憂「お姉ちゃーん!沼、山、海、谷、4人の巨人を連れてきてー!」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「と・む・を・ゆ・る・せ・・・
トムをゆるせ?」
時間は今より少しさかのぼる
とある森の中・・・
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:10:55.41 ID:S3geDtps0
唯「森の中に入っちゃったねういー」
憂「この森はどこにつながってるんだろうねお姉ちゃん!」
唯「わかんないね〜」
憂「困ったねお姉ちゃん!」
梓「ヒヒヒw観光客が迷ってやがるです!」
梓「ヒヒヒヒヒwwwイタズラしてやるです!」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:10:59.10 ID:ie6fr5FL0
鼻で笑った
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:11:04.47 ID:IV5hvqMWO
おい転載かよ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:11:57.09 ID:rNyGtF+K0
ゼルダかと思った
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:12:48.86 ID:12gmpd8uO
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:15:06.96 ID:9LJyCSYp0
これはゼルダ
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:15:26.67 ID:S3geDtps0
梓「とう!」どすっ
唯「ほえ?」
憂「きゃっ!?」
ドサッ
梓「ヒヒヒw追い剥ぎしてやるです!」
梓「おお!このギターはいただきです!」ひょい
梓「ヒヒヒヒヒwwwwwあとおっぱいも揉んでおくです!ヒヒヒ///」もみっ
唯「う〜〜ん・・・」
唯「ハッ!」ぱちくり
梓「チッ!気が付きやがったですね!」
唯「ああっ!それはギー太・・・!」
梓「ヒヒヒwこの梓様がいただきです!」ボロローン
梓「ヒヒヒヒヒ!なかなかいい音です!」
唯「返してっ!あずにゃん返してよぅ」
梓「誰があずにゃんですか!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:17:14.09 ID:S3geDtps0
梓「あとはこっちの・・・おっぱい大きい方もさらって行くです!」のしっ
憂「う〜〜ん・・・」
梓「重っ!」プルプルプルプル
唯「ああっ憂までっ!返してよあずにゃ〜ん」
梓「返して欲しければ追いかけてみろです!」ピュー
唯「待ってよー!」てけてけ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:17:16.42 ID:nq19fJ4d0
ムジュラの金だけ延々とループしてるシュールさ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:17:50.65 ID:S3geDtps0
梓「ヒヒヒw森の中で迷うがいいです!」ピュー
唯「あずにゃん待ってー!」たったった
梓「しぶといですー!」
唯「ふえぇ・・・」どてっ!
梓「あっ!あの足りない方、コケやがったですね!」
梓「笑えるです!ヒヒヒヒヒヒヒヒヒwwwwww」
唯「ううっ・・・憂、ギー太ぁ・・・」
梓「さよならですー!」ピュー
唯「待ってよぉ・・・」とことこ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:18:29.56 ID:S3geDtps0
唯「迷っちゃったな・・・」
唯「ううっ怖いよぉ・・・」
唯「ういー!ういー!」
唯「あずにゃーん!あずにゃーん?」
唯「だ、誰もいないよぉ・・・」ぶるっ
唯「・・・あれ?」
唯「何だろ?森の中なのに建物が・・・」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:19:27.51 ID:S3geDtps0
ギギ・・・ガチャン ギギギィ・・・ ガチャリ・・・
唯「どこだろう?ここは・・・」
唯「時計塔・・・みたいな場所かな?」
唯「暗くてよくわからないよ〜」
???「アナタは・・・」
唯「ほえぇっ!?」びくぅ!
お面屋「ホホホ・・・どうやらただの迷い人では無いようですねぇ・・・」
唯「あ、あなたは・・・?」
お面屋「ワタクシは皆様にシアワセをお配りしているお面屋でございます・・・」ホホホ
唯「は、はぁ・・・?」
お面屋「アナタは・・・何かを探しておいでのようだ・・・」
唯「えっ?どうしてわかるんですか?」
お面屋「ホホホ・・・ワタクシがさがしものにご協力しましょう・・・」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:20:33.08 ID:rNyGtF+K0
ゼルダだったか
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:20:34.08 ID:S3geDtps0
唯「へっ?あ、はい!・・・ありがとございます・・・?
お面屋「そんかわりに・・・ワタクシのさがしものもいっしょに探していただけませんか?」
唯「ええ、まあ・・・」
お面屋「ホホホ・・・大丈夫ですよ、ワタクシの言う通りにすれば・・・」
唯「本当ですか?」
お面屋「ホホホ・・・信じなさい、信じなさい・・・」
お面屋「見たところアナタはこの場所が何かをよく知らない・・・」
唯「あ、そだ。ここどこなんですか?」
お面屋「ここは『タルミナ』3日後にカーニバルが始まる街ですよ・・・」ホホホ
唯「えっ?カーニバルっ!」ワクワク
お面屋「しかし・・・タルミナは3日後に滅ぶ運命です・・・」ホホホ・・・
唯「!!?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:21:52.47 ID:S3geDtps0
唯「あっ、あの・・・滅びるって・・・?」
お面屋「ですから、ワタクシは3日後までにはさがしものを見つけてここを去らねばなりません・・・」
唯「あの〜?」
お面屋「ですので、アナタには3日以内にご自身の妹君と楽器を取り戻していただきます・・・」
唯「へっ!?」
お面屋「ワタクシのさがしものも、そのついでに探していただきたい・・・」ホホホ
唯「あの・・・私、妹を探してるって言いましたっけ?」
お面屋「ホホホ・・・」
お面屋「まずはアナタのさがしものです・・・その先に、ワタクシのさがしものもございますので・・・」
唯「えっと、あの・・・」オロオロ
お面屋「ホホホ・・・信じなさい・・・信じなさい・・・ホホホ・・・」
ギィィィイイイイッ
唯「そのっ、あの〜?」
唯「んんっ!眩し・・・!」
唯「あれ?この扉、外につながって・・・?」
【最初の朝 あと72時間】
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:22:49.45 ID:S3geDtps0
唯「ほぇ・・・?」
親方「オラー!カーニバルに間に合わねーぞゴルァ!!」
兵士「子供は街の外には出られないよ!」
町民「本当に月が落ちてくるのかねぇ?」
商人「月の涙〜月の涙だよ〜!」
少年「・・・。」
ポストマン「えっほえっほ」
芸人「はぁ〜・・・」
唯「森の中だったはずなのに、街があるよー」
唯「あっ!ここがタルミナ?っていうことは・・・」
唯「ここが3日後には・・・滅ぶ?」
唯「うわぁ・・・!」ぶるっ
唯「ど、どうしよ?どうしよう!?」オロオロ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:25:38.92 ID:S3geDtps0
梓「あー!こんなところまで追っかけてきやがりましたですね!?」
唯「あっ、あっずにゃ〜ん!」ノシ
梓「あずにゃん呼ぶな!」
憂「お姉ちゃん?お姉ちゃーん!」
梓「大声出すなです!おっぱいの方!」
唯「うーいー!無事なの〜?」
憂「平気だよお姉ちゃーん!」
唯「どうしてそんな高い所にいるのー?」
梓「足りない方も遠距離から普通に会話してんじゃねーです!自由かお前らは!」
唯「今そっちに行くねー?」
唯「あれ?そこどうやって行くの?」
梓「ヒヒヒwwwこの場所は3日後の0時に、カーニバルが始まる時にしか来れない場所ですっ!」ふんす!
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:26:45.07 ID:S3geDtps0
唯「じゃああずにゃんはどうやって登ったの〜?」
梓「あーもう!うっせえです!」
憂「大工さんから梯子借りたんだよー!」
梓「バラすなです!おっぱいめ!」もみっ
憂「きゃっ///」
唯「ううっ、向こうは楽しそうだよぉ・・・」
憂「そうだ!お姉ちゃーん、大変なのー!」
唯「はーい?」
憂「お姉ちゃーん!沼、山、海、谷、4人の巨人を連れてきてー!」
唯「巨人!?」
梓「しゃべるなですおっぱいめ!」もみっ
憂「やんっ///」
唯「ういー!どうして巨人なのー?」
憂「お姉ちゃん!この街にねー、もうすぐ『月』が落ちてきちゃうんだってー!」
唯「つ、月!?」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:31:16.63 ID:S3geDtps0
梓「ああ、もう・・・全部言いやがったです・・・」
憂「だからねお姉ちゃん!巨人さんを呼んできて、月を受け止めてもらうんだよー!」
唯「そっか・・・!そういうことか!」
唯「3日後だよ、3日後に月が落ちてきて・・・この街、タルミナは滅んじゃうんだよ!」
唯「4人の巨人・・・巨人が集まれば、街は滅びずに済む・・・?」
唯「こ、これだよ〜!」
憂「お姉ちゃーん!これを受け取ってー!」ぽいっ
梓「あっ!」
唯「えっ?ええっ!?」よたよたよた
唯「どりゃっ!」ぱしっ!
憂「お姉ちゃんナイスキャッチ!」
唯「ぎ、ギー太ぁ〜〜!」すりすり
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:32:48.39 ID:S3geDtps0
梓「せっかく盗んだギターが・・・!」
憂「お姉ちゃん!ギー太をうまく使ってねー!」
唯「わかったよー!頑張るねういー!」
憂「お姉ちゃんカッコイイー!!きゃー!」
梓「このっ!このおっぱい!おっぱいめ!」もみもみもみもみ
憂「ひゃぁ///」ビクン
唯「あずにゃーん!」
梓「あぁ!?なんです足りない方!?」
唯「3日後!」ビシィ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:33:10.62 ID:S3geDtps0
唯「3日後に戻って来るよ!巨人さんを連れて!!」ビシィ
梓「・・・チッ」
唯「待っててねー!ういー!あずにゃーん!」たったった
憂「お姉ちゃーん!」ノシ
梓「ええい!うっっせえですー!このおっぱい!おっぱい!」もみもみもみもみ
憂「あんっ///」ヒクン
唯「いてっ!」ドタァ
梓「あ、コケたです・・・ヒヒッw」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:34:10.00 ID:S3geDtps0
唯「いてて・・・気合入れたらこれだよぉ」むくり
澪「あの、平気ですか?」
唯「ほぇ?澪ちゃん・・・?」
澪「え?私は澪だけど・・・すいません、あなたが誰かはおぼえてないです」
唯「え〜?私だよ、唯だよー」
澪「唯・・・?ごめん、知らないよ」
唯「??」
唯「そっかー、似てるんだけどな。人違いかな?」
澪「うーん、私も唯の事は他人に思えないんだけどな」
唯「不思議だねぇ」
澪「ああ、妙だな・・・ところで唯」
唯「はい?」
澪「唯は観光に来たんだろ?宿は決めた?」
唯「ふぇ?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:35:45.02 ID:S3geDtps0
澪「あれ?カーニバル見にきたんだろ?」
唯「うーん、事が複雑でしてな」
澪「はぁ」
唯「澪ちゃんはもしかして宿屋さん?」
澪「ああ、そうなんだよ。ちょうど一部屋空いてるんだが・・・どうかな?」
唯(3日間の拠点があった方がいいよね?)
唯「お世話になります!」
澪「じゃあ、決まりだな!」
宿屋・ナベカマ亭
澪「和〜ただいまー」
唯「こんちはー」
和「お帰り澪。そちらは?」
澪「お客さんだよ」
唯「どもー」(和ちゃんのそっくりさんもいる・・・何なんだろ?)
