1 :
昨日寝落ちしたSS 今回は完結させる:
ほむら「あなたには関係ないでしょ、美樹さやか」
マミ「ええ、これっばかりは引けないの。口を出さないで頂戴、美樹さん」
さやか「ああもう……」
ほむら「大体、マミはいつもそう。自分だけ年上だからって、ちょっとした余裕をいつも見せて」
ほむら「正直なところ、魔法少女としてならループを繰り返したわたしの方が歴は長いのよ?」
マミ「あら、でも以前はわたし相手に怖気づいていたじゃないの?歴が長いと言っているけれど、わたしの拘束魔法に手も足も出なかったし」
ほむら「あれはあなたからの不意打ちだったじゃないの。正面からぶつかり合えば、あなたにも負ける気はしないのだけれど?」
さやか「ストップストップだってっ!仲間同士、いがみ合うことないでしょっ!?」
ほむら「わたしはいがみ合うつもりはないわ」
マミ「わたしも同じよ。これでも一応『仲間』ですもんね?」
さやか「仲間ってところに含みを持たせないでよマミさんっ!?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 17:58:01.46 ID:H4MGT0rZ0
ほむら「このままでは埒が明かないわ。少し手荒になってしまうけれど、悪く思わないでねマミ?」パァァァ
マミ「あら、やるの?怪我させちゃってもわたしは知らないわよ?」パァァァ
さやか「ちょ、ちょっとっ!二人とも魔法少女の姿に変身して臨戦態勢なんて取らないでよっ!?」
ほむら「マミが一歩そこをどきさえすればわたしは争うつもりはないわ」
マミ「わたしも、暁美さんがこの場を引いてくれるなら事を荒げるつもりは無いのよ?」
ほむら「言ってくれるわね、マミ……」ゴゴゴゴ
さやか「あああぁぁぁぁ……一触即発ムード!?やばいって、ホントにシャレになってないからっ!」
ほむら「シャレでやるほど酔狂じゃないわ」
マミ「あら、あなたとはもっと違う形で出会っていれば意気投合出来たかもね、暁美さん?」
さやか「ホントに落ち着いてってば!」
さやか「キュゥべえも、マミさんの後ろに隠れてないでなんか言ってよっ!?」
QB「いや、マミは僕を庇ってくれているんだよ?なら、僕は大人しく守られるべきだと思うけれどね」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 17:59:03.34 ID:H4MGT0rZ0
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします : 2012/02/16(木) 00:34:02.69 ID:MMMiAkB50 [5/11回発言]
ほむら「この淫獣が……」ジャコッ
マミ「キュゥべえに手を出すのはわたしが許さないわよ暁美さん?」ジャキッ
ほむら「なぜあなたはそこまでキュゥべえの肩を持つのかしら?あなただって、そこのインキュベーターに騙されたクチでしょう?」
マミ「まぁ、最初はわたしもそう思ったけれどね。でも、キュゥべえがいなければ今わたしはここにいることすら出来ていないの」
マミ「キュゥべえは言わばわたしにとっての命の恩人なの。それに手を出すのは許さないわ」
さやか「ちょっとキュゥべえっ!あたしじゃこの二人を止めるのは無理なんだからね!?」
QB「残念だけれど、僕もこの二人を止める力は持っていないよ」
さやか「せめて杏子がいてくれれば……っ」
杏子「呼んだか?」ヒョコッ
さやか「えっ、いたのあんたっ!?」
杏子「んだよ、呼んどいてその反応は……」モグモグ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 17:59:16.88 ID:cljvVqnN0
おう頑張れ
5 :
>>3 コピペミスった 一番上スルーしてくれ:2012/02/17(金) 17:59:47.45 ID:H4MGT0rZ0
〜〜〜
ほむら「くっ……」
杏子「お前はこうして掴んどけば時間停止は出来ねぇってのは実証済みだからな。悪く思うなよ、ほむら?」
マミ「……」
さやか「マミさんも、落ち着いてよ、ね?」
