杏子「あんたが私のマスターなのか?」上条「ちょっと待って」

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―午後5時過ぎ・学園都市第7学区・上条当麻宅

上条「ただいま〜インデックス〜。やれやれ、今日はスーパーで卵が安いから買いに行ったら、―――――半額弁当を巡る戦争に巻き込まれて、なんか知らない茶髪女にエルボー入れられて、………………不幸だ」

インデックス「とうま静かにして! 私は今とっても忙しいんだよ」

上条「一日家の中でダラダラしていて何が忙し…ってえ〜!? 何部屋の中で怪しげな術式を発動させようとしてるんですか!?」

インデックス「サーヴァントを召喚する儀式の途中なの! 私聖杯戦争のマスター候補に選ばれたんだよ!」

上条「サーヴァント? 聖杯戦争? またネセサリウスがらみの話か?」
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 23:42:41.50 ID:XUM5eGMn0
前のスレどうなったん?
31:2011/11/15(火) 23:45:31.63 ID:hrzfAqF10
>>2 たぶん落ちたはず。一応サーヴァント召喚の話が一通りかけたので、
もう一度最初から流していきます
41:2011/11/15(火) 23:47:00.71 ID:hrzfAqF10
インデックス「よくわかんないけど聖杯が手に入ったら何でも望みがかなうらしいの!」

上条「お前の望みってなんなんだよ?」

インデックス「世界中のありとあらゆるおいしい食べ物をおなかいっぱい食べることなんだよ!!」

上条「………そうか、まあ頑張れ」

インデックス「あ〜! 今とーますっごく人を馬鹿にしたような目で私を見てたんだよ」(プンプン)

上条「とにかくそろそろお夕飯の支度で忙しい上条さんの邪魔にならないように隅っこで遊んどいてくれ」

インデックス「も〜〜〜〜だから遊びじゃないんだよ! ってとうま何処行くの?」

上条「トイレ」バタン

インデックス「まったくとうまは人の気も知らないで。それにしてもなんでさっきから何も起こらないんだろ…。
ちゃんとマニュアル通りやってるのに……………はっ! そういえば何かサーヴァントに縁のあるものがいるんだっけ?? ん?」
くんくんくん

5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/15(火) 23:47:33.96 ID:83AZIiv90
うわー…クソとクソをコラボさせてるよ
61:2011/11/15(火) 23:50:02.23 ID:hrzfAqF10
♪いしやーきいもー、おいもー、やきたてのぉーホッカホカ〜

インデックス「いいにおいがするんだよ!」タタタタ、がちゃん、バタン、ダダダダ

シャー
上条「ふ〜すっきりした…ってインデックス? どこ行った?」

上条「まあそのうち腹が減ったら帰ってくるか…っておいおい術式放置するなよ…」

上条「まあ右手で消えるだろうけど勝手に消したらまたうるさいだろうしな〜、…ん?」

上条「なんだ? さっきの買い物の中身が光ってる?」ゴソゴソ

上条「!? 明日の朝飯用のあんぱんが発光している!?」

ドシャーン★パリーン★ガシャ−ン★しゅたっ★

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

杏子「よう」

上条「…は…、ひ…?」

71:2011/11/15(火) 23:53:26.09 ID:hrzfAqF10
杏子「あんたが私のマスターなのか?」

上条「…は、い…?」

杏子「そうか。これで契約は成立だな」

上条「は…、いや、ちょっと待て! 誰だよお前!? ていうか何窓ガラスぶち破って不法侵入してるんですか! 
最近高いお金払って修理したばっかなのに!!」

杏子「それはお前の召喚方法に問題があるんじゃね?」

上条「知るかよ! …とにかくお前は何者なんだ? 見たところ魔術師か何かか?」

杏子「う〜ん、まあそんなとこかな。私の真名は佐倉杏子。クラスはランサーを割り当てられた。
生前も使ってたこの多節棍の槍が宝具ってわけだな」クルクルクルクル

上条「えーと、杏子さん? とりあえずその物騒なものをこの狭い部屋で振り回すのは止めてもらえませんか…」

杏子「聖杯戦争が始まるまでにはまだ時間があるな。早めに現地入りして下見しにいくぞ、マスター」

上条「だから勝手に話を進めんなって! その聖杯戦争って何なんだ? 杏子はこれから一体何を始める気なんだよ?」
81:2011/11/15(火) 23:57:56.17 ID:hrzfAqF10
杏子「何って、決まってんじゃん。殺し合いだよ。手にする者の望みを実現させる力を持つという聖杯を手に入れるための殺し合い」

