イリヤ「士郎!セイバーが分裂しちゃった!」

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1前のは途中だったので
セイバー「……」

セイバー「……」

セイバー「……」

セイバー「……」

士郎「セ、セイバーが分裂してる……だと!?」
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:05:26.43 ID:eXJ/lGRs0

桜「先輩。あと、縁側でボーッとしてる男性と現れるなり庭に駆け出した人の二人います」

士郎「庭?」

セイバー?「……日光」

ポンデリング?「がお」

士郎「なんか日の光を浴びて恍惚の表情を浮かべる男とポンデリングみたいな着ぐるみ着た二等身のセイバーがいる!?」

3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:06:07.66 ID:eXJ/lGRs0

士郎「……とりあえず状況を確認してみよう。俺が買い物に行っている間に何でこんなことになったんだ?」

ライダー「説明します。まず居間でセイバーがお茶を飲みながらせんべいをかじっていた時、イリヤスフィールがセイバーのくせっ毛を引っ張ってしまいセイバーが黒くなりました」

士郎「待ってくれ。もう状況が分からなくなった」

バゼット「気持ちは分かりますがとりあえず聞いてください」

士郎「あ、ああ」

ライダー「そのあと、リンが居間に入ってきたのですが、フスマの縁に躓いてポケットに入れていた宝石を全てセイバーにぶちまけました」

ライダー「するとセイバーが光に包まれ私たちは思わず目を瞑ってしまい、目を開けるとすでにこの状況でした」

士郎「……つまりイリヤと遠坂のせいでこんなことになったのか」ジト

イリヤ「だってしょうがないじゃない! 誰だって一回はセイバーのくせっ毛を引っ張ってみたいと思うでしょ!」

凛「私だって不可抗力よ!」
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:06:12.80 ID:yaSuTxrh0
麻 呂 光 臨
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:06:50.81 ID:eXJ/lGRs0

桜「ともかく、皆さんは全員自称セイバーさんなんですよね? とりあえず、自己紹介をしましょう」

青セイバー「分かりましたサクラ。まず私はみんな知っているでしょうがセイバーのサーヴァント、アーサー王です」

黒セイバー「待て、私もセイバーでアーサー王だ」

セイバーリリィ「待ってください。私もセイバーでアーサー王です」

バゼット「ややこしいですね」
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:07:56.01 ID:eXJ/lGRs0

バゼット「全員セイバーと呼ぶわけにもいきませんから、呼び名を決めておいた方がいいのでは?」

士郎「そうだな。じゃあまず、いつものセイバーは『セイバー』で」

青「わかりました、シロウ」

士郎「それで黒いセイバーは『オルタ』」

黒「ふん。別に構わん」

士郎「それでこっちの女の子っぽいセイバーは『リリィ』」

リリィ「はい// 分かりました、シロウ」

青・黒「「つまり私は女の子らしくないということ(ですか)(か)!?」」

ライダー「シロウは相変わらず平常運転ですね」
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:08:37.59 ID:eXJ/lGRs0

凛「次は赤いセイバーだけど、あんたはアーサー王じゃないんでしょ?」

赤セイバー「うむ。余の名前はネロ・クラウディウス・カエサル・アウグストゥス・ゲルマニクスである」

士郎「皇帝ネロか。アーサー王と同じで女性だったのか。じゃあ呼び名は『ネロ』で」

赤「うむ。よろしく頼むぞ奏者よ」

青・黒・リリィ「「「(向こうの方が若干大きい)」」」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:08:45.72 ID:vGd+1ZjA0
なんだこれ
二回目か
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:09:20.42 ID:eXJ/lGRs0

