「うん。誰もいないみたいだね。そのまま食事を続けてくれ」
水野「おい!!」
川堀「どんまい水野」
風見(あとで見崎さんのこと盗撮しよう)
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:31:37.12 ID:TLrMlCNR0
支援
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:36:17.70 ID:6hVhKj+20
援
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:37:24.29 ID:InnFRNo+0
食事が終わり、皆が部屋に戻って自由な時間を
過ごしていたとき、ついに災厄が起きる。
雷が館に直撃したのである。凄まじい轟音とのあと、火災が発生。
立ち込める煙は視界を奪い、酸素を奪う。燃えた柱が崩れ落ち、
行く手を阻む。阿鼻驚嘆の地獄とはこのことか。
由美「うっ……げほっげほっ……」
赤沢「大丈夫由美?」
由美「息が苦しいわ……少しだけ視界もかすむ……」
有田「出口までもうすぐですよ。しっかりしてください」
女たちは肩を寄せ合って一階を歩いていた。階段から風見が下りてくる。
風見「おお、女子たちは無事か? 男子の半数は重傷を負ったぞ!!」
赤沢「こっちもよく分からないわ。煙がすごくて数メートル先も見えないのよ」
風見「まだ生存者がいるかもしれないな。探してこないと」
由美(兄貴は生きてるのかしら?)
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:41:14.16 ID:wzdCZ6AVO
しえん
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:42:59.36 ID:+pslYn190
やっぱり嫌なEDかな
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:44:06.65 ID:InnFRNo+0
風見は勇気ある戦士だった。この地獄と化した現場でも、
カメラ片手に捜索を続けてる。なぜカメラを持ってるかは
不明だが、並大抵の度胸ではない。
風見「おーい。誰かいないのかー!!」
女子の部屋が並ぶ廊下で風見の声が響く。
しばらく返事を待ったのだが、建物が燃える音しか聞こえない。
風見「くそっ、誰も生き残ってないのか?
それとも外に脱出したのか?」
多々良「か……風見君……いたんですか……」
一室から這い出てきた多々良。重症だった。
風見「血だらけじゃないか多々良さん!!
話せるか? 他の皆はどうしたんだい?」
多々良「部屋ですごい爆発が起きて、それから意識を失って……
もう何がなんだか分からないです」
風見「ちくしょう……なんでこんなことに。
初めから合宿なんてなければよかったんだ!!」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:50:13.90 ID:InnFRNo+0
風見は多々良に肩を貸し、一階へと降りる。
途中でシャンデリアが落ちてきて心臓が止まったが、
幸い怪我はなかった。
風見「もうすぐ出口だぞ。君は助かるんだ」
多々良「はい……」
一歩。また一歩と正面玄関に近づく。
たった数メートルがこんなに長く感じたことはなかった。
風見だって足を怪我してる。一人の重量を肩に背負うのは
大変だった。でもクラス委員としての、男としての意地で何とかした。
見崎「大変そうだね風見君。手伝おうか?」
風見「ミサキ……メイ……」
火炎を背後に立ってる彼女は、地獄から来た女神のようだった。
右手に持ってるナイフのようなものは、血で濡れてる。
見崎「これ、誰を刺したと思う?」
風見「う……やめろ……来るな……」
見崎は怪我ひとつしてない。眼帯の反対側にある眼は殺意に満ちてる。
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:51:35.59 ID:LfPW9aaB0
やっぱりこうなるのか…
.: : : : : : : : :: :::: :: :: : :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
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Λ_Λ . . . .: : : ::: : :: ::::::::: :::::::::::::::::::::::::::::
/:彡ミ゛ヽ;)ー、 . . .: : : :::::: :::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/:: ヽ、ヽ、 ::i . .:: :.: ::: . :::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
/ :::/;;: ヽ ヽ ::l . :. :. .:: : :: :: :::::::: : ::::::::::::::::::
 ̄ ̄ ̄(_,ノ  ̄ ̄ ̄ヽ、_ノ ̄ ̄ ̄ ̄
しえ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:56:39.53 ID:InnFRNo+0
殺される。そう確信が持てた。
見崎「そこの人たちを刺しちゃったの」
よく見ると、階段の横で倒れてる赤沢と有田がいた。
すでに死んでるのかもしれない。傷んだ部分から生々しい血が流れ続けてる。
風見「僕も……殺すつもりなのか?」
見崎「あなたには興味ない。私は好きな人と一緒に死にたいだけ。
そうだよね由美?」
由美「いや……いやだ……たすけ……」
片足を刺され、身体を引きづりながら逃げようとしてる由美。
見崎は由美に馬乗りになり、抵抗を封じる。
髪の毛を掴まれ、悲鳴を上げた。
由美「うああああああああ!!」
見崎「最後は私と一緒にイこうね?