上条「殺し合い…、だと…」

杏子「つか、なんでそんな分かり切ったこと聞くわけ? あたしをおちょくってんの?」

上条「………じゃないんだ」

杏子「は?」

上条「俺じゃないんだよ、お前を召喚しようとしたのは…」

杏子「な、なんだって!?」

上条「俺んちの同居人のちょっとドジっ子な大食いシスターさんだよ、聖杯戦争とやらに参加しようとしてたのは」

杏子「だったら…!」

上条「だが、俺はあの子を守る義務がある! あの子をそんな危険な殺し合いに関わらせることなんて絶対に許さない!!」

杏子「ちょっと待てよ! じゃああたしはどうしたら…」

上条「心配すんな。俺がこのままマスターになっちまえばいいんだろ」

杏子「え…」
91:2011/11/16(水) 00:00:39.92 ID:vx4L4Jd50
上条「殺し合ってまで聖杯を手に入れて、実現したい望みが杏子にもあるんだろ」

杏子「そ、それは―――」

上条「別に言いたくなけりゃ言わないでいいさ。でもそれがとても切実で重大なことだってのがさ、なんとなくわかるんだよ…杏子のその真剣な顔を見てると」

杏子「そ、そうか?///」

上条「だったら乗り掛かった船だ。協力するよ。杏子ってたぶん中学生ぐらいだろ? 
何ていうか、俺の知り合いにもでっかい悩みを抱えて、それでもどうにもならなくて一人で苦しんでた中学生がいるんだ。
そいつのことをほっとけなかったのと同じで、俺は杏子のこともほっとけない気がする。
俺は魔術師でも能力者でもないけど、俺にはこの右手がある。神の奇跡だって打ち消すことのできる力―幻想(イマジン)殺し(ブレーカー)―がな。
きっと役に立てると思うぜ」

杏子「イマジン…ブレーカー?」

上条「ああ、俺にもよくわからないけど、生まれつき持ってる不思議な力なんだ」

??「佐倉杏子、まさか君が第八次聖杯戦争において英霊として召喚されるとはね」

杏子「! この声は…!」
101:2011/11/16(水) 00:03:22.69 ID:vx4L4Jd50
上条「ん、なんだこの猫…ではないな、怪しげな小動物は? 杏子の知り合いか?」

QB「はじめまして。ボクの名前はきゅうべぇ」

杏子「なあ、ためしに右手でコイツ触ってみてよ」

上条「こうか?」ピトッ

上条・杏子「「……………………………」」

QB「………………………………………」

QB「くぁwせdrftgyふじこlp;@:」

QB「…nな、んなんてことだ、、、ッ君の、右・手は因果りちゅに対する反ッぎゃああ九だああああああ」シュウウウウウウウウウウウン

上条「お、おい渦を巻いて消えちまったぞ」タラリ

杏子「す、すげえ。マジですげえよ、その右手…!!」

上条「ていうか、あれ消しちゃってよかったのか? なんかいろいろ知ったふうな雰囲気だったけど…」

杏子「いいんだよ。あれの話を聞いても絶対にロクなことがないから」

111:2011/11/16(水) 00:06:53.69 ID:vx4L4Jd50
上条「とりあえず、ちょっとは俺が役に立ちそうなことは分かってくれたか?」

杏子「ああ! ちょっとどころかあんたの右手があれば百人力だぜ!!」

上条「おう、改めてよろしくな、ランサー…だっけ、の佐倉杏子! あ、それから申し遅れたけど、俺の名前は上条当麻ってんだ」

杏子「!? あ、あんたカミジョウっていうのか…!?」

上条「? あ、ああ…どうかしたか?」

杏子「……………あ、いや、なんでもねえよ。ちょっと昔のことを、な」

上条「そ、そうか」

杏子「じゃ、とりあえずお近づきのしるしだ」ゴソゴソ

上条「?」

(どこからともなく口のあいたポッキーの袋を取り出して、)
杏子「食うかい?」スッ

121:2011/11/16(水) 00:09:51.33 ID:vx4L4Jd50
杏子「察し悪いなぁ。あたしは英霊なんだから当麻が直接触れたら消えちゃうだろ? だからこれ、握手の代わり♪」

