そうか、やはり私は死にたいのですよ

私は人間であり、人だ
種ではなく、個だ
しかし私に個の意志あるのだろうか、ああ、今こうして書いているのが私だ
私は私から逃れられない

つまり、どこまでいこうが、何をしようが、私は私でしかないのだ
では私は私として、何をしようか。それがわからないんだ。

平和を愛そうか、争いに身を投じようか
人を愛そうか、人を憎もうか
私を愛そうか、私を殺そうか
そういう、そういう違いがすべて曖昧になって世界に溶け出していく

世界に意志はなく、集合体はただ個人の集まりでしかなく、
しかしそんなバラバラの個人の中にも共通項はあって、それは快楽だ