1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代理
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:21:43.39 ID:4lNpFI1J0
大弐
3 :
>>1 サンキュー:2012/05/31(木) 00:22:43.98 ID:InnFRNo+0
どこまで書いたか忘れた。
ちょっと待ってて
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:26:24.94 ID:InnFRNo+0
恒一「できれば殺したくない。僕の仲間になってくれれば話は別だけど」
佐藤「仲間ですか?」
恒一「君にはスパイになってほしい。赤沢さんたちをうまく攪乱してくれ」
佐藤「でも私にできるでしょうか?」
恒一「大丈夫。僕は佐藤さんを信じてるよ」ニコ
佐藤(あっ。ちょっとかっこいい///)
恒一「こっちおいで佐藤さん」
佐藤「はい……」
恒一「ナデナデ」
佐藤「///」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:28:26.40 ID:tIxmahWs0
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
6 :
力尽きるまで書く:2012/05/31(木) 00:32:22.28 ID:InnFRNo+0
恒一(うまくいったか。千曳さんの台本通りにやっただけなんだけど)
廊下へ出て再び美術室に戻ろうとしたが、すでに戦場となっていた。
鳴たちはそこで待機してる予定だった。
恒一(すごい銃撃戦になってる。あの様子だと鳴たち死んだかも)
行く場所がなくなった。多々良の話では校内はすべて危険らしい。
どうしたらいいのか。恒一は頭を悩ませる。
有田「あの……」
恒一「君は有田さんだよね? 僕を殺しに来たのかい?」
有田「そんなことしませんよ!! 助けに来たんです」
恒一「君は暴力派じゃないんだ」
有田「当たり前です。クラスメイト同志で殺しあうなんて最低じゃないですか」
恒一(僕はわくわくするけどね)
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:39:13.62 ID:InnFRNo+0
有田と話をするのは初めてだった。
席も遠く、特に接点はなかった。
恒一「ここにいたら見つかるよね?」
有田「はい。ほとんどの人が美術室に殺到してますから、
今のうちに別の場所へ行きましょう」
恒一「いいとこでもあるの?」
有田「さあ。それは私にも分かりません。
でも行くしかないでしょ?」
恒一「そうだね」
女の子と歩いてるのを見られてたら鳴に殺されるな。
そう思いながら歩みを進める恒一。いつ銃弾を受けるか
分からない修羅場だ。あたりを常に警戒した。
恒一「いざとなったら守ってあげるからね有田さん」キリッ
有田「えっ?」
恒一「任せてくれ。こう見えて射撃は得意だから」
有田「はい///」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:40:11.23 ID:nhqUAVKn0
なんかよくわからんけど支援
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:40:37.83 ID:hdQQgHhG0
復活してたか
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:44:50.66 ID:InnFRNo+0
別の校舎に行くため、渡り廊下を歩いてるときだった。
風見「おいそこのカポー。止まれ」
恒一「風見君ってそんな口調だったっけ?」
有田「目がやばいですね」
風見「こちとらゆかりが死んでから精神がいかれてんだよ」
恒一「ご愁傷様です」
風見「君のことは前からおかしいと思ってたんだ。
中途半端な時期に転校してくるし、見崎さんいに
夢中で話しかけていないものにされるし」
恒一「あのころは僕も若かったね」
有田(今も若いと思いますけど)
風見「御託はたくさんだ。榊原君はそうやってすぐ話をそらす卑怯者だ。
おそらく君が今年の死者なんだろうな。ここで死んでもらうぞ」
恒一「でも戦うのってめんどい」
恒一全裸だっけ
12 :
恒一は全裸:2012/05/31(木) 00:50:20.70 ID:InnFRNo+0
有田「そんなこと言ってる場合じゃないです。
風見君は本気ですよ?」
恒一「ねえ風見君。僕をどうしたいの?」
風見「ただでは殺さないさ。両手両足に重傷を負わせてから
赤沢さんのとこへ送る。そこでさらに拷問を加え、
徹底的に痛めつける。死ぬのはそのあとだ」
恒一「などと供述しており、犯行の動機については……」
風見「ふざけるな!!」バキュン
恒一「うわっ」
有田「きゃっ」
風見の放った銃弾が足元をかする。
ベルギー製のハンドガンだった。
恒一「ところで風見君。ちょっと疑問なんだけど」
風見「まだ冷静でいられるのか。なんだ?」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 00:56:24.30 ID:InnFRNo+0
恒一「どこで手に入れたのその銃?