凛「次は唯一の男の白いセイバーだけど……」

白セイバー「……日光」

士郎「縁側に座ってボーッとしてるな」

凛「なんか出てきて早々に『お、王が三人いる!? というより女!? そうか、幻覚か! 日光が足りていないのですね!』とか言って縁側に座ってからずっとあの調子よ」

士郎「……後回しでいいか」
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:09:37.54 ID:WzZTpPkV0
ガウェインか
11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:09:55.35 ID:6syC+C3a0
信じられるか?これ面白いと思ってんだぜ?
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:10:55.34 ID:eXJ/lGRs0

凛「ところで」

士郎「ん?」

凛「冒頭からずっと士郎の膝の上で丸くなってる着ぐるみ着た二等身のもセイバーなのよね」

バゼット「少なくとも顔や髪などはセイバーに似てますね」

ポンデリング「がお」

士郎「じゃあこの子はライオンっぽい着ぐるみを着てるから『レオ』で」

レオ「がう」

白「レオですと!?」ガタッ

イリヤ「ど、どうしたのよ、いきなり!」

白「も、申し訳ありません。思わず『レオ』という名前に反応してしまい……」
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:11:29.04 ID:eXJ/lGRs0

白「私はセイバーのサーヴァント、真名はガウェインと申します」

士郎「ガウェインっていうと……」

白「ええ、アーサー王の円卓の騎士が一人、ガウェインです」

白「しかし、まさかアーサー王が女性とか思いもしませんでした」

士郎「まぁ、アーサー王が女だって知ったら、みんな最初は驚くよな。じゃあガウェインの呼び名はそのまま『ガウェイン』で」

白「はっ。かしこまりました、主よ」


青「しかしガウェイン卿、貴方まで召喚されるとは」

白「私も王が女性で、しかも三人になっているとは思いもよらず、醜態を晒してしまいました」

黒「ふん、相も変わらず脆弱な精神の男だ」

リリィ「オルタ、彼は懸命に私(わたしたち)のために働いてくれていたのですから、そのような言い方は失礼でしょう」

白「勿体無きお言葉」

レオ「がうー」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:12:24.09 ID:eXJ/lGRs0

──簡単な自己紹介終了──

イリヤ「そういえば契約や魔力供給はどうなってるの?」

白「一応我々全員、士郎がマスターとなっていますが魔力については凛の宝石分の魔力で十分に足りています」

凛「と言っても宝具なんか使ったら、あっという間に空っぽになって消滅するわよ」

士郎「とりあえずらみんな行くところも無いだろうし、うちに居候させるか」

凛「それにしても、この状況を藤村先生がこの家に来たとき、どう説明したら……」


ドタバタ、ドタバタ! ガラッ!


大河「みんなー! たっだいまーー!!」

大河「ってなんじゃこりゃー!! 衛宮邸にまた女の子が増えてるーー!」

桜「せ、先輩どうしましょう!?」
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:13:29.06 ID:GBisxv4y0
プロトセイバーかと思った
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:13:45.10 ID:AgYyDFo4O
リリィってアーサー王だっけか?
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:13:46.64 ID:eXJ/lGRs0

大河「なるほど、セイバーさんの四つ子の姉妹に、従兄のお兄さんにその妹さんが遊びに来たのね!」

大河「それにしてもみんなそっくりね! 一卵性なのかしら?」

凛「どうにか誤魔化せたみたいね」

ライダー「しかし、これからどうするのですか、リン?」

凛「未だに原因が分からない以上、打つ手無しね」

凛「と言っても、今のところ実害は無いからいいんじゃないかしら」

ライダー「それはそうですが」
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:14:23.83 ID:eXJ/lGRs0

青「シロウとサクラのご飯は相変わらず美味しいですね」モキュモキュ

黒「私はもっと雑な方が好きだ」モキュモキュ

リリィ「そう言いながら、もう三回もおかわりしてるじゃないですか」クスクス

赤「奏者よ、もう一杯おかわりを頼むぞ」

レオ「がう」モッキュモッキュ

白「レオ、ほおにソースが着いていますよ」フキフキ

大河「やっぱりセイバーちゃんの身内だけあって、みんないっぱいたべるわね! 桜ちゃん、おかわり!」

ライダー「意外と馴染んでますね」
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:15:19.56 ID:eXJ/lGRs0

