1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
古畑「絞め技のとき方をお教えします」
古畑「羽交い絞めされた時、相手の袖を握り思いっきり下に引っ張って下さい これで大抵とけます 敵の脇腹に肘鉄を入れるのも上手い手です」
古畑「握力に自信がある人は、相手の手首を全力で握って下さい 痛みで絞めをゆるめるはずです 中には挟み潰して敵の腕を破裂させるなんて人もいるようですが…」ンッフッフ
古畑「絞め技のとき方は案外あるもので…」
↓童貞が一言
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 16:37:54.32 ID:PsTJhTePO
刃牙「…」
刃牙「ハァ…ハァ…」
刃牙「強かったよ加藤さん…本当に…強かった…」
刃牙「加藤…?」
刃牙「加藤ッッッッッ」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 16:42:31.96 ID:PsTJhTePO
神心会
克巳「加藤が行方不明だと…?」
末堂「えぇ…もう三日も稽古に出ていません…なんか俺…イヤな予感がするんです」
克巳「確か…前にもこんなことがあったな…あの時加藤は…」
末堂「サンドバックの中にッッッ…!!」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 16:46:18.66 ID:PsTJhTePO
克巳「今回も誰かにやられちまったと…?」
末堂「分かりませんが…でもあの日…なんかアイツ…「今日は死んだっていい」…そんな顔をしてたんです」
克巳「なるほど…」
ッッッ
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 16:54:27.57 ID:PsTJhTePO
克巳「単なる「行方不明」か…それとも果たし合いに敗れた末の…」
末堂「思い過ごしなら…それが一番いいんですが…」
克巳「確証が持てないうちは警察沙汰にするのは面倒だ 加藤は暴力団とも関わりがあった男だからな…神心会のイメージダウンに繋がるかも知れん」
末堂「そんな…館長ッッッ…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 16:58:01.40 ID:PsTJhTePO
末堂「…(俺にはもう分かってる)」
末堂「(加藤…お前はもう死んじまったんだろ…?)」
末堂「(分かるさ…親友だからな…)」
末堂「(加藤…お前、最後に誰と闘ったんだ…?)」
今泉「あれぇ〜?どうしたんですか末堂さぁん」
克巳「俺の師匠の加藤さんです」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:02:10.63 ID:PsTJhTePO
末堂「お前は…最近入門した今泉か 少しは上達したか?」
今泉「もちろんですよぉ 見て下さい、見事な正拳突きでしょ?」ヘニャヘニャ
末堂「全然腰が入ってないッッ!まるでタコ踊りだ」
今泉「えぇ〜!?」
末堂「…待て、お前確か警察官だったな!!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:06:59.28 ID:PsTJhTePO
喫茶店
刃牙「お久しぶりです、末堂さん」
末堂「あぁ…急に呼び出して悪かった お前と会うのも最強トーナメント以来だな」
刃牙「末堂さんずっと意識不明だったんだもん よくジェットコースターから落ちて助かったね」
末堂「あぁ…自分でも不思議だよ」ハハハ
刃牙「…で、用件は?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:11:17.98 ID:PsTJhTePO
末堂「加藤が消えた」
刃牙「加藤さんが…?」
末堂「もう三日も道場に顔を出さねぇ こんなことはあいつがヤー公のボディガードをやめて稽古に復帰してから一度もなかった」
末堂「死刑囚にやられた時以外な」
刃牙「」ピクッ
末堂「刃牙、なにか知らないか?」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:14:34.34 ID:PsTJhTePO
刃牙「末堂さんは…加藤さんが誰かとやって敗れたと思ってるの?」
末堂「あぁ」
刃牙「その結果…死んでしまったと」
末堂「間違ないと思う」
刃牙「証拠は?」
末堂「勘だ それ以外にはない」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:19:47.63 ID:PsTJhTePO
刃牙「俺は考え過ぎだと思うよ…加藤さんは奔放なところがあるからね 急にふらりと修行にでも出たくなったんじゃないかな」
末堂「そんなことがあるか…?」
刃牙「俺も山籠もりしたことがあるから分かるッ 思い付いたらいてもたってもいられなくなるのさ」
刃牙「深夜バスや深夜タクシーとか、移動手段はいくらでもあるしね」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:20:20.78 ID:SZ0dBDEy0
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
ずっと書いてる奴なんなんだ?