QB「やれやれ、とりあえずは助かったみたいだね」ピョコッ
ほむら「掴まれていても拳銃をぶっぱなすくらいは出来るのよ?」ジャコッ
マミ「させないと言っているでしょう?」シュルルル
ほむら「っ!」グルグル
マミ「はい、無力化。ま、年下に本気を出すほどわたしも大人げなくはないからね、安心しなさい暁美さん?」
ほむら「くっ……」
QB「助かったよマミ、ありがとう」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:00:14.22 ID:z4p6atnqO
まどか「バルス」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:00:21.56 ID:H4MGT0rZ0
さやか「で?まぁ、キュゥべえがマミさんの後ろに隠れてるのに気付いた辺りでケンカの理由は察しついたんだけどさ。一応聞いとくけど、何があったの?」
ほむら「そこの淫獣が事あるごとにまどかと契約、まどかと契約と言うからね。さすがのわたしもトサカに来たのよ」
マミ「それでいきなり拳銃を取り出すものだから、わたしが止めたのだけれど……」
マミ「暁美さんが、わたしを挑発するようなことを言うから、わたしもつい頭に血が登ってしまって……」
さやか「あたしがマミさんの家に来た時に、ちょうどそのタイミングだったんですね…」
QB「まぁ僕自身は代わりはたくさんいるんだけど、マミが庇ってくれたおかげで無駄に個体数を減らすことがなくってよかったよ」
マミ「変わりがいるから自分は死んでも問題ないなんて、そういう話にはならないでしょう?」
QB「……とまぁ、こんな感じで二人ともヒートアップって寸法さ」
杏子「マミを怒らすなんて、ほむら一体何を言ったんだよ?」
ほむら「必殺技を叫ぶような人には関係ない、と……」
杏子・さやか「お、おう……」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:01:31.69 ID:hHrW1j9K0
ほむほむほむんっ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:01:45.95 ID:H4MGT0rZ0
マミ「また言ったわね、暁美さん……?」ゴゴゴゴ
ほむら「年下に本気を出すほど大人げなくはないのではなかったのかしら?」
マミ「わたしにも我慢の限界があるということ、思い知らせてあげた方がいいかもしれないわね」シュルルル ボンッ
ほむら「っ!」
マミ「ティロ・―――」
さやか「ちょちょちょちょちょっとっ!?マミさん、ホントシャレになってませんってっ!?」
マミ「……ふんっ」
ほむら「………」ムスッ
杏子(なぁ、これ色々と詰んでね?)ヒソヒソ
さやか(わ、わかりきったことを言わないで、なんとか二人をなだめすかす方法を考えてよっ!)
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:02:22.89 ID:H4MGT0rZ0
マミ「とにかく、美樹さんと佐倉さんはともかく、暁美さんはもう帰ってくれないかしら?」
ほむら「ええ、そうね。邪魔したわ、『巴マミ』」スタスタ
さやか(火に油を注ぐようなこと言うなってばほむらっ!?)
杏子(おいさやか)ヒソヒソ
さやか(な、何?)ヒソヒソ
杏子(あたしはなんとかほむらをなだめるから、お前はマミをなだめてやってくれ)ヒソヒソ
さやか(うう……自信ないなぁ……)
杏子(次顔を合わせた時にまたこんな険悪な雰囲気を味わいてぇのかさやかは?)ヒソヒソ
さやか(それはもっと嫌、かな……)ヒソヒソ
杏子(んじゃ、それで決定な)ヒソヒソ
さやか(お、おっけー……)ヒソヒソ
11 :
ここまで投下された分 こっからまた書くから遅くなる:2012/02/17(金) 18:03:06.75 ID:H4MGT0rZ0
杏子「んじゃ、来たばっかだけどあたしももう行くわ」
マミ「あら、そう?せっかく邪魔者がいなくなったのだし、改めてお茶会をしようと思ったのだけれど」
杏子「お、お茶会……!」ダラ〜
さやか(心揺れてる杏子!あとよだれっ!)
