1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
屋上
恒一「Zzz…」
「榊原くん?」
恒一「Zzz…」
「…」キョロキョロ
「…」
ストン
「…」ジー
恒一「Zzz…」
「……んっ」チュッ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:34:08.08 ID:IVLBBNlb0
恒一「…Zzz」
「……っ、はぁ……榊原くん」ドキドキ
恒一「Zzz…」
「…」ポー
バタン
「!」バッ
「…見られた?」
(先客がいたのか)
(まったく、彼が寝ているのをいいことに…。やってくれるね)
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:39:29.04 ID:IVLBBNlb0
〜翌日〜
千曳「榊原くん、ちょっといいかい?」
恒一「え、ああ、はい、大丈夫ですよ」
――――――
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:42:10.11 ID:IVLBBNlb0
恒一(なんてことだ)
恒一(ぼくが寝ている間にそんなことが起こっていたただなんて…)
恒一(なんて……もったいないことを)ガクッ
鳴「どうしたの?」
恒一「えっ、見崎」
鳴「さっきから、ずっと面白い顔してるよ」
恒一「お、面白い?」
鳴「うん」
恒一「そんなに?」
赤沢「そんなに、よ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:42:15.65 ID:Ggr/7v8a0
がんばれ
機体
ほぅ…
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:46:19.80 ID:IVLBBNlb0
恒一「あっ、赤沢さん」
赤沢「難しい顔してると思ったらいきなりニヤけて、その後すぐに落ち込んだり…」
鳴「そう。ずっとそんな調子だったから、何かあったのかなって」
恒一(顔に出てたのか)
恒一「そ、そっか。二人ともよく見てたね」
赤沢「えっ? いやっ、別にそういうわけじゃ…」
鳴「…」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:52:05.47 ID:IVLBBNlb0
恒一「けど、何でもないよ。ぼくは大丈夫だから」
赤沢「……ふうん」ズイッ
恒一「っ、えっと…なに? (ち、近いっ…)」
赤沢「本当に?」ジトッ
恒一「う、うん…」
赤沢「…」ジー
鳴「…」ジー
恒一「あ、うう…」
赤沢「言いなさい」
恒一「――はい」
――――――
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:52:52.47 ID:wlawS+pf0
支援
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:52:56.48 ID:MeZfdmN10
アッー!じゃないことを祈る
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:57:02.01 ID:IVLBBNlb0
千曳「君はあのクラスに馴染むのが早いというか、
随分とクラスメイトと仲良くなったというか……」
恒一「はい?」
千曳「まあ、君たちくらいの年齢ならば、そういうことに大きな関心を持つだろう」
恒一「あの…」
千曳「しかし、もちろん君たちも自覚があるのだろう? あまり世間では歓迎されないだろう、と」
千曳「まだ中学生なのに…ね」
恒一「あのっ、千曳さん――」
千曳「ああ、勘違いしないでくれ。別に私は君たちのことを別れさせようとかそういうのではないんだ」
千曳「そういう感情はどうしようもないだろうからね。君たちのそれを否定するつもりはない」
千曳「ただ、もう少し人目を気にしてほしいんだ。
特に学校では誰かに見られてしまう可能性が非常に高い。――今回のようにね」
千曳「だから私が言いたいのは、今後ああいうのは少し控えてくれ、ということだけだ」
千曳「分かってもらえるね?」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:58:04.48 ID:Ggr/7v8a0
千曳さん…
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:58:30.50 ID:6Vq+SxiM0
京極堂は今日もおしゃべりだなぁ
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:59:10.57 ID:IVLBBNlb0
恒一「……千曳さん」
千曳「うん?」
恒一「今更で、少し申し訳ないのですが…」
千曳「ああ、何だい?」
恒一「いったい――何の話なんですか?」
千曳「え……ああ、そういえば言ってなかったな。
まあ、実は今ので察してくれることを期待していたんだが…」
恒一「はあ…」
千曳「実は……見てしまったんだよ。昨日の昼休み」
恒一「昨日の昼休み?」
千曳「君は屋上にいたね」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 19:59:26.71 ID:r9d8HwWl0
期待している
それ故に途中で投げ出すことは許されない
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:02:06.52 ID:IVLBBNlb0
恒一「えっと…はい、昼食をとったあと、ですけど」
千曳「ああ、そのくらいの時間だろう。私もその時間に屋上へ上ったんだけどね、その…」
恒一「?」
