今更だけど去年の地震の思い出を語る

去年のオレのスペック
21歳　地方のFラン大学3年
♂
顔　普通
体系　がっちり

※沖縄在住

3月、大学三年のオレは就活をそれなりにこなしながら多忙な日々を送っていた。
あの企業の説明会の知らせのメッセージが来るまでは…

事故申告の普通ほど当てにならない物は無い

アパレル業界とかカッコつけて目指してたオレは
就活中都心部へ行く事が結構多かった。
大阪に夜行で行って説明会、選考、
地元戻ってES
また大阪で選考
そんな感じが半月続いていた。

でもやっぱFランのオレが大手アパレルとか行けるはずもなく
ワールド「イラネ」
イトキン「は？」
PAL「イッテヨシ」
行きたいとこからことごとく祈られて半泣きなオレ。
そんな時、大手アパレルからメッセージが
「会社説明会のお知らせ」

その企業はオレも服よく買うし「ゥホッ」って思った。
早速予約をしようと思ったんだが
会場が大阪と東京だけ

まあ、アパレル系の会社だとよくあることだし大阪なら何回もいってるし
って事で大阪予約しようと日にちを見たら

満席だた。
開始して5分で大阪満席。

仕方ないから東京会場の日程見たよ
3月10日　満席
3月11日　予約

東京のこの日しかないじゃん
オレはイラッとしながら携帯の予約ボタンを押したよ。

東京とか行った事ないのに。
夜行バス調べたらビビったわ
１０時間近くかかるし片道10K
ふ
ざ
け
ん
な

でも結構選考落ちてたし
とりあえず選考受けて
なんか安心したかったのよ
ここ落ちてもオレにはまだここがあるみたいな安心が
で、予約たった
3月10日9時発
3月11日7時　品川駅着
悪夢が始まった

でもやっぱ東京行く前、結構楽しみだったのよ
地方のFランで買い物も不自由してたから
東京行ったら行きたい店もあったし、
ゆりかもめ？とかも乗ってみたかったし、
原宿の黒人の客引きとかも聞いてたけど見た事なかったし

説明会私服で参加だから何着て行くかとか
説明会で東京の人と仲良くなれるとか勝手な妄想もして夢膨らんでたさ

行ったらぶち壊されたけど

品川駅ついて体ガチガチだったオレは早速おしゃれ気取って目の前のドトールに
平日朝の7時過ぎくらいでちょうどみなさんの出勤の時
カウンターにスゲー列ができてた

ドトールでコーヒーごとき頼むためにこれに並ぶの…？
ついていきなり萎えた

とりあえず並んだ
何分かかるんだ…って思ったらどんどん列が前に進むの
しかも前に並んでる人みんなコーヒーやらサンドウィッチやら買うのに金払ってねーの
なんか携帯取り出してピッピッ、ピッピって音鳴らして頼んだもんぶんどって行く
何これ？

気付いたらオレが先頭
オレ「コーヒー」
店員「サイズは？」
オレ「Mで」
店員「250円です」
でオレ財布開けて250円取りだそうとしたら
コーヒーもうできてるのよ
東京コーヒー作るのどんだけ早いんだよ

オレ「…」小銭ジャラジャラ
店員「お待たせしました」
オレ「！？」

焦ったオレは急いで10円玉を探した
後ろをチラ見したら列が店の入り口出るか出ないかぐらいまで伸びていた
さらにオレは焦った

払い終わってコーヒーを受け取った
後ろから「チッ」って声が聞こえた気がした

おっ
喧嘩だな！

帰宅難民になってしまったというお話だな

コーヒーを店の中で飲みながらES書こうと思っていたのに
着いていきなり都会の厳しさを教えられたオレは
コーヒーを持って駅のトイレに逃げていた

これはたまたまオレが金準備するの遅かっただけ
そう思いながらトイレの様式便座に座ってコーヒーをいっきした

いつもより苦く感じた

もう油断はしない
これでも3人兄弟の長男
これからどんなことがあっても動じない

そう決心して品川駅に向かった
切符を買おうと上の線路図を見る
奇跡的にも降りる駅の名前がすぐ見つかった
なんだオレもう都会に順応しちゃったよ
とかバカみたく思っていた
「イクスキューズミ―」
この言葉がオレの背後から聞こえてくるまでは

後ろにザ・外国人って言っていいほど外国人ッぽい男がオレを見ていた
「Can you tell…」
ああ、無理
Fランの学力舐めんじゃねーぞ
しかもなんで数ある人間の中からわざわざオレを選んだこのマザーファッカ―！！

