1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
厨二病乙
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 21:24:28.46 ID:2VWU5yRJ0
アフリカ、とある市街ーーーー
.
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 21:27:27.14 ID:2VWU5yRJ0
(まったく……俺は一体どういう状況にいるんだ?)
ガガガガガッーーードォン!
(横を見れば黒い戦車の様なデカブツが、空を見れば杯のような黒い物体が……クソッタレな状況だ……これならさっきの方がよっぽどマシだ)
戦車型ネウロイ「」Gyiiiiii!!
飛行杯型ネウロイ「」オオオオオオ
(…………来る)
ーーーードッ!
(奴が撃つビーム……のような光線……速度は『大して』速くないが…)
(…………武器がないとマズイな)
(………………チッ)
(ようやく『死ねた』と思ったのに……どうやら神様って奴は相当なゲスのようだ)
(ゲス…………まぁ俺が言えた義理じゃないか)
ーーーーバラララッ!
チュインチュインチュインッ!
(……空中の奴は散弾タイプか、面倒だ)
支援
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 21:32:49.72 ID:2VWU5yRJ0
ーーーーードォン!
…………ガラガラガラガラ
「……む」
(あの建物……ひとりでに崩れた?それに、『何かが』落下してくるのが見えた)
(……………………調べてみるか)ダッ!
ーーーードッ!
…………バグォンッ!
タタタタタタタッ
(建物内には、入れたが……アレか)
(これは…………黒い戦車のキャタピラ、か?)
(だがやけに変な形……まるでブーツだ)
ーーーーードォッ!!
(まぁ……………………やってみるか)
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 21:39:28.87 ID:2VWU5yRJ0
ー
ーー
ーーー
バガァンッ!
建物の側面が破壊され、そこからーーー
(………………これで、やれる)
ーーー黒いコートを着た、足にこれまた黒い戦車のキャタピラのようなものを履く、男が飛び出してきた
(落下速度を利用して、あのデカブツにーーーー叩き込む)ドッ!!
掌底。
戦車型「」Gya……gyaaaaaa!!!
ボォン!!
(砕け散った……そうか、あの一瞬見えた赤いクリスタルが奴の弱点か)
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 21:49:10.36 ID:2VWU5yRJ0
「……!!」バッ!
ーーーーズドォツ!!
戦車型達「」ゴゴゴゴゴゴゴゴ
(4体か)
ーーーーードッ!
(遅い)ガァッ!!
(地面を駆け跳躍……建造物の壁を走って……落下)ヒュッ
(そして、破壊)ドゴオ!
殴打
(横に並ぶ二体……一体は、蹴飛ばす)ベキィッ!!
回し蹴り。戦車型が吹っ飛び、直線上にいた一体を巻き込みながら壁に激突する
(もう一体は……)ズドッ!!
右腕を、突っ込む、空中の飛行杯から散弾が発射される、摑んだ戦車型を持ち上げーーー
(盾に)
ドドドドドド!!
戦車型「」GYIAAaaaa!!!!パキィン!
(…………一発が限度か、使えん)
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 21:57:31.66 ID:2VWU5yRJ0
(しかしさっきからうざったいな、アレは)
(ん……?これは)
ギャルルルルルルルルル……
(俺の指の爪が…………『回転』している?)
(……………………)スッ
手を、拳銃のようにして構えーーーー
(撃つ)
バシュルルルルルッー!
飛行杯型「」アアアアアアアアア!!!
………………パキィン!
(ふむ……回転する爪の弾か……どう言う理屈か知らんが、なかなか使えそうだ)
9 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:01:15.09 ID:2VWU5yRJ0
戦車型「」Ga……Ga…Ga…
(……先刻蹴り飛ばした二体か)スッ
両の掌を突き出しーーーー
「失せろ」
ーーーーー三本の指から、六発の弾が発射される
戦車型「」Ga……GAAaaaa!!!!
………………パキンッ
(…フン……………ッ!!)