千曳「いや、もうはっきり言ってしまおう」
千曳「――昨日の昼休み、屋上で君たちがキスをしているところを見てしまったんだよ」
恒一「……え?」
千曳「だから今後、校内でそういうことは控えるように。いいね?」
恒一「…………」
千曳「…榊原くん?」
恒一「ぼく…」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:02:52.22 ID:ztO/TnWY0
千曳「チッ、先客がいたか…」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:03:39.88 ID:wlawS+pf0
支援
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:05:51.10 ID:IVLBBNlb0
恒一「――ぼく、昨日の昼休みは弁当を食べ終わった後、屋上へ行きました」
恒一「天気が良かったから、仰向けになってぼうっと空を見ていて…」
恒一「そうしていたら、だんだん眠くなってしまって――」
千曳「…」
恒一「昼休み終了のチャイムで、目が覚めました」
千曳「何だって?」
恒一「だから、ぼくには千曳さんの言ったようなことをした憶えは、ありません」
千曳「――そうか……そうだったか」
恒一「…」
千曳「しかし…これは困ったな」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:06:49.44 ID:lHtmbHkj0
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
5. ファーランド サーガ1、2
6. MinDeaD BlooD
7. WAR OF GENESIS シヴァンシミター、クリムゾンクルセイド
SS誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:07:14.30 ID:GUzSBW5Ui
和久井「チッ先客がいたか」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:07:59.23 ID:Ggr/7v8a0
前島「俺って影薄くね?」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:08:28.86 ID:IVLBBNlb0
恒一「千曳さん」
千曳「榊原くん、私はどうやら余計な事を話してしまったみたいだね」
恒一「ああ、いえっ」
千曳「すまなかったね。これは君に云うべきではなかったのかもしれない」
千曳「気にしないでくれ――というのは今さら無理な話だろうが…」
千曳「どうか気に病まないようにしてほしい」
恒一「はい…」
千曳「はあ、以上で私の話は終わりだ。余計なことを云ってすまなかった」
恒一「……あの、千曳さん」
千曳「…」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:09:01.95 ID:wlawS+pf0
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:11:11.29 ID:IVLBBNlb0
恒一「誰なんですか? ぼくに、その……」
千曳「知らない方が良いだろう。君の為にも」
恒一「それは確かに、その人との関係は拗れちゃうかもしれないですけど――」
千曳「すまない。やはり私からは……」
千曳「…」
恒一「……そう、ですか」
――――――
>>20 お前SSによくいるけど
自分でかけ
ぜひ読ませてください
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:13:03.57 ID:wlawS+pf0
支援
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:15:12.24 ID:SFDc+hCg0
アッー
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:15:35.42 ID:IVLBBNlb0
赤沢「なによそれ!?」
恒一「こ、声が大きいよっ」アセアセ
鳴「……そんな」
恒一「ぼくだって他人に知られるのは恥ずかしいんだから、少しトーンを落として」
赤沢「う、うん…」
恒一「まあ、そんなわけだからさ、ちょっと引っかかってるというか、気持ち悪いというか…」
赤沢「くっ、なんてこと」
鳴「……榊原くんは、どう思うの?」
恒一「え、どうって?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:18:27.56 ID:IVLBBNlb0
赤沢「眠っている間にキスされて、よ。――悲しいとか、悔しいとか…」
恒一「え、っと(悔しい?)」
恒一「その……」
鳴&赤沢「「うん…」」
恒一「可愛い子だったら嬉しいかなぁ、って――」
赤沢「ぁあ?」ギロッ
恒一「ひぃっ」ビクゥ
鳴「赤沢さん、落ち着いて」
赤沢「ぐぬぬ……。はあ、すっかり誑かされてしまったみたいね」
恒一「いや、そんなことは」
赤沢「こうなったら魔女狩りよ、犯人を見つけだして火あぶりにしてくれるわ!」
鳴「……」
恒一「はは…。どこかの女子高へ行っても、そういうことはしないでね」
――――――
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:20:15.44 ID:wlawS+pf0
支援
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:20:22.96 ID:cpZUVQcl0
綾 野 さ ん の 予 感 ! !
