1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
立ったら書く
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:58:28.02 ID:2V5fEllP0
榊原「ただいまー」
(俺の名前は榊原恒一。
ルックスも成績も特に秀でたもののない夜見山中学の3年生だ。
ただそんな俺にはほかに誰も知らないであろう秘密がある。
俺はゾンビだ。)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 21:58:58.13 ID:2V5fEllP0
(どうしてこうなったかっていうのは詳しく話せば長くはなるが、
もともと気胸という病気を患っていた俺がそれが原因で突然死んでしまった。
死ぬ直前にはやっぱり死にたくないだの、どうして俺が死ぬのかだのを考えてし
まう。
その心の声を聞いてくれたのか、ある一人の少女が俺をゾンビとして生き返らせてくれた)
【おかえり】
一人称俺じゃ無いし
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:04:15.33 ID:2V5fEllP0
(このメモ帳でしか意思表示をしない眼帯をして全身に鎧をまとった少女がそれである。
名前は鳴。
俺を生き返らせてくれてからこの家に居候という形で一緒に生活をしている。
自身のことは、えーっとたしかネクロマンサーとか言ってたっけな。
正直言ってかわいい)
榊原「今日の夕食は何にするー?」
見崎「…………」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:06:46.86 ID:uUVM/+n00
小椋「しゃーなしだ!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:08:14.33 ID:wtn10rGS0
きたい
8 :
そのうち分かる設定なんだ(´・ω・`):2012/04/21(土) 22:10:57.57 ID:2V5fEllP0
榊原「昨日は煮魚だったからそろそろ中華かなー?」
見崎「…………」
【満漢全席】トントン
榊原「いやいや、そんなん無理だから!!」
(とまあこんな具合で結構アグレッシブな子なんだよね
モテたことのない経験から女の子にはあらがえない、
という自分の弱さに打ちひしがれることは多々ありますが)
期待
有田「愛してるぞ!糞ダーリン」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:15:16.56 ID:2V5fEllP0
榊原「……じゃあチンジャオロースくらいでいいかな?」
見崎「…………」コクコク
………
……
…
榊原「ご馳走様でしたー」
見崎「…………」モグモグ
榊原「食べてるところ悪いんだけど、いつもの散歩に行ってくるわ」
榊原「もちろん帰ってから皿洗いは俺がやっとくから」
見崎「…………」モグモグ
しゃーなしだな
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:20:26.02 ID:2V5fEllP0
(立ち上がって居間から玄関へと出る俺
その時後ろで鳴がカリカリとペンを走らせているのを俺は気づくことができなかった)
【気を付けて】
………
……
…
榊原「散歩と言ったらやっぱりここだよなー」
榊原「なんでかゾンビになってから墓場に来ると安心するし」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:23:00.49 ID:+uidYQtbO
鳴:ユー
ハルナ:小椋
セラ:赤沢
トモノリ:綾野
平松:多々良
サラス:有田
三原:金木
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:24:51.70 ID:QtECVRv30
そういやどっちもヒロインの妄想してるんだよな
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:24:54.13 ID:2V5fEllP0
榊原「やっぱり死が近い存在だからかな?」
榊原「さて、コーヒーコーヒー」プシュ
榊原「あー、墓場で飲むハワイコナはやっぱり最高だわー」
キインキイン!
榊原「……なんだ?」
榊原「あっちのほうから音が……」ジー
ドゴンンンッ!
小椋「そこをどけー!」
榊原「うわぁ!」ドサッ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:28:01.40 ID:uUVM/+n00
ハルナも小椋ちゃんも貧乳とかwwww
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:28:48.42 ID:XLc4iUV6O
多々良支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:31:42.08 ID:2V5fEllP0
小椋「いたたたた〜、ってあれ?」
榊原「もぐぉもぐぉ(ピンクと白の縞々……)」
小椋「あん? 今それどころじゃねーんだよ、邪魔すんな!」
榊原「ぶはっ! 飛んできたのはそっちだろうが!」
小椋「うっせーよ! うまくいかないと単位落とすかもしんないんだからな!」
大先生が千曳さんとかやめてくれよ
21 :
字数制限がつらい:2012/04/21(土) 22:36:22.00 ID:2V5fEllP0
榊原「……単位? っていうかそのピンク色の格好は?」
小椋「お、おい! 後ろだ、よけろ!」
クマッチ「クマァァァァァァァァァ!!」グサッ!