見た目がしぶいね」
風見「それを言う必要はない。どうせ最後は死ぬんだからね」
恒一「多々良さんにも同じようなこと言われたな」
有田「恵、生きてるかしら」
恒一「あとで連絡取ってみるよ。あっ。でも多々良さんのアドレス知らないや」
有田「赤外線で送ってあげますよ」
恒一「ついでに僕らのデータも交換しようか」
有田「はい///」
風見「そういうイチャラブを止めろって言ってんだろうがああああ!!」
恒一「うっさいなー。反抗期かい? もう少しで送信が終わるから
待っててくれないか? 退屈ならアメでも舐める?」
風見「うがああ!! 冷静すぎにもほどがあるだろ!!」
小椋「彼の言う通りよ風見君。殺し屋はいつでも冷静じゃないとだめよ?」
なんという冷静さ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:02:10.12 ID:InnFRNo+0
風見「小椋さん……」
恒一「おぐおぐ来たああああ!!」
小椋「……!?」びくっ
恒一「おぐおぐっ!! おぐりん おぐりん!!」
有田(榊原君が狂った)
恒一「おぐおぐしちゃうぞお?」
小椋「意味わかんない。まずは手足を拘束させてもらうわよ」
有田「だめえええ!!」ドン
小椋「きゃ」
タックルを喰らい、尻もちをつく小椋。
小椋「なんで止めるのよ松子。榊原は性犯罪者。
それだけじゃなく今年の死者の可能性が高いのよ?」
有田「でも友達だもん。仲間に酷いことするのは間違ってるよ」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:02:23.57 ID:tIxmahWs0
小椋ちゃんキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:02:48.62 ID:pBgHr4UC0
風見ェ
18 :
すまん。小椋→由美に表記変更する:2012/05/31(木) 01:09:18.39 ID:InnFRNo+0
由美「仲間ですって? はっ、笑わせないで。
松子はそいつがどれだけ腐った奴か知らないから
そんなことが言えるのよ」
有田「由美が彼の何を知ってるっていうの?」
風見「一言でいうと凌辱魔だな。
小椋さん、例の写メを見せてあげるんだ」
ケツホレ♪ ←こんな感じで小椋敦志が開拓されてる画像(バイブで)
恒一(あちゃー。有田さんに見られちゃったか。
これで完璧に嫌われちゃったな)
有田「……」プルプル
恒一(状況は四面楚歌。僕の大好きなホラー小説
みたいな展開になっちゃったよ)
有田「よく出来た合成写真ですねこれ」
由美・風見「なにぃ!!」
有田「榊原君は正義感が強くて優しい人なんですよ。
こんなことするわけないじゃないですか。この写真は誰かの陰謀ですよ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:15:38.17 ID:InnFRNo+0
恒一「有田さんは偽情報に騙されなかったんだね」
有田「はい。榊原君を信じてますから」
恒一「ありがとう有田さん」ニコ
有田「はぅ///」(そんな顔されたらイチコロだよぉ)
風見「ちょっと待ておめーら。ラブコメしねーと死ぬ病気にでもかかってんのか?」
恒一「その口調ってアソパソマソの真似かい?」
風見「違うよ!!」
由美「どこまでふざけた男なのかしら。ちょっと変わった奴だと
思ってたけど、完全に異常者じゃない」
風見「だいたいなんで全裸なんだ!! 校内なんだから服を着ないと駄目だろ!!」
恒一「見崎いわく、これが流行のファッションなんだってさ」
由美「どこの世界のファッションよ!! 見崎鳴もあんたと同じ変態なのね!!」
有田(恒一君の裸、素敵///)
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:16:58.91 ID:TLrMlCNR0
支援
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:18:38.43 ID:tIxmahWs0
有田さん可愛い
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:19:44.99 ID:0MerXhqI0
全然流れが読めないんだけどなんかの続き?
