向日葵「年上のお姉さまに御用心？」

向日葵｢こんにちは｣ｶﾞﾗｯ

撫子｢…ひま子か｣

向日葵｢撫子さん――櫻子は、まだ眠っていますの？｣

撫子｢うん。まぁでも、もうすぐ起きると思うから上がって待ってなよ｣ｽﾀｽﾀ

向日葵｢はい。では、お邪魔します｣

―――――


撫子｢……｣

撫子｢｣ﾍﾟﾗｯ

向日葵｢撫子さんは、さっきから何のご本を読んでらっしゃるの？｣

撫子｢…官能小説だけど｣

向日葵｢かんっ！？///｣ﾎﾞｯ

向日葵｢それは、男性の方が…の為に…その……///｣ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

向日葵｢ととととにかく、女性が手を出すようなものでは無いのでは！？///｣

撫子｢それが、女性用の官能小説っていうのもあるんだよ｣

向日葵｢はぁ、そうなん……ですか｣

続けて

撫子｢……｣

向日葵｢……｣

撫子｢……｣

撫子｢…なに？｣

向日葵｢へっ！？｣ﾄﾞｷｯ

撫子｢さっきから、私の顔をジロジロ見てるからさ｣

向日葵｢そそそそんなこと！！///｣

撫子｢私が興奮してるのかどうか気になる？｣

向日葵｢滅相もございませんわ！！///｣

撫子｢……｣

撫子｢…そう｣

向日葵｢……｣

撫子｢……｣

撫子｢｣ﾍﾟﾗｯ

向日葵｢……｣

撫子｢｣ｽｸｯ

向日葵｢！！｣ﾋﾞｸｯ

撫子｢私、ちょっとトイレ行って来るから｣

向日葵｢は、はぁ…行ってらっしゃいませ……｣

ｽﾀｽﾀ

ﾊﾞﾀﾝ

向日葵｢……｣

向日葵｢…はぁ〜｣ｸﾀｧ

向日葵｢き、緊張しましたわ…｣

向日葵｢まさか、目の前で官能小説を読まれるとは夢にも思いませんもの｣

向日葵｢それにしても、このタイミングでトイレって…｣

向日葵｢やっぱり、そういうこと……なのかしら？///｣

向日葵｢///｣ﾓﾝﾓﾝ

向日葵｢ﾊｯ!!｣

向日葵｢いやですわ！ わたくしったら、そんなはしたないこと！！///｣ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

>>1,2
12170
1024

>>3,4
5243
5899

支援

向日葵｢……｣

向日葵｢｣ﾁﾗｯ

……

向日葵｢撫子さん、本は置いて行きましたのね…｣

向日葵｢……｣

向日葵｢……｣

……

向日葵｢｣ﾑｽﾞｯ

向日葵｢……｣ﾑｽﾞﾑｽﾞﾑｽﾞﾑｽﾞ

向日葵｢…タ、タイトルを見るくらいなら平気かしら？｣ｿ〜ｯ

ﾋﾟﾄｯ

向日葵｢ﾊｯ!!｣

ﾊﾞｯ

向日葵｢はぁ…はぁ……///｣

向日葵｢だ、駄目よ…そんな、人のプライベートに立ち入るようなこと……///｣

向日葵｢そうですわ！ 櫻子のことを起こしに行きましょう！！｣ｽｸｯ

向日葵｢大体、あの子が起きるのを律儀に待つ必要なんて無いのよ！！｣ｽﾀｽﾀ

向日葵｢……｣ｽﾀｽﾀ

向日葵｢｣ﾋﾟﾀｯ

向日葵｢でも、撫子さんが待てと仰ったのを無視するのはどうかしらね？｣

向日葵｢……｣

向日葵｢…やはり、櫻子が自分で起きてくるのを待ちましょうか？｣ｸﾙｯ

向日葵｢……｣ｽﾀｽﾀ

向日葵｢｣ﾁﾗｯ

《年上のお姉さまに御用心》

向日葵｢見ないよう努めましたが、『偶、然！！』見えてしまいましたわね｣ｽﾄﾝ

向日葵｢《年上のお姉さまに御用心》ということは、年の差カップルですわね｣

向日葵｢撫子さん、年下が好みなのかしら？ それとも、もっと年上の？｣ﾓﾝﾓﾝ

向日葵｢ﾊｯ!!｣

向日葵｢だから、人の詮索はしてはいけないとあれほど！！///｣ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