刃牙が出る度不快極まりないんだが
17 :
【15.1m】 :2012/02/26(日) 17:23:16.69 ID:MCZpx1yE0
支援
全否定わろた
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:24:26.72 ID:PsTJhTePO
???「んっふふ…その若さで山籠もりとは…随分過酷な人生を歩んできたようですねぇ…」
刃牙「…?誰だッ」
???「んっふっふ、失礼 さっきからここにいたんですがパフェがなかなか減らなくて…え〜…」
古畑「わたくし、古畑 古畑任三郎といいます 警察の人間です」
刃牙「警察ッ…?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:32:39.46 ID:MNAyF0h/0
これでバキが加藤レイプして死んでたとかだったら泣く
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:34:13.82 ID:PsTJhTePO
末堂「実は神心会門下に警察官がいてな…そいつに紹介してもらったんだ 腕利きの警部さんらしい」
古畑「え〜…わたくし『警部補』です」
刃牙「古畑さん…でしたっけ?つまり、警察はもう加藤さんを捜索してるってことですか…?」
古畑「いえ、公開捜査ではありません あくまでわたくし個人が勝手に動いてるだけですし、大体担当が違います」
古畑「わたくしは殺人課ですから」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:38:27.30 ID:PsTJhTePO
刃牙「末堂さんッッッ…」
末堂「刃牙…おれはもう確信してるんだ 加藤は死んでる」
古畑「誰と闘って死んだのか…末堂さんはそれが知りたいそうです」
刃牙「そう…ですか」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:42:22.16 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…あくまで形式的な質問なので気を悪くしないで下さいほかの格闘家(グラップラー)の方たちにも同じ質問をするつもりですから… 刃牙さん、あなたは加藤さんが行方不明になった日…どこでなにを?」
刃牙「確か…家でトレーニングをしていたと思います…」
古畑「…え〜、なるほど」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:46:09.10 ID:PsTJhTePO
刃牙「寝てたかも知れない…なんとも言えないや」
古畑「アリバイを立証できる方は?」
刃牙「犬のムサシがいますけど…ダメですよね?」
古畑「んっふっふ…犬を飼っておいでですかぁ〜 わたくしも猫を飼ってますよ 動物は嘘をつきませんからね」ンフフ
刃牙「ははは…」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:50:14.48 ID:PsTJhTePO
刃牙「そろそろロードワークの時間だ…それじゃあ、末堂さん、古畑さん、ボクはこれで」
末堂「あぁ」
刃牙「末堂さん、やはり俺は加藤さんは生きてると思う きっとヒョッコリ顔を出すさ」
古畑「わたしもそう願っています」ンフフ
刃牙「…じゃあ」タッタッタッタ
戦って敗れたんならあの世界の奴らはグチグチ言ったりしないだろ
個人的理由で仇打ちには行くかもしれんが警察に頼ったりはしないハズ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 17:55:05.05 ID:PsTJhTePO
末堂「古畑さん…あんたもそう思うか?おれが間違っていると」
古畑「え〜…そうであって欲しいとおもっていました…しかしぃ」
末堂「しかし?」
古畑「彼に会って考えが変わりましたよぉ〜末堂さん」
末堂「それは…どういう…」
古畑「…」ゴゴゴ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:00:25.43 ID:PsTJhTePO
早朝
刃牙「さて…」パキパキ
梢江「今日もこんな時間からランニング?」
刃牙「あぁ…日課だからな 強くなるための」
梢江「…そんなにお父さんと喧嘩したいの?」
刃牙「あぁ…宿命だからな…」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:05:08.03 ID:PsTJhTePO
古畑「刃牙さぁーん」チリンチリン
刃牙「…古畑ッ…」
梢江「だあれ?」
古畑「こんな朝早くからトレーニングですかぁ 噂に違わず強くなるために努力してらっしゃるんですねぇ お若いのに大したものだ」
刃牙「いや…そんなことないッス」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:06:23.88 ID:iq/v9gU90
う〜ん・・・
物書きとして許せないんだが
何この幼稚な文章^ ^;
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:09:51.82 ID:PsTJhTePO
古畑「どうもお嬢さん、わたくし古畑と申します 警察の人間です」
梢江「警察の方が刃牙くんに何の用で…?」
刃牙「加藤さんが行方不明なんだ 古畑さんはその捜査を」
梢江「加藤さんがッ…」
古畑「え〜…残念ながら依然として手掛かりはゼロです」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:19:39.13 ID:BQc5FnHki
