赤沢｢真田北高と合コン？｣勅使河原｢七森中と合コン？｣

榊原｢みんな今度の日曜空いてるかな｣

望月｢僕は空いてるよ｣

勅使河原｢俺も大丈夫だ。サカキから遊びの誘いなんて珍しいな｣

榊原｢実は、最近古本屋で知り合った女の子に合コンに誘われて…｣

中尾｢合コンだと！？｣

榊原｢ちょ、声が大きい｣

勅使河原｢相手は何者だ？｣

榊原｢確か七森中って言ってた｣

望月｢七森というと隣町だね。なんでわざわざ夜見山の本屋に来てたんだろう？｣

榊原｢なんでもレア物がよく入荷するらしいよ｣

勅使河原｢にしてもよくサカキが合コンなんか引き受けたな｣

榊原｢なんか強引に予定決められちゃって…付き合ってもらっていいかな？｣

中尾｢任せろー｣

勅使河原｢でもほかの連中には黙っとこうな。なんて冷やかされるか…｣

望月｢だね｣

見崎(榊原くんが合コンだなんて。私というものがありながら…)

AnotherSS少ないな

最近減ってきたよな

小椋｢彩、泉美、悪いけど今度の日曜ちょっと付き合ってくれない？｣

綾野｢何？その様子だとあんまり楽しい用事じゃなさそうだけど｣

小椋｢昔よく遊んだアニキの友達の弟から突然電話来てさ、合コンやらないかって｣

赤沢｢はぁ、合コン！？どうして断らなかったのよ｣

小椋｢断りたかったんだけど、なんていうか勢いに押されちゃって…｣

綾野｢いいじゃん合コン、楽しそう！泉美も行こうよ！｣

赤沢｢しょうがないわね…。相手はどんな人なの？｣

小椋｢あたしたちの2つ上で、今は真田北高って言ってた｣

綾野｢真田北っていうと隣町の男子校だっけ｣

小椋｢向こうは4人で来るって言ってたからもう1人誘わなきゃ…｣ﾁﾗｯ

杉浦｢私は行かないよ｣

多々良｢じー｣ｷﾗｷﾗ

綾野｢めぐみが　なかまになりたそうに　こちらをみている｣

小椋｢恵、来てくれるの？｣

多々良｢うん、ぜひ｣

綾野｢じゃあこれでメンバーは決まりだね｣

赤沢｢このこと、男子には知られないようにしたいわね｣

小椋｢わかってる。特に榊原くんには、でしょ？｣

綾野｢だよね｣

見崎(こっちも合コン？みんなお盛んだこと)

日曜日

結衣｢今日は何の用なんだ？こんなとこにみんなを集めて｣

京子｢ふっふっふー。なんと今日は、合コンをします！｣

結衣｢へぇ合こ…合コン！？｣

ちなつ｢正気ですか京子先輩！？私は絶対イヤですよ！｣

あかり｢あかりはちょっと楽しみかも。なんだか大人って感じ｣

結衣｢まあここまで来て何もせず帰るのもちょっとな。全く興味ないわけじゃないし｣

京子｢ちなつちゃんはどうする？｣

ちなつ｢結衣先輩が行くならどこまでもついて行きます！｣

結衣｢でも何で事前に合コンだって言っといてくれなかったんだよ｣

あかり｢わかってればもうちょっとおしゃれして来たのに｣

京子｢いやー、まず間違いなく断られると思ったから｣

ちなつ｢で、相手はどんな人なんですか？｣

京子｢うん、夜見山の中学生。まあ私も3回ぐらいしか会ったことないんだけど｣

京子｢じゃとりあえず、待ち合わせ場所へれっつらゴー！｣

最終的に赤沢さんと恒一君がくっつくなら支援するわ

勅使河原｢古本屋で知り合ったってことは柿沼みたいな感じの子か？｣

榊原｢いや、タイプ的には綾野さん…をもっと弾けさせたような感じかな｣

望月｢それ相当な弾けっぷりだよね｣

勅使河原｢お、中尾おせーぞ｣

中尾｢お前らが早いんだよ。まだ5分前じゃねーか｣

榊原｢あ、向こうもちょうど来た。歳納さーん、こっちこっち｣

京子｢恒一さんはっけーん！｣

結衣｢おい、走らなくても…｣

支援

ﾖｼﾀｹ｢まさかほんとに合コンすることになるとはな｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢俺もびっくりだよ｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢合コンやりたいって言ったのはお前らだろ…｣

ﾓﾄﾊﾙ｢ちょっと緊張してきた…｣

小椋｢あの、ヒデくん…だよね？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢おぉユミ坊、久しぶり。すっかり女の子みたいになったな｣

小椋｢何それ。あたし最初から女の子なんだけど｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢ははは、俺らの中じゃ一番わんぱくでいつも真っ黒に日焼けしてる印象しかなかったからな｣

綾野｢ユミ坊だって。かーわいぃ｣

小椋｢うるさいなぁ。その呼び方禁止！｣

ﾓﾄﾊﾙ｢あれ、もう1人は？｣

赤沢｢あら？恵はどうしたの？｣

綾野｢さっき野良猫撫でてたけど…あ、来た来た｣

多々良｢置いてかないでよもー｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢文学少女！？｣

多々良｢え？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢いや、何でもない…｣

とある喫茶店

榊原｢じゃあまずは自己紹介かな。夜見山北中学3年3組、榊原恒一です。この春東京から引っ越して来ました。趣味は読書です｣

京子｢好きなタイプはー？｣

榊原｢え？えーとそうだなぁ、特にないけど…どちらかと言うとおとなしい子かな｣

勅使河原｢じゃあ次俺な。同じく夜見北3の3、勅使河原直哉。好きなタイプは…まあ一緒にいて楽しいのが一番だろうな｣

望月｢望月優矢です。趣味は絵を描くこと、好きなタイプは年上のかっこいい女の人です｣

勅使河原｢ここに年上はいねーぞ｣

望月｢あ、ごめん…｣

中尾｢最後は俺か。中尾順太です。好きなタイプは気が強くてプライドが高くて責任感があって…｣

榊原(赤沢さんのことか)

勅使河原(赤沢のことだな)

望月(いっそ赤髪ツインテールって言っちゃえよ)