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:22:00.98 ID:AKaSJBUM0
さすが赤沢さんだぜ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:24:35.04 ID:MeZfdmN10
多々良ちゃんにキスして欲しい
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:25:52.70 ID:IVLBBNlb0
赤沢「というわけで、捜査本部設置ね」
恒一(なんだか大事になってきたなあ)
赤沢「時間は、恒一くんが昼食を食べ終わってから昼休みが終わるまでだから…」
鳴「その間、2、30分だね。場所は屋上」
赤沢「この学校の生徒なら誰でも出入りできる場所で、誰でも出入りできる時間だった…」
鳴「つまり、多くの生徒が犯行可能だったんだね」
赤沢「恒一くんは昼休みに『屋上で昼寝してくる』って、誰かに云ったの?」
恒一「ううん、云ってないよ」
恒一「――それに、元々ぼくは寝るつもりはなかったんだ。結果的に寝ちゃっただけで…」
赤沢「つまり犯人は、屋上へ行ったら偶然眠っている恒一くんを見つけた。
そしてそのまま犯行に及んだ、と考えられる」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:26:43.28 ID:Ggr/7v8a0
俺は小椋さんで
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:27:26.77 ID:r9d8HwWl0
まずは多々良さんに聞き込みをしよう
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:29:51.10 ID:BzTmwr1P0
三神先生でいこう
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:30:14.30 ID:IVLBBNlb0
赤沢「うーん、範囲が広すぎるわね。全校生徒から話を訊くわけにもいかないし…」
赤沢「恒一くん、何か憶えてないの?」
恒一「そんなこといわれても…」
恒一「ぼくはずっと寝ていたわけだし、覚えている限り屋上には誰もこなかったよ」
赤沢「そう…」
――随分とクラスメイトと仲良くなったというか……。
恒一「……あ」
鳴「どうしたの?」
恒一「そういえば千曳さんが、『随分クラスメイトと仲良くなったね』って」
鳴「えっ、じゃあ」
恒一「たぶん、この三年三組の誰かってことなんじゃないかな?」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:32:21.85 ID:SFDc+hCg0
割とまともな赤沢さんだな
普通に推理していくんだな期待
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:35:16.00 ID:cpZUVQcl0
綾 野 さ ん の 予 感 ! !
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:35:16.95 ID:wlawS+pf0
でも少し激しいアカザーだな
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:37:05.88 ID:IVLBBNlb0
赤沢「このクラスか……。
考えてみれば、恒一くんと面識のない人がいきなりキスするなんて考えにくいわね」
恒一「ぼくはこの春に転校してきたばかりだからね。他学年の生徒ってことはないと思うよ」
鳴「…一気に絞られちゃったね」
恒一(このクラスの誰かか。――よしっ)グッ
鳴「…」
赤沢「そうと分かれば聞き込みね」
赤沢「昨日の昼休みに何をしていたか、女子全員に訊いてくるわ」
恒一「あの、ぼくの件については、ちょっと恥ずかしいから言わないでね?」
赤沢「そう? わかった。適当に理由をでっちあげて訊いてくる」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:37:48.32 ID:wlawS+pf0
支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:39:10.63 ID:cpZUVQcl0
綾 乃 さ ん の 予 感 し か し な い ! !
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:39:56.16 ID:Ggr/7v8a0
小椋さんでオナシャス!