上条「ああ、なるほどな。じゃ、遠慮なく一本もらうぜ」

(上条がポッキーを一本引き抜こうとした瞬間)
インデックス「ねーとうまー! 焼き芋屋さんが私が可愛いからってサービスで焼き芋2本くれたんだよ!! …って〜!!? 
またとうまが知らない女の子を家に連れ込んで!! しかもポッキープレイしようとしてるぅぅうううぅぅぅぅ!!」

杏子「は、はぁぁ!?////」

上条「ち、違うんだインデックス!! これには深〜い事情がぁぁ―――!!」

インデックス「問答無用――――!!!」ばッ ガブッ

上条「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああ」

(10分後)

インデックス「要するにこの子は私が召喚しようとしていた聖杯戦争のサーヴァントで、
何故かとうまの買ってきたあんぱんが聖遺物として機能して召喚されたんだね」

上条・杏子「「  そうそう  」」
131:2011/11/16(水) 00:13:52.07 ID:vx4L4Jd50
インデックス「で、色々あって当麻が私の代わりにマスターになって聖杯戦争に参加することになった、と」

上条・杏子「「  そのとーり!  」」

インデックス「で、部屋で二人っきりなのをいいことにあんなヒワイな行為に及んだんだね!」

杏子「んも〜だから違うって言ってるだろ!」

インデックス「あんこは黙ってて欲しいんだよ。これはとーまに聞いてるんだよ!」

杏子「ちょ…あんこって私のこと!?」

141:2011/11/16(水) 00:18:43.75 ID:vx4L4Jd50
インデックス「あんぱんで召喚されたからあだ名はあんこー! 私のプラトニックなガラスのハートをズタズタにした罰なんだよ」

上条「ズタズタなのは上条さんの頭皮だっての…お前いい加減頭ばっか噛むのやめろよ…」

インデックス「とにかくとうまはこれに懲りたら女の子なら誰かれ構わずフラグ立てるの気をつけてよね!」

上条「へいへい(そんなに立ってたっけ?)」

インデックス「じゃあ今回のことは特別に許してあげる! このお芋とってもおいしーし」

上条(…結局食いもので機嫌が直るのな)
151:2011/11/16(水) 00:23:24.88 ID:vx4L4Jd50
杏子「と、ところでインキュ…、デックスさんは、私と当麻が聖杯戦争に参戦するのを許してくれるのか?」

インデックス「なんか今ちょっとむかっと来たけど、…まあ許してあげてもいいんだよ」

上条「マジかっ! インデックス!」

インデックス「お人よしのとうまがここまでフラグ立てちゃったらもう後には引けないことは経験上よ〜くわかってるんだよ」

上条「ありがとな」

杏子「ありがと」
161:2011/11/16(水) 00:28:07.57 ID:vx4L4Jd50
インデックス「あ、とーま、左手の甲を見てみて」

上条「ん? なんか三本のラインが浮き出てんぞ」

杏子「そいつは令呪っていって、マスターの当麻がサーヴァントの私に対して絶対的な命令権を3度行使できるんだ。
使うごとに聖痕が一本ずつ消えてく」

上条「へ〜」

インデックス「とうまの右手は異能を全部打ち消しちゃうから、絶対に左手に触れちゃダメだよ。
そ・れ・か・ら、令呪であんこにえっちなこととか強要したら 絶 対 に 許さ な い よ !!!」

杏子「なっ!?」カアアアア

上条「ってそんなことするわけないだろー!! 上条さんを信じなさい〜!!」
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 00:34:00.30 ID:W80xmUZG0
まさかの禁書×まどかの聖杯戦争・・・・・・・・・・・・・




























なんという俺得
181:2011/11/16(水) 00:34:02.68 ID:vx4L4Jd50
〜1時間後〜

上条「それじゃあ行ってくる! 1週間おとなしく留守番してろよ〜」

杏子「じゃあな〜! イン……、イン!!」

インデックス「インデックスなんだよ!!!」




―同時刻・埼玉県春日部市・野原家

ひろし「ただいま〜」

しんのすけ「お〜、父ちゃんおかえり〜。今日は早いですなー」
191:2011/11/16(水) 00:37:50.26 ID:vx4L4Jd50
みさえ「パパは明日から関西の方に1週間出張なのよ。朝早いから今日は早めに帰って早めに寝るの。しんのすけも夜更かししちゃだめよ」