ちなつ(語りモード入っちゃった…)

結衣(この人Mなのかな…)

しえ

京子｢よっしゃ私たちのターン！七森中2年歳納京子です。好きなタイプは魔女っ娘ミラクるんです！｣

榊原｢ミラクるん？あぁ、あのアニメの…｣

中尾｢おいおい、中学生にもなってアニメとか…｣

榊原｢たまに見るけどけっこう面白いよね｣

勅使河原｢そうそう、女向けかと思いきやバトルシーンがアツいんだよ｣

結衣｢単に子供向けと切り捨てるにはもったいない深い話もけっこうありますし｣

望月｢そういうのライバるんが活躍するエピソードに多いよね｣

ちなつ｢不覚にもウルッときちゃったことは1度や2度じゃないですよ｣

中尾｢…あれ？俺仲間外れ？｣

京子｢はいじゃあ次結衣ね｣

結衣｢同じく2年の船見結衣です。趣味はゲームとか料理とか。好きなタイプはえーと、うーん…｣

勅使河原｢無理に言わなくてもいいんだぜ？｣

結衣｢あ、はい…｣

ちなつ｢1年の吉川ちなつです。好きなタイプは結衣先輩です！｣

男子＆結衣｢え？｣

ちなつ｢え？｣

あかり｢1年の赤座あかりです｣

中尾｢赤沢？｣

あかり｢赤沢じゃなくて、赤座だよ。好きなタイプは白馬の王子様です｣

京子｢あかり、決めゼリフは？｣

あかり｢え、何のこと？｣

京子｢あかりの決めゼリフといえばアッカリーンだろ｣ﾋｿﾋｿ

あかり｢えー、恥ずかしいよぉ｣ﾋｿﾋｿ

京子｢絶対ウケるから｣ﾋｿﾋｿ

あかり｢う、うん、わかった｣ﾋｿﾋｿ

京子｢では気を取り直して、決めゼリフいってみよー｣

あかり｢アッカリーン！｣

望月｢…今の、何？｣

京子｢説明しよう！あかりは決めゼリフを言うことによって自らの存在感をゼロにすることができるのだ！｣

榊原｢何それ｣ｱﾊﾊ

中尾｢ダメじゃん｣ｱﾊﾊ

京子｢ちなみにこのセリフはあかり以外が使っても効果あるから、みんな注目されたくない時には使ってみてね☆｣

勅使河原｢ぜってー逆に目立つし！｣

別のとある喫茶店

小椋｢じゃ適当に自己紹介から始めようか。あたしは小椋由美。夜見山北中学3年3組で、演劇部所属｣

赤沢｢赤沢泉美です。由美と同じく演劇部で、3年3組の対策係です｣

ﾓﾄﾊﾙ｢対策係？｣

小椋｢あぁ、うちの学校のローカルな制度だから気にしないで下さい｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢気にするなと言われると余計に気になるんだが｣

小椋｢気にしないでって言ったら気にしないで｣ｷﾞﾛｯ

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢…はい｣

綾野｢ちょっと2人ともテンション低いよ？｣

多々良｢せっかくの合コンなんだから楽しまなきゃ！｣

綾野｢というわけで、綾野彩、私も演劇部です。好きなタイプは笑顔が素敵で優しいイケメンです！｣

多々良｢多々良恵です。私は吹奏楽やってます。好きなタイプは、こうフワッとしてサクッとした感じです｣

ﾓﾄﾊﾙ｢フワッでサクッ？｣

ﾖｼﾀｹ｢お菓子かよ｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢じゃあ次は俺たちの自己紹介だな。真田北高校2年のヒデノリです。好きなタイプは…妙な妄想に俺を巻き込まない人｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢同じくタダクニです。好きなタイプは…暴力的じゃない人です｣

ﾖｼﾀｹ｢同じくヨシタケ。好きなタイプは…理不尽な要求を当たり前のように押し付けたりしない人｣

ﾓﾄﾊﾙ｢モトハルです。よくヤンキーっぽいって言われるけどそんなことありません。好きなタイプは…俺をオモチャ扱いしない人｣

小椋(なんでみんな好きなタイプを言う時そんな苦しそうな顔するの！？)

赤沢(なんで全員好きなタイプが｢○○しない人｣なの！？)

綾野(この人たち女絡みでロクな目にあったことがないと見た)

多々良(お砂糖もう1つ入れようかな…)

結衣｢榊原さんはどんな本読むんですか？｣

榊原｢ホラーが多いかな｣

京子｢ホラーといえばちなつちゃんだね｣

榊原｢吉川さんホラー好きなの？｣

ちなつ｢いえ、別に…｣

京子｢ちなつちゃんは描く絵がホラーなんだよ｣

中尾｢それだったら榊原より望月と気が合いそうだな｣

勅使河原｢さっき学校寄って置き忘れてたスケッチブック取って来たんだろ？見せてやれよ｣

望月｢う、うん…ちょっと恥ずかしいな｣ﾍﾟﾗ

京子｢うわ、上手ーい。なんかムンクの叫びっぽいですね｣

ちなつ｢私の絵ってこんなんですかね？｣

結衣｢ちなつちゃんの絵をもっと大人っぽくしたらこんな感じかも｣

望月｢吉川さんの絵も見てみたいな。色鉛筆持ってるから、何か描いてみてよ｣

ちなつ｢えーと、じゃあ…｣

結衣｢人物は禁止ね。ここら辺にある物適当に並べて静物画にしよう｣

京子｢よしじゃあ私は絵を描くちなちゅをスケッチしよう｣

ちなつ｢その呼び方やめてください。気持ち悪い｣

京子｢うぅ〜、相変わらず冷たいなぁ｣

綾野｢コーヒー通の泉美的にここのコーヒーはどう？｣

赤沢｢悪くはないけど…｣

小椋｢いつものイノヤのハワイコナ何とかかんとかにはかなわない？｣

赤沢｢えぇ。それと何とかかんとかじゃなくてエクストラファンシーよ｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢エクストラファンシー？ずいぶん可愛らしい名前のコーヒーだな｣