杏子「っ、と」(いけねぇいけねぇ)ゴシゴシ
杏子「いや、あたしちょっとほむらに用事があるから。わりぃけど、お茶会はまたこんどなっ!」タッタッタ
マミ「……そう、佐倉さんはそちら側につくと言うことね……」
さやか「そちら側って……落ち着いて、落ち着いてマミさん」
マミ「ええ……キュゥべえ、大丈夫?」
QB「うん、マミが庇ってくれたからね。僕の方は大事ないよ」
マミ「よかった。全く、暁美さんったら事あるごとにキュゥべえをいじめようとするんだから……」
QB「全くだよ。わけがわからないよ」
さやか「いや、今回の発端は完全にあんたにあるんだよ……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:03:49.64 ID:s+NWU3nU0
さやか「なんで、二人がケンカしてるのよ!」
↓
さやか「な
↓
さかな
↓
さかな君「なんで、二人がケンカしてるのよ!」
焦った
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:05:18.82 ID:b/4R5DOm0
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:07:06.67 ID:H4MGT0rZ0
さやか「そもそも、なんでほむらがマミさんの家にいたんですか?」
マミ「無事ワルプルギスの夜を越えることも出来たし、今まで仲良く出来なかった暁美さんと歩み寄ろうと思ったのだけれど、ね」
QB「僕が出てきて話に加わったら、途端にあの雰囲気だよ。僕が何をしたって言うのさ」
さやか「それ、どう考えてもキュゥべえが悪いよね……?」
QB「僕はただ、二人が仲良くなりたいのならまどかに契約してもらえばいいと言っただけだけれど?」
さやか「ほむらはまどかと契約させない為に今まで頑張ってたっていうのは知ってるよね?」
QB「それは知っているけれど、だからと言って僕がまどかと契約するのを諦める理由にはならないだろう?」
さやか「いや、諦めなよもう……」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:11:05.96 ID:LTcUtTJI0
このマミさんは魔女化まで知っててQBを庇っているのだろうか
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:11:47.79 ID:H4MGT0rZ0
マミ「でも、もう暁美さんとは本当に仲良く出来なさそうだわ。キュゥべえがまどかと契約って言う度に殺そうとするんだもの」
さやか「うーん……やっぱり色々と詰んでるねぇ……」
マミ「まぁ、いいわ。鹿目さんも、もう契約する気はないでしょうし」
QB「それだと今度は僕が困るのだけれど?」
さやか「あんたが諦めれば全部解決するでしょ!?」
QB「まどかほどの素質の持ち主は、ホントに貴重なんだ。そうそう諦められないよ」
さやか「あんたが諦めない限りは、ほむらはあんたを狙い続けるよ?」
QB「うーん、それはそれで困るね。いくら代わりがいるとは言っても、節操無く殺されてたらたまったものじゃない」
さやか「殺されること自体にはあまり興味ないんだ……」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:12:47.60 ID:V5JsG58/0
ケンカがクンカに見えた
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:16:48.08 ID:H4MGT0rZ0
ほむら「……」ムスッ スタスタ
杏子「おーい、ほむらー!」タッタッタ
ほむら「…あら、杏子。わざわざわたしを追いかけてきたの?」
杏子「そうだよ。お前、マミとはホント相性悪いよなぁ……」
ほむら「わたしは間違ったことは言っていないわ」
杏子「いや、そうかもしんねぇけどさ……」
ほむら「今日だって、マミが親睦を深めたいと言うからわざわざ赴いてあげたと言うのに……」
杏子「でも、ケンカの原因はマミにあるってわけじゃねえんだろ?」
ほむら「似たようなものよ。マミがキュゥべえを庇う以上は、ね」
杏子「マミはキュゥべえと仲いいからなぁ……真実を全て知っても、まだ心のどっかでキュゥべえの事を信じてる節があるっぽいし」
