1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
幼女「おにいちゃーん!」ばふっ
男「……」
巫女「男さん、朝ですよ」
男「起きたくありません」
幼女「もう、おにいちゃんたらーおきて?」ゆっさゆっさ
男「いやだ」
巫女「何を仰っているのです。お目をおどろかせ給へ!」
男「いやだ」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:29:30.39 ID:HM1/2wHh0
少女「…軍隊だったらバッター制裁でバコバコ決定」
男「……」
幼女「ふぇぇ…少女ちゃん、ぶたれたことあるの?」
少女「二回くらい」
少女「…これは生涯の恥だからあまり人に言わないでね」
幼女「う…うん。わかった。いわない」むぐむぐ
巫女「…男さん。軍隊に入られたらどうでしょう?」
男「起きるよりもっと嫌ですよ…」
3 :
忍法帖【Lv=8,xxxP】 :2012/01/09(月) 21:29:49.78 ID:T4Ih4K8x0
きたいしえんた
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:31:18.12 ID:HM1/2wHh0
幼女「わたしといっしょに天界にきて!」のものだけど
覚えているか?
約束通り書いたぞ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:34:06.36 ID:HM1/2wHh0
幼女「おにいちゃんが兵隊さんになったらかっこいいと思うのになぁ…」
巫女「ええ。一度だけでもよいので男さんのハキハキしている姿を見てみたいですね」
少女「…もてもてだよ。男さん」
男「へん、どーせ俺は冴えない顔したひねくれもやしでごぼう筋肉のヒキヒキニートですよ」
幼女「そんなことないよ!おにいちゃんはすてきだよ?」
巫女「私も、男さんは磨けば輝く原石だと思いますよ」
少女「……どんな人でも磨けば輝く」
男「あ…どうも…」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:35:48.64 ID:HM1/2wHh0
男「じゃなくて!てかどっから入ってきたんだよお前ら!」
幼女「合かぎ使って入ってきたのー」キラッ
男「いつ作った!?」
幼女「きのうだよ?えへへーおにいちゃーん」ばふっ
男「…はぁ」
男「とにかく俺は今日一日外に出るつもりはありませんから」
巫女「まぁ。それはまた何故です?」
男「宴やら何やらで疲れたからです」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:36:38.13 ID:+0uHzv820
地獄の底まで付いていきたくなけりゃ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:38:00.99 ID:HM1/2wHh0
巫女「困りました…今日のすけじゅーるはすでに立てられているのですが…」
男(う…)
男「またどっかにいく気で?」
巫女「はい!今回はとっても凄いところに行くのです!」wktk
男「とっても凄いところ?」
幼女「うんっ。少女ちゃんがつきそいにんになってくれるほどのところだよ!」
少女「…っ」シュビッ
男「ど…どうも。ご苦労さまです」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:40:14.99 ID:HM1/2wHh0
巫女「おそらくそこに参られれば男さんは現在の乱雑な生活を脱し心機一転する事でしょう」
男「まさか徴兵……?」
幼女「ううん…。ちがうよぉ…?」ユラリ
巫女「今回赴く所は、その様なものよりももっともっと恐ろしく…」
少女「空間たる空間に常に悲鳴が響きわたっている、」
巫女「そんな地獄のような……」
巫女「…否」
巫女「まさしく『地獄というところそのもの』に参るのですよーーッ!!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:41:34.46 ID:HM1/2wHh0
幼女「だからね、おにいちゃん…」じりじり
男「ぁ…ぁ、ぁぁ…」
幼女「あたしと…あたしといっしょに…」
幼女「あたしといっしょに地獄に行こぉおぉおおぉお!!」
男「ぎええぇええええぇぇぇぇええええっ!!」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:43:42.20 ID:HM1/2wHh0
男「と、悲鳴を上げてみたものの」
幼女「ありゃ?」
巫女「…拍子抜けです」
少女「……」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:45:45.85 ID:HM1/2wHh0
男「要するにこれから皆で地獄見学ツアーに行こうよってことなんだろう?」
幼女「そういうこと!」
少女「……」こくこく
男「それなら俺は別にいいけどさ。…でも1つだけ聞きたいことがある」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:47:52.80 ID:HM1/2wHh0
幼女「巫女さん、きいたっ!?」
巫女「はい、確かに聞きましたよ!」
幼女「お、おにいちゃんが、あのおにいちゃんが別にいいよってゆった!」
男「…は?」
幼女「おにいちゃんが!はじめてあたしにいいよってゆったんだよ!少女ちゃん録音できてる!?」
少女「…!!」こくこく!
幼女「いやーーっ!」ぴょんぴょん
男「なんで録音するんだよ!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:51:30.46 ID:HM1/2wHh0
男「それで巫女さん、地獄言く目的は何なんです?」
巫女「今回は男さんと幼女さまに社会科見学をして頂きたいのです」
男「社会科見学?」
巫女「はい。社会科見学です」
男「それはまたどうして…」
少女「…男さんと幼女ちゃんは天界以外の世界のお勉強もしないとダメなんだって」
幼女「きのうの夜にお父様に無理やり押し付けられたのー」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:54:30.28 ID:HM1/2wHh0
男「こ……これは断れない」
巫女「その通りです。男さんに拒否権は最初から存在しなかったのです!」
男「くっ」
少女「…男さんには、もう少し自分の立場をわかってほしいの」
男「うっ……」
男「わ、わかったよ。行くよぉ行けばいいんだろぉ…?」
巫女「はい。その通りです」
幼女「ふふっ、それじゃあ地獄にレッツゴー!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 21:58:19.57 ID:HM1/2wHh0
天界
天女「やあ、男じゃないか。久しいな」
男「あ、天女さん。どうもお久しぶりっす」
天女「うむ。今日はどういう要件でここに来たんだ?」
男「ああ、それが…」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:01:01.77 ID:HM1/2wHh0
幼女「あのね天女さん、きょうはね、おにいちゃんといっしょに地獄に行くの!」
天女「なんだ幼女これから死ぬのか。達者でな」
巫女「なにをふざけたことをおっしゃっておられるのですかっ!」
天女「あーれーぇ」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:03:48.61 ID:HM1/2wHh0
@@@
天女「なるほどー、地獄見学ツアーか」
巫女「つあーではなく一応お勉強なのですよ」
天女「そうかそうか、だから少女がそばに付いているのだな」
少女「…うん」
男「あの、巫女さん?」
巫女「はい。なんでしょう?」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:06:26.30 ID:HM1/2wHh0
男「地獄って護衛がいないといけないようなところなんですか」
幼女「あ、そういえばそうだよね。巫女さんどうなの?」
巫女「地獄といってもその種類は多種多様です」
巫女「気性が荒い鬼さんがおられる地獄や、反対に穏やかなデスクワーク鬼さんがいる地獄もあるのですよ」
幼女「へぇぇ…!」
男「なるほどなるほど」
男(…そういやいつだか巫女さんが鬼さんは公務員だ的なこと言ってたな)
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:07:43.99 ID:HM1/2wHh0
巫女「そもそも世界というのは天界、人間界、地獄界以外にも存在するのですよ」
男「えっ、この3つだけじゃあないんですか?」
巫女「はい。全部で六つ存在します」
幼女「どんなの?どんなの?」
巫女「そうですね。地獄界に行く前にざっと六道輪廻の世界をお教えしましょう」