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:35:56.17 ID:ie6fr5FL0
アンジュとサンジュを掛けてんのか
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:36:54.77 ID:S3geDtps0
和「それは失礼しました。お客様、申し訳ありませんが・・・」
澪「まさか・・・!」
和「先ほど最後の部屋に予約が・・・」
唯「そんなぁ〜」
澪「や、やっちゃった・・・ごめんね唯!」
和「澪、またなの?」
唯「また?」
澪「ご、ごめんね唯・・・たまにこういうミスしちゃうんだよ」
和「・・・・・・唯?」
唯「あ、私の名前。唯だよ〜」
澪「あ、そうそう。こっちは宿屋のオーナーの和だよ」
和「失礼ですがお客様
先ほど平沢憂様という方より、姉の唯に部屋を用意して欲しいとの予約があったのですが・・・」
澪「へっ!?」
唯「お〜!それきっと私だよー!」
和「そうでしたか・・・」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:39:59.71 ID:S3geDtps0
唯「さすが憂!先に部屋を用意してくれてたよ〜」
澪「妹さんすご過ぎだろ・・・」
和「そういうことでしたら、こちらがお客様の部屋の鍵でございます」カチャリ
澪「ご、ご案内いたし、いたします」カクカク
唯「んん?」
和「すみませんお客様。この子はあがり症で業務用語を噛むんです・・・」
唯「今まで普通に話してたのになー」
澪「こ、こちらですっ!」カクカク
ナベカマ亭・ナイフの間
澪「こ、こちらが2階ナイフの間になりますっ、ご、ごゆっくり!」
唯「ふぅ」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:42:14.97 ID:S3geDtps0
澪「どうだ、なかなか広い部屋だろ?」
唯「あ、噛まないね」
澪「まあな!業務連絡や用語をいうときだけ噛むんだよ」
唯「致命的だよ〜」
澪「大丈夫!この宿屋、年に一回カーニバルの時期しかお客さん来ないしな!」
唯「うん、どうりでボロ屋だと思ったよ」
唯「ねえ澪ちゃん。カーニバルではどんな事をするの?」
澪「!!」
澪「・・・カーニバルか?そうだな」
唯「うんうん」
澪「まずは夜の0時に花火が上がるぞ」
唯「おおっ!豪華だねえ」
澪「あとは人気バンドのライブもあるし、各所で芸人さんが芸を披露する」
唯「ライブ?ライブあるんだ!」ぴょんぴょん
澪「ああ!盛り上がるぞ〜」
唯「楽しそう〜!」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:43:24.70 ID:S3geDtps0
澪「あとは・・・・・・」
澪「結婚式、だな・・・」
唯「結婚式?」
澪「そう、結婚式・・・カーニバルの日に結婚式を挙げると幸せになれるって・・・」ぽろぽろ
唯「!!?」
澪「あ、あれ?あはは・・・なんだコレ?」ぽろぽろ・・・
唯「澪ちゃん!?どうしたの!?」オロオロ
澪「ううっ・・・律、律ぅ・・・」ぽろぽろ・・・
唯「ど、どうしよ?どうしよ!?」
和「・・・澪?」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:44:28.61 ID:S3geDtps0
唯「の、和ちゃん!澪ちゃんがぁ・・・」
和「どうしたの澪?落ち着きましょ?」
澪「うん、うん、大丈夫・・・平気、ごめん」よろっ
唯「あの・・・私なにか言っちゃったのかな?」
和「・・・・・・澪はカーニバルの日に、結婚式をあげる予定だったのよ」
唯「えぇっ!?
唯「えっと、じゃあどうして澪ちゃんは泣いて・・・?」
和「それは・・・」
澪「私から話すよ」ガチャ
唯「あ・・・澪ちゃん・・・」
和「澪、平気?」
澪「うん。取り乱してごめんな?もう大丈夫だ」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:45:16.12 ID:S3geDtps0
唯「・・・。」
和「・・・。」
澪「実はな、私の婚約者の律が行方不明になってしまってな」
唯「そうだったんだ・・・」
澪「まったく!どこに隠れているやら」
唯「心配だね・・・」
澪「本当だよ!みんなに心配かけて、あいつめ〜」
和「・・・もうこの話は止めましょ?澪も元気になったなら仕事に戻る!」
唯「ほえ?」
澪「ああすまん。変な話しちゃったな、唯」
唯「ううん、気にしないで!律っちゃん見つかるといいね」
澪「ありがとう。じゃあ、ゆっくり観光してってな」
唯「だからー観光じゃないよ〜!」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:45:58.41 ID:S3geDtps0
澪「あはは!3日間、のんびり過ごしてくれ・・・」
唯「そうだ!3日しかないんだった!」
澪「??」
唯「澪ちゃん、私ちょっと出かけて来るねー!」ダッ
澪「あっ、唯?」
唯「また戻って来るからー!」ノシ
澪「いってらしゃーい」
唯「いてっ!」どてっ!
澪「って、またコケてるし・・・」
澪「3日間しかない、か」
澪「律、もうすぐ結婚式始まっちゃうよぉ・・・」ぐすっ
和「・・・・・・。」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:46:56.75 ID:ie6fr5FL0
けいおんは詰まらないけどこれはおもしろい
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:47:01.17 ID:S3geDtps0
タルミナ平原
唯「うわ〜広いなぁ」
唯「よーし、まずは『沼』に行こう!」
唯「たぶんあっちの方だよね?」トコトコ
【最初の朝 あと68時間】
ミルクロード
唯「ふえぇ・・・迷っちゃたよぉ」うろうろ
唯「ここどこぉ?」
唯「ううっ・・・沼とは違う場所だよね?」きょろきょろ
唯「おかしいなー」てくてく
ガツン!ガツン!ガツン!
唯「ほえ?何の音だろ?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:47:51.16 ID:S3geDtps0
男「うんせ!うんせ!」ガツン!ガツン!
唯「あの〜、何をしてるんですか?」
男「あん?今なー、この先の牧場への通路を工事してんだヨォ!」ガツン!ガツン!
唯「この先に牧場があるんですか〜」
男「おうよ!どっかのバカが牧場への道を大岩で塞ぎやがったんだヨォ!」ガツン!
唯「ええっ!?大変ですねぇ」
男「まったくヨォ!街ではみんなが『月が落ちてくる!牧場まで避難しよう!』
ってな具合でパニックになってんのヨォ!
知ってっか嬢ちゃん?」ガツン!
唯「・・・ええ、まあ」
男「なんだ?嬢ちゃんも避難しに来たのか?」
唯「いえ・・・私は道に迷いまして」
男「あー、なるほど。それで牧場まで自分探しの旅にねー」
唯「ううん。そっちの迷うじゃなくて」
男「そうかい?まあいいや。
そんなわけでおいらが3日後までにこの道を開通させてやんのヨォ!」ガツン!ガツン!
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:49:34.78 ID:S3geDtps0
唯「わぁ、すごいんですねぇ!」
男「おいらにしか出来ねえ仕事ヨォ!」ガツン!ガツン!
唯「牧場かぁ・・・行ってみたいな!」わくわく
男「おうよ!3日後までには開通させてやんヨォ!」ガツン!ガツン!
唯「うん!おじさんがんばってー!」
男「おっ?可愛い女の子に応援されると気合入るぜヨォ!」ガツンガツンガツンガツン!
唯「可愛い?えへへ〜///」
唯「おじさまがんばってー♪」
男「おりゃおりゃおりゃおりゃ!」ドカーン!ドカーン!
唯「きゃ〜!かっこいいー!」
男「そりゃそりゃそりゃそりゃ!」ドカーン!ドカーン!
唯「すご〜い!」きゃっきゃ
・
・
・
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:49:56.68 ID:S3geDtps0
男「開通ヨォ!」
唯「わぁ!あっという間に開通しちゃったね〜」
男「これでもう通れるヨォ!」
唯「うん、牧場行ってみるね!」
唯「ありがとおじさん!おつかれさま〜」たったった
男「いいってことヨォ!」
唯「いてっ!」ドテッ!
男「あ、コケた」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:50:02.70 ID:a97mss2+0
これは懐かしい
鬼神リンクかっこよかったわぁ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:51:15.65 ID:S3geDtps0
コトブキ牧場
紬「ふんふふ〜ん♪」
唯「ここが牧場か〜」キョロキョロ
紬「あれ?あなた・・・街から来たの?」
唯「うん、そうだよ〜」(牧場主はムギちゃんか〜)
唯「ようこそムギちゃんミルクの里、コトブキ牧場へ!私は牧場主の紬です♪」ニコッ
唯「唯だよー!」
紬「こんにちは〜」
紬「開通したんだ・・・これでミルクが運べるわ〜♪」
唯「よかったね!」
紬「カーニバルにも間に合うわ」
唯「・・・そだね」
紬「・・・・・・でも」
唯「??」
紬「その前に今夜、今夜を乗り切らないといけないわ・・・!」ふんす!
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:52:18.62 ID:S3geDtps0
唯「何かあったの?」
紬「うーん・・・でも、聞いても信じないと思うわ。今までも誰も信じてくれなかったし・・・」
唯「私は信じるよー。ムギちゃんが言ったことだもん!」
紬「・・・私も唯ちゃんなら、不思議と信じてもらえる気がするわ」
唯「もちろんだよ〜」
紬「じゃあ聞いてくれる?」
唯「うん!」
紬「・・・・・・この牧場に今夜、宇宙人が襲来するのよ」
唯「・・・へ?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:52:58.46 ID:S3geDtps0
紬「ヤツらは発光する飛行物体に乗ってやって来るの。
よく言う未確認飛行物体、UFOっていうものよ。
ヤツらは数機のそれに乗ってこの牧場上空に現れるわ
時間はちょうど夜中の2時過ぎくらいかしら?
これは丑三つ時と言われるもっとも禍々しきものが高まる時間とされているの
これって偶然だと思う?そんなわけないわよね?ヤツらは最悪の存在なんだから!
絶対許せないわ・・・私が育てたかわいい牛たちにヤツらは何をすると思う?
本当にひどいのよ・・・ヤツらは毎年この時期に現れては牛たちをさらっていってしまうの。
きっとさらった牛たちをキャトル・ミューティレーションしてしまうんだわ!
キャトル・ミューティレーションっていうのはね?
牛たちの血を一滴残らず抜いてしまってから内蔵を取り出すのよ!本当にヒドイと思わない?
あのかわいい牛さんたちを自分たちの実験のために殺してしまうのよ!
許せない、許さないわ。私はヤツらを絶対に許せない!
幸いにもヤツらは朝の光を浴びるとどこかへ消え去ってしまうの。
だから朝になるまで私はこの牛小屋の周りで籠城戦をするの
近づいてくるヤツらの身体ををこの鋤と鍬で耕してあげるのよ。
でもヤツらはちょっと攻撃を食らうと一瞬で消えてしまうの
本当はヤツらも私のかわいい牛たちと同じ目にあわせてやりたいのに、
卑怯にもヤツらは逃げ去ってしまうわ
ふふっ、幸いにもって言うのはヤツらにとってかもしれないわね。
だって朝まで私から逃げ切ればおうちに帰れるんですもの・・・♪」
唯「うん!わかった!」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:53:26.60 ID:ie6fr5FL0
長い
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:53:33.89 ID:S3geDtps0
紬「唯ちゃん・・・わかってくれるの?」ぱぁぁぁ
唯「私がそいつら追い払ってあげるから、ムギちゃんは牛小屋の中で牛さんたちを守ってね!」
紬「えっ?協力してくれるの?」キラキラキラ
唯「も、もちろんだよ〜」
紬「でも・・・どうせなら私が戦うから唯ちゃんこそ牛小屋の中に・・・」
唯「ううん!私、牛さんの世話とかできないし!
ムギちゃんが中にいないとダメなんだよ!うん、絶対にダメ!」
紬「そうかしら?じゃあ・・・ヤツらの始末は唯ちゃんにおまかせしちゃおうかしら♪」
唯「そ、そうだよー!任せてよ!」
紬「おねがいね唯ちゃん♪それじゃ、今夜2時にね」
唯「う、うん・・・」
紬「・・・・・・忘れちゃ・・・・・・嫌よ?」ニコォ
唯「は、は〜い!」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:56:43.94 ID:S3geDtps0
タルミナ平原
唯「ふぅ・・・思わずあわてて逃げて来てしまった」
唯「ムギちゃんに沼の場所聞けばよかったのに、失敗したかな?」
唯「いやー、あれはしょうがないよね?」
唯「まあいっか。一度街まで戻って澪ちゃんか和ちゃんに沼までの道を教えてもらおう!」
唯「道に迷っちゃったものは仕方ないもんね!」
【最初の朝 あと63時間】
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:57:41.39 ID:S3geDtps0
クロックタウン
ナベカマ亭
唯「ただいま〜」がちゃ
澪「あのっ!この手紙・・・どこから!?」
ポストマン「ポストなのだ!」
澪「そうじゃなくって!」
ポストマン「ポストなのだ!」
澪「ああ、もう!」
唯「ど、どしたの澪ちゃん?」
澪「へっ?ああ、唯か。おかえり」
ポストマン「ボクは仕事に戻るのだ!」タッタッタ
澪「あっ、待って!」
ポストマン「待たないのだ!」タッタッタ
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:58:21.63 ID:S3geDtps0
澪「・・・。」ぼーっ
唯「何か話してたみたいだったけど・・・」
澪「ううん。何でもないんだ」ぼーっ
唯「そ、そっか!えっと、和ちゃんはいる?」
澪「奥にいるよ」ぼーっ
唯「わかったよ〜・・・」
唯(澪ちゃんどうしたんだろ?)