榊原「ぐぁぁぁぁぁぁああああああああ!」
小椋「あーあ、だから言ったのに!これじゃ減点になっちゃうだろ!」
クマッチ「クマー」ドスンドスン
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:38:37.86 ID:2V5fEllP0
小椋「ま、終わったことはしゃーないか」グサッ
小椋「ミストルティン、魔力全開!」ウイイイイイイイイン
榊原「なんだこのピンク色の風は……?」
小椋「一発で仕留めてやっからな」ヒューン
小椋「ミストルティン・キーック!」ブチブチブチブチ
榊原「それキックじゃねえええええええええ!!」
クマッチ「クマァァァァァァァァァ!!」サラサラ
口調とかキャラ変えてまでアナザーでやる意味あんの?
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:40:15.80 ID:rkMA5opn0
うむ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:41:30.38 ID:2V5fEllP0
小椋「戦いに犠牲はつきもの、しゃーなしだな!」ドヤァ
榊原「……おい、勝手に殺すな勝手に」
小椋「ええっ、何で真っ二つにされて生きてんの、きもっ!」
榊原「お前がやったんだろーが!」ビシィ
小椋「あーはいはい、それじゃ、見られたってことで記憶消すからなー」テクテク
榊原「お、おい!」ヒューン
小椋「あれ? 私の魔法が効かない?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:43:24.79 ID:4hYrNKC/0
千曳さんはなんかあの血を吐くやつでいいだろ
28 :
そのうち‥‥としかいえない:2012/04/21(土) 22:44:23.97 ID:2V5fEllP0
榊原「つーかなんでお前裸になってるんだ?」
小椋「……っ!? 見るな、見るな、死ね、すぐ死ね、今すぐ死ねー!」ドカッボカッ
………
……
…
(というわけでなぜか彼女、小椋も俺と一緒に同居するようになった)
勅使河原「オッス、サカキー! 今日はやたらと憂鬱そうだなー!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:45:30.27 ID:4hYrNKC/0
アンダーソンは風見か望月か王子か
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:46:15.90 ID:camniacX0
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
8. アイドルマスターブレイク高木裕太郎
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:48:32.14 ID:2V5fEllP0
榊原「まぁな、いろいろと考えなきゃいけないことがあるんだよ」
勅使河原「一人暮らしも大変なんだなー」
榊原「ま、まぁな……」
勅使河原「それよりさ、今日買ったこのゲーム一緒にプレイしね?」
榊原「それって、あれか?」
勅使河原「そう、今話題のゾンビを打ちまくるアクションゲーム!爽快感がすご……」
ただ名前が変わっただけやないか
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:50:52.28 ID:2V5fEllP0
榊原「ゾンビは、ゾンビはだめだぁ!」ガシッ
勅使河原「ひっ! わ、わぁーった! また今度な、それじゃ!」スタスタ
榊原「俺には、俺の事情があるんだよ……」
???「…………」
榊原「えーっと、おっさん誰?」
???「オマエガ、ホシイ……」
榊原「アーッ!」
ザリー「ホシイ……」
34 :
言いたいことはわかる、だが待ってほしい:2012/04/21(土) 22:53:09.92 ID:2V5fEllP0
小椋「BLか!」ビシッ
榊原「お、小椋か…… って違うわ!」
小椋「そいつはメガロだ! それくらい分かれよな」
………
……
…
榊原「これが100%中の100%だ!」ドゴッ
ザリー「ザリイイイイイイイイイ」ヒューン
榊原「ミストルティン・キーック!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:56:58.16 ID:2V5fEllP0
ザリー「それキックじゃねえええええええええええええ!」バリバリ
榊原「ふぅ……」ドサッ
勅使河原「おい、サカキ……?」ザワザワ
榊原「て、勅使河原……!」ザワザワ
勅使河原「お前にそんな趣味があったなんて、さすがにえんがちょだぜ……」パシャパシャ
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:59:16.98 ID:2V5fEllP0
榊原「やめて、俺を見るな、撮るなー!」
小椋「おい、恒一!」
榊原「お、小椋……この状況を何とかしてくれ、頼む!」
小椋「今、現時点を持って、お前を魔装少女に任命する、光栄だろ!」ビシィ
榊原「は、破滅だぁー!」
(俺、榊原恒一はゾンビっす
後、魔装少女をやっています)
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 22:59:23.84 ID:gnQPGu14i
前ははつゆきさくらと混ぜてたよな
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:01:52.36 ID:2V5fEllP0
………
……
…
榊原「忍者の里から来たぁ?」
赤沢「そうです 見崎様のお力が今すぐにでも必要なもので」
【追い返して】スッ
榊原「そうはいってもなぁ」
赤沢「でしたら、私を従者としてお使いください」
赤沢「このヘタレゾンビよりかは使い物になるでしょう」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:04:40.92 ID:2V5fEllP0
榊原「ひどい物言いだな」
【構わない、追い返して】トントン
榊原「……だってさ、どうする?」
赤沢「でしたら力の差を見せつけることにしましょう、クソ虫」
榊原「望むところだ」
………
……
…
赤沢「秘剣、ツバメ返し!」グサッ
小椋「おおっ!!」パリポリ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:06:34.12 ID:uUVM/+n00
小椋ちゃんの裸とかたまらんな
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:07:17.83 ID:2V5fEllP0
榊原「ぐっ…… なかなかやるようだな、だが!」ググッ
榊原「120%!」ギュッ
赤沢「うっ、刺した剣が抜けないっ……!」
榊原「これなら逃げられないだろ! おるぁ!」ゴスッ!
