1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほむら「……また、駄目だった」
目が覚めたら、そこは“いつもの”病院。
私はベッドから上体を起こす。
……諦めない。
今度こそ私は、まどかを……
『ほ、本当に戻っ……えっ……?あ、あれ……?どうして……?』
ほむら「!?」
何……?
突然、頭の中から声が……!?
テレパシーじゃない……これは……私の中に、誰か……!
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:02:19.19 ID:KuX+lM/r0
wa
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:02:47.39 ID:w2uVgk5Fi
マミさんのお仲間展開じゃなかったか
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:04:24.55 ID:DAD+ViGC0
『か、体が動かない……!声も……なんで……!』
ほむら『どういうことなの……!あなた、私の頭に、どうして……!?』
『ッ!?え、な、なに?何なの……?』
ほむら『あなたは何者……!?』
『えっ……あ、あなたこそ……!私の体に、何をしたの……!
どうして私、体が動かせないの……!あなたが、動かしてるの……!?』
ほむら「……!?“私の体”……!?あなた、何を……ッ!」
まさか……!
ほむら『あなた、名前は……?』
『え……?』
ほむら『良いから、名前を教えて!』
『っ!え、えっと……あ、暁美、ほむらです……』
ほむら「……そんな……」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:05:26.77 ID:v25DNMcF0
てっきり我は汝…汝は我…的なことかと
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:06:27.22 ID:DAD+ViGC0
メガほむ『そっ……そういうあなたは……!』
ほむら『……私も、暁美ほむらよ』
メガほむ『……え……』
ほむら「…………」
私以外の“私”が、同じ奇跡を望み、
そして契約した時間軸があった……そういうことかしらね。
……確かに、パラレルワールドは無限にあるんだもの。
私が契約した時間軸と似たような時間軸が複数あったとしても、おかしくはない。
でも、まさか……そのうちの2人が、こうして同じ時間軸に“戻ってくる”なんて……!
2人の暁美ほむらが戻ってこようとも、1つの時間軸に暁美ほむらの体は1つ。
だから、今の私の体には、2つの暁美ほむらの意識が……。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:07:04.85 ID:jWzpUA4h0
…このスレ……無理
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:08:36.84 ID:5whgG8cS0
ほう
続けろ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:08:38.12 ID:DAD+ViGC0
メガほむ『あ、あなた、何を……』
ほむら『あなた、時間を巻き戻して来たんでしょう?キュゥべえと契約して、得た力で』
メガほむ『っ……!ど、どうして、それを……』
ほむら『私も、あなたと同じだからよ』
メガほむ『えっ……えっ……?』
ほむら『……もしかしてあなた、時間を戻すのは……』
メガほむ『は……初めてです……』
ほむら『……やっぱり』
道理で、飲み込みが悪いと思ったわ。
ほむら『それじゃあ、私たちの身に何が起こったのか。今から説明するからよく聞きなさい』
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:10:54.89 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
メガほむ『そ、そんな……そんなことって……』
ほむら『考えられる原因はこれしかない。どれだけ信じがたくても、これが事実でしょうね』
メガほむ『ど……どうして、そんなに落ち着いていられるんですか……?』
ほむら『私だって戸惑っているわ。こんなこと、今までで初めてだもの』
メガほむ『今までで……?な、何回も、やり直してるんですか……?』
ほむら『……えぇ。少なくとも、あなたよりはずっと多く』
メガほむ『な……何回、くらい……』
ほむら『数えるのを、諦めるほど』
メガほむ『っ……!』
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:11:38.63 ID:uo7h123LO
意識だけ過去に戻った的な感じか?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:13:32.00 ID:DAD+ViGC0
ほむら『でも、私は諦めない。このおかしな時間軸だって……諦めるつもりはない』
メガほむ『えっ……か、髪、ほどいちゃうんですか?』
ほむら『不服かしら』
メガほむ『い、いえ……。(こ、怖いよぅ……。この人、本当に私なの……?)』
ほむら「…………そう。なるほどね」
メガほむ『(っ!?も、もしかして、こっそり考えたことも全部……!)
あ、あの……今のはその、別にあなたの悪口を言ったとかじゃ……!』
ほむら『見なさい……ソウルジェムが、2つあるわ』
メガほむ『へっ……?あ……ほ、ほんとだ……!』
ほむら「…………」
この体には、魂も2つ……というわけね。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:15:47.54 ID:DAD+ViGC0
ほむら『ところで……あなた?
さっき、私の悪口がどうとか言ってたけどどういうことかしら』
メガほむ『えっ?あ、いや、その、な、なんでも……ないです……』
ほむら「…………」
……思考の共有はできないみたいね。
体は同じでも2つの意識は完全に分離したままと言うことかしら。
ほむら『……まぁ、良いわ』
メガほむ『えっ?あ、えっと、どこに行くんですか……?』
ほむら『まどかのところよ』
メガほむ『っ!か、鹿目さん……!』
ほむら『……嬉しそうね。でも会話はしないから、そのつもりで』
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:17:47.14 ID:sNK1bs+X0
しえん
15 :
もうメガネしてないから「弱ほむ」で:2012/05/23(水) 19:17:52.86 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
ビル屋上
ほむら「見なさい。あれが私たちが行く学校で、あそこが配属されるクラスよ」
弱ほむ『……あれが……。それにしても、メガネなしで、あんなに遠くまで見えるなんて……』
ほむら「当然よ。魔法で視力は治せるもの。……居た」
弱ほむ『あっ……鹿目さんだ……!』
ほむら「……良かった」
見たところ、この時間軸ではまだまどかは契約してない。
ひとまず安心、と言ったところかしら。
ほむら「用は済んだわ。それじゃ、病院に戻るわよ」
弱ほむ『えっ、も、もう……?』
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:19:24.63 ID:5whgG8cS0
時間遡行初めてってことはこのメガほむは魔法少女の真実知らないのか
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:19:29.40 ID:SJDEw997O
仮面ライダーW或は超人バロム1(TV版)状態。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:19:57.55 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
病院、夜
弱ほむ『……結局、今日1日私なんにもしてない……』
ほむら「仕方ないわ。いわゆる主人格が、あなたでなく私なんだから」
弱ほむ『でも、どうして……あなたも私も、同じ“私”なのに、あなたの方が……』
ほむら「さぁ。同じ魂なら、意志の強い方が優先されるんじゃないの?
何度も繰り返した分、私の意志の方が強かったということね……なんて、想像に過ぎないけど」
弱ほむ『…………』
ほむら「まぁ、分からないことを考えても仕方ないわ。もう遅いし、寝ましょう」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:22:06.62 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ『(……“私”、寝ちゃった。それでもまだ私は起きてる、って言うことは……。
やっぱり、2人の意識は完全にバラバラなんだ……)』
ほむら「すぅ……すぅ……」
弱ほむ『(今日1日、この“私”が体を動かしてたけど……交代とかできないのかな……。
もしかして、ずっと、このまま私は、何もできずに……?』
ほむら「すぅ……すぅ……」
弱ほむ『(そんな……せっかくキュゥべえと契約したのに、そんなのって酷い……。
いやだ……私も、私だって、この体で、頑張りたい……!私だって……!)』
ほむら『ん……すぅ……すぅ……』
弱ほむ「…………え?」
あ、あれ?
私……もしかして……!
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:25:04.79 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
ほむら『(ん……朝、ね。……え?)』
弱ほむ「おはようございます!」
看護師「あらぁ、ほむらちゃん今朝は元気ねぇ。やっぱり退院が近いから?」
弱ほむ「えへへ……まぁ、そんなところです」
看護師「あら?ほむらちゃん、メガネしなくて大丈夫?あ、もしかしてコンタクトにしたの?」
弱ほむ「あ、はい。そうです!」
ほむら『ちょ、ちょっとあなた!?どうして……!』
弱ほむ『あ、おはようございます!』
ほむら『いや、おはようございますじゃ……!』
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:25:59.02 ID:5whgG8cS0
書き溜めアリと見た
あまりハイペースだとさるくらうぞ
支援支援
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:27:40.94 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
弱ほむ「……というわけなんです」
ほむら『まぁ……当然と言えば当然ね。全く同じ魂だもの、入れ替われないと考える方がおかしいわ』
弱ほむ「これで、私も頑張れますね!」
ほむら『……そうね。こんなおかしな状況だけど、せっかくなら最大限に利用しましょう。
適当に入れ替わって、お互いに協力し合えば今度こそ……」
弱ほむ「はい!2人で、鹿目さんを、守りましょう……!」
ほむら『そう言えば……入れ替わるにはどちらかが寝てないと駄目なのかしら?』
メガほむ「え……?うーん……どうなんでしょう?」
ほむら『試しに今、替わってみましょうか』
弱ほむ「えっ……で、でもせっかく……」
ほむら『安心して。そのまま乗っ取ったりなんかしないわ』
弱ほむ「は……はい……。それじゃ……えい!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:29:22.79 ID:w+lkhX1/0
闇が〜もう一人の〜
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:29:23.87 ID:N2GeE6Na0
グレッグイーガンの「宝石」みたいだな
>>1-4 面白そう。
続きはよ。
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:31:01.63 ID:DAD+ViGC0
ほむら「…………。私たちの意志次第で、自由に入れ替われるみたいね」
弱ほむ『ほんとだ……』
ほむら「それじゃ、確認も済んだし……また入れ替わりましょうか」
弱ほむ『え……また私に……?良いんですか……?』
ほむら「えぇ、もちろん。……」
ほむら『……ふぅ』
弱ほむ「……!え、えっと……」
ほむら『むしろ、私はこれからあなた主体で行ってもらうつもりよ。
もちろん常に助言はするし、どうしても必要な時は私に交代してもらうけれど』
弱ほむ「……どうして……」
ほむら『あなたも……まどかを守りたいんでしょう?』
弱ほむ「あ……は、はい!ありがとう、ございます……!」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:31:09.72 ID:w2uVgk5Fi
人の言葉を簡単に信じるなという教訓
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:34:47.93 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「鹿目さんを、守る……。早く一緒に戦いたいな……魔法少女の鹿目さんと……えへへ」
ほむら『(……!そうか、この“私”はまだ……!)』
弱ほむ「今度は私の方が先に魔法少女になってるんだし、先輩として、鹿目さんを……」
ほむら『駄目よ』
弱ほむ「えっ……?」
ほむら『まどかを魔法少女にさせるなんて、絶対に駄目。
いえ……そもそも、あの子に契約させないことが、私の目標』
弱ほむ「っ……!?ど、どうして……!?」
ほむら『……あなたは、知っておくべきね。魔法少女の真実を』
弱ほむ「魔法少女の……真実……?」
>>24 俺も宝石シリーズ思い出した
あれは自由に入れ替われない怖さがあるけど
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:39:00.73 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
弱ほむ「う……うそ、ですよね……?」
ほむら『全て事実よ』
弱ほむ「そん、な……そんなことって……。っ!じゃ、じゃあ、巴さんも……!?」
ほむら『えぇ……。魔法少女はみんな、例外なく同じ運命を背負ってる』
弱ほむ「と、巴さん、止めなきゃっ……!魔法少女に、ならないように……」
ほむら『無駄よ。聞いていないの?巴マミが契約した理由……。彼女はもう……手遅れ』
弱ほむ「ッ……じゃあ、せめてこの話だけでも……」
ほむら『それもやめておきなさい。下手にこの真実を知られると……厄介なことになりかねない。
今はまだ話すべきじゃないわ。いえ……
むしろ、ずっと知らないままで居た方が幸せかもしれない』
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:41:44.90 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「もう、遅いの……?みんな、救えないの……?」
ほむら『魔法少女になった時点で、変わってしまった運命は変えられない。
でも……まどかの運命は変えることができる』
弱ほむ「っ……!」
ほむら『これで分かったでしょう?
まどかを守るということは、あの子と一緒に戦うことじゃない。
あの子を戦わせないこと。決して魔法少女にさせないこと。
キュゥべえから守ること。……良いわね?』
弱ほむ「……はい……!」
ほむら『(……良かった。この子は魔法少女の真実を知っても、悲観に暮れたりなんかしない。
自分で言うのもなんだけど……安心したわ。この“私”の決心も固いのね)』
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:43:29.36 ID:N2GeE6Na0
なんか良え
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:43:43.70 ID:w2uVgk5Fi
さかなちゃん!
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:44:41.86 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
和子「はい、それから。今日はみなさんに、転校生を紹介します!暁美さん、いらしゃい?」
弱ほむ「はい……!」
さやか「おわっ、すっげー美人……」
まどか「……えっ?あの子……」
和子「はぁい、それじゃ自己紹介いってみよう!」
弱ほむ「暁美ほむらです、よろしくお願いします!」
クラスをぐるりと見渡す。
鹿目さんは……居た!
前とおんなじ席だ!
まどか「……?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:47:29.70 ID:N2GeE6Na0
……?
ん?
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:48:01.59 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「っ……」
鹿目さんだ……生きてる、鹿目さんだ……!
元気な鹿目さん……鹿目さんだぁ……!
和子「暁美さんはずっと、心臓の病気で……え?」
ほむら『ちょ、ちょっと、あなた……!』
弱ほむ「鹿目さん!」
まどか「へっ?」
弱ほむ「わ、私、私……!これから、よろしくね!鹿目さん!」
まどか「えっ、あ、えっと……う、うん……よろしく、ね……?」
さやか「……?」
ほむら『(やってしまった……)』
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:49:55.35 ID:N2GeE6Na0
@
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:52:05.14 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
女生徒1「ねぇねぇ、暁美さんって、前はどんな学校に通ってたの?」
女生徒2「鹿目さんと知り合いだったの?住んでる場所が近かったとか?」
弱ほむ「え、えっと、それは、その……」
弱ほむ『ど、どうしよう……』
ほむら『あなたが撒いた種よ。自分でなんとかするのね』
弱ほむ『そんなぁ……くすん』
ほむら『(……まぁ、こうなることを予測しきれなかった私にも責任はあるかしら。
それに、実際私も似たようなことをしてしまったのだし……)』
女生徒3「ねぇねぇ暁美さん!」
弱ほむ「え、えっと、あの、その……」
ほむら『……仕方ないわね。それじゃあ、こうしなさい……』
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:52:19.73 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん!
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:52:34.82 ID:5natJ4J/0
ふむ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:54:42.85 ID:7FrX2Ffe0
もう一人の私! リボンでも付けないか オサレだぜ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:54:47.60 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ『……は、はい……!』
女生徒1「……暁美さん……?」
弱ほむ「ご……ごめんなさい、ちょっと、緊張しすぎたみたいで、気分が……。
ほ、保健室に、行かせてください……」
女生徒2「あ、それじゃあ私が連れてってあげるよ!」
女生徒3「あたしもあたしもー!」
弱ほむ「い、いえ!係りの人にお願いしますから、お構いなく……!」
まどか「……えっ?」
弱ほむ「か、鹿目さん!保健室に、連れて行ってください……!」
まどか「……?う、うん」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:55:16.32 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん♪
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:56:29.11 ID:N2GeE6Na0
A
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:57:44.83 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
まどか「…………」
弱ほむ「…………」
まどか「…………」
弱ほむ「…………」
まどか「……暁美さん?」
弱ほむ「ひゃ、ひゃい!」
まどか「っ!?」
ほむら『……なんて声を出してるのよ、あなた』
弱ほむ『ご……ごめんなさい。いざ2人きりになると、緊張しちゃって……』
弱ほむ「あ、あのあの、えっと……」
まどか「……ぷっ、あははは!もう、そんなに緊張しなくて良いよぉ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 19:59:51.54 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃ〜ん
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:01:01.31 ID:DAD+ViGC0
ほむら『……!』
弱ほむ「えっ、あ、あの……う、うん……!」
まどか「……なんて、ごめんね。本当はね、わたしの方もちょっと緊張してたんだ」
弱ほむ「え?そ、そうなの?」
まどか「うん……それに、ちょっと不思議で……。ねぇ、暁美さん?
わたしたちって、どこかで会ったこと、あるかな?」
弱ほむ「えっ……」
まどか「どうして、さっき……?」
弱ほむ「あの、えっと……それは……」
ほむら『(これを上手くごまかす言い訳なんてあるのかしら……)』
まどか「……暁美さん……?」
弱ほむ「え、えっと……!か、鹿目さんと!お、お友達に、なりたいなぁ……なんて……」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:01:45.85 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん( ´艸`)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:04:01.78 ID:DAD+ViGC0
まどか「……そう、なの?どうして、わたしなんかと……?」
弱ほむ「えっ、ど、どうして、って……。……か、鹿目さん、優しそうだったから!」
まどか「…………」
弱ほむ「あ、あの……」
ほむら『……やっぱり少し、無理があったようね』
弱ほむ『そんなぁ……』
弱ほむ「え、えっと、だからね、その……」
まどか「……ありがとう、すっごく、嬉しい……!」
弱ほむ「え……?」
まどか「わたしね、初めてなんだ。初対面の子に、そんな……
お友達になりたいなんて、言ってもらえたの……」
ほむら『……まどか……』
49 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:04:31.91 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:04:42.27 ID:w+lkhX1/0
さやか「」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:05:00.86 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃんo(*^▽^*)o
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:06:07.50 ID:N2GeE6Na0
B
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:06:27.85 ID:SN/se8Ve0
あ、ネタかぶった
まぁいいか
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:06:59.59 ID:DAD+ViGC0
まどか「わたしってね……あんまり、自分に自信がなかったの。
どんくさいし、運動も勉強も得意じゃないから……」
弱ほむ「鹿目さん……」
まどか「だからね、すごく嬉しいんだ。暁美さんみたいな美人さんが、
こんな、何の取り得もないわたしなんかに……」
弱ほむ「そ、そんなことないよ!」
まどか「えっ……?」
弱ほむ「鹿目さんは、とっても優しくて、かっこよくて……か、可愛くて……!
それに、鹿目さんは、私を……!」
まどか「……?わたしが、暁美さんを……?」
弱ほむ「あっ……え、えっと、とにかく……そんな、自分のこと、そんな風に、言わないで……」
まどか「……うん、わかった。ごめんね、暗くなっちゃって!ありがとう、ほむらちゃん!」
弱ほむ「……!」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:08:41.33 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん・・・
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:09:39.76 ID:DAD+ViGC0
まどか「あ、ごめんね……もしかして、名前で呼ばれるのイヤだったかな……?」
弱ほむ「そっ、そんなこと、ないです!」
まどか「そっか、良かった……。わたしね、実はさっきからずっと、
ほむらちゃんのこと名前で呼びたいなぁって思ってたんだ!」
弱ほむ「え……ど、どうして……?」
まどか「えへへ、なんとなくなんだけどね、素敵な名前だなーって。
燃え上がれーって感じで、カッコイイと思わない?」
ほむら『ッ……』
弱ほむ「……!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:11:29.00 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん(ノ_・。)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:11:57.60 ID:DAD+ViGC0
まどか「……ほむらちゃん?」
弱ほむ「あっ……ご、ごめんなさい。ちょっと、その……嬉しくって……
そんなこと言ってくれたの、鹿目さんが、初めてだったから……。
私……がんばって、この名前みたいにかっこよくなるね!」
まどか「えへへ。うん、がんばってね!ほむらちゃん!あ、そうだ……」
弱ほむ「?」
まどか「あのね、もし良かったら、わたしのことも“まどか”って呼んで欲しいな、って」
弱ほむ「え、で、でも……その……。な、慣れたら、で、良い……?」
まどか「……そっか、わかったよ!それじゃ、ほむらちゃんが名前で呼んでくれるの、待ってるね!」
弱ほむ「う……うん!」
59 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:12:12.51 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:14:05.98 ID:N2GeE6Na0
C
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:15:18.45 ID:N2GeE6Na0
D
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:15:57.92 ID:DAD+ViGC0
保健室
ほむら『本当に休むつもりなんてなかったんだけど……
まぁ、案内されてしまったものは仕方ないわね』
弱ほむ『えへへ……』
ほむら『……?随分機嫌が良さそうね』
弱ほむ『だって……鹿目さんと、いっぱいお喋りしちゃいました』
ほむら『……あなたには確か、まどかと必要以上に親しくするのは良くないって言っておいたはずだけど』
弱ほむ『あっ……ご、ごめんなさい……』
ほむら『いいえ、良いの。前言ったこと、訂正するわ。
今回のことで、私も少し認識を変える必要があることに気付けたから』
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:17:12.64 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん☆
64 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:17:27.91 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:18:23.31 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ『え……?それって、どういう……』
ほむら『まどかが契約してしまう理由には、あの子の自信のなさが前提としてある。
でも今は……自分を慕ってくれる人が居ることで、あの子は少し自信を持てたみたい』
弱ほむ『慕ってくれる、人……』
ほむら『あなたのおかげよ。あなたが、この時間軸のまどかの心を……少しとは言え、救ったの』
弱ほむ『わ、私が、鹿目さんを……!』
ほむら『今まではまどかと出来るだけ距離を置くようにしていたけれど、今回は逆の方法を試しましょう。
あなたなら……それができるはずだから』
弱ほむ『は……はい!』
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:19:15.86 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん!
67 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:22:02.97 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
ほちゃん!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:22:17.89 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
さやか「お、帰ってきた。お帰りー」
まどか「うん、ただいま!」
さやか「んー?どうした、まどかー。にやにやしちゃって」
まどか「へっ?や、やだ、わたし、そんな顔してた?」
さやか「うん、なんかすっげー嬉しそうな顔。転校生と何か面白い話でもしたの?」
仁美「そんな幸せそうな顔をするなんて、
あの短時間に2人の間に一体何が……はっ!まさか……!」
さやか「いや、何考えてんのか大体わかるけどそりゃねーわ流石に。
で?何があったの?別に内緒の話ってんなら言わなくても良いけどさ」
まどか「あ、えっとね……ほ、ほむらちゃんに、友達になって欲しいって、お願いされちゃった……」
70 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:23:09.41 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:23:12.00 ID:mmg4Xnkx0
やったーほむらちゃん^^
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:25:59.11 ID:DAD+ViGC0
さやか「へぇ〜……って、あんたあの子と知り合いじゃなかったの!?」
まどか「う、うん。初対面」
仁美「今朝のあの方の様子から、てっきりまどかさんとは既にお知り合いなのかと……」
さやか「まどかが忘れてるだけじゃないのー?」
まどか「そんなはずは……そうなのかな?」
さやか「もし本当に初対面だったら相当変わってる子だよね、その子。
変な子に目ぇ付けられちゃったね、あははっ!」
まどか「そ、そんなことないよぉ!ほむらちゃん、とっても良い子そうだもん!」
さやか「ふーん。まー、あたしも悪い子とは思っちゃいないけどさ」
仁美「はっ……もしかしてやっぱり、まどかさんに一目惚れ……!」
さやか「いや、だからそりゃねーわ流石に」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:26:57.63 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん`へ´
75 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:28:52.04 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:29:24.71 ID:DAD+ViGC0
昼休み
ほむら『さぁ、行きなさい』
弱ほむ『は、はい……!』
弱ほむ「あ、あの、鹿目さん!」
まどか「ほむらちゃん。どうしたの?」
弱ほむ「そ、その!良かったら、一緒にお昼を……」
さやか「まーどかー!屋上行こー!」
弱ほむ「っ!」
さやか「ん?転校生の……どうした?また何かまどかに用事?」
弱ほむ「え、えっと、その、あの……」
77 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:31:37.43 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:33:04.48 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃんがんばって!