天女「っえー、そういうのは学校の教室でやってほしいんだがぁー」
巫女「天女さんも少しは勉学にお触れ下さいっ」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:10:05.29 ID:HM1/2wHh0
巫女「えーおほんっ。まず世界というのは六つあると先ほど申し上げました」
男「うん」
巫女「それらは上から天界、人間界、修羅界、畜生界、餓鬼界、地獄界があるとされています」
男「へぇ。思った以上にいっぱいあるんだな」
幼女「あたししらなかった。巫女さん、それってどんな世界なの?」
巫女「はい。まずはここ天界からお教えします」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:12:40.18 ID:HM1/2wHh0
巫女「天界というのは六道の中でも最高位に属します」
巫女「我々天界人というのは寿命がとても長く、快楽に満ち、苦しみも伴いません」
巫女「ただし。天界はあくまでも六道輪廻の舞台の一環に過ぎませんので、天界人は不死ではありません」
男「巫女さんたちもいずれは死んじゃうのか…」
天女「そうだ。ただただ寿命がながいってだけだよ」
巫女「天界人は死ぬ直前に天人五衰と言った状態になります」
巫女「これは長寿の末に迎える死の直前に現れる5つの兆しのことで、からだが薄汚れたり汗かきになったり
精神的に不安定になったりします」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:13:46.50 ID:Wc9PWJ+U0
インなんとかさん思い出した
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:15:41.48 ID:HM1/2wHh0
巫女「次は男さんが住まう人間界ですよ」
男「おお、聞かしてください」
巫女「はい。人間界は地獄から数えて五番目に位置する世界です」
巫女「様々な苦しみ、悩みなどが混沌としている世界ですが、それと同じ位の楽しみもまた存在します」
男「アニメとかゲームとかがあるな、うん」
天女「だからといって苦しみから逃げてばかりではいけないんだぞ?」
男「う……。わかってますよ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:19:16.73 ID:HM1/2wHh0
巫女「ふふっ。それと悟りを開いて仏に成りうるという救いも置かれていますよ」
幼女「おにいちゃんがんばってほとけになって!あたし応援するよ!」
男「お、おう。頑張って悟り開くわ」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:20:11.52 ID:G7D4PdK80
待ってた
支援
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:22:46.13 ID:hjHmsuce0
誰か前のプリーズ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:23:21.43 ID:HM1/2wHh0
巫女「次は地獄から数えて四番目に当たる修羅界です」
男「もしかして教科書とかに載ってる阿修羅像とかが修羅人すか?」
巫女「はい。彼らは終始闘いを繰り広げ、争い合います」
巫女「苦しみや争いが耐えない世界ではありますが、それを乗り越えたり勝つことによって満たされることもある様です」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:27:22.55 ID:HM1/2wHh0
男「ふーん。そういや人間界も戦争とかでいつまでも争っているよな」
天女「修羅界が近いからな。程度は低いが似たところはある」
少女「…あなたたちがどうするかによって人間界は天界にも修羅界にも成りうるんだよ」
男「…そうか。ちょっと考えなきゃならないな」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:30:44.46 ID:HM1/2wHh0
巫女「次は地獄から数えて三番目の畜生界です」
男(フリーザ様「ちくしょう……ちくしょおおぉ…!」)
天女「それじゃない」
巫女「ここは前世で十悪業という殺生やオナニーなど淫らなことに耽る、いやらしいことばかり考える
という悪い行いをした者の中でも罪が軽いものが落ちるところです」
男「なん…だと」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:32:40.84 ID:HM1/2wHh0
巫女「やはり必要以上に簡単に手に入る快楽に耽るのはよくないですね」
男「」
幼女「? どうかしたのおにいちゃん?」
男「あ…あ、あぁぁ…。なんでもないぞ幼女…」
幼女「?」
少女「……?」
男(今日から過度なオナニーはやめよう…)
天女「ニタニタ」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:33:52.46 ID:ZYaNbiyiO
(;´Д`)ハァハァ
ふぅ…
A D S E N S E ク リ ッ ク し ろ
ゆとり速報(元ニュー速VIP)は
1月9日をもって死亡しました
新しいVIP、「天国板」に移住します
個人ニュースサイト・ブログ・雑誌でのスレの紹介禁止の板
天国
http://anago.2ch.net/heaven4vip/ なおVIP焦土作戦は半永久的に続行されます。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:35:31.83 ID:HM1/2wHh0
巫女「お次は地獄から数えて二番目の餓鬼界ですよ」
天女「ここに二人いるが」
幼女「よ、ようじょはがきじゃないもんっ!」
少女「わたし、その言葉は許せない」チャキ
天女「ちょ…っ。冗談だぜ兄弟…」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:38:48.75 ID:HM1/2wHh0
男「はあ。幼女はともかく少女ちゃんはこの年で准尉なんですよ?」
巫女「そうです。彼女は出世街道を駆け登っている秀才です」
天女「わ、わたしだって大神家の専属秘書だもん」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:41:52.36 ID:HM1/2wHh0
巫女「解説に戻ります。餓鬼界というのは先ほど述べた十悪業を犯した中でも中間の者が落とされます」
巫女「彼らは常に激しい空腹感、飢餓感に襲われています」
男「空腹感?」
巫女「ええ。何かを食べようとしても手に取った瞬間食べ物が火に変わって燃え尽きてしまうんです」
幼女「か、かわいそう…何も食べられないの?」
巫女「はい。ただし……その、えと…」
男「? どうしたんすか」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:44:18.32 ID:HM1/2wHh0
巫女「彼らには…その、一つだけ食べられるものがあるのです」
男「へぇぇ。それって?」
巫女「あ、あぁぅ…」
男「?」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:47:24.44 ID:HM1/2wHh0
天女「こいつは諸々の事情でいえない。のでわたしが代わりに言ってやろう」
男「は、はぁ」
天女「餓鬼が唯一口にできるもの。それは自分たちの糞尿だ」
男「……………」チラ
巫女「……」こくこく
男「ええええっ!」
少女「……き、きたない」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:50:06.86 ID:HM1/2wHh0
巫女「さ、さあ!だいたいの世界観が分かった所で今度は実際に六道輪廻の世界の一つである
地獄へ行ってみましょう!」
男「そ、そうっすね。そうしましょっか」
幼女「ううーんどんなところかな?鬼さんやさしいかな?」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:53:17.77 ID:HM1/2wHh0
少女「…わたしはあまりいい所ではないと思うの」
天女「そんなことはないぞ少女。治安は天界に負けないくらい良い」
少女「そうなの?」
天女「ああ。ただ罪人は腐るほどひしめいているが。それが悪いイメージを作っているんだろう」
天女「お前らのことはわたしが途中まで送っていく。付いて来い」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:56:19.32 ID:HM1/2wHh0
地獄の入口
天女「着いたぞ。ここが地獄の入口だ」
男「い、嫌な響き…」