赤沢「……っ!!」ズサー
赤沢「さすがに頭突きは痛かったですよ」サー
小椋「ああ、また葉っぱの人が葉っぱに!」パリポリ
42 :
出来る限りペースを上げる:2012/04/21(土) 23:10:53.42 ID:2V5fEllP0
赤沢「……好きなものは秘剣ツバメ返し」
赤沢「……特技は秘剣ツバメ返し」
赤沢「……趣味は」
赤沢「秘剣ツバメ返し!!……×8連」ドサドサッ
赤沢「ふ……ひとたまりもない」
ヒュン!
赤沢「何っ!? うっ……」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:13:55.99 ID:2V5fEllP0
榊原「……片腕がなくなったくらいじゃ死なないさ」
榊原「俺、ゾンビっすから」
………
……
…
赤沢「確かに勝負には負けました」
赤沢「でも仕事とは全く別の問題です」
榊原「ま、まさか……」
赤沢「ええ、見崎様のお気が変わるまでここに居座らせてもらいます」
榊原「こ、こいつはぁ……」ピキピキ
口調が同じな意味が分からない
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:17:34.28 ID:2V5fEllP0
赤沢「あ、あとお味噌汁のお変わりをお願いします」
【私はご飯を】
小椋「めーっちゃ、大盛りで頼む!」
………
……
…
榊原「えーっと、彼女の名前はなんだったっけ?」
勅使河原「サカキは忘れるのが早いなー ゆかりだよ、ゆかり」
榊原「そうそうゆかりちゃん」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:20:56.13 ID:2V5fEllP0
榊原「あんまり心の傷になってないといいんだけどな」
勅使河原「なーに、そのためのお前だ! いっぱい励ましてこい!」チーン
勅使河原「おぉ、ゆかり、元気そうだなー!」
桜木「は、はい だいぶ良くはなってきました」
榊原「よっ」
桜木「さ、榊原さん!」
榊原「うん、体調が気になってきてみたんだ 大丈夫?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:23:47.90 ID:2V5fEllP0
桜木「はい! 傷口もだいぶふさがってきて!」
勅使河原「ほらほら、ゆかり! 髪型はツインテールにって言っただろ?」
桜木「そ、そうでした!」モゾモゾ
榊原「……うん、似合ってるよ」
桜木「に、似合ってるだなんて、そんな……」
勅使河原「あ、わりぃサカキ、俺ちょっと飲み物買ってくるわ」ウインク
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:25:19.62 ID:thYmez2/0
しえん
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:27:46.54 ID:2V5fEllP0
榊原「な、なんか気を使わせちゃったな……」
桜木「そ、そうですね……」
榊原「…………」ポリポリ
桜木「…………」モジモジ
榊原「あれ?この木刀は?」
桜木「あ、これですか? これは護身用です」
桜木「私、犯人の顔をちょっとだけ見ちゃいましたから……」
榊原「そっか……大丈夫、今は俺が守ってやるから」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:31:39.08 ID:2V5fEllP0
桜木「はい、ありがとうございます!」
桜木「あの、一つだけいいですか?」
榊原「何だい?」
桜木「その犯人、結構変な格好をしてて……」
桜木「深い色の服に銀色の鎧を着てたんです」
桜木「髪型は短髪で……」
榊原「!? ……も、もしかしてその犯人って、眼帯、をしてなかった
か……?」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:34:10.51 ID:2V5fEllP0
桜木「は、はい! 心当たりでもあるのですか!?」
榊原「……い、いや! 変な格好って言ってたから」
桜木「そう、ですよね……」シュン
………
……
…
杉浦「これが頼まれていた品だ」
榊原「あ、ああ」
杉浦「どうした? 浮かぬ顔をして?」
榊原「いや、ちょっとだけ悩んでてな……」
イマイチAnotherのカラーが出てないな。これじゃただ名前が変わっただけだ。
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:37:42.63 ID:2V5fEllP0
杉浦「そうか、なら自分の直感を信じろ」
杉浦「悩むだけ時間の無駄だ」スッ
綾野「おーっす、恒いっちゃーん!」ボヨン
榊原「お、おぃ、綾野、当たってるから!」
綾野「なーにが当たってるってぇ?」ニヤニヤ
綾野「それにアヤノって呼ぶな!オレには彩って名前があるんだぞ!」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:42:52.09 ID:2V5fEllP0
勅使河原「なーに行ってんだ、アヤノ! お前のどこにそんな女っ気があるんだ〜?」
綾野「勅使河原〜! ぶっ殺す!」
ワイワイガヤガヤ コノヤロー
榊原「っていうかなんだ、これ?」
榊原「中に入ってるのはただのめがねだよな……」スチャッ
榊原「ぶっ……!?」
(こ、これ、エロメガネじゃねーか!!)