アーチャー「やれやれ。帰ってきてみれば、これはいったいどういう状況だ」

凛「あっ、アーチャー帰ってたの?」

アーチャー「ついさっきな。それで、いったい何があった」

──事情説明中──

アーチャー「なるほど、また凛のうっかりか」

凛「いちいち棘のある言い方ね」

アーチャー「しかし、ずいぶんと衛宮家のエンゲル係数が上がりそうだな」

士郎「やっぱりじいさんに事情を話して、仕送りを増やしてもらった方がいいか」

バゼット「申し訳ありません。私も早く就職先を探します」

士郎「別に慌てなくてもゆっくり探せばいいさ」

アーチャー「相変わらずのお人好しだな」
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:16:46.08 ID:eXJ/lGRs0

バゼット「しかし、セイバーたちが召喚された理由は分からずじまいですね。イリヤとリンのうっかりだけでは説明がつきません」

士郎「なら聖杯戦争に詳しい人たちに聞いてみるか」

凛「うちは無理よ。少し前にお父様が聖杯戦争関連の書物をうっかり処分しちゃったから」

桜「うちは、大事な情報はお爺様が自分の頭の中だけで独占しているんですけど、知っての通り最近お爺様はボケだしているので情報を得るのは無理だと思います」

アーチャー「アインツベルンに至ってはドイツだからな。冬木の城にはあまり情報が無いだろう」

ライダー「御三家がどれも駄目となると、代々審判役を勤めていた教会か魔術全般に詳しいキャスターに訊ねるしかないですね」

凛「明日にでもキャスターに聞きに行きましょ」

士郎「キャスターだな。キャスターに聞くしかない」

アーチャー「ああキャスターに聞くしかないだろう。教会はそもそも選択肢外だ」

ライダー「(相変わらず嫌われてますね)」
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:17:49.86 ID:ailC8E4cO
> 青・黒・リリィ「「「(向こうの方が若干大きい)」」」

若干?
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:17:54.45 ID:IGl2YBsfi
男セイバーがプロトタイプじゃないあたりニワカってる
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:18:16.65 ID:eXJ/lGRs0

黒「ふむ、そろそろ就寝の時間だな。マスター、閨へと案内せよ」

士郎「そうだな。空き部屋はたくさん有るから好きなところを使っていいぞ」

黒「?? 何を言っているのだ。マスター、私は貴様と同じ部屋で寝ると言っているのだぞ?」

士郎「え?」

青「なっ、何を言っているのですか!!」

リリィ「そうですよ!」

赤「ならば余も奏者と同衾しよう」

青・リリィ「「え?」」

黒「私は別に三人でも構わないぞ」

士郎「ちょ、ちょっとオルタにネロ! 何言ってるんだ!」

赤「駄目か?」

士郎「駄目も何も……」

黒「別に駄目なら駄目で構わん。勝手に夜這うだけだ」
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:18:45.88 ID:eXJ/lGRs0

桜「駄目ですよ。オルタさん、ネロさん」ウニュウニュ

桜「先輩が困ってるじゃないですか」ウニュウニュウニュウニュ

桜「ちゃんと別々に寝てくださいね」ウニュウニュウニュウニュウニュウニュ

ネロ「う、うむ! サクラの言う通りだ、奏者に迷惑をかけてはいかんな!」

黒「そ、そうだな! 今宵は別室で寝ることにしよう」

リリィ「(サクラさんから、なんかうねうねしたのが……)」

レオ「」zzz



こうして夜は更けていく……
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:19:49.28 ID:lIS/jcu10
ガウェインが日光で空気なやつなら前も見たような
26>>25途中で落ちたから続き:2012/05/09(水) 20:23:37.58 ID:eXJ/lGRs0
──翌日──