ほむら「もういいわ。ワルプルギスを越えたことで、わたしの目的は達成したようなものだもの」
杏子「仲間同士でギスギスしたくねぇんだよ、あたしもさやかも」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:19:05.18 ID:a50IdE4P0
さやさや
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:20:29.57 ID:ZIDTAW7h0
今度こそちゃんと支援するぞ
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:21:14.58 ID:H4MGT0rZ0
ほむら「……キュゥべえがまどかとの契約を諦めさえすれば、わたしもマミと仲良く出来るかもしれないけれど」
ほむら「あのキュゥべえが、まどかの事を諦めるとは思えないわ」
杏子「あたしもそれには同意かな……まどかには随分とご執心みてぇだし」
杏子「でも、考えてみろよ。マミは、あたし達の仲じゃ一番の腕前なんだぜ?」
ほむら「……」ピクッ
杏子「確かにほむらの方が歴は長いかもしんねぇけど……ほむらは、自前の武器なんてねぇだろ?」
ほむら「………」ピクピクッ
杏子「あたしもさやかも、タイマンじゃマミには勝てねえんだぜ?そんな貴重な戦力と対立してて、いいのか?」
ほむら「………もう、ワルプルギスの夜は倒したのよ。今後、一人で対応出来ないような魔女が現れることはないでしょう?」
杏子「頑固だな、ほむらも……」ポリポリ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:22:40.18 ID:Agl+OG+60
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:24:57.15 ID:H4MGT0rZ0
マミの家―――
杏子「……ってなわけで、交渉は決裂しちまった」
さやか「……」
マミ「別にいいわよ。お互い相性が悪いのに、無理して仲よくなる必要はないわ」
QB「そうだね。いつ背中から撃たれるかわかったものじゃないしね」
杏子「てめぇはちったぁ反省しろ!」
QB「きゅぷっ!?」
マミ「ちょっと、佐倉さんっ!キュゥべえに暴力を振るっちゃダメじゃないの!」
杏子「なんでマミはそこまでキュゥべえを庇うんだよ?」
マミ「だから言っているでしょう?キュゥべえはわたしの命の恩人なのよ。それを庇わないわけないでしょう?」
さやか「真実を全て知ってなおキュゥべえを庇うマミさんも結構だと思うけど……」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:28:23.90 ID:H4MGT0rZ0
ピンポーン
マミ「あら?誰かしら?」タッタッタ
杏子「……まどかしか、いねぇよな?」ヒソヒソ
さやか「タイミング悪いなぁまどかは……」ヒソヒソ
まどか「あれ、さやかちゃんと杏子ちゃんも来てたんだ」
杏子(やっぱり……)
さやか「う、うん。ちょっと、色々と取り込んでてね」
QB「やあ、まどか。どうだい?僕と契約する気は起きたかい?」
まどか「もう、わたしが契約する理由ないじゃない」
QB「そんなことはないよ。この宇宙の寿命を延ばす為には―――」クドクド
さやか・杏子(始まったよ……)
マミ「紅茶、淹れて来るわね」トコトコ
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:30:45.50 ID:K5UK1AW1O
ほむらちゃんワルプル超えたら時間停止できないからかなり弱体化するというのに…
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:31:14.69 ID:H4MGT0rZ0
QB「―――わかってくれたかい?」
まどか「もう何回も聞いてるから、聞き飽きたよ……」
QB「それじゃ、願い事を言うんだ」
まどか「だから、わたしは契約するつもりはないってば」
QB「むぅ……ほむらがいない今ならチャンスかと思ったけれど、やっぱりダメか」
まどか「そういえば、なんでほむらちゃんはいないの?このメンバーなら、いてもおかしくないのに」