………
……
…
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:46:06.46 ID:2V5fEllP0
榊原「そ、そんな……ゆかりちゃんが俺を殺した犯人だったなんて……」
桜木「……教えてあげる」
桜木「人を殺すとねぇ、膨大な魔力が手に入るの」
桜木「それもね、人間が一生をかけて得る限りのものをね!」
桜木「第一よく考えてみなさいよ、気胸で死ぬなんてそうそうないものだわ!」
桜木「私のこの刀は肉体だけでなく魂も貫く刀なのよ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:49:39.93 ID:2V5fEllP0
桜木「体に満ちていた魂はやがてしぼんでなくなってしまう」
桜木「今となってはいい体験でしょう?ハハハハッハハハハ!」
榊原「……っ!」ギリッ
榊原「150%!!」
赤沢「秘剣、ツバメ返し!!」
ドゴォォォォオオオン!
桜木「ハッハッハ!体は傷ついてもねぇ、ほら!」バサァ
桜木「この通り、再生できるのよ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:51:44.56 ID:2V5fEllP0
榊原「鳴が、泣いてる……」
………
……
…
桜木「ほらぁ、鼓膜さえつぶせばこっちのもんよぉ!」ジュウ……
榊原「ま、魔力の塊か……?」
赤沢「あんな量、見たことないです……」
桜木「おるぁあああああ!!!」ブン
ドゴォオオオオオン!
鳴「あっ……」ドサッ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:54:16.60 ID:2V5fEllP0
榊原「鳴……!!」
桜木「フフフ、これで邪魔者はいなくなったわ」
榊原「もう、打つ手はないのか……」
杉浦「あきらめるなゴミダーリン!!」
綾野「そうだぜ〜、恒いっちゃんらしくないぞ〜」
榊原「……っ!? 杉浦、アヤノっ!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/21(土) 23:57:52.28 ID:2V5fEllP0
杉浦「事情は後だ、今はネクロマンサーのそばにいてやれ」
綾野「うおお、オレのとんこつラーメンが唸りを上げるぜ!!」
榊原「……じゃあ、ここは頼んだ」
………
……
…
榊原「……鳴」
見崎「恒一……」
榊原「ははっ、やっとしゃべってくれたな」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:00:06.97 ID:hVdyspPg0
見崎「…………」コクコク
榊原「正直言って俺たちだけじゃあいつにかないそうもないんだ」
榊原「だから伝えたいことがある」
榊原「鳴……君のことが好きだ」
榊原「コンビニで会ったよな、一目ぼれってやつだよ」
榊原「でも1度死んで気づいたんだ」
見崎「うん……」
榊原「伝えたい時に言っとかないと死んでから後悔するって」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:04:09.37 ID:hVdyspPg0
榊原「俺は死なない体にはなったけれど、またこんな状況だから……」
榊原「同じ過ちは繰り返したくないんだ」
榊原「何度でも言うさ、鳴……好きだ」
見崎「うれ……しい」
見崎「私も……好き」
見崎「だから……死なないで」
榊原「ああ!! だからまずは……」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:06:54.44 ID:hVdyspPg0
榊原「目の前の敵を倒すっきゃないよなぁ!」キッ
………
……
…
桜木「なぁに、そんな程度なの……」ニヤァ
杉浦「はぁ……はぁ……」
綾野「うぅ……いたたぁ……」
榊原「おい、桜木!!」
桜木「な、何よ、眼帯まで付けて!」
榊原「鳴と約束したんだ、お前をブッ飛ばすって……」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:09:32.03 ID:hVdyspPg0
榊原「だけど、俺一人の力じゃどうにもならねぇ」
榊原「小椋、赤沢……」
小椋「恒一……」
赤沢「はい……」
榊原「アヤノ、杉浦……」
綾野「おぅ……」
杉浦「ふん……」
榊原「そして、鳴……」
榊原「魔力を、あいつを殴り倒せる程の魔力を俺に分けてくれ!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:13:15.57 ID:hVdyspPg0
桜木「来るなぁ、こっちに来るなぁ!!」バシュバシュバシュ
榊原「桜木、別れの挨拶は済んだか……?」ガシッ
桜木「離せ、私に触れるな……!!」
桜木「こ、この死にぞこないのゾンビが!」ブンブン
榊原「ゾンビは……ゾンビは……」
榊原「死なねぇからゾンビっていうんだよ!!」ボコォ
………
……
…
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:19:14.31 ID:PqoKHNCRO
何かのクロスだと両方話知らないと読むのが辛い
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:19:24.46 ID:hVdyspPg0
(あれから数日が経ちました。
あの時、鳴に告白をして返事もいただきました。
相思相愛だったと思うと、若干気恥ずかしいものもあります。
だが……)
小椋「恒一、めっちゃおかわりー!」
赤沢「味噌汁がしょっぱいです、クソ虫」
杉浦「それは同感だな、ゴミダーリン」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:21:45.44 ID:hVdyspPg0
綾野「サラダにはウスターソースとドレッシングとオリーブオイルと……」
【卵焼きがなくなった】
榊原「だあああああああああ!!!」
榊原「なんで居候がふえてるんだぁあああ!!!」
小椋「何ってそりゃ……」
綾野「恒一は放っておいてもモテるからな〜」
杉浦「早い者勝ちというものだ」
68 :
やっぱ難しい:2012/04/22(日) 00:24:18.94 ID:hVdyspPg0
【ライバルが増えた】
赤沢「一寸の虫にも五分の魂と言いますものね」
榊原「はぁ……」
小椋「だ〜か〜ら〜」
「「「「「恒一、大好き!!」」」」」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:27:12.21 ID:hVdyspPg0
staff roll
相川歩:榊原恒一 ハルナ:小椋由美 ユー:見崎鳴 セラフィム:赤沢泉美
トモノリ:綾野彩 サラス:杉浦多佳子 織戸:勅使河原直哉 京子:桜木ゆかり
大先生:三神怜子先生 (以下敬称略)平松妙子:多々良 三原かなみ:金木
アンダーソン:川堀 クマッチ:水野(弟)、江藤 ザリー(変身前):王子
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:29:13.30 ID:hVdyspPg0
ザリー(変身後):渡辺、松井、米村 教師:久保寺先生 病棟の看護婦:水野(姉)
墓石:中尾 切断された下半身:高林
一般生徒:前島、藤巻、中嶋、猿田、和久井、松井、有田、金木、辻井、佐藤、
エクストラ:藤岡未咲、小椋敦志、霧果、etc...
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:31:45.42 ID:hVdyspPg0
音響監督:中尾 撮影、編集:風見 脚本:柿沼 演出:千曳先生
総監督:望月優矢
and you...