ーーーーードォッ!!
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 22:06:34.15 ID:Rj20pTuB0
きたか…!!
( ゚д゚) ガタッ
/ ヾ
__L| / ̄ ̄ ̄/_
\/ /
11 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:07:30.80 ID:2VWU5yRJ0
(もう一体いたか…………飛行タイプだな、まるで戦闘機だ)
戦闘機中型ネウロイ「」オオオオオオッ!
……ギャルルルルルッ!
(奴の未来位置を予測して…………撃つ)
バシュウッ!
戦闘機中型「」Ga……
ーーーーーーパキィン!
(よし……上手くクリスタル……コアとでも呼ぶか……に当たったな)
(爪弾もあと二発か)
(一応、結構なスピードで生えてきてるが……)
戦闘機中型ネウロイ達「」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
(敵は待ってくれんようだ)
続けてください
13 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:12:24.72 ID:2VWU5yRJ0
ーーーーードオッ!ドオッ!
(3体……か)
(チッ……『空でも飛べたら』苦労しないものを)
(………………………………ん?)
グニャアッ…
(なんだ?このキャタピラ、粘土みたいになってーーーー)
(ーーーーーほう、こいつはなかなか……使えるじゃないか)
イイイイイイッ…………ブワッ!
(陸空兼用とは、まったく笑わせてくれる)
(だがこれで、邪魔な蠅共を叩き落とせる)
突進してくる一体にーーー右ストレートをぶち込み……破壊する
(不思議だ……さっきからどこからともなく力が湧いてくる)
ーーーーードドッ
二体からビームが放たれるーーーだが、それを当然の様に避ける
(そして思い出す……あの薄汚れた日々を、彼女の力ない笑顔を……冷たくなった彼女のあの顔を……!)
支援
15 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:16:30.58 ID:2VWU5yRJ0
「う……おおおおおおおおっ!!!!!」
爆発的な推進で一体のネウロイに接近し、回転する左の親指の爪を突っ込んでーーー削り取りーーーそのまま
殴り抜ける!
最後の一体が、赤い光線を撃ちながら、彼に突撃する
それを彼はシールドも張らずーーー突き出した右の掌で、全てを弾いた
その一撃に賭けていたネウロイはとどまることもできずーーー眼前には回転する爪が浮かぶ右の親指が待ち構えていてーーーー
ズドォッ!!!!
ーーーーその黒い装甲に、風穴が開いた
16 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:21:00.50 ID:2VWU5yRJ0
ザ……ザザ……ザ……
???「こちら、先行した黄の14……本部、聞こえるか?」
???『ええ、聞こえるわ……問題ないわよ』
???「了解…………ネウロイが出現したと予想される市街地を目視した」
???「…………だが」
???『あら?どうしたの?』
???「奴らの姿が確認できない」
17 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:24:38.93 ID:2VWU5yRJ0
???「はい……小型一体居ません」
???『おかしいわね…………待ち伏せの可能性もあるわ、十分注意して』
???「りょうか……いや待てッ!誰かいる!!」
???「あれは……!」
???『!!……マルセイユ大尉!状況を!!』
マルセイユ「………………なんなんだ?アレは?」
???『マルセイユ大尉!!』
マルセイユ「黒コートの男が…………空に浮いている」
???『えっ?』
18 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:32:27.08 ID:2VWU5yRJ0
ー
ーー
ーーー
(………………アレは……女?二人いるな)
(長髪の女がこっちに近づいてきているな…………逃げるか?いや、今は情報が欲しい)
マルセイユ「…………おいそこのお前!……何故それを履いている!!」
(………………これのことか)
「…………何故?……黒いデカブツが襲ってきた所にいきなり降ってきたんだ……こいつを履くしか道はなかったみたいなんでな」
マルセイユ「履く?……貴様それが何かわかって……!!」
「それよりお前」
マルセイユ「ーーっ!」ゾクッ
マルセイユ(な、なんだこいつの……この威圧感は!)