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:20:56.08 ID:nhqUAVKn0
24 :
全スレはサバ落ちの被害にあった:2012/05/31(木) 01:22:19.82 ID:InnFRNo+0
恒一「見崎さんは僕ほど変態じゃないよ」
風見「なぜ否定する?」
恒一「彼女の名誉のためさ。あと千曳さんと多々良さんも全裸だからね」
由美「変態ばっかじゃない。転校したほうがよさそうね」
有田「でも転校したら死亡フラグだよ?」
由美「そうだったわ」
恒一「あのさ。君たち隙だらけだから縛っちゃったんだけど」
由美・風見「いつのまに!?」
有田「実は人を縛るのって得意なんですよ。そういう家系でして」
由美・風見「ちくしょう!! まじで動けねえ!!」ジャリジャリ
驚天動地だった。話をしてる最中に有田が背後に回り込み、
鎖で縛ったのだ。その手さばきは光速を通り越し、
気配まで消してしまう達人だった。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:29:00.56 ID:InnFRNo+0
恒一「有田さんはお利口さんだね。抱きしめてもいいかな?」
有田「はい。恒一君///」ダキッ
恒一「あ、今名前で」
有田「いけませんか?」
恒一「全然かまわないよ。鳴に知られたら抹殺されるけどね。
じゃあ僕も内緒で呼んじゃおうかな。松子って」
有田「///」
風見・由美「……」イライラ
人のイチャラブを見せられることほど苦痛なことはない。
犬も食わぬやり取りとはまさにこのことである。
恒一「さて、君たちはずいぶん僕に逆らってくれたね」二ヤ
由美「ひぃ……!! 犯されるわ!!」
風見「アナルを掘られる!! ゆかり助けてくれ!!」
川堀「ん?」
柿沼「来たか!」ガタッ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:35:19.45 ID:InnFRNo+0
恒一「だいじょうぶ。ちょっと眠ってもらうだけだから。
僕だって大事なクラスメイトの貞操を奪うような真似はしないよ」
由美(人の兄貴を犯しておいてどの口がそれを言うのよ……!!)ギロ
有田「これはクロロホルムよ。しばらくいい子にしててね」
液体がよく浸透したものを二人の鼻にかざす。
風見「うぅん……」
由美「ふぁぁ……」
二人ともよく寝てる。
ここにいたら別の追っ手に見つかるから、凌辱してる暇はないのだ。
恒一「邪魔者は倒したね。風見君からハンドガンを取り上げよう。はい、松子さん」
有田「私が持ってていいんですか?」
恒一「もちろんだよ。有事の際は援護してね」
有田「はい!!」
恒一(こっそり拝借した小椋さんのパンツのことは黙っておこう)
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:41:17.88 ID:InnFRNo+0
なんとなく保健室に寄る。怪我をした時のために医療品が必要なのだ。
恒一「ちわー。新聞の集金でーす」ガラッ
松井「あれえ。榊原君と有田さんだぁ」
金木「ハロー。元気ぃ?」
レズ二人はベッドに腰掛けてお菓子を食べさせあっていた。
無駄に美少女なのにレズなんてもったいない。恒一はそう思った。
有田「二人ともなにしてるの?」
松井「なんか今日っておかしな日じゃない?