かなりキョドってたオレなど関係なしに
そのマザーファッカ―は新宿を指さしてなんか言ってた
「…yes!!yes!!Have a nice day!!」
自分の中にある数少ないボキャブラリーの中からこの場に合いそうな言葉を投げやりに放ち
外人から逃げるため駅の出口へと走った
途中何人かの人とぶつかりながらも

気が付くとオレはまたトイレにいた
どうやらトイレ癖が付いたようだ
今まで便所メシはなかったが今ならその気持ちが分かる気がした
閉鎖された自分だけの空間
自分を追い込む敵はこの空間に入ることはできない
絶対領域…

腕時計を見た
8時半過ぎ
コーヒー買って駅の改札で切符を買うのに1時間半かかっていた

なんとか切符買って電車に乗る
乗り次は携帯見ればだいたい分かった
女性専用車両に乗りそうになりながらもオレは2時間半かけて新宿についた

品川から新宿まで二時間半って泥酔した俺かよ

続けなさい

新宿についた時点で精神的にOTLだった
もうゆりかもめとか言ってる余裕ゼロ

ただ1つだけどうしても行きたいところがあった
テレビで見てから忘れられなかった
あそこにだけ行きたくてオレは人に何度もぶつかりながら
新宿駅周辺を歩き回った

>>29
ありがとう

新宿の建物の中を歩き回って30分
行きたい店は新宿駅内のはずなのにどうしても見つからない
東京のどこにでもあっておしゃれなスープが有名でカレーがある
これさえ分かっていれば簡単に見つかると友人は言っていた

> PAL「イッテヨシ」

> その企業はオレも服よく買うし「ゥホッ」って思った。

> 新宿についた時点で精神的にOTLだった


アウト

たまたま見つけたマックでシェークをすすった
行きたい店に行けない
これが東京のコンクリートジャング…

そんな事を思いながらふとテーブルに座るOLを見た
「スープストック」と書かれた袋を持っていた

>>35
この時点で何時だ？

>>36
確か10時過ぎ
品川に着いたのが7時くらいで2時間半後に新宿
そこから30分新宿駅周りをフラフラ

オレ「…」
いくらFランなオレでも知っていた
この袋の名前こそオレが探し求めていた店

聞くか？嫌でも…

品川のドトールが頭をよぎった

これでこのOLに話しかけて無視されたり、舌打ちされたり、ゴミのような目で見られたら
オレは立ち直れない…

オレ「すまｊｓｈｆｄｌｋんｖ」
話しかけてしまった上にビビり過ぎて噛んでしまった
OL「？」
驚いたような目でこちらを見るOL
そりゃ、朝からマックで挙動不審丸出しの男から声かけられた身構えるよな…

オレ「あのその袋の」
OL「え？」
オレ「その袋のお店なんですけど…」
OL「？…スープストックですか？」
この時点で初めて行きたい店の名前を知った

オレ「…は、はいｈｆ」
OL「それがなにか？」
ヤバイ、これじゃ傍から見たらキモイナンパにしかみえない
オレ「そのお、お店を探してるんですが新宿にありますかｆひうｆ？」
やっと搾り出た言葉
これがあの時のオレの限界

OL「ああ。ありますよ。ここをまっすぐ・・・」
笑顔で行き方を教えるOLはオレには女神のように見えた
途中建物の名前でキョドッているオレにOLはその建物を懇切丁寧に教えてくれた

正直泣きそうだった

>>38
8006

新宿に現れた一人の女神のおかげで念願のスープストックでオマールエビのビスクをすすった
都会の味がした


今思えばあの人は無事だろうか…

それからは女神様にも勇気をもらったおかげか
説明会場には驚くぐらい順調に行く事が出来た

東京メトロ？に乗り換えて改札で切符を通して周りのリーマンと一緒にさっそうと歩くオレ

地震迄がNAGEEEEEE
けど何だかんだ読んじゃう

説明会開始30分前
その頃にはオレはもう会場についていた
時計を見ると1時半

悪夢まで76分

>>47
すまない
簡潔に書くつもりが慣れてなくてだらだらになってしまった

そこからはよくある感じ
会場に着いた人から予約表を提出
開いてる席に座る
30分前から来てたオレは最前列ｗ

この時には女神さまの勇気のおかげで隣の人と話す余裕もできていた
右隣をAさん左隣をBさんとしよう
オレ「こんにちは」
A「こんいちは。どこからこられたんですか？」
オレ「○○からです」
A「へー！そんなとこから来たんですか！？」
オレ「そうなんですよ！苦労しましたよここまで来るの」
A「そうなんですか〜大変ですね」
オレ「どちらから来たんですか？」
いいぞ、今日はトークに磨きがかかってる