「……………………ズボンはどうした」
マルセイユ「えっ?」
マルセイユ「…………ちゃんと履いているぞ?」ピラッ
「………………………………」
(こいつ……痴女か?)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 22:35:45.19 ID:Rj20pTuB0
C
20 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:36:19.03 ID:2VWU5yRJ0
マルセイユ「で、お前名前は?」
「悪いが、見ず知らずの奴に名乗る名前は持っちゃいない」
マルセイユ「なにっ!?…………フ、フンまぁいい」
マルセイユ「だが貴様はこれから私達の所へ来てもらう…………これは強制だ、貴様には聞きたいことが山ほどある」
(…………とりあえずまずは情報優先か)
マルセイユ「だからお前の呼び名がないといちいち不便でな、さっさと教えるんだ」
「先刻も言ったが、俺は見ず知らずの奴に名前を教えん」
「だが、そうだな…………」
21 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:40:40.76 ID:2VWU5yRJ0
「『M3』………………俺のことを呼びたければ、そう呼べ」
.
22 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:44:04.76 ID:2VWU5yRJ0
???「で、ティナが駆けつけた時には既にネウロイは彼ーーーM3の手で全て破壊されていた、と」
マルセイユ「ああ、その通りだ……それよりあいつ……」
M3「……………………………」
???「ええ……彼、相当な修羅場をくぐっているわ……それに、多分人もたくさん……」ボソボソ
マルセイユ「どうする?」ボソボソ
???「しばらくは、様子見ね」ボソボソ
M3「………………内緒話は、済んだか?」
「「!!」」
M3「安心しろ……俺はお前らをどうこうするつもりはない……何の意味も無いのでな」
???「そ、そう……それで、あなたの名前は?」
M3「M3、そう言ったはずだ」
23 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:48:05.07 ID:2VWU5yRJ0
???(はぁ……もういいわ)
???「……私は『加東圭子』一応この部隊の隊長をさせてもらっているわ」
マルセイユ「ハンナ・ユスティーナ・マルセイユだ」
M3(………………………………)
M3(…………あの機体に書かれていた黄色の17の数字……そして奴の名前……異形の敵……やはり、そういう事なのか……)
マルセイユ「で、何故お前はあんな場所に?」
M3「………さあな、こっちが知りたいぐらいだ」
圭子「……あなたの黒いストライカー…一体あれは?」
M3「空から降って来た……そうとしか言えん」
圭子「そ、空から!?」
マルセイユ「そんな馬鹿な事が…っ…まあいい、ならどうやって奴らを倒した?」
M3「別に、殴ってだが」
圭子「えっ?」
マルセイユ「はぁ?…………お前、肉体強化が固有魔法か……それにしたって素手でネウロイを破壊なんて聞いた事がないぞ」
24 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:53:42.69 ID:2VWU5yRJ0
M3「魔法だかなんだかは知らんが……この耳が生えるのは一体なんだ?……それに併せて身体能力が上がったから殴り倒したまでだ」
圭子「それは使い魔よ、あなたの場合は……烏、みたいね」
M3「使い魔…………」
マルセイユ「……肉弾戦のみで奴らを倒すか……面白いな、お前」
M3「別に、肉弾戦だけで奴らを倒したわけではない」
マルセイユ「………………え?」
ドシュルルルルルルルッ!!!
ーーーーヂッ
マルセイユ「っ!!(何かが……私の顔をかすめた!?)」
M3「……………………」
圭子「あなたッ!一体何を!!」
M3「これが答えだ…………俺は自分の爪を高速回転させて銃弾にすることができる、どう言う理屈か知らんがな」
圭子「やっていいことと悪いことが……!」
25 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 22:57:04.73 ID:2VWU5yRJ0
マルセイユ「ケイ、もういい……要するに百聞は一見に如かずって奴だろう」
圭子「くっ………………今回は不問にしておきます」
M3「どうも」
マルセイユ(……………………)
マルセイユ(……………………何も反応が出来なかった)
マルセイユ(奴が何をしても対応できる様警戒していたと言うのに…………気づいた時には撃たれていた)
マルセイユ(M3、奴は一体何者?)