ﾓﾄﾊﾙ｢エクストラファンシーってのは最高級のコナコーヒーに与えられる称号だ｣

赤沢｢詳しいんですね。コーヒーお好きなんですか？｣

ﾓﾄﾊﾙ｢いや、たまたま知ってただけでコーヒーはそんなに…｣

赤沢｢そうですか…｣

ﾖｼﾀｹ｢最高級品ならもっと強くて美味そうな名前つければいいのにな｣

綾野｢例えば？｣

ﾖｼﾀｹ｢そうだな〜、ザ・ゴールデンブラック！とか｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢金なのか黒なのかはっきりしろよ｣

ﾓﾄﾊﾙ｢つーか大して強そうでも美味そうでもないだろそれ｣

ﾖｼﾀｹ｢じゃあお前何か考えてみろよ｣

ﾓﾄﾊﾙ｢え？うーん、えーと…｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢はい残念時間切れ〜｣

赤沢(何この頭の悪い会話)ｲﾗｲﾗ

赤沢(何この頭の悪い会話)ｲﾗｲﾗ

なんかめっちゃ赤沢さんっぽくてワロタｗｗｗ

望月｢それにしても意外だなぁ。船見さんみたいな真面目そうな人が合コンやりたがるなんて｣

結衣｢え？どういうことですか？私たちは今日集まってから京子に合コンだって聞かされたんですけど｣

榊原｢あれ？歳納さんは、結衣って友達が合コン合コンうるさくて、って言ってたけど…｣

結衣｢おい京子、どういうことだ？｣

京子｢ひゅーひゅひゅー｣

結衣｢吹けもしない口笛でごまかすな！｣ｺﾞﾝ

京子｢痛ぁ。殴らなくてもいいじゃんかー｣

ちなつ｢できました！｣

中尾｢おーどれどれ…何だこれ？｣

榊原｢これは…確かにホラーかも｣

結衣｢相変わらずだな…｣

勅使河原｢…ちょっと芸術的すぎて俺には理解できそうにないな｣

望月｢うーん、色の使い方なんかは大胆でいいと思うよ。基礎的なデッサンとかひと通り勉強すればいい線いくかも｣

中尾｢そうなのか？｣

ちなつ｢ほんとですかぁ？｣

京子｢私もでーきた！｣

中尾｢おーうめー｣

榊原｢歳納さんの絵はマンガ系なんだね。ってこの服…｣

勅使河原｢ミラクるんじゃねーか｣

ちなつ｢ちょっと京子先輩勝手にコスプレさせないでくださいよー｣

京子｢いやー、ちなつちゃんは見れば見るほどミラクるんに似てるからつい…｣

望月｢確かに、似てると言われれば似てるかもしれないね｣

京子｢私はミラクるんが好き。だからミラクるんに似たちなつちゃんも好き｣

ちなつ｢意味わかりません｣

多々良｢皆さん面白いですね！落研とか入ってたりするんですか？｣

赤沢小椋(え、面白い？)

ﾖｼﾀｹ｢俺らは全員帰宅部だ。うちの学校に落研なんかあったか？｣

ﾓﾄﾊﾙ｢さぁ、聞いたことないな｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢生徒会やってるモトハルが知らないならないんだろうな｣

ﾖｼﾀｹ｢ところで落研って何の略だ？オチなんとか研究会だろ？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢落ちゲー研究会じゃね？｣

ﾓﾄﾊﾙ｢あぁ、テトリスとかぷよぷよとかな｣

ﾖｼﾀｹ｢ぷよぷよといえば、ばよえ〜んって何なわけ？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢あの脱力系なのになんとも言えない強そうな響きは不思議だよな｣

ﾖｼﾀｹ｢そうか、じゃあハワイコナエクストラばよえ〜んにすればいいんだ！｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢そこに戻るのかよ！｣

多々良｢やっぱり面白いですよ！4人でコントとかやったら大ヒットするんじゃないですか？｣

小椋｢いや、ないない｣

綾野｢ちなみに落研っていうのは落語研究会の略ですよ｣

ﾖｼﾀｹ｢オチってついてないじゃん｣

ﾓﾄﾊﾙ｢いや、もしかして落語の落を訓読みしてるのか？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢おぉ、なるほど！｣

ﾖｼﾀｹ｢すげーなモトハル｣

赤沢(やっぱりこいつらただのバカだ)ｲﾗｲﾗ

男子高校生の日常面白かったなー
支援

京子｢ねぇねぇ、なんかゲームやりましょうよー｣

中尾｢なんかって何だよ｣

京子｢せんだみつおゲームとか！｣

望月｢せんだみつお？何それ｣

京子｢知らないの？ラララむじんくん♪のやつ｣

結衣｢まず最初の人が誰かを指さして｢せんだ｣って言って｣

勅使河原｢指さされた人は別の誰かを指さして｢みつお｣って言うんだ｣

ちなつ｢そしたら｢みつお｣で指さされた人の両隣の人が｢ナハナハ｣ってやるんです｣

中尾｢次は｢みつお｣で指さされた人が誰かを指さして｢せんだ｣って言う。これを延々繰り返すゲームだ｣

望月｢…それって何が面白いの？｣

>>28
> 赤沢(やっぱりこいつらただのバカだ)ｲﾗｲﾗ
馬鹿沢さん・・・

京子｢それで誰かがミスったら罰ゲームをやるんです！｣

勅使河原｢罰ゲームって言ってもなぁ…大人の飲み会だと一気飲みが定番なんだろうけど…｣

望月｢そう簡単にミスするかなぁ？｣

結衣｢ある程度酔っ払って適度に判断力が落ちてる時にやるから面白いのかも｣

榊原｢喫茶店で大騒ぎするわけにもいかないしね｣

ちなつ｢というわけで却下です｣

中尾｢じゃあ王さm｣

ちなつ｢却下です｣

勅使河原｢なぁ、そろそろ移動しないか？｣

結衣｢そうですね｣

中尾｢カラオケとかどうよ？｣

京子｢賛成ー！｣

榊原｢じゃあカラオケ行こうか｣

赤沢さんって好きじゃない男の人の会話は内容に関わらず馬鹿扱いしそうだな

小椋｢そういえばユウくんは元気してる？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢あぁ、兄貴は元気に不真面目大学生やってるよ｣

小椋｢へぇ、ユウくんが大学生かぁ｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢敦志くんは？兄貴とタメだよな。大学生？それとも就職した？｣