唯「和ちゃーん」ガチャ
和「あら、唯?出かけたんじゃなかったの?」
唯「えへへ、道に迷いまして・・・」
和「ああ、納得」
とみ「おや、お客さんかい?」
和「そうよお婆さん。カーニバルの観光に来たのよ」
唯「違うんだけどなー」
とみ「そうかいそうかい。ならカーニバルの昔話をしてあげよう」
唯「昔話?」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:59:22.26 ID:S3geDtps0
とみ「そうさ。巨人と子猫の話さ」
唯「巨人・・・!子猫・・・!?」
とみ「その昔、巨人と子猫は友に愛しあっていたんだ・・・」
唯「ほうほう」
とみ「あるとき、巨人はよそに住処を作り、子猫の前から消えてしまってな・・・
それ以来、子猫は巨人を探してイタズラをして回っているのじゃ
目立つために自分の写真をそこら中にバラまいたりしてな・・・」
唯「ふ、ふーん?」
とみ「それがカーニバルの始まりじゃ」
唯「いや、ぜんぜん関係無いと思うけど」
【最初の夜 あと60時間】
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 00:59:43.79 ID:NI0Ro0bZi
支援
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:00:06.88 ID:klVlpNbtO
これ前SS速報で見たぞ
転載か
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:00:39.15 ID:S3geDtps0
ウッドフォール
唯「そんなこんなでようやく到着したよ、『沼』!」
唯「さ、急いで巨人を探さないと・・・」
・
・
・
唯「いやー、大変だった!」
唯「強かったなー!『密林仮面戦士オドルワ』、強敵だった!」
唯「それにしても・・・巨人はどこだろ?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」のそっ
唯「うわぁ!?」ビクッ
唯「巨人・・・さん?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「憂は連れて来てって言ってたよね。どうしようかな?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「え・・・?よ・ん・で・?呼んで?」
巨人「ふ〜〜♪ん〜〜♪す〜〜♪」
唯「コレ・・・曲だ!メロディを歌ってるんだよ、この巨人さん!」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:00:41.61 ID:yTVQ3v+i0
スカイウォードソードマジ楽しみで眠れねえwwww
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:01:23.69 ID:S3geDtps0
巨人「ふ〜〜♪ん〜〜♪す〜〜♪」
唯「憂がギー太を使うように言ってたのはコレなんだね?」チャキッ
唯「絶対音感がこんなところで役に立つとはね〜」ボロロン♪
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「それにしても、誰が作った曲だろ?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」のそっ
唯「うん、わかったよ〜!この曲で呼べばいいんだねー?」
唯「よし!沼池の神殿は攻略完了!一回街に帰ろうっと」
【最初の夜 あと56時間】
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:01:37.23 ID:ie6fr5FL0
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:02:19.61 ID:S3geDtps0
クロックタウン
唯「ええっと、宿はどこだっけ?」キョロキョロ
唯「んん?」
爆弾屋のバアさん「だ、誰か〜!物盗りだよ〜!」
サコン(泥棒)「へっへっへw」
バアさん「ババの荷物を返しとくれ〜!」
唯「た、大変だー!
唯「助けなきゃ!」ふんす!
サコン「ふひひひひwww」タッタッタ
唯「待てー!」たったった
バアさん「お嬢ちゃん!ガンバー!」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:03:06.41 ID:S3geDtps0
唯「うん!任せておばあちゃん!」たったった
サコン「脚おそっwwwww」タッタッタ
唯「いてっ!」ドサァ!
サコン「コケたwwwww」タッタッタ
唯「ああっ!逃げちゃうっ!」
サコン「じゃあなババアwwwwww」タッタッタ
ババア「こりゃーー!!」
唯「ごめんねお嬢ちゃん・・・力になれなかったよ・・・」
バアさん「ありがとよお嬢ちゃん。荷物は盗まれちまったけど、頑張ってくれたよ・・・」
唯「こんな夜道歩いたら危ないよおばあちゃん。送って行くよ」
バアさん「ありがとよお嬢ちゃん・・・」のそのそ
・
・
・
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:04:06.83 ID:S3geDtps0
唯「はぁ・・・残念だったなぁ」
唯「ただいま〜」ガチャ
唯「あれ?誰もいない・・・」
唯「そっか、もう0時過ぎてるし寝てるのかな?」
唯「・・・。」きゅ〜
唯「お腹すいたなぁ。何か食べよ〜」
唯「ん?キッチンの明かりがついてる」
唯「誰かいるの?」
澪「・・・唯」ぽろぽろ
唯「澪ちゃん?泣いてるの・・・?」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:04:59.56 ID:S3geDtps0
澪「ああ、またこんなとこ見せちゃったな・・・」ぐすっ
唯「ごめん・・・」
澪「いいさ。・・・かわりに、少し頼みを聞いてくれないか?」
唯「私に出来ることなら、もちろん!」
澪「・・・ありがとう」
澪「今日の夕方に手紙が届いたんだ・・・律から」
唯「律っちゃんから!?よかったじゃん見つかって!」
澪「うん、結婚式までには必ず戻るって」
唯「やったね澪ちゃん!」
澪「・・・・・・だったら」
唯「え?」
澪「だったら!私に手紙を出せるなら!
・・・どうして律は私に会いに来てくれないんだ?」
唯「み、澪ちゃん?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:05:42.78 ID:S3geDtps0
澪「律、どうしてだよ律・・・」ぽろぽろ・・・
唯「澪ちゃん、きっと大丈夫だよ。きっと全部うまく行くから・・・ね?」
澪「お願いだ唯、この手紙を・・・律への手紙を書いたんだ
これをポストに投函して来て欲しいんだ」スッ
唯「へっ?ポストに出すだけでいいの?」
澪「いや、そうじゃないんだ。唯に頼みたいのはその先だ・・・」
澪「この手紙は午前中に回収され、午後にはポストマンが配達する」
唯「う、うん」
澪「その配達された先に・・・・・・律はいる」
唯「あっ・・・!」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:05:45.13 ID:NI0Ro0bZi
マジで面白い
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:06:43.18 ID:S3geDtps0
澪「ポストマンに聞いてもどこから手紙を回収したかは教えてもらえなかった
だけど、この方法なら・・・律の居場所をつきとめられるんだ」
唯「なるほど〜
じゃあ私は明日の午後に、ポストマンさんを尾行すればいいんだね?」
澪「そういうことだ。頼めるか?」
唯「まっかせてよ!面白そうだし!」ふんす!
澪「頼むぞ唯・・・」
澪「私には、真実を知る勇気なんて無いから・・・・・・」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:07:14.83 ID:S3geDtps0
カコン
唯「これでよし!」
唯「あっそろそろ2時だ・・・」
唯「ちょっと怖いけど、牧場に行かないと」
唯「ムギちゃんとの約束だもんね!」ふんす!
唯「れっつごー!」ダッ
唯「いてっ!」ドサッ
【最初の夜 あと 52時間】
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:07:59.47 ID:S3geDtps0
コトブキ牧場
唯「ちょっと遅れちゃったかな?」とことこ
唯「それにしても宇宙人なんてホントにいるのかな〜?」
紬「宇宙人は『いる』わよ?」
唯「どわぁあっ!?ムギちゃんっ!」ビクッ
紬「こんばんは唯ちゃん♪来てくれて嬉しいわ〜」
唯「え、ええ。まあ、約束しちゃったし・・・」あせっ
紬「そろそろヤツらが現れるわ!がんばってね!」ふんす!
唯「りょ、了解・・・」
紬「私は牛小屋から援護するわね♪」
唯(うーん、本当に来るのかな?)
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:10:46.70 ID:S3geDtps0
UFO「ミューレミューレミューレミューレ」
唯「うわぁ!ホントに来た!宇宙人来た!」
宇宙人「ワレワレハ今後モみゅーれ所属ノ声優4人ニツイテノ情報ヲ取リ扱ッテイキマス」
紬「現れたわ!唯ちゃん、今のうちにヤツらを*して!」
唯「オッケー!何だか知らないけど、
私もこの宇宙人は*していいんじゃないかと思えてきたよ〜」
紬「やっちゃえ唯ちゃんっ!」ふんす!
・
・
・
宇宙人「グフッ・・・訴訟シチャラメェ・・・」バタッ
唯「ふぅ!結局ほとんどムギちゃん無双だったね〜♪」
紬「ふふっ♪エイリアンVSムギちゃんね!」
唯「映画化決定だね!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:12:07.79 ID:S3geDtps0
紬「映画といえばあと10日くらいよね〜」
唯「そうだねムギちゃん!あと10日くらいで私たちの映画が始まるよっ」ふんす!
紬「12月3日(土)に公開しますよ〜♪」
唯「覚え方は『1、2、3は、けいおーん!』だよ〜」
紬「みなさんよろしくお願いします♪」
唯「みんな、映画館に観にきてねー!」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:12:15.09 ID:NI0Ro0bZi
ムギちゃん無双wwww
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:12:43.94 ID:S3geDtps0
唯「朝日だ!」
紬「すがすがしい朝ね・・・」
唯「そうだねぇ」
紬「ゆーいちゃん♪」むぎゅっ
唯「わっ、ムギちゃん?」
紬「ありがとう」むぎゅぅ
唯「ほぇ?」
紬「私一人だったらヤツらには勝てなかったわ。唯ちゃんのおかげよ
だから・・・ありがとう」ぎゅっ
唯「そうかな?私は何もできなかったよ〜」
紬「ううん。唯ちゃんがいたから、唯ちゃんが私を信じてくれたから・・・///」むぎゅぅ
唯「えへへ・・・ありがとうムギちゃん///」ぎゅっ
紬「うん♪」ぎゅっ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:12:52.09 ID:NI0Ro0bZi
ちゃっかり映画の宣伝するなww
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:13:43.64 ID:S3geDtps0
紬「そうだ!お礼にこれを飲んでみて・・・ムギちゃんミルク!」ばばーん
唯「ムギちゃんミルク?」
紬「牧場のイチオシ商品よ!飲めば力が出る特別なミルクよ!」
唯「そうなんだ!いただきまーす」ごくっ
紬「どうかしら?」
唯「おいしい!おいしいよコレ!」
紬「よかったわ〜♪」
唯「飲みたい!もっと飲みたい!」ふんす!ふんす!
紬「うーん、でもコレは街のミルクバーで出す商品だから・・・」
唯「飲ませてよぉ!もっともっと飲みたいよぉ!」ふんす!ふんす!
紬「それじゃあ唯ちゃん、こんなのはどう?
私は今日の夕方に街に配達に行かないといけないの
それを手伝ってくれたら、もう一本あげるわ♪」ニコッ
唯「手伝う!手伝うからっ!ムギちゃんミルクを飲めるなら何でもするからぁ!」ふんす!ふんす!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:14:05.55 ID:0sYJWj0x0
ゼルダわろたw
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:15:17.76 ID:S3geDtps0
紬「よかったわ〜♪じゃあ夕方にまた会いましょうね!」
唯「このミルクすごいよぉ!すご過ぎだよっ!めちゃくちゃ力が溢れるよー!」ふんす!ふんす!
紬「ね?『キく』でしょう?」ニコニコ
唯「これなら3日間くらい寝なくても休憩しなくても大丈夫そうだよ!
ありがとうムギちゃん!」ふんす!ふんす!
紬「喜んでもらえてよかった〜」
唯「私このまま山まで行って来る!バイバイムギちゃーん!」ドドドド・・・
紬「バイバイ唯ちゃん!」ノシ
唯「いてっ!」ドンガラガッシャーン!
紬「あ、コケた」
唯「うぉおおおおおおお!ふんす!ふんす!!」ドドドド・・・
紬「すごい速さで行っちゃったわ♪」
紬「ふふっ♪特別なミルク・・・・・・キき過ぎちゃたかしら?」ニコォ
【次の日の朝 あと48時間】
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:15:41.67 ID:2EB+BKNiO
>>66 あのリンクの顔をおっぱいで挟み込むシーンか……
当時は羨ましすぎて死んだわ
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:15:58.40 ID:S3geDtps0
スノーヘッド
・
・
・
唯「ふう、ようやく落ち着いたよ〜」
唯「『仮面機械獣ゴート』、強かったな」
唯「ムギちゃんミルクが無かったら危なかったかもしれないよ」
唯「さてと、街に戻ってポストマンさんの尾行しないと!」
唯「澪ちゃんのためにも律っちゃん見つけないとね!」ふんす!
【次の日の朝 あと45時間】
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:16:45.00 ID:S3geDtps0
クロックタウン
ポツリポツリ
ザァァァァ・・・
唯「あれ?雨降ってきた」
澪「ん?唯か?」
唯「澪ちゃん!」
澪「カサ持ってないのか?私のにいっしょに入ろう」スッ
唯「ありがとう澪ちゃん」
澪「・・・これから散歩に出かけるところなんだ
いっしょに来るか?」
唯「うん、いいよー」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:17:45.82 ID:S3geDtps0
街の南・洗濯場
澪「・・・座ろうか」
唯「うん」
澪「ふぅ・・・」
唯「澪ちゃんは今日はお休みの日?」
澪「いや、午前中だけ休みをもらったんだよ
・・・時々こうして散歩がてらに律を捜したりしてな」
唯「そうなんだ・・・」
澪「すまんな。唯にはいつもこんな話に付き合わせちゃって」
唯「ううん。全然良いよー」
澪「こんなことを話せるの・・・唯しかいなくってさ」
唯「そうなの?和ちゃんなら親身になってくれそうだけどな」
澪「うん。和にはすごく良くしてもらってる。・・・でも」
唯「ん?」
澪「和は私との結婚を前にして『逃げた』律にすごく怒ってるんだ
・・・私を思ってくれてのことだけど、こういう話はできないから」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:18:49.11 ID:S3geDtps0
唯「ああ・・・和ちゃんらしいと言えばらしいね」
澪「ふふっ、和らしいか。
唯とは昨日会ったばかりなのにずっと前から一緒にいる友達に思えるよ」
唯「そうだね〜」
澪「・・・・・・私は律が逃げ出したなんて思ってないんだ。思いたくないんだ」
唯「・・・うん」
澪「律は、そんな奴じゃない・・・
私から、律が離れるなんて・・・ありえないんだ・・・」ぽろぽろ
唯「澪ちゃん・・・」
澪「でも、でも、明後日には結婚式なんだよ?