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:33:36.41 ID:DAD+ViGC0
ほむら『何を戸惑っているの。美樹さやかはまどかの親友。居て当たり前でしょう?』
弱ほむ『だ、だって……私、美樹さんとあんまり話したことない……』
さやか「……?用がないんなら行っちゃうよ?
ほらまどか、行こっ!あたしお腹空いちゃったよー」
まどか「えっ?で、でも……」
弱ほむ「……ごめんなさい。なんでも、ないです……」
ほむら『……あなたって子は』
まどか「……ねぇ、ほむらちゃん!良かったら、一緒にお昼ご飯食べない?」
ほむら『!』
弱ほむ「えっ……い、良いの……?」
まどか「もっちろん!ね、良いでしょ?さやかちゃん」
さやか「へっ?うん、別に良いけど」
80 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:34:41.24 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:35:23.95 ID:mmg4Xnkx0
浦安知らんのか
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:35:47.75 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん(^^)
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:42:53.24 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
さやか「なぁーんだもう!暁美さんも一緒にご飯食べたかったんならそう言えば良いのに!」
弱ほむ「え、っと……ご、ごめんなさい……」
さやか「っと、そっか。そういやあんた、まどかと友達になったんだった。
暁美さんも一緒に誘ってあげりゃ良かったのよね。
気付かなかったあたしも悪かったわ、ごめんごめん!」
弱ほむ「あ、いえ……」
さやか「……なんかさー。あたしへの態度だけ、まどかと違わない?
ものすごーく壁を感じるんですけど?」
弱ほむ「えっ、あ、いや、そ、そんなつもりじゃ……!」
さやか「ふむ……やっぱあれ?まどかが忘れてるだけで、実は本当に知り合いだったとか?」
弱ほむ「いえ、そういう、わけじゃ……」
さやか「?知り合いじゃなかったんだ。なのに今朝はまどかに一直線に?
暁美さーん……あんた、人から変わってるって言われない?」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:43:51.55 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん゛(`ヘ´#)
86 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:44:20.22 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:48:14.29 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「あ、あの、その……」
まどか「さやかちゃん、もうそのくらいで……」
さやか「だーってさ、いきなりかましてくれちゃってるんだもん!
ただでさえ美人なのに、初っ端からあんな挨拶!目立ちまくりったらありゃしない!」
弱ほむ「び、美人……!?そ、そんな……」
さやか「仁美じゃないけど、まさかマジでまどかが運命の人だなんて言うんじゃないでしょうねー!
暁美ほむらと鹿目まどかは、前世では恋人同士だったのだ……なんて!
くーっ!転校初日からキャラ立ちしてくるとは、なかなかやるじゃん、転校生!」
弱ほむ「?……?あ、ありがとう、ございます……?」
ほむら『面倒くさい……』
さやか「あ、っと。いっけない!あたし、昼休み先生に用事頼まれてるんだった!
それじゃあたし先に戻ってるね!じゃあね、まどか、ほむら!」
弱ほむ「えっ……?」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:48:28.17 ID:N2GeE6Na0
E
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:49:18.77 ID:mmg4Xnkx0
は?
90 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:49:26.41 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:52:49.27 ID:DAD+ViGC0
さやか「むっ?何よその顔ー。まどかは良いのに、あたしには名前で呼ばれたくないっての?」
弱ほむ「あ、いや、そういうわけじゃ……ちょっと、びっくりしちゃって……」
さやか「友達の友達は友達!でしょ?それじゃ改めて、じゃあね、ほむら!」
弱ほむ「あ……う、うん。じゃあね……」
まどか「……さやかちゃん……なんだかいつもより賑やかだったような……」
弱ほむ「……ふぅ」
まどか「ごめんね。ほむらちゃん、退院したばっかりなのに騒がしくしちゃって。疲れちゃった?」
弱ほむ「あ、ううん……大丈夫。ちょっと、こんなに賑やかだったの、久し振りだったから……。
……でも、楽しかったかも。美樹さんって、面白い人だね」
まどか「えへへ、今日は特に、お友達が増えてはしゃいじゃってるのかも」
弱ほむ「……そうなんだ、お友達、か……えへへ」
ほむら『(……美樹さやかと、友達、か……)』
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:53:36.78 ID:L/Fr9gSn0
妊娠する話かと思った
訴訟も辞さない
93 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:53:59.00 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:54:31.58 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん(*^^*)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:56:34.46 ID:N2GeE6Na0
F
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:56:35.24 ID:DAD+ViGC0
放課後
まどか「ほむらちゃーん、一緒に帰ろう?」
弱ほむ「あ……うん!」
さやか「たーだーし、寄り道してもらうよ?良い喫茶店があるんだ!」
まどか「それに、仁美ちゃんも一緒にお喋りしたいしね」
弱ほむ「あ……志筑さん……」
仁美「初めてお話しますわね、暁美さん?これから、よろしくお願い致しますわ」
弱ほむ「は、はい……よろしく、お願い致します……」
さやか「あははは!ほむらまで丁寧口調になってるよー!」
まどか「さやかちゃん、あんまり笑っちゃ駄目だよっ」
仁美「そうですわよ、さやかさん。暁美さん?あまり気になさらないでくださいね?」
弱ほむ「は、はい……」
97 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 20:57:14.47 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 20:57:25.87 ID:mmg4Xnkx0
ほむらちゃん( ^-^)_旦""
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:00:27.47 ID:N2GeE6Na0
G
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:00:57.47 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
まどか「……それでね、その時さやかちゃんったら……」
弱ほむ「ふふっ……美樹さんって、面白い方なんですね……」
仁美「でしょう?ふふっ」
さやか「なによ2人して。もしかして、馬鹿にしてるでしょー?」
弱ほむ「あっ、ううん、そんなこと……」
ほむら『……お喋りも良いけど、まどかの様子には注意して』
弱ほむ『は、はいっ?』
ほむら『早ければ、そろそろよ……あいつが、キュゥべえが、まどかに接触してくる』
弱ほむ『あっ……!そ、そうですね……!』
ほむら『こうして一般人が周りに居るうちは安心だけど、
まどかが人気のない場所に行かないように、注意して』
弱ほむ『わかりました……!』
101 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 21:01:29.78 ID:01GUW7H/0
ほむらちゃん連呼の人のまねして楽しいの?
102 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:01:39.48 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:03:05.32 ID:N2GeE6Na0
H
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:04:02.58 ID:mmg4Xnkx0
んー
じゃあ、俺がやめるか。いつも通り普通に支援するほうに回るよ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:04:50.80 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
まどか「それじゃ、仁美ちゃんまたねー」
さやか「お稽古、がんばってくれたまえー」
仁美「えぇ、それではみなさん、ごきげんよう」
ほむら「ご、ごきげんよう……」
さやか「あはっ、またお嬢様口調になってる!」
まどか「もう、さやかちゃ……」
【助けて……】
まどか「えっ……?」
さやか「まどか?どうしたの?」
まどか「さ、さやかちゃん、今何か……」
【助けて……!】
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:06:06.64 ID:N2GeE6Na0
I ?
107 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:06:11.47 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
108 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 21:06:22.62 ID:01GUW7H/0
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:06:51.55 ID:6TKM248q0
>>104 お前がやめる必要は全くないが
まぁやめた方が無難ではあるな。乙
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:07:28.86 ID:mmg4Xnkx0
QBくたばれ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:08:19.05 ID:mmg4Xnkx0
>>108 2人変なのいたら嫌でしょ?ほむらちゃんがかわいけりゃいいーんだよ
112 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 21:09:29.78 ID:01GUW7H/0
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:09:33.51 ID:DAD+ViGC0
まどか「ほ、ほらまた!」
ほむら『ッ……!』
弱ほむ『鹿目さん……これって、もしかして……!』
さやか「だ、だからぁ、何がどうしたってのよ?」
まどか「誰か、呼んでる……助けてって……!」
ほむら『助けを……!?使い魔に襲われたふりでもして、結界に誘い込む気ね……!
キュゥべえ、卑怯な真似を……!』
弱ほむ『ど、どうすれば……!』
ほむら『まどかを止めて!どんな手を使っても良い、
今はとにかく、まどかを引き止めることが最優先……!』
114 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:09:49.49 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:09:55.79 ID:N2GeE6Na0
J 私抜けるよ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:10:29.69 ID:L/Fr9gSn0
変なのって自分で思ってるなら何故やるのか
レス間隔が長い訳でも無いのに
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:13:01.77 ID:N2GeE6Na0
K 251までさがってまった。
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:13:39.95 ID:ioEm7YRn0
>>116 真似する奴が増えたらそりゃ余計変になりますわな
一人だけでよかったものを、ね
まぁただでさえまどかSSは変なの多いんだから、今更どうでもいいけどね
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:14:27.43 ID:mmg4Xnkx0
251ならまだ問題ない
120 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 21:14:54.35 ID:01GUW7H/0
真似して人気になろうとでも思ってんのか
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:15:37.45 ID:LMJeDSb10
このSSつまんねえわ
そもそも何でVIPでやるんだよ出てけよ
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:16:20.51 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ『鹿目さんを止める……でも、どうやって……そ、そうだ……!』
まどか「わ、私、行かなきゃ!」
さやか「何言ってんのよ、あたしには何にも聞こえないよ!気のせいじゃないの?」
まどか「そ、そんなはず……だって、さっきからずっと……!」
弱ほむ「た、助けて……!くっ……苦しいっ……!」
まどか「えっ……!?」
まどか「ほ、ほむらちゃん!?」
弱ほむ「あっ……ぅ……い、痛いっ……痛いっ……!」
123 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:16:58.53 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:17:21.75 ID:T5YH4prM0
しえん
ふむ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:20:10.64 ID:t3JY5XLw0
ふむふむ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:20:49.18 ID:mmg4Xnkx0
演技派
支援
129 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 21:22:14.24 ID:01GUW7H/0
>>123 お前何個のスレに書き込んでるんだよ・・・
しかもほぼ同時進行って・・・
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:22:54.91 ID:ioEm7YRn0
キチガイスクリプトもどきの方が残ってしまったか…邪魔だな
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:23:49.46 ID:ZBxKWdmZ0
キチガイもスクリプトもNGでスッキリだろ
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:24:53.08 ID:PcR2x+l00
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:24:59.73 ID:DAD+ViGC0
ほむら『……!あなた、まさか……!……考えたわね』
さやか「ちょ、ちょっと!?どうしたの!?胸なんか押さえて……!」
まどか「も、もしかして、心臓の病気が……!?」
弱ほむ「苦しいよぉ……痛い、よぉ……!」
さやか「あ、あわわわわ……!ま、まどか!救急車!救急車呼んで!」
まどか「え、あっ、うん!」
弱ほむ「あっ……だ、大丈夫、治った、から……。ちょっとした発作が……」
まどか「だ、大丈夫なわけないよ!あんなに苦しんでたのに!」
弱ほむ「あ、いえ……よくあることだから、大丈夫……」
さやか「余計大丈夫じゃないよ!」
135 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:25:30.75 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:30:11.93 ID:ZBxKWdmZ0
shen
さるったなら他のスレにかきこむといい
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:30:23.03 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「あの、本当にもう……」
まどか「じゃあせめて、病院で診てもらおうよ!大丈夫?歩ける?」
さやか「ほら、肩貸してやるから。掴まって!」
弱ほむ「あ、そんな……!1人で歩けますから……!」
さやか「遠慮すんなって!よい、っしょっと。ほら、行くよ!」
弱ほむ「あ、ありがとう、ございます……」
弱ほむ『……これで、良かったんですよね?』
ほむら『まさか、演技をしてまどかを引き止めるなんて……。
確かに目の前で友達が苦しんでいれば、そちらを優先するでしょうね。
あなた……見かけによらず計算高いのね』
弱ほむ『そ、そこまで考えてたわけじゃ……!それに、あなたも人のことは……』
ほむら『……そうね。あなたは、私だものね。
それにしても流石、つい最近まで入院してただけあってリアリティがあったわ』
弱ほむ『最近まで入院してたのはあなたも同じじゃ……』
ほむら『体感時間の差よ。もう、発作の苦しみなんて忘れてしまったもの』
138 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:30:42.36 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:33:31.28 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「もう、キュゥべえ?気をつけなきゃ駄目でしょ?
結界に飲み込まれるなんて、私が通りかからなかったらどうなってたか……」
QB「ごめんね、マミ。でもまさか君に助けられるなんて、思ってもみなかったよ」
マミ「当然でしょう?すごく探したんだから。友達が居なくなったら心配するもの」
QB「そうか、ありがとう」
マミ「ふふっ、どういたしまして」
QB「……それより、マミ。1つ報告しておきたいことがあるんだ」
マミ「あら、なぁに?突然改まって」
QB「新しい魔法少女候補の話さ」
140 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:33:40.43 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
支援
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:38:16.32 ID:DAD+ViGC0
ほむホーム
ほむら『今日はお疲れ様。どうだった?久し振りの学校は』
弱ほむ「あ、はい……あの……すごく、楽しかったです。
その……鹿目さんや、美樹さん、志筑さんとも、お友達になれて……。
まさか、あんなに一度に、友達ができるなんて……」
ほむら『……そう言えば、言っておかないといけないことがあるわ』
弱ほむ「……?』
ほむら『美樹さやかも、魔法少女の素質を持っている』
弱ほむ「えっ……!じゃ、じゃあ、美樹さんも魔法少女に……!?」
ほむら『放っておけば、高い確率で。そして高い確率で……あの子は魔女化する』
143 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:39:47.34 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:43:17.84 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「っ……美樹さんが、魔女に……!?そんな……だったら、絶対止めないと……!」
ほむら『えぇ。あの子を魔法少女にするわけにはいかないわ。私たちの目的の障害になる』
弱ほむ「……障、害……?」
ほむら『美樹さやかを元の人間に戻すために、まどかが契約してしまうのよ。
だから、まどかを救うためには、その障害を取り除かなければならない』
弱ほむ「……っ」
ほむら『美樹さやかと親しくなったのは正解かもね。
そうすれば、あの子の監視もずっとやりやすくなる』
弱ほむ「……そう、ですね。友達になれば、監視をしやすく……」
145 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:43:36.73 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
支援
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:45:54.94 ID:w+lkhX1/0
このほむら何もわかってなくね?
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:47:11.61 ID:DAD+ViGC0
学校、昼休み
さやか「さー、お昼だお昼だー!」
まどか「あはは、さやかちゃんってば。授業中、お腹ぐーぐー鳴ってたもんね」
さやか「げっ!聞こえてた?ま、まさかほむらのとこまでは聞こえてないよねー……?」
弱ほむ「あ、あの……聞こえてました」
さやか「がーん!それって教室中に響き渡ってたってことじゃん!なんで教えてくれなかったのよー!」
まどか「だって、さやかちゃん寝てたし……」
さやか「あたしって、ほんとバカ……」
女生徒「ねぇ、鹿目さんと美樹さん。なんか3年生の先輩が呼んでるよ?」
まどか「へっ?3年生の先輩?」
さやか「なんだろ?」
弱ほむ「……もしかして……!」
ほむら『っ……キュゥべえ、余計なことを……』
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:47:40.55 ID:mmg4Xnkx0
弱ほむちゃんは本気で仲良くなりたそうだが
ほむらちゃんはまだそんな風じゃない感じね
150 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:47:58.27 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:51:10.82 ID:DAD+ViGC0
マミ「こんにちは、鹿目まどかさんに、美樹さやかさんね?」
ほむら『(……やっぱり)』
まどか「は、はい。そうですけど……」
さやか「えっと……まどか、知り合い?」
マミ「あら、ごめんなさい。自己紹介がまだだったわね。私は3年生の、」
弱ほむ「巴さんっ……!」
マミ「えっ?」
ほむら『ッ……あなた、また……!』
弱ほむ「あっ……」
152 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 21:53:27.58 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:54:43.68 ID:DAD+ViGC0
まどか「なんだ、ほむらちゃんの知り合いだったんだね」
弱ほむ「え、えっと……」
マミ「……ごめんなさい、どこかで会ったかしら……?」
さやか「ま……まさか、またまどかの時みたいに……!どこまでキャラ立てすりゃ気が済むのよ!」
マミ「……?」
さやか「あー、ごめんなさい。この子ちょっと変わってて、
初対面の人には大体こうなんで……あんまり気にしないでください」
まどか「それより、話って言うのは……?」
マミ「あぁ、そうだったわね。えっと、あなたは……」
弱ほむ「あ、暁美、ほむらです」
マミ「暁美さんね。ごめんなさい……鹿目さんと美樹さんと、3人で話がしたいの。
ちょっとだけ2人を借りても良い?」
弱ほむ【……もしかして、魔法少女の話ですか……?】
マミ「っ!?」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 21:59:00.12 ID:DAD+ViGC0
マミ「あなた……!」
弱ほむ【わ、私は、2人を巻きこむのは反対です……!】
マミ「……!」
まどか「……あの……?」
さやか「先輩?」
マミ「……ごめんなさい。私から訪ねておいて申しわけないんだけど……
私、暁美さんと大事なお話があるんだったわ」
まどか「へっ?」
マミ「それじゃ、突然ごめんなさいね。……さ、行きましょう」
弱ほむ「その……ふ、2人ともごめんね!ま、また後で……!」
まどか「な……なんだったんだろ?」
さやか「……あの先輩も変な人なのかなぁ?」
155 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 21:59:08.98 ID:01GUW7H/0
ほむらちゃんつよい
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:00:19.50 ID:t3JY5XLw0
へむ
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:00:19.82 ID:mmg4Xnkx0
ここはあえて弱ほむちゃんに任せてみよう
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:02:20.66 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「……まさか、同じ中学に魔法少女が転校してきたなんてね……。
キュゥべえったら、どうせならそっちの方を教えてくれれば良かったのに」
弱ほむ「…………」
マミ「?なぁに?私の顔じっと見て……」
弱ほむ「あ、いえ……なんでもないです」
巴さんだ……元気なままの、巴さんだ……。
前と一緒の、優しそうな、巴さんだ……。
弱ほむ「……えへへ……」
マミ(……美樹さんの言う通り、変わった子みたいね)
ほむら『(私って、こんなに駄目な子だったかしら……)』
159 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:02:42.19 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
むしろ現ほむらのほうがダメっぽい
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:06:07.62 ID:DAD+ViGC0
マミ「ところで……どうして私のことを知ってたの?
私の名前もだけど、どうして魔法少女だって……」
弱ほむ「あ、その、えっと……」
ほむら『(……当然、そう来るわよね)』
弱ほむ「キュ……キュゥべえから聞いたんです!」
マミ「あら、そうなの?暁美さんには私のことを教えといて、私には何も言ってくれないなんて……」
弱ほむ「あ、え、えーっと!どうだったかな……!もしかしたら、前の町で噂を聞いたのかも……」
マミ「うーん……噂になるようなことはしてないつもりだけどな……」
弱ほむ「あ、あのあの、えっと……」
マミ「……まぁ良いわ。どこかで聞いたけど思い出せないなんて、よくあることだものね」
弱ほむ「あ、は、はい……」
マミ「……それで?あなたはこれからどうする気?」
162 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:06:37.49 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:09:03.33 ID:fqfNf5RA0
初代でドワーフがレヒカフ沼にいると書いてあるけど、どこにいますか?
ググったらバソリモ村の左って載ってるけど村の左って柵で行けないです。
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:10:21.95 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「ど、どうすると言うのは……?」
マミ「……この町の縄張りを私から奪うつもりなのかどうか、そう訊いてるの」
弱ほむ「っ……!」
ほむら『……相変わらず、敵意剥き出しね。まぁ、仕方ないことだけど……』
弱ほむ「そっ、そんな……違います!私は、巴さんと一緒に……」
マミ「……一緒に?」
弱ほむ「い、一緒に、戦いたい……と……思ってます……!」
マミ「……!……本当に……!?」
弱ほむ「だ、駄目、ですか……?やっぱり、私なんかじゃ……」
マミ「……駄目なんかじゃない。すごく、嬉しい……!」
ほむら『……!』
弱ほむ「じゃ、じゃあ……!」
マミ「もちろん、大歓迎よ!これからよろしくね、暁美さん!」
弱ほむ「……!は、はい!」
ほむら『(こんなに、あっさり……)』
165 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:11:29.24 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
166 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 22:11:38.30 ID:01GUW7H/0
今のがあほむらちゃんだな
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:13:44.47 ID:w+lkhX1/0
中の方が先に擦り切れそうだな
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:16:45.04 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「それじゃ、暁美さん。また放課後ね」
弱ほむ「は、はい……」
ほむら『まさかこうも簡単に、巴マミと協力関係になるなんて。
あの時、キュゥべえを攻撃しなかったのが良かったみたいね』
弱ほむ「そう、なんですか……?」
ほむら『えぇ、今まではキュゥべえの阻止を最優先に考えていたから……。
そのおかげで、あいつと仲の良い巴マミとの関係は、あまり良好じゃなかったわ』
弱ほむ「でも、今回は巴さんとコンビになれました……!」
ほむら『そうね。これで、ワルプルギスの夜に向けての戦力を1つ確保できた』
弱ほむ「……!」
ほむら『……どうかした?』
弱ほむ「あの……巴さん……“戦力”、なんですか……?」
ほむら『……?どういう意味かしら』
弱ほむ「……いえ、なんでも、ないです……」
169 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:18:36.55 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:20:24.90 ID:DAD+ViGC0
放課後、下校中
さやか「それにしても、昼間の先輩、なんだったんだろうねー」
まどか「うーん……わかんない……」
さやか「ほむらは何の話してたか教えてくれないし、今日も用事があるって先に帰っちゃうしさ……」
「彼女たちのことがそんなに気になるかい?」
さやか「へっ?まどか、今何か言った?」
まどか「わ、わたしじゃないよ。どこからか、声が……」
「ここだよ、ここ」
まどか「……!さやかちゃん、あそこ!」
さやか「な、なに……?白い……ぬいぐるみ?」
QB「初めまして、僕の名前はキュゥべえ!」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:20:27.67 ID:fqfNf5RA0
女主人公だと告白イベント間に挟むおかげで
ラスボス近辺の某イベントに萌える
男主人公でもクラスメイトに○○するなんてできない
と燃える展開なんだがなw
172 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:21:06.49 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
巴チョロミさん
直接会いに来たか
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:23:35.21 ID:DAD+ViGC0
まどか「ぬ、ぬいぐるみが喋った……!?」
さやか「きもっ!」
QB「酷い言われようだなぁ。それに、僕はぬいぐるみなんかじゃないよ。れっきとした生き物だ」
まどか「ね、ねぇ、さやかちゃん……これ、夢じゃないよね……?」
さやか「う、うん……たぶん……」
QB「紛れもない現実だよ。僕は君たちにお願いがあってきたんだ」
まどか「お、お願い……?」
QB「僕と契約して、魔法少女に」
弱ほむ「そ、その必要はありません!」
まどか「っ!ほむらちゃん!?」
マミ「もう、キュゥべえ?そういうのはあまり関心しないな」
さやか「それに、昼間の先輩まで……どういうこと……!?」
176 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:23:52.87 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
ほ
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:26:57.35 ID:DAD+ViGC0
QB「そう言われても、マミ。素質を持つ子を勧誘するのが僕の務めだよ」
マミ「でも、この町にはもう2人も魔法少女が居るのよ?