A「私は福島から来たんですよ」

オレ「東北ですか！？」
A「はい。新幹線できました」
B「福島ですか！？私宮城なんですよ！！」
Bが会話を聞いてたのか話に入ってきた。

今思うとあの会話がやるせない

支援

２時になり説明会は始まった
会場にはたぶん２００人はいたと思う
説明会は静かに、和やかに進んでいった
オレはメモを取り、就活モード

>>53
感謝します。


２時４０分頃になってひとしきり説明が終わり
社員の懇談的なイベントが始まった
会場にいる新入社員が質問さっれる内容に各々答える感じ
オレは手を挙げた
バカで目立ちたがりの典型

オレの質問に１人目の社員が無難に答える
そして２人目の社員が答える
社員２「そうですね。僕が・・・」
小さな揺れが始まった

最初、会場の誰も気にも留めていなかった
でもそれは徐々に大きくなる
司会者「じしんですかね〜？」
その言葉が終わるや否や悪夢は現実になった

お前のせいで寝れなくなったじゃないか
いいぞ　付き合ってやるお

5時半起きだけど俺も付き合うよ
都心がどうだったのか気になるし

>>12,30
9254
1467
5584

>>43,55
1158

急に激しい横揺れが来た
会場がどよめきに包まれた

床も天井もなんだか嫌な感じに揺れているような気がする。
地震だと気づくのに時間はかからなかった。
えらく周期の長い横揺れだ。

数分の時間が何十分のように感じた

>>58
>>59
ありがとう

上の照明が揺れで落ちそうになっていた
この会場は地下
もしこれ以上揺れが酷くなって建物が崩れたら想像したくもなかった
人間の逃避行動なのだろうか
会場にいた人が端っこに言われる事もなく集まっていた

しばらくして揺れが終わった
会場がどよめきに包まれた
オレ「・・・・」
司会者「みなさん怪我はありませんか！？」

司会者の声で会場が我に返った

みんなとりあえず席に戻る
司会者「みなさん本当にけがなどはないですか？」
どよめいていた会場で社員の一人がアイフォンを見ながら言った
「東北で震度6、7くらいの地震があったみたい」
きっと一人でぼそっと隣の社員に言ったのだろう


でもマイクで声が会場に響いていた

会場がさらにざわついた
隣のAとBをオレは見た
2人とも同じ顔
口を真一文字にして顔から血の気がひている感じ
あの顔をオレは絶対忘れない

「みなさん聞いてください」
少しして、司会者が口を開いた
「みなさん、自体が事態なのでここで説明会を中断しようと思います」
まあ、そうだろう
オレも早く新宿に向かって帰りの夜行バスのが動くか確認したいし
しかし、この後司会者が衝撃の一言を放った

司会者「中断するんですが…実はこの後…じゃけん大会を企画してまして…買ったかたにはうちの会社のブランドの服をプレゼントするつもりだったんですけど…」

なんだよそれｗｗｗｗｗｗ

服を持って困っている司会者
司会者「どうしましょう…？」
会場「…」

沈黙が続いていた
この沈黙が何を意味していたか…分かれよ司会者

しかし、それとは裏腹に最初から座って何も話していなかった人事部長が一言
「やりましょう」

会場「…（やるんかい！！！！）」
オレにはそう聞こえた

これは支援せざるを得ないｗｗｗ

じゃんけん大会を終え、改めて説明会終了

しかし、お察しの通り地下鉄、JRすべてストップ道路は渋滞
移動手段のない東京にいる人間は新宿方面へ歩き出していた

途中コンビニ店員が
「トイレ使えます」って叫んでた
看板が粉々になって地面に散らばっているところもあった

そんな道を2時間以上かけて歩いて新宿の高速バスの会社まで向かった

バス会社に着いた時、バスは運行していた
よかった…
そう思った瞬間
アナウンス「高速、夜行バスご利用の皆様に…」
…もう言う必要ないでしょう？

道路が液状化現象で通行止め
今日の運航便が全て運休
帰れなくなった

携帯は繋がらない
東京に知り合いはいない
道も分からない

家に帰りたくて仕方なかった
半泣き…というかたぶん泣いてたと思う

「すいません」
背後から声をかけられた
振り返ると説明会で隣だったAさん！！

支援するぞ

Aさん「バス同じ会社だったんですね」
オレ「そうみたいですね」
Aさん「なんかさっきメールがあって、説明会で使った会場非難所として使っていいみたいです。一緒に行きませんか？」