少女「……雰囲気が重い」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 22:59:07.94 ID:HM1/2wHh0
幼女「うーん。もうちょっとあかるいおなまえにすればいいのにー」
天女「『ようこそ六道世界の一つ地獄へ!おみやげもあるよ☆彡キャピ』の方がいいか?」
幼女「うん!そっちのほうがかわいいもんっ」
天女「じゃあ今度閻魔に提案してくるわ」
巫女「やめてください…」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:00:59.68 ID:HM1/2wHh0
少女「…おみやげはどんなものがあるのかな」
男「閻魔たんストラップとかじゃないか?わからん」
天女「ふむ…。そろそろお前らの案内役の鬼が来るはずなんだが…」
鬼「すんませーん…!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:03:38.24 ID:HM1/2wHh0
少女「…!」
男「お、向こうからそれっぽい誰かが走ってきたぞ」
巫女「きっとあの方が案内役の鬼さんですね」
幼女「うわーい!ほんとの鬼さんだー!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:06:52.77 ID:HM1/2wHh0
鬼「ぜえ…ぜえ…すんません天女さんたち。遅れやした…」
巫女「いえいえ。私達も先程ここに着いたばかりですよ」
少女「…うん。あまり待ってない」
鬼「それは良かった…」ほっ
天女「お前。あれだけ腕に時計をしろと言ったはずだぞこら」
鬼「ひいいっ、すんませんすんませんすんませーん!」
男「…鬼より天界人の方がガラが悪いってどーなのよ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:12:21.71 ID:HM1/2wHh0
巫女「ええ。これは大変由々しき問題ですよ天女さんっ」
天女「…それは違うな」
巫女「え…?」
天女「性格は人種に左右されるものでは無い。日本人だからといって皆がみんな穏やかなわけではないだろう」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:15:06.66 ID:HM1/2wHh0
巫女「…あぅ、そう言われると…」
少女「……なっ」
幼女「み…巫女さんのお説教を、一撃で…!」
男「最強の拒絶タイプか」
鬼「あのー…行かないんなら俺帰りますけど」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:18:42.41 ID:HM1/2wHh0
巫女「い、行きます。もちろん行きますとも」
天女「ここで行かなかったらおっさんにせっきょうされちまうからな」
男(そ…それだけは避けないと)
鬼「わかりますた。じゃあ貴重品はそこのコインロッカーに入れて」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:22:51.94 ID:HM1/2wHh0
鬼「旦那はなにか預けておきたいもんはありますかい?」
男「俺は特に何も持って来てないから、いいかな」
幼女「ねぇねぇ巫女さん、きちょうひんって、なに?」
巫女「幼女さま。貴重品というのは所持金など、その人にとって重要なもののことです」
幼女「ふへぇー。じゃあいいかな。あたしお金あんまり持ってないし」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:25:47.75 ID:HM1/2wHh0
巫女「私はけーたいを預けておきます。世界が違うのでおそらく圏外でしょうし…」
少女「わたしもいい。…特になんにも持ってない」
鬼「あーっと…お嬢ちゃん。地獄は刑執行役の鬼以外は武器をもっちゃいけねー決まりなんですよね」
少女「………え?」
鬼「すまねぇけど、腰の拳銃と軍刀はあっちの預かり所に渡しておいていただきたいっす」
少女「…!!!」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:28:53.91 ID:HM1/2wHh0
少女「い…いや!」
鬼「へ?」
少女「刀はわたしの魂そのものなの…!だからこれは絶対に離さない…!」ぎゅううう
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:29:31.88 ID:Ir7dknHW0
支援
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:31:51.07 ID:HM1/2wHh0
鬼「あ、ありゃー。まさかの展開来ちゃったコレ…」
男「…あらら」
鬼「うーんまいったなぁ。それじゃあ見学は許可できないっすよ…」ポリポリ
少女「それならあたし、けんがくしない…!」
天女「おいおい少女。それじゃ幼女たちが困っちゃうだろうが」
少女「……でも、やなんだもん」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:34:20.71 ID:HM1/2wHh0
巫女「少女ちゃん?少しの間だけですから、鬼さんに預けていただきましょう?」
少女「いやっ、いやっ!絶対に離さないもん!絶対だもん!」じたばた
幼女「ふぁぁ…。少女ちゃんが大声でわがままをゆってる…」
天女「ほう、珍しいこともあったもんだな…」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:38:03.34 ID:HM1/2wHh0
天女「でもまぁ、わたしはこれは大体予測できていたぞ」
巫女「ええっ!?」
天女「少女。ここはわたしにまかせておけ」
少女「てんにょ…さん?」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:40:18.92 ID:HM1/2wHh0
巫女「天女さん、一体何をなさるおつもりです」
天女「まあまあ、とりあえず見てなって」
天女「おい鬼。今からわたしが大神に変わって特別な書付書く。からそれまで待ってろ」
鬼「へ?あ、はぁ…」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:41:18.59 ID:JGAr3dEG0
C
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:42:14.56 ID:HM1/2wHh0
男「書き付け?書付ってなんすか」
天女「今回だけは武装を認めてくれっていうのを書くんだよ」
天女「どら、サラサラっと」
カキカキ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:46:27.42 ID:HM1/2wHh0
天女「ほらお前。ありがたく頂戴しとけ」ピッ
鬼「はいはーい」
鬼「えーなになに?今回だけは武装を認めてねby大神専属秘書天女より」
男「極めて簡素な文面ですな…;」
巫女「こ、これで本当に通るのでしょうか…」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:49:01.34 ID:HM1/2wHh0
天女「おい鬼、最後の判印を目ン玉ひんむいて良く見ろ」
鬼「んー?どれどれ」
鬼「!!」
鬼「こ、これは大神さまを表す朱印…!」
天女「……」ニヤァ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:51:00.04 ID:HM1/2wHh0
鬼「というわけで今回だけは特別措置を取らせて頂きますたよ」
天女「よろしくって」
巫女「ま、まさか本当に規制をすっ飛ばせるとは…。驚きです」
幼女「天女さん、すごい!」
天女「むっふっふー、それほどでもあるがなぁー」
少女「かたな…離さなくていいの…?」
男「うん。なんだかそうなったみたいだよ」
少女「あ…あの、ありがとう天女さん」
天女「いいってことよ」ハッハッハ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:54:26.56 ID:HM1/2wHh0
鬼「うんじゃあ早速旦那たちを地獄へ案内いたします」
男「どうやって地獄に行くんですか?」
鬼「天界は釣り糸を使いますよね。んでも地獄は下にありますから…」
鬼「この巨大滑り台でスーッと一気に降りていくんすよ」ジャーン
男「え、ええ!?」
幼女「きょだいなすべりだい!?」キラキラ
少女「…!!!」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/09(月) 23:58:16.28 ID:HM1/2wHh0
幼女「す、すごいよおにいちゃん!きょだいなすべりだいだよ!?」グイグイ
男「そ、そうだなー。これはちょっと予測できなかったなー」ガクンガクン
少女「…!…!」どきどきわくてか!