………
……
…
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:33:47.42 ID:hVdyspPg0
風見「はい、カーット!!」
中尾「オールオッケー!!」
望月「みんな、お疲れ様でしたー!!」パチパチ
勅使河原「終わったぜー!!」
ワイワイガヤガヤ
未咲「おつかれ、鳴!」
見崎「うん、お疲れ様」
未咲「あの衣装、すっごいかわいかったよー!」
見崎「うん……/// でもしゃべらないのって結構つらい」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:35:56.83 ID:hVdyspPg0
未咲「ふふっ、鳴っておしゃべりが好きだものね」
高林「切断された下半身ってなんなんだよ……」
中尾「そう言うなって、俺だって墓石やらされたんだし」
高林「フェアじゃない、フェアじゃないよ……」
猿田「お前って案外素質あるぞな」
王子「俺はホモじゃねーよ!!」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:36:46.07 ID:GI1GADyE0
どっちの話理解してもよく分からない
つかアナザーじゃなくてもいいじゃないか
てか意味がない
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:38:24.84 ID:hVdyspPg0
猿田「ぞなー!! 王子が追いかけてくるぞなー!!」
小椋「恒一君、おつか―――」
綾野「お疲れさま、こういっちゃーん!!」ダキッ
榊原「ああ、お疲れ様、綾野さん」
綾野「どうだった、演劇部である私の演技は?」
榊原「すごく上手だったよ、さすがだね」ニコッ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:40:03.99 ID:qSCGY4UH0
小椋ちゃんの裸ハァハァ
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:41:01.47 ID:hVdyspPg0
赤沢「いいえ、あなたは公私を混合し過ぎよ」
赤沢「台本にはちゃんと榊原って読むように書いてあったでしょう」
綾野「そこはアドリブだって! 親近感のあるキャラなんだから!」
赤沢「そうね、勅使河原もそうだしいまさら言えないか」
赤沢「それにごめんなさい恒一君、クソ虫だなんて呼んでしまって」ペコッ
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:43:03.02 ID:hVdyspPg0
榊原「ははは……」
小椋(恒一君……)
榊原「それにしてもこの衣装はちょっと……」
綾野「ピンクのスカートに眼帯だもんねー」ケラケラ
赤沢「ええっ、似合ってると思うわ」ニヤニヤ
榊原「……///」
多々良(榊原君……)テレテレ
柿沼(……おもった通りのかわいさだわ)グッ
>総監督:望月優矢
えっ
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:45:09.71 ID:hVdyspPg0
ワイワイガヤガヤ
勅使河原「それじゃあみなさん、望月んちで打ち上げに行こうぜー!!」
全員「オー!!」
榊原「さすがにこのままじゃちょっと……」
望月「そうだね 女子もちゃんと着替えてねー!」
杉浦「これで町内一周も面白いと思ったけど……」
勅使河原(Sだ、こいつドSだ……)
………
……
…
82 :
一番こだわりがある人と思った>望月:2012/04/22(日) 00:48:36.69 ID:hVdyspPg0
桜木(3年3組には死者が毎年存在します)
桜木(その死者はどの人も未練があった人ばかりみたいで)
桜木(未練を直接解消するのは難しいから)
桜木(その人が確かに存在したんだというのを証明するために)
桜木(フィルムという形で残しておく、というおまじないが有効だそうです)
ふむふむ
これゾン知らないけど面白かった
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:50:41.04 ID:hVdyspPg0
桜木(対策係の赤沢さんがどうせならしっかりしたものをとのことで)
桜木(多分、演劇部の血が騒いだのでしょう)
桜木(本格的な劇を作ろうということになりました)
桜木(でも……あまりにも)
桜木「私がこんな役をやらされるだなんてーっ!」
………
……
…
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:52:15.68 ID:qSCGY4UH0
なるほど
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:52:52.91 ID:hVdyspPg0
喫茶店
小椋(はぁ……)
小椋(タイミング悪いなぁ……)
小椋(榊原君と話したいけど、席も遠いし……)