マミ「え、えぇ……ちょっと、色々あったのよ」
まどか「?」
さやか・杏子・マミ(まさかまどかが原因でケンカしてるなんて言えないよな……)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:35:58.56 ID:H4MGT0rZ0
マミ「ねえ、キュゥべえ?」
QB「なんだいマミ?」
マミ「本当に、鹿目さんとの契約は諦められないの?」
QB「うーん……マミの頼みなら、聞きいれてあげたいと思うんだけどね。まどか絡みとなると、さすがにはいとは言えないかな」
まどか「大丈夫ですよマミさん。キュゥべえが諦めなくても、わたしの方で契約する気はありませんから」
マミ「それはいいのだけれど……暁美さんが、ね」
まどか「ほむらちゃん?」
杏子「キュゥべえの野郎がまどかと契約云々言い出すと、ほむらが怒るだろ?」
まどか「ほむらちゃん、わたしの為に今まで頑張ってくれてたんだもんね……」
さやか「こいつが諦めれば、話は全部丸く収まるんだよ」ギュゥゥゥ
QB「苦しいよ、さやか」
マミ「美樹さん?」
さやか「あ、ごめんなさい」パッ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:37:51.54 ID:jD3ZZF540
これはマミさんがどうしようもない人間っていうだけだろ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:40:50.29 ID:H4MGT0rZ0
まどか「でも、わたしとしてはやっぱりマミさんとほむらちゃんにも仲良くして欲しい、かな……」
マミ「わたしも、それが出来れば一番なんだろうとはわかっているんだけれどね……」
杏子「……おしっ!なら一度、本音で語り合える場を設けるべきだな!」
QB「本気で語り合える場?」
杏子「そうだ。とりあえず、ほむらをもう一度呼びだそう。さやか、頼めるか?」
さやか「はいはい了解」ピ ポ パ
プルルルル……ガチャ
ほむら『暁美ほむらです。現在、わたしは美樹さやかと話をする気が起きないので……』
さやか「……ちょっと、ほむら?」
ほむら『何よ……』
さやか「まず電話に出て開口一番それは何さ?」
ほむら『あなたが何を言って来るか、大体想像がつくもの。どうせ、マミの家にもう一度来い、と言いたいのでしょう?』
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:42:39.93 ID:K5UK1AW1O
一応命を助けられてるから、目の前で奪われそうな命とかに敏感になってそうだもんな
代わりが居るとはいえその個体それぞれに命はあるんだろうし
ほむらが我慢するという手もあるけどストレスで胃に穴が空きそう
マミ「こんばんはー鹿目さん! QB学会女子部の巴です!」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:44:52.93 ID:H4MGT0rZ0
さやか「まぁ、そうだけどさ……」
ほむら『先ほどまでケンカしていた相手と顔を合わせるのが、どれほど気まずい事かあなたにわかるのかしら?』
さやか「すごいよくわかるけど……」
ほむら『……それは失礼したわね。なら、わたしの返事もわかっているのではなくて?』
さやか「でも今、マミさんのウチにはまどかが来てるんだけど……」
ほむら『!? それを早く言いなさい!』ガチャ
さやか「あ、ちょっとほむら!?……切られた……」ツー ツー ツー
杏子「ほむら、なんだって?」
さやか「いや、まどかがマミさんの家に来てるって言ったらすぐに切っちゃって……」
杏子「……」
マミ「鹿目さんを引き合いに出したのは正解ね。暁美さんが、自分のいない場でQBと鹿目さんが顔を合わせるのを容認するわけないし」
まどか「あ、あはは……」
QB「わけがわからないよ」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:45:53.17 ID:K5UK1AW1O
やはりほむらはブレないな
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:48:19.44 ID:H4MGT0rZ0
ガチャ バタバタバタ――― バタンッ!!