あいつらならまず神心会総力をあげてさがすだろ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:21:39.61 ID:PsTJhTePO
刃牙「古畑さんは加藤さんが死んだと思ってるんだ…誰かと闘ってね」
梢江「そんなッ」
古畑「ん〜…可能性の一つとして考えています それで刃牙さん、大変申し上げにくいのですが…」
刃牙「加藤さんが行方不明になった日のアリバイが、ボクだけないと言うのでしょう?」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:26:59.34 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…はい 加藤さんのお知り合いの格闘家の方達に当たってみましたが、皆さんアリバイがあります あなた以外は…」
刃牙「そうですか…でも弱ったな…前にも言ったとおりあの日はトレーニングしてたか寝てたか…」
梢江「(刃牙くん…)」
し
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:30:48.98 ID:PsTJhTePO
刃牙「とにかく走りながら話しましょう、古畑さん」タッタッタッタ
古畑「あ、刃牙さん」
古畑「いやぁ、お早いですねぇ 毎日こんなペースでランニングを?」
刃牙「これでも軽い方です 体をほぐしてるに過ぎない 夜はこの倍のペースで走りますよ」
古畑「ひゃあああ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:34:57.88 ID:PsTJhTePO
刃牙「しっ…!しゅっ…!」
古畑「んっふ…シャドーボクシングってやつですか?」
刃牙「俺のはちょっと違います…言うなればリアルシャドー…」シュッシュッ
古畑「リアル…?」
刃牙「巨大カマキリだって出せますよ」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:40:12.08 ID:5zDCoSEI0
精神がアレで立証できません
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:42:26.34 ID:qkzok+Rp0
刃牙「敗北を知りたい」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:45:45.53 ID:PsTJhTePO
刃牙「…ふぅ」
古畑「いやぁ…わたくし自転車ですがついていくのが精一杯で…」ハァハァ
刃牙「さて…」ビュッビュッ
古畑「えっ!?まだ何かやるんですか」
刃牙「まだトレーニングの半分も消化してませんよ 付き合いますか?古畑さん」
古畑「いえ…わたしはもう…また日を改めます…」ハァハァ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:49:23.43 ID:PsTJhTePO
古畑「いやぁ…しかし刃牙さん…あなたは何故そこまで自分に厳しく…」ハァハァ
刃牙「親父と…」
古畑「え?」
刃牙「いえ、なんでも…ごく個人的なことです…」
刃牙「それじゃあ、古畑さん また」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:52:55.44 ID:PsTJhTePO
古畑「…」
梢江「古畑さん…」
古畑「…あっ、はい え〜なんでしょうか、梢江さん」
梢江「刃牙くんのアリバイ、あたしが証明できます」
古畑「え?」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 18:57:06.40 ID:PsTJhTePO
梢江「あたしずっと刃牙くんが家に居るのを見てました、間違いありません」
古畑「ずっと?何故です?」
梢江「彼のことを…愛してるから」
古畑「え〜…実に説得力のあるお答えです…」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:00:33.93 ID:PsTJhTePO
刃牙「…」
刃牙「帰ったか…」
刃牙「…」
刃牙「加藤さん…すまなかった…殺す気なんてなかったんだ…だけど…」
刃牙「俺達は…グラップラーだから」
ジリリリリリン
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:04:11.47 ID:PsTJhTePO
神心会
独歩「呼び出してスマねぇな、刃牙」
刃牙「いえ…」
独歩「用件は…分かってるよな」
刃牙「…」
独歩「加藤を殺したのは、お前だろ?」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:07:05.12 ID:PsTJhTePO
刃牙「…」
独歩「別にオイラはそのことについてどうのこうの言おうってんじゃねえんだ 格闘技やってんだ そんなこともあるさ」
刃牙「…はい」
独歩「ただそれを隠そうとしてるのが許せねぇ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:10:20.78 ID:PsTJhTePO
独歩「警察にも…加藤を殺したことがバレるのが怖いか?」
刃牙「…怖いっス」
独歩「そうか…お前もその程度…」
刃牙「親父と闘えなくなるのが怖いっスッッッッッ」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:14:15.04 ID:PsTJhTePO