小椋(やっぱり東京に行っちゃうんだよね……)
トントン
小椋「……んっ?」
未咲「終わったら、待ってるってさ」ボソボソ
小椋「え、えっ?」
小椋(行っちゃった……)
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:55:30.78 ID:hVdyspPg0
小椋(あの子、藤岡美咲さんだっけ?)
小椋(なんだったんだろ……待ってるって?)
小椋(彼女に名前聞いてもわかりっこないか……)
綾野「由美ー、こっちきなさいよー!」
小椋「は、はーい!」
………
……
…
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 00:58:09.64 ID:hVdyspPg0
小椋(それで、結局きちゃったけど……)
小椋(やっぱり3月はまだまだ寒いなぁ……)ハァ……、テヲスリスリ
小椋(伝えたい時に言っとかないと死んでから後悔する、か……)
小椋(今の私にぴったりのセリフよね)
小椋「はぁ・・・・・・」
榊原「おーい、小椋さーん!」
小椋「こ、恒一君っ!?」
89 :
下の名前を呼ぶ由美ちゃんって設定:2012/04/22(日) 01:01:10.27 ID:hVdyspPg0
榊原「ごめんねー、引っ張りだこになっちゃって」
小椋「それよりどうしてここに?」
榊原「うん、呼び出したのは僕だよ」
榊原「撮影に夢中で全然おしゃべりできてなかったからね」
小椋「そ、そうだね……!」
榊原「それじゃあ、行こうか」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:02:10.66 ID:qSCGY4UH0
小椋ちゃん可愛いいいいいい
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:03:17.48 ID:hVdyspPg0
榊原「とは言ってもまだまだ地の利はないからさ、いいところないかな?」
小椋「う、うーん、どこに行きたい?」
榊原「夜見山が一望できるところがいいな」
榊原「目に焼き付けておきたいし」
小椋「……観覧車」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:05:31.70 ID:hVdyspPg0
榊原「観覧車?」
小椋「そう、ちょっと離れた所にあるの」
小椋「……夜景がきれいでいいと思う」
榊原「そうだね、そこにしよう」
………
……
…
93 :
うちからは風俗街のネオンがきれい:2012/04/22(日) 01:07:55.08 ID:hVdyspPg0
スタッフ『2名様ご案内〜』ガチャガチャ
小椋「……あのね、恒一君」
榊原「うん?」
小椋「うん、私にはね、高校生だった兄貴がいるんだ」
榊原「……だった?」
小椋「そう、難関校に入っていたの」
小椋「でも勉強も難しくなって、ついていけなくなっちゃったんだよね」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:08:34.35 ID:JwfFC3v90
支援
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:10:33.86 ID:hVdyspPg0
小椋「それで在学中に不登校になって、落第したのをきっかけに部屋に引きこもっちゃって」
榊原「……そうなんだ。大変だね」
小椋「まぁ……ね でもそんな兄貴だけど尊敬はしてるよ」
小椋「もともと背も高いうえに、中学の時は勉強もスポーツもトップクラスで
さ」
小椋「それはもう異性にもモテモテだった」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:12:34.47 ID:hVdyspPg0
小椋「だから当時の私にとっては完璧な人に見えたんだ」
榊原「……うん」
小椋「そんな憧れがもう一度、自分の中によみがえってきたの」
小椋「それが恒一君……あなた、です」
小椋「でも憧れとは別の感情も芽生えてきて、もっと息苦しいもので……」
小椋「それ以外のことに気が回らないほどに……」
榊原「………」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:12:34.47 ID:OKcYrOU60
支援
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:15:08.70 ID:hVdyspPg0
小椋「彩に聞いてみたの……どうしたらいいのって」
小椋「『それはね、きっと恋だよ』って言ってもらった瞬間に、心が青空みたく澄み渡った」
小椋「だから、恒一君が東京に行ってしまう前に伝えたいと思います」
榊原「…………」ジッ
小椋「恒一君……好きです」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:17:11.04 ID:hVdyspPg0