これ以上無理に増やす必要なんて無いと思わない?
まぁ……この子たちに、どうしても叶えたい願い事があるというのなら話は別だけど……」
さやか「あ、あの、すみません!ちょっとあたしたち混乱しちゃってるんですけど……」
マミ「あ、ごめんなさい。そうね……ここまできて何も話さないっていうのも、
隠し事してるみたいであまり良い気分じゃないし……。
説明だけでもしてあげた方が良いかしら。暁美さん、どう思う?」
弱ほむ『ど、どうしましょう……?』
ほむら『……ここでごまかしても、いずれはキュゥべえによって全て話されるでしょう』
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:29:05.03 ID:fqfNf5RA0
ジャスミンだね、結構可愛かったよ
というか最初からすでにジャスミンは可愛い
個人差があるがろうからあまり言わないけど、自分は一週目光女主でそのイベント見てショックで一ヶ月くらい放置した
カフェラテにドン引きですよ……。火の星グミ取得イベの炎球もトラウマだったけれども
どうせならチャイがよかったなぁ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:31:58.57 ID:DAD+ViGC0
ほむら『それならむしろ、あいつが余計なことを言い出す前に私たちの口から説明してしまった方が……』
弱ほむ「……そう、ですね。それじゃ、説明だけ……」
マミ「決まりね。ねぇ、2人とも」
まどか「は、はいっ」
マミ「ここで立ち話って言うのもなんだし、今から私の家に来ない?
美味しいお茶とケーキでも食べながら、ね?」
さやか「……まどか、行こ」
まどか「う……うん」
弱ほむ「…………」
QB(……暁美ほむら……この子は一体……?)
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:32:13.95 ID:Cpbc6qg90
ID:fqfNf5RA0
こいつなんなの?
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:32:40.32 ID:fqfNf5RA0
師匠から聞いた話だ…
両方とも「クソッ!」や「畜生!」という意味ですが、
強さで言うと
damn it! < shit!
ですね。
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:37:45.62 ID:fqfNf5RA0
釣りじゃ無いんだぜ?
長い事いる先生に聞いたら愛ちゃんのお兄ちゃんは今中学生だそうだ。
名前は茂(シゲル)君。ポケ○ンか?ポケ○ンなのか?
普通の名前だが勘繰ってしまうよ…
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:38:16.70 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「どうぞ、召し上がれ」
さやか「わ……すごく美味しい……!」
まどか「紅茶も、ケーキも、美味しいです……!」
マミ「そう、良かった。……それじゃ、早速本題に入っても良い?」
まどか「っ……は、はい」
マミ「一応確認するけど……あなたたち、この子の姿が見えるのよね?」
QB「彼女たちには素質があるって昨日言ったじゃないか。僕を疑っているのかい?」
マミ「ごめんね、一応ね」
まどか「あの……はい、見えてます」
さやか「でも、見えてるからって、それが……?」
マミ「……それじゃ、説明するわね。“魔法少女”について」
185 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:41:13.88 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:44:11.34 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「……信じてもらえたかしら?」
まどか「……えっと……」
さやか「……正直、あんまり実感ないって言うか……」
QB「でも、現に君たちの理解を超えた存在がこうして目の前に居るじゃないか。
僕の姿を目の当たりにしても、まだ信じられないというのかい?」
まどか「そ、それは……」
マミ「まぁ……仕方ないわね。
魔女なんか今まで見たこともないのに、そんなのが周りに居るなんて言われても……」
弱ほむ「……信じられないのなら、信じないままでも良いの。
だって、私はあなたたちには、契約なんてして欲しくないから……」
QB「……。だったら、こういうのはどうだい?2人とも、マミの魔法少女退治に付き合うというのは」
ほむら『っ……!こいつ……!』
187 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:47:13.21 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:47:52.22 ID:t3JY5XLw0
へむ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:48:03.94 ID:DAD+ViGC0
マミ「えっ?でもキュゥべえ、それは……」
弱ほむ「だ……駄目ですっ……!そんな、2人を危険に巻き込むようなこと……!」
QB「2人に魔法少女と魔女の存在を信じさせるには、これが一番効率的だと思うけどな」
マミ「……いいえ、駄目よキュゥべえ。暁美さんの言う通り。2人を巻き込むようなこと、できないわ」
弱ほむ「巴さん……!」
マミ「信じられないなら信じられないままで良い。
……本当に叶えたい願い事があるなら、半信半疑でもすがりたくなるはず。
信じられないってことは、今のままで不自由してないっていうことでしょ?だったら、それが一番だものね」
さやか「あの……」
マミ「ごめんね、おかしな話を聞かせちゃって。今日はもう遅いから、帰った方が良いわ」
まどか「……いえ、こちらこそ、ごめんなさい……お茶とケーキまでご馳走になったのに……」
マミ「ううん、気にしないで。じゃあね、気を付けてね」
支援
191 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:48:33.90 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:51:50.85 ID:DAD+ViGC0
帰り道
さやか「……ねぇ、まどかはさ。どう思う……?」
まどか「……わたしは……嘘、ついてるようには……」
さやか「うーん……だよねぇ。本当に冗談みたいな話だけど、あそこまで真剣に話されるとなぁ……」
まどか「……うん……」
さやか「もしさ、あの話が全部本当だったとして……まどかは何か叶えたい願い事とかあるの?」
まどか「わたしは……うーん……」
さやか「やっぱそっかぁ……。意外とないもんだよねぇ、命がけで叶えたい願い事ってさ」
193 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:52:36.07 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:54:38.52 ID:mRJEE3j50
ほむらちゃん妊娠スレかと思ったら違った
よくも裏切ったな!!!!!
よし、続けろ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:55:25.26 ID:vyBbNSKv0
わっふるわっふる
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:56:09.92 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「ティロ・フィナーレ!」
弱ほむ「……!やっぱり、すごい……」
マミ「ふぅ……終わったわね。お疲れ様、暁美さん」
弱ほむ「は、はい……お疲れ様です……!」
マミ「それにしても暁美さんが拳銃を使うなんてちょっと意外だったわ。
ちょっとイメージと違うって言うか……」
弱ほむ「ですよね……私も、そう思います……」
ほむら『そうかしら。でも今からそんなことを言っては居られないわよ。
今はまだあの程度の拳銃の使い方しか教えられてないけど、
あなたにはこれからもっと大型の重火器も扱えるようになってもらわないと』
弱ほむ『は、はいぃ……』
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 22:58:41.36 ID:DAD+ViGC0
マミ「拳銃もだけど……あの不思議な魔法。瞬間移動か何かかしら?」
弱ほむ「あ、えっと……はい。そんな、ところです」
マミ「そう……。とにかくこれから、コンビネーションの練習もしなくちゃね!
瞬間移動と組み合わせた戦法なんて考えたことなかったから難しいとは思うけれど、
その分やりがいがあるわ。2人で頑張りましょう!」
弱ほむ「は、はい……!」
マミ「それじゃこんな時間だし、今日はこのくらいにしておきましょうか。ゆっくり休んでね」
弱ほむ「あ、はい……お休みなさい」
マミ「えぇ、おやすみ。また明日ね」
198 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 22:58:58.96 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:00:16.74 ID:7FrX2Ffe0
弱酸性ほむら
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:01:31.06 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
QB「お疲れ、マミ。どうだい?彼女は」
マミ「暁美さんのこと?ちょっと大人しいけれど、とっても良い子よ。
戦い方もまだぎこちないけれど、これからもっと強くなると思う。
2人でのコンビネーションも上手く行けば、きっと良い魔法少女コンビになれるわ!」
QB「ずいぶん張り切っているね。でも、忘れたわけじゃないだろう?
かつて君にもパートナーが居たことを。そしてその結末を」
マミ「……今度は、きっと大丈夫。暁美さん、とっても優しくて良い子だもの。
私の考えにも賛同してくれてるみたいだし」
QB「本当にそう言いきれるのかい?」
マミ「……どういうこと?」
QB「暁美ほむら。彼女には謎が多すぎる。まず、僕には彼女と契約した覚えがないんだ」
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:01:43.32 ID:iL3r/ygG0
202 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:02:06.67 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:03:49.10 ID:DAD+ViGC0
マミ「えっ……?それって、キュゥべえと契約する以外にも魔法少女になる方法があるってこと?」
QB「僕の知る限りでは、無いね。とにかく、マミもあまり油断しない方が良いよ」
マミ「……暁美さんが私を騙して、縄張りを奪い取ろうとしている、ということ?」
QB「可能性の話だけどね」
マミ「それはきっとないわ。だって、確かにあの子にはちょっと分からないことがあるけど……。
あの様子は間違いなく魔法少女になりたての、戦い慣れてない女の子だもの。
そんな子が、誰かの縄張りを奪おうとするなんて、考えられない」
QB「……とにかく、用心しすぎるということはない。僕が言いたいのはそれだけだ」
マミ「心配してくれてありがとう、キュゥべえ。一応、心に留めておくわね」
QB「そうしてくれるとありがたいよ」
204 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:04:26.23 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:06:27.59 ID:DAD+ViGC0
翌日、放課後
弱ほむ「え、えい!えい!」
使い魔「ギャァァアアァアア……!」
弱ほむ「……お、終わった……?良かったぁ……」
マミ「すごいわ、暁美さん。今日は昨日よりずっと上手に戦えてたわよ」
弱ほむ「ほ、本当ですか……?ありがとうございます……!」
マミ「……ちなみに、魔女と戦った経験はどのくらいあるの?」
弱ほむ「えっ……と……。実は、まだ、全然……」
マミ「……だよね。うん、だったら良いの。ごめんね、変なこと訊いて」
弱ほむ「……?いえ……」
ほむら『…………』
206 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:07:46.53 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:07:54.98 ID:Rk380FeM0
QB「イザナミだ」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:09:56.44 ID:DAD+ViGC0
ほむホーム
弱ほむ「今日の巴さん、なんだかちょっと変だったような……」
ほむら『たぶん、キュゥべえに何か吹き込まれたんでしょうね』
弱ほむ「何かって……?」
ほむら『暁美ほむらを信用してはいけないとか、そんなところでしょう……』
弱ほむ「えっ、そんな……!」
ほむら『そうは言っても、疑念という程の感情を巴マミが抱いているわけではなさそうだし。
この調子であなたが彼女と共闘し続ければ、またすぐに信用が戻るわよ』
弱ほむ「だったら、良いんですけど……」
ほむら『……休憩は終わり。説明を続けるわよ。良い?閃光弾と手榴弾は……』
209 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:11:53.52 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:12:14.38 ID:XmO2lziP0
うむ
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:12:34.62 ID:DAD+ViGC0
学校、放課後
まどか「さやかちゃん、帰ろ!」
さやか「ごめーんみんな。あたし今日、日直なんだ……先、帰っててくんない?」
まどか「そうなの?だったら待ってるよ!仁美ちゃんはお稽古があるって先に帰っちゃったし」
弱ほむ「私も、待つから……」
さやか「いや、悪いよ。日直終わったら、あたし病院行くつもりだし……」
まどか「あ、上条くんの……。うーん、そっか……ほむらちゃん、どうする?」
ほむら『上条恭介のお見舞いね……丁度良いわ。美樹さやかに付いて行きましょう』
弱ほむ『えっ……でも私、上条くんのこと、よく知らない……』
しかし、もしことが解決したら、かなり問題が出そうだな、2in1は
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:13:08.43 ID:EpxrjU52i
ほむら「俺、参上!」
214 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:13:36.24 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:14:07.59 ID:XVLIybWv0
マミさんのデカパイ揉みたい
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:16:26.72 ID:DAD+ViGC0
ほむら『そんなことを言ってる場合じゃないでしょう。美樹さやかの監視のためよ』
弱ほむ『は……はい……』
弱ほむ「えっと……私も、病院に付いて行っても良い、かな……?」
さやか「へっ?別に良いけど……あんた恭介のこと知ってるの?」
弱ほむ「えっと……知らないから、転校生として、挨拶に行っておこうかな……って」
まどか「そう言えばそうだね……ほむらちゃんが行っても大丈夫?さやかちゃん」
さやか「なっ、何が?何が大丈夫って?」
まどか「え?だって、2人っきりの方が良いんじゃ……」
さやか「な、なーに言ってんのよ!お、大勢の方が賑やかで良いに決まってるでしょお!?」
弱ほむ「……?」
さやか「なんならまどかも付いて来なよ!ごめんね!さっさと仕事終わらせちゃうからさ!
その後、みんなで恭介のお見舞いに行こー!恭介、きっと喜ぶぞー!」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら『(これでバレてないと思えてるのがこの子らしいわね。こんなの、誰がどう見ても……)』
弱ほむ『美樹さん、本当に賑やかなのが好きなんですね。あんなに楽しそうに……』
ほむら『…………』
あああああああ
218 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:17:30.39 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
ワロス
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:19:01.34 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
さやか「いやーごめんごめん、すっかり遅くなっちゃったよ。面会時間、まだ間に合うかな」
弱ほむ「ぎりぎり……間に合わないかも」
まどか「あれ、ほむらちゃん面会時間知って……あ、そっか。入院してたんだもんね」
さやか「さて、病院に到着……したは良いものの。うーん……時間微妙だなぁ。
これじゃ、本当にほむらが挨拶しただけで終わっちゃうよ」
まどか「でも、せっかく来たんだし挨拶だけでも……」
弱ほむ「ッ!?」
ほむら『ッ……この反応……!』
弱ほむ『そんな……病院に、魔女だなんて……!』
ほむら『(……まずい……!)』
221 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 23:19:08.92 ID:01GUW7H/0
純粋だな
222 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:19:46.00 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:21:16.75 ID:DAD+ViGC0
まどか「ほむらちゃん?どうしたの……?」
ほむら「……今日はもう時間もないみたいだから、帰った方が良いと思うわ」
さやか「え?でも、せっかく待ってくれたのに……」
まどか「良いの?ほむらちゃん」
ほむら「えぇ、大丈夫。だから早く帰りましょう。日も暮れそうだし、暗くなったら危ないもの」
さやか「うーん……そうだね。
どうせなら、挨拶のあとも色々話せた方が良いだろうし。また今度にしよっか」
ほむら「それじゃ、私の家はあっちだから。さようなら!」
まどか「あっ……行っちゃった。……変なほむらちゃん」
さやか「何か焦ってたみたいだし、急用でも思い出したんじゃないの?
ま、仕方ないね。あたしたちも帰ろっか」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:21:48.98 ID:t3JY5XLw0
へむ
225 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:22:33.23 ID:DQOmG52h0
ほむちゃん!
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:24:15.54 ID:mRJEE3j50
チーズ忘れんなよ〜
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:24:57.19 ID:DAD+ViGC0
ほむら「……まどかたちは帰ったわね。それじゃ、行くわよ」
弱ほむ『は、はい……でも、どうして急に代わって欲しいなんて……』
ほむら「……巴マミが危ないわ」
弱ほむ『え……!?』
ほむら「あなたはまだ見たことがないでしょうけど……。巴マミはこの結界の主に負けるわ」
弱ほむ『っ……!そ、そんな……!あの巴さんがまさか……!』
ほむら「相性が最悪なのよ。しかも……さっきこの結界内から巴マミの魔力反応を感じた……!」
弱ほむ『じゃ、じゃあもう、この中で戦って……!?は、早く助けないと!』
ほむら「えぇ。こんなところで巴マミに死なれるわけにはいかない……!
彼女を欠いては、ワルプルギスの夜に勝つ可能性が……絶対に、助けるわよ……!」
弱ほむ『っ……』
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:28:03.38 ID:ewdqeqKfO
ほむ
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:28:04.67 ID:t3JY5XLw0
へむへむ
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:29:12.03 ID:DAD+ViGC0
ほむら「着いた、ここが最深部……!ッ!」
マミ「ティロ・フィナーレ!」
弱ほむ『巴さん!良かった……これで勝っ……』
ほむら「駄目!まだ終わってない!」
マミ「…………え」
弱ほむ『(そんな、魔女の中から、もう一体……!?)』
ほむら「ッ……!」
カチッ
マミ「っ……あ、あれ……?わ、私……生き、てる……?」
ほむら「…………」
マミ「あ、暁美、さん……!?」
弱ほむ『ま、間に合った……』
ほむら『この魔女は、あなたには荷が重い。
私が相手をするわ。よく見てなさい、お手本を見せてあげるから』
弱ほむ『は、はいっ……!』
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:32:11.96 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
ほむら「……終わったわね」
マミ「す……すごい……」
ほむら「…………」
マミ「あ、暁美さん、あなた……そんなに……!」
弱ほむ「と、巴さぁあん……!」
マミ「……え?」
弱ほむ「間に合って、良かった……私、巴さんが……し死んじゃうかも、って……!」
マミ「私の、ために……?」
弱ほむ「良かった、良かったぁ、巴さぁん……!」
マミ「……ごめんね、ありがとう、暁美さん」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:32:53.58 ID:w+lkhX1/0
シャルロッテ「お前の攻撃は素晴らしかったタイミングも戦術も!だが、しかし、まるで全然!この俺を倒すには程遠いんだよねぇ!」
233 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 23:34:29.46 ID:01GUW7H/0
シャルちゃんかわいい
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:35:25.94 ID:qseVErESP
ほむらも強さと人格のギャップ シャルロッテと似てるな
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:35:30.34 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「……ぐすっ……」
マミ「落ち着いた?」
弱ほむ「は、はい……ありがとうございます……」
マミ「ふふっ……もう、これじゃどっちが助けられたのか分からないわね。
お礼を言うのはこっちの方。改めて、本当にありがとう、暁美さん」
弱ほむ「巴さん……」
マミ「それから……ごめんね。せっかくコンビを組んだのに、勝手なことしちゃって……」
弱ほむ「い、いえ、そんなこと……!」
マミ「私ね……実は暁美さんのこと、ちゃんと信用しきれてなかったの……。
暁美さんみたいな子がそんな……そんなはずないって分かってても、どうしても……」
弱ほむ「……仕方、ありません……。
縄張りを横取りしようとする子は、多いって聞きます……。で、でも私は……!」
マミ「うん、大丈夫。暁美さんは、そんな子じゃないわ。
あなたを信じなかった私が駄目な子だったの。
……改めて、これからよろしくね、暁美さん!」
弱ほむ「は、はいっ!」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:38:00.72 ID:DAD+ViGC0
マミ「そうだ、私、暁美さんにきちんとお礼しなくちゃね!暁美さん、週末に何か予定はある?」
弱ほむ「?いえ、特には……」
マミ「良かったぁ。だったら、お茶会を開きましょう!
私と暁美さんの、魔法少女コンビ結成記念パーティよ!
助けてもらったお礼も兼ねて、うんとおもてなしするわね!」
弱ほむ「えっ?そ、そんな、お礼だなんて……」
ほむら『良いじゃない、行ってくれば。断る理由もないでしょう?』
弱ほむ「…………」
マミ「遠慮なんてしないで、ね?」
弱ほむ「あの、それじゃ……良いですか?お言葉に甘えても……」
マミ「もちろん!それじゃ、時間なんかはまた連絡するわね!」
弱ほむ「はい、お願いします……」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:40:34.89 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
ほむら『危ないところだったわね……でも、良かった。巴マミを救えて』
弱ほむ「…………」
ほむら『……どうしたの?』
弱ほむ「あ、あの……ちょっと、訊いても良いですか……」
ほむら『何かしら』
弱ほむ「巴さんを助けたのは……どうして、ですか?」
ほむら『……?彼女に死んで欲しくなかったからに決まってるじゃない』
弱ほむ「死んで欲しくなかったのは、どうしてですか……?」
ほむら『……何が言いたいのかしら』
238 :
忍法帖【Lv=37,xxxPT】 :2012/05/23(水) 23:40:43.33 ID:4b73rv5U0
仲間や自分がピンチになるともうひとつの人格がでてくるとかマミさん好きそうな感じ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:42:08.67 ID:x2JNWWZj0
この意識の違いは早いうちに和解してほしい
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:44:57.11 ID:ZBxKWdmZ0
ほむらの擦り切れた心も救ってあげて欲しいメガほむには
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:45:01.65 ID:DAD+ViGC0
弱ほむ「この前、言って、ましたよね……。美樹さんは、鹿目さんを救うための障害なんだって……。
美樹さんと友達になった時も、美樹さんを監視するのに都合が良い、って……」
ほむら『……言ったわね』
弱ほむ「それじゃあ、巴さんを助けたのは……。
ワルプルギスの夜を倒すための、戦力が欲しいから……?それとも……」
ほむら『あなた……もしかして私を責めているの?』
弱ほむ「…………」
ほむら『……あなたの気持ちも、よくわかるわ。私の考えが人道的でないことも自覚してる』
弱ほむ「じゃあ……!」
ほむら『でもね、私はあなたとは違う。私は変わってしまった。
長い旅を続けるうちに……私は、迷子になってしまったんだと思う。
巴マミを救った理由……それが何なのか、今の私にはわからない。
救うために救った、そう答えられれば良いんだけど。
……今の私には、それももう、できない……』
弱ほむ「っ…………」
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:47:41.22 ID:DAD+ViGC0
週末
マミ「どう、キュゥべえ?上手に出来たかな?」
QB「そうだね、少なくとも見た目のインパクトは大きいと思うよ。
とてもじゃないけど、個人が準備した料理とは思えない」
マミ「見た目だけじゃなくて、味も保障済みよ!いつもより念入りに味見したんだから!」
QB「そうかい、すごい張り切りようだね。これなら暁美ほむらも喜ぶだろう」
マミ「あら、もう暁美さんのこと怪しんだりしないの?」
QB「彼女にはまだまだ謎が多いことには変わりないけれど、君の命を救ったことは事実だ。
少なくとも、君の隙をついて縄張りを奪おうだとかは考えていないだろうね」
マミ「えぇ、本当に、暁美さんには感謝してもしきれないわ……。
だから、今日はうんとおもてなししなくっちゃね!」
243 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/23(水) 23:48:31.01 ID:01GUW7H/0
ちょろさんちょろちょろ
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:50:36.23 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「そろそろ来る頃だけど……」
ピーンポーン
マミ「っ!はーい!」
弱ほむ「こ、こんにちは……」
マミ「いらっしゃい、暁美さん!待ってたわ、どうぞ、あがって?」
弱ほむ「はい、おじゃまします……えっ……!こ、これって……!」
マミ「うふふっ……ちょっと、張り切りすぎちゃったかな?」
ほむら『(壁一面が飾り付けてある……)』
弱ほむ「す、すごいです……!わっ……このお料理も、全部巴さんが……!?」
マミ「えぇ、一応全部手作り。暁美さんのお口に合うと良いんだけど……」
ほむら『……すごいわね、本当に……』
245 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:51:02.47 ID:mRJEE3j50
マミ「暁美さん…、貴女に憑いてるわ…!揺蕩う狂戦士の影〜ベルセルクス・フラッソ〜が…!」
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:53:31.52 ID:mmg4Xnkx0
重い・・・!