マルセイユ(けど…………面白い!)
圭子「………………それであなたはこれからどうするおつもりで?」
M3「さあな、何も考えていない」
マルセイユ「………………私達と一緒に戦わないか?」
26 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:02:04.70 ID:2VWU5yRJ0
圭子「!!マルセイユ!あなた一体何を言って!」
マルセイユ「こっちとしても戦力は多いに越したことはないからな」
圭子「でも彼は!」
M3「見ず知らずの輩を急に受け入れる訳にはいくまいーーー俺だってそうする」
圭子「……ッ!」
マルセイユ「はははっ!本当にお前は面白そうな奴だ!」
マルセイユ「いいだろケイ?こいつはかなりの手練れみたいだしさ!」
圭子「そう……ね……!」
圭子「なら……M3、さん……私達と一緒に……戦ってくれるかしら?」
M3「いいのか?俺は『見ず知らずの不審者』なんだぜ?」
マルセイユ「虎穴に入らずんば虎子を得ず、だ……意味違ったか?……まぁ、そう言うことだ」
27 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:06:02.15 ID:2VWU5yRJ0
M3「フン、いいだろう、その提案のってやる…………安心しろ、さっきも言ったとおり俺はお前らに何もしないさ」
圭子「本当、かしら?」
M3「本当だ…………だが、貴様らが俺に何もしない限り、の話だがな」
圭子「ッ!!!!!」ゾクゥッ!
圭子(こいつ……なんて冷たい目なのよ……!)
マルセイユ「……よし!交渉成立だな!今日からお前は私達の戦友だ、よろしく頼むぞ!」
M3「戦友…………ね」
M3(他人を利用することしか考えてなかった俺に戦友……滑稽だな)
28 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:10:15.56 ID:2VWU5yRJ0
???「ティナ、あの変な男と一緒にいて大丈夫かな?」
???「黒のストライカーを駆る正体不明の男……私も先ほど奴の姿を見たが……恐らく只者ではない……鷲の使いが引けを取るとは思えないが、な」
???「こ、怖そうだった……」
???「だ、大丈夫だよシャーロットちゃん!」
???「ううっ……」
???「男のウィッチ……一体どういうことなのかしら?」
???「フレデリカ、これは警戒した方が良さそうだ」
???「あっ……出てきました!」
マルセイユ「おーしみんな揃ってるなっ!」
???「あの……マルセイユさん、その人は?」
29 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:16:08.23 ID:2VWU5yRJ0
マルセイユ「ほら、自己紹介っ」
M3「………M3だ、悪いが本名を教えるつもりはない」
???「エム……スリー……?そ、それってコードネームじゃない」ボソボソッ
圭子「彼がそれしか答えてくれなかったからしょうがないじゃない!……一応探りはしてみるけどとんでもないのが出て来そうで怖いわ……」ボソボソッ
???「わ、私は稲垣由美ですっ!」
???「…………しゃ、シャーロット、です」
???「北野古子」
???「ライーサ・ペットゲン……ライーサでいいよ」
30 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:21:06.42 ID:2VWU5yRJ0
???「………………マティルダ」
???「私はフレデリカ、でこっちが」
???「ミハイル・シュミットだ」
由美「あのマルセイユさん、その人ってもしかして……」
マルセイユ「ん?今日からこの部隊に入る新しい仲間だ!」
由美「や、やっぱりそうですよね」
ライーサ「でもティナっ!いきなりこんなわけわからない男を入れるなんて!」
マルセイユ「まぁそう言うなライーサ、こっちとしても戦力は欲しいんだ」
マルセイユ「実力は保証できるぞ?」
ライーサ「ううっ……わかった、ティナがそう言うなら……」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 23:26:50.30 ID:RXPaN6l60
キャラがほとんどわかんねー
32 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:27:16.94 ID:2VWU5yRJ0
M3(………………全くどいつもこいつも女だ……1人男がいるが…本当にこんなガキ共があの化け物と戦っているのか?)