刃牙「捕まって…親父と…オーガとやれなくなるのが…俺は怖い…」
独歩「刃牙…」
刃牙「やっと…やっと巡ってきたチャンスなんだ…それなのに…何年も繋がれちまうなんて…」
刃牙「絶対にイヤなんだよッッッッッ」
独歩「…そうか」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:18:48.13 ID:PsTJhTePO
刃牙「…失礼します」
独歩「…刃牙」
独歩「敗けんなよ」
独歩「オイラも警察に知り合いは何人かいるが、あの刑事相当手強いって評判だ」
独歩「絶対敗けんなよッ」
刃牙「…はい」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:21:56.07 ID:PsTJhTePO
落書きハウス
刃牙「…」
古畑「刃牙さぁん」
刃牙「」ピクッ
古畑「いやぁ、捜しましたよ なんでも自宅からここまで走っていらっしゃったとか」
刃牙「えぇ…トレーニングもかねて」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:25:08.14 ID:PsTJhTePO
古畑「いやぁ…凄まじい肉体ですねぇ、わたくしなんて筋肉痛でガタガタですよぉ…」
刃牙「…それで、なにか」
古畑「え〜…この事件が正式に殺人事件として公開捜査になったことをお伝えしようと」
刃牙「そうですか…」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:32:19.24 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…刃牙さんはここでなにを?」
刃牙「別に…ここは俺の原点みたいなところだから…たまに来たくなるんです」
古畑「んふ…やはりここにもトレーニング施設が?」
刃牙「えぇ…地下に 前に言った巨大カマキリと闘えるほどの空間が…」
古畑「へぇえ」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:37:29.73 ID:PsTJhTePO
古畑「しかしスゴい落書きですねぇ、ビッシリだ」
刃牙「全部不良が書いてったんですよ 思い出すなあ…百人と喧嘩なんてメチャクチャなこともやったっけ…あの頃は強くなるために必死だった…山籠もりに行ったのも丁度あの頃です」
古畑「んふ…全ては…お父さんと闘うために…」
刃牙「ご存じでしたか」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:40:46.26 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…しかし刃牙さん、現代日本で決闘は…」
刃牙「認められてないことは分かってる」
刃牙「でも俺には…闘わなくちゃならない理由があるんだッ」
刃牙「そのためだったら…何でもしますよ」
古畑「殺人を隠すことも?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:43:31.00 ID:TjspWz3r0
刃牙なら脱獄余裕だもんな
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:51:25.11 ID:PsTJhTePO
刃牙「そのくらいのことは…するでしょうね」
刃牙「殺してないけど」
古畑「え〜…刃牙さん、あなたのアリバイは梢江さんが証明してくれました しかしその後の調べで梢江さんがその晩にアライJr.さんと会っていたことが分かっています つまり、梢江さんはあなたをかばう嘘をついていた」
刃牙「…何が言いたい」
古畑「例えどんな嘘をついてもどこかで誰かが見てるということです 刃牙さん、あなたもきっと見られてると思いますよ…例えば…」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 19:54:21.47 ID:PsTJhTePO
刃牙「邪ッッッッッ」
ビリビリ
刃牙「…もういいですか?」
古畑「…え〜、はい」
刃牙「…」クルッ
古畑「刃牙さんッッッッ」
古畑「また」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:01:16.37 ID:PsTJhTePO
プルルルルルルル ガチャッ
古畑「もしもし、ぼくだ」
今泉「あ、古畑さん!古畑さんの読み通りでしたよ!飛騨の山奥までの道を人一人背負って走って行く人間が目撃されています 顔はマスクで隠していたようですが…」
刃牙「でもそんなことが出来る人間はそうはいないね…」ンッフッフ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:10:58.48 ID:PsTJhTePO
今泉「しかし何処を探せば遺体は…」
古畑「恐らくね、夜叉岩の付近だと思うよ 彼、しきりに「山籠もり」と言っていたから、もしかしたらつい最近行ったんじゃないかと思ったんだ 夜叉岩の近くに土を掘り返した跡があるハズだから」
今泉「死体を埋めたっていうんですか!?なぜわざわざ」
古畑「常に身体を鍛えていたいのさ彼は…」ンフフ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:20:27.67 ID:PsTJhTePO
今泉「とにかく探してみます!」
古畑「あ、それと」
古畑「仏さんの損傷、見つかったらできるだけ詳しく教えてくれよ」
古畑「え〜…見てる人がいてくれてるのか知りませんがどうやらこの事件も終わりが見えてきました」