しんのすけ「ほ〜い」

みさえ「えーと、大阪あたりだったかしら?」

ひろし「ああ、大阪からもうちょっと西に行ったあたりの、冬木市ってところだ。まあ風光明美な街らしいし、仕事の合間見つけて適当に散策してみるわ」

みさえ「勿論お土産も忘れないでね〜! ご飯もうすぐできるから、ひまやしんのすけと遊んどいて。1週間もいないとちょっぴり寂しいじゃない…」

ひろし「ああ、分かったよ」

ひろし(最後まで言えなかったな、…何一つ)
201:2011/11/16(水) 00:41:18.80 ID:vx4L4Jd50
ひろし(今日が、俺にとって最後の家族と一緒の晩餐になるかもしれないことを)

ひろし(明日からの出張がただの出張ではないこと。俺の人生、ひいては双葉商事の未来をかけた、一世一代の賭けであることを)

ひろし(かつて学園都市第16学区の雄と呼ばれた双葉商事は、バブル崩壊を機に社運が暗転。
現在もその後遺症に苦しみ、内部では破綻は時間の問題とされている。バブル期以降、経営者は多額の不良債権を“飛ばし”という手法で雲隠れさせ、
かろうじて優良企業の体裁を守っているのが現状だ。仮にこの損失隠しが公となり、双葉商事が破綻することとなれば、
日本中、いや世界中の取引企業に影響が波及し、ひいては日本が誇る学園都市の信用失墜といった事態になりかねない)
211:2011/11/16(水) 00:45:57.68 ID:vx4L4Jd50
ひろし(そこで双葉商事は学園都市のさまざまな機関と連携をとりつつ、この危機を乗り切る方策を探し出し…それはついに見つかった。
それは、なんとも非科学的な、聖杯戦争の勝利による損失の帳消しという一大プロジェクトだった)

みさえ「あらあなた、今日はあんまり飲まないのね」

ひろし「ああ、まあな。あした早いし、今日は一本でやめとくわ」

ひろし(そして、プロジェクトはついに明日の夜、始動する。俺は学園都市が誇るスーパーコンピュータ・亥がはじき出した、
「双葉商事の社員のうち、最もマスターになるにふさわしい人間」だった)

ひろし(拒否することなんて…できるはずがないさ。それが組織に生きる人間の宿命ってやつだ)
221:2011/11/16(水) 00:48:56.03 ID:vx4L4Jd50
(夕食を終えたら改めて荷物を整理し、子どもたちと風呂に入る。そして、洗面台でしんのすけと一緒に歯を磨く)

シャカシャカシャカシャカ、…ガラガラガラガラ…ペッ

しんのすけ「なー父ちゃん」

ひろし「なんだ、しんのすけ?」

しんのすけ「今日の父ちゃん、何だかいつもとちがうゾ」

ひろし「いつもと、ねえ」
231:2011/11/16(水) 00:52:54.17 ID:vx4L4Jd50
しんのすけ「会社でリストラされたん?」

ひろし「これ、悪い冗談はよしなさい〜」

しんのすけ「ほーい」

ひろし「なあ、しんのすけ」

しんのすけ「ん? なに?」

ひろし「もしも将来、俺に何かあったら、母ちゃんと、ひまわりのこと、よろしくな」
241:2011/11/16(水) 00:56:13.71 ID:vx4L4Jd50
しんのすけ「………………。うん、おら、わかったゾ」

ひろし(そうさ、会社の上司も部下も同僚も上層部もみんな、俺に一心に期待してくれているんだ。既にプロジェクトチームの面々が一足先に現地入りし、
調査活動や俺が闘いで有利になるような設備の準備を行っている)

ひろし(そして何より、今日ついに召喚に成功したあの男(バーサーカー)の力を持ってすれば、敗北など考えられない。
…………俺の体がもてば、の話だが)

ひろし「そんじゃ、先休むわ。おやすみ」

251:2011/11/16(水) 01:00:36.60 ID:vx4L4Jd50
―午後9時過ぎ・岐阜県雛見沢村・古手神社

梨花「ちょっと羽入、本当にこれでサーヴァントの召喚が可能になるんでしょうね?」

羽入(大丈夫なのです。神様であるボクの言うことだから間違いないのです)