小椋｢アニキは…どっちでもない。高校出てからほとんど部屋にこもりっきりで｣

綾野｢今流行りの引きこもりってやつね｣

ﾓﾄﾊﾙ｢いや、流行っちゃいないだろ…｣

ﾖｼﾀｹ｢そうか、その手があったか！｣

多々良｢その手？｣

ﾖｼﾀｹ｢俺らもう高2じゃん？そろそろ進路考えなきゃいけないわけよ。進学か就職かとかさ｣

赤沢(こいつらが入れるような大学なんてあるのかしら)

ﾖｼﾀｹ｢だが今ここに進学も就職もしないという第3の選択肢が提示されたわけだ｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢なるほど、独り部屋に閉じこもり、社会との関わりを断って人知れず寂しく死んでいくというわけか｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢ある意味、幸せかもな…｣

綾野｢ちょっとちょっと、なんでそんなネガティブなの？そんなの全然幸せじゃないですよ！｣

ﾓﾄﾊﾙ｢幸せの形は人それぞれだぜ…｣

小椋｢でもあれはダメだと思う。人として｣

綾野｢でも確かに仕事も勉強もしないで好きなことだけやって一生過ごせたら最高だよね｣

多々良｢じゃあ、どうやったらそんな人生を送れるかを考える仕事、とか｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢何だそりゃ｣

支援

りんごちゃん｢あぁもう、参ったなぁ｣ﾓｸﾞﾓｸﾞ

りんごちゃん｢あ、あそこにいる人たちに聞いてみよう｣ﾑｼｬﾑｼｬ

りんごちゃん｢あのーすいません、つかぬ事をお聞きしますが…｣

榊原｢はい何でしょう？｣(小学生かな？)

りんごちゃん｢ここどこですか？｣

結衣｢大ざっぱに言うと七森だけど…｣(迷子の小学生かな？)

りんごちゃん｢実は…かくかくしかじか｣

ちなつ｢つまり、乗るバス間違えた上に途中で寝ちゃって見知らぬ場所で降ろされて｣(アホな小学生だ)

勅使河原｢しかも買い食いしてたら帰りのバス代がなくなった、と｣(しょーもないガキだな)

りんごちゃん｢そうなんです…｣

いつも通りの赤沢さんでワロタ

食ってんじゃねーよｗｗｗｗ

京子｢真田に行くバスならすぐそこから出てるよ。350円ぐらいで行けるかな？｣

望月｢子供料金だからその半額じゃない？｣

りんごちゃん｢子供料金って…私高校生なんだけど｣

全員｢え、年上！？｣

中尾｢…仕方ないから俺らで100円ずつ出すか？｣

榊原｢そうだね｣

りんごちゃん｢ありがとう。ほんっとありがとう。機会があったら必ず返すから｣

京子｢気をつけて帰ってねー｣

勅使河原｢もう買い食いすんなよー…って、あの人年上なんだっけ｣

京子｢あ、そうだった｣

向日葵｢それ美味しそうですわね。わたくしもチーズケーキにすればよかったですわ｣

櫻子｢一口あげるよ。はい｣

向日葵｢な、何ですの？｣

櫻子｢はい、あーん｣

向日葵｢もう、櫻子ったら｣ﾊﾟｸ

向日葵｢美味しいですわ。わたくしのチョコケーキも一口差し上げます。あーん｣

櫻子｢やった！あーん｣ﾊﾟｸ

櫻子｢うん、美味しー！｣

ﾓﾄﾊﾙ｢あそこ、女の子同士で食べさせ合ってる｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢微笑ましいな｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢そうか？｣

ﾖｼﾀｹ｢シュールだ…｣

多々良｢亜紀ちゃんと杏子ちゃんみたい｣

綾野｢あー、あの2人もよくやってるね｣

ﾓﾄﾊﾙ｢女子同士ではわりとあることなのか？｣

赤沢｢そんなことは決してないわ｣

多々良｢男子同士ではないんですか？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢いや、ありえねーだろ｣

小椋｢ねぇ、そろそろどっか行かない？｣

綾野｢ボウリングとかどうかな？｣

ﾖｼﾀｹ｢いいねぇ、ボウリング｣

綾野｢よしじゃあけってーい！｣

その頃…杉浦家＠七森

綾乃｢｣ﾎﾞｹｰ

千歳｢綾乃ちゃんどないしたんぼーっとして。歳納さんのことでも考えとったん？｣

綾乃｢な、なんで歳納京子が出てくるのよ！｣

千歳｢歳納さん今日合コンらしいで〜｣

綾乃｢へぇ合こ…合コン！？そんな、いかがわしい…不純異性交遊は禁止キンデルダイクよ！｣

千歳｢えぇやないか合コンぐらい。相手は年上の人らしいで〜｣

綾乃｢と、年上の男？怖い目にあったりしてなければいいけど…｣

千歳｢…｣ｶﾁｬ

綾乃『歳納京子！合コンに行ってきたんですって？』

京子『あ゛や゛の゛〜』ｳﾙｳﾙ

綾乃『ど、どうしたの？』

京子『男の人怖かったよ〜』ｷﾞｭｯ

綾乃『バカね、歳納京子』ｻﾜｯ

京子『ちょ、綾乃、どこ触って…』

綾乃『私が怖いことなんか全部忘れさせてあげる』

京子『綾乃…』

千歳｢はぁあ〜｣ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

綾乃｢ちょっと千歳、鼻血！｣

千歳｢あぁ綾乃ちゃん、すまんなぁ｣ﾌｷﾌｷ

多々良｢あの、ちょっと待ってください｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢どうした？｣

多々良｢靴紐がほどけちゃって｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢おいみんな、ちょっと待っ…｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢おい、そこのコンビニ、ポテト半額だぜ！｣

綾野｢ほんとだ！寄ってく？｣

ﾓﾄﾊﾙ｢別にポテトはいらないけど寄ってくか｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢…あいつら行っちまったよ｣

多々良｢ごめんなさい、お待たせしました。あ、信号赤になっちゃいましたね｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢あぁ｣

タダクニはポテト厨なのか

多々良｢…｣(あれ？なんだかちょっと気まずい雰囲気？)

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢…｣(別に何か話さなきゃいけないわけでもないがこういう間は苦手だ…)