ID:cpZUVQcl0
いないものの相手はよせ
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:44:55.94 ID:JVyI94LV0
その時間、松井さんは俺と一緒にいたからアリバイ成立してるな
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:46:20.96 ID:IVLBBNlb0
鳴「けど、仮に犯人に当たったとしても、素直に答えてくれないでしょうね」
赤沢「そう…よね。――ああ、やっぱりストレートに訊けないというのは痛いかも…」
鳴「追い詰めるの難しくなりそう」
赤沢「とにかく訊いてみるわ。そこから何かわかるかもしれないし」
赤沢「恒一くんは、男子に話を聞いてきてくれる?」
恒一「えっ、いいけど、どうして?」
赤沢「私が聞いてくる女子の話と、どこか食い違うところが出てくるかもしれないじゃない?」
恒一「ああ、そうか、教室に誰がいたかを訊いてくればいいんだね」
赤沢「そういうこと」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:47:34.51 ID:wlawS+pf0
支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:48:56.56 ID:r9d8HwWl0
「昼休み屋上で恒一君にキスした?」
ってストレートに聞かれた時の女子の反応が見たい
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:49:46.39 ID:EElWDsj10
犯人は女子とは限らないぜ!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:51:17.87 ID:wlawS+pf0
望月「ギクッ」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:51:45.50 ID:IVLBBNlb0
恒一「わかった。――じゃあ行ってくるよ」
赤沢「うん、お願いね」
鳴「私は赤沢さんと手分けして女子の話、きいてくるね」
恒一「うん、それじゃあまた後で」
赤沢「マッチは理科室にあったかしら…」ブツブツ…
恒一(……本気じゃないよね?)
――――――
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:57:48.28 ID:IVLBBNlb0
風見「昨日の昼休みなら教室で本を読んでたよ」
恒一「ずっと?」
風見「うん、昼休みが終わるまでだけど」
恒一「じゃあ、訊きたいことがあるんだけど」
恒一「――昨日の昼休みに、教室にいた女子って憶えてる?」
風見「女子? さあ…」
風見「あの時は本に集中してたし、この通りぼくの席は一番前だからね」
恒一「あ、そうか」
風見「なにかあったの?」
恒一「いや、大したことじゃないよ。ちょっと…ね」
風見「そう?」
――――――
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 20:59:32.47 ID:wlawS+pf0
支援
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:00:02.71 ID:JVyI94LV0
普通にミステリーな感じか
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:01:14.06 ID:IVLBBNlb0
勅使河原「飯食った後、体育館行って遊んでたなあ」
恒一「そうか、じゃあ教室にいなかったんだ」
勅使河原「ああ、昼休みはずっと体育館にいた」
恒一「それならいいや、じゃ」
勅使河原「ん、おう。…なんかあったのか?」
恒一「いや、べつに(こいつに話すと面倒なことになる気がする…)」
勅使河原「ふうん…」
――――――
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:01:58.60 ID:Ae9H7SsZ0
どうでもいいけど、赤沢さんって遠坂凛に似てね?
千曳「しかし、もちろん君たちも自覚があるのだろう? あまり世間では歓迎されないだろう、と」
中学生同士の恋愛が世間で還元最れないってのは違和感がある
俺の推理では 男か年の離れた教師の誰かかな
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:04:53.76 ID:IVLBBNlb0
…………。
恒一(結局、有力な情報は得られないまま…)
恒一「望月」
恒一(――こいつで最後だ)
望月「うん? どうしたの」
恒一「昨日の昼休みって何してた?」
望月「えっ、昨日?」
望月「えぇっと……あぁ、部室で、描きかけの絵に手を加えてたなぁ」
恒一「部室って美術部の? お昼食べた後すぐ?」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:05:23.61 ID:wlawS+pf0
支援
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:06:09.59 ID:vJUQpA4D0
望月は舌打ちした方でミスリードを誘ってキスしたのは千曳さん本人かも知れない
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:07:16.01 ID:IVLBBNlb0
望月「んー、五分くらい教室にいたかな。行ったのはそれからだね。