M3(少しは修羅場をくぐっているようだが………まだまだだな)
マルセイユ「さて!自己紹介も済んだところで…………」
圭子(……………………)
マルセイユ「歓迎パーティーをしよう!!!」
シャーロット・由美「えっ?」
圭子(あー………やっぱり、ね)
M3「…………………」
M3「……そんな事をする必要はない」
マルセイユ「えっ?……いやいや何を言ってるんだお前は」
マルセイユ「せっかくこれから一緒に闘うんだからさ、こう言う事も必要だろ?」
33 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:34:11.03 ID:2VWU5yRJ0
>>31 圭子=ミーナ
ライーサ=ペリーヌ
由美=リーネ
シャーロット=サーニャ
とりあえずこんな感じ……かな
圭子「あなたはただお酒が飲みたいだけでしょ……まぁでもM3さん、砂漠は娯楽ってやつが少ないの」
圭子「だからたまにはパーティーの一つや二つやっとかないと士気が持たないわけ」
M3「それで、そのパーティーとやらに付き合えと?」
圭子「ええ……あなたがこう言う事を好んで無いのはわかるけど……ダメかしら?」
M3「…………わかったよ」
マルセイユ「よーしっ!早速準備だ!マティルダ!由美!美味いモン頼むぞ?」
マティルダ「承知いたしました」
由美「は、はいっ!」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 23:37:15.55 ID:nfGbCjmWO
ドラマCDのラウンダーオカリンか
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/04(日) 23:37:35.85 ID:M70W1BFq0
ストライクウィッチーズの外伝とシュタゲCDのクロス?
36 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:38:15.27 ID:2VWU5yRJ0
……………………
マルセイユ「それじゃ、新しい仲間の参戦を祝って………乾杯っ!!」
「「「かんぱ〜いっ!!」」」
マルセイユ「……んっ……くっ……っぷはぁっ!!」
マルセイユ「あ〜っ!ビール最高っ!」
圭子「まったく……」
M3「……………………」ぐいっ
マルセイユ「おっ、イイ飲みっぷりだなM3。どうだ?私と飲み比べでも」
M3「勝手にしろ」ぐぐいっ
由美「あのっ、料理はお口に合いますか?扶桑の方だと思ったので扶桑食にしたんですけど……」
37 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:43:28.90 ID:2VWU5yRJ0
M3「…………問題ない」
由美「そ、そうですかっ!そ、それはよかったですっ!」
M3(こいつは……………まだガキじゃないか)
M3「………………お前も」
由美「?」
M3「お前も戦っているのか?奴らと」
由美「は、はいっ!……でも私なんかまだまだで……」
圭子「あら?あなたのボヨールドはじゅーぶん役に立ってるわよ?そう自分をけなさないで」
M3「……………………」ぐいっ
ー
ーー
ーーー
38 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:47:14.07 ID:2VWU5yRJ0
がたんっ!
マルセイユ「…………ぐ………ぅ…」グデン
マルセイユ「…………zZZ」
M3「………………」ぐいっ
圭子「あらら、飲み比べでマルセイユに勝っちゃうなんて……」
M3「………………寝る」
圭子「貴方の分のテントは用意させてあるからそこを使ってくれる?………由美!案内してあげて!」
<わかりましたっ!
………………………
由美「……………………」
M3「…………………………」
由美(…………ううっ……気まずいですっ!)