士郎「よし、今日は柳洞寺に行こうか」

凛「キャスターなら何か分かるでしょうね」

バゼット「私は就職の面接があるので」

桜「私とライダーとレオはお留守番をしていますね」
ライダー「皆さん、いってらっしゃい」

レオ「がう」

白「さあ! 早速野外へ! 屋外へ! 日の当たるところへ行きましょう!」

黒「(円卓時代からそうだったけど、相変わらずウザいなコイツ)」
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:24:06.23 ID:eXJ/lGRs0

士郎「着いたぞ。ここが柳洞寺だ」

リリィ「ここにキャスターさんがいるんですね」

青「ええ。あとキャスターのマスターとアサシンもいます」

赤「では行こう!」タッタッタ

黒「ネロ! 卑怯だぞ、一番乗りは渡さん!」タッタッタ



白「……無いわ〜。曇りとかマジ無いわ〜」
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:25:33.35 ID:eXJ/lGRs0

アサシン「おや、セイバーとそのマスターか。よくぞ参られた」

アサシン「ずいぶんと大人数で……セイバーよ、いつの間に分身出来るようになったのだ?」

青「これにはいろいろと事情がありまして」

凛「そのことも含めてキャスターに用事があるのよ」

アサシン「ふむ。おそらく置かれている状況は似たようなものか」

青「アサシン、どういうことですか」

アサシン「……柳洞寺に入れば分かる」
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:28:34.83 ID:eXJ/lGRs0

書文「ハッ!」

宗一郎「甘いぞ! 李!」

書文「チィッ! 面妖な技を使いおる!」

宗一郎「そちらこそ」

書文「くははは! 宗一郎よ、こんなに血がたぎる戦いは久しく無かった! 若返るようじゃ!」



ジル「それでは……これで! 王手飛車取りです」パチッ

零観「う〜む。ジルさん本当に将棋に触ったの、今日が初めてかい?」

ジル「これでもかつては軍人をしていたので、こういった遊戯は得意なのですよ」

零観「ほう、退役軍人さんでしたか」
30以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:29:46.56 ID:eXJ/lGRs0

一成「雨生、雑巾掛けはもっと力を入れてしろ!」

龍之介「はあ、はあ、雑巾掛けなんてアナログなことしないで掃除機とかでパパァッとやっちゃおうぜ」

一成「また横着しようと思って! ええい、その根性叩き直してくれる!」

白野「がんばれー龍之介ー」ボウヨミ

タマモ「もう、サボってちゃ駄目ですよご主人様。一成さんは小姑みたいに厳しいんですからサボるにしても要領よくやらないと☆」

一成「誰が小姑か!」
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:30:15.00 ID:OR+n2uiK0

32以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:30:30.03 ID:eXJ/lGRs0

赤「ほう、ずいぶんと賑やかなのだな」

宗一郎「む、衛宮たちか。キャスターに用事があったのか?」

士郎「あ、ああ。そのつもりなんだけど……」

宗一郎「それは無駄足を踏ませてしまったな。キャスターは少し前に、娘たちを連れて買い物に行ったところだ」

凛「そう、娘たちを連れて…………って娘!?」



書文「おう、小次郎よ。山門に突っ立っているだけでは退屈であろう。儂と一戦どうじゃ?」

アサシン「生憎、この山門の傍から動けんのでな。それでも良いのであれば」
33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:31:42.79 ID:hYZJRBW80
なんとも惹かれる設定だな
34以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:31:49.82 ID:eXJ/lGRs0

士郎「娘って、いったいいつの間に!」

凛「えっと、葛木先生おめでとうございます」

宗一郎「ありがとう遠坂。まあ、娘と言っても実の娘では無いがな」

凛「娘『たち』ってことは一人じゃないんですか?」
宗一郎「ああ。二人いる」

──とある服屋──

キャスター「はい、二人とも可愛いポーズを取ってね。はい、チーズ」パシャリ

キャスター「次は、ありすちゃんはこのお洋服ね! アリスちゃんはこっちのお洋服!」ハアハア

キャスター「ガーリッシュなのもいいけどやっぱりゴス系が一番似合うわね!」ハアハア

ありす「」ゲンナリ

アリス「」ゲンナリ

キャスター「あ、店員さーん! 試着した分の服は全部買うんで包んどいてください!」
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:33:05.67 ID:eXJ/lGRs0