あとはずっと部室にいたよ。昼休みは人が来ないから静かで集中できるんだ」
恒一「へえぇ?」
望月「昨日もずっと一人だったし。あ、完成したら榊原くんも見てよ」
恒一「うん、是非――。じゃあ、昼休みは教室にいなかったのか」
望月「そうだよ」
恒一「――そうか…」
赤沢「どんな調子?」ポンッ
恒一「ん? 赤沢さん」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:07:50.27 ID:wlawS+pf0
支援
>>61 見崎鳴…綾波
赤沢泉美…アスカ
三神怜子…葛城ミサト
勅使河原…すまんなあ転校生
がモデルだと思ってた
98年はちょうどエヴァが流行った頃だし
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:09:38.23 ID:IVLBBNlb0
恒一「聴いてたんだ」
恒一「まあ、たしかにこいつは頼りないけど、役には立つよ。今回は役立たずだけど」
望月「ええっ、そんなぁ…」
恒一「あはは、ごめんごめん。冗談だよ」
赤沢「それで、どう? 全員に話は聞けたの」
恒一「うん、一応は。――赤沢さんは?」
赤沢「こっちも終わった」
望月「何の話なの?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:10:32.32 ID:wlawS+pf0
支援
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:12:34.69 ID:JVyI94LV0
くん付けで呼ぶ人だからなぁ
綾野さんとかはないわけだ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:14:01.98 ID:IVLBBNlb0
赤沢「望月くんが気にするようなことじゃないわよ」
望月「うぅ…」
恒一「とにかく、大したことじゃないから心配しなくていいよ」
望月「そうなんだ…」
鳴「終わったよ」
恒一「あ、見崎。お疲れ」
赤沢「それじゃあ、昼休みにでも話をまとめましょうか」
恒一「そうだね」
――――――
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:15:12.85 ID:B0evIU8eO
女の…先生…
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:17:48.63 ID:cpZUVQcl0
そ れ で も ・ ・ ・
綾 野 さ ん の 予 感 ! !
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:19:24.87 ID:QnAMwE+N0
恒一って誰?外山恒一?
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:21:29.86 ID:kq6AmE9T0
間違いなく望月
女装した望月くんだ
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:21:37.20 ID:wlawS+pf0
支援
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:23:24.29 ID:IVLBBNlb0
〜昼休み〜
…………。
赤沢「結局、屋上へ行ったと言う人はいなかったわ」
恒一「そして昼休み中、教室にいたと考えられる女子はこの6人か」カサリ
鳴「松井さん、金木さん、杉浦さん、綾野さん、小椋さん、有田さん」
赤沢「とりあえず、彼女たちは容疑者から外れるわね」
鳴「あとは部活の集まりに行っていたり、他のクラスに行っていたり…」
恒一「バラバラだねえ」
赤沢「その辺の確認はまた取らないと」
恒一「うん、そうだね」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:23:32.44 ID:RCoy/hhP0
支援
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:24:17.21 ID:MeZfdmN10
まだ多々良ちゃんの可能性はある!
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:29:07.09 ID:zAAgumWVO
前島「これで赤沢さんと間接キッス♪」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:29:27.53 ID:IVLBBNlb0
鳴「けど――」
鳴「この教室から屋上ってそんなに離れてないよね。
キスだけなら、すぐに終わらせることができるわけだから…」
赤沢「…そうか」
赤沢「例えば、教室からトイレへ行ったついでに屋上へ上っても
キスだけをして戻ってきたなら、時間はそんなにかからない」
恒一「それじゃあ、この人たちが絶対に違うってわけじゃないのかな?」
鳴「より詳細な行動を訊く必要がでてきたね」
赤沢「はあ、もう一度か…。これ、思ったより時間がかかりそうね」
鳴「もうこの辺りでやめておく?」
赤沢「いえ、絶対見つけだすわ」
鳴「…そっか」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:30:04.84 ID:wlawS+pf0
支援
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:34:52.66 ID:IVLBBNlb0
恒一「ぼくからも一ついいかな」
恒一「――犯人?が屋上でぼくを見つけたのは偶然なんだよね?