古畑「加藤さんが最後に闘ったのが刃牙さんだという決定的な証拠はありません残念ながら」
古畑「そういう時は、犯人に自供してもらいましょう すなわち、犯人しか知り得ないことをしゃべってもらうのです」
古畑「え〜…まぁちょっと見てて下さい、古畑 任三郎でした」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:22:17.23 ID:TjspWz3r0
警官隊夜叉猿相手に全滅やで
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:26:25.04 ID:PsTJhTePO
地下闘技場
刃牙「…」サラッ
古畑「すいませんお呼びたてして それにこんな場所まで用意して頂いて」
刃牙「二人きりで会える場所がいいと言われたから…ここなら絶対に人に見られることはない」
古畑「んふふ…確かに しかし東京ドームの地下にこんな場所があったとは…驚きました」
刃牙「チャンピオンなんです、俺」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:30:23.41 ID:PsTJhTePO
刃牙「あいつと闘うために…ずっとここにいた」
古畑「え〜…刃牙さん、単刀直入に言います あなた、加藤さんを殺しましたね」
刃牙「…さあ」
古畑「とぼけても無駄です、あなたしかいないんですよ」
なにビビってんだよアンチェイン
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:38:38.09 ID:PsTJhTePO
刃牙「何故そう言い切れるんです?誰か俺と加藤が一緒にいるところを見たんですか」
古畑「誰も見ていないんです」
刃牙「だったら…」
古畑「誰も見ていないのが問題なんですよ」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:42:38.10 ID:PsTJhTePO
古畑「実は加藤さんの遺体が発見されました 検死の結果、やはり格闘の末に死んだことが明らかになりました 加藤さんが果たし合いをしたのは明白です」
刃牙「アリバイが証明できないってだけで俺を…」
古畑「そんなこと言ってるんじゃないですよ、『何処でやったのか』が問題なんです」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:46:32.75 ID:PsTJhTePO
刃牙「…え?」
古畑「果たし合いですよ、果たし合い 人間が二人、殺し合いをするんです 目立たないワケがない!誰かが目撃し、通報するハズです しかし、そんな報告警察にはなかった つまり、その果たし合いは」
古畑「この闘技場のような人目につかない地下で行われたということになります」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:50:15.54 ID:PsTJhTePO
古畑「それはどこでしょうか?そんな場所あるんでしょうか?はい、あります」
刃牙「…ぐっ…」
古畑「我々はその場所をよく知っています、そう 落書きハウスの地下空間です」
古畑「刃牙さん、申し訳ありませんが家宅捜索させて頂きました その結果、加藤さんの血痕が検出されました…」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:54:48.02 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…まだシラを切り通しますか?」
刃牙「例え…」
刃牙「例え加藤がそこで死んだことが分かったとしてもそれは犯行現場が特定されたに過ぎないッッッッ」
古畑「んふふ…」
刃牙「俺以外の誰かが侵入してあそこを勝手に使ったのかも知れないッ!そうだろう古畑ッッッッッ!?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 20:58:37.28 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…はい」
刃牙「あそこを使えるのは俺だけじゃないッ!俺だけじゃないんだッッッ」
古畑「え〜…しかし、これは言い逃れできません 加藤さんの死因です」
刃牙「加藤の死因…?」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:01:39.17 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…加藤さんは身体中、至る所に傷を負っていました しかし、直接の死因は『呼吸困難による窒息死』なんです」
刃牙「…?」
古畑「刃牙さん!あなたこれでもまだ自分が犯人じゃないと言い張りますか!?この殺し方が出来るのはあなただけなんですよ!!」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:03:33.63 ID:OH0srHxC0
見てるぞ
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:04:39.32 ID:PsTJhTePO
刃牙「は…?」
刃牙「なにを言って…バカじゃないのか?なんで『絞め技』を使えるのが俺だけ…」
古畑「えっ!今なんておっしゃいました!?何を使えるのが!?」
刃牙「絞め技…」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:06:58.49 ID:sVYjaGXF0
どうしてこうなった?