宗一郎「かなり張り切っていたので、下手をすれば夜まで帰らないかも知れない」

青「それは困りましたね」

宗一郎「それで、もしかして用事というのは、セイバーが何人もいることと関係があるのか?」

宗一郎「見て分かると思うが、こちらにも突然サーヴァントが現れてな。キャスターにも理由が分からないようだ」

宗一郎「とりあえず紹介をしよう」

──零観、一成以外集合──

ジル「どうも皆様、私はキャスターのサーヴァント、ジル=ド=レェと申しま……おお、ジャンヌではありませんか! しかも四人も──」

青「」ペタン

黒「」ペタン

リリィ「」ペタン

赤「」ボイン

ジル「──失礼、ジャンヌが三人いるとは!」

青・黒・リリィ「「「エクスカリバー!!!!」」」
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:34:22.59 ID:Fa4hTBlf0
イリヤの所をどう収拾付けるんだよ
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:34:53.28 ID:eXJ/lGRs0

龍之介「俺は旦那のマスターの雨生龍之介っていうんだ」

ジル「ちなみにリュウノスケには回路はあるものの、正規の魔術師ではありません」

龍之介「今はフリーターでこの寺で世話になってる」

白野「次は私ね。私はフランシスコ=ザビ……間違えた。私は岸波白野、タマモのマスターよ。ちなみに現在、絶賛記憶喪失中」

宗一郎「キャスターが魔術で記憶をサルベージしようとしても不可能だった。記憶が戻る可能性はほぼ無いに等しい」

リリィ「それはお気の毒に」

白野「別に今のところ、記憶が無くて困ったことなんてなかったから平気だよ」

士郎「俺やアーチャーにしても、小さい頃の記憶が無いけど結構平気なもんだしな」
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:35:45.72 ID:u1sBhkgh0
イリヤのちっぱい吸いながら桜のデカパイ揉みたい
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:35:56.80 ID:eXJ/lGRs0

タマモ「やっと私の番ですね! 打たれ弱さは愛でカバー、キャスターのサーヴァントで真名はタマモです! 霊験あらたかな肉食系良妻狐で好きなものはご主人様と油揚げ、特技は呪術と一夫多妻去勢拳です☆」

凛「一夫多妻……」

セイバー's「去勢拳……」

士郎「何でみんな俺を見るんだ!」

書文「おっ、次は儂のばんじゃな。儂はアサシンのサーヴァント、真名は李書文という」

士郎「李書文って、あの『二の打ち要らず』のあの李書文か」

書文「ほう、博識じゃのう。といっても今では高校教師相手にも手こずるような耄碌じゃがな」

青「ソウイチロウを基準にするのは間違っていると思いますが」
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:36:39.94 ID:IGl2YBsfi
バーサーカー陣営にはアルクもいるのか?
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:38:44.58 ID:eXJ/lGRs0

宗一郎「それとここには居ないが先に述べた二人の娘というのはキャスターのサーヴァントとそのマスターだ」

宗一郎「マスターの方はありす」

宗一郎「サーヴァントの真名はナーサリーライムといい、キャスターが言うには通常の英霊とは少々赴きが異なるらしいが詳しくは知らない。こちらはアリスと呼んでやってほしい」

赤「むぅ。ありすとアリスか、ややこしいな」

──セイバー'sの紹介──

宗一郎「それで今日はこのまま帰るのか?」

ジル「何でしたら私が海魔に伝言を持たせて街まで使い走りさせましょうか?」

青「そんなことしたら街がパニックになるでしょう」

リリィ「今日のところは失礼して、後日改めてということにしませんか?」

凛「そうね。時間が経てばキャスターが何か気付くかも知れないしね。では今度来るときは事前に連絡を入れます」

宗一郎「分かった」
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:39:54.51 ID:eXJ/lGRs0

