マミ「あなた誰なの?」 QB「確かに “この僕” は、別の個体だ」

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1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
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2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:25:25.95 ID:pfmRp2Bz0
マミ「――暁美さん」

ほむら「……」

マミ「あなたの求めるものはここにはないわ。だからもう――」



マミ「私の前から、消えてくれないかしら」



まどか「……!」 ゾクッ

さやか「ま、マミ、さん……?」

マミ「……」

ほむら「大した剣幕ね。あなたらしくもない」

マミ「……まるで私のことをよく知っているような口ぶりね」

ほむら「さぁ……どうかしら」

マミ「……」

マミ「いいえ。知るわけがないわ」 ジャキッ
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:27:28.37 ID:pfmRp2Bz0
さやか「ちょっ!」

まどか「ま、マミさん!?」

ほむら「……」

マミ「そうよ。知っているわけがない」

マミ「知っているなら、あんなことができるはずがないのよ……!」

ほむら「……? 私が何をしたっていうの?」

マミ「……」 ピク

   キィーン…

ほむら「ぐぅうっ!?」 ギリギリギリッ

マミ「『何をした』?」

マミ「『何をした』、ですって?」 キィーン…

ほむら「うぁあああっ!!」 ギリギリギリギリッ
                               . . ..
マミ「驚いたわ……嘘つきなだけじゃなく、そこまで人でなしだったなんて」
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:28:29.00 ID:pfmRp2Bz0
ほむら「う、ぅう……!」

マミ「それとも、あの子を――キュウべえを殺したのは自分じゃないとでも言うつもり?」

ほむら「キュゥ……べえ……?」

マミ「……」

ほむら「何を言っているの……? アレはまだ、生きて――」

マミ「“アレ” はあの子じゃない。別の個体よ」

ほむら「!?  あなた、あいつらの在り方を知って……?」

マミ「馬鹿にしないで。当然よ」

ほむら「なら、わかるでしょう? 一匹潰したぐらいでは――ぐっ!?」

ほむら「うぁあああああああああああっ!!」 ギリギリギリギリッ
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:31:43.81 ID:pfmRp2Bz0
マミ「……」

マミ「……ふっ」

マミ「ふふ、ふ、ふふふふふふふふふふふ、ふ……」

   シュイーン――キラッ!

マミ「潰した?! 潰したですって!?」 ジャキッ!!

ほむら「!?」

マミ「よくもそんな言い方ができるわね! あの子を何だと思っているの!?」

マミ「人間じゃなくても、在りようが違っても、ちゃんと心を持った生き物なのよ!?」

マミ「それを、どうして……どうしてそんな……っ!」

ほむら「ち、違うわ!」

ほむら「アレに心なんてない! あなたは騙されてるのよ!」

6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:33:11.82 ID:pfmRp2Bz0
マミ「――ッ!」

マミ「黙りなさい!!」

   シュルルル――パシッ!!

ほむら「むぐっ!?」

マミ「言うに事欠いて……」

マミ「あの子の命を奪っただけでは飽き足らず、そんな侮辱までするなんて……」

マミ「あの子がどれだけ優しかったか! あの子がいてくれて、私がどれだけ救われたか!」

マミ「それを知りもしないで……っ!!」

ほむら「ンンッ! ンーッ!」 ギリギリギリ…


7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:35:17.50 ID:pfmRp2Bz0
マミ「――ハァ、ハァ、ハァ…………」

ほむら「ッ! ……ーッ!」

マミ「……」

マミ「……」

マミ「……」

ほむら「ッ……、…………?」

マミ「……あなた、似てるわ」

ほむら「? ……?」

マミ「私が初めて倒した、あの “子供部屋の魔女” に。今のあなた、そっくりよ」

ほむら「……」

マミ「あの魔女も、耳障りな騒音を撒き散らして、キュウべえを傷付けてくれたから、
   そうやって口を塞いでやったのよ」

マミ「……」

マミ「そう…………あなた、魔女だわ」

ほむら「――!?」
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:36:15.50 ID:pfmRp2Bz0
マミ「身勝手な理由で人を傷つけて、惑わして、貶めて……」

マミ「暁美さん。あなた、魔女そのものよ」 シュンッ…

ほむら「……ッ」

ほむら(? ……マスケットを、消した?)

マミ「――レゴ〈拘束〉」

   シュルルルル――パシッ

ほむら「ッ!?」

マミ「……どうしてまた別のリボンを巻くんだ、って思った?」

マミ「『未来から来た』 なら知らないでしょうね……このリボンは私のかつての武器よ。
   銃が使えるようになるまでは、これで魔女と戦っていたの」

マミ「〈ナストロ・ブルカーノ〉……日本語にすれば、火山帯、ってところかしらね」

マミ「名前の通り、爆発するわ」

ほむら「!!?」

マミ「あの魔女も、これで顔から焼き殺してあげたわ」

マミ「危ないから封印してたんだけどね……今なら、また使えそうな気がする」
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:37:50.48 ID:pfmRp2Bz0
マミ「そういえば……本来そういうものなのよね、魔女狩りって」

マミ「魔女は磔にして焼き[ピーーー]のが、古来からの……そう。正しいやり方」

マミ「……そうよ。これは正しいことなのよ」

マミ「魔女は[ピーーー]……殺さなきゃいけない……」

マミ「魔女……私たちの、敵……」

マミ「キュウべえの……――カタキ!」

ほむら「……っ!!」

ほむら(まどか……ッ!!)

