1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
杏子「ここは…私…確か魔獣の攻撃を受けて…クソッ…体が痛い…」
杏子「あたしは確か見滝原の街に居たはず…なぜ周りに何も無いんだ…?」
「…」
杏子「ん?遠くに誰かいるじゃねえか…」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:33:47.20 ID:0HnbF9Fe0
円環の理か
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:38:49.34 ID:y40Zb6Y90
まどか「ウェヒヒ」
杏子「なあ、ここは一体何処なんだ…あと、髪の長い女とロールパンみたいな髪をした女…ほむらとマミって奴なんだけど、知らないか…?」
まどか「ほむらちゃんと、マミさん?もちろん、知ってるよ」
杏子「…本当か!あんたあいつらの知り合いなのか、それは良かった、何処に居るか教えてくれよ」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:41:30.67 ID:y40Zb6Y90
まどか「うーん…教えたいけれど、残念だけどもう会えないの」
杏子「どういう意味だよ…まさかあいつら、死んだんじゃ…」
まどか「ううん、逆」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:44:05.78 ID:y40Zb6Y90
杏子「逆って…まさか…私…死んだのか…」
まどか「うん、そういうことだよ」
まどか「今までお疲れ様、杏子ちゃん」
まどか「もう、戦わなくていいんだよ…」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:46:12.90 ID:y40Zb6Y90
杏子「じゃあ、まさか、あんたって…」
まどか「うーんと…神?って言い方が近いのかな、うん。神だよ」
杏子「う、あ…」
杏子「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:51:22.67 ID:y40Zb6Y90
現世
マミ「うぅ…佐倉さん…目を覚まして…」ユサユサ
ほむら「巴マミ、もう諦めなさい…彼女は、彼女はもう…」
マミ「嘘…あの子の最期がこんななんて、そんなの…!」
ほむら「大丈夫、佐倉杏子はあの世で幸せになってるわ、きっと」ビクン
ほむら「…え?」
さやか「あと一人死ねば麻雀できんのになー」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 21:52:56.32 ID:y40Zb6Y90
杏子「ケホッ…ケホッ…あ…あ…」
マミ「佐倉さん…!良かった…」
ほむら「そんな…ソウルジェム無しで復活なんて…」
杏子「う、うわぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁっぁぁぁ!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:00:53.49 ID:0HnbF9Fe0
ソウルジェム無しでってあっても無理
無くなったってことか?
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:02:07.20 ID:1Cdqto+00
13 :
忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2012/05/01(火) 22:05:35.98 ID:FKoJoE75i
ぺにす
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:07:41.29 ID:hmjOf4+W0
ヴァギナ
あちゃー適当に煽っただけだけど図星だったかー
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:11:21.59 ID:y40Zb6Y90
というよりこの先どうするか困ってる
アニメどころか設定資料集とゲームも全部そろえてるほどのファンだけど
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:11:51.68 ID:RNPxiPj90
描きだめて出直せ
まど神様と一緒に打ったら間違いなく人和で跳ばされる
特にさやか
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:13:21.51 ID:y40Zb6Y90
わかりました
キリスト教徒設定を生かして審判の日とかジーザスに怯える杏子を書きたかったんです
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:14:12.40 ID:br9DSraF0
ん?書いていいの?
じゃあもう落とせよ期待できそうにないし
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:14:52.83 ID:1Cdqto+00
ソウルジェム無しで復活ってなんなん?
