1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほむら?「目覚めたまえッ!我が主達よ」
バゴ バゴン
ド ド ン
ほむら?「……」コキコキ
ほむら?「私が眠っている間……外の世界がどのように変わったか……」
ほむら「ありのまま今起こっていることを話すわ……」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「お風呂上がりに牛乳を飲んでいたら突然柱から私が現れた上に見覚えのある人達も現れた」
ほむら「何を言っているのか分からないと思うけれど、私にも何が起こっているのか分からないわ……」
ほむら「催眠術だとかそんなチャチな物じゃあ断じてない……もっと恐ろしい物の片鱗を味わっているッ……!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:28:05.89 ID:6AQIA7Bg0
??1「……」ドドドドドドドド
??2「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら?「カレンダーを見ましたところ、まだ暁美ほむらは時間遡行を続けている様子……」
ほむら?「今だに鹿目まどかを救えていないのかと……」
??1「私達が目覚めた今、そんなことを気にする必要はない」
??2「その通りッ!私達の目的は一つッ!『エイジャの赤石』!」
??1「フフフッ……そう焦る必要はない……」
ほむら「私が横にいるのに完全無視……一体何が起きているというの…?」
3 :
パスタ ◆Pasta/zb6. :2012/05/11(金) 23:30:45.57 ID:0Zo1ZxNJ0
シュッ!
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:32:56.62 ID:6AQIA7Bg0
??1「時間はある」
??1「今は外の世界がどのようになっているのかを確かめる必要がある……」
??2「もっとも、なにも変わってはいないでしょうけどね」
ズッ
ほむら?「ッ!」FUOHH
カッ
ドオォッ
??1「ッ!!」スパッ
??2「おのれッ!何をするかッホムウ!」
??1「待ていッ!エシヅキ!」
ホムウ「失礼をカーズコ様!」
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいました!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです(正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じています。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸れたのか、それは人それぞれだと思います。
少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちになってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にありがとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお願いします!ではこれにて。
皆さんお疲れ様でした!
6 :
パスタ ◆Pasta/zb6. :2012/05/11(金) 23:36:24.11 ID:0Zo1ZxNJ0
いいぞ!続けてくれ!!!
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:38:56.52 ID:6AQIA7Bg0
ビシィッ
カーズコ「ホムウ!あなたが三つ編に触れられるのを極端に嫌い……無条件に反射してしまうのを忘れていたわ」
エシヅキ「何しろ一年ぶりですから……仕方ありませんわ」
ホムウ「主人に対する無礼を働きました……何なりと罰をッ」
カーズコ「フッ……いいのよ、このくらい大したことではないわ」
カーズコ「あなたのその敏感な反射神経を活かす戦闘……期待しているわ」
ホムウ「……ハッ」
ほむら「そう……あの私はなぜか三つ編眼鏡時代の私……」ゴゴゴゴゴゴ
ほむら「そして私が主人だというあの二人はッ!そう!あの二人は早乙女先生と志筑仁美じゃないのッ……!!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:39:49.47 ID:RdCR1oTo0
HOMRYYYYYYYY!
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:40:51.83 ID:BPujmMkC0
やっとスレタイが理解できた
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:41:01.25 ID:yiBggcIy0
きめえええええええええええええええええ!!!!
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:42:03.24 ID:OCTA/12q0
ワムウだと思ったらやっぱりワムウだった
あんまりですわぁ〜!
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:43:44.71 ID:6AQIA7Bg0
カーズコ「さあ、幸い外の時間は闇夜……行くわよエシヅキ!ホムウ!」
ほむら「ま、待ちなさいあなた達」
三人「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「うっ……こ、こいつら……!」
ほむら(なんという…なんという『凄み』ッ……!この私が恐怖している…?)
ザッザッザッ
ほむら「…!ちょっと、無視をするんじゃ――」ガシッ
スカッ
ザムゥー
ほむら「あ、ああぁあッ!!わ、私の右手が……右手がぁぁぁーーー!!!!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:48:02.81 ID:RdCR1oTo0
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:49:17.81 ID:6AQIA7Bg0
ホムウ「……暁美ほむら……只の一月しか生きられぬ生き物……」ドドドドドド
ほむら「うぅっ…うぅぅうぅ……」
ホムウ「……」ザッザッ
ほむら「このぉ――ッ!!」
ズガガガガガガガガガガ
シュゥーー
ホムウ「……私が眠っている間に何か進歩をしたのかと思えば……その貧弱な装備を見て想像できるなッ!」
ほむら「そ、そんな……銃が効かないですってッ!!」
カーズコ「何をしているのホムウ……暁美ほむらなど放っておきなさい」
ホムウ「フッ……」
ドギュゥーーン
ザァァアア
ほむら「に、逃げられた……」
ほむら「いいえ……情けをかけられたッ…!この私がッ!!」
支援せざるを得ない凄みを感じる
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:55:02.19 ID:6AQIA7Bg0
ほむら「追わなければ……しかし、この腕では……とにかく今は回復が先決」
シュゥゥウゥゥ
ほむら「それにしても、一体何者なの……早乙女先生、志筑仁美、そして昔の私……」
ほむら「どうして柱から……ッ!!」バッ
ほむら「柱に飾ってあった写真……いないッ!そこにいたはずの三人がッ!!真っ白な影になって消えている!!!」
ほむら「この写真、いつだったかまどかに撮ってもらった時のもの……それがなぜ」
ほむら「それにおかしいのはもう一つッ!写真に写っているのはあの三人だけではない…!!」
ほむら「美樹さやかッ!!なぜか美樹さやかは映ったままなのよッ!」
ほむら「四人で撮った写真のうち三人が実態となって現実の世界に……まさか、魔女の仕業……?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「分からないわ……今はまだ、何も……」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/11(金) 23:58:24.00 ID:6AQIA7Bg0
翌日
ほむら(結局昨日はあまり眠れなかった)
ほむら(あの三人は私の家を出てから何処に行ったの貸しら……)
早乙女「暁美さん?」
ほむら「ッ!」ビクッ
早乙女「どうかしたの暗い顔をして?分かった、緊張しているのね!その気持ち分かるわ!」
ほむら「え、えぇ、そんなところです……」
ほむら(くっ……この早乙女先生は本物……そう分かっていても恐怖!感じずにはいられないッ!)
早乙女「少しここで待っていてね」
ほむら「はい」
ほむら(とにかく今日から学校……あの三人も気になるけれど、私の目的はあくまで鹿目まどかを守ることッ…!!)
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:03:05.74 ID:2jSfTUoT0
早乙女「目玉焼きの焼き加減は半熟ッ!?それとも否ッ!?中沢ぁぁーーー!!」ビシィッ
ドドドドドドドドドドド
早乙女「……そう、今日はあなた達に残念なお知らせがあります……」
早乙女「中沢君は、昨日塾の帰りに何者かに襲われて命を奪われました……」ゴゴゴゴゴゴ
さやか「嘘……」
まどか「あの中沢君が…!?」
ほむら(えっ)
早乙女「犯人の目星は付いていませんが……とても残酷な死に方をしたそうです」
ほむら(中沢……一体どうして)
早乙女「さ、今日は皆さんに転校生を紹介します」ニコッ
ほむら(嘘でしょ…!?こ、この流れで私を呼ぶというのッ!?)
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:05:51.38 ID:2jSfTUoT0
早乙女「暁美さん、入って下さい」ニコニコ
ほむら「うっ……」ガラッ
ほむら「あ、暁美ほむらです……よろしくお願いします」
シィ ー ーン
ほむら(……い、未だかつて味わったことのない静寂……私が一体何をしたというの)
早乙女「みなさん仲良くしてあげて下さいね」
ほむら(この人まさか偽物じゃないでしょうね……)ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:10:15.51 ID:2jSfTUoT0
男「ううぅ…中沢、お前はいい奴だった……」
女「中沢君、いつも早乙女先生に可愛がられて実は嬉しそうだった中沢君……」
ほむら「……な、中沢――」ボソッ
男女「ッ」ギロッ
ほむら「……い、いけない……休み時間ごとに保健室に行かないといけないんだったわ……」ガタッ
男「中沢ぁ……」
女「中沢君……」
ほむら(私が一体何をしたっていうのよ!!)
ほむら「あの、鹿目まどかさん?」
まどか「うぐっ…ヒック……な、なんですか……」グスン
ほむら「……なんでもないです」
ほむら(もう嫌だ)
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:16:43.85 ID:2jSfTUoT0
放課後
ほむら(結局今日はまどかにアクションを起こせなかったわ……)
ほむら(しかしインキュベーターッ!あいつがこの街にいる限り必ずまどかを勧誘するはずッ!それを阻止しなければッ)
―ショッピングモール―
ほむら「……」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら(そういえば今日は全校生徒強制的に家に帰らされていたんだったわね……無駄足もいい所だわ)
ピキィーーン
ほむら(この反応、使い魔…!巴マミがいる可能性は否定できない……仕掛けてみる価値はあるわね)
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:23:21.27 ID:2jSfTUoT0
使い魔「WWUURRRYYYYYYY!!!!!」
ほむら「蹴散らしてくれるわ!」ババババババ
マミ「あら、先客がいたのね」
ほむら「……来たわね」
マミ(この子学校で見かけたわね……ハッ!そうだわ!今日から学校に転校してきた空気の読めない美人転校生!)
ほむら「初めまして、巴マミ」
マミ「そういうあなたは暁美ほむらさんね?」
QB「おーいマミーー!」ハッハッハッハッハ
マミ「QBーッ!魔法少女なら知ってると思うけれどQBよ」
ほむら「ふん!」
ボギャァァァッ
マミ「なっ」
キュウベェーーーッ
マミ「な、何をするダァーーーーッ!許さないわよッ!」
ほむら「あ、ついうっかり」
25 :
パスタ ◆Pasta/zb6. :2012/05/12(土) 00:24:05.26 ID:yZZ72pRK0
ンフッ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:27:54.83 ID:2jSfTUoT0
ほむら「ごめんなさい、急に走ってこられたからびっくりしただけよ」
マミ「ほ、本当かしら……」
ほむら「それより、使い魔はもうほとんど始末したわよ」
マミ「そうみたいね。でも、どうやらとんでもないのが残っているみたいよ……」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「ッ!!」
ドドドドドドドドドドドド
カーズコ「……」
エシヅキ「……」
ホムウ「……」
ほむら「あなたたちッ!現れたわね……」
マミ「あら、知り合いなの?」
ほむら「それほどでもないわ」
27 :
パスタ ◆Pasta/zb6. :2012/05/12(土) 00:31:57.36 ID:yZZ72pRK0
ヒュヒュヒュヒュン!!!