みんなちょー荒れてるでしょ?」
金木「先生も授業放棄しちゃったし、
ぶっちゃけやることがないのよ」
恒一「じゃあ帰ればいいんじゃない?」
金木「赤沢の命令であんたを捕まえるよう言われてるのよ」
恒一「え。それって僕やばくない?」
松井「大丈夫。私たちは無害だから」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:46:15.11 ID:tIxmahWs0
うひょー
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:47:16.90 ID:InnFRNo+0
恒一「へえ。君らはフリーダムなんだね」
金木「まーね。難しいこと考えたくないし」
松井「私たちはお互いの存在がすべてだから」
恒一「世界系だね」
松井「なにそれ?」
恒一「なんでもない。僕らにもチョコポッキーくれないかな?」
松井「いいよ。トッポだけど」
有田「わーい。学校でトッポが食べられるなんて」
金木「あんたたちこそ何しに来たのよ。
榊原が見崎を連れてないなんて珍しいじゃない」
恒一「ごめん。説明するのめんどい。
いろんな人に襲撃されて心身ともに疲れ果ててるんだ。
栄養ドリンクとかないかな。あと傷の手当てできるものとか」
金木「緊張感のないやつね。その辺適当に探してみたら?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:52:13.24 ID:InnFRNo+0
ガサゴソ ガサゴソ
恒一「おー。さすが保健室だけあって色々揃ってるな」
有田「あの……榊原君」
恒一「なーにー?」
有田「ポッキーゲームって知ってますか?」
思わず持っていた注射器を落としてしまう恒一。
聞き間違えじゃなかった。有田は頬を染めてる。
恒一「この世に存在する最高のゲームの一つだね」
有田「邪魔する人もいませんし、どうですか?」
恒一「いいね。やろう」
トッポを口にくわえ、準備完了の恒一。
有田もそれに続く。はたから見ればバカらしい格好だ。
松井「二人とも追われてる身のくせに緊張感なさすぎじゃない?」
レズ二人ww
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 01:58:38.77 ID:InnFRNo+0
無視してゲーム開始。
有田「あっ……先端がすぐ減っていきます」
恒一「……ん。結構難しいな」
トッポの距離は、二人の微妙な距離感を示してる。
恋人未満、友達以上だ。
有田「んんっ……だめえっ……もうっ」
恒一「唇が……触れあう……瞬間……好きだと気づいた?」
意味不明なつぶやきのあと、抱きしめてしまおうかと思った。
ガラッ
そこで突然の来訪者。
(しまった!!)
今はポッキーゲームの最中。銃など持ってない。
ここで襲撃されたらアウトだった。
多々良「はぁはぁ……探しましたよ榊原君」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:05:53.71 ID:InnFRNo+0
恒一「無事だったのかい多々良さん!!」
多々良「なんとかね。美術室が襲撃されたときはあせりました」
恒一「鳴っちや千曳さんはどうした?」
多々良「二人とも一瞬で逃げていきましたよ。すごい逃げ足でした。
残された私はなんとかここまで脱出しました」
彼女は所々負傷しており、軽く出血してる。
明らかに手当てが必要だ。
恒一「ここなら安全だよ。医療道具も揃ってる。
僕が手当てしてあげよう。僕はこれでも病院慣れしてるらね」
多々良「お願いします///」
有田(ちぇ。いいとこだったのに)
金木「榊原ー。あんたどっちが本命なのよ?」
恒一「えっ」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:06:19.15 ID:tIxmahWs0
おい
支
恒一「僕はただハーレムを作りたいだけなんだ」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:11:16.15 ID:Olv5D7m10
これはまずいぞ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:11:23.64 ID:InnFRNo+0
松井「有田さんと多々良さんで二股してるみたいに見えるなー」
恒一「僕はどっちとも付き合ってないよ!!」
金木「その割には仲良さそうじゃない?」
恒一「あーうるさいな!! 今は非常事態なんだよ?
