1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
何処がいいの?
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 19:52:19.48 ID:oCN7L/Ty0
マクドナルド
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 19:52:55.76 ID:Xl9Xglj60
八百屋
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 19:58:38.75 ID:2Gun/w5z0
スイーツパラダイス
スタミナ太郎
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:17:20.54 ID:ch6gDBU40
俺「佐倉杏子ちゃんとデートに行くならどこがいいの?」
杏子「それを本人に訊くか……」
俺「どこ?」
杏子「う〜ん… あ、そうだ。まだやってないけど」
杏子「来月、世界のらん展やるから行きたいなぁ」
俺「……いいの?」
杏子「うん。ボルネオの青い蘭が来るんだ。きれいだぞ〜」
俺「女の子っぽくない?」
杏子「女の子なの!」
俺「ごめん、知ってる。詳しく」
杏子「詳しくって… や、やめろよぅ///」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:28:05.82 ID:ch6gDBU40
俺「あんこちゃん、デートしようか」
杏子「いいよ〜」
俺「どこ行きたい?」
杏子「歩きながら考えよう。行こっ!」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:32:25.49 ID:ch6gDBU40
杏子「晩ご飯の買い物するから、ジャスコ寄ってくでしょ?」
俺「そうだね」
杏子「今日な、猿回しが来るんだ。ついでに見てこうよ」
俺「いよいよもってデートって雰囲気じゃなくなってきたな」
杏子「いいんだよ! 恋人同士でかければ、どこでもデートなの」
杏子「まどかが言ってた」
俺「あの時の子か… ほむらちゃんも元気にしてるかい?」
杏子「うん。マミは受験でてんやわんやしてるけど、他はみんな普段とおりよ」
俺「そっか……」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:37:43.04 ID:ch6gDBU40
俺「マミちゃん中三だもんな……」
彼女より一つ年上の巴マミは受験生。
彼女は学校へ行っていれば、中学二年になっていたはずだ。
もうそろそろ、もっと刺激的な遊びを求めだしてもおかしくない年頃だった。
杏子「俺はいくつだっけ? もう30行った?」
俺「まだまだだよ。まだ若いの」
俺は彼女と10以上年のは慣れたキモオタだった。
もうそろそろ、もっと刺激的な遊びを覚えていてもいいはずの年になっていた。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:37:46.17 ID:Xl9Xglj60
なんかやべえなこのスレ
深淵を覗き込んだ気分だ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:40:32.96 ID:ch6gDBU40
杏子「そう言ってられんのも今のうちだけだよ〜」
俺「じゃあ、今のうちに楽しんでおこうか」
杏子「えっ…///」
息を飲んで、若干硬くなった杏子ちゃんと、手をつないだ。
手をつないで、いつものジャスコへむかう向かう道を、いつも通り歩く。
俺「こんなことしてられるのも、今のうちだけなんだよな…」
杏子「……そういうこと、言うなよ」
俺「ゴメン。でもさ、初めて会った時は、こんな付き合いになるとは思わなかった」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/26(木) 20:44:27.16 ID:ch6gDBU40
俺と彼女が初めて会ったのは、俺が出張で泊まった風見原のビジネスホテルでだった。
「全室リニューアルオープン!」と謳っているわりに部屋はカビ臭く、
バスルームからは落としきれない生ゴミのような匂いがする、廃墟のようなホテルでだった。
杏子「…あれ、この部屋のお客さん?」
そこへ勝手に住み着いていた浮浪者と、どういうわけだか今に至るまで付き合いが続いている。
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
杏子「不思議な縁だよなぁ」
俺「でも、終わらせたくない」
杏子「当たり前だろ! なに言って……」
俺「杏子ちゃん。ぼくさ、仕事で遠くに行くんだ」
杏子「……どこへ?」