律はどうして帰ってきてくれないんだ・・・?
どうして手紙だけ届くんだ・・・?
律は・・・・・・私が嫌いになっちゃったのかな・・・?」ぐすっ
唯「そんなことないよ。あるわけないじゃん」なでなで
澪「私、私怖くて・・・!律になにかあったのかなって、
律は・・・他の人と一緒にいるのかなって、
嫌なことばかり考えちゃってさ・・・!」ぽろぽろ・・・
唯「よしよし、澪ちゃんいっぱいお泣き・・・」なでなで
澪「律、律ぅ・・・」ぼろぼろ・・・
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:19:39.08 ID:S3geDtps0
・
・
・
澪「なんとなく、ここに来ると落ち着くんだ。
不思議と律に会えるんじゃないかなって思えてさ」
唯「カーニバルの日までには会えるよ。絶対にね」
澪「うん。いろいろとありがとうな唯」
唯「友達の頼みだもん!がんばって律っちゃん捜すからね!」
澪「・・・ありがとう」
唯「よーし!そろそろポストマンさんの尾行に行くね!」
澪「私ももう戻らないと。・・・よろしく頼む」
唯「まかせてよ!」ふんす!
【次の日の朝 あと40時間】
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:20:34.98 ID:S3geDtps0
ポストマン「配達に行くのだ」タッタッタ
唯「あれ?ポストマンさんって足速くね?」たったった
ポストマン「今日も定時にお届けするのだ!」タッタッタ
唯「ま、待ってよぉ・・・!」はぁはぁ
ポストマン「何者かがついて来るのだ」タッタッタ
唯「ううっ・・・速いよぉ、ポストマンさんに見つからずに走って追いかけるなんて無理だよ〜」ぜーぜー
ポストマン「でもボクの業務にはカンケーないのだ」タッタッタ
唯「いてっ!」どてっ!
ポストマン「コケたのだ。でもボクは仕事中なのだ」タッタッタ
唯「うぇ・・・痛いよぉ、ポストマンさん待ってぇ・・・!」むくり
ポストマン「待たないのだ」タッタッタ
唯「ふえぇ・・・見失っちゃった」うろうろ
唯「ど、どうしよう!」ガーン
唯「あぅ、とりあえず転んだとこの傷口洗わないと」
唯「さっき澪ちゃんと行った洗濯場ならお水使えるよね」てくてく
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:21:08.11 ID:hxmkzLYY0
何これSS速報でやってたのと同じものなの?
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:21:48.72 ID:S3geDtps0
洗濯場
ポストマン「お手紙の配達なのだー!」
カランカラーン(呼び鈴)
唯「あ、ポストマンさんいた!」
唯「私ってすご〜い♪」
唯「ポストマンさんに見つからないように、っと」こそっ
ポストマン「田井中さーん?お手紙なのだー!」カランカラン
唯「いま『田井中』っていったよね!?」どきっ
唯「それじゃあ・・・ここに律っちゃんが・・・?」
ガチャ・・・
お面をつけた少年「・・・・・・。」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:23:21.90 ID:S3geDtps0
ポストマン「田井中律さんにお手紙なのだ」
少年「・・・。」スッ
ポストマン「確かに配達したのだ。失礼しますのだ」タタタ
唯「あれ〜?律っちゃん出てこないな?」
少年「・・・。」てくてく
唯「ああっ!男の子が家の中に戻っちゃうよ!」
唯「こうなったら・・・!」たっ
ガチャ・・・
少年?「はぁ・・・手紙は澪からか。すまない澪、明後日には必ず・・・」グッ
唯「あの〜?」
少年?「ッ!! 誰だッ!!」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:23:34.18 ID:iHpwCPwz0
今隕石を止めてたと思ったら今度は月を止めるスレか
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:23:36.95 ID:S3geDtps0
唯「ヒッ、ごめんなさいっ!・・・勝手に入りました」ビクッ
少年?「なんのつもりだ?空き巣のつもりか?」
唯「あ、あのっ!その、澪ちゃんに頼まれて・・・
その、律っちゃんの手がかりを探しに・・・!」
少年?「・・・・・・澪から?」
唯「ほぇ?澪ちゃんを知ってるの?」
少年?「・・・。」
唯「もしかして律っちゃんの居場所もわかる・・・?」
少年?「・・・・・・。」
唯「知ってるんだね?教えて!教えてください!」
少年?「・・・・・・知ってるさ、もちろんな」スッ
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:24:36.89 ID:LUpS3BN00
駄文ホントすいませんでした!!
それと、最後まで読んでくれた人、ありがとうございました。
俺の初SSです!どうだったでしょうかね
人少ないwwwww
12までって言うのはできる限り良いタイミングで終わらせたかっただけです!
で、こんな駄文並べてアレですけど
これは前座です!
みんなで俺の誕生日を祝ってくれたら嬉しいです!
はい、中学一年(マジ)が出しゃばってすいませんでした!
それでは、俺の誕生日を祝いましょう!
記念にコテデビュー…眠い
今年で一番の夜更かしです
明日駿台あるのに…
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:25:40.54 ID:S3geDtps0
唯「えっ・・・?」ドキッ
少年?「私が・・・律だ」
唯「り、律っちゃん・・・?ど、どうして縮んでるの!?」
律「ん?私とお前は初対面だろ?」
唯「ああっ、私の名前は唯で、カクカクシカジカで・・・」
律「・・・マルマルモリモリなわけだな?」
唯「そうなの!だからけして怪しいものでは〜」
律「・・・私は姿を眩ませたあの日の晩に、子猫に襲われたんだ」
唯「子猫・・・?」ピクッ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:26:15.26 ID:S3geDtps0
律「私は澪との結婚を前に浮かれていたんだろうな・・・
あっさり子猫にノサれて子供になる呪いをかけられてしまった」
唯「そんなぁ・・・」
梓『交際を祝福されるカップルが憎いですー!』
律「アイツはそう言っていたよ・・・」
唯「・・・あずにゃん」
律「問題はその後だ」
唯「う、うん・・・」(そろそろ覚えきれなくなってきたよぉ)
律「子供になってしまった私は、その後スリにある物を盗まれたんだ」
唯「不幸すぎるよ、律っちゃん」
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:27:08.20 ID:S3geDtps0
律「それは結婚式に絶対に必要なものなんだ」
唯「そんなに大事な物を盗られちゃったんだ」
律「ああ、元の姿と、大切な物を取り戻すまでは・・・私は澪のもとには戻れない」
唯「そんなぁ・・・だって、澪ちゃんずっと」
律「言うな!・・・・・・言わないでくれ・・・」
唯「律っちゃん・・・」
律「すまん・・・だけど、私だって心の整理ができてないんだよ。突然こんな姿にされて」
唯「・・・・・・うん」
律「あと、手がかりが無いわけじゃないんだよ」
唯「そうなの?律っちゃんたちの大切な物見つけられるの?」
律「私は盗人の顔をハッキリ見てるからな。もう一度見れば必ずわかる」
唯「え?でもそれって・・・」
律「大丈夫だ。この街の盗品はすべて『マニ屋』という店に流れる。そして」
律「ここはそのマニ屋の裏口だ」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:27:10.21 ID:3INlN0Vu0
最近クリアしたぜ
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:27:43.03 ID:S3geDtps0
唯「裏口?」
律「そうだ。ちょっとここからこの窓を覗いてみてくれ」
唯「窓?」カチャ
唯「あっ!」
律「そこが隠し窓になっていて、
マニ屋に来た客の顔をすべて覗くことができるようになってるんだ」
唯「お〜!すごーい!」
律「これで今日と明日、ギリギリまで捜してみる。・・・それでダメならば」
唯「澪ちゃんにすべてを?」
律「そうだな・・・だから、唯にはまだ澪にこのことは言わないでもらいたいんだ。
心配かけたくないからな」
唯「うん。わかったよー」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:28:20.18 ID:S3geDtps0
唯「えっと、澪ちゃんにはなんて言えばいい?」
律「澪にはコレを渡してくれ。これでわかるから」カショッ
唯「カチューシャ?」
律「彼女との思い出の品だ。愛している、待っていてくれ・・・と」
唯「おお!」
律「・・・そんな目でみるな、照れるだろっ」///
唯「ヒューヒュー♪」
律「うっせー!」///
唯「えへー、確かに届けるよ」
律「頼んだよ、唯」
唯「まっかせて!」ふんす!
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:28:50.20 ID:S3geDtps0
唯「ふー。ポストマンさんを見失っちゃったときは
どうしようかと思ったけど、どうにかなったね〜」
唯「さてと、澪ちゃんはまだ仕事中かー」
唯「それじゃあ先にムギちゃんとの約束を済ませちゃおっかな!」
唯「え、えっへっへ///ムギちゃんミルクも早く飲みたいしね〜」
唯「よーし!牧場にしゅっぱーつ!」
【次の日の朝 あと37時間】
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:30:12.83 ID:S3geDtps0
コトブキ牧場
唯「ムギちゃーん来たよー!」
紬「待ってたわ唯ちゃん」
唯「わあ!ムギちゃんミルクがいっぱいだぁ」ふんす!ふんす!
紬「そうよ〜。これを街まで運ぶのが今日のお仕事なの」
唯「手伝うよ!手伝うから、手伝うからムギちゃんのミルク飲ませてぇ・・・///」
紬「仕事が終わってからよ唯ちゃん♪」
唯「あぅうっ・・・待てないよぉ///早く飲みたいのっ、ムギちゃんのミルク飲みたいよぉ///」ハァハァ
紬「だーめ♪まだガマンよ唯ちゃん・・・いい子だから、ね?」なでり
唯「はぁん・・・何でもするからぁ///飲ませてぇ、ムギちゃんのミルク飲みたいのぉ///」あへっ
紬「いいわぁ・・・唯ちゃんすごくイイっ・・・!」ゾクッ
唯「ねえムギちゃん、私はどんなお仕事をすればいいの?」
紬「唯ちゃんは私といっしょに馬車に乗ってもらうわ」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:31:18.78 ID:S3geDtps0
唯「荷物番とかかな?」
紬「いいえ、荷物番も馬車の操縦も使用人たちが担当するわ」
執事「「お任せ下さい、紬お嬢様」」ビシッ
唯「ほえ?じゃあ私は何をするの?」
紬「唯ちゃんには私の『身の回りの世話』をしてもらうわ。要はメイドさんね♪」
唯「へえ・・・馬車で街に行くだけなのに、身の回りの世話なの?」きょとん
紬「そうよ?普段は別の子がいるんだけど、
今日はちょっと『疲れちゃってる』みたいなの」ニコニコ
唯「ふーん?そういうものなんだね〜」
紬「ええ、たったそれだけでミルクがもらえるの・・・唯ちゃんにとっては良い話だと思うわ〜」
唯「そ、そうだよねー!ムギちゃんミルクが飲めるなら・・・
いや、ムギちゃんのためなら私どんなことだってできるよ〜!」ふんす!ふんす!
紬「それを聞いて安心したわ〜」ニコッ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:32:01.48 ID:S3geDtps0
唯「あはぁ♪ムギちゃんのミルクのことを考えただけで身体が火照ってきちゃったな///」ハァハァ
紬「まあ大変♪馬車の中は温かいから・・・少し着ているものを脱いじゃいましょうか?」ニコニコ
唯「え?でも・・・」もじもじ
紬「あら、平気よ?だって・・・」
紬「馬車の中は・・・・・・私以外は誰も見ていないもの・・・・・・♪」ニコォ
【次の日の夜 あと35時間】
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:32:19.38 ID:ie6fr5FL0
ゴクリ…
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:32:32.41 ID:S3geDtps0
ガタゴトガタゴト
唯「ムギちゃんはカーニバルの日はどうするの?・・・・・・街に来るのかな?」
紬「それは・・・どうしようかしらね」
唯「??」
紬「友達の結婚式がある・・・かもしれないの」
唯「・・・かも?」
紬「うん、私の親友同士が結婚することになったんだけれど、
一人が行方不明になってしまったの・・・」
唯「それってもしかして・・・」
紬「律っちゃんと澪ちゃんっていうのよ。もしかして知ってた?」
唯「うん。二人とも友達だよ〜」
紬「あら♪すごい偶然ね!」
唯「・・・そだね」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:33:31.80 ID:S3geDtps0
紬「・・・それでね、二人とも私の幼なじみなの
昔からずーっといっしょに遊んでいた律っちゃんと澪ちゃんがついに結婚しちゃうんだー」
唯「・・・。」
紬「ようやく式を挙げられるようになって、いろいろと準備も済ませたのに
律っちゃんは澪ちゃんの前からいなくなってしまった・・・」
唯「・・・。」
紬「明日の、明日の午後まで律っちゃんが戻って来なかったら・・・
澪ちゃんはすべてを諦めて、私の牧場に避難してくる手はずになってるのよ」
唯「・・・。」
紬「だから、カーニバルの日は結婚式が『あるかもしれない』なの」
唯「律っちゃんはきっと帰って来るよ。どんなことがあってもね」
紬「・・・・・・そうね」
唯「律っちゃんは澪ちゃんのことが大好きだもん」
紬「・・・・・・そう、よね」
唯「・・・。」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:34:07.03 ID:S3geDtps0
紬「ところで唯ちゃん、そろそろ『お仕事』を始めましょ?」
唯「はーい!バイト代は弾んでもらうよ〜?」
紬「ええ、もちろんそうさせてもらうわ♪」
唯「やったー!」わくわく
紬「ムギちゃんミルクを気に入ってもらえたみたいで嬉しいわ」ニコッ
唯「あの濃厚な味は忘れられないよ〜///」ふんす!ふんす!