小椋「兄よりも、友達よりも、全世界にいる男の人よりも他の誰よりも」
榊原「…………」
小椋「だからどうか……」
小椋「……返事、聞かせてください」
小椋「…………」モジモジ
榊原「……ごめん」
小椋「……っ!」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:18:51.97 ID:OKcYrOU60
小椋ちゃん・・・
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:20:22.91 ID:hVdyspPg0
榊原「僕は君が思っているほど完璧な人間じゃないよ」
榊原「気胸はまだ完全に治ってないし、背もそんなに高くはない」
小椋「……」
榊原「自分より頭のいい人なんて、それこそごまんといるさ」
榊原「だけどね、完璧な人は誰の支えもいらない孤独な人だと思うんだ」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:22:53.48 ID:hVdyspPg0
榊原「前置きが長くなっちゃったね」
榊原「……僕も君のことが好きだ」
榊原「君に支えられたいんだ、小椋さん」
榊原「いや……由美」
小椋「……」
小椋「…………ぐすん」
榊原「……え? ええっ!?」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:25:47.44 ID:hVdyspPg0
小椋「違うの……」
小椋「呆気ないなぁって……」メヲゴシゴシ
小椋「何か月も悩んでいたの、ホント、バカみたい……」ニコッ
榊原「ごめんね、気付いてあげれなくて」
小椋「ううん、いいの」
小椋「終わったことは……ね」
榊原「……ありがとう」ペコリ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:25:48.42 ID:qSCGY4UH0
支援
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:28:07.39 ID:hVdyspPg0
小椋「ねぇ、そっちに行って……いいかな?」
榊原「うん」
小椋「……この観覧車ね、昔、家族で一緒に乗ったんだ」
小椋「私とお母さん、兄貴とお父さん、2人ずつ向かい合ってね」
榊原「……」コクッ
小椋「だから男の人と隣り合うなんて初めて」
小椋「それに……相手が好きな人なんて」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:29:00.46 ID:OKcYrOU60
かわいい
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:30:13.37 ID:hVdyspPg0
榊原「うん……」テヲノセル
スタッフ『お疲れ様でした〜 またのご―――』ガチャ
スタッフ『…………』
スタッフ『2名様ご案内〜!』ガチャガチャ
榊原「由美……」
小椋「恒一君……」
スタッフ『(少年、少女よ、青春を謳歌したまえよ)』ケイレイ
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:32:25.10 ID:hVdyspPg0
榊原「キス……していいかな?」
小椋「えっ……!?」
榊原「もう夜景なんて目に入らない」
榊原「由美しか、見てられないじゃないか」
小椋「うん……んっ」
小椋「ちゅっ……」
(恒一君の唇……あったかい)
109 :
めっちゃ腹減ったー:2012/04/22(日) 01:34:55.98 ID:hVdyspPg0
小椋「……はぁ」
小椋「私、すっごいドキドキしてる……」
小椋「したい、もっと……して」
榊原「僕ももっと、ね」
小椋「ちゅ……」
小椋(やっぱり、すごく幸せ)
小椋(あ、背中に手が回って……)
ググッ
小椋「んんっ……!」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:36:29.37 ID:iEC3oNho0
さあ濡れ場だ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:36:58.55 ID:hVdyspPg0
小椋(恒一君、すごく積極的だ……)
榊原「この先も……」
小椋「……っ!!」ビクッ
小椋(やっ、背中から……腰……太ももまでっ)
小椋(スカートの中、触られてるよぅ……)
小椋「あっ……んっ……」ビクッビクッ
榊原「……ってあれ?」
榊原「このパンツって……」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:37:19.91 ID:qSCGY4UH0
報われてる小椋さんは久しぶりだな
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:39:35.31 ID:hVdyspPg0
小椋「えっ?」チラッ
小椋(ピンク……白……縞々……?)
