1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
日曜日に建てた、みゆき「ポケモン?」の続き
2 :
◆WSe9.LqB4o :2012/04/20(金) 20:29:32.75 ID:SVzgEznsO
なお「……はっ、ここはどこ!?」
みゆき「! なおちゃん!」
あかね「なお!」
なお「へっ? なんでみゆきちゃんとあかねが……」
あかね「やっと目を覚ましたかー。まったく、大変やったんやで」
なお「な、なにが?」
みゆき「なおちゃんね、虫ポケモンを見ておかしくなっちゃったの」
なお「えっ」
あかね「叫ぶわ泣くわ、最終的にはぐずるわでホンマ大変やったんやからなー」
なお「なっ……!」
なお(は、恥ずかしい……っ)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 20:39:29.38 ID:SVzgEznsO
あかね「というよりなおがどないしてトウカの森に?」
なお「私は旅に出たから。ていうかそれはあかね達の方こそ」
みゆき「私達も同じでポケモンを貰ってこの前から冒険の旅に出たんだよ!」
あかね「あれ? そういやれいかとやよいがおらへんな」
なお「あの二人なら先にカナズミシティにいるんじゃないかな?」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 20:42:18.25 ID:SVzgEznsO
――――
《カナズミジム》
???「たのもーう!!」
???「あら、挑戦者の方ですか?」
???「はい! ジム戦しに来ました!!」
ツツジ「分かりました。このカナズミシティジムリーダー、キラリきらめく優等生・ツツジがお相手致しますわ!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 20:44:43.97 ID:SVzgEznsO
???「お願いします!」
先にポケモンを繰り出したのはツツジだ。
ツツジ「行きなさい、ノズパス!」
ノズパス「のずー!」
???「ノズパス! なら私はこの子!」
『ピカピカぴかりん じゃんけんポン♪』
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 20:51:24.80 ID:SVzgEznsO
《カナズミシティ》
なお「ここがカナズミシティだよ」
みゆき「ひんろ〜い! 大都会だね!!」
なお「この町はホウエンでも有数の都会町なんだ」
あかね「なんや、やけに詳しいやん?」
なお「私は一度ここに来たからね」
みゆき・あかね「?」
なお「れいかとやよいちゃんと旅をしててカナズミに着いた今は一旦自由行動なんだ」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 20:55:26.09 ID:SVzgEznsO
あかね「自由行動……って、なおはどないしてトウカの森に行ったんや?」
なお「草ポケモンがたくさんいるのかな、と思ったら……」
あかね「虫ポケモンがぎょうさんおったと」
なお「ううっ……」
みゆき「そうだ、なおちゃん!」
なお「なに?」
みゆき「なおちゃんはオダマキ博士からどんなポケモンを貰ったのっ?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:03:37.15 ID:SVzgEznsO
あかね「なんやいきなり」
みゆき「だって気になるじゃない! あとでやよいちゃんとれいかちゃんにも聞くんだ〜」
あかね「でもウチも興味あるな。なお、何を貰ったんや?」
なお「私はキモリを……」
???「ふえええええええええ〜んっ!!」
みゆき・あかね・なお「!?」
???「ふええ、負けちゃったよおおっ!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:11:57.11 ID:n83LWmC3O
電気タイプで特攻するとか縛りプレイかよ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:12:58.41 ID:SVzgEznsO
みゆき「やよいちゃん!」
あかね「やよい!」
やよい「うえっ? みゆきちゃんにあかねちゃん! なおちゃん、もう集合時間だっけ?」
なお「そうじゃないけど」
みゆき「やよいちゃん、負けたって?」
やよい「ジム戦に負けちゃったの」
あかね「ジム戦か! ウチもはよ戦いたい!」
みゆき「頑張って、あかねちゃん!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:16:33.92 ID:SVzgEznsO
みゆき「これであとはれいかちゃんだけだね」
なお「れいかはトレーナーズスクールにいると思う」
あかね「ならそこに行こかー!」
みゆき・なお「おおーっ!!」
やよい「ちょっと状況が把握できないけど……うんっ!」
いや、だからね
でんねんとかまんがなとか使ってる関西人なんてさんまだけだぜ
なんで無理して関西弁使うんだよ
やめとけってムリだから
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:22:08.37 ID:SVzgEznsO
《トレーナーズスクール》
講師「……であるからして、毒状態になると体力が減っていき」
???「ふむふむ」
講師「麻痺で体がしびれると技が出しにくくなり行動が遅くなります」
???「はあはあ」
講師「火傷を負うとダメージに加えて攻撃の手も鈍くなるのです」
???「ほうほう」
14 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2012/04/20(金) 21:26:59.77 ID:ohcvy6yZ0
前スレあげてくれ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:32:31.20 ID:SVzgEznsO
講師「眠ってしまったり、氷漬けになれば動くことが出来なくなります」
???「なるほど」
講師「何か質問はありますか?」
???「はい」
講師「ではれいかさん」
れいか「他に混乱というのを聞いたのですが」