ほむら「はぁ、はぁ……」
QB「やあ、早かったねほむら」
ほむら「まどか!?契約なんてしていないわよね!?」
まどか「だ、大丈夫だよ?わたしはもう契約するつもりなんてないから」
ほむら「そ、そうよね……」ホッ
マミ「インターホンも押さずに押しいるとはどういうつもりかしら?」
ほむら「別にいいでしょう?空き巣として来たわけでもないのだし」
さやか(あああああ……またも険悪な空気に……)
杏子(行けるのか、これ……?)
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:50:47.14 ID:Agl+OG+60
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:51:49.42 ID:CvqsVp7pP
あんあん
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:52:04.51 ID:H4MGT0rZ0
QB「……これは、どういうことかな?」
杏子「都合が悪くなった時に逃げられないようにしただけだろ?」
QB「いくらなんでもこれは酷いんじゃないかな」
さやか「あんたが逃げないって誓ってくれるなら、ほどいてあげるよ?」
マミ「ごめんね、キュゥべえ……あなたが逃げないと言いきれないわたしが悪いのよ……」ブワワッ
QB「心配しなくても、僕は逃げないよ。だから、この縄をほどいてくれないかな?」
杏子「心がこもってねぇな」
QB「前にも言っただろう?僕に感情はないからね、込めたくても込められないのさ」
さやか「……ホントに逃げない?」
QB「逃げないよ、もちろん」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 18:57:50.02 ID:H4MGT0rZ0
さやか「もう、しょうがないなぁ……」シュル
QB「ありがとう、さやか」タッ
杏子「言った側から逃げようとしたよな、今?」ガシッ
QB「いやだなぁ、ちょっとした冗談じゃないか」プラーン
ほむら「そいつは縄で永遠にくくりつけておくべきだと思うわ」
マミ「それはさすがにわたしが許さないわ。話し合いが終われば、解放してあげるからね?だから、今は少しだけ我慢してちょうだい」
QB「それなら、もう少し緩く縛って欲しいかな」グルグル ギュッ
まどか(なんだかキュゥべえが可哀想になってきたよ)ヒソヒソ
ほむら(あいつに心を許しちゃダメよ、まどか)ヒソヒソ
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:02:39.31 ID:K5UK1AW1O
インキュベーターの放し飼いはよくないよね
勝手に女の子を魔法少女にしちゃうし
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:04:14.85 ID:H4MGT0rZ0
杏子「……さて、これで準備は完了だな」
QB「吊るしあげられている僕を見て、誰も何も言わないのはどういうことだい?」
マミ「今回はキュゥべえの自業自得だから……さすがに、わたしも擁護出来ないのよ」
さやか「そんで?杏子はどういう考えなの?」
杏子「ああ。この場で、キュゥべえに誓いを立ててもらおうと思ってな」
QB「僕に誓いを?」
杏子「今後、キュゥべえの方からまどかに契約を持ちだすようなことは二度としない、って誓いさ」
QB「残念だけれど、それは出来ない相談だね」
ほむら「死にたいのかしら?」ジャコッ
マミ「あら?また無抵抗の者に手をあげるのかしら?」ギロッ
ほむら「……いいわ、今は吊るされているから見逃してあげる」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:06:58.21 ID:Agl+OG+60
>>41 「今日も紅茶が美味しいわ」のマミは魔女化の真実が分かるようになっても QBを許すようだ
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:07:45.37 ID:G1LcLRiS0
キュゥべえになりたい
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:11:14.48 ID:H4MGT0rZ0
杏子「もちろん、キュゥべえの事を考えて妥協案は用意してやる」
QB「聞こうじゃないか」
杏子「まどかの方が叶えたい願いがある的なことを言った場合にのみ、契約を持ちだしていいってことだ」
QB「それは、僕に不利じゃないのかな?」
さやか「あんたに選択できる権利があると思ってるの?」