くだらない色恋沙汰なんてどうでもいいよ!!」
多々良「でも今回の騒動ってその色恋沙汰が原因ですよね?」
恒一「うっ」
有田「皆が変な勘違いして恒一君を悪者にしようとしただけですよ」
多々良「恒一君? なんで下の名前で?」
恒一(やばい。空気が重くなった。ある意味戦場より怖いぞ)
多々良「榊原君」ギロ
恒一「ひゃい!!」
多々良「ハーレム禁止条約って聞いたことありますか?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:17:38.38 ID:InnFRNo+0
恒一「初耳だなー。なにそれ?」
多々良「学校の校則で決められてるんですよ」
金木「校長が学生時代の時、まったくもてなかったらしいのよ。
んですごいイケメンが女子をとっかえひっかえしてたんだって」
松井「そうとう悔しかったんだろうね。
絶対ハーレムを作らないようにそういう決まりを作ったんだって」
恒一「そんなの生徒手帳のどこにも書いてなかったぞ?」
多々良「入学式で口頭で説明を受けたんですよ。
そんな恥ずかしい規則を手帳に書けるわけないじゃないですか」
恒一「もしハーレムを作ったらどうなるの?」
松井「んー。たしか拷問だっけ?」
金木「簡略裁判にかけられて銃殺刑ってのもあるわね」
松井「同志レーニン万歳だよねー」
金木・松井「あはははははー」
恒一(レーニンてあの社会主義国の? 転校したくなってきた)
ハーレムを作るために革命だな
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:21:05.78 ID:0MerXhqI0
尚、現象については
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:23:41.04 ID:InnFRNo+0
多々良「とにかくうちの学校は他所とは違うんですよ」
恒一「違うってレベルじゃないよ!?」
有田「落ち着いてください。榊原君は拷問されたことないんですか?」
恒一「あるわけないでしょ!? つーかここ本当に日本であってるよね?」
松井「たぶん日本でしょ」
恒一「たぶんってなんだよ!! そこは断言してほしかった!!」
金木「つーかなんで転校してきたのよ? 普通こんな最悪なクラスに転校とかする?」
松井「ドMにもほどがあるよねー」
有田「もしや自殺願望でもあるのですか?」
恒一「んなわけあるか!! 僕だって災厄のことは何も知らなかったんだよ!!
つーかいつまで漫才みたいなことやってんの!!」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:27:21.31 ID:Olv5D7m10
支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:28:01.98 ID:MUinjEvS0
しえん、
確かにわざわざ転校生をあのクラスに入れなくても……
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:29:22.31 ID:InnFRNo+0
金木「だってあんたの反応面白いんだもん」
松井「ボケより突込みの方が向いてそう」
恒一「あーー!! 君たちと話してるとラチがあかない!!」
多々良「手当ても終わりましたし、そろそろ出発しないと」
有田「恵、手ぶらじゃない。何か武器が必要ね」
多々良「怪我してるから手軽に使える銃とかないかしら?」
松井「モーニングスターならあるよ」
恒一「なぜにモーニングスター!?
重すぎて男の僕でも使い切れないよ」
金木「じゃあ斬魔刀は?」
恒一「もっと重いよ!! ああもう黙っててくれ!!! も突っ込むの疲れた!!」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:35:50.33 ID:InnFRNo+0
永遠と続く漫才をなんとか切り上げ、多々良は
モーニングスターを手にサバイバルを続けるのだった。
有田「モーニングスターとか実物は初めて見ました」
恒一「なぜ日本にこんなものが?」
多々良「持ってみるとけっこう軽いですね。
女性でも使いやすいようにできてるのかしら?」ブンブン
恒一「うああ。振り回さないで!!」
とりあえず脱出のことを考えねばらない。
昇降口はまず封鎖されてる。非常口も同様だろう。
多々良「やはり屋上ですか」
恒一「そうだね。初代バイオでも屋上から脱出したもんね」
有田「たまには外の空気も吸いたいですし、ちょうどいいですね」
のんきな顔で屋上へと向かった。空は晴れ渡っていて風が気持ちい。
中尾「おう、おめーら。わざわざ死にに来たのか?」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:41:31.19 ID:InnFRNo+0
多々良「あの人誰でしたっけ?」
有田「たしか中村君?」
中尾「中尾だよ!! クラスメイトの名前間違えんな!!」
恒一「ごめんごめん中田君」
中尾「中尾だって言ってんだろ!!」
多々良「よく怒る人ですね」
有田「新聞でよくいうキレる若者ですね」
中尾「てめえら緊張感のかけらもねーな!!