紬「そうよね?ミルクのためなら、
唯ちゃんは私の言うことを何でも聞いてくれるのよね?」ニコニコ
唯「うん!それくらいムギちゃんミルクは美味しいもん!」ふんす!ふんす!
紬「そっか・・・なら///」クスッ
紬「唯ちゃん、私の側に来てくれる?・・・・・・///」ニコォ
・
・
・
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:34:51.87 ID:S3geDtps0
クロックタウン郊外
唯「はぁ・・・あっという間だったね〜」
紬「そうね〜すっごく楽しい道中だったわ♪」
唯「えへへ///」
紬「納品も終わったし、帰ったらまずはシャワーね」
唯「そうだね。私も汗とかでベトベトだし・・・」
紬「ふふっ♪」クスクス
唯「もう・・・ムギちゃんのせいだよ?///」
紬「唯ちゃん可愛かったわよ?」ニコニコ
唯「あぅ///恥ずかしいな・・・」かぁぁぁ
紬「それじゃあ・・・例のお礼よ♪」
唯「わぁ!」ふんす!ふんす!
何で丸々転載するんだ
マジで理解に苦しむ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:35:25.36 ID:S3geDtps0
紬「唯ちゃん?ミルクが飲みたいかしら?」
唯「飲みたいよぉ・・・欲しい、ムギちゃんのミルクが欲しいよぉ///」ハァハァ
紬「クスッ・・・唯ちゃんは素直ねぇ」
唯「飲ませてっ、お願いムギちゃんのミルク私に飲ませてぇ///
ムギちゃんのミルク欲しいのっ!飲みたいのっ、飲みた過ぎておかしくなりそうなのぉ///」ハァハァ
紬「はぁい唯ちゃん。今日のお礼よ♪」すっ
唯「あはぁ///ムギちゃんのミルクだぁ///」とろぉ
紬「唯ちゃんったら嬉しそうに見つめてるわ」
唯「太くて大きくて硬い・・・・・・瓶に入ったムギちゃんのミルク///」れろっ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:35:27.09 ID:ie6fr5FL0
えっ?えっ?!
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:36:21.15 ID:lIMLksF80
ムジュラかよ
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:36:46.25 ID:S3geDtps0
紬「あら、瓶を舐めても味はしないわよ?」クスクス
唯「うん・・・でも、愛おしくてつい///」れろ、ちゅっ、ちゅぱっ
紬「唯ちゃんったら・・・///」ぞくぞくっ
唯「んちゅっ、レロォ、好きぃ///ムギちゃんのミルク大好きなのぉ///」ちゅぱ、ちゅ、ぺろっ
紬「いっぱい飲んでね♪」
唯「うん!舌の上で転がしながら・・・味わって飲むね///」
紬「喜んでもらえてよかったわ〜」ニコニコ
唯「バイバイムギちゃん!」ノシ
紬「またねー唯ちゃん!」ノシ
唯「ふぅ・・・じゃあ、さっそく飲もうかな?」ふんす!ふんす!
唯「あぁ・・・興奮してきちゃったよぉ///」ふんす!ふんす!
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:37:53.54 ID:S3geDtps0
泥棒鳥「くえー!」(トロそうな人間がいるぞ!)バッサバッサ
泥棒鳥「くえー!」(俺様のエモノだぜー!)ヒューン
バシュッ!!
唯「ほえ?」
唯「あー!私のミルク盗まれたー!」
泥棒鳥「くえー!」(バカすぎワロタwww)バッサバッサ
唯「待って!返してーー!!」ふんす!ふんす!
泥棒鳥「くえー!」(脚wwwおせえwwwwwww)
唯「いてっ!」どたっ!
泥棒鳥「くえー!」(コケたwwwwオラッ!もういっちょwwwwwwww)ヒュー
バシュッ!
唯「ああっ!それはダメ〜〜!」
泥棒鳥「くえー!」(何このカチューシャwww高wwそwwwうwwww)バッサバッサ
唯「それは盗っちゃダメっ!ホントにダメー!返してぇ!」
泥棒鳥「くえー!」(バーカ!バーカwwwwwwww)バッサバッサ
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:39:02.24 ID:S3geDtps0
唯「ああ・・・待ってよぉ!」たったった
唯「いてっ!」どてっ!
唯「あぅ・・・律っちゃんのカチューシャ・・・盗まれちゃった・・・」サーッ
唯「あああああああああ!!まずいよぉおおおおおおおおお!!!」
唯「ヤバい!本気でヤバいよおおおおおおおお!!」オロオロオロオロ
唯「や、やっちゃった!ヤバいヤバいヤバいヤバい!!」
唯「うわぁああああ!うわああああ!!」ゴロゴロゴロゴロ
唯「どうしようどうしようどうしようどうしよう」バタバタバタバタ
唯「澪ちゃんに渡しておけばよかった!
先に渡しておけばよかったぁあああ!!」ガンガンガンガン
唯「ばかーーーー!私のばかぁああああ!!!」
唯「なんでこうなるの!?なんで?なんで盗まれたの!!?」
唯「うあぁあああああああああああ・・・・・・」
唯「・・・・・・どうしよ?」ぐったり
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:39:33.69 ID:S3geDtps0
律『この街の盗品はすべて『マニ屋』という店に流れる』
唯「あ」
唯「いや、でも・・・盗んでいったのって鳥だったよね?」
唯「いやいや、でも・・・・・・」
唯「と、とりあえずマニ屋さんってトコに行ってみよか・・・」
唯「お金は・・・一回宿に戻って持ってこないと」
唯「はぁ・・・澪ちゃんと顔合わせたらなんて言えばいいんだろ・・・」
唯「ううっ・・・ごめんね澪ちゃん、律っちゃん」ぐすっ
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:40:18.94 ID:S3geDtps0
ナベカマ亭
唯「そーっとそーっと」こそこそ
唯「澪ちゃんと和ちゃんは寝ちゃったかな?」
「〜〜〜〜」「〜〜〜〜」
唯「・・・・・・ん?」
「〜〜〜〜!」
唯「隣の部屋から声が聴こえる・・・」
和「明日・・・ムギの牧場に避難するわ」
澪「・・・・・・うん」
和「大丈夫よ。ムギもきっと私たちを受け入れてくれる」
澪「なあ和、律は本当に・・・ムギのところに居るのかな?」
和「・・・私の口からはなんとも言えないわ」
澪「もし、もしムギと律がいっしょにいたら・・・私・・・」ぐすっ
和「もし律が牧場にいたとしたら・・・そのときは私が律を罵ってやるわ」
澪「和・・・」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:41:07.58 ID:S3geDtps0
和「でも、あなたは二人の気持ちを尊重してあげて?
ムギには大勢の使用人がいても、一人ぼっちなのよ。支えてくれる人が必要だったのよ
律はそんな彼女を放おっておけなかったの・・・」
澪「わかってるさ・・・でも、私は・・・
二人がいっしょだなんて考えたくない、二人を信じたいんだよぉ・・・」ぽろぽろ
和「そうよね。ごめんなさいね澪・・・こんな話をした私が悪かったわ」
澪「ううっ、でも、でも私・・・
二人を、信じたいのに、いっつも悪い想像ばっかりで・・・」ぼろぼろ・・・
和「うん、うん、あなたはずっと辛い思いをしてきたわ・・・」なでなで
澪「うわぁあっ!律は、律は私のなんだぁ!私のなのに!私と結婚するのにぃっ!」わぁぁぁぁん
和「律に、律に言ってやりましょ・・・」ぐすっ
澪「うわぁぁぁぁぁん、ううっ・・・あぁぁぁぁん!」ボタボタぼろぼろ・・・
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:41:56.83 ID:S3geDtps0
唯「ま、まずい・・・!」ガタガタブルブル
唯「とっ、とんでもない誤解を生んでるっ!」ガタガタガタガタ
唯「はわわ!い、急いでカチューシャを探してこないとぉ!」ダッ
唯「いてっ!」どたっ!
唯「ふぇ・・・コケてる場合じゃないのに・・・」むくり
【次の日の夜 あと32時間】
クロックタウン・西
唯「マニ屋さん、ここら辺なんだけどな・・・」キョロキョロ
唯「そうだ!ここのお店で聞いてみようっと」
ガチャ
唯「すいませーん」
純「らっしゃせ〜」
唯「あのー、お聞きしたいことが・・・」(純ちゃんが店員さんか〜)
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:42:20.43 ID:KGzJaRuuO
さるよけ
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:42:35.75 ID:S3geDtps0
純「あー、自分バイトなんで
聞きたいことがあるなら店長がいる時間にお願いしまーす」
唯「ううん。商品についてじゃなくて」
(純ちゃんフリーター似合いすぎだよー)
純「はい?」
唯「このあたりにマニ屋さんってお店ありませんか?」
純「え?あー、それなら隣っす」
唯「隣?ありがとね純ちゃん!」ガチャバタン
純「ぁっしたー」
純「って、なんで名前知ってんの!?」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:43:22.65 ID:S3geDtps0
唯「隣、隣・・・ホントだ〜看板出てるじゃーん」
唯「すいませーん・・・」ガチャ
さわ「んだどゴルァああああ!!?」
唯「ひっ!」
さわ「故買は善意の第三者じゃあ!
お客様が売りたい物買いたい物を適正価格で売買する。
慈善事業じゃオンドレぁあ!!」
サコン(泥棒)「すっ、スンマセン・・・」ブルブル
さわ「舐めたこと吐かしてっと爆弾屋にチクるぞ?おお?」
サコン「い、いえ・・・ボクは何も・・・」ガタガタ
唯「あーー!昨日の夜におばあちゃんから物盗んだ人だーー!」
サコン「ゲッ!!?昨日のガキ!?」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:43:55.63 ID:S3geDtps0
サコン「あのっ!お姉さんお代を!」アセアセ
さわ「ほらよ、5ルピー」チャリン
サコン「5ルピー!?だってさっきは100ルピーって・・・」
さわ「うーん、そうか?もうちょい考えさせてくれる?うーん」
唯「泥棒ー!泥棒ー!」
サコン「ああああもう!!5ルピーでいいよ!!」チャリン ダッ
唯「逃げた〜!まーてー!!」タッ
サコン「うっせー!」タッタッタ
さわ「オイ!待てや嬢ちゃん!!!」
唯「ひゃっ!?」ビクッ
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:45:06.89 ID:S3geDtps0
唯「あ、あの・・・ワタクシに何かご用でせうか?」ガタガタ
さわ「お前が店に入って来たんじゃろがい!」ドンッ
唯「ひぃっ!」ビクビク
さわ「お前の探し物は・・・コレだろ?」カチャ
唯「あー!律っちゃんのカチューシャだー!」
さわ「やっぱりか」ハァ・・・
さわ「こいつが流れてきた時は眼を疑ったぜ・・・
律っちゃんが信用してお前に託した物が、まさか盗品として売買されてるとはのぅ?」
唯「そ、その件はですね・・・」ガタガタ
さわ「のう?」ギロリ
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:45:16.72 ID:S3geDtps0
唯(みなさまへ)
さわ「まったく、何してくれとんのじゃ・・・!」
唯(いろいろとご心配をおかけしたみなさまへ ごめんなさい)
さわ「まあこうして探しに来たんなら・・・許したるわい」
唯(あたたかいお気遣いや優しい言葉達
どうもありがとうございます)
さわ「だが、次にこんなヘマやらかしたら・・・わかるな?」ギロッ
唯(正直、今も怖い思いをいっぱいしています)
さわ「ほれ、持ってけ」カラン
唯(ですが、とにかくわたしは元気で
日々のお仕事も変わりなくがんばっていますのでご安心ください)
唯「あ、ありがとうございます」ブルブル
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:45:52.87 ID:S3geDtps0
唯「あの〜それとですね?」
さわ「あん?」
唯「え、えっと・・・ミルクなんかもいっしょに来てたりしませんかね?」おどおど
さわ「ああ?コレもお前のモンかい」ゴトッ
唯「それっ!それです!ムギちゃんミルクですっ!」ふんす!ふんす!