だったら、犯人には犯人の、屋上へ上った理由があったはずだよ」
赤沢「そういえばそうね。恒一くんを見つけたのが偶然だったなら…」
恒一「うん。まあ、あんな何もない屋上へ行く理由なんて
のんびりしたいとか、気分転換くらいのものだと思うけど」
鳴「そう考えると、犯人はそれなりに時間にゆとりがあった人、ってことなるのかな?」
恒一「たぶんね。部の集まりとかに出ていた人に、そんな余裕はなかったんじゃない?」
赤沢「そうなると、部活関係で教室にいなかった人は除外していいのかしら…。
もちろん、それにちゃんと参加していたのか、他の部員からの証言は必要だけど」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:35:24.74 ID:bPrOPNHC0
千曳「そういう感情はどうしようもないだろうからね。君たちのそれを否定するつもりはない」
これは…
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:35:38.08 ID:wlawS+pf0
支援
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:37:54.82 ID:IVLBBNlb0
恒一「そうだね――。じゃあとりあえず、教室に居たっていう6人に詳しい話を訊いてこようか」
鳴「うん…」
赤沢「ああもうっ、どうして最初にこういう話し合いができなかったのかしら。全然効率的じゃないわ」
恒一「ははは…、仕方ないよ(赤沢さん取り乱してたし…)」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:37:56.42 ID:MeZfdmN10
アッー!
アカザーさんかわいい
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:41:47.90 ID:Ae9H7SsZ0
私怨
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:43:24.33 ID:IVLBBNlb0
恒一「――そういえば、二人は昨日の昼休み何してたの?」
赤沢「ん、私は図書室にいたわ。第一の方ね。だから教室に誰がいたかなんて分からない」
恒一「図書室か…。――見崎は?」
鳴「私は……美術部の部室で、一人で絵を描いてた」
恒一「ふうん、見崎も教室にいなかったわけか」
鳴「うん」
恒一「…」
赤沢「…」
恒一&赤沢「「……ん?」」
望月「バレたか……」
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:46:37.57 ID:MeZfdmN10
柿沼「‼」ガタッ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:47:29.14 ID:3dcQeylt0
望月なのか、鳴ちゃんなのか
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:48:47.40 ID:cpZUVQcl0
俺はまだ綾野さんを諦めない!!
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:49:24.30 ID:N4u6PUYW0
外山恒一スレかとwktkしたのに
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:49:57.11 ID:IVLBBNlb0
恒一「み、見崎、昨日の昼休みは部室にいたんだよね?」
鳴「今そう言ったけど」
赤沢「休み時間中ずっと?」
鳴「ずっと」
恒一「一人で?」
鳴「一人で」
恒一「…」
赤沢「…」
鳴「? どうしたの」
赤沢「――マヌケは見つかったようね」ニヤリ
鳴「え…?」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:52:30.62 ID:SFDc+hCg0
_____
/ \ /\
/ し (>) (<)\ 頼むから鳴ちゃんであってくれ!
| ∪ (__人__) J | ________
\ u `⌒´ / | | |
ノ \ | | |
/´ | | |
| l | | |
____
/ u \
/ \ ─\ チラッ
/ し (>) (●)\
| ∪ (__人__) J | ________
\ u `⌒´ / | | |
ノ \ | | |
/´ | | |
| l | | |
____
/::::::::::::::::\
/::::::─三三─\
/:::::::: ( ○)三(○)\
|::::::::::::::::::::(__人__):::: | ________
\::::::::: |r┬-| ,/ .| | |
ノ:::::::::::: `ー'´ \ | | |
/::::::::::::::::::::: | | |
|::::::::::::::::: l | | |
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:55:28.45 ID:uvbtSwm4O
お約束の座席表まだかよおい
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:55:40.92 ID:IVLBBNlb0
赤沢「恒一くん」
恒一「う、うん」
鳴「?」
恒一「見崎、ぼくが男子に話を聞きに行っていたのは知ってるよね。そのとき、望月にも話を訊いたんだけどさ」
恒一「――あいつ、昨日の昼休みは、ずっと部室にいたらしくて…」
鳴「…えっ」
赤沢「どういうことかしらねぇ」
赤沢「見崎さん、さっき『部室で一人で絵を描いてた』って言ってたけど?」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:56:43.88 ID:Ae9H7SsZ0
さぁ、ホモスレになるか、王道か、どっちだ?