梨花「(あんたの言うことだから不安なのよ…)第一、マスターになれる人間の条件に魔術回路を有するってのがあったと思うけど、
私には魔法を使う力なんてないわよ」

261:2011/11/16(水) 01:05:35.72 ID:vx4L4Jd50
羽入(そこは大丈夫なのです。梨花には『100年の魔女』という裏設定がありますから!
それにこのスレ主は、十数作品に及ぶキャラクター達を無理やり同一の時間軸に持ち込んで、
なお且つそれぞれの世界観をできる限り維持しようというかなりムチャクチャなことをしているのです。
矛盾抵触の続出はむしろ必然なのです)

梨花「そういうメタ的な発言は控えた方がいいわ」

梨花(どの可能性においても昭和58年6月に殺害される運命。そこから抜け出すために、羽入と一緒に何度何度も何度も同じ「世界」を繰り返してきた…)

梨花「もう、こんな人生うんざりなのよ!! 私は、マスターとなって聖杯戦争を勝ち抜き、この無限ループに終止符を打ってやるのよ!!! さあ、来て頂戴、私とともに運命と闘ってくれる、頼もしいサーヴァントよ!!!」

(梨花は、聖遺物とされる古びた赤い2本のリボンをきつくきつく、握りしめる)
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 01:10:15.78 ID:KUsDgIzL0
それはほむほむが持ってるんじゃないか?
281:2011/11/16(水) 01:10:52.86 ID:vx4L4Jd50
(すると、円陣からまばゆいばかりの神々しい光が、神社ひとつ丸ごと包み込むように立ち上った。
そして、優しい光に包まれながら、マスター・古手梨花のサーヴァントが出現する。
2本のリボンは新品のように綺麗になって梨花の手の中から離れ、その本来の居場所に舞い戻った――――)

梨花「あな、たは……アーチャー?」

羽入(やりました! やりましたよ梨花!! この闘い、我々の勝利なのです!!!)
291:2011/11/16(水) 01:14:05.75 ID:vx4L4Jd50
>>27 細かいことは(ry
301:2011/11/16(水) 01:17:36.52 ID:vx4L4Jd50

???「梨花ちゃん、わたし、知ってるよ。
たった一人で、同じ時間軸をいつ果てるとも知らずに永遠に繰り返すこどく。やるせなさ。ぜつぼう」

???「わたしの最高の友達が、そのことを教えてくれたの。
でも、教えてくれるまで何にも気付くことができなくて、わたしは永遠にも及ぶ間、その子を傷つけてきたんだ。
…わたしは、ほむらちゃんのように悲しい思いをする人が2度と現れない、そしてみんなが救われる世界をもう一度創るために、この闘いに参加したいの」

梨花「一緒に闘ってくれるのね、アーチャー…。教えてちょうだい、あなたの真名を」

まどか「わたし、鹿目まどか。よろしくね」ニコッ

311:2011/11/16(水) 01:19:38.18 ID:vx4L4Jd50
―午後11時過ぎ・某府駅ビル屋上

誠「…こ、こんなはずじゃあ…、無かったのに…」ゼーハー

ネウロ「ん? 何か言ったか、薄汚い下僕よ」グリグリ

誠「グハッ、が、あがあg……なな、な、何も言っていましぇぇん〜!!」

321:2011/11/16(水) 01:23:13.07 ID:vx4L4Jd50
(桂言葉と西園寺世界の2人を中心とする、伊藤誠の至高のハーレムは、時の経過とともにもろくも崩れ去っていった)

(原因は何か? 勿論、それは女子高生たちの人格を顧みず、自分の欲望に愚直に従ってきた誠に原因がある)

(更に彼のタチの悪さは、自分に非があることに薄々気付きながら、何一つ自分を改善しようとせず、周りに責任を押し付けるところである)

(今回の一件でも、誠はすべての責任を放り出して逃げ出した。しかし、彼は無計画にトンズラしたわけではなかった。
実家で見つけた古書から聖杯戦争の存在を知り、金庫から拝借した金ではるばる関西へ南下してきた。その彼の願いとは…)

