まどか「わたし主役の鹿目まどかです」

　えへへ、苦節１０年。
　といっても子役時代からの話だけど。
　やっとドラマの主役を勝ち取ることができました。
　心房監督と虚斑脚本のタッグとして放送前から評判なんだ！

　あ、私の名前はまどかって言います。
　偶然かな、このドラマの主人公の名前も鹿目まどかっていうんだ。
　さーって、どんな現場なのかなーっと。

　私以外のキャストは確か……新人のさやかちゃんに、ベテラン女優のマミさん。
　そして私と同期のほむらちゃんに、一つ上の先輩の杏子さん。
　顔見知りが多い現場だから緊張感を持って行かないとね。

ほむら「大丈夫、あなたならできるわ」

まどか「うん、がんばるよ」

　後共演で一番心配なのは、キュゥべえっていう動物。
　声を当てるみたいなんだけどちゃんと私とお芝居をしてくれるかなあ？

スタッフ「はーい、では一番最初のシーン、まどかさんの台詞から入りまーす」

まどか「はい！」

マミさんは枕営業

はよ

まどか「そんな……あんまりだよ」

　うわー、ほむらちゃんすごい血糊の量。
　見てるだけで痛そうだよ。

まどか「こんなのってないよ！」

まどか「え……」

　キュゥべえの台詞は後から吹き替えるから私は独り言を言ってるみたいだけど
　大丈夫だろうか。

まどか「本当……に……？」

ほむら「＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝！！」

監督「はい、カットォ！　いいよいいよー」

「じゃあ、次のシーン行きまーす」

まどか「夢オチ……？」

　のセリフの後一瞬で洗面所まで移動。
　超ベテラン女優の詢子さんとの共演シーンだ。

まどか「リボン……」

まどか「どっちにしよう」

詢子「こっち」

まどか「……派手じゃない？」

詢子「それくらいがちょうどいいよ、コレでまどかもモテモテだな」

　コレでモテモテになったら苦労しないなあと思います。

まどか「もう！　ママ！　からかわないでよ！」

はよ

脚本:中沢

まどか「うん、いってきまーす」

　と同時に走るシーン。
　遠方には新人のさやかちゃんと、二つ上の仁美さんが待っている。

まどか「ごめん！　さやかちゃん！　仁美ちゃん！」

　先輩をちゃん付けで呼ぶのはちょっと緊張します。

さやか「おーきたきた、遅いぞまどか」

仁美「まどかさん、おはようございます」

さやか「あれ、リボン変えたんだ」

まどか「派手じゃない？」

仁美「とっても素敵ですわよ」

さやか「ほほう、イメチェンして仁美みたいにモテようってのかこいつめえ」

　といってくっついてきます、じゃれているような感じで心地いいです。

まどか「ち、違うよ！」

さやか「そんな子はあたしが嫁にもらってやる！」

まどか「ええ！」

仁美「ふ、ふたりとも、始業時間が！」

さやか「うわっ！　やば！」

　３人で駆けます。

ふむ

和子「あー、あと転校生を紹介しまーす」

さやか「いやいやそっちが先でしょ！」

和子「暁美さん入ってきてー」

　ドアが開いて同期で仲の良いほむらちゃんが入ってくる。
　相変わらずの美少女っぷりだ。

ほむら「はい」

和子「暁美さんはご家族と離れて一人暮らしをされているそうです」

ほむら「暁美ほむらです、よろしくお願いします」

さやか「うわっ、すげー美人じゃん」

　心の底から出てきた言葉のようです。

和子「仲良くしてあげてくださいねー」

ほむら「鹿目さん」

まどか「へっ！？」

ほむら「あなた保健委員よね、保健室に連れて行ってもらえる？」

さやか「いやいいよ、保健室ならあたしが」

ほむら「係の人にお願いしたいわ」

まどか「わ、わかった……」

ほむら「こっちでいいのよね？」

まどか「う、うん……(なんだかわたしが案内されてるみたい)」

まどか「あの、暁美さん」

ほむら「ほむりゃでいいわ」

「はいカットー、テイク２お願いします」

噛んだｗｗｗｗｗｗｗｗかわええｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

自分の名前噛むなよ

まどか「あの、暁美さん……？」

ほむら「ほむらでいいわ」

ほむら「何？」

まどか「何でわたしが保健委員だって知ってたの？」

ほむら「先生から聞いたの」

まどか「へ、へええ……あ、あのさ、ほむらちゃんとわたしって、前に何処かで会ったかな？」

ほむら「っ……」

まどか「あ、なんちゃって、そんなわけないよね」

ほむら「鹿目まどか」

まどか「は、はい！」

ほむら「あなたは家族や友達のこと、大切だって思ってる？」

まどか「え？」

ほむら「どうなの？」

まどか「もちろん大切だと思ってるよ。家族も友達もみんな大好きだもん！」

ほむら「そう、なら忠告しておくわ」

ほむら「その気持ちが本当ならこれだけは守って」

ほむら「この先何が起ころうとも「自分を変えようなんて決して思ってはダメ」