あの世ならきっと幸せになれるよ」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:58:08.95 ID:EkhrxvdDO
おいおい…
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 22:58:23.87 ID:TLrMlCNR0
恒一は何やってんだ
見崎はどのSSでも原作通り最悪だな
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:02:57.21 ID:InnFRNo+0
風見「やめろ!!」
見崎「邪魔する気?」
風見「……ひっ」
視線が合っただけで、全身から力が抜けた。
もう助かりたくて必死になった。見崎の靴の裏を舐めてでも生きのこりたかった。
見崎「あなたは責任感がある人。だから最後まで生きてほしいの。
私たちの最後を見て。そしてこの災厄を終わらせて」
風見「な……なにをいって……」
見崎「死者は三神先生。あの人を殺せば災厄は終わるわ」
いつのまにか眼帯が外されていた。人形の目が風見を捕らえる。
見崎「じゃあ由美。一緒に楽になろうか?
あなたが死んだら、すぐ後を追うからね」
由美「……っ」
終わった。今まで生きてきた十五年間はこの一瞬で散る。
目を閉じ、すべてを受け入れようとした瞬間。
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:10:49.54 ID:1wi3LOefi
乙
つまんなかったわ
お前もう二度とSS書かないでくれ
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:12:52.81 ID:InnFRNo+0
敦志「俺の由美に手を出すな!!」
体力の限界だった由美は、薄れゆく意識の中で
大好きな兄の言葉を聞いた。
兄は涙を流しながら少女の体を刺していた。
獲物は包丁だった。見崎は一方的に刺されまくって絶命した。
(助かったの?)
由美は大雨が降る外へ連れ出され、千曳の車の中で手当てを受ける。
急な気温の変化のせいか、凍えてしまいそうに寒かった。
血の巡りが悪いからだろうと思った。
「もう大丈夫だぞ。しっかりしてくれ由美」
(お兄ちゃん……?)
昔の兄の姿を思い浮かべる。視界はかすんでほとんど
役に立たない。ただ自分が涙を流し続けてるのは分かった。
三年三組を襲った小鳥の災厄は終わった。一番重要な
仕事は風見がやってくれた。本当に立派なクラス委員だった。
しばらくして体調が回復し、卒業の日を迎えた由美。
もうあの日のことを思い出すことはほとんどなかった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
終わり
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:14:19.55 ID:LfPW9aaB0
/ヽ /ヽ
/ ヽ / ヽ
______ / ヽ__/ ヽ
| ____ / :::::::::::::::\
| | // \ :::::::::::::::|
| | | ● ● ::::::::::::::|
| | .| :::::::::::::|
| | | (__人__丿 .....:::::::::::::::::::/
| |____ ヽ .....:::::::::::::::::::::::<
└___/ ̄ ̄ :::::::::::::::::::::::::|
|\ | :::::::::::::::::::::::|
\ \ \___ ::::::::::::::::::::::::
アカザーとしょこたんは死んじゃったん?
とりあえず乙
おつ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:18:39.46 ID:wzdCZ6AVO
鳴(……なんていう、恐ろしい夢を見てしまった)ガクガクブルブル
未咲「鳴? めーいーちゃーん」
鳴「はっ」
未咲「ちょっと、どーしたの?」
鳴「好きなひとの夢を見れたんだけど……」
未咲「おおー、……だけど?」
鳴「最悪なオチだった……」ズーン
未咲「あちゃー」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:18:48.09 ID:EkhrxvdDO
これ小椋視点だと兄貴エンドになるのか?
乙
つまんなかったわ
お前もう二度とSS書かないでくれ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:20:55.17 ID:icx7pFdv0
最近は小椋がブラコンで文句いう人居なくなったな
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 23:22:02.84 ID:+pslYn190
ゆ、夢だってー!
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ヽ`
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