33以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 01:23:45.22 ID:paDVuylF0
インなんとかさんがよくわからないって言うわけないのは原作読んでたら普通にわかるはず
他にも無謀に色々混ぜてるみたいだけど、原作読んでないのに書いてんなよカス
341:2011/11/16(水) 01:25:51.34 ID:vx4L4Jd50
誠(チクショーめ…。聖杯を手に入れればこの世のすべての女を俺のものにすることだってできたのに…。
いや、その前に女のサーヴァントが召喚されていれば、令呪を使って好き放題にもてあそべたのに
…あーチクショー…なんでよりにもよって)

ネウロ「『こんな奴が』、とでも言いたいのか、このミミズ以下の脳味噌も持たない下等動物が!」ガリッ

誠「ぎああああああああああああああああああ」

(うつ伏せで白旗のポーズをとっていた誠を足蹴にするのをやめ、頭を鷲掴みして持ち上げる)

ネウロ「英霊として召喚され、久々に魔界よりこちらへ馳せ参じたというのに、
まさかこの吾輩を使役するマスターがこんな人間のクズだとはな」グギギギキ
35以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 01:32:01.69 ID:KUsDgIzL0
ネウロさんは金ぴか枠だな

宝具もとい魔界道具が多すぎるw
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 01:32:13.22 ID:9VygeuRv0
このスレは微妙に伸びない
371:2011/11/16(水) 01:33:11.76 ID:vx4L4Jd50
誠「あだだだだあだだだだあだだだだあだだだだひいいい許してええええ」

ネウロ「だが、」ポイッ

誠「あだっ」ズシャーン

ネウロ(マスターがクズであるからこそ、逆に吾輩の思惑通りに聖杯戦争の成り行きを牛耳られるというもの。
コレはせいぜい操り人形として利用させてもらうとするか)

誠(令呪を使えば……い・いや、む、む、む、無理だ! こ、こいつに令呪なんて一度でも使ったら、俺は……、
――――――――――確実に殺される)ガクブルクブル

381:2011/11/16(水) 01:38:43.88 ID:vx4L4Jd50
ネウロ「おーい、マスター。いつまで寝そべっているんですか?」

誠「は、はい?」ガタガタ

ネウロ「聖杯戦争の開始は明日の夜。
僕たちはこんなところで道草を食っている場合ではありません。早速現地に向かいましょう」

(誠をひょいと立ちあがらせて、服に付いた塵を払う)
391:2011/11/16(水) 01:42:20.02 ID:vx4L4Jd50
誠(な、なんだ? 急に敬語になって?)

ネウロ「申し遅れましたが、僕はこのたびライダーとして召喚された忠実なるサーヴァント。
宝具は魔界777ツ能力(ドウグ)。捜査から制裁・娯楽目的までボクを盛り上げるための充実した品ぞろえの数々…」

誠「あ、あの、俺の名前は…」

ネウロ「貴様の名など聞きたくもないわ」ギロッ

401:2011/11/16(水) 01:48:08.19 ID:vx4L4Jd50
誠「すいませんすいませんすいません」

ネウロ「では、移動しましょうか。魔界777ツ道具のひとつ―『惰性の超特急5(イビルレイピッド)』―」

誠「これ、…機関車?」

ネウロ「いかにも。私がライダーのクラスを得たのはおそらくこれに由来すると思われます(原作では名前だけで実際には利用されませんでしたが) 
さあどうぞお乗りください♪」

誠「よっこらせっと。これが空を飛ぶのか、すげーなー」
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 01:48:31.28 ID:AMZVJTzj0
ネウロ無双だなこれ
421:2011/11/16(水) 01:52:15.46 ID:vx4L4Jd50
ネウロ「ちなみに、1秒でマッハまで加速するため、
普通の人間が乗れば耐えられず全身が引きちぎられます♪」

誠「へぇ〜、ぜんしんがひきちぎられるのか〜―――――――えっ」

ネウロ「では、行きましょうか!」ガコン

誠「嫌だああああああああああああああ!! まだ逝きたくなああああいいいいい!!」
431:2011/11/16(水) 01:59:35.69 ID:vx4L4Jd50
―同時刻・学園都市第21学区・天文台の屋根の上

???「浜面の願いって何?」

浜面「……………………。さあ、なんなんだろーな」

???「考えても無いのに聖杯戦争に参戦するっていうの?」キッ

浜面「そう怖い顔すんなよ…」
441:2011/11/16(水) 02:04:05.01 ID:vx4L4Jd50
???「この闘いは遊びじゃないのよ。他の6陣営がそれぞれどんなマスターを擁しているかかはまだ分からないにせよ、
マスターであるあなたが明確な目標も方針もないようでは、私はあなたを信頼できない」