さわ「こっちは有料だ。100ルピーでどうだ?お?」
唯「100ルピー・・・高い・・・」ぐすっ
さわ「ならあきらめんかい」
唯「ううっ、でも憂が宿のお部屋におこづかい置いててくれたから
ちょうど100ルピーあります・・・」ぐすん
さわ「ならちょうどおあずかり。またどーぞ」チャリーン
唯「は、はい!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:46:30.66 ID:S3geDtps0
唯「え、えへー///」ふんす!ふんす!
唯「ようやく取り戻したよぉ・・・ムギちゃんのミルク///」ふんす!ふんす!
唯「・・・と、律っちゃんのカチューシャ」
唯「ま、まずはムギちゃんミルクを飲むのが先だよね?」ふんす!ふんす!
唯「ああっ!ようやく飲めるよぉ〜///」
唯「さっきから身体の震えが止まんなかったのに、
ミルクを手にしたとたんに震えなくなったよ!」ふんす!ふんす!
唯「やっぱり不思議なパワーが有るミルクなんだね!」ふんす!ふんす!
唯「さあ!また盗まれないうちに飲んじゃうよー!」ふんす!ふんす!ふんす!ふんす!
唯「・・・・・・えいっ!」ぐびっ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:48:31.49 ID:S3geDtps0
唯「・・・ごっくん!」
唯「おっ?」ピクッ
唯「・・・キタ」
唯「キタ!」
唯「キタ!!」
唯「キタ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!」
パキパキパッキーン!
唯「うひぉおおおおおおおおおおお!!!」
唯「ふんすふんすふんすふんすふんす!!!!!!!」ドッドッドッドッド
唯「これっ!コレだよ〜〜〜〜!!!!」カクカクカクカク
唯「キ、キく〜〜〜〜〜〜!!!!!」パキパキパキっ
唯「はぁー!はぁー!」ふんす!ふんす!
唯「今なら私!何だってやれそうな気がするよー!」ふんす!ふんす!
唯「あはぁ!人生ってたーのしーー♪」ふんす!ふんす!
唯「そうだ!海に行こう!」ふんす!ふんす!
唯「夜明けの海でひと泳ぎだーー!」ふんす!ふんす!
唯「れっつごー!」ドドドド・・・
【次の日の夜 あと30時間】
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:49:16.23 ID:S3geDtps0
グレートベイ
唯「海だー!」
ザァァァ・・・ザァァァ・・・
唯「はぁ・・・キレイだなー」
唯「よーし!泳ぐぞ〜!」ぬぎっ
唯「えへへ〜///誰も見てないよね?」
唯「水着は憂がカバンに入れててくれたから・・・っと」
唯「夜明けの海は人が少ないから、ここはひとつ」
唯「こ、こっちの***な水着着て泳いじゃおうかな?///」シュル
唯「お〜!これは大胆なデザインだね///」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:49:54.13 ID:S3geDtps0
・
・
・
唯「危なかった〜『巨大仮面魚グヨーグ』」
唯「水着を破られちゃったときはどうしようかと思ったよ〜///」
唯「まさかあんな格好であんな事する事態になろうとはなー」
唯「あー、でも誰も見てないからよかったな」
唯「さて、シャワー浴びて着替えも済んだし!」
唯「・・・澪ちゃんに土下座でもしに行きますか・・・・・・」とぼとぼ
唯「いてっ!」がつん
唯「ううっ、コケなかったけど木にぶつかったよぉ」ヒリヒリ
【最後の朝 あと24時間】
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:51:23.73 ID:S3geDtps0
クロックタウン・ナベカマ亭
唯「あの〜?」ガチャ
和「午後には避難するわ・・・用意は出来てるわね?」
澪「・・・・・・うん」
和「お婆さんの用意を手伝ってあげて?」
澪「律は・・・とうとう私を迎えに来てはくれなかったな」
和「・・・律はどこかに無事でいる。それだけで良いじゃない。ね?」
澪「・・・そう、だな」
唯(はわわわわ・・・)ブルブルブルブル
唯「あ、あのですね・・・」
澪「さ、おばあちゃん。ご飯を食べてしまいましょう」
とみ「ありがとうねぇ」
和「牧場へは午後に行きます。車椅子に乗ってくださいね」
とみ「今年はカーニバルが見れなくて残念だねぇ」
和「仕方ありません。月が落ちてくるんですから」
澪「カーニバル・・・中止になるみたいですしね・・・」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:51:51.56 ID:4auvzFi80
オリジナル要素無いと全く見る気しねーわ
オリジナルチンポ挿入頼む
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:52:01.80 ID:VlYMGLs0O
このペースでよくさるさん喰らわないのな
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:52:23.01 ID:S3geDtps0
唯「お、お、遅れて申し訳ありませんでしたぁ」ぺこり
和「・・・唯?」
澪「戻ったか、唯!」
唯「はい、今ごろ来ましたごめんなさい」ペコペコ
澪「戻って来ないから心配していたんだ」
唯「私の不始末ですごめんなさい」ペコペコ
和「・・・どうして土下座しているの?」
唯「こうしないと私の気がすまないからですごめんなさい」ペコペコペコペコ
澪「それで・・・あ、あの・・・律とは会えたのか?」
唯「はい、会いましたごめんなさい」ペコペコペコペコ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:52:55.59 ID:S3geDtps0
澪「ああっ、会えたのか・・・よかった、よかったぁ・・・」ぐすっ
和「それで、律はなんて?今どこにいるの!?」
唯「どこに居るかについては言えないんだ、でもね」ごそごそ
唯「これを澪ちゃんに、って」
澪「・・・律のカチューシャだ・・・!」
唯「待ってて欲しいって言ってたよ」
澪「うん、うん・・・!」ぐすっ
唯「そして・・・私の口から言うのもなんだけど、愛してるって伝えて欲しいとも言ってた」
澪「ああ・・・律・・・」ぽろぽろ
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:53:32.13 ID:S3geDtps0
和「・・・・・・」ぐすっ
唯「よかったね澪ちゃん」うるうる
澪「うん・・・!ありがとう唯」
唯「ううん、私こそ遅れてごめんね?」
澪「いいんだ。いいんだよ・・・」
和「私も、律を疑ってた。ごめんなさい」
澪「そんな・・・和は私を支えてくれてたんだよ」
和「ありがとう澪、律によろしくね」
澪「ああ、私はここに残る」
澪「ここで・・・律を待つ」
澪「たとえ月が落ちてこようとも」
唯「・・・・・・。」
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:54:00.40 ID:S3geDtps0
唯「・・・それじゃあ、私は行くね」
澪「律のところか?」
唯「うん。少しでも手助け出来るかもしれないし」
澪「・・・ありがとう」
唯「いいんだよ〜。じゃあ行くね!」
澪「ああ、気をつけてな」
唯「・・・澪ちゃんもね」
洗濯場・マニ屋裏口
唯「律っちゃーん!いる〜?」ガチャ
さわ「あら唯ちゃん。待ってたのよ?」にこっ
唯「ひっ!」ビクッ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:54:36.03 ID:S3geDtps0
さわ「律っちゃんはね、今は出かけたわ」
唯「あ、あの・・・」
さわ「実は犯人が見つかったの!
気付いたら書き置きだけ残して追いかけて行ったみたいで」
唯「えっと・・・」
さわ「どうやらね、昨日唯ちゃんも見たでしょ?
あのサコンってスリの男が犯人みたいなのよ!」
唯「いや、そんな事より。いやいや、その話しも大事ですけど!」
さわ「なぁに唯ちゃん?」
唯「昨日と・・・キャラ違くないですか?」
さわ「そんなわけないじゃない」ニコリ(ギロリ)
唯「ひっ!」ビクッ
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:55:25.30 ID:S3geDtps0
さわ「まあいいわ。それよりも、律っちゃんを手伝ってあげてくれないかしら?
あの子今は子供の姿だから何かと大変だと思うのよ」
唯「それはもちろん!」
さわ「あら♪それじゃあサコンのアジトを探してみてね
サコンは『谷』の方を根城にしてたはずよ」
唯「わかった!谷だね?
バイバイさわちゃーん!」ノシ
さわ「いってらっしゃーい!気をつけてね〜!」
唯「いてっ!」どさっ!
さわ「あ、コケた」
さわ「それにしてもあの子、私のことを『さわちゃん』ですって♪」
さわ「・・・・・・ナメてやがんな?」ギロリ
【最後の朝 あと16時間】
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:57:41.37 ID:S3geDtps0
タルミナ平原
唯「そうだ!谷に行く前に牧場に寄ってから行こう!」
唯「最後の夜を前に・・・少し気合を入れないとね!」
唯「そ、それにはやっぱりムギちゃんミルクだよね〜///」ふんす!ふんす!
唯「和ちゃんたちも到着してるはずだしね!」ふんす!ふんす!
コトブキ牧場
唯「ムギちゃーん!」
紬「唯ちゃん!今日も来てくれたの?」
唯「うん!だってムギちゃんのミルクおいしいんだもん!」ふんす!ふんす!
紬「うふふ、『ハマっちゃった』みたいね?」
唯「本当に不思議なミルクだね〜!毎日飲みたくなるし、飲まないと不安でたまらなくなるんだよ〜」
紬「そうね♪」
唯「飲めばすっごく元気になって、幸せな気分になれる!まるで魔法のミルクだねっ!」ふんす!ふんす!
紬「よく言われるわ〜♪」ニコニコ
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 01:58:39.23 ID:S3geDtps0
唯「そう言えば、街の人達はもう来た?」
紬「・・・ええ、来たわ」
唯「よかった。和ちゃんたちとは会った?」
紬「ええ、なぜか和ちゃんに謝られちゃったわ。どうしてかしら?」
唯「うーん、気にしないであげてね?」
紬「そう?なら気にしないわ〜」ニコッ
唯「えへー」
紬「そうだ、唯ちゃんが・・・律っちゃんを見つけてあげたって聞いたわ」
唯「・・・うん、会ったよ。今から律っちゃんを助けに行くところ」
紬「そう、なんだ・・・」
唯「明日の結婚式には必ず律っちゃんをつれていくよ」
紬「・・・・・・そうね」
唯「ムギちゃんは、その・・・」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:00:18.35 ID:S3geDtps0
紬「そうだ唯ちゃん!」
唯「えっ?」
紬「唯ちゃんはミルクを飲みに来たのよね?最後の一本をとっておいたわ」
唯「最後!?」
紬「ごめんなさいね、昨日出荷した分で最後だったの〜」
唯「そうなんだ・・・残念」しゅん・・・
唯「あれ?じゃあどうして一本残ってるの?」
紬「なんだか唯ちゃんが来てくれる気がしたから、一本だけとっておいたの」
唯「ホント!?ムギちゃんすご〜い!」
紬「運命よね〜!」
唯「ホントだね!」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:01:27.89 ID:S3geDtps0
紬「・・・唯ちゃん」
唯「なあに?」
紬「最後の一本はあげるわ」
唯「いいのっ!?」ふんす!ふんす!
紬「ええ、だからね」
紬「律っちゃんを・・・必ず澪ちゃんと会わせてあげて?」ほろっ・・・
唯「ムギちゃん・・・」
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:01:38.43 ID:S3geDtps0
紬「必ず・・・二人を会わせて、結婚式をあげるの・・・」ぐすっ、ひっく
唯「絶対に。絶対に二人をいっしょにするよ」
紬「ありがとう唯ちゃん・・・これが最後の一本よ」スッ
唯「うん。大切に飲むね」ぐっ
紬「うん、うん・・・お願いね?お願いします・・・律っちゃんを・・・」ぽろぽろ
唯「・・・行ってきます」
紬「唯ちゃん・・・・・・また、明日」
唯「・・・・・・。」
紬「また明日カーニバルで、結婚式で会いましょう?」
唯「・・・・・・うん!」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:02:09.47 ID:S3geDtps0
谷・サコンのアジト付近
唯「とうちゃーく!・・・律っちゃんはどこかなー?」キョロキョロ
律「・・・バカ!」べしっ
唯「いたっ!・・・律っちゃん?」
律「大声出すな!見つかるだろ!」
唯「あ、ごめ〜ん」てれっ
律「さっき奴が岩の割れ目が開いて奴が出ていったんだ」
唯「ほう!?」
律「何度調べても岩は開かないんだ。だから奴が帰ってくる時、隙を見て忍びこむぞ」
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:03:25.24 ID:S3geDtps0
唯「すごーい!映画みたいだね!」
律「映画と言えばもうすぐだな!」
唯「再び宣伝だね律っちゃん!」
律「けいおんの映画はなんと海外旅行編だー!」
唯「みんなでイギリスに行くんだよ!」
律「楽しみだな〜、12月3日が!」
唯「覚え方は『1、2、3は、けいおーん!』だからね!」
律「みんなよろしくな!」
唯「観に来てね〜♪」
律「・・・もうすぐ奴が現れる。岩陰に隠れるぞ」こそこそ
唯「急にシリアスだね律っちゃん・・・」こそっ
【最後の夜 あと12時間】
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:04:33.74 ID:S3geDtps0
律「来たぞ!」
唯「キンチョーするねー?」
律(本当かよ・・・)
サコン「開けーゴマ!」ピッ
ゴゴゴゴゴゴ・・・
律「リモコンじゃねーか・・・」
唯「後を追うよロリっちゃん!」タッ
律「誰がロリだ、誰が」
唯「いてっ!」どさっ!
