ケンシロウ「2011年も終わりかぁ」

ケンシロウ「ただいま」ｶﾞﾗｯ

トキ「おかえり」

ケンシロウ「うーさむさむ」ﾓｿﾞ

ジャギ「コタツ入る前にうがい手洗いしてこいよ」

ケンシロウ「ジャギ、俺のかわりにやっといてくれ」

ジャギ「意味ねーだろ」

ほぅ・・・デカくなったな、小僧

…オイいつぞやの>>1なのか

ケンシロウ「ジャギ、みかん取って」

ジャギ「先に手ぇ洗ってこい」

ケンシロウ「……自分で取る」ｽｯ

ジャギ「……」ｻｯ

ケンシロウ「む」

ジャギ「どうだ悔しいか？」

ケンシロウ「……」ｲﾗｯ

ジャギが働いてるやつの人？

ドラクエかな

ユリアがYURIAなSS？

レイ「イーックシャウ！！」

ｶﾞﾗｯ

ケンシロウ「さむー！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ﾓｿﾞ

ケンシロウ「はー、生き返った……」

トキ「ケンシロウ、伝承者ともあろうものが、冬の寒さごときで騒ぐんじゃない」

ケンシロウ「点滴の世話になりっぱなしのトキには言われたくない」

トキ「」

ケンシロウ「はー、ぬくい」ﾓｿﾞ

まさか…あの人か

なんという現代版

これはクスっとくるものがあるな

ケンシロウ「幸せだ……」

ジャギ「……ケンシロウ」

ケンシロウ「何だ？」

ジャギ「狭い。こっちに足伸ばすな」

ケンシロウ「我慢しろ」

ジャギ「…………いや、おかしいだろ。普通、足伸ばすのを我慢するだろ」

ケンシロウ「うるさい。墓穴サイズに縮めてやろうか？」

ジャギ「兄者ぁ」ﾁﾗｯ

トキ「……なんだその目は」

ケンシロウ「……」ｳﾄｳﾄ

ｺﾁｮ

ケンシロウ「ﾌｶﾞｯ」ﾋﾞｸｯ

ｺﾁｮｺﾁｮ

ケンシロウ「ふ……ﾌﾋ」ﾑｽﾞﾑｽﾞ

ｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮｺﾁｮ

ケンシロウ「っぶはは!?　なっ!?　うひゃはは!!」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

ジャギ「貴様に生き地獄を味わわせてやる！」ｺﾁｮｺﾁｮ

トキ「コタツの外でやって」

ケンシロウ「やっ!?　やめっ！　ジャギぃひひひ！」ﾄﾞﾀﾄﾞﾀ

ジャギ「逃げられんぞー！」ｺﾁｮｺﾁｮ

トキ「二人とも、いい大人が暴れ」

ﾊﾞｷｯ

トキ「……っ」

ジャギ「あ……」

ケンシロウ「い、いや、これはジャギが」

お仕置きタイム

で、霞おじさんはいつリュウケンの枕元に立つの？

ジャギ「ま、待ってくれ兄者！」

ケンシロウ「悪かった！　反省してる！」

トキ「……」ｺﾞｺﾞｺﾞ

ケンシロウ「……っ」ﾋﾞｸｯ

――無想転生――

ジャギ「あ！　ケンシロウてめぇ！」


ジャギ「や、やめてくれ！　頼むぅー！」

199X年とか言ってたしな
大丈夫で良かったな

ジャギはメットかぶってんの？
トキは実はアミバ様とかそういう事はないの？

黒王「ﾌﾞﾙﾙ」ﾊﾟｶﾗﾊﾟｶﾗ

ラオウ「どうどう」

ラオウ「……ジャギ、玄関先で何を寝ておる」


ジャギ「」★

ラオウ「ジョイヤッ」ｶﾞﾗｯ

トキ「おかえり」

ラオウ「トキ、愚弟といえど弟を手に掛けるとは穏やかではないな」

ジャギ「」ﾀﾞﾗﾝ

トキ（ラオウにだけは言われたくない）

ラオウ「一体何があった」

トキ「何故、私がジャギを倒したと思ったのだ？　普通に考えたらケンシロウの方が怪しいだろう」

ラオウ「ケンシロウが手に掛けて、こんな恍惚な顔で死ねるか」ﾌﾞﾝ

ﾄﾞｻｯ

ジャギ「」←満面の笑み

トキ（きもちわるい）

トキ「いや、ジャギとケンシロウがコタツの中で暴れるものだからつい……」

ラオウ「いつもの事ではないか。いちいち腹を立てていたらきりがないぞ」

トキ「…………反省してる」

ラオウ「して、愚弟二号はどこだ」

トキ「無想転生で逃げた」

ラオウ「汚いな」

トキ「きたない」

ジャギ「イテテ……」

ラオウ「気がついたか」

ジャギ「ラオウ兄者か……今何時だ？」

トキ「18時ちょっと過ぎだ」

ジャギ「晩飯の支度しないと……よいしょ」

トキ「ジャギ、さっきはすまなかった」

ジャギ「俺こそ悪かったよ」

逃げたケンシロウは晩飯抜きか

ﾄﾝﾄﾝﾄﾝ…

ラオウ「ぬぅ……ろくな番組がないな」ﾋﾟｯ

トキ「ニュースも北朝鮮一色だしね」

「兄者ー！　卵買ってきてくれー！」

ラオウ「ケンシロウに頼め。丁度外にいるだろうに」

「着拒された！　今晩すき焼きだから、どうしても必要なんだ！」

ラオウ「…………ぬぅ、仕方あるまい」

今年もか

ラオウ「ジョイヤッ」ｶﾞﾗｯ

ラオウ「！　雪……か」

黒王「ﾌﾞﾙﾙ」

ラオウ「分かっておる。ちゃんとチェーンを履かせてやるわ」ｼﾞｬﾗｯ

黒王「……ﾌﾞﾙ」

ラオウ「今夜は冷えそうだな」

ジャギ「ありゃ？　どこに仕舞ったっけ？」ｶﾞﾁｬ

トキ「何を探しているんだ？」

ジャギ「いや、カセットコンロが見あたらなくて……」ﾊﾞﾀﾝ

トキ「物置じゃないか？」

ジャギ「あー、そんな気もしてきた」ｶﾞﾁｬ




ジャギ「見に行ってくれないのか？」

トキ「いや、寒いし無理」

きてたー

ジャギ「カセットコンロ……コンロ…………」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

ジャギ「お、あったー！」

ｶﾁｯ　ﾎﾞｳｯ

ジャギ「うむ、ガスもあるな」




ジャギ「ほら、もうすぐ晩飯だぞ。隠れてないで手伝ってくれ」

ケンシロウ「！」

なんかすごくほのぼのする

ケンシロウ「いつから気づいて……」

ジャギ「何年貴様の兄貴やってると思ってんだ」

ケンシロウ「……」



ケンシロウ「さっきは悪かった」ジャギ「すまんかった」

ケンシロウ「あ……」

ジャギ「……」ｸｼｸｼ