むたまらみよののはなし

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暗闇のなかにいました すうっと潜むようにですミシミシと音がします 体からかもしれません
肩を突き破る音がします人間ではなくなってしまうかもしれません 急に悲しくなって顔をくしゃっとさせました 泣きました
脇腹から何かが突き破りあらわれます 痛みはそれはもう酷いものです 次の瞬間 首が落ちました
落ちた首が赤い目をして僕を喰らい始めます あーあ食べられてしまいました
生首は嬉々として跳ねる転がる その赤い目は生きていました


外は寒いものです 通行人皆鼻が赤いですねあの瞳を思い出します あのとき僕は僕の生首に食べられてしまったはずです
何故生きているのでしょう 首の裏のチャックが答えます 『許してほしけりゃひざまづけ』
笑っています 楽しそうですね 僕も笑いましょう わはははははは 楽しいでしょうね


明るみにでます くるしい 魚が泳ぎます 鱗が邪魔ですねえいっえいっ
七色のなかで 僕は悲しみを覚えました
嫌だ 帰りたくない 腕を引っ張らないでください僕はここにいるんですえいっえいっ
つまらないな 石は血みどろだ ムカついてきた 七色が歪む 灰色になる あーあお前のせいだぞ
ぐたりと寝ることにしました


うるさいうるさいうるさい 騒がしいですね 目玉が4つになっていました 楽ですねこりゃ
緑色したゴーレムたちが今日も町を歩いていきます へへっざまあねえな
丼は空にした そろそろ瞬間の時間だろうか
僕はテレビをオンにした
おしまい
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かなや