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:57:16.41 ID:MeZfdmN10
次で決まるか…⁈
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:59:03.43 ID:Ggr/7v8a0
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 21:59:46.37 ID:Ggr/7v8a0
これで鳴ちゃんか望月きゅんのどっちかに絞られたわけだ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:00:27.98 ID:vo+cO3eO0
>>103 今気づいたが望月って髪染めて眼帯したら鳴ちゃんだな
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:00:52.81 ID:IVLBBNlb0
鳴「……そういえば、望月くんもいたっけ」
恒一「あいつは『一人だった』って言ってたけど」
鳴「望月くんが…気付かなかったのかも」
赤沢「そんなことがありえるのかしら――。
昼休みの部室は、『人が来ないから静か』らしいじゃない?
人ひとりが立てる物音に気付かないって、ちょっと考えにくいと思うけど」
鳴「それは…」
赤沢「なんだったら、ここに望月くん呼んできましょうか?」
恒一「見崎…」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:01:50.64 ID:MeZfdmN10
柿沼「チッ」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:02:06.89 ID:wlawS+pf0
アカザーの嫉妬怖い
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:07:31.42 ID:IVLBBNlb0
鳴「……」
恒一「まさか、見崎がぼくに、その…」
鳴「……」
赤沢「見崎さん、いつまでも俯いてないで答えなさい」
鳴「……」
恒一「見崎」
鳴「……」
恒一「…見崎?」ヒョコ
恒一「――ぅわ」
鳴「〜〜〜っ」カァァ
恒一「見崎っ、顔――」
タンッ
恒一「あ、逃げた」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:08:14.96 ID:Ggr/7v8a0
顔真っ赤にして逃げちゃう鳴ちゃんかわいい
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:08:20.73 ID:q+KCJ8Lm0
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:08:36.79 ID:wlawS+pf0
かわいい
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:09:45.79 ID:MeZfdmN10
神確定
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:09:52.29 ID:ANDmgUH/0
かわいい
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:10:01.42 ID:SFDc+hCg0
ほぼ確実に望月だと思ってたのに
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:11:32.03 ID:r9d8HwWl0
もう一人の除いてた奴が誰だか気になるな
あと千曳の言ってたことと微妙に食い違うし
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:12:26.77 ID:IVLBBNlb0
赤沢「待ちなさい!」ダッ
恒一「え、赤沢さんっ」ダッ
赤沢「恒一くんは燈油とマッチの用意をっ!」
恒一「ぇっ、ええっ! 本気だったの!?」ピタッ
タッタッタッタッ…
恒一「…行っちゃった」
恒一「……」
恒一(そうか、見崎だったのか)
恒一「見崎か……。ははっ、見崎がねぇ」ニヤニヤ
恒一(さて――戻ってきたらどうしようかなあ)
恒一「いや、その前にぼくのこの顔をどうにかしないと」バシバシ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:12:56.11 ID:JVyI94LV0
ミスリードの可能性
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:14:17.85 ID:/rIhFUs+0
恒一が憎い
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:16:19.48 ID:aGkp4HQR0
えーと……見崎が美術室にいて、望月がキスしに行っていた線はどこに消えた?
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:17:48.29 ID:IVLBBNlb0
「あの、榊原先輩?」
恒一「えっ?」クルッ
「あ、あの、私…」
恒一「……あっ、ああ、たしか、美術部の二年生」
後輩「はい、そうです!」
恒一(あぁびっくりした…)
恒一「ごめんね、なかなか思い出せなくて」
後輩「いえいえ、一度会っただけですし」
恒一「それはそうなんだけど……」
恒一(我ながら気持ち悪い顔になってたと思うけど、見られてないよな?)
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:18:25.28 ID:Ae9H7SsZ0
なにか嫌な予感…
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:18:34.93 ID:NHTQHJpn0
お前らが望月望月言いすぎて慌てて
>>1が見崎に路線変更した可能性も
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:20:16.59 ID:IVLBBNlb0
恒一「――あ、あのとき描いてた絵はどうなったのかな?」
後輩「えっ、ああ、あの絵ですか。実はさっきまで、その絵の続きを描いてたんです」
恒一「へえぇ、昼休みも使ってたんだ」
後輩「はい、私ちょっと遅れてて…。ここ一週間は昼休み返上で描いてるんです」
恒一「そうだったんだ。頑張り屋さんなんだね」
後輩「い、いえっ、そんな…」
恒一「ははっ――」
恒一(…)
恒一(……?)