QB「だって、まどかはもう契約するつもりはないんだろう?だったら、もし叶えたい願いがあったとしても僕にその話をするとは思えないんだ」
ほむら「あなたの立場を考えれば、相当な妥協案だと思うのだけれど?」
QB「それでも僕には不利だよ。首を縦に振ることは出来そうにないね」キュップイ
ほむら「……やはり、死にたいみたいね」ジャコッ
マミ「手を出そうとするなら、あなたも拘束しましょうか?暁美さん」
さやか(やっぱりダメっぽくない?)ヒソヒソ
杏子(言うな……あたしもそんな気がし始めてるところだ)ヒソヒソ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:12:53.14 ID:Agl+OG+60
大部分キュゥマミSSではマミが魔女化の真実が分かってからも QBは生命の恩人と同時に家族と許す. 今度一度だけは許してくれる
一部は今はあなたの顔を見たくない消えてくれ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:17:41.56 ID:H4MGT0rZ0
杏子「なら、なんならいいってんだよ?お前の話を聞こうじゃねぇか」
QB「それはもちろん、僕と契約して―――」
ほむら「させないと何度言えばわかるのかしら?」
QB「それ以外に僕が頷ける結果はない、と言いたいのにどうして最後まで言わせてくれないんだい?」
ほむら「節操ないからよ。わたしも、それで妥協してあげてもいいと思い始めているところだと言うのに」
マミ「そうね……確かに、キュゥべえが鹿目さんに契約を持ちだすことが無くなれば、暁美さんがキュゥべえに手をあげることもなくなるでしょうし」
QB「マミは僕の味方じゃなかったのかい?」
マミ「勘違いしないで欲しいのだけれど、わたしはあくまでキュゥべえに騙されたと思っているわけではない、と言うことよ?」
マミ「わたし以外の人は、当然あなたに騙されたと思っているでしょう?わたしも、それについて否定するつもりはないわ」
QB「僕には味方がいない状態っていうことか……八方ふさがりだね」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:21:25.56 ID:jD3ZZF540
そりゃ事情を知ってる人類は全員敵になるに決まってるだろ
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:21:52.35 ID:Agl+OG+60
幾多のキュゥマミSSを見たがいまだにこのネタを使ったキュゥマミSSはない
パターン1
マミ「あなた誰なの?」
QB「確かに “この僕” は、三時間ほど前まで君のそばにいたのとは別の個体だよそちらは暁美ほむらに撃ち殺された」
黒い魔法少女。暁美ほむら。あの女だけは、絶対に許さない。
まどか「わたしの願いでマミさんのそばにいた子を蘇生すれば、ほむらちゃんのこと許してあげられませんか?」
マミ「今日も紅茶が美味しいわ」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1304834183/1 パターン2
QB「うううっ……マミ、どうして、死んじゃったんだよ、マミを蘇らせて欲しい」
まどか「私の願い事はマミさんの蘇生。叶えてよインキュベーター!」
こんな感じの旧QB蘇生キュゥマミ魔法少女全員生存ワルプルギス撃破誰か書いてくれたらそれはとってもうれしいなって
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:25:43.84 ID:H4MGT0rZ0
まどか「えっと……わたしが、断固とした意思を持っていればいいんじゃないのかな?」
ほむら「どういうこと?」
まどか「キュゥべえに誓いを立ててもらうんじゃなくって、わたしが今この場で『キュゥべえとは契約しない』って誓いを立てればいいんじゃないのかな…って思うんだけど」
さやか「あー……なるほどね」
杏子「確かに、絶対契約しないって言いきれば、少しはほむらは安心出来るかもな」
ほむら「………うーん……でも、こいつは言葉巧みだから……いつか騙されることがないとも言いきれないわ」
QB「それはさすがに僕も困るよまどか。キミがそんな誓いを立ててしまったら、僕も契約を持ちかけづらいじゃないか」
ほむら「それならいいわね。まどかの誓い、ここでしてもらおうかしら」
QB「なんでそうなるのさ」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:27:14.06 ID:G1LcLRiS0
きゅっぷいきゅっぷい
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:31:26.59 ID:H4MGT0rZ0