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:10:04.57 ID:PsTJhTePO
古畑「え〜…刃牙さん、あなた今自分で罪を認めたんですよ あなたは今『絞め技』と言った 何故それが断言できるんですか?」
刃牙「…え…」
古畑「わたしは『呼吸困難による窒息死』としか言ってません 口を塞がれたのかもしれないし、呼吸器に直接ダメージがあったのかも知れない」
古畑「なのにあなたは『絞め技』と言った それは犯人しか知り得ない事なんですよ!」
76 :
忍法帖【Lv=21,xxxPT】 :2012/02/26(日) 21:11:10.34 ID:4QeO42li0
誰も言わないからいうけど
>>58の最後おかしい
こんな刃牙はいやだ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:16:46.46 ID:PsTJhTePO
刃牙「ちょっと待てよッッ!絞め技を連想するのは当たり前だろうがッッ!!格闘技…ましてや果たし合いなんだぜッッ!?」
古畑「そうでしょうか?むしろ不自然じゃありません?殺し合いの最中に『絞め技』なんて…すぐにとけちゃうじゃないですか 腕を振り回すとか、ね 加藤さんほどの空手の腕があるなら絞め技なんて決まるわけ…」
刃牙「そんなの…腕が折れてたんだからできるわけないだろッッッッッ」
刃牙「……あっ…」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:19:28.16 ID:OH0srHxC0
一度決まった絞め技は解けないって刃牙で言ってた
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:22:19.76 ID:PsTJhTePO
古畑「はい…どうも…」
刃牙「…」
古畑「え〜…もうお分かりですね」
古畑「確かに加藤さんの遺体は両腕が折れていました 果たし合いで負った傷に間違いありません」
古畑「しかし刃牙さん、何故あなたがそのことをご存じなんですか?わたしは加藤さんがどういう傷を負っていたのかまではお話ししていないはずですよ つまり、」
古畑「加藤さんと最後に闘ったのは、あなたということです」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:28:11.48 ID:PsTJhTePO
刃牙「勝負ありッッ…かな…」
古畑「え〜…お疲れ様でした…」
刃牙「…言い訳になるかもしれませんが…」
刃牙「強かったんです…加藤は 本当に、信じられないぐらい」
刃牙「手加減する余裕なんてなかった…思いっきり絞めた…気付いたら…加藤はもう動かなかった…」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:30:24.21 ID:PsTJhTePO
刃牙「でも…加藤の死に顔は…」
刃牙「とても…満足そうだった…」
古畑「…」
刃牙「気のせいかな?」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:30:32.43 ID:sVYjaGXF0
酷い言い訳きたな
加藤が強いとか
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:30:53.66 ID:e5lWQ5MK0
バキが暴れたら勇次郎以外無理だろwww
不愉快だがジャックでさえ手こずったアライを瞬殺してるんだからwww
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:34:55.44 ID:PsTJhTePO
刃牙「いつから…俺のことを?」
古畑「え〜…喫茶店ではじめてお会いした時からです」
刃牙「何故…?」
古畑「あなた加藤さんが行方不明になったと聞いた時こうおっしゃいました「深夜バスや深夜タクシーで」って」
>>82 加藤が強くてなにが悪い
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:36:53.51 ID:TjspWz3r0
両腕が折れても戦うのをやめなかったってことは1巻のころの刃牙クラスに精神上は追いついたわけだよ!
加藤だって餓狼伝出れば最強レベルだし!
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:39:49.68 ID:PsTJhTePO
古畑「わたしそれを聞いた時「何故この人は加藤さんが『夜』にいなくなったと断定しているんだろう」って思ったんです あなたは、加藤さんが朝や昼に蒸発した可能性を完全に否定していた」
古畑「それで分かったんです この人は、加藤さんが何時いなくなったのか知っているんだと」
刃牙「敵わないな…あなたには」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:42:25.20 ID:PsTJhTePO
刃牙「…この闘技場ともしばらくお別れか…」
古畑「皆さん待っていて下さいますよ、あなたの帰りを」
刃牙「親父も…待っててくれるかな…?」
古畑「…」ンフフ
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:46:01.38 ID:PsTJhTePO
古畑「では…」
刃牙「古畑さん」
刃牙「俺、もっと強くなります」
古畑「お待ちしてます…」
ダッダッダダッダ
ダダッダ
ダッダッダダッダ
ダダッダ
ダッダッ ダッ ダダダッ
完
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 21:52:07.14 ID:e5lWQ5MK0
え?
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/26(日) 22:01:22.41 ID:TjspWz3r0
脱獄編は?
敗北を知るために脱獄するんだろ?