──そのころ間桐家では──

臓硯「いいか、アサシン。戦争の頃は食べるものが何もなくてな──」カクカク

ハサン「(この話を聞くのはもう三◯回目ですね)」

慎二「おい、ライダー! 昼間から酒ばっかり飲んでるんじゃない!」

ドレイク「固いこと言うんじゃないよ慎二ぃ。ほら、アンタも飲みな!」

慎二「止めろ、酔っ払い!」
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:40:26.72 ID:eXJ/lGRs0

雁夜「いいかバーサーカー。まずはこのデジタルカメラを持て」

ランス「……」ムンズ

雁夜「思った通りだ。デジカメも宝具になってる」

雁夜「さあ、バーサーカー! そのデジカメを使って葵さんを撮影してくるんだ! ノルマはメモリーカード一枚分だぞ!」

ランス「……(私よりもマスターの方がバーサーカー寄りじゃないか?)」コクッ


臓硯「戦争の頃は食べるものが何もなくてな──」カクカク

ハサン「(三一回目)」
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:41:10.36 ID:eXJ/lGRs0

士郎「レオはいいこに留守番してるかな?」

門司「待てぃ、そこな小僧!」

門司「貴様、三咲町という町に行くにはどうすればよいのか知っているか!?」

士郎「えっ!?」

門司「神が三咲町付近にいると神託が下ったは良いが道に迷ってしまった! 道を訊ねたい!」

士郎「三咲町だったら、そこの交差点を右に曲がってしばらくしたらバス停があるので、バスで駅まで行って三咲町行きに乗れば」

門司「助かったぞ小僧! 礼に小生愛用の数珠とロザリオを贈ろう! 神の力を小生だけが独占するわけにはいかないからな! ではさらばだ!」

門司「おお、神よ!!」スタスタ



黒「……あれはいったいなんだったのだ?」
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:41:57.38 ID:nqbXv/GI0
前に見た事ある気がする
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:42:18.80 ID:eXJ/lGRs0

青「しかし、キャスターが駄目なら教会に行くしかないですね」

士郎「気が進まないけどな」

リリィ「マスター、止まってください」

士郎「ん? どうしたんだリリィ」

リリィ「衛宮邸の玄関から何やら言い争うような声が聞こえます」

士郎「何だって!?」
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:44:58.16 ID:1TLoRwUR0
なんだこの既視感は
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:46:22.22 ID:Fa4hTBlf0
ガトーの滅茶苦茶な台詞回しをSSで再現できる奴がいたら見てみたい
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:46:27.42 ID:eXJ/lGRs0

ランサー「頼む! 一晩だけでいいから泊めてくれ!」ドゲザ

桜「ですから、ここは私の家ではないので私の一存では……」

ランサー「なら嬢ちゃんからもエミヤの坊主に頼んでくれ! もうあそこ(教会)には居られないんだ!」サラニフカブカドゲザ


黒「奴は英霊としての誇りを犬にでも食わせたのか?」

士郎「ランサー」

ランサー「おっ、坊主帰ってきたのか! 頼む、一晩だけ泊めてくれ!」ドゲザ

士郎「分かった。泊めるから人ん家の玄関先で土下座するのは止めてくれ」

ランサー「済まない恩にきってうわああぁぁーー!!?」シュルシュル

士郎「なんか布みたいのがランサーに!?」

カレン「────フィッシュ」
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:47:14.68 ID:eXJ/lGRs0

