邪気眼使いよ、――敵の襲来だ！

今宵、日付の変わる頃――子供の血によって赤く染められた服を着た老人……
そう、【サンタクロース】がやってくる

それに先駆け、【サンタクロース】の手下、【リア充】が沸き始めた……
時間がない、邪気眼使いたちよ……団結し、【サンタクロース】を、【クリスマス】を阻止するのだ！

邪気眼スレとか久々見たわ
まだ生きてたの？

トラウマをプレゼントしてやるぜ・・・

サンタクロース……まさか、“あの”？

ボンバーマン舐めんなよ

無理だ
あいつらは止められない

我々に不可能があるとでも？
赤い服の老人如き、倒せるだろうさ

また今年も襲撃のベルが鳴り響くのかっ…

早くモテモテになりたーい……。

――力で屈服させるしか無いな。

ーーああ、俺だ。
ついに奴らが来たようだ、
俺は作戦(オペレーション)Ｇにて迎撃に向かう。
…健闘を祈る。

>>2
……ふ、それは本気で言っているのか？

我らが邪気眼使いは、それこそ世界に芥と存在している……
全て死に絶えるわけが無いのだよ

>>11
と言いつつ貴様は普段は能力者スレをやってんだろ、邪気眼使いの精神など忘れて…！

ルドルフのバカヤロウ、『赤鬼』に釣られやがって。
おかげで国際トナカイ連合が尻拭いをするハメになっちまった。

……まあ、良いだろ。
『馴鹿』なんて人間は言ってるが俺たちはまだまだ野生だ。
少しぐらい血の気を発散しねぇと、生きてる心地がしねぇもんな。

《レイン・リイン・フォース》――肩慣らしだ、リア充どもを突っ切るぞ！！

>>12
――能力者？……ああ、邪気眼使いたちの軍隊の名の一つ……だったな？

……【クリスマス】はもう目前に迫っている――
今この時に、そんなことを気にして――何になる？

無駄なことを考えるくらいなら、どうやって【サンタクロース】を撃墜するか……考えることだな

【街中】

【サンタクロースの尖兵たちが埋め尽くし、光が踊る都心と言う名の不夜城】
【不遇の人々の幸福を吸い上げて輝く螺鈿の森】
【そのただなかをぶち抜いて、一騎の閃光が駆け抜ける！！】

うおおおおおおッ！！ルドルフの野郎はどこだァァァァ！！！
サンタクロースはもう昔の『ニコラウス』じゃねぇ、お前の知ってる聖者じゃねぇ！
そんな奴にぺーこら頭下げてるバカどもは……

【――それは、一頭のトナカイで】


…………ど、こ、だあああああああああああああ！！！！！


【蹄で打った大地に火花を散らしながら――広場の中心に、降臨】
【高く高く聳える摩天楼の更に向こうに、鋭い目を凝らす】

【このトナカイ――Anti Christ！！！】

どうやら八頭の内、――��ブリッツェン�≠ｪ逃げ出して��黒の森�≠ﾉ潜んでいるらしい
あそこには、知り合いがいるんだ
勝機？　さあな、でも、引き分けにだけは最悪持っていくつもりさ

はぁ、嫌になるぜ――ﾌｯ

真紅に帰る奇蹟者……『サンタクロース』。
今度こそ、今回こそは奴の好き勝手にはさせない。

魔女『ベファーナ』の血族である誇りに誓い、その悲劇のベル、今日で最後にしてやる！！

邪気眼使い共も馬鹿だなぁ……偽老人《サンタクロース》にまんまとと引っかかってよぉ……
御蔭で俺達、紅老人《サンタクロース》の仕事も捗るってもんよ……

オレ、知ってる。リア充、馬鹿！
リア充、絶対、これから、身体を結ぶ。
オレ、毒撒く。リア充感染する、みんな死ぬ！！

――グゥオォァァァァアアァァァファァァァアアァァァ！！！

────ハッ

この煙草を吸い終わる前にヤッテヤンヨ

Santa Claus――その語源は北欧神紀時代まで遡り、sanclauris（聖域の守り人）が元と言われている。
主神オーディンの持つ様々な宝具を管理する役割を任ぜられたのがサンタの祖だ。
彼らはラグナロクを境にその宝を託すに足る勇士を探して世界各地へと散り、その先で無数の伝説を作り上げた。

ここに立つ男こそ最初期のサンタの一人。
紅い衣は『黎明の無縫衣』　背の袋は『天界無尽蔵』　横の獣は『神位角の天馬』

彼はただ探している。世界の命運を託すにたる『善い幼子』を。