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:54:16.99 ID:DAD+ViGC0
マミ「それじゃ、冷めないうちにいただきましょう?」
弱ほむ「は、はい、いただきます……っ!」
マミ「……どう?」
弱ほむ「す、すごく美味しいです……!」
マミ「本当!良かったぁ。食後には美味しいケーキもあるから、楽しみにしててね!」
ほむら『(壁の飾りつけ、それに豪華な食事……まるで、パーティね。
いえ……彼女にとって、これはパーティなんだわ。
いったい、準備するのにどれだけの労力を……。
それほどまでに、コンビを組めるということが彼女にとっては……)』
弱ほむ『あ、あの……』
ほむら『何かしら。……もしかして、私に気を遣っているの?』
弱ほむ『だって、こんなにすごいお料理……』
ほむら『そんなこと、気にしないで良いわ。
巴マミの好意は、彼女を心から思っているあなたが受けるべき。
……私には、そんな資格なんてないもの』
弱ほむ『…………』
ほむらにとって、弱ほむはまどか同様にまぶしい存在だろうな
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:56:49.59 ID:DAD+ViGC0
・
・
・
マミ「さぁ、お茶が入ったわ。どうぞ召し上がれ?」
弱ほむ「ありがとう、ございます……」
マミ「それにしても……こうして誰かとお茶会を開くなんて、ずいぶん久し振り……」
弱ほむ「はい……本当に、久し振りですね……」
マミ「あら、暁美さんも昔はよくお茶会を?」
弱ほむ「えっ?あ、は、はい!その……はい、昔は、よく……」
危ない……また、余計なこと言っちゃうところだった……。
でも、本当に懐かしかったんだもん……。
巴さんとこんな風に、お茶会なんて……すごく久し振り。
……ということは、“私”は、それ以上に……。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/23(水) 23:56:55.38 ID:mRJEE3j50
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:00:25.78 ID:DAD+ViGC0
マミ「それにしても……あの時の暁美さん、本当にすごかったわ。
あなたに、あんな戦い方ができたなんて……」
弱ほむ「あ、あれは、その……必死だったから……か、火事場の、ばか力というか……」
マミ「……私のためにそんなに必死になってくれたのね。すごく、嬉しい……。
あのね、暁美さん……。その……もう1回、お礼を言わせて欲しいの」
弱ほむ「え?そんな、だってあの時にもう……」
マミ「ううん、言わせて?だって、あの時暁美さんが来てくれなかったら、
こんな風にお茶を飲むことも、お喋りすることだって……」
弱ほむ「巴さん……」
マミ「だからね、暁美さん……!」
ほむら「…………え?」
マミ「私を助けてくれて、本当にありがとう……!」
涙が光ってそうだ
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:06:43.33 ID:OdyQoOuM0
地震スレ乱立してるしあげ
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:06:58.19 ID:5upi7xT/0
ほむら「え?あの、えっ、と……」
ほむら『ちょ、ちょっとあなた……!いきなり……!』
弱ほむ『だって……本当にお礼を言われるべきなのは、私じゃなくて……』
ほむら『だから、そんなこと気にしなくても……』
マミ「暁美さん……?どうしたの?」
ほむら「えっ……あの、いえ、なんでもありません……」
マミ「お茶もケーキも、まだ口を付けてないみたいだし……。
あっ、もしかして体調が……!?そういえば暁美さん、心臓の病気で入院してたって……!」
ほむら「い、いえ。大丈夫です。本当に。ちょっと考え事をしてただけですから……。
それに心臓はもう治りました」
マミ「そ、そう?だったら、良いんだけど……。ごめんね。私ったら、取り乱しちゃって……」
ほむら「……ケーキ、いただきますね」
マミ「えぇ、どうぞ召し上がれ!」
256 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:11:14.46 ID:5upi7xT/0
マミ「それでね、その時とってもおかしくって……」
ほむら「そうなんですか。それは……」
マミ「……ねぇ、暁美さん。変なことを訊くようだけど……なんだかちょっと、雰囲気が変わった?
なんていうか、とても落ち着いているというか……」
ほむら「えっ……?……そうですか?それはきっと……巴さんと一緒に居るからですね。
巴さんと一緒に居ると、なんだか、すごく落ち着きますから」
マミ「まぁ……そんなことを言われると、なんだか照れちゃうわね。ふふっ、ありがとう」
ほむら「…………」
マミ「……暁美さん?」
ほむら「あ……ごめんなさい。ちょっと……その、懐かしくって」
どうなる
このネタ何番煎じだよ
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:14:24.05 ID:5upi7xT/0
マミ「それ、さっきも言ってたじゃない?暁美さんったら、変なの」
ほむら「……そう、ですね」
この人に素直な好意を向けられて……
すっかり忘れていたものが、思い出されるような感覚がする。
……いつ以来だろう。
この人とこうしてお茶会をするのは。
いつ以来だろう、この人とこうして分け隔てなく他愛もない話をするのは。
いつからだろう、この人と距離がずれ始めたのは。
いつからだろう……この人を戦力としか考えなくなったのは。
ほむら「……巴さん」
マミ「なぁに?どうしたの?」
ほむら「これから……よろしくお願いしますね」
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:14:54.15 ID:NUpMMvQv0
うむ
知るかぎりでは初めてのネタ
期待
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:17:22.48 ID:5upi7xT/0
マミ「?えぇ、もちろん!これから一緒に頑張りましょう」
ほむら「私のこと、たくさん鍛えてください。もっともっと、強くなりたいんです」
マミ「あら……ふふっ。良いの?私、ちょっとスパルタになっちゃうかもよ?」
ほむら「もちろん。思い切り厳しくしてもらって構いません」
弱ほむ『あ、あのー……もしかして……』
ほむら『えぇ。鍛えてもらうのはあなたよ。夜にこっそり私が教えるだけじゃ、限界があるもの』
弱ほむ『や、やっぱり……』
ほむら『彼女に……巴さんに、しっかり鍛えてもらいなさい。言っておくけど、結構厳しいわよ?』
弱ほむ『は、はいぃ……頑張ります……』
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:17:30.19 ID:JaNuRgyx0
俺も見たことねーぞ
完結させてくれよな
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:19:12.00 ID:/rW0HlIM0
これはいいものだ
類似のSS結構あっただろ
まぁ、1年以上経てばネタは殆ど尽きるのもしょうがないか
おもしろいね。期待
すげー初歩的な質問だが、保守ってageなきゃ意味ないの?
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:20:39.64 ID:OdyQoOuM0
下げ保守と云う物も存在するにはする
SSVIPに行けるほどに長く続けて欲しいネタではある
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:20:58.95 ID:5upi7xT/0
・
・
・
マミ「いけないわ、敵の動きを見てからじゃ遅い!予測して、避けて、撃つ!」
弱ほむ「は、はいぃ……!」
マミ「あなたの魔法は強力だけど、それだけに頼ってちゃ魔力の無駄使いになっちゃうわ!
それにあなたの場合は実弾兵器なんだから、弾も無駄に出来ないのよ!」
弱ほむ「は、はいぃ……!」
ほむら『(相変わらずね……。後輩の特訓となると、普段からは考えられないくらい厳しい……。
でも、確実に“私”の動きはよくなってきてる。やっぱり彼女にお願いして正解だったわね)』
マミ「ふぅ……今日はこのくらいにしておきましょうか。暁美さん、大丈夫?疲れたでしょう?」
弱ほむ「はぁ……はぁ……い、いえ……大丈夫、です……」
マミ「無茶はいけないわ?少し休みましょうか。パトロールへは、その後行きましょう」
弱ほむ「は、はい……」
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:21:49.75 ID:JaNuRgyx0
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:23:41.82 ID:5upi7xT/0
病院
さやか「……お待たせ、まどか」
まどか「あ、ううん。……さやかちゃん?」
さやか「ん……何、どうかした?」
まどか「……上条くんの怪我……あんまりよくないの……?」
さやか「あ……うん、まぁ……。
やっぱり、ちょっと参っちゃってるみたいでさ……」
まどか「……そうなんだ……」
さやか「……それじゃ、帰ろっ!まどか!」
まどか「……うん」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:24:01.39 ID:l5iuE5xc0
マミさんがほむらに依存しまくるってなら最近だと、ほむら「この時間軸のまどかは…」とかか
さやかへのマークがお留守になってる
>>267 さる避け?
まぁなんであれageると反感買うからほどほどにします。
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:25:35.68 ID:JaNuRgyx0
ヤンマミさん
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:27:00.97 ID:JaNuRgyx0
>>274 vipでそんな風潮はあまり聞かないな
落ちるのは書き込み時間のブランクで判定されるからsageでも良いけど
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:27:21.37 ID:5upi7xT/0
帰り道
さやか「……ねぇ、まどか」
まどか「……?」
さやか「恭介の指って……どうやったら治るのかな……」
まどか「……さやかちゃん……」
さやか「……ごめん、変なこと訊いちゃったね。やだな、あたしってば。あははっ」
まどか「あ、あのね、さやかちゃん……」
さやか「ん?なに?」
まどか「その……この前の、あの話……魔法少……」
さやか「っ……!?ちょっと待って……ねぇ、まどか。ここ……どこ……?」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:28:29.68 ID:JaNuRgyx0
ゲルトルート?
これは赤い子か?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:31:21.17 ID:5upi7xT/0
まどか「え……?っ……な、なに、これ……周りの景色が、どんどん変わっていく……!?」
さやか「ど、どうなってんの……!?何よ、これ……!」
まどか「やっ、やだ……!さ、さやかちゃん、あれ……!何か居る……!」
魔女「…………」
さやか「ひっ……!な、なんだよあれ……!生き物……!?」
QB「どうやら君たちは、魔女の結界に取り込まれたようだね……」
まどか「っ!?キュ、キュゥべえ!?」
さやか「うそ、でしょ……?これが、この前言ってた……じゃ、じゃあ、あの変なのが……!」
魔女「!」
QB「まずい、気付かれた!このままじゃ君たちは2人とも命を落とすことになる!」
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:36:06.37 ID:5upi7xT/0
まどか「ッ……!こっちに来る……やだっ、誰か、誰か……!」
さやか「そ、そんな……な、なんとかならないの!?」
QB「僕にはどうしようもないよ。ただ……君たちは違う。
言っただろう?君たちには、魔女を倒すための力が、素質が備わっているんだ」
さやか「えっ……そ、それって……!」
魔女「ケケケケケケケケ!!」
まどか「ひっ……!」
QB「君たちが助かるには、もうこれしかない!今すぐ願い事を決めて、僕と契約を……」
魔女「ギャァアアアアアアアア……!」
「へへっ、いっちょあがりっと」
さやか「っ……え……?」
QB「……!君は……!」
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:36:50.26 ID:GBSXZ1UN0
あんあん!?
>>276 あ、そうなんですか。
vip初めてなんで力抜きます。
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:39:43.38 ID:5upi7xT/0
杏子「よぉ。命拾いしたね、あんたたち」
まどか「え、えっ……!?」
QB「佐倉杏子、どうして君がこの町に?」
杏子「あっちの方はしけてやがんだよ。それに比べて、こっちはやっぱ良いね。
魔女がうじゃうじゃ居る。絶好の狩場だ」
さやか「あ、あの……!」
杏子「ん?」
さやか「あ、あなた、魔法少女、なの……?」
杏子「……あー、あんたら、魔女もキュゥべえも見えてるんだね。
なるほどね……素質持ちってわけか。
それでピンチにかこつけて、契約なんて結ぼうとしちゃったわけだ、こいつは」
QB「2人の命を救うにはあれしか方法がなかったからね」
杏子「ふん、よく言うぜ。っていうかさ、やめてくんない?
ただでさえこの町にはマミの奴が居るってのに。
これ以上好き勝手に魔法少女増やされたら、さすがに迷惑だわ」
>>270 それじゃない、似てるっちゃ似てるけどな
お前らが見たこと無いってなら別に問題はないよ
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:43:52.12 ID:5upi7xT/0
QB「そんなことを言われても、僕の使命は素質のある子と契約を結ぶことだよ」
杏子「ちっ……ま、とにかく魔女も狩ったし、あたしは行くよ。じゃあね」
まどか「あ、あの!」
杏子「なんだよ……まだなんかあるわけ?」
まどか「……た、助けてくれて、ありがとう……」
杏子「……よしなよ。別にあたしはあんたたちを助けようと思ったわけじゃない。
獲物が居たから、狩っただけだ。礼なんか要らないよ」
まどか「で、でも……」
杏子「……もしあれが使い魔だったら、あたしはあんたらを見殺しにしてたんだからさ」
さやか「え……それ、どういうこと……?」
杏子「どうでも良いじゃん、そんなこと。魔法少女でもないあんたたちが知ったってさ。
ま、そういうことで。どうせ食われるんなら、次は使い魔に食われなよー。じゃあね!」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:45:52.75 ID:+NvsQnlZ0
へむ
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:46:44.88 ID:5upi7xT/0
さやか「……キュ、キュゥべえ!あの子なんなの……?助けてくれたのは良いけど、なんか……」
QB「君が魔法少女に対してどんなイメージを持ってたのかは知らないけど、
彼女、佐倉杏子こそが魔法少女として一番正しい生き方をしていると言える」
まどか「正しい、生き方……?」
QB「それはともかくとして、これで僕たちの話を信じてくれる気になったかい?
魔女と魔法少女を目の当たりにしたんだ。信じざるを得ないはずだよ」
さやか「う、うん……ごめん、変な風に疑っちゃって」
まどか「やっぱり全部、本当のことだったんだね……」
QB「最初からそう言ってるじゃないか。
それじゃ、全て真実だと確認した上でもう一度改めて訊くよ。
僕と契約して、魔法少女になる気はないかい?」
まどか「っ……それは……」
さやか「……ごめん。まだちょっと、心の整理が……」
QB「そうか……。無闇に急かすわけにもいかないから、じっくり考えると良いよ。
何か願い事が決まったら、いつでも僕に声をかけて。待ってるからね」
289 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 00:46:58.85 ID:ZT0/c5zv0
ほむむ
しえん
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:50:10.45 ID:5upi7xT/0
・
・
・
QB「君がこの町に来るなんてね。まったく予想外だったよ」
杏子「何よ、あたしが見滝原に来ちゃいけないっての?」
QB「そうは言ってないさ。ただ、ちょっと意外だったからね。だって、この町にはマミが居るだろう?」
杏子「ふん……それは確かに気に入らないが、あいつと係わり合いにならなきゃ良いだけのことだろ?
あたしはあたしで、勝手にグリーフシード集めるさ。
ま、場合によっちゃマミの縄張りを奪うってのも手だけどねー」
QB「すべて君の思い通りに行くとは限らないよ?
なんせ、この町にはマミの他にもう1人魔法少女が居るからね」
杏子「はぁ?何よそれ、聞いてないんだけど?」
QB「訊かれなかったからね」
杏子の口調が原作的でツボだわ。
意外と女言葉使うよね。
293 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 00:52:28.52 ID:ZT0/c5zv0
ギャルっぽいよね
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:53:15.99 ID:5upi7xT/0
QB「しかも、その魔法少女は今、マミとコンビを組んでいる。かつての君のようにね」
杏子「……何が言いたいのさ」
QB「別に。僕はただ現状を報告してるだけだよ。深い意味はない」
杏子「ふん。マミなんかと組んでるってことは、そいつも甘ったれた腑抜けだろ?
そんなのが何人居ようが、あたしの敵じゃないっしょ。
あーあ、この町にゃそんな魔法少女しか居ないのかねー……。
その方があたしにとっちゃ好都合なんだけどさ、ははっ」
QB「マミに賛同しているのは確かだけど、あまり油断しない方が良いよ?
一見するとマミにも君にも及ばないけど、彼女が時折見せる実力の片鱗から考えると、
本当の力はきっとそんなものじゃないはずだ」
杏子「何?もしかしてあんた、あたしが負けるとでも思ってるわけ?」
QB「だから、僕はただ現状を報告しているだけだよ」
杏子「ちっ……。まー挨拶くらいには行っても良いかもね。
マミなんかと組もうってのはどんな甘ちゃんなのか、気にもなるしさ」
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:53:34.14 ID:sfGXa0El0
し
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:56:45.55 ID:5upi7xT/0
学校
弱ほむ「え……なんで、どうしたの……?」
マミ「急に、魔法少女のこと信じる気になっただなんて……」
さやか「その……実は、あたしたち昨日、魔女に襲われたんです」
ほむら『っ……!』
弱ほむ「そ、そんな……!」
マミ「で、でも、普通は助からないはず……契約でもしない限りは……。まさか……」
まどか「あ、いえ……契約はしてないです」
弱ほむ「だったら、どうして……」
さやか「その……魔法少女に、助けられたんだ、あたしたち」
マミ「えっ……!?でも、この町には私と暁美さん以外には……」
ほむら『(もしかして……)』
QB「佐倉杏子。彼女がこの町に来たんだよ」
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:58:50.37 ID:NUpMMvQv0
あんこちゃんの口調うめえ
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 00:59:30.88 ID:5upi7xT/0
マミ「ッ……!」
ほむら『…………』
弱ほむ『え?だ、誰……?』
マミ「そんな……どうして、佐倉さんが……?」
さやか「マミさん、知ってるんですか!?」
マミ「えぇ……でも、私の知ってるあの子はもう、人助けなんか……」
QB「そうだね。杏子の目的はあくまでもグリーフシードだ。
まどかとさやかは、杏子の狩りの結果、たまたま助かったに過ぎないだろうね。
杏子自身もそう言ってたし」
まどか「えっと……?そ、その子、どんな子なんですか……?」
さやか「確か……あたしたちを襲ったのが使い魔だったら見殺しにしてた、とか言ってて……」
弱ほむ「えっ……!?そ、それって……!」
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:02:37.81 ID:5upi7xT/0
マミ「……そう言えば、あなたたちには言ってなかったわね。
使い魔は……人を殺すことで、魔女に成長するのよ」
さやか「なっ……!?」
マミ「だから、魔女の持つグリーフシードが目的の佐倉さんは……」
さやか「ちょ、ちょっと待って……!それってつまり、人間を使い魔の餌みたいに考えてるってこと!?」
まどか「ひどい……!」
マミ「実際ね、そういう魔法少女って少なくないの。哀しいことだけど……」
QB「むしろ、マミたちのように人助けのために魔女も使い魔も区別なく倒す魔法少女は珍しいんだ。
大抵の子は、リスクとリターンを天秤にかけて効率を第一に考えるからね」
さやか「そ、そんなのって……!」
QB「でもそれを非難できるのは、同じ魔法少女としての運命を背負った子だけじゃないかな」
さやか「っ……!」
QB「まぁとにかく、用心した方が良いよ。マミ、ほむら。
杏子の狙いがグリーフシードである以上、彼女との衝突は避けられないだろうしね」
マミ「……そうね。気を付けるわ」
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:05:19.28 ID:sfGXa0El0
しえしえ
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:06:09.51 ID:5upi7xT/0
・
・
・
ほむら『佐倉杏子……あの子が来ていたなんて。近々会いに行かないとね』
弱ほむ『えっ……どうして……?……もしかして、その子も、仲間に……?』
ほむら『えぇ。ワルプルギスの夜を倒すには、あの子の力が必要だもの』
弱ほむ『……でも、その、佐倉さんって……』
ほむら『杏子の考え方には、あの子なりの理由があるのよ。
それにあの子の考えに同調できないからと言って、彼女の協力を得ないというわけにはいかない。
まどかを救うためだもの。そうでしょう?』
弱ほむ『……はい……』
ほむら『……それから、もう1つ。魔法少女の存在について今まで半信半疑だった2人が、
今回のことでその認識を改めた。このことが何を意味しているか、わかるわね?』
弱ほむ『……契約する可能性が、上がった……?』
ほむら『その通りよ。特に、美樹さやか。あの子には今まで以上に注意しないと……』
弱ほむ『は、はい……!』
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:08:42.75 ID:5upi7xT/0
・
・
・
使い魔「ギャァアアアアアア……!」
マミ「ふぅ……お疲れ、大丈夫?暁美さん」
弱ほむ「はぁ、はぁ……な、なんとか……」
マミ「疲れるのも、無理はないわ。
まさか特訓の直後に結界が出来るなんて……ソウルジェムは大丈夫?」
弱ほむ「はい、大丈夫、です……」
マミ「なら良いんだけど……体力の方はそうはいかないわね。
今日はもう解散しましょう。家に帰って、ゆっくり体を休めてね?