小椋「……あぁ!!???」ガタッ
小椋「み、見ないで!??」
小椋(やだっ、なんでパンツだけあの時の衣装のままなのよーっ!?)
榊原「きゅ、急に立ち上がると危ないよっ!」アワアワ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:40:56.84 ID:OKcYrOU60
嫌な予感がする
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:42:10.92 ID:hVdyspPg0
小椋「見ないで、こっち見ないでーっ!!」
ガタッガタッ、ユラユラ
ピンポンパンポーン
スタッフ『ただいま、事故防止装置が作動いたしました』
スタッフ『安全確認をいたしますのでしばらくお待ちください』
小椋「い、いやーっ!? は、はやくうごいてーっ!」ジタバタ
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:43:54.19 ID:iEC3oNho0
そんな暴れたら・・・
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:44:21.48 ID:hVdyspPg0
榊原「揺らしちゃダメだよ、余計に動かないよ!?」
小椋「動け、動けって言ってんだろ!?」
小椋「早くここから出せっつってんだろコノヤロー!!」ガンガン
榊原「わっ、わっ!」
グラグラ
小椋「きゃ、きゃあ!?」
榊原「危ないっ!」
ドサッ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:45:02.23 ID:qSCGY4UH0
あれが起こったら嫌じゃ
119 :
ここで未完でも面白かったかもね:2012/04/22(日) 01:47:17.66 ID:hVdyspPg0
榊原「いてて……」
榊原(わっ、胸のところに顔が……)
榊原(それに股間に少し柔らかいものが来てるっ!!)
小椋「…………ぐすっぐすっ」
榊原「え、えーっと」
榊原「……落ち着いた?」ナデナデ
小椋「ぐすっ、う……ん」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:49:51.05 ID:hVdyspPg0
榊原「あ、ほら、動き出したよ……」
小椋「……ねぇ、恒一君」
小椋「見たん……でしょ?」
榊原「その、ごめんね」ナデナデ
小椋「やっぱり、恥ずかしいから……」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:50:10.37 ID:OKcYrOU60
ふぅ・・・
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:51:52.57 ID:hVdyspPg0
小椋「……責任、とってよね?」
榊原(涙目で上目遣いの由美はどこか小動物のようで)
榊原(すごく……かわいかったんだ)
END
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:52:29.95 ID:JwfFC3v90
は?
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:53:10.18 ID:iEC3oNho0
ん?
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:54:28.53 ID:hVdyspPg0
初のSSということで至らない点は多々ありましたが、
最後までお付き合いいただきありがとうございます
野水伊織さんの演じるキャラはみんなかわいらしくて好きです
うちのハリネズミが暗くならないと食事をとらないのでもう寝ます
お疲れ様でした
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:55:56.52 ID:3+64lxZQ0
由美ちゃん可愛いのに、終わり?
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:55:58.79 ID:OKcYrOU60
乙
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 01:56:39.27 ID:iEC3oNho0
由美ちゃん報われてよかったわ
おつ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 02:00:13.51 ID:qSCGY4UH0
小椋ちゃんが報われてよかった
乙
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/22(日) 02:00:35.28 ID:zXVKH/RN0
なんかよくわからんかったが、乙
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
まだ続けて欲しかった…
久しぶりの由美ちゃんEND面白かった乙!