今まで女に言われて一番泣きそうになった言葉ベスト１にノミネートされた

SI☆E☆N

そこからAさんと説明会会場に向かった
向かう頃には地下鉄が動いていた
駅員さんに道を尋ねた
こんな時なのに丁寧に教えてくれた
「気を付けて」でまた泣きそうになった
Aさんは携帯をずっといじっている
家族に連絡しているようだった

>>1

×がっちり
○でぶ

×顔 普通
○顔 ブサ


客観的にみましょう

寝れねーじゃねえか…

Aさんのスペックkwsk

面接会場につくと
おそらく今日参加していた半分以上の人が会場にいた

各々グループを作り、お菓子を食べたり携帯をいじったりしていた
一番前ではスクリーンが降ろされ
映画館並みの大画面で地震速報のニュースが放送されていた

>>85
NHK？

>>82
的を得た意見だ
>>84
身長　160？
スタイル　スレンダー
顔　きれい
さすがアパレル志望って思った

>>86
たぶん

オレとAさんはとりあえず空いてるスペースに腰を下ろした
オレ「携帯繋がりました？」
余計な一言だった
あの時のオレ死んでしまえ

的を射た

意見だ

Aさん「…」
オレ「大丈夫ですよ。混雑して繋がらないだけで…」
前のスクリーンの画面に津波の映像が流れた

…スクリーン空気嫁

おまえはわるくねぇ！わるくねぇぞ！

Aさんは画面を見ていた
オレも見ていた
オレ「…」
Aさん「…」

Aさんの目から涙が流れていた

オレは大丈夫ということしかできなかった
イヤ、大丈夫も今思えば余計だっただろうなあ…

オレはやりきれなくなってちょっとトイレと言って喫煙所に向かった

確かにあの津波の空撮映像は衝撃的だった

喫煙所にはチャラ男みたいなヤツと女の子が2人いた
チャラ男「ダリー、オレ渋谷いつ帰れんのー？」
女１「私八王子だよー。マジありえなくない？」
女２「どちらから来られました？」

まさかのオレにふり！！

適当に浜川崎とか海芝浦ですっていっとけばよかったのに

渋谷くらい歩いて帰れよっておもってしまうな

オレ「…○○から」
チャラ男「え!?マジッすか！？」
女１「えーーーーー！？」
女２「ウソー…なんかすいません」

なぜかビッチ2人とチャラ男に謝られた
死んでしまえ

会場戻ったらAさんは泣きやんでいた
ただ目がうつろだった

オレ「…」
オレはポケットをまさぐった
するとポケットに何かは言っている事に気付く
…ブラックサンダ―だった
しかも2袋

新宿に行く途中買っていたのを忘れていた
オレはうつろな目でスクリーンを見ているAさんにブラックサンダ―をさしだした

粉々だったけど…

おいおいなかなかイケメンじゃないか

Aさん「・・・と」
聞こえなかったけどたぶんありがとうだったと思う

Aさんは袋を開けて割れたブラックサンダ―のかけらをちょっとずつつまんで食べた
オレもまねした
すごい甘かった

そこからお互い少しだけ家族の話をした
Aさんが最初に口を開いたから
Aさんは２こ下の妹と父親と母親の４人家族
オレは何の励ましもフォローもできなかった

いや、今でも出来ない

夜中の５時頃だったかな？
JRが動き始めた的なニュースが流れた
新幹線に乗ればオレは帰れる…


…でもAさんは？

支援

夜中の五時。。
その時間まで会場に缶詰めなんて大変だったな

オレ「JR動き始めたみたいだよ」
Aさん「オレく君帰れるね！よかった！」
Aさんが笑っていた

無理矢理

抱きしめてやれよ

※

…オレはなぜかマックの女神思い出したんだ
あの笑顔でオレに道教えてくれた人
なんでだろう
きっと寝てなくてもうろうとしてたからかなあ…

オレ「…もうちょっと」
Aさん「？」
オレ「もうちょっとだけ話してていい？ｗ」
冗談ぽく笑いながら言ったった
この時のオレ絶対キモイ

オレ「で、明るくなったら一緒に東京駅いってみない？」
Aさん「…」
Aさんは無言だった

しまったあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああOTL
ってオレは自分を殺したくなった
なんでこんな事言った
善人気取ってんじゃねーよ。
一緒に行ってどうすんだよ。
大人しくここでバイバイすればよかったのに
頭の中こんな感じ