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:35:19.25 ID:2jSfTUoT0
カーズコ「使い魔が残っているわね」
エシヅキ「ではワタクシが……」
ガパァァ
ほむら「なっ…!?使い魔を取りこんでいるですって!?」
マミ「体が触れただけで……」ゴクリ
エシヅキ「うふふ、やはり使い魔では物足りませんわね……」
ホムウ「昨日の人間も私達の足しにはなりませんでしたからね」
ほむら「昨日の人間?どういう意味よ」
ホムウ「さあ、あなたには関係ないわね」
マミ「!……答えなさい。返答次第では容赦しないわよ」スッ
ほむら「……まさか、中沢を襲ったのは…?」
ホムウ「中沢?フフッ、何のことかしらね……」
l ヽ / l
r ‐、 l ヽ / l .r ‐、
| ○ |,.r'、__〉 〈__ ,'、| ☆ | ∧,
,.rー⌒ト - イ、 / ヽ ,ト - イ⌒ー、. 良い子の諸君!
人、__>´ `ー 、, ヽ' ソ 、,-‐' `<__, 人
l r', |ヽ l、B l H| | l ,lノ| ,K l よく頭のおかしいライターやクリエイター気取りのバカが
l / │ ヽ―'^7' ヽ~^`ーノ | ヽ .l 「誰もやらなかった事に挑戦する」とほざくが
/,べ 〉==/⌒、 /⌒\. 〈 〈,ヘ〉 大抵それは「先人が思いついたけどあえてやらなかった」ことだ。
// / ノ l、 ヽ \ ヾ、 | 王道が何故面白いか理解できない人間に面白い話は作れないぞ!
| ( ̄~7 ヾ  ̄~) | \|
ヽ_l /ヽ /ヽ l_ ノ ユーザーをなめるな!!
ソ ./ ヽ / ヽ Y
_,.へ_r・' ノ⌒、 ) ( ,'⌒ヘ `・-,_ヘ,_
'ーー-l /ーー'´ `ー--.ヽ l-―ー`
し' `、」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:41:32.89 ID:2jSfTUoT0
マミ「暁美さん、気付いていると思うけど、こいつら三人とも魔女の反応をしているわよ」
ほむら「ッ!……えぇそうね」
マミ「出会ったばかりで言うのもなんだけれど、ここは共闘しない?」
ほむら「……いいえ巴マミッ!あなたは引っ込んでいて頂戴ッ!!」
ほむら「こいつらとはなんとなく……なんとなくだけど私が片を付けなければならないのよッ!!」ダッ
マミ「暁美さん!」
ほむら「ハァッ!」
カチッ
ほむら「時を止めたわ……貧弱な装備ですって…?もう一度味わうがいいわッ!」
ドドババババババガガガガガガ
カチッ
31 :
パスタ ◆Pasta/zb6. :2012/05/12(土) 00:41:58.44 ID:yZZ72pRK0
イイネェ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:46:31.84 ID:2jSfTUoT0
ホムウ「ぬう!これはッ!」
マミ「一瞬でこんな量の銃弾を!?一体どんな魔法なのッ!」
ほむら「あなた達は銃弾に囲まれたわッ!今度こそくらいなさい!!」
ホムウ「!」バァァァァァァァ
ほむら「何!?」
マミ「三つ編が鞭のようにしなるワイヤーの様に伸びたですって!」
ブシャオオォーーーーッ
ババババババ
ほむら「そんな……三つ編を振り回して全弾撃ち落とすだなんて!」
マミ「とんでもない反射神経ッ!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:51:51.52 ID:2jSfTUoT0
マミ「しかもよく見るとあれは三つ編が振り落としたのではないわ!」
ほむら「三つ編を振り回した風圧でやってのけたというの!?」
ホムウ「貧弱ゥ!貧弱ゥ!」
エシヅキ「あの程度の装備で私達を倒そうだなんて笑止千万ですわ」
カーズコ「うふふ、魔法少女というのは私達の脅威になるかと思っていましたが、どうやら思い過ごしだったようですわね」
ホムウ「そうですね……では行きますか」
カーズコ「そうね」
マミ「おほん…おほほほんおほーん」
三人「……」
マミ「あなたたち、私のこと忘れてないかしら?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:55:34.04 ID:0D1NAacD0
なんだこれぇ……
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:55:59.16 ID:M759ksdk0
マミがジョジョなのかよwww
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 00:58:46.99 ID:2jSfTUoT0
マミ「この私から魔女が逃げられると思っているの!」
ほむら「巴マミ……」
マミ「あなたはそこで見ていなさい。どんな魔法を使ったのか分からないけど、あれだけの魔法を破られたのなら他に手はないんでしょう?」
ほむら「くっ……」
マミ「見てなさいッ!すでにあなた達は私のリボンに取り囲まれているわ」
カーズコ「取り囲んでばかりで芸のないことね……」
マミ「必殺ゥ〜〜〜〜!ティロ――ッ!!!」
ホムウ「……」スッ
ほむら「ホムウのやつ……まだ何か隠しもっているわね」
マミ「確かにとんでもない技をもっているのかもしれないわ……でもここで後には引けないッ!ティロ・フィナーレーーーッ!!!」ボシュゥゥーーン
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:03:30.92 ID:2jSfTUoT0
ズーッ
スッ
ホムウ「闘技!ホム砂嵐!!」シュタァ
マミ「なっ!こ、これは…!」
ほむら「馬鹿な!左腕を関節ごと右回転!右腕をひじの関節ごと左回転!拳が一瞬巨大に見えるほどの拳圧ッ!」
QB「その二つの拳の間に生じる真空状態の圧倒的破壊空間はまさに歯車的砂嵐の小宇宙!!」
ほむら「いたの!?」
ドオオォォォ
マミ「き、きゃああああぁぁぁぁぁああぁあ」ドグシッ
ほむら「ま、マミーッ!」
ゴシャーーン
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:08:36.35 ID:2jSfTUoT0
ホムウ「残念だけどくたばったみたいね」
ほむら「あの巴マミが、一撃で……」ゴクリ
エシヅキ「久々に見れましたわ、ホムウのホム砂嵐」
ほむら「まずいッ……こいつらはここで仕留めないと……こいつらを世に放ってはいけなかったッ!!」
ほむら「でええぇええい!!」ヒュッ
エシヅキ「あら、これまた貧相な小道具ですこと」パシッ
カパァ
ドモン
ほむら「しゅ、手榴弾を丸呑み……」
ほむら(圧倒的種族……こいつらは違うッ!決定的に何かが違うッ!今までの魔女とッ!)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:09:48.14 ID:XGuOh3b10
クソワロタ
続けて
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:15:04.92 ID:2jSfTUoT0
カーズコ「くだらない時間を過ごしたわね……結界も消えたことだしさっさと出ましょう」
ホムウ「暁美ほむら……そんな貧弱なままで鹿目まどかを救えると思っているとは心底愚かね……」
ほむら「な、なんですって…!」
エシヅキ「うふふ、次に会うときはもう少しマシな戦い方をして下さいね」
スタスタ
ほむら「ま、また生かされた……」
マミ「んっ……暁美さん?あいつら、は?」
ほむら「消えたわ……私達をほったらかしにして」
マミ「消えたですって?変な魔女ね、もう死を覚悟していたというのに」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:18:03.82 ID:2jSfTUoT0
QB「大丈夫かいマミ?」
マミ「QB、無事だったのね」
ほむら「ふん!」ボギャァァァ
キュウべぇーーーッ
マミ「暁美さん!」
ほむら「ごめんなさい、癖なの」
ピクピク
マミ「とにかく!次の犠牲者を出す前に何としても仕留めるわよ!それまでは共闘してくれる?」
ほむら「……いいわ、私一人ではどうしようもないみたいだもの」
マミ「ありがとう暁美さん!」
ほむら「その代わり、私の目的にも協力して貰うわよ」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
マミ「目…的…?」
ピクピク
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:23:38.80 ID:2jSfTUoT0
マミの家
ジョボボボボボボボボ
マミ「はい、紅茶よ」
ほむら「……」
マミ「どうかしたの?」
ほむら「いえ、頂くわ」
マミ「さてと、まずはあの魔女のことについて知ってることを話してもらえるかしら?」
ほむら「いいけど、私自身信じられないのよ……それでもいいのなら」
マミ「どういう意味…?」
つまり!あの魔女は柱に飾っておいた写真から出てきた魔女なんだよ!
な、なんだってー!?
マミ「にわかには信じられないわね」
ほむら「しかし事実ッ……紛れもない事実よ」
ほむら「名前はホムウ、エシヅキ、カーズコ……外見は私、クラスメイトの志筑仁美、担任の早乙女和子なの」
マミ「ますます訳が分からないわね」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:30:03.99 ID:2jSfTUoT0
マミ「とりあえずあなた以外の二人には何か話を聞いてみたの?」
ほむら「彼女達は一般人よ?魔女について何か知っていますか、とでも聞くというの?」
マミ「それもそうね……じゃああの魔女たちの目的は何かしら?」
ほむら「……全く分からないわ」
マミ「手詰まりね……」
ほむら「魔女の反応はソウルジェムに記憶されているんでしょう?それを追うしかないわね」
マミ「結局それしかないわけね……でもその前に、対策を考えないとね」
ほむら「忌々しいわッ!何が貧弱よッ!私の苦労も知らないで」
マミ「まさかティロ・フィナーレを弾き返されるなんて思ってもいなかったわ」
ほむら「ホムウの能力は私達とは相性が悪いわね。それに加えて後ろの二人の能力は未知数……厳しすぎるわ」
マミ「魔女の能力が未知数なのはいつものことだけど、流石に今回は知っておかないと勝てそうにないわね」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:33:37.72 ID:BzSleBfY0
カーズコでジワジワ来てる
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:33:47.21 ID:M759ksdk0
ほ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:37:29.28 ID:2jSfTUoT0
QB「とりあえず今できることは新しい仲間を増やすことじゃないかな?」
ほむら(こいつまさか――!)
マミ「そんな簡単に増やせるものじゃないでしょう」
QB「それがね、実はいい魔法少女候補を見つけたんだよ」ゴゴゴゴゴゴゴ
マミ「そうなの?」
QB「マミと同じ見滝原中学、暁美ほむらと同じクラスさ」
ほむら(やはり!やはりQBは既にッ!!まどかとさやかの存在を認識しているッ!)