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:21:55.89 ID:wlawS+pf0
ん?
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:23:00.38 ID:r9d8HwWl0
どっちもですかあああああ
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:24:22.32 ID:LQQKdlZa0
魔女狩りで火あぶりするのはビジュアル的に多々良さんじゃないだろうか
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:24:25.02 ID:IVLBBNlb0
恒一「今…さ、ここ一週間は昼休みも使って描いてる――って言ったっけ?」
後輩「あ、はい、そうです」
恒一「ええっと…それは美術部の部室で描いてるの?」
後輩「はい。昼休みの部室は静かなので、すごく集中できるんです」ニコッ
恒一「……そう、だってね」
恒一(うん――。少し前にも、そう聞いた…)
恒一「じゃあ、昨日の昼も部室に?」
後輩「はいっ」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:25:56.79 ID:AKaSJBUM0
wktk
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:25:58.18 ID:Ggr/7v8a0
どっちがキスしてどっちが見たのか
お
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:28:06.76 ID:IVLBBNlb0
恒一「そうなんだ……」
――しかし、もちろん君たちも自覚があるのだろう? あまり世間では歓迎されないだろう、と。
恒一「ひ、一人で?」
後輩「ええ、昨日は一人でした」
――そういう感情はどうしようもないだろうからね。君たちのそれを否定するつもりはない。
恒一「ず、ずっと? 誰か途中から一緒にいた人とかは?」
後輩「い、いえ、ずっと一人でしたよ?」
――知らない方が良いだろう。君の為にも。
恒一「……」
後輩「あのぉ…榊原先輩?」
恒一(……まさか)
恒一(まさか、千曳さんが見たのって――)
「あれ? はじめて見る組み合わせだね」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:28:15.20 ID:P2b5twQw0
鳴ちゃん望月きゅんが犯人だと確信してBL妄想に思わず赤面
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:29:02.21 ID:Ggr/7v8a0
なるほど、そういうことか…
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:30:04.56 ID:/rIhFUs+0
ふむ…
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:30:17.41 ID:kzE320qr0
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:31:15.73 ID:IVLBBNlb0
恒一「っ!」
後輩「あ、先輩っ」
「榊原くん、この子と知り合いだったんだ。――取り込み中だったかな?」
恒一「……望月」
後輩「い、いえ、私はこれで」
望月「そう? じゃあ、また放課後ね」
後輩「はい、失礼します」
スタスタ…
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:31:45.89 ID:q+KCJ8Lm0
歓迎されないといえば
男か先生かですよね…
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:33:47.63 ID:r9d8HwWl0
鳴ちゃんか望月くんのどっちかという二元論に目を向けさせて実は先生というオチ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:34:23.56 ID:cpZUVQcl0
ドンデン返しで綾野さんというオチか
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:35:09.28 ID:IVLBBNlb0
望月「ふぅ――。あ、そうだ榊原くん、今から一緒に屋上いかない?」
恒一「おくじょう…?」
望月「ほら、すごく良い天気じゃない?」
望月「昨日は見崎さんに先を越されちゃったけど…」ボソッ
恒一「え?」
望月「――だから、ね」ニコッ
恒一「」
おしり
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:35:19.98 ID:Ggr/7v8a0
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:35:57.81 ID:Ae9H7SsZ0
ホモエンドかよwww
でもキスしたのは見崎で良かった
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:36:17.16 ID:r9d8HwWl0
飽く迄もおしり
まだおわりではない
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:37:07.73 ID:cpZUVQcl0
庇ってガラスで怪我した恒一を介抱する綾野さん
なんてどうよ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:37:16.09 ID:MeZfdmN10
乙しり
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:37:30.05 ID:/rIhFUs+0
キスしたの鳴で安心した
望月は鳴ちゃんと間接接吻したのかこいつ!
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:38:10.75 ID:wlawS+pf0
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:40:07.74 ID:AKaSJBUM0
叔母甥の関係もあるかと思ったが
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/22(水) 22:40:57.38 ID:MeZfdmN10