浜面「信頼…か。だが、いきなり呼び出されて、何の縁(えにし)か主従の関係を結ばされて
いきなりお互い信頼しあえるなんざ、稀なことだと思わないか?」

???「確かにあなたの言うことも一理あると思う。
けれど、今はそのことについてとやかと言っている場合じゃない。
明日(みょうにち)の日没をもって聖杯戦争は開始されるのよ!
あなたはマスターになることを押し付けられたんじゃない。自分の意思でここに来たんでしょ!」
451:2011/11/16(水) 02:08:18.90 ID:vx4L4Jd50
浜面「わかってるよ」

???「わかってない!」

浜面「わかってる」

???「わかってない!!」

浜面「………………………」

???「………………………」
461:2011/11/16(水) 02:10:29.96 ID:vx4L4Jd50
???「……私は、勝ちたいの。ぜったいに」グスッ

浜面「…………………………。」

―「じゃあそういう手前(てめえ)は助けを求める人に手を差し伸べたのか」「弱者なんて呼ばずに仲間を守るために闘え」―

浜面(…ったく、なんで俺は馬鹿みてえなことで燻ってやがったんだよ。こんなザマじゃ、あの男にまた説教されても仕方ねえじゃねーか)

471:2011/11/16(水) 02:12:02.52 ID:vx4L4Jd50
浜面「ごめんな、セイバー」

???「え…」

浜面「マスターになっちまった後で、どーせ俺のような無能力者にゃ何もできねーんじゃないかと考えてたんだ。だけどもう吹っ切れた。お前のために、お前の望みをかなえるために闘う! 命を懸けてな!!」

???「浜面…ううん、マスター。行こう、冬木市へ!」
481:2011/11/16(水) 02:19:45.52 ID:vx4L4Jd50
―午前1時頃・兵庫県西宮市・北高グラウンド

ハルヒ「できたー! ひゃっほ〜!!」

(学園都市の内部では能力者など腐るほどいるが、そこから一歩外に出れば、能力者などに出会う機会は極めて稀と言っていい。
閉ざされた環境にある学園都市の実態は、外部の者には想像の及ばない世界である。涼宮ハルヒにとって
宇宙人や未来人や異世界人や超能力者はあくまで夢物語の産物だった)

ハルヒ「完璧なメッセージだわ! これで、きっと十億光年離れた銀河の一角にあるポロロッカ星人がこのあたしの偉大な存在に気付いてくれる! 
そしていつかあたしが人類で初めて宇宙人と直接交渉をすることになるの! いつか、きっといつか…」

491:2011/11/16(水) 02:22:49.40 ID:vx4L4Jd50
ハルヒ(分かってるわよ。ホントは宇宙人なんかに会えるわけないって。
ミクルちゃんも有希も古泉君も、………そしてキョンだって。結局ホントは平凡な日常しか望んでないのよ。
もうツマンナいわよ、こんな刺激のない世界!! 日常のバッカヤロー!!!)

キラーン☆ ヒュルルルルルルルルルル

ハルヒ「流れ星? って!? こっちに落ちてくる〜!?」

ズドーン

ハルヒ「南校舎の屋上に落ちた!? もしかして…本物の宇宙人!?」タッタッタッタッタ

(涼宮ハルヒがグラウンドいっぱい描いた幾何学模様が、偶然ながらサーヴァント召喚の儀式に必要な要素をすべて満たしていた)
501:2011/11/16(水) 02:27:54.52 ID:vx4L4Jd50
??「いってえええ、どこのどいつだか知らね〜が、もうちょっと上手に召喚しやがれ!」

ダダダダダダダダ―――バタン! タッタッタ

ハルヒ「ハアハア…、この辺に落っこちたよーな…」

??「おう、おめーかよヘッタクソな召喚しやがったのは…!! ちっとは人の身を案じ…ってえ……女かよ」

ハルヒ「え、何!? 今ので落ちてきたのってあんたなの? せっかく超グロテスクな宇宙人想像してたのに〜!!」
511:2011/11/16(水) 02:33:04.00 ID:vx4L4Jd50
ぼちぼち眠くなってったんだがまだ見てる人いるんだろか?
52以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 02:33:27.59 ID:KUsDgIzL0
見てるよ