マミ「でも、わざわざ一般の人を巻き込むのは気が引けるわね」
ほむら「えぇ、その通りね。私達だけで片を付けるべきよ……なまじ増やすにしても、せめて今!魔法少女になっている人を探すべきだわ」
マミ「今……ッ!私に心当たりがあるわ」
ほむら「……」ニヤリ
マミ「声をかけてみる価値は、きっとあるはずッ!」
ほむら(これでいい……巴マミが他人を巻き込もうとしなくて有難かったわね……)
ほむら(後は佐倉杏子ッ!巴マミの心当たりは間違いなく彼女ッ!!どうにかこちらに引き込むことができればワルプルギスにも対抗しやすくなるッ!)
ほむら(今回、案外ツいてるかもしれないッ!!)
ここまで読んで疲れた
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:44:42.21 ID:2jSfTUoT0
QB「分かった、マミがそう言うならもう少し様子を見よう……ただし、こちらとしては何らかのアクションをかけさせて貰いたいね」
ほむら「それは駄目ッ!許されないわQB……それは裏切り行為よ、私や、巴マミに対しての」
QB「裏切りだって?魔法少女候補に声をかけることの、一体何が裏切りだというんだい?」ゴゴゴゴゴゴ
ほむら「一つ、私達は一般人を巻き込むつもりはないと言った」
ほむら「二つ、私の目的の中に鹿目まどかを魔法少女にしないということが含まれている」
マミ「目的……そういえばまだ聞いてなかったわね」
ほむら「今、話すわ……」ドドドドドドドド
マミ「……」
ほむら「今から約三週間後、ワルプルギスの夜が来る…!!私の目的はやつの破壊」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
マミ「ワルプルギスの夜、ですって……」ゴクリ
QB「馬鹿な、どうして君が知っているんだい?」
ほむら「それはまだ秘密、目的を果たしてからなら話してもいい」
マミ「……いいわ、マリアナ海峡みたいに深い事情があるみたいね……」
マミ「それじゃあさっき言っていた鹿目まどかさん?彼女のことについて聞きたいわね」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:50:41.42 ID:2jSfTUoT0
ほむら「……彼女を魔法少女にさせるわけにはいかない」
マミ「……」
ほむら「以上よ」
マミ「え…?ひょっとして、それだけ?たったそれだけ…?」
ほむら「いずれ、よ」ドドドドドドドド
マミ「……共闘しようと言ったのは私だけれど、もう少し信頼してくれてもいいんじゃないかしら」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「信頼していないわけじゃない……ただ早すぎると言うだけ」
マミ「……」
ほむら「……」
マミ「いいわ、とりあえず、もう少し一緒に戦えばあなたのことが自ずと分かるはずだから」
ほむら「感謝するわ」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 01:56:18.02 ID:2jSfTUoT0
マミ「今日はここまでにしましょう……晩御飯、食べていかない?」
ほむら「いえ、私は別に――ッ!」
マミ「食べて、行かないの……?」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら(こ、ここで食べていかないと余計なトラブルを招く気がするッ!なんとなく……なんとなくだけど、ここは一緒に食べるべき…!)
ほむら「い、頂いていくわ」
マミ「待っててすぐに準備するから」ニコッ
〜数十分後〜
ほむら「なぁによォ〜〜〜!?このスパゲッティはァ〜〜〜〜〜!!!真っ黒じゃないのよ!!!」
マミ「暁美さん、それはネーロと言って新鮮なイカの墨が入ってるのよ」
ほむら「知ってるわ」
マミ(ならなんで驚いたのかしら)
モグモグ
ほむら「ンいしい!美味しいわ!!」ズビズバー
マミ「遠慮しないで食べていってね」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:05:52.45 ID:2jSfTUoT0
翌日
ほむら(それにしてもあれからソウルジェムにもホムウ達の反応はないわね……何処に隠れてるのかしら)
仁美「おはようございます」
ほむら「ッ!」サッ
仁美「?なぜ急に身構えたんですの?」
ほむら「いえ、別に」ファサッ
仁美「ひょっとして私のことご存じないですか?同じクラスの志筑仁美です」
ほむら「えぇ、知ってるわ。学級委員長だものね」
仁美「そう!せっかくですからご一緒に登校しませんかと思いまして」
ほむら「……いいわよ、行きましょう」
仁美「はい!」
ほむら(こっちの志筑仁美は至って普通……なのに向こうは手榴弾でお腹をボテ腹にする魔女……不思議なものね)
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:11:37.02 ID:2jSfTUoT0
まどか「おはよう仁美ちゃん!それと、暁美さん?」
ほむら「ほむらでいいわ」
まどか「ほむらちゃんだね、おはよう!私鹿目まどか」
ほむら「おはよう、鹿目さん」
さやか「おっはー!こりゃ珍しいトリオだね。転校生がいるとは」
ほむら「美樹さやかさん、よね」
さやか「さやかでいいよ!堅苦しいのは無しにしましょうや」
まどか「私もまどかでいいからね?」
ほむら「……えぇ、そうさせてもらうわ」
ほむら(平和ね……いつまでもこんな幸せが続けばいいのに)
ほむらは、ひょっとしてスピードワゴン?
杏子は... ツェペリ?
いま現在、ここで動いてるまどマギSSのうちで、とりあえず、これがいちばん期待だな。
頑張ってくれ。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:17:00.68 ID:2jSfTUoT0
仁美「あら、何かあそこに倒れてますわ」
まどか「あっ!猫だッ!」
さやか「黒猫ッ!!だけどこいつぁもう遅いよ……車にはねられて随分経ってる」
ほむら「可哀相だけど、これがこの子の運命――ッ!」
ほむら(しまった、この子を助けるためにまどかが契約する可能性がッ!!それはまずい……ディモールトまずいわ)
まどか「パウッ!」ドスッ
ほむら「えっ?」
黒猫「……ニャー」
さやか「黒猫が復活したッ!流石まどかッ!!」
まどか「ばいばーい」
ほむら「……え?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:20:41.46 ID:2jSfTUoT0
まどか「じゃあ学校いこっか!早くしないと遅刻になっちゃう」
ほむら「いや、あの」
さやか「ゲェーッ!もうこんな時間!!走るよッ!」
仁美「遅刻したら早乙女先生に一体どんな罰を与えられるか……」
ほむら「ちょ、ちょっと待って!今何かとんでもないことが起こったような気がするの」
まどか「ほむらちゃん急いで!」
ほむら「耳ッ!なぜ誰も傾けようとしないのッ!!」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:26:32.91 ID:2jSfTUoT0
教室
ほむら(結局何も聞けなかった……でもまどかが猫を指で突いたら(?)突然猫が復活した)
ほむら(この世界のまどか、何かおかしい気がする……)
早乙女「暁美さん」
ほむら「ッ!」ビクッ
早乙女「なぜ急に構えたのか分かりませんけど、この問題の答えは?」
ほむら「あぁ、そういう……サンライトです」
早乙女「正解ッ!」
ほむら(この教室も中沢君が死んだ割には経った一日で平然としてるわね)
ほむら(それが不気味…ッ!何かこう、得体の知れない何かがこの世界には満ちている……そんな気がするわ)
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:32:54.89 ID:2jSfTUoT0
昼休み
ほむら「まどか」ズイイッ
まどか「な、何かな?」ジリッ
ほむら「朝の猫、一体どうして復活したの?理由を聞きたいの」
まどか「うーん、企業秘密なんだけどなぁ〜」
ほむら「いいから答えて……場合によっては強硬手段を取らざるを得ない」
さやか「ほむら落ち着けってば」
まどか「ここだけの話にしてくれる?」
ほむら「……約束するわ」
まどか「あれはね、『波紋』のエネルギーなの」
ほむら「は、もん…?」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:40:04.32 ID:2jSfTUoT0
まどか「東洋人は『仙道』とも呼んでるよ」
ほむら「私達は東洋人じゃないの?」
まどか「簡単に説明するとね、『呼吸』には『血液』が関わってるでしょ?『血液』は『酸素』を肺から運ぶもんね」
まどか「それに『血液』中の『酸素』は『体細胞』に関わってるよね?『体細胞』はイコール『肉体』!」
まどか「特別な呼吸法が肉体に波紋を起こしてエネルギーを作るの……その波紋エネルギーが猫に伝わって体を復活させたんだよ」
まどか「ドゥーユーアンダースターンンドゥ?」
ほむら「えぇ」
ほむら「全く意味が分からないわ」
仁美「確かに言葉だけで理解できた方はいませんわね」
さやか「そうだね、『言葉』だけ、ならね……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「――ッ!?」ゾクッ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:43:25.58 ID:t2hd9EQI0
話は3部が好きだけど
設定はスタンドより波紋のが好きだな
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:46:53.97 ID:2jSfTUoT0
まどか「スー ハー スー ハー」
クゥゥゥォォォ
コォォォオオオ
ほむら「なっ、何が始まってるというのッ!」
まどか「ルオオオオオオオオ!!!」
ほむら「ちょっ――」
メメタァ
さやか「ごへぁっ」ゴァァァ
ドガッシャーーン
\なんだなんだ、美樹が突然吹っ飛んだぞ/ \パンツー丸見えだわ/
仁美「このようにほむらさんを殴っても後ろにいたさやかさんが吹っ飛んで行きましたわ」
ほむら「えっ?何?なんなの?」
仁美「何より凄いのはほむらさんは無事なのに対し、直接殴られたわけじゃないさやかさんがあんなにも吹っ飛ばされたということッ!!」
ほむら「えっ、えっ」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:50:01.69 ID:VD+RtKfN0
Hなパンツ丸出しサヤカチャーン!