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:17:14.19 ID:0HnbF9Fe0
ソウルジェム無しで復活の意味は何?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:18:46.15 ID:y40Zb6Y90
とくにないです
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:19:26.08 ID:br9DSraF0
マミ「さ、佐倉さんっ?どうしたの!?」
杏子「あ、あたしは、あたしはあああああああああっ!!」
ほむら「杏子っ!しっかりしなさいっ!杏子なのよね!?」
杏子「あああああああああっ……あ、あああ……あ、あれ?」キョロキョロ
マミ「お、落ち着いた?佐倉さん」
杏子「マミ……に、ほむら……?え?あれ?」
ほむら「……ひとつ確認したい。あなたは、杏子なのよね?」
杏子「あ、ああ……」ポカン
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:20:49.42 ID:0HnbF9Fe0
本当にファンかよ
と思ってたら始まった
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:20:52.61 ID:Y4tsNICU0
さやか「んー、とりあえず三人麻雀でいっか」
杏子「は?」
まどか「二人でやるのは飽きたしね。さやかちゃんが弱すぎて」
さやか「あんたが強すぎるのよ」
杏子「よくわからんが……とりあえず、なんでさやかは裸なんだ?」
さやか「脱衣麻雀だからね!」ビシッ
杏子「……は?」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:21:53.82 ID:Y4tsNICU0
うわ、ごめん。スルーして。
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:23:43.65 ID:br9DSraF0
マミ「よかったっ……佐倉さんっ!」ダキッ
杏子「マミ……?なぁ、あたし一体どうしたんだ?」
ほむら「………」
マミ「なんでもいい!よかった、美樹さんに続いてあなたまで逝ってしまったと思っていたけれど……!」ギュゥゥ
杏子「ま、マミ……っ」
ほむら「あなた、ソウルジェムも無しにどうやって……?」
杏子「は?ソウルジェムが無いって……あたしのソウルジェムはここに……」ガサゴソ
杏子「……」ガサゴソ
杏子「……………ねぇ……」ガサゴソガサゴソ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:25:08.05 ID:0HnbF9Fe0
期待
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:26:24.64 ID:br9DSraF0
ほむら「状況を整理しましょう」
マミ「え、えぇ……ごめんなさい、少し取り乱してしまって……」
杏子「なぁ、あたしのソウルジェムは!?あれが無きゃ、あたし魔法少女の姿に変身出来ねぇぞ!?」
ほむら「落ち着いて、杏子」
杏子「これが落ち着いていられるか!一体何があったってんだよ!?」
ほむら「それをこれから整理しようと言っているの」
杏子「っ……あ、ああ、わかった」
※導かれるとSGと一緒に肉体も消失します
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:29:54.62 ID:br9DSraF0
ほむら「今日の魔獣たちとの戦いは、覚えている?」
杏子「ああ……確かあたし、魔獣の攻撃を受けて気を失って……」
マミ「……佐倉さんのソウルジェムは、その時の攻撃で……」
杏子「え?」
ほむら「わたしとマミの見間違いで無ければ、確かにあの時あなたのソウルジェムは破壊されていた」
杏子「あ、あたしのソウルジェムがっ!?え、だってソウルジェムってあたしたちの魂じゃ……?」
ほむら「ええ。普通なら、ソウルジェムが砕かれた時点でわたしたち魔法少女は死んでしまうはず」
ほむら「現にさっきまでのあなたは間違いなく死んでいた。呼吸もしていなかったし、心肺も停止」
杏子「…………も、もしかして、今ここにいるあたしって、お、おば、おばけ……っ?」ブルブル
ほむら「落ち着きなさい。あなたにはちゃんと足があるでしょう?」
ああ神よこのSSに救済あらんことをアーメン
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:34:17.72 ID:Nq8hOvcuO
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:34:49.05 ID:br9DSraF0
杏子「いや、そりゃあるけど……でも、足があるから幽霊じゃないとは……」
ほむら「それじゃ、これは?」ギューッ
杏子「いひゃいいひゃい!」ギューッ