講師「確かに今回教えた以外に混乱やメロメロといったものもあります。しかしそれは次回にして、今日はこれで授業を終わります」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:35:34.47 ID:SVzgEznsO
れいか「ふー、なかなかためになる授業でしたね」
れいかはモンスターボールに話しかけている。
れいか「知識は身につけました。あとはあなたと頑張るだけね」
ゴソゴソとモンスターボールが動く。中のポケモンは今すぐにでも戦いたくてウズウズしているようだ。その様子に微笑むれいか。
れいか「ふふ、いいパートナーになりましょう」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:38:18.56 ID:SVzgEznsO
なお「れいかー!」
みゆき「れいかちゃーん!」
れいか「! なお、やよいさん。それにみゆきさんとあかねさんまで?」
やよい「二人も旅に出たんだって」
れいか「まぁ」
あかね「れいかはこんなところで何してたんや?」
れいか「バトルの知識を得るために授業を受けていました」
あかね「さすがはれいかやな」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:41:32.27 ID:SVzgEznsO
みゆき「れいかちゃんはどんなポケモンを貰ったの?」
れいか「私はですね……」
???「ハイハーイ! それではみなさん、御着席くださーい」
あかね「な、なんや?」
れいか「次の授業が始まるみたいですね」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:42:53.44 ID:kiV63QxF0
待ってました!
支援
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:46:07.81 ID:SVzgEznsO
みゆき「わ、私達も受けるの?」
やよい「迷惑じゃないかな」
なお「とりあえずここを出て……」
出口へ向かうみゆき達だが遮られた。
???「あなた方も御着席を」
あかね「でもウチら授業を受ける気は……」
???「ノンノン。そんなことでは強くはなれません。トレーナーとしてバトルが強くなりたいのなら、まず必要なのは知識です!」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:53:05.51 ID:SVzgEznsO
???「トレーナーに知識あってこそポケモンが実力を発揮できるというもの。知識なくして強くはなれませんわ!」
あかね「知識〜? バトルに必要なのは根性と熱いハートと誇りや誇りー!」
???「なんですかその野蛮な考えは」
あかね「野蛮!?」
???「今時根性など古いです。そんな根性論なんて野蛮でしかありません」
あかね「なんやて〜!?」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:56:27.16 ID:SVzgEznsO
???「ふふ、そうですよね? れいかさん」
れいか「!」
???「あなたは今日の授業を見るかぎりではこちら側の人間です。この人のような野蛮な考え、理解できませんよね?」
あかね「また野蛮て……!」
れいか「……。あなたの噂は聞いています……ツツジさん、あなたはここのトレーナーズスクールの卒業生だとか」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:59:16.04 ID:1vKm7XhlO
コナンスレかと
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 21:59:45.86 ID:SVzgEznsO
ツツジ「ええ、その通り。しかしただの生徒ではなく、このスクールで一番の成績を残した優等生です!」
やよい「あ、この人さっきジムで……」
ツツジ「あなたは挑戦者の……」
なお「! じゃあ……!」
みゆき「あなたが!?」
ツツジ「はい。私がカナズミシティジムリーダーのツツジです」
あかね「! ジムリーダー!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:07:40.02 ID:SVzgEznsO
ツツジ「勉強ができるジムリーダーとして有名ですが……そんなことはどうでもいいですわ! れいかさん、あなたの意見を聞かせてくださる?」
れいか「……ツツジさん、あなたの考えには同意します」
ツツジ「そうですよね」
れいか「……しかし」
ツツジ「?」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:10:20.89 ID:SVzgEznsO
れいか「あかねさんは私の友人です。私の友人を侮辱するような言動は私が許しません!」
ツツジ「んまっ!」
あかね「れいか……!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:14:29.57 ID:SVzgEznsO
ツツジ「……いいでしょう、れいかさんの意見は分かりました。ならば私と……あかねさんでしたか」
ツツジ「どちらの考えが正しいかポケモンバトルで勝負です!」
れいか「! ポケモンバトル……」
なお「ジムリーダーと、ってことは……!」
ツツジ「そう、ジム戦です。そちらが勝てばジムバッジを差し上げましょう……私が負けることはありませんけどね」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:19:44.97 ID:SVzgEznsO
あかね「よっしゃ、やったるで! もう頭きた! 絶対いてもうたる!!」
みゆき「あかねちゃん頑張って!」
あかね「任せときー!」
あかね「さあ高慢チキ優等生! ポケモンバトルやー!」
ツツジ「は? 何の話ですか」
あかね「ええぇ……」
ツツジ「私はあなたとバトルをすると言ったわけではないです」
あかね「何やソレ……」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:24:25.84 ID:SVzgEznsO
ツツジ「一口にジム戦と言っても色々あるんです。挑戦に条件があるとか」
あかね「そ、そうなんか?」
みゆき「トウカジムはジムバッジが四つ必要だったよね」