律「コケてるし。ほら、行くぞ」
唯「あぅ・・・はい・・・」むくっ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:05:25.76 ID:S3geDtps0
サコンのアジト内
律「泥棒、どこだ!?私から盗んだ物を返してもらうぞ!」
唯「そうだそうだー!」
サコン「ふひひっひwまさかアジトの中にまで侵入してくるとはな!」
律「チッ!出てこい!どこにいる!」
唯「律っちゃんの大事な物を返せー!」
サコン「そんなに大事な物ならば、勝手に持っていけばいい」
律「なにぃ!?」
サコン「ただし、お前らは一生その中にいてもらうぜ!」ピッ
ゴゴゴゴゴゴッ・・・
律「なっ、しまった!扉が・・・!」
唯「おお、ダジャレだね?」
ゴゴゴ・・・バタン!!
サコン「ハハハ!証拠はすべて消す!じゃーなバカども!」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:06:18.82 ID:S3geDtps0
律「開けろ!あけろー!」ガンガン!
唯「そんなぁ・・・」
律「くそっ!ここまで来たってのに・・・」
唯「・・・律っちゃんは自分の物を探して。私がこの扉をどうにかするから」
律「唯が?どうすんだよ、こんな岩の扉」
唯「これを飲めば何でも解決!ムギちゃんミルクだよー!」ふんす!
律「万能すぎだろ・・・」
唯「んぁああああああああっ!」ふんす!ふんす!
唯「岩を押せばどうにかなるよぉ!!」ゴリゴリゴリゴリ
唯「んひぃい!腕が軋むように痛いけど・・・」メキメキメキメキ
唯「き、きもちぃいいいいい!!」ふんす!ふんす!
ゴゴゴゴゴゴゴ・・・
唯「ハァハァ・・・開通ヨォ!」ふんす!
律「す、すげえ」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:06:55.06 ID:S3geDtps0
唯「あ、律っちゃん。大事な物は見つかった?」
律「ああ、有ったぞ。唯のおかげだ」
唯「えへ〜」
唯「そういえば、律っちゃんたちの大事な物って何だったの?」
律「これだ」しゅっ
唯「・・・お面?」
律「『太陽のお面』って言うんだ。
澪が持ってる『月のお面』とあわせて、結婚式の儀式を行うための大切な物だ」
唯「そうなんだぁ」
誰も読んでないのに馬鹿なんだなwww
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:07:29.78 ID:S3geDtps0
律「私は街に戻る。唯は?」
唯「私はまだ谷に用事があるんだ。・・・最後の用事が」
律「そうか?なら、私は先に行くよ。澪が待ってる」
唯「うん!行ってあげて」
律「・・・唯、全部唯のおかげだ。ありがとう」
唯「いいんだよ〜。ほらほら、澪ちゃんが待ってるよ!」
律「ああ!明日の結婚式、絶対に来てくれよな!」
唯「もっちろん!」ふんす!
唯「絶対に・・・明日を迎えてみせるよっ!」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:08:13.50 ID:S3geDtps0
ロックビル
・
・
・
唯「まさか2対1で戦うなんて聞いてないよー『大型化面虫ツインモルド』」
唯「謎の奇跡が起きて巨大化して闘ったまでは良かったんだけどな〜」
唯「服の中に入ってくるのは反則だよぉ///」
唯「あぅ・・・2匹が服の中で私の身体を触手で・・・///」
唯「巨大化したまま服を脱いであんな格好であんなことをするはめになるとはな〜」
唯「とんだマニア向けな絵面だったよー」
唯「あー、でも誰も見てないからよかったな!」
唯「一日2回もこんな目にあうなんてついてないね」
唯「さてと、最後の巨人さん!私に力をかして!」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:08:50.87 ID:S3geDtps0
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「あなたが最後の巨人さんだね?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「よ・ん・で・・・?うん!あの曲で4人を呼べばいいんだね?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「ところでこの曲は誰が作曲したの?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「そっかー!知らないかー!知らないならしょうがないよねっ!」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:09:40.33 ID:S3geDtps0
唯「あれ?まだ何か言ってるや・・・」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「唯「と・む・を・ゆ・る・せ・・・」
唯「トムをゆるせ?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「ねえねえTomってだあれ?お友達?お友達なの??」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「『刺激しあう仲』?『西葛西』?ねえ何を言ってるの〜??」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「Tomって誰?ねえねえ誰なのー?友達じゃあないの?友達じゃないならTomってなんなの?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:09:42.44 ID:W3AOLeJIP
読んでるぜ
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:10:25.93 ID:S3geDtps0
唯「きみの友だちは・・・どんな・・・ひと?
そのひとは・・・きみのことを・・・友だちと思ってるのかな・・・」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「Tomとのご関係は?今後はどうするつもりなの?ねえねえねえねえ!」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「えっ?トムじゃないって?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「ああ、なーんだ!『友を許せ』か〜」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」
唯「でも、友っていうのは・・・?」
巨人「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」 のそっ
唯「あっ、待って・・・!」
唯「・・・行っちゃった」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:11:00.83 ID:S3geDtps0
唯「私も街に戻らなきゃ」
唯「憂が待ってる。あずにゃんも待ってる」
唯「巨人さんたちも、私を待ってる」
唯「月が・・・待ってる」
唯「みんなが・・・みんなが私を待ってるんだ」
唯「でも、時間だけは待ってはくれない」
唯「急ぐよ・・・!コケたって構わないからっ・・・!」ダッ!
【最後の夜 あと6時間】
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:11:51.92 ID:S3geDtps0
クロックタウン
ヒュー・・・ドン!パンッパン!パンッ!
ゴゴゴゴゴ・・・ガチャン!
唯「キレイな花火だね、あずにゃん」
梓「来ましたか、足りん子!」
唯「2日ぶりだね〜♪」
梓「うれしそうにすんなですっ!」
憂「お姉ちゃーん!」ノシ
唯「うーいー!ひさしぶり〜!」ノシ
梓「あーもう!面倒な連中です!」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:12:29.09 ID:S3geDtps0
憂「お姉ちゃんお腹すいてない?ちゃんとごはん食べてた?」
唯「元気だよ!憂は大丈夫ー?」
憂「私も元気だよ〜!」
梓「憂様もお静かに!これからクライマックスですから!」
唯「・・・憂様?」
憂「だってひさしぶりにお姉ちゃんに会えたんだよ?」
梓「たった2日じゃないですかっ!」
唯「ねえねえなんで憂様なのー?」
梓「うっせーです!憂様を呼び捨てにするのは畏れ多いから憂様なんですー!」
唯「この2日でなにが・・・?」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:12:59.69 ID:0gKmJJVR0
なんだこの投下スピードは
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:13:13.46 ID:W3AOLeJIP
さるに引っかからないのか?
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:13:14.35 ID:S3geDtps0
憂「お姉ちゃん、巨人さんには会えた?」
唯「ばっちりだよ憂〜!」ふんす!
憂「お姉ちゃんすごい!お姉ちゃんえらい!」
唯「えへへ〜///」
憂「お姉ちゃんかっこいいよー!」
唯「そうかな?///」てれっ
梓「あーも〜〜!話が進まない!!」
梓「足りん子!もう月を止めるための準備は万全ってわけですか?」
唯「うん。出来る限りの事はやったよ!」
梓「なら・・・あとは私と戦い、私を止めるだけって事ですね?」
唯「それなんだけどさー。ちょっと待ってて欲しいんだ〜」
梓「・・・・・・は?」
唯「まだちょっとやることがあるんだー」
梓「いや、今出来る限りの事は全部終ったと・・・」
唯「うん、月とは関係ない用事だよ〜」
梓「余裕かっ!」
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:14:01.97 ID:S3geDtps0
唯「律っちゃん子供の脚だからね?まだ街まで到着してないみたいで」
梓「はぁ・・・」
唯「どうせなら二人の再開シーンを見たいじゃん!」
梓「・・・それで?」
唯「あずにゃんもうちょっと月を落とすの待ってて?」
梓「知るかァーーーーッ!!!!」ふしゃー!
唯「怒らないでよあずにゃーん」
梓「どんだけナメられてんだ私!」
唯「ナメてるわけじゃないよ〜」
梓「どちらにしろ、月を落とすのは夜明けと同時です・・・!」
唯「わ〜!待っててくれるの?」
梓「違います!もともと予定通りです!」
唯「あずにゃんありがとー♪」
梓「だから違うっつの!」
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:17:08.95 ID:S3geDtps0
梓「私が月を落とす前に、私を止められなければこの世界は滅亡
・・・何も変わりません!」
唯「絶対に止めてみせるよ!」
梓「やって見やがれですっ!」ふんす!
唯「止めるよ・・・あずにゃんも・・・」
唯「あずにゃんを操ってる、その仮面もね」
梓「はぁ?」
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:17:19.50 ID:S3geDtps0
梓「私は操られてなんかいません!この仮面も、私にパワーをくれます!」
唯「それが操られてるんだよー。あずにゃんはこんな悪いことする子じゃないでしょ?」
梓「知ったような口をききますね・・・!」
唯「知ってるよ。あずにゃんのことは、ずーっと前から」
梓「何をバカな!」
唯「律っちゃんを子供の姿にしたり、月を落として世界を滅ぼそうとしたり、
他にもいっぱい各地で悪いことしてた・・・
あずにゃんは本当はこんなまねが出来る子じゃないよね?」
梓「ハッ!水掛け論です」
唯「そうかもね」
梓「勝った方が・・・正しいんです!」
唯「それでも良いよ。必ず止めてみせるから」
【最後の夜 あと3時間】
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:18:08.96 ID:S3geDtps0
律「はあっ・・・!はぁ・・・!」タタタタッ
唯「律っちゃん来た!」
唯「あずにゃん、ちょっと行ってくるね〜」
梓「もう戻って来んなです!」
唯「うーいー!もうちょっとまってて〜」
憂「お姉ちゃんがんばれー!」
梓「あー、緊張感0。あと少しで世界が滅びるんだけどなー」がっくし
律「澪・・・澪・・・!」タタタタタッ
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:19:04.16 ID:S3geDtps0
ナベカマ亭・従業員室
澪「そろそろ夜が明ける。月もあんなに大きくなてる・・・」
澪「律、まだ迎えに来てはくれないのか・・・?」
律「みおーーーー!!」
澪「・・・!」
澪「今の声・・・まさか・・・!」
澪「律っ!律なんだな・・・?私はここだよ!」
澪「二階にいるんだ!律はどこ!?」
律「外だよ澪!窓を開けてみてくれ!」
澪「律、律・・・!」ガチャッ!
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:19:37.22 ID:S3geDtps0
律「・・・待ったか?澪」にかっ
澪「お前、なんだよその姿は・・・。縮んでるじゃないか・・・」
律「あー。この距離でもバレちゃったか?」
澪「何やったらそうなるんだよぉ・・・」ぽろぽろ
律「あはは、いろいろね」
澪「ばかぁ・・・!」ぼろぼろ
律「・・・嫌いになった?この姿じゃ結婚出来ない?」
澪「私は!私はぁ・・・律が私を嫌いになっちゃったのかと・・・思って・・・」ぐすっ
律「すまん!・・・心配かけた」
澪「それでも、私は律のことが大好きで・・・
愛していて、今もここで律のことを待ってたんだぞ・・・?
その私が、律がどんな姿になろうと嫌いになれるはずないだろ・・・?」
律「・・・・・・ありがとう澪。帰ってきたよ。澪、ただいま・・・」ぽろぽろ
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:20:14.91 ID:S3geDtps0
澪「律、おかえりなさい・・・!」
律「待ってて。今そっちに行く」たたっ
澪「ああ、律・・・!」ぎゅっ
律「澪!愛してるよ・・・澪ぉ」ぎゅっ
澪「私こそだ。こんな身体でよく頑張ったな」なでなで
律「澪にはお見通しなんだな」すりすり
澪「わかるさ。律はいつだって私のためにいろいろしてくれるんだ」ぎゅぅ
律「澪、結婚しよう。もう私はどこへも行かない!ずっといっしょだ」ぎゅっ!
澪「私も律を愛してるよ・・・!