巫女「ふふっ、少女ちゃんたら。楽しそうで何よりです」
少女「! べ、べつに少女は滑り台が楽しみってわけじゃないもん…!」
巫女「またまたー。目は口ほどに物を言うと申します」
少女「………ぁぅ」
鬼「ささっ、まずは旦那から順にすべって行ってくだせえ」
男「あ…は、はい」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:02:56.20 ID:Nof0wA5m0
ヒョオオオオ…
男(う…。下が真っ暗で何も見えない…)
男(は、初めてのウォータースライダーより断然怖い…!)ガクガク
男(お、俺には無理だ。まずは幼女に滑ってもらおう…)
鬼「? 旦那、どうしたんで?」
男「あ、あの鬼さん。まずは俺からじゃなくて幼女たちから…」
幼女「もーなにやってるのおにいちゃん。早く行ってよほーら!」どんっ
男「なっっっ!?」
男「ぎぃいぃいやあぁああああっぁっぁぁぁあああああああ!!」ビュオオオオオ
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:04:52.38 ID:Nof0wA5m0
第一の地獄 等活地獄
幼女「いえーーい!」シャーッ
少女「やっほーー…!」
巫女「あわばばばばb」
男「」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:07:03.15 ID:Nof0wA5m0
幼女「よいしょっと…。とうちゃーく!」
男「」ビクンビクン
幼女「ふぇぇ、ここが地獄かぁ。なんだか火山の地下洞窟みたいなところだね」
男「あ…ぁはぁ、しょうだな…」
少女「や、や、幼女ちゃん滑り台から降りてぇぇ…!」
幼女「ふぇ?…きゃあっ!」
ゴッツーン!
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:09:50.19 ID:Nof0wA5m0
幼女「あだだ…」
少女「よ、幼女ちゃん大丈夫…!?」
幼女「う、うん…なんとか」
少女「…ごめんなさい」
幼女「ちがうちがう!わるいのはあたしだよ少女ちゃん」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:14:05.47 ID:Nof0wA5m0
男「お前ら早くそこからどかないと巫女さんが来るぞ…?」
少女「え」
巫女「ぁぁあああどいてくださいどいてくださいぃぃ!」
ゴンッ
幼女「ぎゃっ!」
少女「」きゅう
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:16:49.54 ID:Nof0wA5m0
@@@
鬼「さってようやく地獄に到着したわけですが」
幼女「…」
巫女「…」
少女「…」
鬼「…到着早々いきなりたんこぶに青アザっすか」
男「あっはっは、大丈夫ですよ。強制連行のバチが当たっただけですよ〜」ヘラヘラ
幼女「…お、おにいちゃんめ〜……」
少女「……ゆるすまじ」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:20:45.23 ID:Nof0wA5m0
鬼「皆さん、気を取り直して地獄見学ツアーを開始しましょう」
幼女「おー!」
男「おー…」
少女「おー」
鬼「えー、まずー…」
鬼「地獄のいろははお世話役の巫女さんが教えてくれるらしいんで、そっちをよく聞いてくださいねー」
巫女「はい。私が極力わかりやすく説明しますので、皆さんよく聞いてくださいね」
男「わ、分かりました」
幼女「鬼さんはどうするのー?」
鬼「あっしは地獄の道案内を担当させていただくっす」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:22:55.81 ID:Nof0wA5m0
巫女「では、早速ここの地獄の説明に入らせて頂きます」
幼女「うんっ」
男「はいです」
巫女「まず、世界は大きく分けて六つ存在すると以前にお教えしましたが」
巫女「なんと地獄というのは全部で八つ存在するのですよ」
幼女「ええっ?」
巫女「さらにその八大地獄の周囲にも十六小地獄という小規模な地獄が存在します」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:27:11.26 ID:Nof0wA5m0
男「じゃあ…地獄っていうのはそれらを全部ひっくるめた呼称なんですね」
巫女「その通りです」
少女「へー…。ここはなんて名前の地獄なの?」
巫女「ここは等活地獄といいます。主に殺生をした者がここに送られます」
鬼「たとえ対象が人間以外であったとしてもいずれ懺悔しなければいけねえんですよ」
男「へぇぇ…」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:31:07.02 ID:Nof0wA5m0
巫女「この地獄は罪人全てに剣を持たされ、罪人同士で殺し合いをしなければなりません」
男「…なっ」
幼女「うわ、こわい…」
少女「……バトルロワイヤル」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:34:49.80 ID:Nof0wA5m0
男「そ、それじゃあ武器を持たずに参加しないとどうなるんですか?」
巫女「その場合は獄卒鬼の皆さんによって粉々にされてしまいます」
巫女「ちなみに罪人さんたちが転生するには人間界で言う1兆6653億年経たないといけません」
男「げぇぇぇ…」
幼女「そ…そんなにこわいところをいまから見学するの…?」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:37:16.86 ID:Nof0wA5m0
巫女「いいえ。今回は特別に全地獄にお休みの措置がとられています」
巫女「なので、彼らの刑執行真っ最中の姿は見ずにすみますよ」
幼女「よ…良かった……おにいちゃーん…」トテテ
男「こ、こら幼女。こんなとこでくっつくな…」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:40:00.14 ID:Nof0wA5m0
鬼「んー。とはいえ、地獄では罪人に休みの時間をとらせるわけにはいかねえんです」
鬼「なんで収容している間にも罪人に苦痛を与えられるようにされてます」
少女「…?例えばどんな…?」
鬼「牢屋の地面が鉄板のように熱くなったり、電撃が流れたりするようにされました」
少女「……かわいそう」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:42:20.55 ID:Nof0wA5m0
鬼「確かに可哀想であるかも知んねえですが、それに値するくらいの罪を他世界で犯したんですぜ」
巫女「私達天界人だって、地獄に行く機会は十分にあるんですよ」
幼女「ふぇぇ…」
巫女「反対に、罪人さんたちも再判で許しがもらえると餓鬼界に格上げされたりもします」
少女「なるほど…」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:44:55.04 ID:Nof0wA5m0
男「まぁ、いずれにしても悪いことはしちゃいけないってことなんだな」
幼女「…あたし、きょうからちゃんとお勉強するよ」
巫女「ふふっ、それでは次の地獄へ行きましょう。鬼さん、道案内宜しくお願い致します」
鬼「あいさー」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:47:40.68 ID:Nof0wA5m0
第二の地獄 黒縄地獄
鬼「ここが第二の地獄。『黒縄地獄』でさぁ」
男「…移動はやっぱり滑り台だったな」
幼女「ふう。たのしかったぁ」
少女「…でもなんで滑り台なの?」
鬼「滑り台なら地獄と地獄の間まであっという間ですし、電気も必要ないっすからね」
少女(………省エネ)
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:51:24.06 ID:Nof0wA5m0
男「ここの地獄は地面が鉄みたいだな」
幼女「あ、ほんとだ。かちかちー」
巫女「ここは黒縄地獄といって、殺生の上に盗みを繰り返していると送られるところです」
男「盗みか…」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:54:22.88 ID:Nof0wA5m0
巫女「皆さん、あそこに鉄の山があるのが見えますか?」
男「あ、うん。見える見える」
幼女「おっきいねぇ〜…」
少女「…?なんだか山と山の間に縄がいっぱい貼られてるね」
幼女「ほんとだ。サーカス団の綱渡り舞台みたい…」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:56:01.85 ID:Nof0wA5m0
巫女「幼女さまの仰るとおり、あれは罪人が鉄を背負って渡らさせられる黒縄です」
幼女「えっ」
巫女「あの縄から罪人は縄から落ちて砕ける、あるいは鉄の鼎に突き落とされて煮られてしまいます」