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:52:40.05 ID:t2hd9EQI0
さやかが殴られた意味がわからん
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 02:53:24.72 ID:2jSfTUoT0
まどか「これはね、波紋エネルギーがほむらちゃんの体を伝ってさやかちゃんに届いたからなんだよ」
ほむら「波紋ってそんなに凄いの!?」
まどか「いろんなことができるんだよ?っていっても、私はどういう訳か生まれながらにして特別な呼吸ができてるだけで修行と化したことないんだけどね」ティヒヒ
ほむら「修行がいるのね……」
さやか「うぅっ、おかしい……あの流れは絶対にほむらが吹っ飛ぶ流れだったはずなのに」フラッ
まどか「ごめんねさやかちゃん、ついうっかり」
ほむら「そうよね、うっかりは誰にでもあることだわ」
仁美「うっかりなら仕方ないですわね」
さやか「うぅー不公平だぁ!あんまりだぁぁーー!!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:00:18.48 ID:2jSfTUoT0
ほむら「それで、この波紋とか仙道ってどういう時に使うの?」
まどか「……さあ?痛み止めくらいかな?波紋の呼吸してると痛みが和らぐから」
さやか「それが一番便利だよね」
仁美「関節外しても痛みを和らげられるそうですわ」
ほむら(魔法少女でもその気にならないと出来ないことを糸も簡単に……)
まどか「ママはいつかのためにちゃんと修業した方がいいっていうんだけど、別に今のままでも困らないかなあって」
ほむら「まあ、今のままでも十分凄いからいいんじゃないかしら」
さやか「おっ、今日のお弁当はサンドイッチだね!」
まどか「ペッパーをかけて食べるのが好きなんだぁ……」パラパラ
まどか「ハクチュン!」
ほむら(……まあ、このまどかなら魔法少女の力に憧れて契約、なんてことはなさそうね)
ほむら(やっぱり今回の世界はツいてるのかもしれないわね)
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:12:37.24 ID:2jSfTUoT0
放課後
マミ「佐倉杏子さんよ」
杏子「あんたか、新人魔法少女ってのは」
ほむら「新人じゃないわ、最近こっちに来たって言うだけよ」
杏子「どっちでもいいけどさ……マミの頼みで仕方なくやってやるんだ、グリーフシードバッチリ貰うからな」
ほむら「どうやって仲間になって貰ったの?」
マミ「グリーフシード分けてあげるからって……」
ほむら「そんなあっさり……」
杏子「こんな弱っちそうな奴と組むのかよ?本当に大丈夫なんだろうな?」
ほむら「何とも言えないわね」
杏子「チッ……まあいいさ、さっさとその強え三人組の魔女ってのを見つけてグリーフシードいただこうよ」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:20:38.29 ID:2jSfTUoT0
ウロ…ウロ…
マミ「反応があったわ」
ほむら「この近くにあいつらが」
杏子「だがちょっと待て!あたし気付いちまったんだけどさ、魔女の反応は二つあるッ!」
ほむら「三人組は同じ反応をしている……つまりッ!魔女が四匹いることになるわね!」
マミ「それもどうやら、同じ結界の中にね」
ドドドドドドドドドド
杏子「へっ、おもしれえ!中に入ってどんな魔女か確かめてやるッ!」ギュオォー
ほむら「気を付けてッ!奴らは既にッ!!私達の行動を掴んでいるわ!!」
杏子「なにッ!」
使い魔「URREEYYYYYY!!!!」
マミ「蹴散らしてあげるわ!」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:23:31.25 ID:VD+RtKfN0
この使い魔時止使ってくるじゃないですかーヤダー!
マミさん逃げて!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:29:01.44 ID:2jSfTUoT0
ドドバババババジャキーンガガガガドッゴァァーン
ほむら「待ってッ!何か変だわ……」
杏子「この使い魔ども、斬っても斬っても復活しやがる…!」
マミ「でも復活しない奴もいるわ!」
ほむら「……そうか、頭よ!頭を狙うのよ!」
杏子「どこだよ!」ザシュッ
マミ「こんなところで魔力を使う訳にはいかないわ……ここは魔女を先に倒しましょう!」
杏子「賛成だな…キリがないのは嫌いだッ!!」
ほむら「急ぎましょう」
ほむら(ホムウ達は一体どこに……結界の持ち主の魔女と潰しあってくれていたら助かるのだけれど)
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:35:30.38 ID:2jSfTUoT0
杏子「いたぞッ!」
マミ「カーズコ達も一緒だわ!」
ほむら「魔女と戦闘しているわね」
魔女「このゲルトルートォ容赦せん!」
エシヅキ「この石仮面を魔女の顔面に叩きつけてッ!そのまま一気に殴りぬけるッ!!」ドギャァァァ
魔女「GYAAAAAAAAAAAAA」
ホムウ「使い魔どもの血を垂らせば」
ヒュッ ビスッビスッ
魔女「KUUWWWAAAAAAAAAA」
カーズコ「できたッ!吸血魔女の完成だわッ!!」
ほむら「吸血魔女ですって?」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:42:12.13 ID:2jSfTUoT0
ホムウ「ぬぅ、来たか暁美ほむら」
マミ「吸血魔女とは何者なの!」
カーズコ「ふん、答える必要はないわ」
杏子「んなことぁどうでもいい!狩らせてもらうッ!!」ダッ
ほむら「駄目よ杏子!迂闊に近づいたら!!」
ホムウ「フッ」スッ
杏子「!ヤバい!!こいつぁヤバい!危険な匂いがプンプンするぞ!!!」
ホムウ「闘技!ホム砂嵐!」
ズァァァァ
杏子「ぐ、ぐあああああああああ」
ほむら「杏子おおーーー!!!」
カーズコ「急所を逃れたわね…悪運の強い奴」
杏子「くそっ、掠っただけでこの威力かよ……」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:47:34.75 ID:2jSfTUoT0
魔女「WWWRRYYYYYY」
エシヅキ「この吸血魔女、どうやら人間の血が吸いたいみたいですわ」
ホムウ「魔女といっても所詮石仮面にかかればこの程度ね」
マミ「ハァッ!」ババンバンババン
魔女「KUWWAAAAAA」ピョッ ドゴォッ
マミ「きゃっ!」
ほむら「マミーー!なんて素早いのこいつ……身体能力が今までの魔女とケタ違いだわ」
魔女「UURREEEYYYYYYY」ズォォォ
ほむら(しまった、防御が間に合わな――)
やべえ、クッソ面白い
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:51:50.51 ID:0D1NAacD0
支援
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 03:53:14.48 ID:2jSfTUoT0
バチィィィ
魔女「ANGYAAAAAAAA」シューシュー
ほむら「な、何…?」
ホムウ「ぬぅ、今何が起こったの?」
カーズコ「暁美ほむらが魔女に触れた途端、火花の様な物がほとばしり吸血魔女の体が溶けだした」
エシヅキ「もしや、『波紋』!?」
ほむら「なんだか分からないけれど、私の手の平から出た物が魔女に効いた……ならもう一発!」ビシィッ
魔女「……」
ほむら「あれ?」
魔女「WRYYYYYY」ゴォォォォ
ほむら「どういうことなのよぉぉーーー!!!」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 04:01:40.06 ID:2jSfTUoT0
エシヅキ「なぁんだ、やはり波紋などではなかったようですわ」
ホムウ「気のせいでしたね」
カーズコ「もういい吸血魔女!さっさとそいつらから生命エネルギーを吸い取ってしまいなさい!」
マミ「そうはさせないわッ!!」パシィィッ
杏子「頭が弱点なんだろォォォーーー!!!!」ズブッシャァーー
カーズコ「巴マミ!佐倉杏子!生きていたのかッ!」
杏子「勝手に殺すなッ!」
マミ「佐倉さんどいて!開けた穴からお見舞いしてあげるわ!!!」
マミ「震えるわよハート!燃え尽きるほどヒート!!」
マミ「山吹き色≪サンライトイエロー≫のティロ・フィナーレ!!」ボシュゥゥーーン
魔女「KUUWAAAAAWAAAAA」シューシュー
ほむら「やった!流石巴マミ!私達が口にしない必殺技の名前も平気で叫ぶ!」
杏子「そこに痺れる憧れるぅ!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 04:02:52.77 ID:0D1NAacD0
支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 04:05:52.38 ID:2jSfTUoT0
カーズコ「チチィ、せっかくの吸血魔女が……まあいいわ、使える手駒はまだ残っているはずだもの」
エシヅキ「次に参りましょうか」
ホムウ「えぇ」
ほむら「待ちなさい」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
マミ「今度こそ逃がさないわよ」
ホムウ「しつこいわ、暁美ほむら」
エシヅキ「ふん、波紋疾走のない魔法少女など恐るるに足りませんわ」
杏子「波紋疾走…?」
マミ「波紋…?」
ホムウ「次の結界で会うときまでに身につけておくことね!」ドギュゥゥーーン
ほむら「ま、また逃げられた……」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 04:06:32.19 ID:2jSfTUoT0
頭回らないから寝る
はい
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 04:35:02.55 ID:nnvM0gJ7O
ねーちゃん!保守って今さッ!
ho
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 06:16:32.63 ID:QFutX0Z70
h
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 06:59:14.98 ID:5aR8XpP00
柱の女と聞いて
保ムウ
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 07:54:14.96 ID:d0EUioEs0
ほとんど読んでないけどキャラの名前だけでわろた
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 08:40:22.36 ID:qm34jYUP0
ほす
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 08:42:59.43 ID:2jSfTUoT0
マミ「結界が……消えた」
杏子「チッ……」ガシィッッ
杏子「どういうことだおい……あいつら本当に魔女なのかッ!明らかにおかしいぞ!他の魔女とはッ!!」
マミ「だからそういったじゃない……でも今回ッ!今回の魔女はさらに不可解ッ!意味不明だったわ」
ほむら「ただの魔女が謎の仮面を被せられると……あいつはもう普通の魔女じゃなかったッ!パワーッ!スピードッ!全てが他の魔女以上ッッ!!!」
杏子「今、分かったよ……こりゃあ確かに放ってはおけねえ……だがしかしだ!あたしは自分の命を危険に晒すのは正直ごめんだ」
マミ「そんな!佐倉さん!」
杏子「……あいつらが言ってた『波紋』!これに何か秘密があると見たねッ!まずは対抗策をはっきり打ち出してからじゃなきゃあ戦うのは無謀すぎる……」
マミ「……ありがとう、一緒に頑張りましょう」
杏子「ケッ!」
ほむら「二人とも」
マミ「なぁに?」
ほむら「実は私……聞いたことあるのよ……」ゴゴゴゴゴゴゴ
杏子「聞いたことあるだと……まさかッ!」
ほむら「私は『波紋』のことについて知っている」ドドドドドドドドドド
ホムムムムムム
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 08:53:25.01 ID:2jSfTUoT0
翌朝
まどか「ラン ランララ ランランラン」
ズズッ
ゴゴゴゴゴゴゴ
まどか「……なんですか?」
マミ「……」
杏子「……」
ほむら「まどか、話があるからついて来てもらえるかしら?」
まどか「ほむらちゃん……先輩と他校の子を連れてきて、一体私にどんな用事があるのかな……」ドゴゴゴゴ
ほむら「聞きたいことがあるだけ……少しあなたのことを話してもらうだけでいいの」
まどか「ふーん……」
マミ「そういえばまだだったわね、自己紹介……巴マミ、よ……よろしくね鹿目さん」
杏子「佐倉杏子だ……あんたには聞きたいことが……いや、聞かなきゃぁならないことがあるんでね!ちょっくら面貸してもらおうか」ゴゴゴゴゴゴゴ
マミ「脅さないの」ペシッ
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 08:59:19.86 ID:xYuF8e+g0
鹿目まどか!きさま!(金曜ロードショーを)見ているなッ!