命狙われてること忘れてねえだろうな!!」
恒一「あーはいはい。もうそのセリフ聞き飽きたんだよね。
中尾君のほかには誰かいないの?」
綾野「私もいるよ。こういっちゃん……」
恒一「信じられないよ綾野さん。君も僕を捕まえるつもりなの?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:41:47.70 ID:flGEMMs8O
ついに中尾か
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:47:16.40 ID:InnFRNo+0
綾野「由美とは親友同士なの。由美のお兄さんって敦志って名前なんだけど、
なんどか話したことある。けっこういい人だったんだ」
恒一「まさか、あの写メを見ちゃったのかい?」
綾野「うん。合成だって信じたいけど、由美の動揺ぶりを見れば
本物だって分かるよ。こういっちゃん、敦志さんに何したの?」
恒一「ケツを掘った☆」
多々良「ちなみに写メ送ったの私です☆」
恒一「開拓には極太バイブを使いました☆」
綾野「」
中尾「」
恒一「という夢を見たんだ」
綾野「」
恒一(あれ? 騙されてくれないぞ。どうしよう)
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 02:53:07.52 ID:InnFRNo+0
綾野「こういっちゃんはケダモノだよ」
恒一「人の内なる可能性。ユニコーンはそうして目覚める」
中尾「何言ってんだこいつ」
多々良「まだ九十年代だから放映されてませんよ」
綾野「ふざけないで」グスッ
恒一「すみません」
綾野「どうしてあんなことしたの?
答えようによっては容赦しないから」
この演劇部出身の女生徒は、対戦車ライフルを構えていた。
怜子以来の難敵だった。選択肢を誤れば色々吹き飛ぶ。
恒一(やばい)
有田「あれは合成って言ってるじゃないですか!!」
綾野「嘘だ!! 由美のあんな悲しそうな顔みたことないもん!!」
中尾「真偽はとにかく、おまえらは死んだ方がよさそうだな」
し
55 :
みんな寝てるのか?:2012/05/31(木) 02:59:47.72 ID:InnFRNo+0
恒一「ごめんね綾野さん。敦志さんが学校に忍び込んでたから
不審者じゃないかって思ったんだ。だっておかしいだろ?
美術準備室に見知らぬ男がいたんだよ? 誰だって不審に思うさ」
綾野「……それで?」
恒一「淳史さんは激しく抵抗してね、あやうく多々良さんが怪我しそうになったんだ」
多々良(そんな事実は一切ありませんが)
恒一「だから止む無くアナルを掘る結果になったわけ。
ああでもしなければ、彼の暴走を止められなかったんだ。
彼、女子の水着を盗むために侵入したらしい」
綾野「本当なの?」
恒一「近所じゃ下着ドロボーの常習犯として有名らしいよ。
無職だしね。放置したら多くの女子が被害にあってたと思う」
多々良(まさしく事実無根ですね)
中尾(どう考えても嘘くせーな)
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:00:28.77 ID:icx7pFdv0
そんな得物向かい合って突き付けるものじゃないだろ…
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:05:21.10 ID:InnFRNo+0
恒一「綾野さんならきっと分かってくれるよね?