ほむら「でなければ」

ほむら「あなたの大切なもの、全て失うことになるわ」

まどか「ほむら……ちゃん……」

　長台詞完璧だったよ！

さやか「あっはっはっはっは！　ちょ！　まどか……！　なにそれまじげほっ！」

「ハイカットテイクツー」

さやか「あっはっはっはっは！　ちょ……まどか！　なにそれマジで！？」

まどか「言うんじゃなかった……」

仁美「笑いすぎですわさやかさん」

さやか「やー、悪い悪い」

さやか「まどかの前に突如現れた、文武両道才色兼備ミステリアス転校生あけみほむら！」

さやか「実は夢のなかで一度会っていたってか！　しかも向こうも面識があるような素振りだったと！」

さやか「二人はアレだ、前世で何かで結ばれた仲だったんだ」

さやか「これぞ、宇宙の神秘！」

まどか「うう、からかわないでよさやかちゃん！」

むせるさやかちゃんかわいい

さやかちゃん才能あるな

仁美「あ、ごめんなさい、お先に失礼しますわ」

まどか「今日も習い事？」

さやか「ピアノに日本舞踊に茶道だっけ、毎日ハードだよなあ……」

　仁美さんと別れます。

さやか「あ、まどかCD買いに寄り道してもいいかな？」

まどか「上条くんのため？」

さやか「んだよもー！」

　店の中に入ってイヤホンをつけてCDを聞いているふりをします。
　そうして何かがあったかのように。

まどか「え、なに！？」

まどか「誰！？」

さやか「ん……まどか？」

まどか「声が近くなってる……」

まどか「どこにいるのー！」

まどか「う、わ……」

　血糊とかだってわかってても怪我してるみたいで可哀想だなあ。

まどか「あ、あなたなの！」

まどか「すごい怪我してる……どうしたの」

ほむら「そいつから離れて！」

まどか「え……ほむらちゃん！？」

ほむら「そいつを渡して」

ほむら「相変わらず汚い真似をするのね」

まどか「ほむらちゃんがやったの！　だめだよこんなこと！」

ほむら「鹿目まどか……あなたには関係ないわ」

ほむら「どいて」

ほむら「あなたは傷つけたくないけど、どかないというのなら」

まどか「っ！？」

さやか「ほむらぁ！」

さやか「あ、テイクツーお願いしますー」

ほむら「けほっけほ……うう……」

まどか「さやかちゃん、そこの間違いはちょっと……」

見切った、キュゥべえ（CV:若本）

えみりん一人だけでアフレコか、可哀想す

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さやか「まどか！」

ほむら「！？」

ほむら「な！」

さやか「逃げるよまどか！」

まどか「さやかちゃん！」

ほむら「逃さな……！　くっ！　相手にしている場合じゃないのに！」

さやか「な、何だよあいつ！　コスプレ通り魔かよ！　不思議ちゃんってレベルじゃねえぞ！」

さやか「え、ていうかなにそのぬいぐるみ」

まどか「さっき拾って」

さやか「喋った！？」

さやか「ん、あたしら迷った？」

まどか「このあたりから来たはずなのに、なんだかここ変じゃない？」

　ちなみに使い魔や魔女もアフレコで後でボイスが入ります。
　劇団イヌマレーさんお疲れ様です。

さやか「へ……何これ……冗談でしょ！」

まどか「あわわわ……」

さやか「うわ！　こっちくんな！」

　ココでマミさんの特撮シーンが入ります。
　CGって便利ですよね。

まどか「！？」

マミ「あなた達、危ないところだったわね！」

マミ「でももう大丈夫！」

まどか「ど、どちら様……？」

マミ「使い魔ども、すぐに終わらせてあげる」

マミ「くらいなさい！」

さやか「すごい……」

ほむら「ちっ」

マミ「……」

　場面が転換されます。

マミ「よし、コレで大丈夫」

マミ「お礼ならこの子たちに言って、私じゃ間に合わなかったかもしれないもの」

さやか「何で名前知ってんの！？」

マミ「この子は私の友達なの、助けてくれてありがとうね」

まどか「わたし達こそ助かりました、あの、あなたは？」

マミ「あ、ごめんなさい、自己紹介がまだだったわね」

マミ「私の名前は巴マミ」

マミ「あなた達と同じ見滝原の生徒よ」

　ちなみにマミさんは今年で２８歳です。

マミ「よろしくね」

さやか「変身した！？　いや、変身解けた！？」

まどか「いえ、こちらこそ！」

マミ「そしてこの子がキュゥべえ」

マミ「ねえ、キュゥべえひょっとしてこの子たちも」

まどか「お願い？」

さやか「あたしも？」

２８ｗｗｗｗｗｗｗ

以上でこのSSは終わりになります。
次回作は別の方が書いてくれるはずです。

は？

え？

！？

素できょとんとした

また終了コピペかと思ったら>>1だった

このままマミさんを落ちにして終わらせるだと…
笑えない冗談はキライだな、さあ早く続きを書くんだ

うん　思ったより面白くなかった

ただシナリオ辿るんじゃなくて
演技の舞台裏みたいな方を前面に出さないと
設定の意味なかったんじゃない？