Aさん「…うん」
Aさんの返事があった瞬間オレはほっとした半面後悔した

絶対気を使わせてしまった
家族の安否だけでも気が滅入っているのに自分のようなksキモピザヤローに気を使わしてしまった…

地震のせいで精神状態もマイナスだった

明るくなったのが分かってオレとAさんは外にでた。
日が当って初めて分かったけど目の前の道ボッコボコ
そりゃバス運休するわ

そこから地下鉄に乗って、歩いて１時間くらいかな
東京駅についた
地下鉄はXJAPANのライブ会場かってくらいもみくちゃ
なんか途中線路に人が落ちて運転中断とかもあったな…

新幹線の切符買おうと思ったら券売機すごいの

行列

東京ディズニーランドの方が１億万倍マシ
しょうがないからAさんと並んだけど

うむ

並んでたらまたやらかしたオレ…

後ろのおっさん「これって普通電車の券売機の行列だよな？」
オレ「新幹線じゃないですか」
後ろのおっさん「イヤ、新幹線の券売機は隣。あれあれ！」
指さす先には新幹線と書かれた券売機があった

オレ「…ごめん」
Aさん「しょうがないよｗ」
Aさんがちょっと笑った

ちょっと怪我の功名

西日本在住だから首都圏がどうなってたのか知らなかったけど、壮絶だな・・・

新幹線の切符を買った駅員に新幹線動いてるか聞いた
オレ「東北は新幹線うごいて…」
駅員「たぶん、当分は動かないと思うよ！！」
駅員は悪くない
でも駅員に殺意が芽生えた
駅員「でも西日本の方は動いてるから動いてる今の内に乗った方がいいよ」
オレ「…分かりました」

オレ「Aさん、他の移動手段…」
振り返ったらAさんは目の前にいなかった

>>121
俺も西だ。
眠いけど続き気になってみちゃううう

オレは周りのごった返す人をかき分け背伸びして探した
…Aさんはいなかった

Aさん逃走

パーカーに変なリュックだった男

そこからはもう覚えが薄い。
気が付いたら西日本行き新幹線の中
窓際で外眺めてた

Aさんがどこに消えてなんで急にいなくなったのかも分かんない

えっ

Aさんが消えたのは別にいい…とは言わないけどショックではなかった。
だってあのとき声かけてくれなかったらオレ間違いなく駅のホームで泣いてたもん

えっ

ドラマだったら自分のためにお前が残ってくれてることが申し訳なくて何も言わずに消えたという展開だが
現実は極限状態で知らない人間と一緒にいるのが怖かったからだろうな

だからホントに心残りなのが
Aさんにせめて「ありがとう」って言いたかった

>>131
そうだと思う
オレだってそうだったんだから

こんな終わり方泣けるじゃねーか。。

それから無事地元の実家に帰りついた
家に帰ると昨日の夕飯の残りのハンバーグがテーブルに置いてあった

一口食べた
涙が止まらなかった

Aさんは福島のどの辺の人なの？

おつかれさん

あれから、就活もなんとか内定貰って４月からは見事な社畜
ニュースとかテレビ見てたらなんか書きたくなって無我夢中でスレ立ててた
Aさんがどうなったのか結局分からないし
みんなが期待するようなハッピーエンドもメシウマもなくてごめんね

>>136
詳しく聞けなかったけど父親が漁師とかなんとかって言ってた

乙

>>139
そっか…

もしAさんがこれを見てたら
あの時は本当にありがとう
Aさんが同じバス会社じゃなかったら
隣の席じゃなかったら
アパレル志望じゃなかったら
日程が違ってたら
オレはこんなに早く地元に帰る事も出来なかった

Aさんの家族が無事でいる事を信じてるよ

くっさｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗｗ

なにこのやるせない感じ･･･

今頃仮設住宅でも何でもいいから家族で一緒に楽しく過ごせていますように


オレの話はこれでおしまい
最後まで読んでくれたお前らありがとう

Ａさんは逃げたのかな

一人になりたかったんじゃないの

Bのが心配

>>2
なんかワロタ