僕の目を見てくれ。人を傷つけるような人に見えるかい?」キリッ
綾野(こういっちゃんの目、きれい……///)
恒一「どうだい綾野さん」
綾野「うん。今のでこういっちゃんのこと信じてもいい気になったよ」
恒一「そっか。うれしいよ」
綾野「でも一つだけ気になったことがあるの」
恒一「なあに?」
綾野「どうして服を着てないのかなって」
すでに何度も説明したが、恒一は全裸だった。
中尾「小椋の兄貴よりてめーの方が変態じゃねーか!!」
多々良「ファッションは個人の自由ですよ!!」
中尾「ファッションってレベルじゃねーぞ!! 逮捕されんだろ!!」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:11:36.61 ID:InnFRNo+0
有田「恒一君は時代を先取りしてるんです!!」
中尾「何千年先取りしたら全裸がファッションになるんだ!?」
綾野「裸で寒くないの? ここ屋上だよ」
恒一「むしろ開放的かな。風を肌で感じるってあんまりないからね」
綾野「そ……そうなんだ。泉美が見たら幻滅するだろうね」
恒一「赤沢さんに捕まったら大変だ。
エロティックなお仕置きをされるにきまってる」
中尾「あぁん? なんで赤沢がおまえなんかに……」
恒一「あの人の僕を見る目って尋常じゃないんだよね。
授業中とか五分に一回くらいチラ見してくるし。
どんだけ席が離れてると思ってんの?」
綾野「あの子はぞっこんだからね」
多々良(新たなるライバル出現?)
恒一「そういうわけだから。僕たちはもう行くよ」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:14:22.40 ID:icx7pFdv0
どこへ向かおうとしてるのか!?
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:17:39.60 ID:InnFRNo+0
赤沢「見つけたわよ恒一君って……え?」
恒一「やあ赤沢さん。やっと登場したか。
そろそろ現れるんじゃないかと思ってたよ」
赤沢「フルチン?」
恒一「これが僕なりのスタイルなんだ。どうだい?」
赤沢「ここまで堂々とした変態は見たことないわ」
恒一「それって褒め言葉?」
赤沢「その真逆よ」
恒一「えへへ///」
赤沢「照れないで。やっぱり恒一君はおかしくなってるわね。
調教の必要があるわ」
綾野「こういっちゃんに何する気?」
赤沢「うちのグループで開発したいい薬があるのよ。
飲めば人生変わるわよ?」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:23:15.80 ID:InnFRNo+0
バリバリバリ
凄まじい動作音。ヘリコプターの音だ。
赤沢「うちのヘリに薬を持ってこさせたわ。
地上は全部封鎖してるからね」
恒一「ヘリ持ってるなんて金持ちはすごいなぁ」
屋上に着陸するヘリ。特殊部隊の人が降りてきて、
赤沢にジュラルミンケースを渡す。中には注射器が入っていた。
怪しい液体が入ってる。
赤沢「これを飲めば調教完了よ」
恒一「僕の人格とか崩壊しそうだね」
赤沢「すでに崩壊してるんだから関係ないでしょ?」
恒一「あのさ。言いにくいんだけど、言ってもいいかな?」
赤沢「なによ? はっきり言いなさい」
恒一「ヘリ、ハイジャックしちゃった」
多々良と有田が搭乗員を倒し、操縦席を確保していた。
一家揃って無能か
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:26:22.08 ID:icx7pFdv0
モーニングスターでヘリジャックは機器類壊してしまいそうだ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/31(木) 03:29:32.62 ID:InnFRNo+0
赤沢「中尾と彩は何やってるの!? あいつらを止めなさい!!」
二人とも倒れていた。モーニングスターで殴られた跡がある。
ヘリの搭乗者も同様だった。
恒一「よいしょっと。じゃあね赤沢さん。またいつか会おうよ」
どこで操縦を覚えたのか。恒一の操縦でヘリは上昇し、
あっというまにいなくなってしまった。
赤沢「うそでしょ。逃げられるなんて……」
こうして多々良、有田、恒一の三人はサバイバルを制することに成功した。
残された赤沢は、消えていくヘリの姿をずっと眺めていた。
まだ恒一が転校してから一か月余り。災厄はまだ終わってない。
本当の戦いはこれからだった。
終わり
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最後まで読んでくれてありがとう
ヘリ墜落まで描けよ
鳴ちゃん放置かよ
乙
乙
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
再立て感謝
乙でした!