多々良ﾋﾃﾞﾉﾘ｢｢あの…｣｣

多々良｢あ、大した用事じゃないんでお先にどうぞ｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢いや、俺も大した話じゃないんだが…｣


文学少女｢ん？あれは…ヒデノリくん？｣

友達｢何？どうかした？｣

文学少女｢…の隣にいる子は誰！？なんかいい感じで談笑とかしちゃってる！？｣ﾜﾅﾜﾅ

友達｢どしたの？おーいやっさーん、帰ってこーい｣

京子｢よっしゃ私からいくぜー！｣

望月｢何歌うの？｣

京子｢魔女っ娘ミラクるん！｣

結衣｢やっぱり｣

京子｢いくよげっちゅーあいのすーてっきでくるくーるみらくるんかけちゃう♪｣

中尾以外｢だれでーもーにっこりーえがおにしちゃうそれがーまじょっこーみらくるん♪　ハイ！｣

中尾｢なんでみんな歌えるんだよ｣

榊原｢まあサビぐらいはね｣

勅使河原｢一度聞いたら耳から離れないぞ｣

赤沢｢ボウリングなんて随分久しぶりね｣

綾野｢4人ずつに分かれてチーム戦やろうよ！｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢いいだろう。負けた方は勝った方にジュースおごりな｣

小椋｢受けて立つよ。じゃあチーム決めようか｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢…というわけで、俺、ヨシタケ、綾野さん、多々良さんチームと｣

小椋｢私、泉美、タダクニさん、モトハルさんチームか｣

ﾖｼﾀｹ｢せっかくだから個人戦もやろうぜ｣

小椋｢じゃあ個人スコアが一番低かった人は罰ゲームとして一発芸やるとか｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢いいのか、そんなこと言っちゃって。今のうちに一発芸考えとけよ？｣

小椋｢それはこっちのセリフだよ｣

ﾓﾄﾊﾙ｢じゃあ始めようか｣

京子｢次誰ー？｣

勅使河原｢お、俺だな｣

京子｢ほいマイクー｣

勅使河原｢サンキュー｣

勅使河原｢ほんの　ちーいさな　できごとにー　あいはー　きずーつーいてー♪｣

中尾｢渋いな｣

望月｢古いな｣

ちなつ｢この歌古いんですか？去年あたりドラマで聞いた記憶が…｣

結衣｢うん、でも曲自体は私たちが産まれるよりずっと前のだよ｣

勅使河原｢望月は何歌うんだ？｣

望月｢…ZARD｣

勅使河原｢女の曲かよ｣

望月｢いいじゃない。好きなんだよ｣

勅使河原｢まぁいいけど｣

望月｢ゆれーるーおもーいーからぁだじゅーかんーじーてー♪｣

京子｢きゃー望月さんかわいいー｣

望月(…これほめられてるのかな、バカにされてるのかな？)

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢っしゃぁストライク！｣

ﾖｼﾀｹ｢バッターアウッ！｣

多々良｢野球ちゃうわ！｣ﾋﾞｼｯ

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢甘い｣

多々良｢え？｣

綾野｢やった、私もストライク！｣

多々良｢バッターアウト！｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢低めの変化球にバットが空を切りました。空振り三振です。解説のヨシタケさん、最後はフォークボールだったでしょうか？｣

ﾖｼﾀｹ｢ええ、そうだと思います｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢スローで確認してみましょう。あ、やっぱり挟んでますね｣

ﾖｼﾀｹ｢コース、落差とも申し分ない素晴らしい投球でした｣

ﾋﾃﾞﾉﾘﾖｼﾀｹ｢｢…って野球ちゃうわ！｣｣ﾋﾞｼﾋﾞｼｯ

多々良｢お〜、これが本場のノリツッコミ！しかもダブルでお得！｣

綾野｢いや、ノリ部分長すぎでしょ｣

赤沢さんの不機嫌顔が目に見えるようだ

赤沢｢…｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ｽｺｰﾝ

小椋｢…｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ｽｺｰﾝ

ﾀﾀﾞｸﾆ(誰も何も言わない。重苦しい…)

ﾓﾄﾊﾙ(隣のレーンはあんなににぎやかなのに…)

ﾀﾀﾞｸﾆ｢あ、しまった…｣ｶﾞｰﾀｰ

赤沢｢ちょっと何やってるのよ｣

小椋｢しっかりしてよねもう｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢すんません…｣

ﾓﾄﾊﾙ｢7、10のスプリットか…とう｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ﾄﾞﾏﾝﾅｶｰ

小椋｢何それ、信じらんない｣

赤沢｢せめてどっちかには当てなさいよね…｣

ﾓﾄﾊﾙ｢申し訳ない…｣

赤沢「」ｲﾗｲﾗｲﾗ

ちなつ｢結衣先輩への愛を込めて歌います｣

結衣｢またまた…｣

ちなつ｢キャンユーセレブレー　キャンユキィスミートゥナーイ♪｣

中尾｢なんか、目がマジだ…｣

勅使河原｢結衣ちゃんが好きって、ネタじゃなかったのか？｣


中尾｢たえーまなくーそーそぐーあーいのーなをぉー｣

勅使河原(カラオケ言い出しっぺのくせにひでぇ音痴だな)

榊原(こんなに堂々と音外す人初めて見た…)

望月(謝れ！全国のGLAYファンに謝れ！)

中尾｢やーわーらーかーなーかーぜーがーふくぅ　こーのーばーしょでぇー｣

勅使河原(やっと終わった…)

女子｢おー…｣ﾊﾟﾁﾊﾟﾁ

中尾｢そんなにほめるなよ。まぁ、それほどでもあるけど｣

望月(愛想笑いだよ！気づけよ！)

榊原(もしかして上手いと思ってる！？)

ちなつ｢結衣先輩は歌わないんですか？｣

結衣｢私は…｣

勅使河原｢ほらサカキも何か入れろよ｣

榊原｢うん…｣

京子｢よしじゃあまだ歌ってない2人でデュエットしてもらおうか｣

結衣｢いや、1人で歌わせて｣

中尾｢榊原、振られたな｣

榊原｢むしろ僕もそっちのほうがありがたい｣

京子｢ちぇ、つまんなーい｣

七森中がわからん

綾野｢あ、やっちゃった！｣ｶﾞｰﾀｰ

多々良｢ドンマイだよ、彩ちゃん！｣

ﾖｼﾀｹ｢よっしゃ俺が取り返してやる｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ｽｺｰﾝ

綾野｢あぁ、惜しい！｣

ﾖｼﾀｹ｢何で倒れないの！？あの右端のピン、今当たったよな？何で？ねぇ何で？当たっただろ！｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢うるさい！早く2投目いけ！｣