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:01:14.47 ID:2jSfTUoT0
ほむら「どう?」
まどか「別に、構わないよ……遅刻しなかったら、ね……」
ほむら「ありがとう……」
ほむら(本当は……本当はッ!まどかに会わせたくなかったッ!!まどかに魔法少女に関わらせたくなかったッ!!)
ほむら(しかしエシヅキは口にしていた……『波紋』と!ホムウは口にしていた……『鹿目まどかをまだ救えていない』と!!)
ほむら(あいつらが何かしらのアクションをまどかに起こす可能性……それはゼロではないッ!)
ほむら(あぁぁ、どうして結局こうなるのよぉーー!!)
マミ「この辺でいいかしら……さあ、話してもらいましょうか」
杏子「『波紋』について、な」ドドドドドドドド
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「な、何かしら?」
まどか「私言ったよね…?『ここだけの話にして』って……確かに言ったよね……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「うぅっ!ま、まどか違うの!これには訳が……!あ、あぁぁ!そ、そんな目で見ないでッ!!」
まどか「約束……破ったんだね」
コォォオオォオォ
93 :
忍法帖【Lv=14,xxxPT】 :2012/05/12(土) 09:07:09.92 ID:RGLCnsw9i
>>42 今さらだけどこのお茶がマミ茶ならいいなーと思う
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:10:49.04 ID:2jSfTUoT0
ほむら「ひっ!な、何を……するつもりなの……」
まどか「丁度いいんじゃないかな……百聞は一見にしかずっていう昔の言葉もあるくらいだもんね」
コォォォオオォ
ザワッ ゾザザザザザザ
マミ「何…?鹿目さんの足元の草が……」
杏子「奇妙な模様を描いてるだとぉ!?いや、こいつぁまさかッ!この『模様』はッ!!」
まどか「これが、『波紋』だよ」
まどか「震えるよハート!燃え尽きるほどヒート!刻むよ魂のビートッ!!」
ブワアアアア
ほむら「あぁぁああっ!体が勝手にぃぃぃーーー!!動き出すぅぅ!!」グイイィィン
ズズズゾォォォォ
杏子「な、何ィィィ!あのクールを装っていたほむらが!!あのほむらがムーンウォークをノリノリでやっているだとぉぉ!?」」
マミ「可愛い」
ほむら「ひぇえぇ恥ずかしいぃぃいぃぃ」
まどか「もう……約束破った罰だもん!」
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:15:55.05 ID:gNXaCcsEi
可愛い
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:17:43.38 ID:2jSfTUoT0
マミ「一体暁美さんに何をしたの?」
まどか「波紋エネルギーを体に流してちょっと筋肉の動きを操ってみたんです」
杏子「そんなことできるのか!?」
まどか「これは波紋のちょっとした応用だけどね……それで波紋の何が知りたいのかな…?」ドドドドドド
杏子「うぅ……なんだこいつ……さっきまでの呑気で和やかな雰囲気が全くない!とてつもない『凄み』を放っている!!」
マミ「波紋のこと、一から教えてほしいの」
まどか「ふーん……それは別にいいですけど、残念ながら今日はもう無理ですよ」
マミ「な、なぜ!?」
まどか「遅刻、しそうなんですよ……マミさんでしたっけ?あなたも急いだ方がぁいいんじゃないですか?」
マミ「……確かに……いいわ、あとでまた聞きに行くから」
杏子「あたしはお預けかよ……」
まどか「じゃあそういうことでさようなら!」ダッ
ほむら「こ、これどうにかしてからにしてぇぇ〜〜〜!!!」ズズズズゥゥゥ
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:26:39.64 ID:2jSfTUoT0
昼休み―屋上―
まどか「――と、これが波紋です」
マミ「そんなものが存在していたなんてね……」
杏子「だが、それを聞いてますます分からなくなってきた……一体波紋があいつらとどういう関係にあるっていうんだッ!!」
まどか「あいつら?」
マミ「……暁美さん、どうする?私達が言うのもなんだけれど、彼女にも事情を話した方がいいんじゃぁないかしら?」
ほむら「それには……それには及ばないわ」
まどか「ほむらちゃん」ジリィ
ほむら「ッ!」ビクッ
コォォオオオ
ほむら「待って言うからッ!!言うからこんなところでムーンウォークは勘弁してェ!!」
杏子「軽いトラウマになってるじゃねえか……」
ほむら(あぁぁ、私はなんてことを……でも……でも!この世に人前で好き好んでムーンウォークする姿を晒す女子中学生が一体どれだけいるのか考えてみてほしいッ)
ほむら(私の反応は極自然……仕方のないことなのよ)
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:30:57.89 ID:qm34jYUP0
2部は面白いよなあ
奴らはもちろん褌で出歩いてんだよな?
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:35:40.73 ID:2jSfTUoT0
ほむら「――信じて貰えないでしょう」
まどか「波紋なんかより魔法少女の存在の方がびっくりだよね……」
マミ「別に話半分でも構わないわ……むしろそれが普通ッ、極当たり前の反応だと思うわ」
まどか「でも、ほむらちゃんがあんなに真剣に話してくれたから……ほむらちゃんの気持ちがッ!『言葉』じゃなく『心』で理解できました!!」
ほむら「……ありがとうまどか。でもこれ以上あなたは関わってはいけないわ……危険すぎるもの」
QB「それはどうかな」ゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「ッ!QBェ!!」
まどか「わっ!何その変な生き物!?」
QB「あぁ、実はね――」
ほむら「フン!」
ボギャァァァ
キュウべぇーーッ
まどか「何をやってるのほむらちゃん!?」
ほむら「またまたついうっかり」
QB「なっ、なんてやつだッ!!こいつぅ、まるで息をするのと同じようにボクに毎度蹴りを入れるッ!!」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:43:49.61 ID:2jSfTUoT0
ほむら「何をしに来たのかしら……場合によっては私の別に丸太の様には太くない足があなたの顔を潰すわよ」
マミ「綺麗な足してるわよね?」
まどか「そうですね」
ほむら「……」
QB「いやいやいや、魔法少女の存在をばらしたのは間違いなく君達だ……そうすると、ボクが出てこないわけにはいかないよね?」ゴゴゴゴゴ
ほむら「言ってる意味が分からないわ」
マミ「もしかして、鹿目さんを勧誘にでも来たのかしら…?」
QB「そんなことはぁ断じてないよ。ボクは呼ばれたらいつでも来れるということを示しただけさ……鹿目まどか、君が契約したくなったらいつでも僕を呼ぶといいよ」
ほむら「失せなさい……」
QB「じゃあ、『一応』教えておいただけだからね……」スタスタ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:52:45.81 ID:2jSfTUoT0
まどか「なんだったんだろう今の……」
マミ「QBのことは一旦忘れて置いて……叶えたい願いもないのに、憧れるようなものでもないわ」
ほむら「とにかく、今日は波紋のことについて話してくれてありがとう」
杏子「あぁ、参考にはさせてもらうよ」
まどか「もう、二人も内緒なの忘れないでくださいね?」
マミ「肝に銘じておくわ……ムーンウォークはイヤだもの」フフフッ
杏子「だな」ニヤリ
ほむら「もうそれはいいでしょぅ!」
キンコンカンコーーン
まどか「ッ!!予鈴ッ!次の授業は英語じゃないのぉ!!遅刻厳禁ッ!」ダッ
杏子「じゃああたしもお暇しようかなっと」
ほむら「今さらだけど何ナチュラルに侵入してるのよ……」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 09:56:13.54 ID:BC9thDbWO
面白い
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:08:08.76 ID:2jSfTUoT0
放課後
ほむら(まどかに魔法少女の存在が知られてしまった……しかし、契約はとりあえず阻止できそうね)
ほむら(それにしても、波紋の話を改めて聞いてもやっぱりあいつらにどういう関係があるのか分からないわ……)
ほむら(とりあえず様子を見て判断しないと)
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「何まどか?」
まどか「話聞いてなかったでしょ……」
ほむら「ご、ごめんなさい」
まどか「だから、魔法少女見学に行ってもいい?」
ほむら「えぇ、どう……え?」
まどか「やったぁー!ありがとう!!」
ほむら「あれ待って……一体いつからそんな話してたかしら」
まどか「最初から」
ほむら(おかしい……全然記憶がない……まるで過程を吹っ飛ばされて結果だけ残されたような……)
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:16:53.97 ID:2jSfTUoT0
ほむら「危険だって言ったでしょう!駄目よ!」
まどか「でも波紋が何か役に立つんだよね?だったら、私にも手伝わせてほしいなぁって」
ほむら「うっ!……でも危険だわ」
まどか「……」コォォオオオ
ほむら「分かった!分かったから!巴マミに聞いてみるから!」ピッピッ
まどか「ぶぅー」
ほむら(お願い断ってよ……)
マミ『え?鹿目さんの魔法少女見学?あんまりお勧めはできないけれど……』
ほむら「よね!?そう思うわよね!?ね!?」
マミ『今日はまだあの三人の魔女の反応がないから多少安全だと思うわ。それでよかったら』
ほむら(この人って人は……)
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:17:52.02 ID:GLZ39i9C0
マミさんのデカパイ揉みたい
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:18:41.89 ID:M9OXPbpdO
落とすなよ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:21:09.82 ID:HYTQc0VPO
ワムウはジョジョで一番良いキャラ
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:27:04.05 ID:2jSfTUoT0
結界
まどか「杏子ちゃんはいないんですか?」
マミ「あの子はちょっと探し物があるからって今日はお休みよ」
ほむら(この結界、いつも巴マミがやられている魔女の……用心ッ!せずにはいられないッ!)