マミ「まず、おばけならわたしたちには触れないハズよね?」
ほむら「そうとは限らないわ。わたしたちは魔法少女なのだし、それくらいの事が出来ても不思議ではない」パッ
杏子「いつつ……少しは手加減しろよ」サスサス
マミ「キュゥべえなら、何かわかるかしら……?」
QB「呼んだかい?」ヒョコッ
ほむら「ちょうどいいところに来たわ。キュゥべえ、あなたも今日のわたしたちの戦いは見ていたでしょう?」
QB「うん、見ていたよ。って、杏子?なぜ生きて……」
杏子「あたしにもよくわかんねぇ……」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:35:26.14 ID:CgVueDMPi
まどか (ごめん杏子ちゃん、余りに強烈な素足ブーツの臭いが漂ってきてクラッときて手が滑っちゃったんだ……)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:39:00.78 ID:br9DSraF0
杏子「そういや、気を失ってる時になんか夢を見たような気がするな」
ほむら「夢?」
杏子「ああ。なんか自分の事を神だとか名乗って、そんであたしは死んだとかもう戦わなくていいとか……」
ほむら「っ!?」
マミ「『円環の理』……かしら?」
杏子「いやでも、もしそれならあたしの肉体ごと消滅しちまうはずじゃ……」
ほむら「……いえ、必ずしもそうとは限らないかもしれない」
マミ「どういうこと?」
ほむら「『円環の理』とは、わたしたち魔法少女を導く存在のはずよ。限界を越えたソウルジェムを肉体と一緒に導くのが通常のやり方なのでしょうけれど……」
ほむら「ソウルジェムが砕かれたから導かれない、という話でもないのかもしれない」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:40:11.26 ID:1Cdqto+00
これ面白くなるの?
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:41:38.54 ID:br9DSraF0
杏子「なんかイマイチよくわかんねぇな……」
ほむら「あくまで可能性の話。わたしだって詳しく知っているわけではないもの」
QB「まぁ、杏子が無事でよかった。さやかに続いてキミまでいなくなられたら、ちょっと大変だったかもしれないからね」
杏子「いや、でもあたしの手元にはソウルジェムがねぇんだよ」
QB「え?」
マミ「佐倉さんは、普通の人間に戻ったということかしら?」
杏子「んー……どうなんだ?キュゥべえ」
QB「……残念だけれど、前例がない。僕にも何が起こっているのか全くわからないよ」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:43:56.42 ID:br9DSraF0
ほむら「試してみればいいんじゃないのかしら?」
杏子「試す?」
ほむら「ええ。もう一度、キュゥべえと契約を試みるの」
杏子「あー、なるほどな。確かにそれならあたしがどうなってるのかもわかるか」
マミ「でも、佐倉さんはそれでいいの?」
杏子「あん?」
マミ「もし普通の人間に戻れていたのなら……もう、戦いの運命を受け入れる必要はないのよ?」
杏子「………」
QB「僕はどちらでも構わないよ。決断するのはキミだ、佐倉杏子」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:46:31.52 ID:dRxRsXM10
そういう捉え方もあるかC
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:46:40.62 ID:br9DSraF0
杏子「いや、契約するよ」
マミ「それでいいの?」
杏子「ああ。ほむらやマミが戦っているって知っておきながら、あたしだけ普通の少女として生きてくなんてそんなマネは出来ねぇ」
ほむら「………」
QB「それじゃ、キミの願いを聞かせてくれ」
杏子「願い、だと?」
QB「うん。願いを叶えることで魔法少女になるのは知っているだろう?」
杏子「あー……そっか。んー……どうすっかなぁ……」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:47:26.92 ID:KLMRjS5B0
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:48:59.78 ID:br9DSraF0
杏子「……うしっ!決めた!」
QB「さあ、佐倉杏子。その魂を対価にして、キミは何を願うんだい?」
杏子「『円環の理』の下消滅したさやかを、復活させてくれ!」
ほむら・マミ「!」
QB「了解だ。キミの祈りはエントロピーを……」
シーン
QB「凌駕しない……だと……?」
47 :
忍法帖【Lv=18,xxxPT】 :2012/05/01(火) 22:49:45.64 ID:h4JElA8v0
さやか「えっ」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:50:52.83 ID:0HnbF9Fe0
