偉い人「このままでは週刊少年ジャンプの売り上げが・・・」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
※この物語はフィクションです
本当にフィクションです
登場する人物、企業もマジフィクションです
偉い人「これだよこれ!
この漫画だよ!るろうに剣心!!
こんな三流漫画が看板だからマガジンごときに売り上げ抜かれるんだよ!!」
ちょっと偉い人「るろ剣はサイコーです!」
偉い人「和月以上の漫画家なら腐るほどいるだろ!!
和月以外看板にしろオラ!!!」
ちょっと偉い人「和月先生はサイコーです!」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:46:54.38 ID:w1doaeiB0
BLEACHを次に繋げなきゃ良かったのに。
エクスキューズだっけ?あれいらねえよ。
愛染編で終わりにしろよ
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:47:58.28 ID:U8hmN9zQO
オサレ師匠の描く女キャラは魅力的だ
勃起する
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:49:09.57 ID:4T6LB/e10
偉い人「井上何やってんだよ!!」
ちょっと偉い人「井上は・・・もうダメです 時代はまさに和月時代です!!」
偉い人「和月和月言ってねーで鳥山から原稿もらってこいオラ!!」
ちょっと偉い人「あれは老害です! 和月の時代です!!」
偉い人「ダメだダメだダメだダメだ!!
和月じゃダメー!!」
ちょっと偉い人よりちょっと偉い人「フフッ、どうやらボクの力が必要なようだね」
偉い人「おお!どうした!?和月以上の新人が見つかったか?」
ちょっと偉い人よりちょっと偉い人「GMつれてきました」
偉い人「じ、ジム・・・?ガンダムの・・・量産期」
GM「はぁ〜い」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:50:42.78 ID:GwaUyhxU0
楽しい?
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:51:04.93 ID:4T6LB/e10
GM「はじめまして、マネージャーです」
偉い人「マネージャー・・・?」
GM「私にお任せください
マガジンの売り上げを抜くためのとっておきの秘策あります」
偉い人「なんだって!どうするんだ!?」
GM「発行部数増やしましょう」
偉い人「・・・その手があったかー!!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:53:49.34 ID:4T6LB/e10
偉い人「おいお前!」
ちょっと偉い人「和月先生はサイコーです!」
偉い人「今すぐ発行部数をマガジン以上に増やすんだ」
ちょっと偉い人「赤字になりますよ」
偉い人「なんだって!ダメじゃないか!!」
GM「ダメじゃありません」
偉い人「赤字ダメ絶対!株主総会で叩かれるからダメ絶対!!」
GM「じゃあ黒字にすればいいじゃないですか」
偉い人「どうやってだよ!!」
GM「値段あげるんですよ」
偉い人「それだ!!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 03:57:31.01 ID:4T6LB/e10
偉い人「ふー・・・暗黒期などと騒がれていたが
雑誌の発行部数増やすだけでなんとかなるもんだな・・・」
GM「雑誌の値段10円あげるだけで50万部は刷れますからね」
偉い人「君、いーよ
君素晴らしい」
GM「ありがとうございます」
偉い人「マガジンの悔しがる顔が容易に想像できるよ」
GM「と、言ってもマガジンがやってた方法を取り入れただけなんですけどね」
偉い人「あいつ、こんなことやってたのか!」
GM「やってないの御社だけでしょう」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:01:09.33 ID:4T6LB/e10
GM「見てくださいよあれ」
偉い人「なんだなんだ?」
GM「ついにマガジンさんのメッキがはがれ始めたようですよ」
偉い人「あれは何をやっているんだ・・・」
GM「ブックオフに売られた金田一少年の事件簿の廃棄です」
偉い人「ええー・・・」
GM「ブックオフも次から次へと売られてくるゴミ漫画の処分に困っているらしく
ついにゴミとして処分するとかなんとか」
偉い人「なんとまぁ・・・
一体どれだけ発行部数のかさ上げをしていたことか」
GM「噂では発行部数の1/4も売れていなかったとか・・・」
偉い人「ダッメじゃ〜ん!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:03:29.87 ID:4T6LB/e10