まどか「うわぁ変な生き物がいっぱい……」
使い魔「WWWRRRRYYYYYYYY!!!!」
ほむら「ここは任せて」バババババババ
マミ「ハァッ!」ババンバンババン
まどか「うわぁすごぉーい……」
使い魔「KUWAAAAAAAAAAA」
ほむら「させない!」
まどか「ルオオオオオオオ!!!」パウッ
使い魔「GIIYYYAAAAAA」シューシュー
ほむら「……あれ?」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:37:05.81 ID:2jSfTUoT0
まどか「あっ、波紋って効くんだ」
ほむら「……えっ、効くの?」
まどか「これなら私でもちょっと戦えるかも」パウッ
使い魔「ANGYAAAAAA」シューシュー
ほむら「普通に戦ってる……しかも結構強い……!?」
まどか「私でもなんとかなるかも」ドゴォッ
ほむら「何このまどか怖い……」
ほむら(それにしてもよく見ると、使い魔がやられた時の反応って昨日私が魔女に触れた時のに似てるわね……)
マミ「暁美さん気を引き締めて!魔女がいるわよ!」
ほむら「え、えぇ」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:41:00.60 ID:G5VzAT1R0
┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛┣゛
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:51:36.81 ID:2jSfTUoT0
ドドドドドドドドドド
魔女「……」
まどか「ちっちゃくて大人しそうな魔女だね」
ほむら「油断しないで……あの小さな体にとんでもない物を仕込んでいるッ!そういう『凄み』を放っているッ!!」
マミ「私から行かせてもらうわ!」ダッ
ほむら「いけないマミ!やつはまだ得体の知れない何かを隠しているッ!!」
マミ「必殺ゥ〜〜〜〜!!ティロ・フィナーレェェ!!!」ボシュゥゥーーン
魔女「KHAAAAAAAAAAAAAAA!!!!」
ズモモォォォオオォ
マミ「ハッ……!?」
ほむら「マミィィィーーーー!!!」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 10:57:27.99 ID:BC9thDbWO
うぎゃー
シーザーさんこっちです
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:05:42.12 ID:2jSfTUoT0
まどか「コオオオァァァァァアァア」ギュオオォォ
魔女「WRREEYYYYYYYYY!!!」ギュォォン
ほむら「なっ、何ですってェェ!?魔女が突然こっちに向かってきたッ!?」
まどか「生命磁器の波紋!周りのお菓子を集めて魔女の気をこっちに向けたよッ!!」
魔女「KUUAAAAAAAA」
ほむら「いえナイスよ……ヴェエェェリィィイイナイスまどか!くらいなさい!」
ほむら「必殺ゥ〜〜〜!!!ただのランチャーーー!!!」
ドゴゴゴォォーーン
魔女「ANGYAAAAAAAAA」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:07:21.51 ID:X58FRAr5O
ジョジョスレかと思って開いたら
本当にジョジョスレだった
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:08:39.01 ID:jawgPXIji
しかも三部じゃないっていう
貴重だな
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:13:38.33 ID:2jSfTUoT0
まどか「やったぁー!ほむらちゃん凄い!!」
ほむら「ふぅ……まさか波紋にそんな使い方があるなんてね」
まどか「お菓子って生命なのかは置いといてうまくいってよかったぁ」
ほむら「……まあ、まどかの波紋が凄かったってことね」
まどか「全然修行してないんだけどね」
マミ「ありがとう……ちょっと油断してたわ……こんなんじゃ『柱の写真の女』には勝てないわね……」
ほむら「……なにそれ?」
マミ「何って、あの三人の魔女じゃぁ言いにくいでしょ?」
ほむら「どっちもどっちじゃないのよぉ!」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:22:10.63 ID:2jSfTUoT0
まどか「『柱の写真の女』ってなんですか?」
ほむら「うっ……昼はあえて言わなかったのにッ!」
マミ「ご、ごめんなさい……ついうっかり」
まどか「うっかりなら仕方ないですよね」
ほむら「あぁもぅ!うっかりだものね!仕方ないわよねッ!そして私はムーンウォーク回避のために言わなければならないのよねッ!!」
まどか「流石ほむらちゃんだね」
ほむら「『柱の写真の女』っていうのは――」
「私 の こ と よ !」
マミ「この声は……!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ホムウ「久しぶりね暁美ほむら、巴マミ……そして鹿目まどかッ!!」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:36:12.62 ID:2jSfTUoT0
ほむら「ホムウッ!」
マミ「しまったぁぁ!!こっちの魔女ばかり気にして気が付かなかったわ…!」
まどか「あれが『柱の写真の女』……の、ほむらちゃん…?」
ホムウ「結局巻き込んだという訳ね、鹿目まどかを……」
マミ「ノコノコ一人で現れるなんて……自信があるのかしら?それとも……ただのお馬鹿さぁんなのかしらぁぁ!!!」
ホムウ「そして波紋の存在を知ったわねェ〜〜〜!!!」
ほむら「だったらなんだというのッ!」
ホムウ「フッ……私達と戦う資格を手にしたということよ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
ほむら「資格ですって…?」
まどか(こっちを見てる…?)ゾゾォッ
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:41:37.48 ID:xYuF8e+g0
知るだけでいいのか
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:45:16.76 ID:0D1NAacD0
面白い
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:47:24.10 ID:5OKnnrkPO
ほむむぅ…
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:52:36.91 ID:2jSfTUoT0
ホムウ「フフッ……そうッ!鹿目まどかは波紋の一族!波紋の一族こそ我らが宿敵ッ!!」
まどか「ッ!どうしてそれを…?」
ホムウ「私達は、鹿目まどか……あなたをこの世から始末させてもらうわ」
ほむら「な、なんですってぇぇ〜〜〜!?!?」
マミ「鹿目さんを…!?」
ホムウ「そしてあなたを葬った後で、私達はエイジャの赤石を見つけ出し全てを克服するッ!!」
ホムウ「だがしかし暁美ほむらッ!あなたが鹿目まどかを救えていないというのなら好都合……放っておけば済む話……」
ホムウ「私達はもう少し成り行きを見守らせてもらうとするわ……ここに来た目的は既に果たされているッ!」
ほむら「目的…?」
魔女「WWRREEEYYYYYYYYYY!!!」
マミ「な、何ィィ!!魔女がまだ生きているですってぇぇ!?」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 11:56:07.02 ID:lMggqWAf0
ほむ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:10:03.52 ID:2jSfTUoT0
ホムウ「愚かねッ!私は初めから魔女の中身の方に石仮面を被せていたのよッ!!」
ホムウ「私達の忠実な部下にするためにね……」ゴゴゴゴゴゴゴ
マミ「部下ですって!?」
ホムウ「暁美ほむらッ!私はあなたのことをえらく気に入っているの……どうしても私と戦いたいといのならッ!あえて戦いたいというのならばッ!波紋の戦い方を知るがいい!!」
ほむら「なっ……どうしてそんなことを私に言うの!?」
ホムウ「フッ、気に入っていると言った……ここで鹿目まどかを潰してもつまらんと判断したまで……」
ホムウ「カーズコ様は許されないだろうが、ここで出会ったことは黙っておいてあげるわ……」
ホムウ「鹿目まどかッ!」ビシィッ
まどか「……」
ホムウ「あなたなら私達が何者か知っているはずッ!あなたにも私は期待しているのよ……せいぜい楽しませて頂戴」
ホムウ「帰るわよッ!」
魔女「WWRREEEYYYYYYYYYY」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:18:08.07 ID:2jSfTUoT0
マミ「なんなのあの魔女……」
ほむら「まどかを殺す……でも戦ってから潰したいですって……滅茶苦茶だわ」
マミ「鹿目さん、何か知っているの?」
まどか「……」ドドドドドドドドド
ほむら「波紋の一族って一体何なのか……詳しく聞かせてもらえるかしら」ファサァァッ
まどか「……分かったよ……私が知っていることだけなら話すから……」
まどか「でも明日まで待って……明日、必ず話すから」
マミ「いいわ、鹿目さんの準備ができてからで構わないわよ」
ほむら「どうせなら杏子にも教えておきたいものね」
まどか「ありがとう……」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:21:24.38 ID:2jSfTUoT0
飯ッ!食わずにはいられないッ!
展開が思いつかないなどと……嘘を言うなぁぁーーー!
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:24:48.33 ID:rIcDXJ6m0
(ピクピクッ)
ハッタリをかますなよ…
>>1とやら…
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:26:54.71 ID:5aR8XpP00
ワムウのかぶってる布いいよね首周りの日焼けも防げるし
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:29:13.47 ID:BfFr610P0
保守!せずにはいられないッ!