男「うわわ…地獄だ…」
少女「…実際にここは地獄なの」
男「そういやそうだ…」
鬼「まさに地獄だ。とはよく言ったもんですなぁ」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 00:58:11.25 ID:Nof0wA5m0
巫女「因みにこの黒縄地獄での苦しみは等活地獄の十倍にあたります」
少女「…ここでの寿命はいくつ?」
巫女「ここでの罪人の寿命も約九倍の約十三兆年ですよ」
男「じゅ…じゅさんちょ……?」
幼女「もうわけわかんないよぉ…」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:00:05.75 ID:Nof0wA5m0
第三の地獄 衆合地獄
巫女「ここの地獄は衆合地獄といって、先の黒縄地獄の十倍の苦しみを味わうことになります」
男「ま、またか」
少女「じゅうばいのじゅうばい…」?
巫女「寿命は106兆年だそうですよ」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:02:41.50 ID:BhyQK6240
このまえの続きか
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:04:30.23 ID:Nof0wA5m0
鬼「衆合地獄は主に殺生と盗み、自慰や買春等で淫らなことを繰り返した者が落ちてくるっす」
男「…」
少女「……///」
幼女「ねえねえ巫女さん。じいってなあに?」
巫女「そ…それは次回のお勉強でお教えいたしますね…!」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:05:52.50 ID:u70DOd6c0
幼女「続きは天国で」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:06:36.56 ID:Nof0wA5m0
鬼「まあ自慰なんかは生物として仕方ねえことですが、過度にやってるとやっぱ良くねえんですな」
男「………………」
少女「…男さん、汗がすごい」
幼女「お、おにいちゃん!?まさか心当たりがあるの!?」
男「ま、ままままさかぁ!心当たりなんて無いよ俺紳士だもんねっ」
幼女「???」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:08:30.22 ID:Nof0wA5m0
巫女「系の内容は各地にある鉄の山が崩れて圧死したり、それを逃れた罪人を鉄の巨象が踏み潰す内容となっています」
男「うへぇ…」
巫女「幼女さま、あそこに剣の葉の林があるのが見えますか?」
幼女「うーん…。あ、あった!」
少女「…木の上に美人な人が立ってるね」
幼女「あっ、ほんとだ」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:09:54.08 ID:Nof0wA5m0
巫女「あそこにおられる美人さんが罪人を誘い、剣の木を登らせるのです」
鬼「……あとは分かるでしょう?」
男「あ、あんな危ない木に登ったらズタズタですよ…」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:12:27.61 ID:dUy67GFg0
移住連呼厨が荒らしていますが移住連呼厨の正体は
まとめサイトを潰そうとする
チョンマスゴミです
ss書きのみなさんやssファンのみなさんはチョンマスゴミに騙されぬようにしましょう
このままではssはまとめサイトに乗らなくなってしまいます
せっかくの作品が誰にも読まれなくなるのです
vipやtwitter、mixiで移住連呼厨の工作を団結して阻止しましょう!
_|__|_ ___ -―フ _|__|_ ___ -―フ
ノ \ | \ | \ / ∠ ノ \ | \ | \ / ∠
X | | | | / ) X .| | | | / )
/ \ | | \i \ ○ノ ,/ \ | | \i \ ○ノ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:13:26.91 ID:Nof0wA5m0
幼女「おーーい、美人さーーん!」
美人「ニコニコ」
少女「…あ、手を振ってくれた」
幼女「ありがと美人さーん!」
美人「…!…!」←お勉強頑張っての仕草
94 :
アドセンス広告クリックしろ絶対だ:2012/01/10(火) 01:13:53.15 ID:aNbF/RD+0
>>56,6,22,38,38,84,25,91,39,72,83,19,70,38,40,17,78,34,3,70,75,74,98,48,2,58,40,81,52,13,96,7,18,18
>>55,2,69,46,40,41,28,59,10,66,98,26,43,32,29,13,6,3,11,53,4,69,93,84,20,5,80,27,23,98,72,78,99,40
>>39,81,51,97,90,17,95,16,60,26,45,72,31,47,82,84,50,50,76,34,70,81,14
95 :
アドセンス広告クリックしろ絶対だ:2012/01/10(火) 01:14:48.59 ID:aNbF/RD+0
>>6,34,37,58,91,59,40,10,72,29,39,40,27,48,39,24,66,19,12,40,58,99,64,23,29,83,47,3,6,45,92,11,78
>>69,68,88,8,78,59,37,17,98,63,64,37,87,30,55,99,70,13,97,33,36,26,15,82,28,20,26,20,30,4,49,98,72
>>6,50,94,43,66,92,6,30,28,92,59,83,90,28,95,86,60,30,11,75,12,39,95,38,59
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:15:27.61 ID:Nof0wA5m0
第四の地獄 叫喚地獄
巫女「ここは叫喚地獄といって、殺生、盗み、邪淫、飲酒等を行った者が送られる地獄です」
男「叫び喚く。ってことですか」
鬼「んです。罪人が四六時中叫んでいるのでこの名前がつきました」
幼女「ここではいったいどんなことされるの?」
巫女「叫喚地獄では寿命は852兆年。焼けた鉄汁を飲まされたり焼けた鉄城に監禁されます」
男「……やっぱり地獄だ…」
97 :
アドセンス広告クリックしろ絶対だ:2012/01/10(火) 01:15:34.15 ID:aNbF/RD+0
>>71,60,35,71,56,67,23,58,88,88,51,59,76,90,34,8,15,63,88,58,36,7,2,73,46,96,82,95,17,17,60,87,76
>>58,31,60,80,88,48,67,39,6,42,28,40,50,43,3,37,100,38,44,2,11,89,98,93,84,15,9,43,1,85,37,58,16,96
>>4,44,4,43,49,46,71,89,95,13,91,32,13,29,75,14,40,63,12,33,46,26,42,89
98 :
アドセンス広告クリックしろ絶対だ:2012/01/10(火) 01:16:21.33 ID:aNbF/RD+0
>>71,60,35,71,56,67,23,58,88,88,51,59,76,90,34,8,15,63,88,58,36,7,2,73,46,96,82,95,17,17,60,87,76
>>58,31,60,80,88,48,67,39,6,42,28,40,50,43,3,37,100,38,44,2,11,89,98,93,84,15,9,43,1,85,37,58,16,96
>>4,44,4,43,49,46,71,89,95,13,91,32,13,29,75,14,40,63,12,33,46,26,42,89
>>64,65,60,46,80,75,31,90,79,71,56,32,64,85,87,28,51,20,90,82,99,93,60,40,6,80,79,11,47,57,23,10,21
>>55,1,58,86,90,37,57,45,68,20,30,54,47,80,74,37,62,72,29,22,11,35,2,90,45,48,46,68,57,66,50,12,66
>>98,56,43,54,100,10,73,30,63,20,10,36,56,71,8,84,92,19,18,94,8,63,41,53
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:16:54.05 ID:Nof0wA5m0
少女「…でも、所々にやけどを冷やせる池があるね」
幼女「ほんとだー。綺麗なお池だねー」