支援

向日葵｢それにしても、家全体がヤケに静かですわ｣

向日葵｢これでは、もし撫子さんが…した時、声がわたくしにも聞こえ……｣

向日葵｢だ〜か〜ら〜！！///｣ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

向日葵｢あぁ…。わたくしったら、さっきから一体どうしたと言うの？｣

向日葵｢純白な心を保っていたつもりだったのに、これではまるで…｣

向日葵｢まるで、欲求不満な痴女じゃない！｣

向日葵｢ﾊｯ!!｣

向日葵｢ち、違っ！ わたくしは決して、痴女などでは！！///｣

向日葵｢駄目、これ以上ここに居たら心が潰れてしまいますわ！！｣ｽｸｯ

向日葵｢撫子さん、無断で帰るご無礼をお許し下さい！｣ｽﾀｽﾀ

ｶﾞﾁｬ

撫子｢……｣

向日葵｢きゃあ！？｣ﾋﾞｸｯ

撫子｢…危ないね。ドアの前に居たら、ぶつかるよ｣

向日葵｢すすすすみませんっ！！｣ﾍﾟｺｯ

撫子さんこんなキャラなのか

�C

撫子｢とりあえず、私の前からどいてくんないと座れないんだけど？｣

向日葵｢重ね重ね申し訳ありません！｣ｻｯ

ｽﾀｽﾀ

ｽﾄﾝ

撫子｢｣ﾍﾟﾗｯ

撫子｢…座らないの？｣

向日葵｢えっ？ え、えぇ！ 今、座りますわ！！｣ｽﾀﾀ

ｽﾄﾝ

撫子｢……｣

向日葵｢……｣

撫子｢……｣

向日葵｢…はぁ｣

�C

撫子｢……｣

撫子｢…ひま子｣

向日葵｢な、なんでしょうか？｣

撫子｢私が居ない間、これ読んでみた？｣

向日葵｢え゛っ！？///｣ﾄﾞｷｯ

向日葵｢いえいえいえ！ 読むどころか、手さえ触れていませんわ！！///｣

撫子｢……｣

撫子｢…そう｣

向日葵｢はぁ…はぁ……///｣

撫子｢……｣

向日葵｢はぁ…｣

撫子｢｣ﾍﾟﾗｯ

向日葵｢……｣

撫子｢……｣

向日葵｢あの…｣

向日葵｢櫻子は、いつ起きて来るんでしょうかね？｣

撫子｢…さぁ？ 私は櫻子じゃないから分からないよ｣

向日葵｢ですが、先ほどはすぐに起きて来るからと仰って…｣

撫子｢ひま子、退屈なら他の本持って来ようか？｣

向日葵｢お、お気遣いは結構ですわ！ どうぞ、お構いなく！！///｣

撫子｢……｣

撫子｢…そう｣

向日葵｢……｣

撫子｢……｣

撫子｢｣ﾍﾟﾗｯ

向日葵｢……｣

撫子｢……｣

撫子｢…わ、凄｣

向日葵｢はい！？///｣ﾄﾞｷｯ

いいねいいね

いいな

なでひま！

撫子｢これは濡れる……かも｣

向日葵｢ぬ、ぬ、濡れっ！？///｣

撫子｢ねぇ、こっち来てひま子も一緒に読まない？｣

向日葵｢わわわわたくし、＊＊＊ですから！！///｣

撫子｢だから？｣

向日葵｢だ、だからって…///｣

撫子｢ひま子はこういうこと、全く興味無いの？｣

向日葵｢勿論！ 微粒子ほどもございませんわ！！///｣

撫子｢……｣

撫子｢…そう｣

向日葵｢ﾎｯ｣

撫子｢……｣

向日葵｢……｣