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 12:35:02.20 ID:RRQJAhQ3O
30分メシを食ってッ30分吐き続けろッッッッ
サヤタナがやられたか…
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:05:38.86 ID:5OKnnrkPO
マルタイ棒ラーメンは旨いよぉ〜
ごまとねぎと紅しょうがトッピングして食べたよ
チャーシューは作れない…
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:19:37.63 ID:M759ksdk0
ほ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:19:52.07 ID:2jSfTUoT0
翌日―まどかの家―
まどか「いらっしゃい……ゆっくり、していってね」コトッ
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
杏子「おい、ここ本当にのほほんとしたこいつの家かよ……」
マミ「家全体が恐ろしいわ……家を恐ろしいと感じさせる何かが!この家には眠っているというのかしら……」ゴクリ
ほむら「何者なのかしら、波紋の一族……」
まどか「じゃあまず何から説明すればいいかな?」
マミ「まずは波紋の一族……鹿目さん、あなたは何者なの?」
まどか「私達は先祖代々波紋の呼吸法を身につけて、『石仮面』と戦ってきました」
杏子「石仮面?」
ほむら「魔女をパワーアップさせたアレのことね」
まどか「あの石仮面は血を塗ると骨針が飛び出て脳に直接作用して、未知の力を引き出す道具……石仮面をかぶったら吸血鬼となってしまうの」
ほむら「未知の力……」
杏子「あいつらに脳味噌があったことが驚きだ」
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:32:37.05 ID:5OKnnrkPO
ほむ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:34:34.76 ID:2jSfTUoT0
まどか「そういう吸血鬼に対して身につけたのが波紋のエネルギー……波紋とはッ!太陽のほとばしりッ!波紋のエネルギーの波は太陽のそれと同じッ!!」
まどか「石仮面のエネルギーが裏なら波紋は表!!」
マミ「波紋のエネルギー……」
杏子「おい待て!今まで生きてきて石仮面だの波紋だの聞いたことなかったぞ!」
まどか「それはね、本当はもう石仮面は何年も前に消滅しちゃったからなの……それでも私達は万が一に備えて波紋の呼吸法だけはずっと伝えてきたの」
ほむら「なら、どうして石仮面が奴らの手に…?」
まどか「それは分からない……でも、あの魔女たちが再び現れることは分かってたの」
マミ「何ですって…?」
まどか「私のパパのパパ……つまり私のおじいちゃん、老師トモペティの予言があった」
まどか「近い将来、一人暮らしの女性の柱から……少女が自身の体を気にして牛乳を飲んでいる時!飾られた写真から波紋の一族を滅ぼすため!四人の女たちが降り立つであろう!!」
ほむら「それ本当なの!?」ガタッ
マミ「自身の体を気にして…?」
杏子「身長か?」
ほむら「う、うるさいわね……」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:42:14.80 ID:M759ksdk0
ピンポイント過ぎるw
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:46:12.99 ID:2jSfTUoT0
まどか「その予言があったからママは修業しなさいって言ってたんだけど、私はあんまり信じてなかったから……」
ほむら「でもおかしいわ、その予言」
マミ「柱の写真の女って三人しかいないわよ?四人目っていうのは誰かしら?」
ほむら「ハッ!ま、まさか……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
杏子「な、なんだよ?その写真ってのになんかあんのか?」
まどか「ほむらちゃん……ひょっとしてその写真、家に置いてきたりしてないよね…?」ドドドドドドド
ほむら「――ッ!本当にそう思うのまどか…!?」
まどか「老師トモペティの予言は外れないよ……もし今ほむらちゃんが写真を家にッ!本当に家に置いて来ているのならッ!!」ズァァァ
まどか「四人目の柱の写真の女が復活しているはずだよ……」ドドドドドド
マミ「どうなの暁美さん!?あの盾の中に写真を入れてるんじゃないの!?」グァァ
ほむら「写真は……家に、置きっぱなしよ……」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
杏子「ということはやっぱり……出てるのか、四人目がッ…!」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:52:50.72 ID:zlDK/dB60
ほむが貧乳なのはそんな理由があったのかwww
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:54:47.57 ID:2jSfTUoT0
―ほむらの家―
ボチュゥッ
ゴゴゴゴゴ ゴゴゴ ゴ ゴゴゴ ゴ
ズォォォ
ズルゥッ ズテテーン
???「グプ……プッ……」
???「クンカクンカ……」ヒクヒク
???「……あ…けみ……ホムラ……」キョロキョロ
???「わるぷ……る…ギス……」
ほむら「遅かったッ!!四人目の美樹さやかは既にッ!!写真から復活した後だったッッ!!」
???「……暁美……ほむら……」
まどか「さやかちゃん!……の、偽物!?」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 13:56:48.70 ID:3q0YOR670
今追いついた、紅茶淹れる時のジョボボボで吹いた
HBの鉛筆をベキッ!とへし折る事と同じように当然のようにジョジョネタを仕込んでくるなこの
>>1
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:04:16.62 ID:2jSfTUoT0
マミ「この子、鹿目さんと暁美さんの知り合いなの…?」
ほむら「一応……」
まどか「でもさやかちゃんじゃないんだよね……名前あるのかな?」
ほむら「多分ね……でも、なんというか他の三人に比べて……」
???「見たこともない!なんだ……この…部屋は……」
杏子「頭悪そうだな」
まどか「そんなことないよ!……多分」
ほむら(私は言ってないわ)
マミ「それじゃあ私が名付け親≪ゴッドファーザー≫になってあげるわ……何か特徴はない?」
ほむら「えぇーっと……刀っぽいのが似合いそう、とか」
マミ「そうねぇ、じゃあ『刀を使う美樹さやかさん』という意味の『サヤタナ』というのはどうかしら?」
ほむら「そのまんまじゃないのよぉぉ!!少しは捻りなさいよ!捻って捻って捻りなさいよぉ!」
杏子「お前が刀が〜とか言ったからだろうよ」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:05:06.72 ID:rIcDXJ6m0
だれがカタワになってしまうんだ…
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:08:43.87 ID:5OKnnrkPO
ほ…もふふ……
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:15:58.95 ID:2jSfTUoT0
サヤタナ「鹿目まどか……波紋の…一族……!!」
ほむら「やはりまどかを狙うのね…!」
サヤタナ「まどかッ!お前をッ!!この手で始末する!!!」
杏子「なるほど、目的がはっきりしてやがるな」
マミ「それにしてもさっきより言葉が流暢になってるわ……ひょっとして逆にッ!逆にものすごく頭がいいんじゃぁないかしらッ!?」
まどか「サヤタナちゃん……」
サヤタナ「UOOOOHHHHHHHHHHHHH!!!!」ズァァァ
杏子「来るぞ!」
ほむら「家で暴れられるのは癪だけど、この際仕方ないわね」
ドモン
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:17:55.83 ID:0D3Zdy1A0
>ひょっとして逆にッ!逆にものすごく頭がいいんじゃぁないかしらッ!?
つまりさやかちゃんは馬鹿だと
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:24:59.82 ID:2jSfTUoT0
杏子「オラオラオラオラオラオラーーー!!!!」ズババババババァン
ほむら「ボラボラボラボラボラボラボラ」ドガガガガガガガガガガ
ほむら「ボラーレ・ヴィーア(飛んで行きな)!!」
サヤタナ「フゥ〜……」ゴゴゴゴゴゴゴ
杏子「なっ!何ィィィ!?!?全く効いてないだとォォォ!?」
ほむら「頭を狙ったのに駄目だというのッ!?」
まどか「波紋のエネルギーは太陽のエネルギー!多分サヤタナちゃんの弱点は太陽の光ッ!!」
マミ「もうすぐ日が沈んでしまうわよ…!でも外に引きずり出せば私達の勝ちってことね!」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:35:03.80 ID:2jSfTUoT0
マミ「レガーレ・ヴァスタリアァァァ!!!!」
シュルルルン
ギュァァァアン
サヤタナ「ぬう!これは!!」
マミ「リボンで縛り上げてやったわ!このまま外まで引きずり出してあげるッ!!」ズリッズリッ
ほむら「グーよグー!ディモールトグーよ巴マミ!暴れずに済ませてしまえばこっちのものよ!」
サヤタナ「……フンッ!」
ブチィィィ
マミ「何ですってェェェ!?私のリボンをあっさりと引きちぎったですって!?」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:41:20.29 ID:fqVdH33/0
うぬぅ
ようやくサンタナ登場か
すでに誰がショゼフで誰がリサリサで誰がスピードワゴンか分からなくなってきた。
俺も三部以後より二部のが好きだから期待してるよ
つっても細部は完全に忘れてるけど。
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:45:59.97 ID:2jSfTUoT0
杏子「この野郎ッ!」
サヤタナ「無駄ァ!」ガシィィン
杏子「受け止められたァ!?」
サヤタナ「AGGAAAAAAAA!!!!!」ブォン
杏子「速いッ!」ヒュッ
ズパパパパ
杏子「う、うわああああああ!!!」グォオオォォォン
バッシーッ
杏子(ううっ!二階から三階に飛び降りたみたいに強烈!掠っただけでこの威力だとォ!!)
まどか「杏子ちゃん!サヤタナちゃんごめんッ!波紋をぶん流してあげるッ!!」ゴッ
ガッパァァ
サヤタナ「……なんなのその攻撃はさぁ……」
まどか「効いてない…!?」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:54:30.13 ID:2jSfTUoT0
マミ「きゃぁっ!」
ほむら「うぐぅ!こ、これは波紋が…!波紋が流れ込んでいる…!?
サヤタナ「飲み込んであげるぅ」グニュォン
まどか「まずいッ!は、波紋の呼吸をッ!!」コォォォ
サヤタナ「ムッ!?」
まどか「セ〜〜フ……」
マミ「どういうことなの鹿目さん!波紋の呼吸を使えば倒せるんじゃなかったの!?」
まどか「レインコートの表面を雨滴が流れるようにッ!波紋がサヤタナちゃんの体を通って地面から皆に流れているんです!」
マミ「そんなぁッ!それじゃあ一体どうやって倒すっていうのよぉ!すでに太陽は沈みかけているッ!!」
ほむら「絶体絶命…!」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:56:04.73 ID:2jSfTUoT0
用事が出来たなどと……嘘を言うなぁぁーーー!!!
夜までには帰る
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 14:59:19.84 ID:OerK0+lJ0
保守
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 15:01:06.01 ID:+WlqpKC20
こんなに面白いのに……
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 15:04:20.42 ID:x5BYqR0P0
保守
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 15:25:35.19 ID:r0i1XuHOO
俺は保守するぞジョォジョオオォォォォ!!!
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 15:36:05.76 ID:QFutX0Z70
ほ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 15:39:26.89 ID:QGKaOWSV0
『二階から三階に飛び降りたみたいに強烈』ってどういうことだwww
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 15:53:19.41 ID:QFutX0Z70
ふ
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 16:05:36.31 ID:+WlqpKC20
ろ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 16:20:11.41 ID:+WlqpKC20
あ
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 16:24:27.18 ID:a0WKdGmd0
すげぇ、絵がくっきり浮かぶ
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 16:39:57.48 ID:NSZqVkBU0
ほむ
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 16:52:03.31 ID:qm34jYUP0
やべえ 2部読みたくなってきたじゃないか・・・
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:05:28.60 ID:QFutX0Z70
ほ
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:19:11.03 ID:x5BYqR0P0
保守
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:28:58.67 ID:QFutX0Z70
ほ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:39:59.70 ID:2jSfTUoT0
シャルロッテ「これが俺の本体のハンサム顔だ」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:40:56.63 ID:QGKaOWSV0
!