ほむら「……」

ほむら「……」

ほむら「……、……?」

ほむら(……生きて、る?)
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:38:51.69 ID:pfmRp2Bz0
マミ「……」

マミ「……うっ」

マミ「う、うぅぅ……ううっ……」 ――ペタン

   …パラッ

ほむら「ひゃっ?」 ドサッ

   シュウゥゥゥ…

ほむら「……え?」

マミ「う……ぅ、う……」

マミ「……できるわけ、ないじゃない……」

マミ「あの子は……キュウべえは、言ったのよ! 魔法少女には生きていて欲しいって!」

マミ「魔女を[ピーーー]ことなんかより、ただ生きていてくれればそれでいいって!」

ほむら「な……っ!?」

マミ「それなのに! それなのに……っ!」

11以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:40:12.08 ID:pfmRp2Bz0
マミ「……殺せるわけ……ないじゃない…………」

ほむら(あいつ……!) ギリ…

マミ「うっ、ううっ、うっ、うぅぅ、うぅ……」

ほむら「……」

ほむら「……巴マミ」

マミ「……」 ピク

マミ「何も言わないで」

ほむら「……」

マミ「……」

ほむら「……」

マミ「……お願い。この街から出て行って」

ほむら「……」

マミ「……お願いよ」

マミ「……あなたがいるって思うと、私、この街を守れない……」

ほむら「あなたは騙されてるのよ!」
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:41:10.59 ID:pfmRp2Bz0
ほむら「騙されてはいけないわ、鹿目まどか、美樹さやか」

ほむら「こいつの本当の名前はインキュベーター。願いと引き換えに、永遠に魔女と戦い続ける運命を背負わせる、死の案内人」

ほむら「魔法少女となった少女は魂を抜かれ、生きた体を失う。そしてその魂……ソウルジェムが汚れきった時、魔法少女は魔女へと変わる」

さやか「そんな……本当なの!?」

まどか「それじゃ、マミさんも……?」

マミ 「うそつくな!」

   シュルルル――パシッ!!

軽い発砲音。
   続いて、

ほむら「ぅ――?」

   ドサ、と、暁美ほむらが倒れ込む。その背中にさらに一発。

ほむら「ぅあっ!? な――に、を……」

まどか「マミさんっ!?」

   二人分の驚愕が向けられる。
   動揺は特にしなかった。
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:42:15.58 ID:pfmRp2Bz0
マミ「非致死性の麻痺弾よ。死にはしないわ」

   他にも炸裂弾や煙幕弾など、弾丸のバリエーションはそれなりにある。
   これはグリフシードを巡っての争いや模擬戦など、対人用に準備しておいたものだ。
   それなりに集中が必要なので佐倉さんのときは使えなかったけれど。

   しかし、さっきの妙な感覚のおかげか。
   まだ変身すらしていないのに繰り出すことができた。

まどか「だ、だからって……」

   鹿目さんがうめく。
   だけど悪いけど、今は後回し。
まどか「……マミさん」

マミ「なに」

まどか「わたし、キュゥべえにもう一つ聞いたんです」

マミ「何を?」

まどか「わたしの願いで、マミさんのそばにいた子を生き返らせることはできるの? って」

マミ「――っ!!?」

まどか「そうなったら……ほむらちゃんのこと、許してあげられませんか?」

マミ「……」
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:43:16.24 ID:pfmRp2Bz0
この子は。

まどか「えっと、その。ほむらちゃんは……言ってることは、よくわからないこともあるし、
     やったことはもちろん悪いことですけど、悪い子じゃないと思うんです」

まどか「なんて言ったらいいか、わからないんですけど……すっごく一生懸命っていうか」

まどか「だからたぶん、どうしてもそうしなきゃいけない理由とか、あったかも……とか」

まどか「い、いえ。それでももちろんダメなんですけど、そこは、わたしが。願いで」

   この子はどこまで、優しいのか。

マミ「……鹿目さん」

まどか「あ、は、はい」

マミ「……それは、わからないわ。彼女を許せるかどうかは」

まどか「マミさん……」


15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:44:32.28 ID:pfmRp2Bz0
マミ「わからないの。あの子が大切っだって気持ちが、いなくなった今でも消えないように……
   暁美さんに対するこの嫌な感情も、そう簡単になくなってくれるとは思えないの」

まどか「……」

マミ「……、でも」

まどか「え?」

マミ「努力は、してみるわ」

まどか「マミさん……!」

こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 01:52:29.81 ID:pfmRp2Bz0
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:08:24.66 ID:pfmRp2Bz0
保守誰か頼む
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:13:44.14 ID:pfmRp2Bz0
保守
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:17:09.95 ID:pfmRp2Bz0
保守
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:18:47.21 ID:pfmRp2Bz0
保守
21以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:21:40.38 ID:pfmRp2Bz0
保守
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:26:49.11 ID:pfmRp2Bz0
保守
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/11(日) 02:33:23.60 ID:pfmRp2Bz0
保守
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
保守