自然に体を休めた方が、魔力の節約にもなるし」
弱ほむ「は、はい……お疲れ様でした……」
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:09:59.87 ID:sfGXa0El0
しえん
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:11:50.77 ID:5upi7xT/0
帰り道
ほむら『お疲れ様。今日は少しハードだったわね』
弱ほむ『は、はい……』
ほむら『交代、しましょうか?私が体を動かしている分、あなたは休めるし』
弱ほむ『いえ、大丈夫です!このくらいで、根を上げてちゃ……』
杏子「よぉ、あんたが噂の巴マミの相棒だね」
弱ほむ「え……?きゃあっ!?」
杏子「ん……?おいおい、なんだよ。挨拶代わりのつもりだったんだけど。
こんなのも避けられないのかい?それでよくマミのパートナーが務まるよ」
ほむら『ッ……佐倉杏子……!?』
弱ほむ「……!」
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:14:29.38 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「あ、あなたが、佐倉杏子……!?」
杏子「なんだ、あたしのこと知ってるのかい?キュゥべえの奴にでも聞いたか?」
弱ほむ「な、何しに、来たんですか……?」
杏子「言ったろ?ちょっとした挨拶だよ。あたしの後釜がどんな奴か、見ておこうと思ってさ。
ついでにその実力も……と思ったんだけど、てんで大したことないみたいだね。
あんな不意打ちにもなってないような攻撃も避けられないようじゃ……さ!」
弱ほむ「きゃっ……!?」
杏子「あーあーなんだよったく。まるで話になんないじゃん。
多少やる奴なら、変身なんてしなくてもこのくらいは余裕でかわせるはずなんだけど……。
キュゥべえの奴、思わせぶりなこと言いやがって、これじゃ拍子抜けだ。
今日は挨拶で済ますつもりだったけど……ついでだ。
ここで1人、敵を潰しておくってのも悪くないね」
弱ほむ「っ!」
ほむら『ッ……駄目、今のあなたじゃ杏子には勝てない!代わりなさい!』
杏子「そんじゃ、あばよ!甘ったれた腑抜けちゃん!」
弱ほむ『だ、だめ、間に合わ……!』
さやか「な、何やってんのよ、あんたたち!?」
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:20:13.67 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「み、美樹さん……!?」
杏子「あん?……あんた、こないだの。ふーん……こいつのお友達ってわけか」
さやか「こ、この子に、手を出さないで……!」
ほむら『……!』
杏子「あんた、何してるか分かってんの?人間が魔法少女同士の戦いに割り込んで、ただで済むと思ってるわけ?
……まさか、正義感とかいうくっだらない理由でこんなことしてるわけじゃないよねぇ?」
さやか「う、うるさい!どっか行きなさいよ!」
杏子「ははっ、笑わせてくれるじゃんか。ビビりまくってるくせにさ。
そういうのは勇気って言うんじゃない、ただの馬鹿って言うんだよ。
ま、そもそも人のために何かしようってのが馬鹿の発想だけどね……。
とにかく怪我したくなかったらさっさと退きな。あたしが用があるのは、あんたの後ろの奴だ」
さやか「っ……く、来るなら、来てみなさいよ……!」
杏子「……うぜぇ。あぁ分かった……そこまで言うんなら知らないよ!
病院のベッドの上で、ゆっくり後悔しな!」
さやか「っ……!」
ほむら「その必要はないわ」
307 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:23:29.05 ID:5upi7xT/0
杏子「なっ……!?」
さやか「えっ?あ、あれ!?さっきまであたしの後ろに……」
杏子「てめぇ、何しやがっ……なっ!?……また後ろに……!」
ほむら「おかしいわね。あなた、一般人に手を上げるような子だったかしら。
もう少し冷静な子だと思っていたのだけど。私の思い違い?」
杏子「……何者だ、あんた」
ほむら「あなたと同じ、魔法少女よ」
杏子「……なるほどね。キュゥべえの奴が警戒するわけだ。確かにあんたは得体が知れない。
今日のところは、退かせてもらうよ!」
さやか「あっ……行っちゃった……」
ほむら「…………」
さやか「……ほ、ほむら……だよね……?」
ほむら「…………ありがとう、美樹さん」
し
309 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/05/24(木) 01:26:12.03 ID:EYHaKUyX0
セリフの既視感が半端じゃないのは俺だけか
310 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:26:58.52 ID:5upi7xT/0
さやか「そ、それは良いんだけど、あんた……」
弱ほむ「み……美樹さぁあん……!」
さやか「へっ?」
弱ほむ「も、もう駄目かと思った……怖かったよぉ……」
さやか「あ、あれー……?さっきのクールビューティは何だったんだ……?」
弱ほむ「えぐっ……ぐすっ……」
さやか「……ま、いっか」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:30:24.98 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「ぐすっ……美樹さん……」
さやか「ん、何?」
弱ほむ「その……本当に、ありがとう……あなたが来てくれなかったら、私……」
さやか「良いってそんなの!だってあたし、何もしてないし……
結局、あいつを追っ払ったのは、ほむらな訳じゃん?」
弱ほむ「ううん、そんな……」
さやか「あたしってバカだからさ、ほんと後先考えずに行動しちゃうんだよ。
さっきのだって、半分はあいつの言う通り。あたしのしたことは、ただのバカ……」
弱ほむ「そ、そんなこと、ないよ……!だって、ほら、私助かってる……!
それに、すごく嬉しかった、から……だから、バカなんて、言わないで……」
さやか「ほむら……ははっ、ありがと!」
ほむら『(……この子は、本当に……)』
312 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:32:31.33 ID:xKJnTcMp0
>>309 時間を繰り返してる分だけ、似たような会話のやりとりも多いだろうね。
原作やゲームのシナリオをベースに書いてるんだろう
313 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:33:39.95 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「ところで……美樹さんは、どうしてこんな時間に……?」
さやか「あー……まぁ、ちょっと病院にね」
弱ほむ「あ……上条くんの……」
さやか「ん……ま、そういうこと……」
ほむら『……これ以上は触れない方が良いわね。彼の具合、あまり良くないみたい』
弱ほむ『そう……ですね』
さやか「……それじゃ、もう結構遅いしあたし行くね!また明日!」
弱ほむ「あ、うん……また、明日」
314 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2012/05/24(木) 01:36:24.09 ID:/EZGTOMI0
もう少し見てたいがもう無理そうだ...
朝まで残ってますように
また明日!
残ってますように!
期待あげ(といいつつメランにsageとは、これいかに
316 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:40:20.70 ID:W9O3xmHv0
317 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:48:18.48 ID:tupcmCwN0
支援
捕手捕
319 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:52:16.25 ID:pGNAbSAZ0
寝たのか?
320 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 01:53:16.03 ID:ZT0/c5zv0
何でみんな寝るんだろうか
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 01:55:27.75 ID:Fc6pPv450
ほむらちゃんかわいいからなぁ
322 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 01:57:23.72 ID:ZT0/c5zv0
ほ
明日まで残っててくれよ
残念ながらいつまでも保守につきあい続ける力がないけど、
続きを読めたらうれしいです。
落ちたら立て直すか、または場所を変えてでも書いてもらえたらありがたい。と思います、マジで。
324 :
さるった:2012/05/24(木) 02:00:29.31 ID:5upi7xT/0
弱ほむ『……美樹さん、すごいですね……』
ほむら『……魔法少女相手に、生身で立ち向かおうとするなんて。
魔女と戦う姿を目の当たりにしているはずなのに……』
弱ほむ『すごく、勇敢な人です……』
ほむら『……本当に、愚かで、浅はかで、向こう見ずで、後先を考えない……』
弱ほむ『っ……で、でも』
ほむら『……友達思いで、正義感が強い、真っ直ぐな子。……真っ直ぐ過ぎる子』
弱ほむ『……!』
ほむら『だからこそ……本当にあの子は、魔法少女には向いてない。
……あの子の運命を、変えましょう。あの子のために』
弱ほむ『っ……は、はい!』
ほむら『この時間軸では……まどかだけじゃない。
巴さんも……美樹さんも、全員の運命を変える。私とあなたの、2人でね』
325 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:03:59.52 ID:W7oUMHgf0
さるよけしえん
326 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:04:43.56 ID:cmax2+YvO
サルサよけ
327 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:05:33.75 ID:xKJnTcMp0
焦りは禁物だスネーク
328 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:07:01.31 ID:5upi7xT/0
放課後
さやか「…………」
まどか「さやかちゃん……大丈夫……?」
さやか「え?あ、何が?大丈夫大丈夫、さやかちゃんはいつも大丈夫ですよー!
これからお見舞いに行くってのに、こっちが病気でどうすんの、ってね!」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら『……もうすぐ病院に着くというのに、本当に大丈夫かしら』
弱ほむ『やっぱり、上条くんの怪我の具合……あんまり良くないんでしょうか……』
ほむら『でしょうね……。怪我の具合というよりは、彼の精神状態の問題でしょうけど……』
まどか「……あれ?ね、ねぇ……」
さやか「ん、何?どうしたの?」
まどか「あそこ……屋上に、誰か居る……!」
さやか「え……。ッ!?嘘……恭介!?」
弱ほむ「っ……!そんな……!」
ほむら『ッ……!』
329 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:10:07.53 ID:5upi7xT/0
ほむら『変身を!』
弱ほむ『はっ、はい……!』
まどか「えっ、えっ!?うそ、やだっ……!」
さやか「駄目!恭介!!待って、お願い!!やめてぇ!恭介ぇええ!!」
弱ほむ「っ……!」
カチッ
弱ほむ「…………!」
ほむら『……間に合ったわね』
弱ほむ「……はい……でも、どうしてそんな、自殺、なんて……」
ほむら『ショックを受けるのも仕方ないけど、早く地面に降ろしてあげなさい。
そう長くは時間を止めてはいられないんだから』
弱ほむ「は……はい……」
330 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:10:50.15 ID:tupcmCwN0
ほむっ
331 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:14:06.69 ID:Fc6pPv450
ほむらちゃんかっけー
332 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:15:00.24 ID:5upi7xT/0
まどか「っ……あれ……!か、上条くん、無事なの……!?」
さやか「ほ、ほむら、もしかしてあんたが……!」
恭介「ん……僕は……どうして生きて……」
さやか「きょ、恭介ぇ!!」
恭介「さやか……!」
さやか「バカ!バカバカバカぁ!!なんで、なんであんなこと!?なんで……!」
恭介「……僕は、もう……生きてたって、仕方ないんだ……。
ヴァイオリンが弾けない人生なんて、そんなの、耐えられない……!
僕からヴァイオリンを取ったら、何も残らないんだよ……!」
333 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:17:20.58 ID:5upi7xT/0
さやか「そ、そんなこと言わないで!あたしは、ヴァイオリンなんか弾けなくたって……!」
恭介「ヴァイオリンなんかって何だよ!?そんな言い方はよしてくれ!
僕にとって、ヴァイオリンは全てなんだ、ヴァイオリンがないと、僕は……!」
さやか「……それじゃ、あたしの人生は……?あたしの人生はどうなるの……?」
恭介「え……?」
さやか「……あ……やだ、ご、ごめん……な、なんでもないよ……」
まどか「……さやかちゃん……」
さやか「とにかく、病室に戻ろう?それで、落ち着こうよ……ね……?」
弱ほむ「…………」
334 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:19:18.65 ID:dimus40/O
C
335 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:21:39.16 ID:5upi7xT/0
・
・
・
まどか「……上条くん、大丈夫……?」
さやか「うん……鎮静剤だか睡眠薬だかわかんないけど……今は、眠ってる」
まどか「……そっか」
さやか「ねぇ、ほむら……。ほむら、だよね?恭介助けてくれたの……?」
弱ほむ「あ、えっと……うん」
さやか「……すごいな、魔法って。そんな簡単に人を助けられちゃうんだ」
弱ほむ「美樹さん……」
さやか「あたしなんて、ただ、見てるだけ……昨日だって……」
336 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:28:01.23 ID:5upi7xT/0
まどか「さやかちゃん……?」
弱ほむ「……この力は、望んで手に入れるものじゃない……。
仕方なく契約した人が、結果として手に入れるものだって……。
……そういう風に、私は、考えてます。だから……」
さやか「うん……そうだよね。あんた、あたしたちには契約して欲しくないんだもんね」
弱ほむ「…………」
さやか「……大丈夫だよ。契約なんてしないって!だから、心配しないで。ね?」
弱ほむ「……うん」
さやか「それじゃ、もう帰ろっか。……じゃあね、2人とも、また明日ね!」
337 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:30:39.15 ID:5upi7xT/0
・
・
・
さやか「……はぁ……」
あたし、何やってるんだろ……。
昨日だって、今日だって、あたしはただ見てるだけ。
あたしには、何の力もない。
あたしには、友達も、恭介も、守ることなんて出来ない……。
ただ、見てるだけの……。
あたしって……
使い魔「……ケケケケケケ!」
杏子「さっさと魔女になれよー!魔女になったら真っ先にぶっ殺してやるからな!」
さやか「っ!?あいつ……!」
杏子「はぁ……ったく、とんだ無駄足だった」
さやか「あ、あんた、今……!」
杏子「あん?……んだよ、ったく。またあんたか」
338 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:32:32.98 ID:3IbHkPup0
しえん
339 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:33:46.23 ID:5upi7xT/0
さやか「い、今の使い魔でしょ!?あんた、逃がしちゃったの!?」
杏子「はぁ?当たり前じゃん。使い魔なんて狩っても何の意味もないっしょ。
卵生む前のニワトリ絞めてどうすんのさ」
さやか「そ、そんな……!あいつ、人襲うんでしょ!?殺しちゃうんでしょ!?」
杏子「だーかーら。それで良いんだって。弱い人間を魔女が食う。その魔女をあたしたちが食う。
そういうルールなんだから。食物連鎖。学校で習ったよねぇ?」
さやか「あんた、本当に……!自分のために他の人を犠牲にできるの……!?」
杏子「あーあーまた正義の味方気取りの説教かよ。鬱陶しい。
ただの人間のあんたに言ってもわからねぇだろうが、
魔法ってのは徹頭徹尾自分のためだけに使うもんなんだよ!」
さやか「っ……次にあいつが襲うのは、あんたの大切な人や、家族かも知れないんだよ!?
あんたのせいで家族が死んじゃっても、それでも良いの!?」
杏子「ッ……うぜぇ。超うぜぇ……!何も知らない癖にごちゃごちゃうるせぇんだよ!
そこまで言うんなら、あんたがあの使い魔ぶっ倒してくれば!?
はん!どーせ何もできない癖にさ!関係ない一般人が首突っ込んでんじゃねぇっつーの!」
さやか「ッ……うるさい、うるさいうるさいうるさい!あたしだって、あたしにだって……!」
あーもー
青いのはすぐナチュラルに地雷踏むんだからもー
341 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:37:56.90 ID:5upi7xT/0
さやか「キュゥべえ!居るんでしょ!?」
QB「なんだ、気付いてたのかい?」
杏子「……おい、あんたまさか……!」
QB「それで、何か用事かい?さやか」
さやか「あたし、契約する……!」
杏子「なっ……!?馬鹿、よせ!今のは……!」
QB「やっと決心してくれたんだね。嬉しいよ。さて、君は何を望むのかい?」
さやか「恭介の指を治して……!元通りに、またヴァイオリンが弾けるように!」
杏子「ッ……!?ふざけんな!おい、キュゥべえ!やめろ!こんな契約、結んじまったら……!」
QB「契約は成立だ。さやか、君の祈りはエントロピーを凌駕した。
さぁ、手に取ると良い。それが君の運命だ」
342 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:41:07.58 ID:gLXI310A0
さすがはさやかだ
343 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:50:43.06 ID:JT+okL090
支援
感情の起伏が大きいメガほむならさやかとの会話は不可能ではない...
テンションの高いさやかを苦手としてるだろうけど、さやかの方では特に忌避したりはしない、と思うんだ。
まあ、三週目状態になったりすれば難しいだろうけど。
感情を隠す、秘密を多く抱え込んでいて隠し事が多くなったクールほむだと、
さやかに信用してもらうこと自体が大仕事で苦しい。
もしかしてこの状態、さやかとの協調路線をとれるかもしれない千載一遇のチャンス?
って、もう手遅れか。
345 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:51:02.66 ID:+C5FKq2w0
さやかはさやかやね
あーあ
347 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:52:10.57 ID:T1XC1xbji
, -─-、
,マミ-─-'、
ν*(ノノ`ヽ)
ξゝ#゚ぺノξ さやか腹パン
___(つ/ ̄ ̄ ̄/__
\/ mami /
348 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 02:58:42.03 ID:l5iuE5xc0
さやかって言うほど契約しやすくないけど周りの影響が強すぎるのが原因
アニメなら上條さんのチョップとか、このSSなら自分の無力感とか
349 :
次さるったら寝る:2012/05/24(木) 03:01:10.27 ID:5upi7xT/0
・
・
・
弱ほむ「……そんな……!」
ほむら『っ……うかつだった……!』
まどか「さ、さやかちゃん、そうなの……!?」
さやか「いやー、なんて言うか……ほんと、ほむらには申し訳ないんだけど……」
マミ「あれだけ忠告されてたのに……美樹さん、あなたって人は……」
さやか「すみません……あ、でも!勢いだけで契約しちゃったわけじゃないからね!
確かにあいつとのケンカで勢い付いちゃったとこはあるけど……
でも、ずっと考えてたんだ。この祈りはさ。だから、後悔なんてないよ」
マミ「……まぁ……契約してしまったものは仕方ないわね。
これからは精一杯、魔法少女として頑張りましょう?」
さやか「はい!」
弱ほむ『……美樹さんの運命を、変えられなかった……!?』
ほむら『……いいえ、まだよ……まだ、諦めるわけにはいかない……!
魔女化の運命は……それだけは、避けてみせる……!』
弱ほむ『っ……そう、ですよね……!まだ、諦めるには……!』
350 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:02:00.96 ID:q0YQwXrvO
ほむ
351 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:04:58.21 ID:5upi7xT/0
まどか「ねぇ、さやかちゃん……本当に大丈夫なの……?」
さやか「んー……そりゃ、ちょっとは怖いけど……。
でも、マミさんとほむらが居るんだし、大丈夫だよ!」
弱ほむ「う、うん!美樹さんは、私たちが守るから……!」
マミ「ふふっ、心強いわね。暁美さんの言う通り。
美樹さんのフォローは私たちでしっかりするから、鹿目さんは安心して?」
まどか「ほむらちゃん、マミさん……!」
さやか「ほむらってば、いつの間にかあたしを守る発言をするほどにまで……!
よーし、ほむらもさやかちゃんの嫁候補に加えてやろう!」
ほむら『……断りなさい』
弱ほむ「あ、ごめんなさい。それはちょっと……」
352 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:05:58.14 ID:Fc6pPv450
ドン引き^^;
353 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:07:15.41 ID:5upi7xT/0
さやか「なにー!?ふ、振られてしまった……やはりあたしにはまどかしか居ない!
まどかぁー!まどかこそがあたしの、正妻なのだー!」
まどか「わっ、ちょ、さやかちゃん!?や、やめっ、きゃはははは!」
マミ「あら、私だけ仲間はずれ?一人ぼっちなんて、寂しいなー」
さやか「えっ?い、いやー、マミさんはなんというかその……」
マミ「うふふ、冗談よ」
弱ほむ「と、巴さん……あんまり、気にしないでください!
その、美樹さんも悪気があったわけじゃ……」
マミ「だから冗談だってば」
354 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:09:18.50 ID:cmax2+YvO
まどかは俺の嫁だと何度言ったら…っ!(激昂)
355 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:10:02.60 ID:5upi7xT/0
放課後
まどか「えっと……送ってくれてありがとうございました。わざわざ、すみません……」
マミ「ううん、これもパトロールの一環だから気にしないで?」
さやか「まずは身近な1人から、ってね!」
弱ほむ「鹿目さんが、もう魔女に襲われたりなんかしないように、って。みんなで決めたんだもの」
さやか「まどかの登下校はこれから毎日、我々正義の魔法少女がきっちり守っちゃいますからねー!」
まどか「あ、ありがとう……え、っと、みんなは、これから……?」
マミ「えぇ。パトロールの続きね」
まどか「その……やっぱり、私が居ると邪魔になっちゃいます、よね?」
356 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:13:22.58 ID:5upi7xT/0
さやか「……まーどかー。あんたなんか、変なこと考えてないー?
みんなが命がけで戦ってるのに、私だけ……とかさ」
まどか「えっと、その……」
弱ほむ「そんなこと気にしないで。私は、鹿目さんが元気で居てくれるだけで……」
まどか「ほむらちゃん……」
マミ「そうね。気持ちはとても嬉しいけれど、引け目なんて感じる必要はないわ。
むしろ、そんなことで契約なんてしたらお説教よ?」
さやか「あたしたちを心配してくれる、その気持ちだけで十分だよ。
あたしだって、もしまどかが変な理由で契約したりなんかしたら怒るからね!
ゼッコーだよ、ゼッコー!」
まどか「う……うん。じゃ、じゃあみんな!気を付けてね!がんばって!」
弱ほむ「うん。ありがとう、鹿目さん」
さやか「んじゃ、また明日―!」
357 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:17:36.33 ID:l5iuE5xc0
まどか「絶交でもなんでも、好きにすればいい!……させないけどね」
358 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:17:39.19 ID:5upi7xT/0
・
・
・
マミ「それじゃ、パトロールの前に……美樹さんの魔法を確認しても良い?」
さやか「えーっとですね。武器は確か、剣っていうか、サーベル、みたいな?」
マミ「そう……。だとしたら私や暁美さんとは真逆……敵と近い距離で戦うことになるわね」
弱ほむ「その分、私たちよりもダメージを負いやすい……ですね」
さやか「あ、でもそこは多分大丈夫。なんかあたし、回復力だけは凄く高いみたいだから……」
弱ほむ「そ、その考え方は……あんまり良くないと思う……」
さやか「えっ……?」
マミ「そうね、暁美さんの言う通り。すぐに治るから傷付いても良いだなんて……。
それに、傷を治すのだって魔力を使うのよ?