GM「さてこちらのお話」
偉い人「え、マダなんかあんの?」
GM「まぁ一時的に発行部数を増やして業界一の座は確保しましたが
おそらくこのままではダメですからね」
偉い人「何がダメなんだ」
GM「考えても見てください
時代は少子高齢化が進んでいるんです」
偉い人「初耳〜」
GM「売り上げは下がるでしょうね」
偉い人「な、なに・・・それは困る」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:04:38.60 ID:4T6LB/e10
GM「読者をかき集めましょう」
偉い人「できるのか?」
GM「できるできる!」
偉い人「どうするんだ?」
GM「ステマしません?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:08:16.74 ID:4T6LB/e10
偉い人「ス・・・テ・・・マ・・・?」
GM「ええ、芸能界とかで流行ってるマーケティング取り入れましょうよ
上戸彩とか言うほど可愛くないでしょ、ヌルッとした顔のアレ」
偉い人「上戸彩のムチムチおっぱい揉みしだきたい!!」
GM「あっそ
つまるところ工作員雇って偽ブーム作りましょってこと」
偉い人「ふ〜ん」
GM「和月でいいですか?」
偉い人「あれはダメだ!!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:11:04.78 ID:4T6LB/e10
GM「じゃ、誰にします?」
偉い人「あー!だったらー!冨樫で!!!」
GM「冨樫・・・」
偉い人「冨樫がブームを起こせば黄金期も再来するずぇ〜!」
GM「あ〜、でもオッサンよりフレッシュな新人の方が効果見込めそうだな〜
尾田じゃダメなんですかね」
偉い人「尾田って誰だっけ?」
GM「ほら、ワンピース描いてる」
偉い人「ああ、あの絵のきったねぇのか!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:13:43.77 ID:0GQVowcW0
偉い人クズすぎわろたwww
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:14:07.83 ID:4T6LB/e10
偉い人「え〜、あの絵のきったねぇのでブーム作れるの?」
GM「あ〜、偽ブーム作る場合絵の綺麗汚いは関係ないと思いますよ」
偉い人「・・・」
GM「ほら、上戸彩の顔面が証明です」
偉い人「えーでもあいつの漫画、キモくね?」
GM「だって漫画って低俗じゃないですか
絶対にバカでも理解できる話の方がブーム作りやすいと思いますよ」
偉い人「マ〜ジで・・・」
ステマねぇ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:14:31.56 ID:8q+QLNIv0
続けて
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:17:38.93 ID:4T6LB/e10
GM「冨樫って人の漫画はちょっと宗教チックなところがありますよね」
偉い人「面白いよ」
GM「大衆に受けるものってインスタント性の高いものなんですよ
あっという間にすぐできるそんな漫画、同じこと繰り返してりゃいいってやつ」
偉い人「ダメだダメだダメだ!それでは漫画と言う文化がダメになってしまう!
文学なんだ!漫画文学!!命は大切とか愛は強いとかそういったことを発信していかなければ」
GM「そういうの別のとこでやってるんで
間に合ってると思います」
偉い人「娯楽に特化するということかね」
GM「生き残るための手段しか提供できません」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:19:42.58 ID:Oh15qjwMO
なんだ尾田アンチか
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:22:41.69 ID:4T6LB/e10
偉い人「ぐぬぬ・・・」
GM「現にドラゴンボールがそうでしょう
あれは思想がないから頭空っぽで読めて大衆受けしたんですよ
理想的な大衆漫画です」
偉い人「ワンピースもそういうのになれると?」
GM「それはわかりませんがバカの心を掴むにはうってつけのキモさがありますよ」
偉い人「オーケーわかった
ワンピースのステマでいこう」
GM「はいはい・・・」
偉い人「で、ステマってどうやるんだ?」
GM「そういう会社にお願いするだけです
費用対効果は高いと思います
ま、ちょっとの出費はいりますけどね」
偉い人「GO!!!」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:28:31.30 ID:4T6LB/e10
偉い人「ぶっひぃぃぃー!!!