ワロタ
さやか「円環のがダラダラできて居心地良いのに面倒なことしないでよ!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:53:45.84 ID:br9DSraF0
ほむら「無理、なの?」
QB「どうやらそのようだね」
杏子「あたしの祈りが素質に見合ってない、とかか?」
QB「うーん……魔法少女として契約する時の祈りとして、人ひとりの命を復活させるというのはそれほど大きな願いではないはずなんだけれど」
マミ「やっぱり、魔獣の攻撃で佐倉さんのソウルジェムが砕かれたのが何かの要因になっているのかしら?」
ほむら「普通に考えればそうなのでしょうけれど……」
杏子「じゃ、じゃああたしはこれからどうすりゃいいんだよっ!?」
QB「どこか、体の調子が悪いとかはないのかい?」
杏子「特にはねぇと思うけど……」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 22:56:30.75 ID:br9DSraF0
ほむら「杏子のソウルジェムはこの場にはない……ついさっきまで杏子は死んでいた……」
マミ「にも関わらず、何故か佐倉さんは意識を取り戻した……しかし以前として佐倉さんのソウルジェムはない……」
マミ「もう一度契約しようにも、それは不可能だった……」
QB「わけがわからないよ」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:00:19.06 ID:br9DSraF0
ほむら「……とにかく、杏子が無事でよかった、と喜ぶべきなのかしら?」
杏子「無事……って言っていいモノかねぇ……」
マミ「佐倉さんがこうして生きてくれているだけでわたしは嬉しいわよ?」
杏子「うーん……なんか複雑な気分だなぁ」
QB「まぁ、普通に生活していたらまた何かしらの変化はあるかもしれないね」
杏子「おい、こええこと言うなよ……」
ほむら「わたしは、もう帰るわ。杏子は、マミの家で一日過ごしなさい」
杏子「えー……でもなぁ……」
ほむら「魔法少女でもないのに、ホテルに忍び込むつもりかしら?」
杏子「うっ……」
マミ「泊まって行って、佐倉さん?」
杏子「………それしかねぇか」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:03:13.84 ID:br9DSraF0
―――夜
マミ「それじゃ、おやすみ佐倉さん」
杏子「おう、おやすみー」
………………………
マミ「スゥ……スゥ……」
杏子(……寝付けねぇ)
マミ「佐倉さ……」
杏子「…マミ?」
マミ「よかっ……佐倉さ、無事……」ポロポロ
杏子「……はぁ。ああ、あたしもよかったよ、マミ」
マミ「っ……」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:05:35.72 ID:br9DSraF0
杏子(ま、こうして横になって眼ぇつむってりゃ、その内寝れるだろ)ゴロン
杏子(………)
杏子(あたしは……あの時、確かに死んでたのかもな……)
杏子(……まぁ………また明日……………考えりゃ……いい……)
マミ「スゥ……スゥ……」
杏子「クカー……ムニャ……」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:08:07.17 ID:br9DSraF0
〜〜〜
杏子「……この光景は」
まどか「ウェヒヒ、お帰り、杏子ちゃん」
杏子「! あんたはあの時の……」
まどか「覚えてくれてたんだ?よかった」
杏子「なぁ、アンタ。ここは一体なんなんだ?」
まどか「うーん……それは、杏子ちゃんの後ろを見ればわかるんじゃないかな?」
杏子「後ろ……?」クルッ
杏子「………っ!!」
さやか「……オッス、杏子……久しぶり、って言えばいいのかな」
杏子「さ、さや……か……?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:09:10.59 ID:mSgHwtLVi
このさやかちゃんはいつのさやかだ??
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:12:43.19 ID:br9DSraF0
杏子「え、なんで、さやか、だって……」
さやか「『だって』?」
杏子「円環の理に導かれて、もういないはずじゃ……」
まどか「そのいないはずのさやかちゃんがいるってことは、ここはどこになるのかな?」
杏子「……や、やっぱりあたしも、導かれた……のか……?」
さやか「あっはは、あたしもなんだかよくわかってないんだけどさ。その辺はホラ、まどかに聞いたらわかるよ」
杏子「……『まどか』……?」
まどか「何、杏子ちゃん?」
杏子(ああ、なんだ……その名前、ほむらも呟いてて……そん時は知らない名だったけど……今は、なんでだ、わかる)
杏子「まどか……なのか……?」
まどか「ウェヒヒ、うん、そうだよ杏子ちゃん」
>>56 えっ?