ﾖｼﾀｹ｢お前だけは許さねぇ…絶対倒す！！｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ｽｶｯ

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢大見栄切っといてこれだよ｣

綾野｢ど、ドンマイです…｣

ﾖｼﾀｹ｢ぬわぁあ〜｣ﾊﾞﾀｯ

多々良｢あぁ、ヨシタケさんがやられた！｣

赤沢｢…｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ｽｺｰﾝ

小椋｢…｣ｺﾞﾛｺﾞﾛｺﾞﾛ ｽｺｰﾝ

ﾀﾀﾞｸﾆ｢直接殴られるより口でいろいろ言われる方がきついな…｣

ﾓﾄﾊﾙ｢俺ら何かあの2人を怒らせるようなことしたのかな…｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢向こう楽しそうだな…｣

ﾓﾄﾊﾙ｢すげー和気藹々としてるな…｣

小椋｢何ぼーっとしてるの？タダクニさんの番だよ｣

赤沢｢やる気あるのかしら、まったく｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢はい、すいません…｣(あれ？俺年上だよな…)

>>14
2016
22624
20444

>>33,41
109

すべってるな

結衣｢まっしーろーなとーきーはーかーぜーにーさらーわれーてー♪｣

中尾｢お、ラルクか｣

ちなつ｢きゃー、結衣先輩かっこいいですぅー！｣

勅使河原(この子やっぱりガチなのか？)


榊原｢ぜったいきみがすーきだよー　かるくことばーかわすだけでー♪｣

勅使河原｢福山雅治かよ。カッコつけやがって｣

中尾｢しかもそれでちゃんとカッコがつくからムカつくよな｣

女子｢…｣

望月(普通の女の子だったら軽く惚れてもおかしくないのに、なんでいまいち盛り上がってないんだろう)

京子｢ちなつちゃん、デュエットしようよー｣

ちなつ｢イヤですよ｣

京子｢えーいいじゃーん、1曲だけー｣

ちなつ｢…仕方ないですねぇ。何歌うんですか？｣

京子｢PUFFY！ちなつちゃんどっちのパートがいい？｣

勅使河原｢PUFFYにパート分けとかあったっけ？｣

AnotherSSここだけか

�C

頑張れ

望月｢榊原くん、僕たちもデュエットしようよ｣

榊原｢男同士で歌うのをデュエットって表現するのは違和感あるけど…何歌う？｣

望月｢KinKiとかどうかな｣

榊原｢いいね。どっちのパートやる？｣

京子｢そりゃ恒一さんが光一くんでしょ｣

望月｢じゃあ僕が剛くんだね。先に歌うのはどっちだっけ？｣

結衣｢剛くんだったと思いますけど…｣

ちなつ｢私もそうだったと思います｣

中尾｢光一じゃなかったか？｣

勅使河原｢いや、剛からだろ｣

榊原｢じゃあ多数決で望月が先ね｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢結果発表〜！｣

ﾖｼﾀｹ多々良綾野｢｢｢いえーい！｣｣｣

小椋チーム｢ぃぇーぃ…｣

綾野｢ちょっとそっちテンション低すぎない？｣

小椋｢いいから早く発表してよ｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢では発表します！｣

ﾖｼﾀｹ｢ダラララララララララララ…｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢…｣

ﾖｼﾀｹ｢早くしろよ！｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢改めまして、発表します！｣

ﾖｼﾀｹ｢ダラララララララララララ…｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢チームヒデノリ、2ゲーム合計1023点！チームユミ坊、997点！勝者、チームヒデノリ！！｣

ﾖｼﾀｹ多々良綾野｢｢｢やったー！！｣｣｣

ﾓﾄﾊﾙ｢…低レベルな戦いだったな｣

赤沢｢全くだわ｣

綾野多々良｢｢ジュ･ー･ス！ジュ･ー･ス！｣｣

小椋｢わかってるようるさいなぁ｣

ﾖｼﾀｹ｢続きまして個人成績最下位を発表します！2ゲーム合計193点の…綾野彩！！｣

綾野｢嘘ぉ！｣

多々良｢ちょっとフォアボールが多かったよね｣

小椋｢フォアボール？｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢ちなみに7位のタダクニとはわずか1点差だ｣

ﾀﾀﾞｸﾆ｢うぉ危ねぇ〜｣

京子｢いやー歌った歌った｣

中尾｢何で腹をさすりながら言うんだよ｣

勅使河原｢食った食ったってノリだな｣

結衣｢ミラクるん関係は制覇したんじゃないか？｣

京子｢当然！｣

榊原｢けっこう遅くなっちゃったし、最後にプリクラでも撮って解散にしようか｣

ちなつ｢そうですね｣


ﾌﾟﾘｸﾗ『3、2、1、はいチーズ！』ｶｼｬ

結衣｢今日は京子のわがままに付き合っていただいてありがとうございました｣

勅使河原｢こちらこそ。俺たちも楽しかったぜ｣

榊原｢じゃあみんな、気をつけて帰ってね｣

京子｢うん、それじゃまたね。バイバーイ｣

望月｢さようならー｣

中尾｢…またねって言っても、誰も連絡先交換とかしてないだろ｣

榊原｢あ、そう言えば…｣

綾野｢ちくしょ〜やりますよやればいいんでしょ！｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢何をやってくれるのかな？｣

綾野｢モノマネやります！ビートたけしのマネをする松村邦洋のマネ！｣

ﾖｼﾀｹ｢シュールだ｣

綾野｢何だバカヤロこのやろ、おいダンカンバカヤロこのやろ｣

ﾖｼﾀｹ(似てない。たけしにも松村にも似てない)

ﾋﾃﾞﾉﾘ(ちょっと痛々しいな…)

綾野｢…あれ？おかしいな…コマネチ！｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ(あーやっちゃったよ苦し紛れのコマネチ！)