39 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:53:37.77 ID:2VWU5yRJ0
由美(な、何か話をしなくちゃ…)
由美「あ、あのっ!すごいですねっ!」
M3「?」
由美「飲み比べでマルセイユさんに勝っちゃうなんて……」
M3「ああ、そのことか…………別に大したことでは無い」
由美「でも、これから大変なことになりますよ?」
M3「何故だ」
由美「だってマルセイユさんに勝っちゃったんですから……あの人すごい負けず嫌いなんです」
M3「………………どうでもいい」
40 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/04(日) 23:58:23.79 ID:2VWU5yRJ0
由美「あはは……あっ、着きました、このテントです」
由美「なにか要望があったらすぐ教えてください!それではっ!」タタタタッ
M3「騒がしい奴だ…………む……くぐ」
…………ドサッ
M3(……っやはり少し飲み過ぎたか)
M3(……………………)
M3(いつから酒をただ気を紛らすためだけに飲み始めたのだろう)
M3(不味いとしか感じられない酒を……)
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/05(月) 00:01:53.59 ID:C8AgMhFM0
マルセイユエロ可愛い
42 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:02:09.69 ID:3kdv5+Oe0
ー
ーー
ーーー
「…………どうした?浮かない顔して」
M3「いえ……貴方が飲みに誘うなんて珍しいな、と」
「なに、俺だってたまには誰かと飲みたい気分になる」
M3「………………」
「それよりなんだそのしけた顔は?せっかく俺のとっておきを引っ張ってきたんだからもっと旨そうに飲みやがれってんだ」
M3「…………俺は一度も酒を美味いと思ったコトはありませんよ」
「はぁ?…………ったく」
「いいかよく聞け、酒は春に夜桜、夏に星、秋に満月、冬に月…………それだけで十分美味い」
43 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:06:20.24 ID:3kdv5+Oe0
「それでも不味いってんなら…………」
「それはてめーの中の何かが欠けてるって証拠だ」
M3「欠けている……」
「……俺達は確かにこんな糞みたいな仕事をしている。だが俺には解る、皆何かの為に戦っていることぐらいはな」
「お前にもあるだろう?戦う理由がな」
M3「そう…………ですね」
ーーー
ーー
ー
M3「欠けている、か…………」
M3「……………………」
M3「俺の欠けたものは……………」
M3「もう、戻ってこない」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/05(月) 00:06:24.01 ID:+X+0pSp/0
支援
45 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:11:41.27 ID:3kdv5+Oe0
………………
マルセイユ「む……ん……っ……」
マルセイユ「ふわあああっ……む……朝か」
マルセイユ「………………あーーー」
マルセイユ「頭痛い」
「お目覚めですか?鷲の使い」
マルセイユ「ん、マティルダか……ちょっと二日酔い気味でな、何か効く物を頼む」
マティルダ「承知しました」
46 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:16:32.09 ID:3kdv5+Oe0
マルセイユ「で…………昨日私は結局どうなったんだ?」
マティルダ「彼と飲み比べの最中急に眠りにつかれたのですが」
マルセイユ「なにっ!?なら私は奴に負けっ…ぐぅ…!」
マルセイユ「ううっ………………頭痛い」
マティルダ「安静にしてください」
マルセイユ「ぐぬぬ……ええいっ!たかが二日酔い程度にこの私が……負けるかっ!」バッ!