無茶な戦い方ばかりしていたら、魔力がいくらあっても足りないわ」
さやか「そ、そっか……。勉強になります……」
359 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:20:28.18 ID:5upi7xT/0
マミ「今日はまず実戦を見て、それから反省会ね。
それで見付かった改善点は、明日から特訓して直して行くわよ!」
さやか「は、はい!頑張ります!」
マミ「ふふっ、意気込みは十分ね」
弱ほむ『巴さん、なんだか楽しそうですね』
ほむら『後輩が増えて……いえ、仲間が増えて嬉しいんでしょうね。
あんなに張り切って……巴さんの特訓、ますます厳しくなるかもね』
弱ほむ『み、美樹さん、大丈夫かな……』
ほむら『何を言ってるの?あなたも他人事じゃないでしょう?』
弱ほむ『うっ……が、頑張ります……』
360 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:25:14.03 ID:ZDEVIPT6O
ほ
361 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:25:37.47 ID:dimus40/O
はりきるマミさんかわいい
362 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:25:57.59 ID:5upi7xT/0
数日後
さやか「おぉりゃああ!!」
使い魔「ギャァアアアアアアア……!」
さやか「ふぅ……どうですか、マミさん!」
マミ「すごいわ、美樹さん。初めての時より、ずっと上手に戦えてるわ」
さやか「えへへ……マミさんが特訓してくれたおかげですよ!」
ほむら『大したものね。思っていたよりずっと成長が早いわ』
弱ほむ『はい……美樹さん、すごいです』
ほむら『……そろそろ良いかも知れない』
弱ほむ『え……?』
ほむら『2人に、話してみましょう』
弱ほむ『っ……!』
マミ「……暁美さん、どうかした?」
弱ほむ「……その……実はお2人に、お願いがあるんです……!」
さやか「んー?どうした、改まってー。なんでも言ってくれたまえ!」
363 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:27:09.09 ID:dimus40/O
話すのか……
364 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:30:32.35 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「……2週間後、この町に……ワルプルギスの夜が来ます」
マミ「ッ……!?暁美さん、それ、本当……!?」
さやか「わ、ワル……なんなの、それ……?」
マミ「私も、噂でしか聞いたことがないけれど……史上最悪、最強と言われてる魔女の通称よ。
歴史の中で起きた大きな災害、天変地異なんかは、この魔女が原因だって言われてるの」
さやか「なっ……そ、そんなの、今までの魔女と……!」
マミ「そう、桁が違うわ。放っておけば、この町の人たちみんなが犠牲になりかねない……」
弱ほむ「それで……お願いというのは、私と一緒に……その魔女を倒して欲しいんです……!」
マミ「暁美さん……。そんなこと、わざわざお願いするようなことじゃないわ。
だって、私たちはこの町を守る正義の魔法少女なんだから」
さやか「そ……そうだよっ!ま、まったく、水臭いなぁほむらはー!」
365 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:34:54.97 ID:u08ROnx+0
さるよけ
366 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:35:05.35 ID:u08ROnx+0
さるよけ
367 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:35:09.99 ID:dimus40/O
C
368 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:35:30.37 ID:5upi7xT/0
マミ「美樹さん……無理はしなくて良いのよ?」
さやか「うっ……た、確かにちょーっとびっくりしちゃったけど……。
でも、そんなやばい奴が来るってのに逃げたりなんかしたんじゃ、正義の味方失格だもん!
それに、あたしだって強くなってるんだから!これからもっと強くなるんだし!」
弱ほむ「美樹さん……!」
さやか「そういうわけで、ほむら!あたしもマミさんも手伝うよ!」
マミ「……ありがとう、美樹さん。それじゃ、みんなで一緒に、ワルプルギスの夜を倒しましょう!」
弱ほむ「あ……ありがとう、ございます……!」
マミ「そうと決まれば、明日からは美樹さんの特訓をもっと厳しくしなくちゃね。
ワルプルギスの夜が来る前に、一人前にならないと!」
さやか「げっ!い、今よりもっと厳しく……?」
マミ「あら。何か不満?」
さやか「い、いえ……なんでもないです……」
369 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:36:04.14 ID:Fc6pPv450
ほむらちゃんがんばってー
370 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:36:43.59 ID:ZDEVIPT6O
さるよけ
371 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:37:20.66 ID:pGNAbSAZ0
メガほむにさやかちゃんか
杏子ちゃんが一番イラつきそうなチョイスだよな
372 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:38:15.09 ID:5upi7xT/0
弱ほむ『やった……2人とも、協力してくれるって……!』
ほむら『えぇ、良かった……。あとは……もう1人ね』
弱ほむ『……その、本当に、あの子を仲間に……?』
ほむら『前にも言ったでしょう?まどかを救うためには、最善手を尽くすべき。
佐倉杏子は強い。あの子が仲間になってくれれば、とても心強いもの』
弱ほむ『は、はい……。え、っと……説得は、私が……?』
ほむら『どうしても無理そうなら私が代わるわ』
弱ほむ『……いけるところまで、頑張ってみます』
373 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:41:28.37 ID:5upi7xT/0
ゲームセンター
弱ほむ「…………」
杏子「……あのさぁ。なんか用?そんなとこで突っ立ってさ」
弱ほむ「!そ、その……」
杏子「何か仕掛けてくるのかと思ったらそんなことはないし……。
その様子からして、昨日の続きをしようってんじゃないんでしょ?用があるんならさっさと言いなよ」
弱ほむ「え、えっと、その……あ、あなたに、お願いがあって来たんです……!」
杏子「お願い?どういう風の吹き回しよ?」
弱ほむ「……に、2週間後……この町に、ワルプルギスの夜が来る……」
杏子「……突然何を言い出すのさ」
弱ほむ「だ、だから、そいつを倒すのを、あなたに手伝って欲しいんです……!」
杏子「ふん……やなこった」
374 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:44:43.98 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「っ……!」
杏子「あんた今、巴マミとつるんでるんだろ?それに、あの馬鹿……美樹さやかとも。
他人のために動こうなんてくだらねぇ連中なんかと組めるかってーの」
弱ほむ「そ、そんな……!」
杏子「あんたらみたいな腑抜けた連中と一緒に戦ったところで、相手はあのワルプルギスの夜だろ?
勝てるわけないっしょ。無駄死にも良いとこだ」
弱ほむ「そ、そんなこと……!巴さんは、すごく強いです……美樹さんだって、
巴さんに比べたらまだ日は浅いけど、毎日特訓して、どんどん強くなってます……!」
杏子「はぁ……そういう問題じゃないんだよ」
375 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:50:05.55 ID:AO4275DO0
本編では見滝原やるから協力しろで済んだけどその手が使えないとなると交渉材料がほむにあるのか
376 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:50:52.60 ID:ZDEVIPT6O
へむ
マミを(性的な意味で)好きにしていいって言えば釣れるんじゃないかな…
378 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 03:59:14.57 ID:/jVaFgIei
寝たのかな
379 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:05:48.83 ID:JaNuRgyx0
お?O?O?O?O?O?O?O?O
380 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:06:16.11 ID:Fc6pPv450
ほむらちゃんだなぁ〜
いつも思うけど、マミさん普通にワルプルギスの夜が来る事知ってるはずだよね
何でSSのマミさんはほむらにワルプルの事聞かされて驚くの
382 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:09:29.96 ID:JaNuRgyx0
383 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:10:54.62 ID:UFxV+nr90
ほむら一周目は何故か知ってたのにね
384 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:11:27.61 ID:JaNuRgyx0
えっ
QBにでも聞かされてたんじゃないの
知らんけど
386 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:17:23.36 ID:JaNuRgyx0
っちゅーかまだかよ
387 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:26:32.32 ID:JaNuRgyx0
ははやくしろお
388 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:29:45.23 ID:cFzPTKp5O
はやく寝かせろください
389 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:37:21.39 ID:XgiOWwyDi
8
390 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:54:32.09 ID:VxqXhQjRO
保守は任せた
391 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:54:33.15 ID:XgiOWwyDi
おうおいおい
392 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 04:54:56.18 ID:NzhEkG0h0
保守は任せた
保守させるくらいなら落としてSS速報でやれよっていうね
まだか
395 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 05:09:59.07 ID:pGNAbSAZ0
>>381 たしか普通にキュゥべえが説明してたとおもう
まどポのマミ√見る限り、途中までは知らないよ
396 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 05:29:43.81 ID:ZcKVdz150
hosu
397 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 05:36:52.09 ID:a+DWtO6l0
さて寝るか
398 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 05:36:54.44 ID:NzhEkG0h0
ぺにす
399 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 05:43:58.68 ID:NzhEkG0h0
ぺにす
400 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 06:00:42.22 ID:NzhEkG0h0
ぺにす
401 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2012/05/24(木) 06:00:41.60 ID:/EZGTOMI0
おはよう
402 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 06:01:03.86 ID:NzhEkG0h0
おい、今時空歪んだぞ
403 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2012/05/24(木) 06:03:40.10 ID:/EZGTOMI0
あ、ほんとだ
さすがほむSSスレ
404 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 06:06:46.43 ID:NzhEkG0h0
405 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 06:17:05.71 ID:/jVaFgIei
406 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2012/05/24(木) 06:20:15.42 ID:/EZGTOMI0
>>404 見た目がこれで中身がメガほむっていうのも結構ありじゃなかろうか
407 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 06:36:01.60 ID:NzhEkG0h0
408 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 06:54:01.09 ID:SmIEWo+50
はよ
409 :
!ninja:2012/05/24(木) 06:58:33.39 ID:/EZGTOMI0
ほしゆ
さて出勤だ
410 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 07:11:11.77 ID:bQLGqKo70
マダー
411 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 07:29:04.32 ID:zv/Cj8azi
保守
412 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 07:47:57.14 ID:bQLGqKo70
ほ しゅ
413 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 08:00:04.36 ID:QTY/8lQ2i
干す
414 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 08:07:54.58 ID:iYOjS86n0
ほ
415 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 08:10:28.34 ID:LExyWYhR0
まだか☆マギカ
416 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 08:25:34.20 ID:Gj01rfLxi
嬉しい
417 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 08:34:51.45 ID:C8B1HGZJ0
何気にさやかちゃんお礼言ってないんだな
418 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 08:48:20.86 ID:lDoqxJmv0
寝るなら一言欲しかった
419 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:09:50.26 ID:zv/Cj8azi
保守
420 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:10:42.84 ID:5upi7xT/0
杏子「他人のために戦ったって、自分には何の見返りもありゃしない。
そんなことしたって、ただ自分を不幸にするだけだ」
弱ほむ「……そんな……」
杏子「あんたも考え直すなら今のうちだぜ?
やれ正義だの人助けだの、そんなくだらねぇことで命落としたくなかったらさ。
最後に生き残るのは自分のためだけに生きてきた奴なんだよ。
結局、人間ってのは自分のために生きるしかないんだ」
弱ほむ「っ……」
杏子「とにかく、あんたらみたいな平和ボケした無能な腑抜けと組むなんて、あたしはごめんだね。
……ま、そういうわけだ、諦めな。
確かにこの絶好の狩場を潰されるのは確かに惜しいが、それより命の方が惜しいね。
あんたらはせいぜい馴れ合って、ワルプルギスの夜とやれば良いさ。
あたしとあんたら、どっちが正しかったかなんてのはすぐに分かる。
ま、その頃にはあんたらはもう死んじまってるだろうけどさ。
命が惜しけりゃあたしみたいに逃げ出すこった。あいつらにもそう言っときな。
んじゃ、あたしはもう行くよ。じゃあね」
ほむら「……ずいぶんよく喋るのね、佐倉杏子」
杏子「っ……!」
421 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:14:39.80 ID:vyYewbMz0
きたか……!
422 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:14:47.86 ID:5upi7xT/0
ほむら「それも、挑発的なことばかり……」
杏子「……へっ。なんだよ、怒ったのかい?」
ほむら「まさか。ただ、少し気に掛かっただけよ」
杏子「あんたさ……いったい何者だい?
こないだもそんな風に、突然雰囲気が変わったよねぇ?
普段は猫被ってて、そっちがあんたの本性ってわけ?」
ほむら「いいえ。どちらも、紛れもない“私”よ。……私のことはどうでも良いわ。
それより、あなたに改めてお願いするわね。私たちに、力を貸してほしい」
杏子「……随分こだわるねぇ。あんたにはもうお仲間がいるじゃんか。
それなりに上手くやれてんだろ?
なんであたしなんかにわざわざ頼み込む必要があんだよ。あたしはあんたの敵だぜ?」
ほむら「私はあなたのことを敵と思ったことはないわ。私の敵は、私の邪魔をするものだけ」
杏子「……ふーん……。なんだ、あの2人とは違うみたいじゃん、あんた」
423 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:19:26.29 ID:5upi7xT/0
ほむら「どういう意味?」
杏子「自分の邪魔をする奴は、容赦なくぶっ潰す。そんな目をしてる」
ほむら「…………」
杏子「訂正するよ。あんたは平和ボケもしてないし、腑抜けでもない。
あんたみたいな奴となら、組むのも悪くないね」
弱ほむ『……!』
杏子「……気に入った。あんたの頼み、考えといてやる」
ほむら「……ありがとう」
杏子「ただし、条件があるよ」
ほむら「……何かしら」
杏子「ワルプルギスの夜を倒した後は、あんたらは一切あたしの魔女狩りの邪魔をするんじゃない。
もし結界で会ったりなんかした場合は、全部あたしに獲物を譲ってもらうよ?
簡単に言えば、この町であたしの好きにさせろってことだ。
それでも良いってんなら、手伝ってやる」
ほむら「…………」
424 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:21:00.07 ID:TirjJmjO0
さる
425 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:21:09.06 ID:TirjJmjO0
よけ
426 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:21:46.81 ID:j/QZ8ssNi
支援
427 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:22:55.51 ID:5upi7xT/0
杏子「なんだよ。不服かい?」
ほむら「いえ……少し意外だったわ。あなたのことだから、
巴マミと美樹さやかをこの町から追い出す、くらいのことは要求してくると思ってたから」
杏子「……別に、そっちの方が良いってんならそれでも良いんだぜ?」
ほむら「いいえ。あなたの提示した条件でお願いするわ。2人に頼んでみるわね」
杏子「それと、当然ワルプルギスの夜のグリーフシードはあたしのもんだからな」
ほむら「えぇ……それじゃ、交渉成立ね」
杏子「そいつは気が早いんじゃない?まずはあいつらがあたしの条件を呑んでからだろ?」
ほむら「……また会いに来るわね。それじゃ」
428 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:25:47.85 ID:5upi7xT/0
・
・
・
マミ「佐倉さんを、仲間に……!?」
さやか「しかも条件付きって……何様よ、あいつ」
弱ほむ「ど……どう、でしょうか……?」
マミ「……わたしは、構わないけど……」
さやか「……正直、あたしはあんま気が進まないよ。
あんな、自分のために他の人を犠牲にするような奴と組むなんて……」
弱ほむ「で、でも……ワルプルギスの夜を倒すには、佐倉さんの力が必要なんです……!」
さやか「あたしたちだけじゃ、頼りないってこと?」
弱ほむ「そ、そういうわけじゃ……」
マミ「美樹さん……あなたの気持ちもわかるけど、暁美さんの言うことももっともよ。
相手はあのワルプルギスの夜……考えうる最善の手を打つ必要があると思わない?」
さやか「……マミさん……」
429 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:30:08.27 ID:5upi7xT/0
さやか「……わかったよ。マミさんがそう言うなら……」
弱ほむ「じゃあ、条件の方も……」
マミ「えぇ。たとえグリーフシード目当てであっても、魔女を倒してくれることには変わりないんだし。
使い魔の方は今まで通り私たちが倒せば良いものね」
さやか「でも、大丈夫なんですか?あたしたちの分のグリーフシードは……」
マミ「さすがにあの子もこの町の全ての魔女を狩るなんてことは無理だろうし、
必要最低限のグリーフシードくらいは、私たちも手に入れられるはずよ」
さやか「ん……。あー、でもやっぱなーんか釈然としないなぁー」
マミ「まぁまぁ。理由はどうあれ、あの子も命をかけてくれるんだから。
今だけは仲間が増えたと思って割り切りましょう?」
さやか「……努力はしてみます……」
弱ほむ「あ……ありがとう、ございます……!」
ほむら『……なんとか、2人とも承諾してくれたわね』
430 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:31:03.89 ID:dk+/S/zd0
支援まどまど
ほむちゃん!
432 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:35:24.06 ID:5upi7xT/0
・
・
・
弱ほむ「……こ、こんにちは……」
杏子「よぉ。……ん?なんだ、また猫被ってんのかい?」
弱ほむ「べ、別に、そんなんじゃ……」
杏子「ま、どうでも良いけどさ。それでどうだった?条件のこと、話してみたんだろ?」
弱ほむ「その……条件、呑んでくれました」
杏子「……へぇ。なんだよ、思ったより素直じゃん」
弱ほむ「あなたの力が、必要ですから……。手伝って、くれますか?」
杏子「……わかった、あんたらに協力してやるよ。
んじゃ、ワルプルギスの夜をぶっ倒すまで一時共闘ってことで良いんだね?」
弱ほむ「あ、ありがとう、ございます……!」
杏子「……ほら、食うかい?」
433 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:35:25.18 ID:fQjybOos0
なあに邪魔になったらコロコロしてしまえばいい
434 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:46:32.97 ID:5upi7xT/0
・
・
・
杏子「いっただっきまーす!ん〜、うめぇ〜!」
QB「どうしたんだい杏子。やけに上機嫌じゃないか」
杏子「おわっ、キュゥべえ!」
QB「何か良いことでもあったのかい?」
杏子「別に……なんでもねぇよ」
QB「暁美ほむらたちと共闘することになったようだけど、そのことと関係があるのかな?」
杏子「ちっ……見てたのかよ。覗き見たぁ相変わらず良い趣味してるじゃんか」
QB「君も人のことは言えなんじゃないかな。よく遠くから彼女たちを見てるじゃないか」
杏子「……ふん」
QB「君が誰かと手を組むのは2度目だけど、今度は上手く行くと良いね」
杏子「……余計なお世話だよ」
435 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:53:26.32 ID:5upi7xT/0
放課後
マミ「みんな、お待たせ」
弱ほむ「あ、巴さん」
さやか「そんじゃ、全員集まったことだし、いつも通りまどかの護衛と行きますか!」
まどか「ご、護衛って、そんな……」
杏子「よぉ、楽しそうだね」
さやか「っ……!?」
まどか「あ、あなた……!」
杏子「おいおい、そんなに警戒すんなって。せっかく挨拶に来てやったってのにさ」
弱ほむ「佐倉さん……!」
ほむら『……まさかこの子の方から会いに来るなんてね』
436 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:58:45.41 ID:RZhexkYu0
ほむぅ
437 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 09:59:36.56 ID:5upi7xT/0
マミ「久し振りね、佐倉さん……。話は聞いてるわ」
杏子「そうかい。だったら説明は要らないね」
マミ「……本当に、信じて良いのね?」
杏子「安心しなって。本気で縄張り奪うつもりなら、
わざわざ全員揃ってる時にこんな堂々と顔見せたりなんかしないよ」
マミ「……そうね、ごめんね。変に疑ったりして」
杏子「別に。そのくらい警戒してくれてた方が、あたしだって気が楽だ」
マミ「そう……。ともかく、あなたが元気そうで安心したわ」
杏子「そりゃどーも」
さやか「……あんた、あとで裏切るつもりじゃないでしょうね」
杏子「理由が違おうが、目的は同じなんだ。
少なくともワルプルギスの夜をぶっ倒すまでは、あんたらにゃ手出ししないよ。
それに、騙して裏切って……なんてまどろっこしい真似も好きじゃないしね」
さやか「…………」
まどか「え、えっと……?」
438 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:04:23.92 ID:5upi7xT/0
まどか「ど、どうして、この子が……?それに、ワルプ……え……?」
ほむら『……!』
杏子「なんだ、あんたお友達なのに何も聞かされてないのかい?
ま、ただの一般人に話すようなことでもないけどさ。
あたしも出来るなら首突っ込んで欲しくないし」
まどか「えっと……」
ほむら『しまった……出来ればこの子には伏せておきたかった情報なのに』
弱ほむ『ど、どうしましょう?ここまで知られて隠し通すのは……』
QB「状況が飲み込めないのも無理はないね。その点については、僕から説明するよ」
マミ「キュゥべえ!いつの間に……」
QB「まどか、知りたいだろう?なぜあの佐倉杏子がこうして接触してきたのか。
そして、ワルプルギスの夜とは、何なのか。
君には知る権利がある。いや、知るべきと言えるかもしれないね」
439 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:07:13.95 ID:dk+/S/zd0
戸惑っちかわいい
440 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:08:44.18 ID:5upi7xT/0
まどか「っ……」
QB「良いかい、まどか。ワルプルギスの夜と言うのは……」
ほむら『っ……!』
弱ほむ「ま、待って!そのことは、私が説明します……!」
まどか「ほむらちゃん……?」
QB「そうかい?そうしてくれるのなら、別に構わないけど」
マミ「それなら少し……長い話になるかも知れないわ。
佐倉さんも話があるだろうし、一度私の家に集まらない?美味しいお茶とケーキもあるし、ね?」
杏子「おぉ、ケーキ!」
さやか「…………」
441 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:14:00.98 ID:5upi7xT/0
マミ宅
マミ「さぁどうぞ、召し上がれ?」
杏子「んー!うめぇ!」
マミ「…………」
杏子「んぐ、んぐ……。ん、なんだよ?」
マミ「……ふふっ。変わってしまったと思ったけれど、そういうところは変わらないわね」
杏子「っ…………うるせぇ」
さやか「……?ねぇ、ほむら……あの2人って……?」
442 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:16:29.86 ID:5upi7xT/0
まどか「わたしも……ちょっと気になっちゃった」
弱ほむ「うん……えっとね、佐倉さんは確か、巴さんの……」
杏子「おい、何こそこそ話してやがる!暁美ほむら、あんたがどこまで知ってんのかは知らねぇが、
余計なこと言いやがったらタダじゃおかねぇからな!」
マミ「こら、佐倉さん?大人しくしてないとケーキ没収よ?」
杏子「なっ、なんでだよ!くそっ……わかったよ……!」
さやか「…………」
QB「盛り上がってるところ悪いんだけど、そろそろ本題に入った方が良いんじゃないかな」
まどか「……!」
マミ「……そうね。それじゃ、暁美さん、お願いしても良い?」
弱ほむ「……はい」
杏マミうめえ
444 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:19:54.30 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「1週間後、ワルプルギスの夜と呼ばれる魔女がこの町に来るの……」
まどか「ワルプルギスの、夜……」
弱ほむ「簡単に言えば……すごく強い魔女。きっと、1人で倒せる魔法少女は、ほとんど居ないくらい」
まどか「そ、そんなに、強いの……!?」
弱ほむ「うん……だから私は、仲間を増やしたの」
まどか「……あ、それで……!」
杏子「そういうこった。利害関係の一致ってやつ?