黒「まるでミノムシのようだな」

ランサー「ムゴムゴ」ジタバタ

カレン「うちの駄犬がご迷惑をお掛けしました」

ランサー「んー! んー!」ジタバタ

カレン「五月蝿い。去勢するわよ、この駄犬」ズルズル

士郎「…………よし、何も見なかったことにしよう」

凛「おい、それでいいのか正義の味方」
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:47:53.35 ID:7uoyzFkm0
何だよコレ再放送か?
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:48:04.67 ID:eXJ/lGRs0

士郎「ただいま」

桜「おかえりなさい、皆さん」

レオ「がう」

桜「もうお食事の準備は出来ていますから」



桜「つまりキャスターさんの所も同じような状況なんですね」

ライダー「ああ、そういえばバゼットですがひとまず短期のアルバイトが決まったそうで、今日は帰らないそうです」

凛「へぇ。何のアルバイトなの?」

ライダー「確か──」
53以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:48:57.42 ID:eXJ/lGRs0

──冬木市新都にある、とある英雄王がオーナーを勤める店「バー『グラーニャ』」──


ディル「バゼット、これを四番テーブル席のお客様に」

バゼット「はい、分かりました」



バゼット「どうぞ。ブルー・トリップ、バラライカ、ウォッカ・ギブソンです」

切嗣「ああ、ありがとう」
54以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:49:21.03 ID:WzZTpPkV0
>>26の名前欄をよめ
55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:49:44.30 ID:eXJ/lGRs0

時臣「この前、娘が『お父様の服と一緒に洗わないで』って言っているのを聞いてしまった」

切嗣「ああ、あれは地味にキツいな。私の場合は同じことを面と向かって言われたよ」

時臣「話には聞いていたが心のどこかで、うちの娘に限って、と思っていたからな」

ケイネス「私から言わせればノロケにしか聞こえんな。私なんて妻との結婚当初から半分家庭内別居状態だったんだぞ」

切嗣・時臣「「うわ〜」」

ケイネス「それもこれも」ギロッ

ディル「」ササッ

バゼット「店長、私の後ろに隠れないでください」
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:50:01.34 ID:DzFLaIkD0
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:50:44.81 ID:eXJ/lGRs0

時臣「それより衛宮切嗣! 貴様は義理の息子にどういう教育をしているんだ! 特定の相手を作るでもなく、年頃の女性をたくさん囲って! お陰で凛がたまにしか帰ってこないじゃないか!」

ケイネス「最後に本音がだだもれだな」

切嗣「問題ない。最後にはイリヤと結婚させるから」キリッ

時臣「よし、表に出ろ。優雅なオブジェにしてやる」

切嗣「魔術師殺しという異名の意味を身を持って確認してみるかい?」

バゼット「お客様、お静かにお願いします」

切嗣・時臣・ケイネス「「「すみません」」」
58以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:52:24.16 ID:eXJ/lGRs0

切嗣「それより遠坂時臣、いくら冬木の管理者だからって土地の使用料やら管理費やらと取りすぎじゃないのかい?」

ケイネス「それは私も常々思っていた。最近はロンドンでも窓際に追いやられていて正直懐が厳しい」

時臣「仕方ないだろう、宝石魔術は金がかかるんだ。むしろ、冬木クラスの霊脈を持った土地にしては安い方だぞ」

時臣「というか衛宮切嗣。貴様の妻の実家はアインツベルンだろう。そうケチ臭いことを言うな」

切嗣「いや、アインツベルンからはアイリとイリヤを連れ出して、駆け落ち同然にこっちに来たからね。正直、妻方の実家とは絶縁同然だよ」

ケイネス「どこもそれなりに大変な事情を抱えているのだな」



バゼット「店長、あそこのテーブル席から陰気な空気が漂ってきます」

ディル「週に一回くらい、ああやって集まってはあんな感じになっている。もう私は諦めた」


──加齢臭を漂わせながら冬木の夜は更けていく──
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/09(水) 20:54:28.35 ID:Fa4hTBlf0
とりあえずSNとZEROと一通り読みなおして口調を把握して書き直せ
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
月厨こわいですぅ><