ずっといっしょにいよう。どんな時でも。どんな姿になっても!」
律「ああ、ああ、私たちはもう離れないよ、澪・・・」ぎゅっ
澪「律・・・大好きだよ律・・・」ぎゅっ
律「んんっ・・・」ちゅっ
澪「ぁんんっ・・・」ちゅっ
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:20:46.45 ID:S3geDtps0
唯「イイハナシダナー!」ぐすっぐすっ
唯「ううっ・・・よかったよぉ!二人ともよかったよぅ・・・!」びちゃびちゃ
律「唯、こっちに来てくれ」
唯「ひゃいっ!?」
澪「いるんだろ?部屋に入って、さぁ」
唯「あ、あの・・・この度はご結婚おめでとうございます」
律「うん。唯のおかげだ」
澪「その通りだよ」
唯「えへへ、二人の愛の力だよ〜」
律「あはは、実は唯にさいごに頼みたいことがあるんだよ」
唯「え?私に・・・?」
澪「私たちの結婚を認める証を受け取って欲しいんだ」
唯「えっと、そんなに大事な役って私でいいのかな?」
律「唯以外に誰がいるんだよ」
澪「唯しかいないよ。たのむ」
唯「それじゃあ、ぜひ!」
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:21:25.57 ID:S3geDtps0
律「私たち二人は太陽のお面と月のお面を交わし、めおとになる」
澪「太陽の昇る昼も、月が沈む夜も二人はめおとだ」
律「・・・この『めおとのお面』を受け取ってくれ、唯」
澪「私たちの結婚を認めてくれるか?」
唯「はい認めます!二人は今日この時からめおとですっ!」ふんす!
律「ありがとう、唯」
澪「本当に感謝しきれないよ」
唯「誉めすぎだよ二人とも〜///」
律「・・・私たちはここに残る」
澪「唯はもう逃げてくれ・・・」
律澪「自分のいるべき場所へ帰るんだ」
唯「・・・・・・えっ?」
・
・
・
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:22:17.37 ID:S3geDtps0
【最後の夜 あと1時間】
クロックタウン・時計塔最上部
梓「・・・ついにここまで来ましたか」
唯「あずにゃん、私はこの世界を守るよ」
梓「もう遅いですっ!月が落ちるまであと1時間を切りました!」
唯「この世界を壊させやしない!この世界を守りたい!」
梓「止められますか?・・・仮面よ、私に力を・・・!」
〜〜〜〜〜〜!!!
唯「・・・・・・くっ!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォッ!!
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:22:57.33 ID:S3geDtps0
梓「ヒヒヒヒヒッ!もう誰も私を止められはしない!」
梓「憎いこの世界を・・・すべて滅ぼしてやるッ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォッ!!
唯「月が・・・落ちる・・・!」
憂「お姉ちゃん、ギー太で巨人さんたちを呼んで!」
唯「うん!いくよーギー太!」ジャジャーン♪
唯「〜〜♪〜〜♪〜〜♪」ジャカジャカジャン♪
巨人「「「「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」」」」のそっ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:23:38.48 ID:S3geDtps0
梓「今さらアイツらが来た所で・・・無駄ですっ!」
梓「憎い!私を否定するものが憎い!
私を認めないものが憎い!私を裏切ったものたちが憎い!」
梓「この世界が憎ぃいいいいい!」
梓「月よ、落ちてしまえ!」
梓「この世界を・・・滅ぼせ!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォォォッ!!
唯「あずにゃんは・・・寂しかったんだよね?」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:24:11.56 ID:S3geDtps0
梓「あぁん!?」
唯「仲のよかった巨人さんたちが突然いなくなって、あずにゃん寂しかったんだよね?」
梓「何を言ってやがるんですか?足りん子め!」
唯「あずにゃん、巨人さんたちはあずにゃんが嫌いになったわけじゃないんだよ?」
梓「・・・そんな、わけ・・・」
巨人「「「「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」」」」ガシッ!
梓「あっ!」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:25:46.79 ID:S3geDtps0
巨人「「「「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」」」」メキメキメキメキ
唯「やった!月を受け止めたよっ!」
梓「あっ、あっ、あぁ・・・」
巨人「「「「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」」」」メキメキメキメキ
巨人「「「「ふんすっ!!!!」」」」ズドンッ!
唯「月を・・・押し返した・・・!」
梓「・・・・・・。」がくっ
巨人「「「「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」」」」
唯「と・も・を・ゆ・る・せ・・・」
梓「・・・友?」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:26:21.82 ID:S3geDtps0
巨人「「「「ふ〜〜ん〜〜す〜〜!」」」」のそっ
梓「あ・・・また、行っちゃうの?」
唯「あずにゃん、巨人さんたちにも・・・きっと事情があるんだよ」
梓「でも、でも、」
唯「言ってたでしょ?『友だち』だって。離れててもずっと友だちだよ」
梓「でも・・・」
梓「もう、一人ぼっちは嫌なんです」
カラン・・・
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:27:14.85 ID:S3geDtps0
梓「もう一人ぼっちはヤダよぉ・・・行かないでよぉ・・・」ぽろぽろ
唯「あずにゃん」ぎゅっ
梓「あっ・・・」
唯「これからは私がいっしょにいてあげるから」ぎゅぅ
梓「あぁ・・・唯、唯先輩・・・」ぎゅっ
唯「だから、ね?もうこんな事は・・・」
「邪魔をするな」
唯「えっ?」
梓「あ、あぁっ・・・!」ガタガタガタガタ
さるよけ
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:28:14.86 ID:S3geDtps0
仮面「あと少しでこの世界を滅ぼせたというのに」
梓「か、仮面が・・・!」ガタガタガタガタ
唯「・・・キミがあずにゃんを操っていたんだね?」
仮面「お前、オレと遊ぶか?」
唯「はい?」
仮面「お前はオレと遊ぶんだよ」
唯「遊ばないよ」
仮面「お前が負けたら月が落ちる遊びだ」
唯「なっ!?」
仮面「楽しいぞ。楽しい遊びだ」
唯「・・・狂ってる!」
仮面「何が狂ってるんだよ?」
唯「・・・。」
仮面「全部が狂ってるんだよ」
ヒュンッ
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:28:55.51 ID:S3geDtps0
梓「あっ・・・!」
唯「・・・消えちゃったね」
憂「お姉ちゃん!」
唯「憂!」
憂「あの仮面はきっと『鬼ごっこ』のつもりなんだよ!」
唯「鬼ごっこ?だったら追いかけないと・・・」
梓「ヤツはきっと月の中にいますよ。唯先輩!」
唯「月の中か・・・」
ゴゴゴゴゴゴ・・・
唯「・・・また月が動きだした」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:29:26.13 ID:S3geDtps0
憂「お姉ちゃん、これを使って!」
唯「憂、コレは?」
憂「4つの神殿のボスの亡骸だよ!
この亡骸たち、あの仮面のもとに帰ろうとしてるみたい」
梓「じゃあコレを追えばあの仮面の場所に行けるの・・・?」
憂「たぶんね」
唯「すごいよ憂!」
憂「えへー」
唯「でも、どうして憂が神殿のボスの亡骸を持ってるの?」
憂「えっ?お、お姉ちゃん!ほら、早く仮面を探さないと」あせっ
唯「??」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:30:08.93 ID:S3geDtps0
唯「そうだね憂!私あの仮面を追いかけるよ!」
憂「頑張ってお姉ちゃん!」
梓「唯先輩、私も!」
梓「うっ・・・!」がくっ
唯「あずにゃんは仮面に取り憑かれて疲れてるでしょ?ここにいてね」
梓「で、でも・・・!」
唯「大丈夫!心はみんな一つだよ〜!」ふんす!
梓「お願いします。唯先輩」
唯「まっかせて!」
憂「カッコイイよお姉ちゃん!」
唯「憂はあずにゃんをみててあげてね」
憂「うん、わかったよ」
唯「よーし!待ってろよ仮面ー!!」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:31:19.08 ID:S3geDtps0
月の中
・
・
・
唯「うわぁ・・・ここが月の中?」
唯「キレイな野原・・・」
あはははっ!あはははは・・・!
唯「ん?」
あはははは・・・あはははは・・・
唯「神殿のボスのお面を付けた子供・・・」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:31:40.81 ID:KI/WCpTKO
がんばれ!
支援
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:31:45.80 ID:S3geDtps0
オドルワ「キミの友だちは・・・どんな・・・ひと?
そのひとは・・・キミのことを・・・友だちと思ってるのかな・・・」
ゴート「キミのしあわせってどんな・・・こと?
キミのしあわせは・・・ほかのひとも・・・しあわせなのかな・・・」
グヨーグ「正しいことって・・・どんな・・・こと?
正しいことすると・・・本当にみんな・・・よろこぶのかな・・・」
ツインモルド「キミの・・・本当の顔は・・・どんな・・・顔?
お面の・・・下の顔が本当の顔・・・なのかな・・・」
唯「・・・・・・。」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:32:17.04 ID:S3geDtps0
仮面「お前はどう思う?」
唯「・・・。」
仮面「コイツらの問いに答えは持ってるのか?」
唯「わからないよ。でもね」
唯「私は友だちを信じてる」
唯「私は自分を信じてる」
唯「私は未来を信じてる」
唯「私は世界を信じてるよ」
仮面「・・・・・・。」
唯「鬼ごっこはもう終わりだよ」
仮面「・・・・・・。」
仮面「・・・鬼ごっことは言ってないぞ?」
メコォ メキッ
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:32:51.34 ID:S3geDtps0
仮面「今度は世界を滅ぼす遊びだ!」
仮面「世界を滅ぼした方が勝ち!」
仮面「ハハハハハハハ!」
仮面「ハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!」
唯「・・・遊んでばっかりじゃダメなんだよ」
仮面「・・・なんだと?」
唯「ティータイムは楽しいけど・・・!」
唯「練習もしないと!!」
唯「ライブが出来ないよーー!!!」ジャカジャーン♪
仮面「ぐぁああああああっ!!」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:33:56.18 ID:S3geDtps0
仮面「なんだ?なんなんだこの音は・・・!?」
唯「私たちの友情とかなんとかがこもった音楽だよ!」ジャーン♪
仮面「やめろ・・・その音を止めろ・・・!」
唯「とまれないー♪とまらないー♪」ジャカジャカ♪
仮面「オレは・・・!遊びたいんだ・・・!」
唯「これが!私たちの遊びで・・・!」ジャジャーン♪
唯「私たちの本気だよーー!!」ジャーーン♪
仮面「ぐおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」
唯「けいおん大好きーー!」ぐるぐるぐるぐる
唯「さんきゅー!」ジャジャーン♪
仮面「・・・・・・。」カランッ・・・!
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:34:39.27 ID:S3geDtps0
唯「・・・終わった・・・かな?」
仮面「・・・今は去ろう」フワッ
唯「うおぉっ!?」ビクッ
仮面「だが、オレはまだ遊び足りない」
唯「・・・。」
仮面「まだまだ・・・遊び・・・た・・・い・・・」
カラン・・・
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:35:09.48 ID:S3geDtps0
唯「ただのお面だ・・・」
唯「なんだったんだろ?」
唯「・・・まあ、いっか」
唯「帰って憂のごはん食べよーっと!」
唯「お腹すいた〜♪」
・
・
・
【新しい日の朝】
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:35:37.53 ID:S3geDtps0
唯「おめでとー!二人ともおめでとー!」
憂「おめでとうございます!」
澪「ありがとう!みんなありがとう!」
律「ううっ・・・ありがとう、ありがとう・・・!」
和「おめでとう」
紬「おめでとう」
澪「ありがとうみんな!」ほろっ
律「私、私幸せだ〜〜!」ぶあっ
唯「幸せにね。澪ちゃん、律っちゃん」
梓「・・・お幸せに」
憂「二人とも綺麗〜」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:36:08.87 ID:S3geDtps0
唯「さてと!」
憂「・・・行こっか?」
梓「あ、あのっ・・・」
唯「どうしたのあずにゃん?」
梓「え、えっと!私も、私も連れて行ってくださいっ!!」
憂「・・・えっ?」
唯「だって、あずにゃん?」
梓「唯先輩といっしょにいたいんです!ダメ・・・でしょうか?」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:36:44.91 ID:S3geDtps0
憂「梓ちゃん・・・」
唯「私たち、そのつもりでいたけど?」
梓「へっ!?」
憂「はい!梓ちゃんの旅支度しておいたよ?」
梓「えっ?ええっ!?」
唯「あっずにゃ〜ん!そんなに私といっしょにいたいの?」なでなで
梓「あっ、ああっ・・・!」かぁぁぁ///
唯「あずにゃんはかわいいね〜♪」すりすり
梓「あぅ・・・あっ・・・!」
梓「そ、そんなんじゃないですーー!!」
・
・
・
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:37:30.49 ID:S3geDtps0
お面屋「ホホホ・・・」
お面屋「永遠に続く友情」
お面屋「永遠に続く愛」
お面屋「永遠に続くシアワセ・・・」
お面屋「そんなモノもきっとあるのでしょう・・・」
お面屋「ホホホ・・・」
お面屋「信じなさい・・・信じなさい・・・」
お面屋「ホホホ・・・・・・」
おしまい!
乙
読んでくれてありがとう
何度か指摘されたように他板で書いたものを転載しただけだ
ゼルダ楽しみだな
おやすみ
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:39:45.17 ID:JjaMXYFrO
乙!!よかったよ
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 02:56:06.07 ID:duVOzXprO
立てる時間間違えたな
面白かった乙
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 03:13:32.05 ID:geXnmvf/0
追いついたと思ったら終わってた
乙
今から読むけど落ちそうだから先に乙
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/23(水) 03:20:24.41 ID:lh6i53o70
おつ
194 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
つまんなかった