少なくともそいつをぶっ倒すまでは、あたしらはチームを組むことになるね」
さやか「仕方なくだけどね」
マミ「美樹さん?あんまりケンカ腰にならないの」
445 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:24:06.10 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「ワルプルギスの夜は、確かに強い……でも、大丈夫。私たちは、負けないから」
まどか「ほ、本当に……?」
杏子「4人も居りゃ十分すぎるっての。それとも何?あんた、あたしらを舐めてるわけ?」
まどか「そっ、そういうわけじゃ……!」
マミ「もう、佐倉さんも。あんまり脅かさないの」
さやか「まぁ……その点については同感だよ。
安心しなって、まどか。魔法少女が4人も居るんだよ?負けるわけないって!」
マミ「……そうね。みんなの言う通りよ、鹿目さん。絶対に負けるもんですか」
まどか「さやかちゃん、マミさん……」
弱ほむ「だから、お願い……私たちのことを信じて……!
絶対に、この町を、鹿目さんを、守ってみせるから……!」
まどか「……うん……わかった、わたし、信じる。みんなのこと、信じるよ……!」
ほむ
447 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:27:02.57 ID:5upi7xT/0
弱ほむ「ありがとう……鹿目さん……!」
さやか「まどかが信じてくれるんなら、元気百倍ってなもんですよ!」
マミ「ふふっ、そうね。応援してくれる人が居るだけで、とても心強いわ」
杏子「…………ふん」
マミ「それじゃ、一段落着いたところで。パトロール、行きましょうか。
もちろん、鹿目さんのお家経由でね」
杏子「はっ、相変わらず熱心なことだねぇ」
弱ほむ「佐倉さんは、行かないんですか……?」
杏子「いいや、行くよ。あんたらがどれだけやんのか見ておきたいし」
さやか「何よ、偉そうに……」
杏子「一応命を預けるんだ。当然だろ?
言っとくが、今日の戦い見て駄目だと思ったらあたしは降りさせてもらうからね」
さやか「なっ……そんな、突然……!」
杏子「なんだよ、自信がないのかい?」
さやか「べ、別にそういうわけじゃ……」
杏子「あーそっか。あんた、こん中じゃ一番の下っ端だもんねぇ」
448 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:27:25.74 ID:rIqdSef9i
>ほむら「私の中に、もう1人……!?」
あぁ、妊娠したのか
俺たちの子だ。一緒に頑張ろうね…!
449 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:28:01.37 ID:zqBiBrU70
マミかわいいよマミ
ほ
451 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:28:52.95 ID:NzhEkG0h0
>>448 ( ´・ω)
γ/ γ⌒ヽ (´;ω;`)
>>448 ウッ…
/ | 、 イ(⌒ ⌒ヽ
.l | l } )ヽ 、_、_, \ \
{ | l、 ´⌒ヽ-'巛( / /
.\ | T ''' ――‐‐'^ (、_ノ
| | / // /
452 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:29:58.53 ID:ZDEVIPT6O
おは
453 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:34:36.78 ID:NzhEkG0h0
454 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:35:55.46 ID:5upi7xT/0
杏子「それもよりによって他人のために契約したとなっちゃ……ははっ。実力が知れるってもんだ」
さやか「うるさいわね!契約の理由は関係ないでしょ!?」
杏子「ま、悔しかったら実戦で証明してみなよ」
さやか「上等よ!なんなら今すぐ、ここで証明してあげようか!?」
杏子「はっ、おもしれぇ!受けて立とうじゃん!
あたしとやって証明になるわけなんてないけどな!」
さやか「舐めんじゃないわよ!
あんただって大口叩いて後で恥かいたって知らないからね!謝るなら今のうちだよ!」
杏子「だーれが謝るってぇ!?その言葉そのままそっくりあんたに返してやるよ!」
マミ「ほらほら2人ともー?ウチの中であんまり暴れないでくれると助かるんだけどなー?」
さやか&杏子「っ……!?」
455 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 10:37:40.01 ID:3p6QGFJbi
ほ
456 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:40:00.25 ID:5upi7xT/0
さやか「はっ……はいっ!ごめんなさいっ……!」
杏子「っ……んだよ……あいつが勝手に突っかかってきたんじゃんかよ……」
マミ「佐倉さん?」
杏子「っ……な、なんでもねぇよ……くそっ……」
マミ「そう?なら良いの。それじゃ、みんな行きましょう?」
まどか「は、はい……」
弱ほむ『こ、怖い……』
ほむら『怒らせると色々と厄介なのよね、この人は……』
実力的にはほむらに次ぐだろうしな
458 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:42:50.55 ID:5upi7xT/0
・
・
・
使い魔「ケケケケケケケ!!」
さやか「てい!おりゃあ!」
杏子「…………」
さやか「ちょっとあんた!ぼーっと見てないでちょっとは手伝ったら!?」
杏子「何言ってんのさ?だからあたしは、あんたらがどんだけやんのか見たいだけだって」
弱ほむ「美樹さん、前!」
さやか「うぉっ、とぉ!あぶなっ!」
マミ「だめよ、美樹さん!今は戦いに集中して!」
さやか「くっ……もー!わかったわよ!じゃああんたはそこであたしの活躍を見てなさいよね!」
杏子「活躍かどうかは知らねえが、最初からそうさせてもらうつもりだっての」
デミさんダイエットしててイライラしやすいんだよ
毎日ケーキ3ホールは食べさせないと・・・
461 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:46:41.89 ID:PRGTQKGc0
>>459 冗談だろ?
ダンボールに入った在庫三箱分の間違いじゃないか?
462 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:47:00.28 ID:5upi7xT/0
・
・
・
さやか「どおりゃあああ!」
使い魔「ギャァアアアアアア……!」
弱ほむ「今ので、最後だったみたい……」
さやか「どーよ!あたしの実力!」
杏子「……まぁ、確かにだいぶマシにはなってるな」
さやか「ふん!もっと素直に褒めたらどーなのよ?」
杏子「調子に乗んな、まだまだ甘いっつーの。大体が、攻撃一辺倒すぎなんだよ。
たまたま高い回復力に頼って防御も回避もろくにせずにただ突っ込むだけじゃね」
さやか「なっ……!」
杏子「視野が狭すぎんだよ。動きも無駄が多くて、しかもワンパターンと来た」
463 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:49:59.50 ID:5upi7xT/0
さやか「な、なによ、ぼーっと見てただけの癖に偉そうに……」
マミ「あら……私が言おうと思ってたこと、ほとんど言われちゃったわね」
さやか「えぇ!?」
マミ「驚いたわ、佐倉さん。あなた、そんなに的確なアドバイスまで出来るようになってたのね」
杏子「まぁね。言ったろ?あんたらには命を預けるんだ。お粗末なままじゃ困るんだよ。
とは言え……全体的には悪くない。粗が目立ったのはそこのボンクラだけだしね」
さやか「ぼ、ぼんくら……!?」
杏子「とにかく、あんたにゃ強くなってもらわなきゃ困るんだ。あんたは……」
さやか「……?何よ」
杏子「……ま、さっきも言った通り、全体的には悪くないしね。
これならなんとかやれそうだ。引き続き、よろしく頼むぜ?」
464 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:52:56.21 ID:5upi7xT/0
・
・
・
さやか「あーあ、もう何なのよあいつ!むかつくぅー!」
マミ「確かに口はちょっと悪いけど……でも、あのアドバイスは的確だったわ」
さやか「だから余計むかつくんですよ……ギギギ……悔しい……」
マミ「それに、気付かなかった?あの子、あなたのことばかり見てたのよ」
さやか「えっ?」
弱ほむ「それは、確かに私もそう思いました……」
マミ「それもすごく真剣な顔でね」
あんこちゃんつんつん
466 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 10:55:53.81 ID:3p6QGFJbi
ギギギ
467 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:56:10.05 ID:5upi7xT/0
さやか「……きっとあたしのこと気に入らないから、粗を探してやろうと必死だったんだよ!」
マミ「本当にそう思う?」
さやか「…………でもあたしは……まだあいつのこと、好きになれません」
マミ「考え方の違い……ね。確かにその壁は大きいかも知れないわね。
でも……人の考え方には、人それぞれの理由がある。佐倉さんだって例外じゃないわ」
さやか「…………」
マミ「確かにあの子の考え方は利己的かも知れないけど……
進んで人を傷付けたりするような子じゃないってことは、分かってあげてね」
さやか「……うん」
468 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 10:58:43.29 ID:5upi7xT/0
翌日、病院
さやか「恭介!」
恭介「やぁ、さやか」
さやか「どう?怪我の具合」
恭介「それがね、実は明日退院することに決まったんだ」
さやか「え、そうなの!でも予定じゃもう少しかかるって……」
恭介「先生もびっくりするくらい経過が順調だし、もう問題ないだろうって。
ベッドで寝てるよりも、外で出歩いた方がリハビリにもなるだろう、って」
さやか「そうなんだ……!やったじゃん!おめでとう、恭介!」
恭介「ありがとう、さやか」
469 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:00:38.21 ID:p1iKCdNki
ザ・ゾムビ
470 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:00:46.89 ID:iYOjS86n0
追いつきC
471 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 11:00:55.80 ID:3p6QGFJbi
こう
472 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:01:58.59 ID:5upi7xT/0
さやか「そんな、良いって良いって!あたしなんにもしてないし!」
恭介「……さやかには、本当に色々迷惑をかけたよね」
さやか「め、迷惑なんてこと……!あたしが勝手にお見舞い来てたんだし!」
恭介「…………」
さやか「……恭介?」
恭介「ねぇ、さやか……1つ訊いても良いかい?」
さやか「……な、なに……?」
恭介「あの日……僕が、自殺しようとした日……」
473 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:04:30.42 ID:5upi7xT/0
さやか「っ……!」
恭介「さやかが言ってた……さやかの人生は、って」
さやか「え、えっと、それは……。ッ!?」
恭介「……さやか?」
魔力反応!?
こんな時に……!
い、いや、これは逆に、助かったのかも……?
さやか「ご、ごめん!あたし、急ぐ用事があるんだった!もう行くね!」
恭介「え?ちょっと、さやか……!」
さやか「ほんっとーにごめん!退院おめでとう、恭介!またね!ばいばい!」
474 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 11:04:58.16 ID:3p6QGFJbi
さる
475 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:05:27.70 ID:iYOjS86n0
終わった
476 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:07:07.66 ID:5upi7xT/0
病院の外
さやか「ご、ごめん!お待たせ!」
まどか「さやかちゃん!」
マミ「美樹さん……良かったの?彼ともう少し長くお喋りしなくて……
今日は私たちに任せてくれても良いのよ?」
さやか「い、良いですよそんなの!それより、反応はどの辺りから……?」
弱ほむ「病院の中というわけじゃないみたい……」
マミ「不幸中の幸い、と言ったところかしらね」
さやか「そっか……それじゃ、行きますか!まどかはここで待っててね!すぐ終わらせて来るから!」
まどか「う、うん……!みんな、気を付けて!」
477 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:10:04.52 ID:5upi7xT/0
・
・
・
まどか「……みんな、今戦ってるのかな……」
QB「みんなの様子が気になるかい?」
まどか「キュゥべえ!」
QB「どうしても気になるのなら、僕が連れて行ってあげられるよ。
君も本心では、みんなの力になりたいと思ってるんだろう?」
まどか「…………」
QB「だいたい、この現状はちょっと妙だよね。
この町の……いや、世界中の誰よりも素質を持つ君が、こんな風にただ傍観しているだけなんて。
僕としては、素質のある子ほど契約してくれるに越したことはないんだけどな」
まどか「……それは」
杏子「ったく。あいつらの目を盗んで勧誘かい?相変わらずこすい真似するねぇ」
まどか「っ!」
QB「……杏子」
杏子「だからさぁ、もうこれ以上魔法少女増やすんじゃないっつーの。迷惑だって言ってんでしょ?」
478 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:13:25.43 ID:5upi7xT/0
QB「おかしなことを言うね。ワルプルギスの夜を倒すのには、味方が1人でも多い方が良いじゃないのかい?」
杏子「そういうことじゃねぇんだよ。おい、あんた……まどかっつったか?」
まどか「う、うん……」
杏子「あんたみたいな幸せに暮らしてる奴に魔法少女になられるのが一番むかつくんだわ。
覚えときな。もしあんたがくだらねぇ願いで契約なんかしたら、
このあたしがいの一番にぶっ潰してやるよ」
まどか「……うん。大丈夫だよ。みんなが言ってたから……
わたしには、信じて待っていて欲しいって。
だからわたしは、そんな簡単に魔法少女になったりなんてしない」
杏子「わかってんなら良いんだ。ま、そういうこった。残念だったな、キュゥべえ」
QB「……ところで、君はみんなと一緒に戦わなくて良いのかい?」
杏子「だってあれ、ただの雑魚じゃん。あたしが行かなくたってあいつらだけで十分だろ。
見るだけならこっからだって出来るしね」
QB「そうかい」
杏子「……あーあー何やってんだよあいつ……だからもっと周り見ろってんだ、ったく……」
QB「…………」
479 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:15:44.73 ID:5upi7xT/0
・
・
・
マミ「お待たせ、鹿目さん」
まどか「お疲れさまです!みんなも、お疲れさま!」
さやか「いやー、今日もさやかちゃん大活躍だったよ!」
杏子「どこがだよ、危なっかしいったらありゃしない」
さやか「なっ!?あ、あんた居たの!?」
弱ほむ「来てくれてたんですね……」
杏子「ま、一応ね」
マミ「それで、どうだった?今日も美樹さんのこと見てくれてたんでしょ?」
杏子「昨日言ったことには多少気を付けてるようだったが、でもまだまだ……」
さやか「っ……うるさいなぁ!見てるだけのあんたに言われたくないわよ!」
480 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:19:01.74 ID:5upi7xT/0
杏子「なんだよ、図星つかれて悔しいのかい?」
さやか「くっ……この……!」
弱ほむ「み、美樹さん、落ち着いて……!」
まどか「そ、そうだ!ねぇさやかちゃん!上条くんの具合、どうだったの?」
さやか「え……何、恭介がどうしたって?」
まどか「ほら、もう怪我が治って何日か経つよね!その後は順調なのかなーって!」
さやか「あ、うん。それがさ、明日には退院なんだって」
ほむら『……!』
マミ「まぁ!良かったわね、美樹さん」
さやか「えへへ……どーも」
481 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:21:24.42 ID:5upi7xT/0
杏子「あぁ、あんたが惚れてる男か。おめでたいこった」
さやか「あんたの“おめでたい”は絶対馬鹿にしてるでしょ!」
マミ「あら、もう“惚れてる”は否定しないのね」
さやか「うっ……そ、そそそんなこと……!」
まどか「さやかちゃん、もうみんな気付いてるよ……」
さやか「えっ!?う、うそ!?」
杏子「あたしが気付いててそいつらが気付かないわけないだろうが……」
弱ほむ『ふふっ……美樹さん、楽しそう』
ほむら『……浮かれてる場合じゃ、ないかも知れないわよ』
弱ほむ『えっ……?』
ほむら『忘れたの?あの子が……美樹さんが、魔女化してしまう理由。話したでしょう?』
弱ほむ『っあ……!』
482 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:23:59.70 ID:5upi7xT/0
さやか「も、もう良いでしょ!この話は!さー帰ろう帰ろう!」
弱ほむ「は、早く告白しなきゃ!」
さやか「うぇっ!?」
杏子「っ……なんだよ。急にでかい声出すなよな」
マミ「暁美さん、どうしたの突然?」
弱ほむ「は、早く告白しないと……と、取られちゃう……!」
まどか「取られちゃう、って……?」
弱ほむ「え、えっと、……だ、誰かが、
上条くんが退院したら、告白しようかなーって、言ってた、ような……」
さやか「えっ……!?」
まどか「ほ、ほむらちゃん、それ、本当!?」
さやか「あ、あははは……そんなまさか……」
弱ほむ「ほ、本当ですっ……!」
マミ「だとしたら……美樹さん、これは一刻を争う事態よ。
今からでも遅くはないわ。緊急会議を開きましょう」
杏子「あほくさ……勝手にやっててくれ。あたしは帰る」
483 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:26:25.59 ID:5upi7xT/0
さやか「い、良いよ緊急会議なんて大げさな……」
まどか「でも、さやかちゃん……」
マミ「美樹さん、本気で彼のこと好きなんでしょう?」
さやか「うっ……まぁ……う、うん……」
マミ「とにかく、まずはその誰かより先にアプローチを仕掛けないとね」
さやか「アプローチったってそんな、どうすれば……」
弱ほむ「と、とりあえず、朝一緒に学校に行こうって誘ってみたら……」
さやか「えっ……!で、でも変じゃない?そんな理由もなく……」
まどか「理由なんて考えちゃえば良いんだよ!」
484 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:27:55.20 ID:6DiC1HDxO
杏子ちゃんぺろぺろ支援
485 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 11:30:52.17 ID:3rA+A15Yi
ほひひ
486 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:31:51.00 ID:iChh591C0
支援しとこう
487 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 11:37:09.13 ID:3rA+A15Yi
べべへ
488 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:37:26.52 ID:dk+/S/zd0
さやかちゃんの恋路を応援するまどっち可愛い
489 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:39:04.57 ID:dk+/S/zd0
まどまど
490 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:40:45.30 ID:F2AaIBex0
ほむちゃん!
491 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 11:40:47.15 ID:3rA+A15Yi
飯食ってるやん
492 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:41:47.96 ID:HtP0bNPu0
ここからが正念場
493 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 11:43:43.82 ID:3rA+A15Yi
ほ
494 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 11:54:54.99 ID:dk+/S/zd0
まどまど…
495 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:01:35.99 ID:5upi7xT/0
さる食らい過ぎわろた
ごめんけど出かける
18時頃には帰ってくるから、保守してくれたら嬉しい
このスレで終わらすから
496 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:02:22.15 ID:iYOjS86n0
分かった
497 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:02:54.15 ID:dk+/S/zd0
了解まどっち
いってら
499 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:20:04.35 ID:dk+/S/zd0
ほ
こりゃ終わらんな
501 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:23:02.13 ID:EK9ua91T0
いいや、おわる
ほしゆー
503 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:43:31.28 ID:a0Zd/pXvi
幾らなんでも六時はキツい。
504 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:50:30.22 ID:IvTCBcTa0
保守
ho
506 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 12:53:32.74 ID:PRGTQKGc0
507 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 12:55:35.66 ID:5E7MXdyki
ほ
508 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 13:05:31.80 ID:5E7MXdyki
たそ
509 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 13:16:22.79 ID:PRGTQKGc0
ぺ
510 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 13:23:25.29 ID:6WPbzOKs0
に
511 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 13:23:47.82 ID:KA6d1vqzO
ほ
512 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 13:33:41.86 ID:PRGTQKGc0
む
513 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 13:47:18.27 ID:iYOjS86n0
ほ
514 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 13:52:26.82 ID:dimus40/O
新・保守時間目安表 (休日用)
00:00-02:00 10分以内
02:00-04:00 20分以内
04:00-09:00 40分以内
09:00-16:00 15分以内
16:00-19:00 10分以内
19:00-00:00 5分以内
新・保守時間の目安 (平日用)
00:00-02:00 15分以内
02:00-04:00 25分以内
04:00-09:00 45分以内
09:00-16:00 25分以内
16:00-19:00 15分以内
19:00-00:00 5分以内
ほ
516 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:18:30.08 ID:Yw65G/Fp0
ほ
517 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:20:43.47 ID:F2AaIBex0
ほ
518 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:29:49.09 ID:iChh591C0
ほしゅ
519 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:32:28.92 ID:TKuMtJhxO
ほ
520 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:41:07.78 ID:PRGTQKGc0
も
521 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:45:02.25 ID:bg/+CbHW0
ほ
522 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:47:02.26 ID:PRGTQKGc0
523 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:49:30.36 ID:PRGTQKGc0
524 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 14:54:01.72 ID:bsmNwi15i
ほ
525 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 14:58:12.90 ID:tLIBWknp0
ほむほむ〜
526 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 14:59:05.16 ID:bsmNwi15i
ほほほほ
527 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 15:03:41.16 ID:Fc6pPv450
ははっ、ほむらちゃんはかわいいな〜
528 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 15:15:39.89 ID:UhVECgd5i
ほ
529 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 15:20:58.78 ID:PRGTQKGc0
ナノほむ
マイクロほむ
ミリほむ
ほむ
キロほむ
メガほむ
ギガほむ
テラほむ
ペタほむ
ヨタほむ
エクサほむ
530 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 15:22:16.84 ID:ZT0/c5zv0
ピコほむちゃんぺろぺろ
531 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 15:27:52.60 ID:ZT0/c5zv0
ら
532 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 15:34:50.10 ID:ZT0/c5zv0
ほ
533 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 15:43:59.07 ID:ZT0/c5zv0
ほ
534 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 15:51:38.32 ID:TKuMtJhxO
ほしゅ
535 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 15:57:21.49 ID:ZT0/c5zv0
ほ
536 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 15:58:02.69 ID:IizkdXWT0
ほ
む
538 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 16:11:38.69 ID:Fc6pPv450
なぜほむらちゃんがかわいいのかについて語り合おう
539 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 16:21:32.09 ID:ZT0/c5zv0
まだかまぎか
541 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 16:36:23.53 ID:tm56gsMu0
保守
542 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 16:44:10.54 ID:65MK8pgj0
単発保守
543 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 16:53:53.20 ID:1jBP3/Lx0
たもつ
544 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 16:54:08.16 ID:tm56gsMu0
保守
545 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:02:43.77 ID:SmIEWo+50
は
546 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:10:34.54 ID:TKuMtJhxO
ほむほしゅ
547 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:18:05.03 ID:iYOjS86n0
ほむ
548 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:19:41.22 ID:7V+RToUkO
549 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:36:16.38 ID:IvTCBcTa0
ほ
俺がほむらキャラスレに投下したコラを再び目にする日が来るとは思わなんだ
今見ると色々ひでー
551 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 17:40:15.94 ID:ZT0/c5zv0
ほ
552 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:47:28.64 ID:IvTCBcTa0
ほ
553 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 17:51:36.39 ID:ZT0/c5zv0
ほ
554 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 17:55:28.63 ID:EyRUf0GB0
ほ
>>548 だがちょっと待ってほしい。
ペタが補助単位だとすればメガより大きく、擬態語なら、まっ平らとなる。
どちらが正しいのだろう。
556 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:05:02.73 ID:u9zmRI3M0
む
557 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:05:09.79 ID:IvTCBcTa0
ほ
558 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:07:26.05 ID:5upi7xT/0
マミ「そうね……例えば、退院直後で体が心配だから、とか?」
ほむら『そう言えば彼、退院直後は松葉杖を付いていたわ。外で歩くのもリハビリだって』
弱ほむ「……!じゃあ、リハビリの練習に付き合うって言うのはどうかな……」
さやか「あ……確かに恭介、リハビリがどうとか言ってたような……」
マミ「まぁ、だったらちょうど良いじゃない!