ﾖｼﾀｹ(もう誰か止めてやってくれ…)

綾野｢コマネチ！｣

小椋｢彩、もういいんだよ｣

赤沢｢もうやめて、彩｣

綾野｢そんな…けっこう自信あったのに…｣ｶﾞｰﾝ

これは酷い‥‥

ﾖｼﾀｹ｢お、もうこんな時間か｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢せっかくだから最後にプリクラでも撮って終わりにしようか｣

多々良｢そうですね｣


ﾌﾟﾘｸﾗ『撮るよ〜、はいチーズ！』ｶｼｬ


赤沢｢それじゃ、さようなら｣

ﾖｼﾀｹ｢あぁ、今日はありがとうな｣

ﾀﾀﾞｸﾆﾓﾄﾊﾙ｢｢お疲れっした！｣｣ﾍﾟｺﾘ

小椋｢ヒデくん、ユウくんによろしくね｣

ﾋﾃﾞﾉﾘ｢あぁ、敦志くんにもよろしく伝えてくれ｣

小椋｢みんなごめんね、バカに付き合わせちゃって。ヒデくんがバカなのはわかってたけど友達みんなバカとは…｣

赤沢｢類は友を呼ぶって本当なのね｣

多々良｢彩ちゃん、大丈夫？｣

綾野｢うん、何とか…｣

支援

中尾｢おい、あれ赤沢じゃないか？｣

勅使河原｢ほんとだ。綾野と小椋も一緒だな｣

望月｢もう1人は多々良さんかな？｣


綾野｢あれ？あそこにいるのこういっちゃんと…｣

赤沢｢その他もろもろね｣


榊原｢やぁ、奇遇だね｣

赤沢｢えぇ。4人で遊びに行ってたの？｣

勅使河原｢あぁ。そっちはちょっと珍しい取り合わせだな｣

赤沢｢え、えぇ、最初は3人だったんだけど、途中でたまたま恵に会って、合流したの｣

多々良｢え？私たち4人で合…｣

小椋｢ほんと偶然だったよねー｣

綾野｢ねー｣

多々良｢う、うん…｣

見崎｢あら、皆さんお揃いなのね｣

榊原｢見崎…！｣

赤沢｢見崎さん…！｣

見崎｢みんな合コンはどうだった？｣

榊原｢ご、合コン？｣

赤沢｢な、何のことかしら？｣

見崎｢とぼけても無駄。榊原くんたちは七森中と、赤沢さんたちは真田北高と合コンだったんでしょ？｣

望月｢…バレてるんじゃしょうがないよ｣

小椋｢…向こうも同じ穴のムジナみたいだし｣

見崎｢どうだったの、榊原くん？｣

榊原｢うーん、合コンっていうより合コンごっこって感じだったかな｣

勅使河原｢出会いを求めてるっていうより合コンってのを体験してみたいって感じだったよな｣

望月｢いつも一緒に遊んでるメンバーだったみたいで4人で完結しちゃってるところもあったし｣

中尾｢なぁ、ところでミラクるんって人気なのか？｣

赤沢｢ミラクるん？確かアニメよね。中学生が見るものじゃ…｣

多々良｢面白いよね、ミラクるん！｣

綾野｢子供向けアニメの皮をかぶった本格社会派ファンタジーって話題だよ｣

小椋｢アニキがどハマりしててアニメとか見せられたけど、あたしもハマっちゃいそう。ミラクるんが可愛くてもう｣

見崎｢私はライバるん派かな｣

榊原｢へぇ、見崎らしいな｣

綾野｢勅使河原もライバるん派だったりするんじゃないの？｣

勅使河原｢な、なぜそれを…｣

綾野｢だってライバるん衣装がエロいもん｣

望月｢ははは、なるほど｣

赤沢｢え？え？｣

中尾｢珍しく赤沢だけ俺と同じ意見みたいだな｣

赤沢｢…最悪｣

見崎｢で、そっちはどうだった？｣

赤沢｢こんな感じよ｣ﾍﾟﾗ

勅使河原｢ん？プリクラ？…こ、これは！｣

中尾｢綾野の笑顔がぎこちない！｣

榊原｢綾野さん、何かひどいことされたの？｣

綾野｢いや、そういうわけじゃないけど、いろいろね…｣

望月｢小椋さんはすごい作り笑顔だし、赤沢さんに至っては笑顔を作ろうという気もないみたいだね｣

勅使河原｢男のほうも、眼鏡と金髪はなんかびみょーな顔してるし｣

榊原｢あとの2人は何かに怯えたような表情だ…｣

中尾｢お前らいったい何してきたんだよ…｣

赤沢｢合コンよ｣

望月｢多々良さんだけすごく楽しそうだね…｣

多々良｢うん、すっごく楽しかったよ｣

勅使河原｢ど真ん中で満面の笑みでダブルピースって…多々良こんなキャラだったか？｣

小椋｢そっちはプリクラとかないの？｣

榊原｢あぁ、あるよ｣

綾野｢あれ？女の子3人しか写ってなくない？｣

中尾｢え？あれ？ほんとだ｣

勅使河原｢どれどれ…結衣ちゃんと、京子ちゃんと、ちなつちゃんと、あと1人誰だっけ？｣

望月｢あ、これじゃない？お団子が見えるよ｣

榊原｢撮る瞬間に歳納さんが飛び上がったから被っちゃったんだ｣

見崎｢まるで『いない者』ね｣

支援

勅使河原｢…結論としては、合コンって、けっこうロクなもんじゃないみたいだな｣

中尾｢少なくとも中学生がやるもんじゃなかったんだろ｣

小椋｢ちょっとでも期待しちゃったのがバカみたい｣

赤沢｢今日のことは、できればこの9人だけの秘密にしたいわね｣

望月｢だね｣

綾野｢そしてきれいさっぱり忘れちゃいたいわ…｣

見崎｢私、みんなが合コンするっていろんな人に話しちゃったけど｣

勅使河原｢マジかよ！？｣

中尾｢うわマジで明日学校行きたくねー｣

榊原｢いろんな人って、怜子さんも入ってるの？…帰りづらい｣

綾野｢初めて『いない者』になりたいと思ったわ…｣

多々良｢どうして？楽しかったよって報告するだけじゃない｣

小椋｢恵はちょっと黙ってて｣

赤沢｢これは対策が必要ね…｣