ステマしただけで1-7巻まで発行部数700万にあがったーぶひぃ!!」
偉い人「ぶひひひひひ!!!
1-10巻まで1650万ぶひぃ!!」
偉い人「1-12巻まで2400万・・・」
偉い人「1〜21巻・・・6500万部・・・」
偉い人「えらいこっちゃ・・・」
GM「何がです?」
偉い人「おいナルトとブリーチもステマしろ!ハンタもだ!!」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:38:19.15 ID:4T6LB/e10
偉い人「うっひょひょ〜い!いっぱい大人気連載できちゃった!
これでジャンプ本誌の売上もあがってるはっずじゃ〜い!」
GM「ええ、10万部ほど」
偉い人「なにそれこわい・・・」
GM「何がです?」
偉い人「ワンピースにナルト、ブリーチ、ハンタと大人気連載!
これらのコミックの売上は一巻当たり240万〜100万部なのに
なんで本誌の売上10万部しか伸びないの!!?」
GM「そりゃ・・・つまらないからでしょう・・・」
偉い人「納得いかない!!」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:42:56.68 ID:4T6LB/e10
GM「先ほど10万部ほど売上が伸びたと言いましたが
ウソです」
偉い人「え?」
GM「本当の話言うと、売上下がりっぱなしです」
偉い人「なんでウソついたの・・・?」
GM「なんかテンション高かったんで」
偉い人「おかしいじゃん!
ワンピースの売上の勢いドラゴボこえてんだよ!!」
GM「ま、時代の変化じゃないですかねぇ・・・」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:45:09.26 ID:4T6LB/e10
偉い人「今一体どういう状況なんだ!?」
GM「こんな感じです」
偉い人「ふむふむ・・・
偽装で363万部刷ってたけど
このまま売上落ちたら赤字じゃねーか・・・」
GM「じゃ、発行部数減らしましょうよ」
偉い人「えー・・・君がそれ言うの・・・」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:46:26.78 ID:4T6LB/e10
偉い人「いやいやいや、ここはあの手だ」
GM「あの手、と、いいますと?」
偉い人「ジャンプの値段上げようぜ!!」
GM「ムリです」
偉い人「なんでー?」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:48:21.28 ID:4T6LB/e10
GM「あの時代だからできたことです
原価の高騰が進む今、雑誌の値段上げるとすごいことになりますよ」
偉い人「すごいこと?」
GM「サンデーマガジンに比べてジャンプは100円高い」
偉い人「それはまずい」
GM「発行部数減らして帳尻合わせるしかないですね」
偉い人「なんでそんなことになったんだ・・・」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:51:18.65 ID:4T6LB/e10
GM「なんでそんなこと・・・といいますと?」
偉い人「だってコミックの売上はあがってんだよ」
GM「ステマって言っても結構リスクありますしね
デメリットが出たんでしょう」
偉い人「デメリットぉ〜↑?」
GM「面白くないものステマして無理やり売ってんですから
離れる人間は離れますよ」
偉い人「どゆこと?」
GM「雑誌の品格が落ちたとでも言いますかね」
偉い人「あたしそんなの聞いてない!!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/04/15(日) 04:55:09.92 ID:4T6LB/e10
偉い人「なんてことをしてくれたんだ!
このままでは前にマガジンに売上を抜かれたときの二の舞じゃないか!!」
GM「それはないです」
偉い人「なんでそういいきれる!!」
GM「マガジンはもっと売上が落ちているからです」
偉い人「なら安心だ!」
GM「不安になった理由がわかりません
マガジンとか160万部刷ってるけど実際の売上100万もないでしょ」
偉い人「ハッハッハー!!三流雑誌め!!!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
フィクションつってもマジにする奴いるしなあ
このSSには「俺が考えた業界の裏側」だけじゃない面白い展開に期待