まずはリハビリのお手伝いってことで、一緒に登校するところから始めましょう?」
さやか「……まぁ、そのくらいならなんとか……」
マミ「今日はもう遅いから無理かも知れないけど、明日には誘わなくちゃ。
彼が登校してくるのは明後日でしょうし、それまでにね」
まどか「さやかちゃん、がんばって!」
弱ほむ「応援するね……!」
さやか「お、おう……。恥ずかしいなぁ、もう」
559 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:07:51.58 ID:z34DXpwk0
おかえり
560 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:08:53.82 ID:ZT0/c5zv0
うおおおおおおおおおお
保守できてよかったああ
561 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:09:28.76 ID:IvTCBcTa0
きたあああああああああああああああああ
562 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:10:54.45 ID:iYOjS86n0
ガタッ
563 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:11:12.45 ID:5upi7xT/0
翌日、上条家
さやか「や、やっほー、恭介」
恭介「やぁ、さやか。今日はどうしたんだい?」
さやか「えっと……一応、もう1回おめでとうって言っておこうと思って……」
恭介「そんな、わざわざありがとう。嬉しいよ」
さやか「それでね、えっと……き、恭介!足の具合はどう!?」
恭介「前みたいに歩けるにはもう少し時間がかかりそうかな……。でも大丈夫。
すぐに歩けるようになって見せるよ。今週中に松葉杖なしで歩くのが目標なんだ」
さやか「あの、えっと……て、手伝おっか……?」
恭介「え?手伝うって……」
さやか「だ、だから、恭介が早く元通りに歩けるように、手伝おっかな、って……」
564 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:13:22.91 ID:z34DXpwk0
さやや
565 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:14:23.45 ID:ZT0/c5zv0
iPod touchの充電が切れたじゃねーか
566 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:14:29.69 ID:5upi7xT/0
さやか「と、登下校も、リハビリのうちなんでしょ?
だから、その……い、一緒に登校してあげるよ!」
恭介「そんな……悪いよ。ただでさえ、さやかにはたくさんお見舞いに来てもらってたのに、
退院してからもまだ手間をかけさせるなんて……」
さやか「い、良いの!あたしがやりたくてやってることなんだから!
恭介はそんなこと気にしなくて良いの!遠慮しないでよ、幼馴染なんだからさ!」
恭介「さやか……本当に良いのかい?」
さやか「だから、良いんだって!」
恭介「そうか……ありがとう。だったら、お願いしようかな」
さやか「っ……!う、うん!」
恭介「それじゃ、明日からよろしくね、さやか」
さやか「うん!明日迎えに来るから!約束だよ!忘れちゃ嫌だからね!」
567 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:15:54.99 ID:ZT0/c5zv0
さやさやさやさや
568 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:16:32.59 ID:z34DXpwk0
さあどうなる
569 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:18:18.17 ID:iYOjS86n0
ほむむ
570 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:18:26.29 ID:5upi7xT/0
翌日
さやか「みんな、おっはよー!」
恭介「あはは、さやかは朝から元気だね」
まどか「さやかちゃん!」
ほむら『上手くいったみたいね』
弱ほむ「良かった……」
中沢「おい上条!もう怪我は良いのかよ!」
恭介「おかげさまで。足の方はもう少しかかりそうだけどね」
中沢「つーか、退院早々見せ付けてくれるじゃねぇか、おい!」
恭介「あはは、もう、からかわないでくれよ。さやかは僕のリハビリに付き合ってくれてるだけだよ」
さやか「そっ、そうだよ!やだなー勘違いしちゃってさみんな!ねぇ、仁美!」
仁美「……お2人は、まだお付き合いしてませんの?」
571 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:19:49.49 ID:BppDBCCC0
ワカメは こちらの ようすを うかがっている!
572 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:19:50.73 ID:ZT0/c5zv0
わかめ死ねカス
573 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:20:20.05 ID:u9zmRI3M0
イケッそこだワカメ!
574 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:22:02.95 ID:vyYewbMz0
わかめ!空気読んで!
575 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:23:30.06 ID:5upi7xT/0
さやか「だーかーら、そう言ってるじゃん!仁美まで何言い出してんのよもう!」
仁美「……そうですか」
さやか「そうだよ!まったく、みんなしてからかっちゃってさ、困っちゃうわよねー!」
仁美「……さやかさん、今日の放課後、時間はありますか?」
さやか「へっ?今日の放課後。うん、まぁ別に良いけど?」
弱ほむ『……!こ、これってもしかして……』
ほむら『……でしょうね』
弱ほむ『と、止めた方が良いでしょうか……!』
ほむら『今止めたところで……志筑仁美の意志は変わらない。
……結局私たちに出来るのは手助けだけ。最終的に解決するのは本人でないと……」
弱ほむ『っ……』
ほむら『幸い、今の美樹さんは恋愛に関して比較的前向きになってる。
今のあの子なら、きっと大丈夫。きっと……』
576 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:27:06.49 ID:5upi7xT/0
放課後
マミ「あら、今日は美樹さんは一緒じゃないの?」
まどか「はい。なんか、仁美ちゃんがさやかちゃんに大切な用事があるみたいで」
マミ「仁美……あぁ、あなたたちのお友達の志筑仁美さんね?」
まどか「うーん……2人っきりで話がしたいなんて、どうしたんだろ?」
弱ほむ「……上条くんのこと、だと思う」
まどか「へっ……?」
マミ「暁美さん……それ、どういうこと?」
弱ほむ「この前言った、上条くんが退院したら告白する人って……志筑さんのことだったんです……」
577 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:30:32.38 ID:5upi7xT/0
まどか「っ……え、う、うそ……!」
マミ「……それって……!」
まどか「そ、そんな……仁美ちゃんが……!?ど、どうしたら良いの、そんなの……!」
マミ「……こればっかりは……私たちが考えても仕方ないこと、だと思う。
美樹さんと、志筑さんが2人で解決しないと……」
まどか「っ……」
マミ「……そうね。どんな結果になっても、恋ばっかりは、どうしようもないものね……。
大丈夫、きっと美樹さんなら、良い結果を持って帰ってくれるわ!」
まどか「は……はい……。さやかちゃん……」
578 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:31:05.53 ID:ZT0/c5zv0
の
579 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:32:53.78 ID:dk+/S/zd0
投下ペース早いね
580 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:34:38.15 ID:5upi7xT/0
・
・
・
マミ「見つけた……!」
弱ほむ「反応、ここで間違いなさそうですね」
杏子「ん?よぉ、やっと来たか」
弱ほむ「佐倉さん!」
杏子「へへっ、今日はあたしが一番乗りだな。しかもこの反応、相手は魔女だ。
一番乗りってことで、こいつのグリーフシードはあたしが頂くよ」
マミ「そんなルールを決めた覚えはないけど……まぁ良いわ。手伝ってくれるのなら」
弱ほむ「そうですね、今日は美樹さんも居なくて1人足りないからちょうど……」
さやか「お、お待たせしましたぁ!」
弱ほむ「えっ……?み、美樹さん!?」
ほむら『ッ……!この子、まさか……!』
581 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:36:06.23 ID:efAKXvBxi
あ
582 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:40:11.94 ID:5upi7xT/0
マミ「あなた、志筑さんは……いえ、上条くんは……!?」
さやか「え……もしかして、みんな知ってるの?や、やだなぁもう……」
弱ほむ「か、上条くんのところには行ったの……!?」
さやか「……だってさ、魔女の気配がしたから……」
ほむら『っ……行かなかったのね……』
杏子「……大丈夫なのかよ」
さやか「……だってあたしは、魔法少女なんだから!魔女退治に優先することなんて……」
マミ「……わかったわ、それなら早く片付けちゃいましょう!」
弱ほむ『美樹さん……本当に大丈夫なんでしょうか……』
ほむら『そんなわけ、ないじゃない……。
あの子は今、使命感と恋愛感情との間で揺れている……。
そんな状態でいつも通りに戦えるはずがない……!』
さやか「…………」
……あたしは、大丈夫。
だってあたしは、魔法少女なんだから。
一番優先しなきゃいけないのは、自分のことなんかじゃなくて、他の人のことなんだから……!
583 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:41:32.89 ID:bZvfgyVI0
ほむらぁあああああああああああああ
584 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 18:42:09.73 ID:vJl6xJdai
あーあ
585 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:42:54.24 ID:iYOjS86n0
終わったな
586 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:44:38.96 ID:vyYewbMz0
まだだ!まだボールは生きている!
587 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:46:15.30 ID:uysAtlZH0
さやかああああああああ
588 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:48:41.16 ID:5upi7xT/0
・
・
・
魔女「オォオオオォォオオオ!!」
さやか「くっ……このっ……!」
杏子「何やってんだこの馬鹿!真面目にやれ!」
さやか「や、やってるよ……!でも……!」
っ……全然、体がいつもみたいに動かない……!
マミ「美樹さん……全然、いつもと違う……!連携が繋がらない……!」
弱ほむ「っ……やっぱり、美樹さん……!」
魔女「オォォォオオオオオオオオオ!!」
さやか「……あっ……!」
589 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:49:04.83 ID:0tkub3Ti0
失恋=魔女化って風潮まだ残ってるのか
590 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:50:12.60 ID:t2sK0ShP0
さやカス死ね
591 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:51:03.00 ID:iYOjS86n0
単発黙れ
592 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:58:22.89 ID:8g69F8Tc0
593 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 18:59:39.39 ID:LCLEUH6v0
赤ID様がお怒りだ
口を慎め
594 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:01:00.32 ID:5upi7xT/0
しまった……!
魔女「オォオオオオオオオオ!!」
魔女の、攻撃……大きい……!
これは受けちゃ駄目だ……絶対、避けないと……!
さやか「……!」
あ……駄目、無理、これ、避けられな……!
杏子「ッ!さやか!」
さやか「えっ……」
杏子「あぐぅっ……!」
う、うそ……あたしを……かばった……!?
杏子「がっ……はっ……!」
595 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:02:49.11 ID:t4RgkPs/0
あんあん!
596 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:04:47.72 ID:8g69F8Tc0
なんてこった…
597 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:07:50.78 ID:5upi7xT/0
マミ「さ、佐倉さん!?」
弱ほむ「えっ……!?な、なに、何が……ッ!」
杏子「っ……くそ、直撃、かよ……!ぐっ……この程度の、傷……魔法で……!」
マミ「大変、すごい血が……!……え?さ……佐倉、さん……?」
杏子「な……んだよ、これ……」
さやか「っ……あ、あんた、なんで……」
杏子「な、んで……!変身、解けてんだよ……!」
ほむら『ッ……!』
弱ほむ「嘘……まさか……!ソウルジェムが、壊れ……!?」
ほむら『いいえ、ソウルジェムが破損したなら既に……これは……!』
598 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 19:09:21.54 ID:LHkm67/yi
さやかちゃんアホ
599 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:11:41.80 ID:A36J0JsJ0
J
600 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:12:33.82 ID:5upi7xT/0
ほむら『杏子の出血箇所……そうか……!魔女の攻撃で、ソウルジェムが抉り取られたのよ……!』
弱ほむ『そ……そんなことって……!』
魔女「オオオォォォォ……」
マミ「結界が、消え……!」
ほむら『まずい……!』
杏子「くそっ……逃が、すか……!」
さやか「だ、だめだよ!そんな傷で……!それに、変身もしてないのに……!」
ほむら「っ……!」
カチッ
マミ「えっ……あ、暁美さん!?」
ここからさやかが
恭介のことはもうどうでもいいわー
あんこーあんこー
ってなったら笑うしかないな
602 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 19:15:11.13 ID:LHkm67/yi
百合だったらやだな
603 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:15:57.79 ID:5upi7xT/0
マミ「こんな時にどこへ……!」
QB「きっと、逃げた魔女を追いかけたんだろうね」
さやか「キュゥべえ!?ま、魔女を追いかけるって、そんなことしてる場合じゃ……」
QB「いや、彼女の判断は正しいよ。
なんせ、君たち魔法少女が体をコントロールできるのは、せいぜい100m内が限度だからね。
本体であるソウルジェムが結界ごと移動するとなると、少し大事になる」
さやか「え……?あ、あんた何言って……」
マミ「さ、佐倉さん?佐倉さん!?どうしたの!?しっかりして!!」
さやか「ッ……!?」
QB「まぁ、そうなるだろうね」
マミ「美樹さん!大変なの、佐倉さんが!傷は治したのに、治したはずなのに!
どうして……!どうして死んじゃってるの!?」
さやか「……うそ……!」
604 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 19:18:18.71 ID:LHkm67/yi
あかん
605 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:18:22.77 ID:VxqXhQjRO
さる
606 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:20:49.13 ID:5upi7xT/0
さやか「ッ……キュ、キュゥべえ!どういうこと!?」
QB「だから、さっきも言ったじゃないか。ソウルジェムこそが、君たちの本体、魂なんだよ。
そこに転がってるのは杏子じゃない。ただの抜け殻さ」
マミ「な……なに、を……」
QB「魔法少女と契約を取り結ぶ僕の仕事はね。
君たちの魂を抜き取って、ソウルジェムに変換することなんだよ」
さやか「……うそ」
マミ「私たちの本体が……ソウルジェム……?
どうして……どうしてそんな大事なことを黙ってたの!?」
QB「訊かれなかったからね。事実、知らなかったところで何の不都合もない。
マミ、君は何も知らなかったけど今まで立派に魔法少女の務めを果たして来れたじゃないか」
607 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:21:09.74 ID:sHSEfcTs0
608 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:23:39.75 ID:5upi7xT/0
マミ「っ……わたしたちを、騙してたの……?」
QB「騙すという行為自体、僕には理解できないよ」
さやか「じ……冗談じゃないわよ!そんな、そんなの……!
あたしたち、ゾンビにされたようなもんじゃない!」
QB「やれやれ……君たちはいつもそうだね。真実を知ると決まって同じ反応をする。わけがわからないよ」
さやか「くっ……この……!」
ほむら「っ……はぁ……はぁ……はぁ……」
さやか「ほ、ほむら……!」
マミ「暁美さん!あの魔女は……さ、佐倉さんのソウルジェムは……!?」
ほむら「……ごめんなさい」
609 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:25:18.31 ID:LHkm67/yi
やばいよやばいよ
610 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:25:22.65 ID:eh7ENak60
気まぐれ保守!残レス大丈夫か?
611 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2012/05/24(木) 19:25:26.60 ID:8IyjdMES0
戻ってきたらあんあんぴんち!
612 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:27:36.44 ID:vyYewbMz0
杏子ちゃんがゾンビになっちゃうじゃないですかーやだー
613 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:28:17.32 ID:5upi7xT/0
さやか「え……」
ほむら「気配を、見失ってしまった……逃がしてしまった……」
マミ「そんな……!」
QB「そうか、良かった」
さやか「ッ……!?ふざけんな!何が……!」
QB「だってまだ望みはあるってことだろう?ソウルジェムが砕けない限り、
見付け出してそこの体の元に持って来れば、また元通りに動くようになるんだから」
マミ「……!」
QB「ただし、それまで体の扱いには注意した方が良いよ。
せっかく魂が戻っても、鮮度が維持できていなければ……」
ほむら「もう良いわ、キュゥべえ。あとは私たちでなんとかする。目障りだから早く消えて」
614 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:33:17.60 ID:AO4275DO0
>>607 一瞬QBが死屍累々になってるように見えた
615 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 19:34:03.41 ID:LHkm67/yi
さるったか
616 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:34:12.03 ID:5upi7xT/0
QB「……君は怒るとずいぶん人が変わるみたいだね」
ほむら「消えろと言ったのよ。聞こえなかったのかしら」
QB「やれやれ、わかったよ」
ほむら「…………」
さやか「ね、ねぇ、ほむら……これからどうすれば……!?」
ほむら「あいつの言う通り……この子を元に戻す方法はある。
それにはまず、この体をどこか安全な場所に移して、鮮度を魔力で維持しないと……」
マミ「っ……だ、だったら、私の家に移しましょう……!
それにそういう魔力の使い方なら、きっと、私が一番向いているはず……」
ほむら「……巴さん……!」
さやか「じ、じゃああたし!あの魔女を、ソウルジェムを探して来る!」
ほむら「……2人とも、平気なの……?」
マミ「……確かに、ショックだけど……今はそれどころじゃないもの」
617 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:35:14.10 ID:z34DXpwk0
怪我の功名だな
618 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:35:29.37 ID:iAeTKqmc0
状況は良くないが悪くない流れだ
619 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:36:44.82 ID:5upi7xT/0
マミ「泣くのも落ち込むのも、全部終わってから。佐倉さんがこんな状態なのに……」
さやか「……あたしの……あたしのせいで……!」
ほむら「……後悔も、すべてが終わってからにしましょう。謝るのなら、この子に直接謝らないとね」
さやか「っ……うん……」
ほむら「……それから2人とも。ソウルジェムの穢れには十分注意して。
ソウルジェムは、私たちの魂。魂が穢れるということは……」
マミ「……少なくとも、良くないことが起こることは確実ね」
さやか「それこそ本当に……死んじゃうとか……」
ほむら「そうね……そう考えてもらって良い。
この宝石が黒く濁りきった時、私たちは人としての死を迎える」
マミ「っ……わかった、ソウルジェムの状態には細心の注意を払うわね」
ほむら「それじゃ、この子の体をお願いします。
私は美樹さんと手分けしてソウルジェムを……」
さやか「う、うん……!」
620 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:39:54.34 ID:5upi7xT/0
・
・
・
ほむらは、悔やむのも全部終わってから、って言ったけど……やっぱり、無理だよ。
あたしのせいで誰かが死ぬかも知れないなんて、そんなの、悔やむなって方が無理……。
なんで、こんなことになっちゃんたんだろ……。
……あたしが、戦いに集中してなかったから……。
そうだ、戦ってる途中、ずっと頭がもやもやして、全然動かなかった……。
それはどうして……?
……恭介。
恭介のことばっかり、考えてたからだ……。
……あたしって、何なんだろ……。
621 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:42:03.84 ID:H16Iu3LO0
さやカス
本当にカバ
623 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:42:46.71 ID:5upi7xT/0
正義の味方とか言っちゃって、人のために戦うとか言っちゃって……
結局あたしは、本当は恭介と幸せになりたかったんだ。
人のためじゃなくて、自分のため……自分が幸せになりたかったんだ。
でも、その幸せが手に入らないかも知れないってなったら、その途端に……。
結局、何もかも中途半端。
あたしは、何なの?
あたしは、何のために……。
さやか「う……ぁああああああ!!」
使い魔「ギャァァアアアアア……!」
さやか「はぁっ……はぁっ……ここじゃ、なかった……次……!」
624 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:43:22.22 ID:z34DXpwk0
一番状況として悪いのは、さやかが約束を破ってしまった事
625 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 19:44:49.55 ID:LHkm67/yi
魔女化確定やな
626 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:44:51.98 ID:sHSEfcTs0
はいはいバーサヤカーバーサヤカー
627 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:45:55.30 ID:tm56gsMu0
保守
628 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:47:37.05 ID:5upi7xT/0
翌日、放課後
まどか「さやかちゃんとほむらちゃん、結局学校来なかったな……」
QB「今良いかな、まどか」
まどか「キュゥべえ!ど、どうしたの?」
QB「2人が学校を欠席した理由が気になっている様子だったからね。ちなみに、マミも今日は欠席だ」
まどか「……!じゃあやっぱり……!」
QB「そうだね。魔法少女絡みだ。実は今、少し大変な状況にある」
まどか「た、大変って……!?」
QB「魔女との戦いで負った傷が原因で、佐倉杏子が目を覚まさないんだ。
それも、さやかを庇って負ってしまった傷でね」
629 :
ストロング山根 ◆STRONG.Sgc :2012/05/24(木) 19:50:58.32 ID:LHkm67/yi
死ねごみQB
630 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:51:57.66 ID:AO4275DO0
QB営業のターン!
631 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:52:44.42 ID:5upi7xT/0
まどか「えっ……!?」
QB「そのおかげで、さやかはかなり精神的に動揺している。
杏子はもとより、さやかまで危険な状態と言って良い。
半ば自暴自棄気味に、魔女や使い魔を見境なく倒して行ってる。
このままじゃあ、いつ何が起こるか分からない」
まどか「そ、そんな……!」
QB「最悪の場合、2人とも命を落とす可能性だってある。
ただ……君なら、その運命も覆すことが可能だ」
まどか「っ……!」
QB「だから、まどか。僕と……」
ほむら「それには及ばないわ……!」
632 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:52:58.49 ID:iYOjS86n0
QB死ね
633 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:53:57.02 ID:AO4275DO0
営業妨害ブレないな
634 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/24(木) 19:54:05.67 ID:6CIn8l7M0
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ll __,. - ,.r'´,r '´ ̄ ̄ヾ きちゃったかな!
| '´ // ヽ
七._ -/- | /l⌒ヽ n 土 ノ__」_ヽ _」__\''
(_乂 ) / こ . Lノ V ノ ヒl 寸 | |_ ノ _|
635 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
QB「…………」
まどか「ほむらちゃん……!」
ほむら「その件については、私が対処する……」
QB「……君だけで対処しきれるのかな。杏子の目を覚まさせるだけじゃなく、
彼女を救わなければいけないはずのさやかにまで気をかけなければならない。
君1人では荷が重過ぎないかい?」
ほむら「……平気よ……」
まどか「ほむらちゃん……本当に……!」
ほむら「……大丈夫よ、鹿目さん。美樹さんなら、きっと佐倉さんを救える。
それに、私も巴さんも今、全力を尽くしてる……。
前にも言ったでしょう?私たちを、信じていて欲しい……」
まどか「……で、でも……わたし……!」
ほむら「……どうしてもと言うなら……あの子の、佐倉さんのそばに居てあげて」