撫子｢｣ﾍﾟﾗｯ

向日葵｢……｣

ひまちゃんうふふ

おいどうした

撫子｢…ひま子さ、さっきこういうことには興味無いって言ったよね？｣

向日葵｢はい、言いましたけど｣

向日葵｢撫子さん、わたくしのことを疑ってますの？｣

撫子｢いや。けど、ちょっと興味があってさ…｣

撫子｢じゃあ、ひま子はそういう気分になった時どう処理するの？｣

向日葵｢そそそそういう気分！？ しょ、処理って！？///｣

撫子｢その年になれば、一度くらい経験あるでしょ？｣

向日葵｢さ、さぁ…？ 仰っている意味がよく分かりませんわ！！///｣ｷｮﾄﾞｷｮﾄﾞ

撫子｢それならそれで、この本はとっても勉強になると思うけど？｣

向日葵｢もう！ 女性同士と言えども、これはセクハラですわよ！？///｣

撫子｢……｣

撫子｢…そうね｣

向日葵｢はぁ…はぁ……///｣

撫子｢……｣

撫子｢……｣

なんかSSだと撫子既に何人も付き合ったことあるみたいな空気だしてるけど
実際まだ全然どんな奴かわかんないよね

支援

撫子｢｣ｽｸｯ

向日葵｢！！｣ﾄﾞｷｯ

撫子｢また、トイレ行ってくるけど｣

向日葵｢そ、そうですか…行ってらっしゃいませ……｣

ｽﾀｽﾀ

ﾊﾞﾀﾝ

向日葵｢……｣

向日葵｢…はぁ〜｣ｸﾀｧ

向日葵｢撫子さんったら、一体どういうつもりなんですの？｣

向日葵｢その小説をわたくしに読ませて、撫子さんの何になると…｣ﾁﾗｯ

《年上のお姉さまに御用心》

向日葵｢……｣

向日葵｢ﾊｯ!!｣

向日葵｢まさか、撫子さんはわたくしと肉体関係を持とうとしているの！？///｣

向日葵｢…そう考えると、全て行動に納得がいきますわよね？///｣ﾄﾞｷﾄﾞｷ

�C

期待する

支援

向日葵｢いえいえ、決めつけるのはよくありませんわ！｣ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

向日葵｢だってまだ、撫子さんが年上に憧れている可能性が残ってますもの！！｣

向日葵｢もし後者であれば、撫子さんに冤罪をかけたことになりますのよ！？｣

向日葵｢はぁ…。小説の内容さえ分かれば、こんなに悩まずとも済みますのに…｣

向日葵｢｣ﾁﾗｯ

……

向日葵｢……｣

向日葵｢…撫子さんはトイレに入ったばかり｣

向日葵｢今ならば、内容を確かめるチャンスですわ！｣

向日葵｢興味でも欲求不満でも無く、ただ撫子さんの疑いを晴らす為なら…｣ｽｯ

ﾋﾟﾄｯ

向日葵｢……｣ﾌﾙﾌﾙ

向日葵｢……｣

向日葵｢…えいっ！｣ﾂﾑﾘ


ﾋｮｲｯ

単行本しか読んでないんだけど
撫子付き合ってる描写あんの？

ほ

確定では無いけど彼女らしき人がいる思われる描写がある

ほ

朝から支援

4

支援

>>1寝たんじゃね

ほ

ほ

ほ

朝だし！

ほすｙ

ほ

hoo

はよ

起きるし！

まだか

まだー

ほっほっほ

おいい

出かける前に保守