まどか「えーと……コホン。それじゃ、改めまして……」
まどか「わたし、鹿目まどかは、今後何があろうとも、キュゥべえと契約は絶対にしないと言うことを、ここに誓います」
まどか「こ、これでどうかな……?」
ほむら「完璧ね。これで少しはわたしも安心できるわ」
マミ「そうね。暁美さんがキュゥべえに手を出すことがなくなれば、わたしも安心ね」
杏子「なんだ、割と簡単なことだったじゃねえか」
QB「僕には何一つおいしい話ではなかったよ」
ほむら「いいわね?まどかがこう言ったのだから、節操無く契約を持ちかけるのはやめなさいよ?」
QB「むぅ……誓いを立てられてしまっては、ホントに持ちかけづらいなぁ……」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:36:10.26 ID:H4MGT0rZ0
ほむら「それじゃ、マミ」
マミ「何かしら?」
ほむら「キュゥべえの事でカタがついたし、これからは仲良くしましょう?」スッ
マミ「!」
ほむら「言ったでしょう?わたしは、いがみ合うつもりはないのよ。こうして、わたしの欲しかった世界が手に入ったのだし」
ほむら「あなたさえよければ、今後は友好的な関係を築きたいわ」
マミ「……そう、ね」ギュッ
マミ「ええ、仲良くしましょう?暁美さん」ニコッ
杏子「ふぅ……これで、一件落着、か?」
さやか「だねぇ」
QB「そろそろ僕を介抱してくれないかな」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:42:35.91 ID:H4MGT0rZ0
翌日―――
マミ「だからなんど言ったらわかるのかしら?」
ほむら「そちらこそ、ずいぶんと押しつけがましいことを言うのね?」
ピンポーン
マミ「わたしには、あなたの目的なんてどうでもいいのよ。ただ、あなたがキュゥべえに手を出すのだけは許すわけにはいかないわ」
ほむら「あなたはキュゥべえを信じすぎ。そんなんじゃ、またいつか騙されるわよ?」
さやか「……出てこないね」
杏子「またほむらとケンカしてたりしてな?」
さやか「……ま、まさかぁ!と、とりあえずドア……」ギィィ
さやか「! 開いてる……」
マミ「―――だから……」
ほむら「―――あなたは……」
さやか・杏子「……まさか?」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:43:01.27 ID:IKbPcvWp0
きゅうべえ様を解剖してさしあげろ
血で血を洗う魔法少女バトルはまだですか?
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:47:27.14 ID:H4MGT0rZ0
マミ「もういっそあなたにも誓いを立ててもらった方がいいんじゃないのかしら?」
ほむら「わたしがキュゥべえに手を出さない、という誓いかしら?そんなもの、立てるつもりはないわ」
さやか「ストーップストップストップ!」
マミ「美樹さん?」
ほむら「杏子?」
さやか「なんで二人がケンカしてるのよ!」
マミ「暁美さんがまたキュゥべえに手を出そうとするから……」
ほむら「そこの淫獣が本格的に節操のない話ってだけじゃないの」
QB「やれやれ、人間は血気盛んだね」
さやか「あんたが原因なんでしょうがぁぁ!!」
終わり
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:48:22.28 ID:RuTu3WV30
何も締まってねえwww
乙
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:49:07.97 ID:G1LcLRiS0
乙乙乙
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:49:47.65 ID:LTcUtTJI0
乙
ケンカの部分が趣旨なんだろうけどQBを放置しろとかいうマミさんの主張が酷過ぎて
いまいちどっちもどっちという感じにはならなかったな
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:50:21.52 ID:H4MGT0rZ0
なんかイマイチになってしまった・・・
すまんかった、今日はもうダメかもわからん
驚くほど話が落ちてないな
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/02/17(金) 19:56:16.37 ID:CvqsVp7pP
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
ブリブリブリーッ!
QB「くせェ!」