ツツジ「そう! 当然カナズミジムにも挑戦条件があります!」
みゆき「その条件って?」
ツツジ「試験です!」
あかね「………………はぁ?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:30:50.97 ID:SVzgEznsO
ツツジ「言ったでしょう? バトルに必要なのは知識! それを試すテストをしてもらい、優秀な成績を残した方だけがジムへの挑戦権を得られるのです!」
あかね「んなアホな……!」
れいか「……しかし一理ありますね」
あかね「ええ!?」
なお「挑戦者はたくさんいるだろうし、そういう意味でもいい条件かも……」
あかね「なおまで!?」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:31:42.49 ID:kiV63QxF0
おだまきさふぁいあ
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:35:17.84 ID:SVzgEznsO
やよい「私も試験を受けて挑戦したよ」
あかね「……そやの?」
ツツジ「つまりは皆さんに試験を受けてもらって、一番成績が良い人がジムに挑戦できる……ということでどうですか?」
あかね「どうですかって……」
みゆき「私やってみたい!」
あかね「えっ」
みゆき「私もバトルしてみたいもん!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:44:24.64 ID:kiV63QxF0
保守
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 22:50:29.79 ID:SVzgEznsO
なお「私もやってみようかな」
れいか「面白そうですね」
やよい「私は一回やったし、やらないとこうかな……」
ツツジ「それでは四人が参加ですね?」
あかね「……、こうなったらやるしかないか……」
みゆき「頑張ろうね、あかねちゃん!」
あかね「まあみゆきには負けへんけども」
みゆき「ひどい!」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:02:18.97 ID:SVzgEznsO
――――
ツツジ「ではテストを配布しまーす」
みゆき達に試験用紙が配られる。
なお(ポケモンのタイプ、ボールの種類……簡単な問題ばかりだ)
れいか(状態異常、これは先の授業でやりました)
みゆき(ポケモンセンターってなんだろう?)
あかね(どんな問題でもどんと来いやー!!)
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:06:52.28 ID:SVzgEznsO
――――
ツツジ「はい、テストの結果を発表しまーす」
星空みゆき 25点
日野あかね 75点
緑川なお 90点
青木れいか 100点
やよい(まあこうなるよね)
13395
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:13:51.60 ID:SVzgEznsO
あかね「な、なんでや……」
みゆき「ええーっ! 私赤点んっー!?」
なお「あちゃー、れいかには勝てなかったか。流石れいかだね」
やよい「やったね、れいかちゃん。これでジムに挑戦できるよ!」
れいか「は、はい! ……ってあっ……」
れいか「あ、あかねさん。すみません、あかねさんがジム戦に……」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:22:06.30 ID:SVzgEznsO
あかね「ええって。ウチに知識がなかっただけや」
れいか「しかしあかねさんはジム戦を楽しみにしていたのでは……」
あかね「ジム戦ならいつでも出来る。ここじゃなくてもええ。れいかはジム戦やりたくないんか?」
れいか「私……やりたいです、ジム戦!」キッ
あかね「ならウチの代わりにあの優等生負かしてやってくれ!」
れいか「はい!」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:32:04.24 ID:VjJGL+Eu0
な
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:33:33.81 ID:SVzgEznsO
《カナズミ上空》
???「あれがカナズミジム……」
呟くのはとても大きな体の男。
???「ジムにはそのジムの実力者、ジムリーダーがいるオニ」
???「ジムリーダーは努力してポケモンバトルが強くなった奴らばかり……下らんオニ」
???「努力しても限界がある! 努力なんて無駄で馬鹿なことだと俺様が教えてやるオニ!!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:41:55.93 ID:SVzgEznsO
《カナズミジム》
みゆき「ここがカナズミジム!? 岩がいっぱーい!」
あかね「岩っちゅうのは多分、ツツジのエキスパートタイプやな」
やよい「私の時もツツジさんは岩タイプのポケモンを使ってきたよ!」
みゆき「じゃあツツジさんは岩タイプの使い手?」
なお「……なら大丈夫かも」
やよい「うん」
みゆき・あかね「?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:47:59.73 ID:SVzgEznsO
ツツジ「勝負は二対二のバトルです。準備ができたら競技場に入ってください」
れいか(二体……)
あかね「れいか!」
あかねがれいかに何かを投げた。
れいか「これは……モンスターボール?」
あかね「ウチのポケモンが入っとる。余計なお世話ならそれでええけど」
れいか「いえ、有り難いです!」
あかね「! そか!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:51:23.80 ID:NODq6ezC0
し
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/20(金) 23:58:59.21 ID:MdUFOX8U0
保守
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守