男「なーんだ、ちょっとは良心的じゃないか叫喚地獄」
鬼「旦那、あれは高熱の鉛池っすよ」
男「ええっ!?」
巫女「綺麗な池と思って飛び込む罪人が後を絶たないそうです」
幼女「う…うらぎったのね…」
鬼「す、すんません…」
100 :
アドセンス広告クリックしろ絶対だ:2012/01/10(火) 01:17:10.24 ID:aNbF/RD+0
>>90,43,30,30,36,42,17,81,10,84,91,80,98,77,6,79,23,98,55,81,67,18,11,62,5,4,55,84,39,18,2,28,60,31
>>96,73,74,76,82,58,67,62,55,43,67,33,65,64,87,46,30,5,56,92,10,59,47,94,97,64,96,25,23,27,82,18,99
>>94,81,13,60,43,68,3,9,100,67,73,87,12,3,92,67,95,2,26,41,95,23,4,90,47,27,16,29,45,15,84,39,96,97
>>38,64,1,47,64,67,19,50,79,22,42,46,17,43,71,57,38,93,61,28,40,88,43,68,32,58,52,71,53,48,69,90,11
>>37,74,36,56,24,14,77,65,60,93,8,31,50,45,23,10,72,63,97,15,30,29,73,82,99,25,29,67,15,40,36,52,13
>>7,37,85,84,2,44,76,9,74,26,54,97,36
気にせず続けてくれ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:18:55.16 ID:Nof0wA5m0
巫女「ここの次に大叫喚地獄という、苦痛を大規模にした地獄があるんです」
少女「…バージョン2?」
巫女「わかりやすく言うとそうですね」
鬼「人間界で言われている釜茹で地獄っていうやつは大叫喚地獄にありやすぜ」
男「へえ。地獄って言ったらやっぱり釜茹でだよなぁ」
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^Λ_ヘ
ザッ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ ザッ
/\___/ヽ /\___ /\___/ヽ _/ヽ /\___/ヽ
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「天国に行きます」 「
http://anago.2ch.net/heaven4vip/」 「天国に行きます」
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:21:04.78 ID:Nof0wA5m0
巫女「ちなみにそこでの寿命は6821兆1200億年ですよ」
幼女「…一体何回誕生日をむかえればいいの」
少女「6821兆1200億回」
幼女「うぇぇぇぇー…」ガンガン
鬼「これは豆知識ですが、誕生日のたびに灼熱誕生日ケーキが送られます」
男「い、いらねぇ…」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:23:31.14 ID:Nof0wA5m0
鬼「さ、こっからは大叫喚地獄と焦熱地獄をすっ飛ばして一気に大焦熱地獄まで降りますぜー」
幼女「おーっ!」
少女「らじゃー」
男「え?その焦熱地獄ってのは見学はしないんですか?」
巫女「焦熱地獄と大焦熱地獄は規模が違うだけで中身は大体同じです。時間の関係上とばさせて頂きます」
男「あっ、そうですか…分かりました」
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:24:34.14 ID:9X2e2oqN0
この輪廻って絶対人間界の人数足りなくなるよな
広
告
ク
リ
ッ
ク
し
ろ
ア
ド
セ
ン
ス
ク
リ
ッ
ク
し
ろ
|ス|
|テ|
|マ|
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:26:22.64 ID:Nof0wA5m0
大焦熱地獄への入り口
幼女「えへへーまたまた滑り台かぁ〜♪」
男「いい加減ケツが痛くなってきたよ…」
少女「……おしりが磨耗しちゃう」さすさす
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:27:34.17 ID:+KAWdCPF0
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:27:55.06 ID:Nof0wA5m0
鬼「ところがどっこい。大焦熱地獄まで滑ってたら何時間もかかっちまうんです」
巫女「なのでここからは滑り台を使わないんですよ」
幼女「えぇえ〜!そんなぁーっ!」
男「それじゃあ代わりに使うのはエレベーターか何かですか?」
鬼「うんにゃ。それでも時間がかかりやす」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:28:51.38 ID:Nof0wA5m0
少女「…それじゃあどうするの」
鬼「時間がかかるのでそのままで穴に真っ逆さまに飛び降りるんでさ」
少女「…………」
男「えええ!?」
幼女「いやったー!地獄のジャンピング大会開幕だーっ!」
男「全然嬉しくねぇぇぇ!」
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/ ステマ速報は無事に /
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/ ありがとうございました ./
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113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:32:40.97 ID:Nof0wA5m0
鬼「で、これが大焦熱地獄まで続く大穴です」
ヒュオオオオオオオ…
男「あわqばばばばばば」ガクガク
幼女「おー。これはいい大穴ですなー」
鬼「でしょうー?」
巫女「ふ、深すぎて先の獄炎の光が届いてませんね…」
少女「…まさに落ちがいがあるというもの」
男「ない、ない、ない」
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:37:35.86 ID:Nof0wA5m0
鬼「じゃあ、早速降りてみましょっか。旦那」
男「い、いや俺は後で…てか最後にしますよ…」
鬼「なーにいってんすか。後先関係なく最終的には落ちるでしょう」
少女「…遅いか、早いかだけ」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:39:32.91 ID:lhWG68jFO
C
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:40:55.40 ID:Nof0wA5m0
男「で…でも……」
ヒュオオオオオ
男(ふ、深い。深すぎる……)
男(…やっぱり俺は最後に飛び降りよう)
男「なあ幼女。やっぱ俺は一番最後に降り」
幼女「もーなにやってんのおにいちゃん。ほーらっ!」どんっ
男「へ?」
少女「………あ」
男「ようじょてめえぇえぇえええぇぇぇぇぇぇぇぇ……!」 ヒューーーン
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:41:28.17 ID:m1Vvp+YrO
これ見終わったら幼女探しに天国に旅立つか
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:43:47.13 ID:Nof0wA5m0
第七の地獄 大焦熱地獄
男「…し、死ぬかと思った」ゼェゼェ
幼女「あははっ。おにいちゃんったら最初から最後まで叫びっぱなしだったね」
男「おまえは最初から最後まで嬉々とした叫びをあげてたなおい」
幼女「えへへ…だっておもしろかったんだもん」
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120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:48:19.07 ID:Nof0wA5m0
巫女「ここは殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、尼僧・童女への強姦等をすると落とされる地獄です」
男「へっ…」
幼女「すご…」
少女「……そんなに犯罪まみれの人なんて、いるのかな」
鬼「そりゃあもう呆れるほどいますよ。毎日毎日何人も落ちてきますぜ」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:50:45.17 ID:lhWG68jFO
