1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:34:31.47 ID:IrblVZED0
『歴史授業』
先生「30年前、魔王の復活により勃発した第32次人魔大戦にて」
先生「長くの人間同士の戦いの末に疲弊していた人間たちは、魔族の攻撃に劣勢になり続けていました」
先生「その中、当時たった10才だった、人類の希望と呼ばれし人物『勇者』は単身で魔王城に攻め込み、魔族に大きな被害を与えました」
先生「そして、ついに魔王と一対一で対峙した勇者は魔王と食べることも、休むことも出来ぬまま一週間以上互角の戦いを続けたと記されています」
先生「が、結局この戦いは決着が付かぬまま、挙句には両方とも力尽きてしまいます」
先生「引き分けになった戦いにて、二つの種族の頂点である二人は互いの強さを認めあい、戦うことをやめて魔族と人間が種族を問わずに平等に暮らせることを誓いました」
先生「こうして、歴史が記す限り続いてきた人間と魔族の戦いの終末になったのです」
魔娘「……」
子勇「…くー」
少年A「せんせー、魔娘と子勇が寝てます」
先生「…二人とも起きなさい!」必殺チョーク投げ
二人「痛っ!」こうかは ばつぐんだ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:35:22.45 ID:/ERvP+fL0
まおゆう期待
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:36:46.38 ID:MdS6Abxu0
ほむ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:39:02.71 ID:h6yjI6NA0
『寝る子は育つ』
廊下
子勇「魔娘ちゃんのせいだぞ」
魔娘「なによ、あんただって寝てたくせに」
子勇「だって眠かったんだもん」
魔娘「私だって眠かったのよ」
魔娘「あんたまで寝ていなければそのまま逃がしてもらえたかもしれないのに」
子勇「なんだよ、そういうのなら魔娘ちゃんだって起きていたらボク怒られなかったじゃん」
魔娘「なんですって」
ガラッ
先生「二人とも静かにしなさい!」Eチョーク
二人「!!」ビクッ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:47:00.78 ID:h6yjI6NA0
『邪魔者は排除』
放課後
少年A「子勇、お前先生にお母さん呼んできなさいって言われたんだって」
子勇「うっさい、ってか少年Bに聞いたぞ。ボクが寝てるって言いつけたのお前だろ」
少年A「ナンノコトヤラサッパリ」
子勇「お前……」
魔娘「あ、もう最悪、ママになんと言えば良いのよ」
少女A「まぁ、まぁ、元気出して」
魔娘「ってかあの先生うざいのよ……いっそのことヤっちゃおうかしら」
少女B「やるって何?」
魔娘「見せて上げようか」
少女A「やめて」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:51:25.13 ID:h6yjI6NA0
『帰宅なう』
魔娘「ママにあんたが言ってよ」
子勇「なんでだよ。ボク一人だけやったみたいじゃん」
魔娘「あんたが言うとママもそこまで怒らないでしょ。私には凄く怒るんだから」
子勇「一緒に言ってよ」
魔娘「…じゃあ7:3で」
子勇「何の比率だよ?というか不公平だよ」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 09:59:34.70 ID:h6yjI6NA0
子勇「ただいま」
魔娘「ただいま」
魔王「二人ともお帰りー」
魔王「今日の学校どうだったの?」
子勇「え、えっとね……」
魔娘「…」はよはよ
子勇「あの、先生がママに来てって」
魔王「…え?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:10:51.62 ID:h6yjI6NA0
『原因』
魔王「勇者、私明日子勇たちの学校行かなくちゃいけないんだけど」
勇者「え、なんで?」
魔王「なんか二人とも学校で怒られたそうで」
勇者「あぁ、きっとアレだな。昨夜二人で遅くまでDQやってたから授業中寝てたんだわ」
魔王「あなた止めないで何してたの」
勇者「というか誘ったの俺だからな」
魔王「あなただったの?どうしてくれるのよ!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:17:25.83 ID:MdS6Abxu0
勇者おい
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:27:38.01 ID:h6yjI6NA0
『結果』
翌朝
魔王「今日パパが学校に行くことになりました」
勇者「…はい」
魔娘「イエス!」
子勇「……」
魔王「というわけだから、パパはしっかり先生に謝ってくるように」
勇者「…はい」
子勇「(お父さんの体がボロボロだ)」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:33:14.10 ID:h6yjI6NA0
『勇者クォリティー』
勇者「ここが学校か…初めてみるな」
子勇「お父さんって学校通わなかった?」
勇者「俺ん時はこんなものなかったよ。教会でちょっと勉強教えるぐらいで…」
勇者「まぁ、ちゃっちゃと片付けてきますか」
魔娘「パパいってらー」
先生「子勇」
子勇「はい」
先生「お父さんって普段家にいらっしゃるの?」
子勇「はい」
先生「たまには居眠りしても良いのよ?」
子勇「はい?」
魔娘「堕ちた」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:34:31.96 ID:dHOi0qw40
ゾクゾクする
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:35:43.79 ID:ob61AvqK0
期待!
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:46:09.37 ID:h6yjI6NA0
『家族紹介 その1』
子勇「子勇、10才です」
子勇「ごく一般的な男の子です」
子勇「特別な所があるとしたら、魔王のママと勇者のお父さんを持ってるぐらいです」
子勇「それ以外にはごく普通の男の子です」
少女A「子勇ちゃん、私の弁当食べて」
少女C「あ、ずるい、今日は私の食べて」
子勇「わわっ、喧嘩しないで。全部食べるから」
少年ズ「死ねばいいのに」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:51:35.70 ID:h6yjI6NA0
『家族紹介 その2』
魔娘「魔娘、10才」
魔娘「魔王の娘なんざをやっている」
魔娘「好きなのはパパ、コウモリ、ぷりん」
魔娘「苦手なのはママ、スライム、にんじんです」
魔娘「……」
魔娘「子勇は『殺したいの』の枠に入ります」
魔娘「ごく普通の女の子です」
子勇「」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 10:58:02.21 ID:h6yjI6NA0
『家族紹介 その3』
子勇「ママです」
子勇「昔魔王なんざをやっていたそうです」
魔王「子勇、なに撮ってるの?」
子勇「家族紹介ビデオ」
子勇「なんか言って」
魔王「え、ええ…そうね」
魔王「どうも子勇のママの魔王です」
魔王「後…そうね……」
子勇「今何作ってるの?」
魔王「あ、これ?子勇が好きなクッキーよ」
子勇「わーい、食べるー」
ここからカメラが途切れている。
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 11:03:53.89 ID:WzivqmVs0
スレタイから設定までイタイな
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 11:24:18.38 ID:Fyz7rlI80
ほ
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 11:25:20.92 ID:lPSUeN020
スレタイのきもさでおぞ気が走ったので来ました!
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 11:27:30.09 ID:Fyz7rlI80
ほ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 11:43:18.30 ID:+8Q5zESXO
ほ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 11:43:48.59 ID:kdJlXVsR0
ほしゅ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 12:09:55.96 ID:+8Q5zESXO
ほ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 12:12:41.72 ID:eJhTxnY50
も
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 12:20:48.42 ID:7RqwFM3DO
ところどころに痛さとキモさが
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 12:24:27.05 ID:r8XDWu9C0
ほ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
かまわん続けろ