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:45:17.33 ID:2jSfTUoT0
サヤタナ「鹿目まどか…これが波紋か……人間は問題なく吸収できると思っていたのに……この世界の人間はみんな波紋が使えるのか」
ドガッ
グニョオォォォ
ほむら「うわああああああああーっ」
まどか「ほむらちゃん!波紋の呼吸をしてーーッ!!」
ほむら「無理に決まってるじゃないのよぉぉーー!」
サヤタナ「ふむ、やっぱり鹿目まどかだけみたいね……」
ほむら「こ、このぉ…!」コォォォォォ
バチィィ
サヤタナ「むっ!これはまさかっ!」
まどか「やればできるじゃん!」
ほむら「な、何が……」ハァ ハァ
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 17:49:31.91 ID:2jSfTUoT0
杏子「おいマミ!無敵のティロ・フィナーレで何とかしてくれよぉ〜〜!!」
マミ「無茶言わないでよ!魔法少女の攻撃なんて、もはやサヤタナには無意味だわ!」
杏子「だがもう太陽は建物の影にッ!すでに隠れてしまったッッ!どうしようもねーーっ」
マミ「……そうか、そういうことね…!」
マミ「佐倉さん!暁美さん!急いでサヤタナをどうにかして空中に投げるのよぉッ!あとは私が…!」
ほむら「巴マミ……心得たわ!!」
杏子「おいどういう意味だ!」
ほむら「なんとしてもこいつを上にッ!上にさえ向けてしまえばァァッ!!」
まどか「……だったらそれは、軽い方がいいよね」ダッ
ほむら「まどか!?一体何を――!?」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:00:41.91 ID:2jSfTUoT0
スプ スプ
ガバァッ
ズブズブズブ
ほむら「まどかぁぁぁーーっ!!!」
杏子「奇怪!あいつッ!!自分からサヤタナに吸収されに行ったぞッッ!」
サヤタナ「ムムッ、全てを諦めたかッ!」
まどか「全てを諦めた…?ノーノー、それは全然違うよサヤタナちゃぁん……」
まどか「外側に波紋を流しても駄目ならあとは内側しかないよねぇぇ〜〜〜!!!!」
ドシャン
サヤタナ「ガフッ!?」
ほむら「や、やったッ!体を真っ二つにしてやったわ!」
ズズッ ズズズッ
杏子「戻ろうとしたってそうはさせるかよォォォォォ!!!」ザシュッ ブァァァン
マミ「上手いわ佐倉さん!槍で上半身をあっさりと空中に放り投げてくれたわねッ!」
マミ「喰らえ!角度75度のティロ・フィナーレをーーーっ!!!」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:07:21.40 ID:2jSfTUoT0
ギュゥゥーーン
サヤタナ「HUOOHAAAAAAAAAA―――ッ!!」
サヤタナ「この程度の攻撃で私がやられるとでも――ハッ!」
シュー
サヤタナ「UUOAHAAAAAAAAAAA!!!!」
サヤタナ「上空は……上空は未だッ!太陽がああぁぁぁぁぁあぁぁ!!!」ピシッ パキィッ
ほむら「何か落ちてくるわ」
ドッジャ〜〜ン
杏子「石になったサヤタナか……」
マミ「危なかった……上空に打ち上げるのがあと少し!後少しでも遅れていたならッ!こいつを倒すことはできなかったかもしれないッ!!」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:15:34.16 ID:2jSfTUoT0
マミ「下半身もちゃんと石になってるわね……」
杏子「こいつ放っておいて大丈夫なのか?」
まどか「とりあえずうちに持って帰ってみるね」
ほむら「危険よまどか!やめた方がいいわ」
まどか「うーん……じゃあ仁美ちゃんに聞いてみようかな」
ほむら「仁美に?」
まどか「紫外線照射装置とか作ってるかもしれないし」ピッ
ほむら「そんな都合のいい設定があるわけ――」
まどか「あ、仁美ちゃん?紫外線照射装置とか作ってないかな?」
仁美『ありますわよ』
まどか「じゃああとで借りたいんだけどいいかな?」
仁美『勿論ですわ!お友達への協力は惜しみません!!』
まどか「ありがとう仁美ちゃん!またね!」ピッ
ほむら「そうだと思ったわよ」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:24:22.89 ID:lYe3dROG0
くっそwwwww吹いたwwwwww
誰が何のキャラか把握できないが、いいぞもっとやれ
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:24:25.92 ID:r0i1XuHOO
支援支援
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:26:53.00 ID:XGuOh3b10
柱の以外は誰が誰っていう明確な位置づけはないんじゃないか?
おもしろい支援
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:27:19.39 ID:2jSfTUoT0
まどか「それにしてもほむらちゃんひょっとして波紋のセンスあるんじゃないかな?」
ほむら「は、波紋の…?」
まどか「さっきとっさにやってたよね?私から流れた波紋エネルギーが残ってたのが伝わったのかも!」
ほむら「そ、それくらい普通じゃぁないの?」
まどか「そんなことないよ!普通考えられないことだよ!波紋の呼吸法、一緒に練習してみない?」
ほむら「え、えぇっと……そうね、やらせてもらうわ」
まどか「やったね!私も本格的に修行してみようかなって思ってたから、一緒に頑張ろう!」
ほむら「分かったわ。どうやら波紋がないと柱の写真の女達には勝てないみたいだもの……どの道選択しなんてないのよッ!」
マミ「あのぉ、それって私達にもできたりするのかしら…?」
杏子「そうだ!このままあいつらにやられっぱなしなのは癪だからなッ!なんかねーのかよっ!!」
まどか「うーん……二人はあんまり波紋に向いてないような……」
マミ杏「がーーん」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:32:57.26 ID:q8T8/3Ky0
2部とのコラボとは
支援
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:35:14.41 ID:2jSfTUoT0
まどか「じゃあ波紋の先生にかけあってみるからオッケーが出たら一緒に頑張ろうね!」
ほむら「えぇ」
ほむら(波紋の先生って、鹿目家以外に伝わってるものなのかしら……)
マミ「あなた達頼りになってしまうのは何か寂しいわね……魔女なんだから私達魔法処女がどうにかしなければならない問題なのに」
杏子「くそっ、イラつくなぁッ!!」ダンッ
マミ「私達にできることは普通の魔女を退治することだけなのかしら」
杏子「そういやぁ気になってたんだけどよォ……奴らが魔女を吸血魔女とかにするだろ?そしたらグリーフシードはどうなるんだ?」
マミ「あっ……この間のお菓子空間の魔女の時は手に入らなかった…!!」
杏子「このままじゃぁ奴らにグリーフシード全部持ってかれちまうな」
マミ「させないわっ!私達にできることはッ!」
杏子「魔女を倒して奴らの戦力拡大を防ぐことッ!!」
マミ「魔女に成長する使い魔もできるだけ倒すようにね」ニコッ
杏子「うっ……魔力は節約するべきだとは思うんだが吸血魔女にするよりマシだ……仕方ねえなぁ!!」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:38:02.80 ID:+WlqpKC20
マミさんが処女アッピルしてきおった
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:45:14.50 ID:2jSfTUoT0
数日後―病院―
まどか「パウッ」ドスッ
恭介「うげぇぇっうふっかはっ」
まどか「そうそう、そうやって肺の中の空気全部吐き出して〜……しばらく呼吸はできないけど心配無用だよ」ティヒヒ
恭介「ぐはっ!」ミシィ ミシメシッ
ビキ ベシ ミシ!
恭介「痛みが!骨折した腕の痛みがッ!ぜ…ぜんぜん」
さやか「いやもうこれも定期だし、今更そんな大げさなリアクション取らなくても……」
恭介「ごめんごめん……でもやっぱり鹿目さんは凄いね。呼吸法で腕の痛みを消してくれるなんて」
まどか「また痛みが出てきたら呼んでね?」
恭介「ありがとう……これでバイオリンに集中できるよ」グッ
まどか「リハビリ頑張ってね」
さやか「お先に〜!」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:46:32.35 ID:2jSfTUoT0
>>184 魔法処女→魔法少女
大人は嘘吐きではないのです。間違いをするだけなのです。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 18:53:56.91 ID:2jSfTUoT0
さやか「いやぁ〜相変わらずまどかには世話かけますなぁ〜」
まどか「その言い方だとさやかちゃん上条君のお嫁さんみたいだよぉ」
さやか「なっ!何言ってんのよぉ!そんなんじゃないって!!」プイッ
まどか「それにしても早く治せるようになるといいのにね……」
さやか「現代医学では無理でも、まあ何年かしたらきっと……それまではまどかに頼りっぱなし……」
まどか「……さやかちゃん?」
さやか「ねえまどか!前から言ってるけど私にも波紋の呼吸教えてよ!そしたら私だけで何とかできるはずだし!!」
まどか「でも、さやかちゃんもあんまり、そのぉ……」
さやか「才能か!?やっぱり才能なのかぁ!?くそぅ、私にも才能さえあれば……」
まどか「だって先生にも微妙って言われたよね?」
さやか「そこをなんとかぁ……」
まどか「うーん……とりあえず今日から私とほむらちゃんで先生のところに修行しに行くんだけど、良かったらついてくる?」
さやか「行かせて頂きます!頑張っちゃいますからねぇ〜〜〜!!」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 19:00:43.26 ID:2jSfTUoT0
まどか「お待たせほむらちゃん!」
さやか「悪いね待たせちゃって」
ほむら「いえ、平気よ」
ほむら(上条恭介がまどかのおかげで怪我を気にしていない……つまり、さやかが魔法少女になる確率はほぼゼロッ!!勝ったも同然だわ)
まどか「じゃあ早速先生に会いにいこっか」
ほむら「そういえば波紋の先生って誰なの?」
まどか「誰って、先生は先生だけど?」
ほむら「質問を質問で返さないで!テストだと0点になるわよッ!!」
まどか「???」
さやか「何処まで行くの?」
まどか「とりあえず公園の噴水前に来て、って」
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/12(土) 19:07:28.12 ID:2jSfTUoT0
―公園―
ドドドドドドドドドドドド
\ママ見てー噴水の上に人が立ってるー/ \子供は見ちゃいけませんっ/
ほむら「……」
まどか「あれだよ」
ほむら「やっぱり!?噴水のてっぺんに立ってシルクハットと仮面してるなんてどう見ても変態じゃないのよぉぉ!!」
まどか「先生は変態じゃないよぉ!」
???「そこの黒髪のあなた……私を侮辱したわね……痛めつけてあげるわ」
ほむら「はい?そんなこと全然――」
???「フンッ」フワッ
トン
スゥォオオオオオオオ
ほむら「水面の棒の上に……な、何者なの!?」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ドザザザザザァ
クルゥゥウウウウウ
バギャッ
ほむら「ゲ!なんなのよぉーーっ!!」ズザァァーー
???「うふふ、まだまだね」
ほむら「いい加減正体を見せなさいッ!」
???「あら、まだ気が付いてなかったの?」スッ
ほむら「――ッ!!まさかっ!いえ、そんな、あ…あなたはーーーっ!!」
ほむら「早乙女先生ッ!!」
早乙女「YES I AM!」チッ♪チッ♪