一応これで本編終わりです
ほとんど誰も見てないっぽいけどあとおまけを3つほど投下します

続くのか

�C

ここで！？

この後こいつらでやり直し合コンするんじゃないのか‥‥

おまけ1　翌日のごらく部


結衣｢京子は榊原さんと夜見山の古本屋で知り合ったって言ってたよな？｣

ちなつ｢なんだってわざわざ夜見山まで？｣

京子｢ミラクるんのレア物同人誌が入荷してるって噂聞いて通ってたんだけど、空振りだったよー｣

ｶﾞﾗｯ

綾乃｢歳納京子ー！合コンに行ったんですって？｣

京子｢綾乃！なんだよいきなり｣

結衣｢けっこう楽しかったぞ｣

綾乃｢船見さんも行ったの？｣

ちなつ｢ごらく部4人で行ったんですよ｣

綾乃｢なんてこと…ごらく部はいつからそんなハレンチな部になってしまったの…｣

京子｢ハレンチ？｣

結衣｢合コンって言っても、お茶してカラオケ行っただけだよ｣

ゆるゆりともう一回合コンしてよ

綾乃｢へ？そうなの？｣

千歳｢ハレンチなんは綾乃ちゃんの想像だけやったみたいやなぁ｣

京子｢綾乃〜、何想像してたんだよ？｣

綾乃｢な、何でもないわよ｣

結衣｢プリクラ見るか？｣

綾乃｢どれどれ？｣

千歳｢あれ？赤座さんが写ってへんでぇ？｣

京子｢あぁ、あかりならここに｣

結衣｢京子が急に飛び上がるから被っちゃったんだよ｣

ちなつ｢安心のあかりちゃんクオリティですね｣

あかり｢ひどいよぉちなつちゃん｣

京子｢ちなみに今のは喫茶店での自己紹介以来のセリフだったな｣

あかり｢それもっとひどいよぉ｣


＼ｱｯｶﾘｰﾝ／

おまけ2　翌日の真田北高生徒会室


りんごちゃん｢乗るバス間違えた上に途中で寝ちゃって…｣

副会長｢大変でしたね｣(相変わらずバカだなぁ)

りんごちゃん｢買い食いしてたら帰りのバス代なくなっちゃって…｣

唐沢｢災難でしたね｣(相変わらずアホだなぁ)

りんごちゃん｢その辺にいた人に助けを求めたら小学生扱いされて…｣

会長｢失礼な連中だね｣(小学生のほうがよっぽどしっかりしてるよ)

ﾓﾄﾊﾙ｢ちぃーっす｣ｶﾞﾁｬ

りんごちゃん｢お邪魔してるわよ｣

副会長｢合コンどうだったよ？｣

ﾓﾄﾊﾙ｢｣ｼﾞﾜｯ

りんごちゃん｢な、何泣いてるの！？｣

ﾓﾄﾊﾙ｢合コン、怖ぇよ…｣

唐沢｢よく頑張ったな、モトハル｣

ﾓﾄﾊﾙ｢唐沢がどれだけ辛い目にあってきたか、少しだけわかった気がする｣

りんごちゃん｢え？合コンって、あの合コンよね？｣

会長｢合コンは戦いだよ。生半可な気持ちで臨むと命を落としかねない｣

りんごちゃん｢え？えぇ〜〜！？｣

会長｢それよりりんごちゃん、さっきの話モトハルにも聞かせてやってよ｣

りんごちゃん｢それがね…バス間違えて…買い食いして…小学生…｣

ﾓﾄﾊﾙ｢…りんごちゃんさん(のバカさ加減)を見たら、ちょっとだけ癒されたっす｣

りんごちゃん｢そ、それってどういう…｣

会長｢よーし、みんな揃ったところでラーメンでも食いに行くかー｣

りんごちゃん｢行く！｣

支援

１組くらいはくっつく
そんなことを思っていた時期が僕にもありました

おまけ3　女子中学生は異常


中島｢いったいこれはどういうこと？｣

江藤｢私たち3人で何をしろと？｣

佐藤｢あ、カンペ｣

中島｢なになに、3人で好き勝手やってくれたまえ…？｣

佐藤｢好き勝手って言われても…｣

中島｢何か異常なことをすればいいのかな？｣

江藤｢とりあえず脱いどく？｣

佐藤｢えぇ！？｣

江藤｢冗談だよ｣

中島｢異常なことといえば…好きな子のリコーダー舐めるって話よく聞くけど、ほんとにやる人いるのかな？｣

佐藤｢マンガの中の話じゃないの？｣

江藤｢よしじゃあそれやってみようか｣

佐藤｢えぇ！？｣

江藤｢これから教室行ってジャンケンして、負けた人が榊原くんのリコーダー舐めるってことで｣

佐藤｢どうして榊原くんなの？｣

江藤｢他の誰かがよければそれでもいいけど｣

中島｢榊原くんのなら…いいかな｣

江藤｢だよね。私も榊原くんならいいかなと思って｣

佐藤｢ほんとにやるの？でもまあ榊原くんなら…｣

江藤｢じゃあ決まりね。行こう｣

ｶﾞﾗｶﾞﾗ

有田｢はぁはぁ、榊原くん…｣ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

江藤｢松子…？｣

佐藤｢何してるの…？｣

中島｢それ、榊原くんのだよね…？｣

有田｢あ…｣


おしまい

終わりか・・・乙

乙

完走感謝

乙

多々良「今日は男の人と遊べて楽しかったなぁ〜」

多々良「でも榊原君がいればもっと楽しかったかも‥‥」

榊原「ありがとう多々良さん　じゃあ今度は僕たちで合コンする？」ﾆｺｯ

一同「え！？」

榊原「僕の家で遊ぼっか　怜子さんもいるし」

望月「行く行く　行きます　みんな行くよね　ね」

てな感じで

続きよろ

乙

>>98
もうあるぞ

>>1乙

信じられるか…この程度のSS書くのに1週間構想練ったんだぜ
というわけで即興とか無理なので、続きは勘弁してください
とりあえずクロスオーバーが書きたかっただけなのでAnotherのキャラ同士の絡みは全然考えてなかったりするし
いっそ>>98がそのまま書いちゃってもいいよ