改変後世界のさやかだろ?
再編後世界の描写の最初に導かれて消えちゃってるけど。
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:16:21.89 ID:EJIDdjak0
さやかちゃんは救われたのかな…
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:17:49.49 ID:NYMsKrcKi
>>58 円環世界では全並行世界が見えている可能性がある
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:18:33.02 ID:br9DSraF0
杏子「………今のあたしの状態って、どうなってんだ?」
まどか「今の杏子ちゃんはね、すごい不安定な状態なんだよ」
杏子「不安定?」
まどか「うん。まさか杏子ちゃんが不覚を取ってソウルジェムを壊されるなんて、思いもしなかった。それで、慌てて円環の理に導いてあげようとしたんだけど……」
杏子「………なんか嫌な予感」
まどか「えとね、その……急だったこともあって、完全には導いてあげることが出来なくってね、それで……」
さやか「ホラ、これ」ヒョイ
杏子「! あたしのソウルジェム!壊されたわけじゃなかったのか!」
まどか「ソウルジェムをこっちに引っ張るのには成功したんだけど、魔獣の攻撃で軸がずれちゃってて、それで体の方は……」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:20:27.75 ID:UGSRaD0i0
パターンが無限なんてレベルじゃない並行世界で全って何を言ってるんだろう
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:22:34.25 ID:br9DSraF0
さやか「ホレ、いつまでもあたしの背に隠れないで出て来い!」
魔獣「あ、ドモ」ヒョコッ
杏子「!?」
まどか「空間を切り取ってこっちに連れて来るんだけど、杏子ちゃんの体を覆って空間を切り取ったつもりが、魔獣が割って入ってきちゃって……」
魔獣「なんかややこしくなっちゃってスンマセン、ハイ」
杏子「じゃ、じゃああたしのソウルジェムと一緒にこいつが導かれたってことかよ!?」
まどか「うぇ、ウェヒヒ……」
杏子「笑い事じゃねぇだろがっ!!」
まどか「ごめんなさい……」
魔獣「いやーホントね。僕の方も参っちまいまして」
杏子「てめぇは黙ってろ!!」
魔獣「あハイ」
64 :
忍法帖【Lv=18,xxxPT】 :2012/05/01(火) 23:25:38.11 ID:h4JElA8v0
>>60 他の世界のさやかもいると仮定しても、
わざわざ別世界の杏子の前には出てこないと思う。
同じ世界から導かれたさやかが、他世界のさやかより優先権を持ってるだろう。
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:29:31.12 ID:br9DSraF0
さやか「まぁまぁ、そう怒りなさんな杏子」
杏子「怒りたくもなるだろ!?おい、どうにかなんねぇのかよこれよぉ!?」
まどか「えとえと、これは完全にわたしの失態だし、杏子ちゃんに選ばせてあげようかな、って思うんだけど」
杏子「選ぶだぁ?」
まどか「このまま肉体の方もこっちに導くか、現世に戻ってほむらちゃん達のところに戻るかの二択」
杏子「………」
魔獣「スンマセン、ホント恐縮なんですが、僕の方はどうなるんですかね?」
まどか「あなたは杏子ちゃんのソウルジェムを壊そうとしちゃってたし、帰すわけにはいかない、かなぁ」
魔獣「え」
まどか「………ウェヒヒ」
魔獣「」ビクッ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/05/01(火) 23:30:17.48 ID:NYMsKrcKi
>>65 他世界の記憶がある可能性がなきにしもあらずかもって
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ちょっと何を言ってるかわからなかった