C
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:52:48.86 ID:Nof0wA5m0
男「それにしてもすごいところだなここ」
幼女「うっ…。あ、あつい…」
少女「…見て。向こうにすっごく大きな火の海がある」
グオオオオオオ
男「おぉ……」
巫女「この大焦熱地獄では罪人は業火で熱した棒で叩かれ、口から尻まで鉄串で突き通された上、
火であぶり焼かれ、最後にあの広大な火の海へ投げ落とされます」
巫女「炎も、今までの地獄の炎が雪のように冷たく感じるそうです」
男「あ…あ…あぁははは」
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124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 01:58:19.10 ID:Nof0wA5m0
巫女「それと。向こうの遠くで燃え盛っている炎の海がありますよね?」
男「は、はい」
巫女「あの炎は最大で高さ3,500km、1,400kmまでのぼるんです」
男「」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:02:41.77 ID:lhWG68jFO
ほ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:02:52.62 ID:Nof0wA5m0
巫女「あまりにもの苦痛で罪人の叫び声が21,000km先まで聞こえるそうです」
男「うっは…」
巫女「更に。ここでの刑期は『一辺が7kmの正方形の巨大な岩を綿で優しく払って石が磨耗して消滅するまでの年月』と
言われています」
男「」
幼女「」
少女「」
鬼「実際にはあちこちの地獄で叫んでっから何処の悲鳴かもわからんですけどね」
男「そ………うですか」
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128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:04:57.64 ID:Nof0wA5m0
巫女「さてさて、ここまで来たら最後は第八の地獄です」
鬼「ふう。順調に進んでよかったっす」
巫女「ええ」
男「…そ、その地獄は一体どんな事するところなんですかね?」
巫女「それは行けば時期にわかることでしょう」
幼女「罪人さんは、いつまでそこでくるしまなければいけないの?」
鬼「それも、行って説明を聞けばすぐわかるですぜ」
少女「……もう予測もできない」
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:06:17.26 ID:Nof0wA5m0
鬼「んでは、最後の大地獄『無間地獄』まで案内いたしやしょう」
幼女「いどうはまた大穴ですか?」
鬼「いんや。ちがうんだぜ嬢ちゃんさん」
幼女「ええ?こんどは一体どうやって下に行くの?」
鬼「大穴からまともに落ちてたら下に着くまで2000年経っちまうんだ」
幼女「に、二千年!?」
鬼「そう。んだから一瞬で下に着くことのできる特殊なドアをつかうんですよ」
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:06:49.80 ID:lhWG68jFO
Cた
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:09:55.51 ID:Nof0wA5m0
鬼「これがその特殊なドアでさあ」ジャン
男「い…至って普通のドアですな」
幼女「そうだね…」
少女「…もっともっとすごいドアかと思った」
鬼「落ちる速度で二千年かかる距離をあっという間にいけちゃうんすよ?」
巫女「それだけで十二分にすごいものだと思います」
少女「…それはそうだけど」
鬼「はは、そんでは皆さん開きますよ?」
ガチャ
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:11:58.62 ID:Nof0wA5m0
第八の地獄 無間地獄
鬼「さあ着きますたぜ」
幼女「わぁぁ…」
男「針山に大釜、剣樹とか鉄山とか今まで通った地獄で見たものが全部あるな…」
少女「…圧観」
鬼「ここが地獄一深いところにある無間地獄でさぁ」
''';;';';;'';;;,., ザッ
''';;';'';';''';;'';;;,., ザッ
ザッ ;;''';;';'';';';;;'';;'';;;
;;'';';';;'';;';'';';';;;'';;'';;;
vymyvwymyvymyvy ザッ
ザッ MVvvMvyvMVvvMvyvMVvv、
Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^−^Λ_ヘ^Λ_ヘ
ザッ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ ヘ__Λ
__,/ヽ_ /ヽ__,.ヘ /ヽ__,.ヘ _,.ヘ ,.ヘ ザッ
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「天国に行きます」 「
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136 :
◆ZMWgZlllMDeP :2012/01/10(火) 02:12:53.27 ID:vsu4eUBg0
しえん
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:15:06.21 ID:Nof0wA5m0
巫女「えーおほんっ。それではここ無間地獄の解説をしたいと思います」
巫女「この無間地獄は殺生、盗み、邪淫、飲酒、妄語、尼僧童女等への強姦、父母殺害、聖者殺害を
犯したものが落ちる地獄です」
男「……そこまでやったらもう人間じゃあないですよ…」
少女「というより、やろうと思っても絶対にできないよね」
幼女「ほんとうにそこまで罪を犯したひとたちがいるの?」
鬼「ええいますとも。ごったがえすほどにね」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:18:29.29 ID:Nof0wA5m0
巫女「無間地獄は前の七大地獄並びに八寒地獄や十六小地獄など別処の一切の諸苦を以て一分として、その苦は1000倍もある
と言われています」
巫女「剣樹、刀山、湯などの苦しみを寸分・刹那なく受け続け、背丈が28km、64の目を持ち火を吐く奇怪な鬼に炎で身を分解され、
強靭な鬼たちに舌を抜き出されて100本の釘を打たれ、毒や火を吐く虫や大蛇に責めさいなまれ、熱鉄の山を上り下りさせられます」
男「あひゃわばばばばばば」
幼女「す…すごい…」
少女「…もう鬼さんたちは何してもおーけーだね」
巫女「これまでの地獄さえ、この無間地獄に比べれば夢のような幸福だと感じるようですよ」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:19:12.40 ID:Nof0wA5m0
男「それで、罪人さんたちの刑期は…?」
巫女「1中劫です」
男「…へ?」
幼女「いちちゅうごう…?」
少女「…ってなに?巫女さん」
広
告
ク
リ
ッ
ク
し
ろ
ア
ド
セ
ン
ス
ク
リ
ッ
ク
し
ろ
|ス|
|テ|
|マ|
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:20:59.28 ID:Nof0wA5m0
巫女「一中劫とは、この人寿無量歳なりしが100年に一寿を減じ、また100年に一寿を減ずるほどに、人寿10歳の時に減ずるを
一減といいます」
巫女「また10歳より100年に一寿を増し、また100年に一寿を増する程に、8万歳に増するを一増といいます」
巫女「この一増一減の程を小劫として、20の増減を一中劫というのですよ」
幼女「ひゃっほー」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:22:22.36 ID:lhWG68jFO
なるほどわからん
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:23:08.76 ID:Nof0wA5m0
男「つ…つまり?」
巫女「わかりやすく例えると、『一辺が7kmある正方形の巨大な岩を、100年に一度雲の合間からお釈迦様が
現れて岩の天辺を綿棒の先で軽く払うという行為を続けて岩が磨耗して消滅する時間』」
巫女「よりも長い年月とされています」
男「全然わかりやすくねぇぇぇ!」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:25:44.67 ID:Nof0wA5m0
巫女「以上が地獄界における八大地獄の全体的な背景です」
少女「…………」??