マティルダ「!!」
マルセイユ「さて……………牛乳飲もう」
47 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:20:02.02 ID:3kdv5+Oe0
……………………
由美「あっ!M3さんおはようございますっ!朝ごはんできてますよ!」
M3(見事に日本の朝食だ)
M3「…………頂こう」
由美「はいっ!どうぞ召し上がってください!」
「あら……おはよう、早いのね」
M3「…………お前か」モグモグ
M3「別に、たまたま目が覚めただけだ」
圭子「そう………あっ、後で貴方について来て欲しい所があるのだけど」
M3「大方本部か?」
圭子「その通り、よ……まぁなんてったって男のウィッチだからちょっと警戒したほうがいいかもね」
M3「わかっている」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/03/05(月) 00:25:56.40 ID:qUw58p2+0
あまり急ぐとさるさん食らうぜ
M3ってことはあっちの凶真か
49 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:27:14.35 ID:3kdv5+Oe0
「…………おはよう」
圭子「おはようマルセイユ……って、凄い顔ね。二日酔い?」
マルセイユ「ん……私としたことが……」
M3「………………少し待ってろ」ガタッ
マルセイユ「え?」
<おい、調味料と卵はどこだ
<あっちのテントにありますっ
<そうか、わかった
マルセイユ「………………?」
ー
ーー
ーーー
M3「……よし」
50 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:32:16.54 ID:3kdv5+Oe0
圭子「それは?」
由美「えっと……卵とソースにケチャップ、お酢とコショウ……ですね」
M3「………………」カチャカチャ
M3「よし、飲め」
マルセイユ「こ、これをか?」
M3「二日酔いに効く」
マルセイユ「あ、そうなのか……なら」ゴクンッ
圭子「気持ち悪い飲み方ね……」
51 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:36:13.40 ID:3kdv5+Oe0
マルセイユ「だが……心なしか良くなった気がする」
由美「ええっ!?」
マルセイユ「味も中々いい……」
M3「プレーリーオイスターだ、覚えておけ」
マルセイユ「ん、今度二日酔いになったら飲ませてもらうよ…………だがっ!次はお前の番だがな!!」
M3「は?」
マルセイユ「次に飲み比べをする時はお前が……負ける!!」
52 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:40:02.35 ID:3kdv5+Oe0
圭子(あーあ……)
M3「………………知ったことか」
マルセイユ「なにっ!?…………っ、な、ならっ!」
M3「加東、それで俺はいつ、その本部とやらに行けばいいんだ?」
圭子「えっ?……ああ……10時ぐらい……かしら?」
M3「そうか、わかった」
マルセイユ「〜〜っ!人の話を聞けっ!」
M3「さっきからやかましいぞ……食事中だ」
マルセイユ「うっ……そ、それはわるかっ……って違う!!」
マルセイユ「M3っ!…………私と……」
マルセイユ「決闘しろ!!!!」
M3「決闘?」
マルセイユ「ああ、そうだ!」
M3「確かに、お互いの実力を知るにはちょうどいいな」
53 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:41:34.73 ID:3kdv5+Oe0
マルセイユ「そうだろう?よし!そうと決まれば今すぐストライカーを履いて」
M3「だが断る」
マルセイユ「えっ」
M3「この俺の最も好きなことの一つは自分が強いと思っている奴にNOと断ってやることだ……」
マルセイユ「な、な、な、なんなんだお前はっ!!…………っだがいいね!ますます燃えてきた!!」
由美「あわわ……」
M3「五月蝿い奴だ……」
圭子「あー……でも、多分あの人達もあなたの実力を知るためにきっとマルセイユと模擬戦の一つや二つさせるでしょうね……」
マルセイユ「つまり私とお前は…………闘う運命にあったってわけだ!!」
M3「……………………仕方ない」
マルセイユ「!!!!」
M3「行くぞ、その貴様の自信って奴をぶっ壊してやる」
マルセイユ「そうこなくっちゃ!……あっでもちょっと待ってくれ、まずは食事を取らなくちゃな!!」
M3「………………はぁ」
M3(まぁ……食後の運動にはちょうどいいか)
54 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:43:24.80 ID:3kdv5+Oe0
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マルセイユ「ま、負けた…………」
M3「フン」
圭子「ずいぶんとスピーディに終わったわね……」
ライーサ「そんな……ティナが負けるなんて……」
マルセイユ「な、何なんだお前は一体!!」
M3「……………………」
M3「ただの…………最低野郎さ」
マルセイユ「っ!!!っだが!次は……負けない!!」
55 :
忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2012/03/05(月) 00:44:36.59 ID:3kdv5+Oe0
寝る
残ってたら18時から
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
保守