男「はぁっ、はぁっ…。俺、巫女さんの説明ちゃんと聞いてましたけど何がなんだか…」
幼女「うわーい」
男「…幼女においては訳がわからなくなって頭がパンクしてるし」
145 :
AdSenceクリックお願いします:2012/01/10(火) 02:26:24.01 ID:rFu0vOjU0
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:28:41.38 ID:Nof0wA5m0
鬼「まあ、そんな年月は実際に体験してみないとわからんですよ」
巫女「そうですね。私も書かれた数字を読み上げても実感は湧きませんでした」
鬼「うん、やっぱり時間って言うもんは身体で感じねぇといかんですな」
幼女「うぅ…でも、わかったときにはもうおそいよ…」
男「…そうだな。気付いた時には自分の身体がズタボロだ」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:30:34.03 ID:lhWG68jFO
C
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:31:47.24 ID:Nof0wA5m0
巫女「ですが、そういう世界を知っていれば今の生活も大変幸福なものに感じることができますよ」
鬼「んだんだ。その通りだ」
少女「…同時に、悪いことはそれだけの罰を受けるに値するくらいいけないことだって気づける」
幼女「うーん…なるほど」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:33:24.59 ID:Nof0wA5m0
巫女「それを踏まえた上ならば、より良い行動が起こせるはずです」
少女「…大神さまはそれを男さんと幼女ちゃんに伝えたかったんだね」
巫女「はい。きっとそうでしょう」
幼女「ふぁぁ…お父様……」
男「やはりお父様は偉大だった」
./  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄/
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151 :
◆ZMWgZlllMDeP :2012/01/10(火) 02:34:23.18 ID:vsu4eUBg0
支援
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:35:04.81 ID:Nof0wA5m0
鬼「おっし。地獄見学ツアーも無事に終えることが出来ましたし、そろそろ上に帰りましょっか」
巫女「鬼さん、本日は誠にありがとうございました」ぺこ
男「ありがとうございます」
鬼「いやいや、なんのこれしきっすよ」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:37:47.70 ID:Nof0wA5m0
幼女「鬼さん、今度は天界にあそびにきてね!」
少女「精一杯のおもてなしをさせて頂きます」シュビ
鬼「ははは、ありがとう」
巫女「さあ皆さん、私たちのおうちへ帰りましょう」
幼女「うんっ!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:38:29.67 ID:Nof0wA5m0
@数日後@
朝
男「……」ぐーぐー
幼女「…おにいちゃんっ!」ぼふっ
男「ぐえっ!…なっ、なんだ?幼女か?」
幼女「ムフフー。そうだよー?」
男「……はぁ。ったく人が気持ちよく寝てる時になんてことすんだよ」
幼女「おにいちゃんったらまだ相変わらずはやおきしてないのー?」
男「べ、別にいいだろ。早く起きたってやること無いんだから」
広
告
ク
リ
ッ
ク
し
ろ
ア
ド
セ
ン
ス
ク
リ
ッ
ク
し
ろ
|ス|
|テ|
|マ|
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:39:05.79 ID:Nof0wA5m0
巫女「今、早く起きてもやる事が無いとおっしゃいましたね男さん?」
男「わっ、巫女さん…!?」
少女「…所のつまり、男さんは今日一日なんの予定もないと」
男「し、少女ちゃんまでいたのか…」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:39:43.31 ID:Nof0wA5m0
幼女「ねぇねぇおにいちゃん。きょうはなんにも予定がないんだよね?」
巫女「ですよね?」
少女「…ね?」
男「え、ええ。今日は特になんの予定もないっすけど」
幼女「巫女さん少女ちゃん、いまのきいたっ!?」
巫女「ええ、ええ、確かに聞きましたよ!」
少女「…!…!」こくこく!
男「はい?」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:40:22.56 ID:lhWG68jFO
C
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:40:36.50 ID:Nof0wA5m0
幼女「それならおにいちゃんをどこにつれていっても大丈夫だね!」
巫女「はいっ。今日なら修羅界にも餓鬼界にも畜生界にもいけちゃいますよ!」
男「え…?え?」
少女「…男さん。きょうもいっぱいお勉強するんだよ」
男「え?え?どゆこと?」
巫女「今回も地獄に続いて他の世界を学びましょうということですっ」
幼女「だからきょうもあたしといっしょにいっぱいいっぱいお勉強しようね!」
男「またかよおぉおぉおぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!」
お終い
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:41:35.76 ID:lhWG68jFO
乙
161 :
◆ZMWgZlllMDeP :2012/01/10(火) 02:41:57.62 ID:vsu4eUBg0
乙!
楽しかった
まじで地獄ってこんなかんじなのかな・・・
乙
何か和んだ
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:43:02.25 ID:Nof0wA5m0
・・・・・
/⌒ヽ ( ̄ ̄, ̄ ̄ ̄)
(ヽ´ω`)(_____)
( つつ
(_⌒ヽ
...... ,)ノ `J
ファサァ・・・
/⌒ヽ
(ヽ´ω`) ))
/つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
ノ )# # \ ))
レ \ヽ :: ノ:::: )
丿 キ □ ,:' ))
(( (___,,.;:-−''"´``'‐'
/⌒ヽ
(ヽ´ω`) <ありがとうだお…
/ _ノ⌒⌒⌒`〜、_
ε( ̄⊂人 //⌒ キ ノ #ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:51:33.86 ID:lyzCm44v0
乙
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2012/01/10(火) 02:54:14.28 ID:NhYEuOT00
乙
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙
いいもん見れたよ