でももう寝る
531:2011/11/16(水) 02:38:44.35 ID:vx4L4Jd50
??「よくわかんねーけどそこのねーちゃんよォ!」

ハルヒ「何よ!」

??(素早く背後に移動)「いいケツしてんじゃねーか!」ペンペン

ハルヒ「ひぁっ///………って、んぁにすんのよヘンタイ!!」ドゴォ

ズッシャーン

(むくり)
??「ふっ…いい蹴りだ。螢子並みだぜ」

ハルヒ(な、なんなのよコイツ…)

541:2011/11/16(水) 02:40:27.94 ID:vx4L4Jd50
幽助「よっしゃ! 俺は浦飯幽助だ!! ヨロシク!」(握手要求)

ハルヒ「な、………、よ、よろしく」(そっぽ向いて握手)

ハルヒ「って、これ何の握手なのよ??」

幽助「は、何ってアレだろ、えーと…なんだっけ?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。

55以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 02:41:16.19 ID:PQXSCXkZ0
カオス
561:2011/11/16(水) 02:42:40.47 ID:vx4L4Jd50
ぼたん「まったく幽助ときたら、あれほどコエンマさまに聖杯戦争に関する説明を受けたっていうのに、
…行った矢先に忘れちゃうんだから…」ヤレヤレ

幽助「ははは、わりィわりィ」

ハルヒ「要するに他の6組のマスターかサーヴァントをぶっ倒せばいいってわけね」

幽助「ぶっ倒すのは俺だぜ。おめえはどっかで隠れて見てりゃいーし」

ぼたん「それじゃあ私は霊界に帰るね。もうサポートはできないから、しっかるやるんだよ、幽助!」

571:2011/11/16(水) 02:46:17.79 ID:vx4L4Jd50
幽助「ンなこと言われなくても分かってらー! いくぜハルヒ」スタスタ

ハルヒ「はぁ? 今からどこ行くってのよ?」タッタッ

幽助「どこって冬木の街に決まってんだろ」

ハルヒ「もうとっくに終電よ」

幽助「電車なんか使わねーよ。歩いてくんだよ」

ハルヒ「はあ!? こっからどんだけかかると思ってんのよ!?」

581:2011/11/16(水) 02:49:05.88 ID:vx4L4Jd50
幽助「俺にとっちゃあ、久々のシャバだからな。じっくり景色見て行きてーしな。
なんなら背負ってやってもいーぜ」

ハルヒ「ば、馬鹿にしないでよね!」プンプン

幽助「本番前に肩慣らししときてーな。この辺で一番喧嘩つえー奴は誰だ?」ポキポキ

ハルヒ「そんなこと知らないわよ〜!!」

幽助(…このねーちゃんからは、なんだか得体の知れねー凄みっつーか妖気みたいなのを感じるぜ
――――――――本人は無自覚のようだけど、な)
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 02:52:40.45 ID:ONPppekMO
601:2011/11/16(水) 02:53:46.38 ID:vx4L4Jd50
―午前4時半ごろ・神奈川県桜見市・我妻銀行本店屋上

(あおむけで並んで寝転がっている2人の少年少女)

由乃「星がきれいだね、ユッキー」

由乃「あれがデネブ、こっちのがアルタイル、あっちにあるのはベガかな?」

由乃「とってもきれいだね」

由乃「でも、お星さまは私のたった一つの願いさえかなえてくれなかったね…」

(ユッキーと呼ばれた少年は何も答えない)

(なぜなら彼は既に死んでいたから)
611:2011/11/16(水) 02:59:33.98 ID:vx4L4Jd50
(少女はもはやその意味をなくした自身の未来日記を放り出した)

由乃「でも、私はあきらめないよ。ユッキーのために。二人だけのHAPPY ENDのために、私は、――――――聖杯を手に入れるよ」

スウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウウ
(天野雪輝の血で描いた魔方陣から最後のサーヴァントが召喚された)

??「呼んだ?」
621:2011/11/16(水) 03:02:01.73 ID:vx4L4Jd50
由乃「こんにちは、私は我妻由乃。あなたが、私のサーヴァントなのね」

あい「そう。わたしはキャスター、地獄少女・閻魔あい」

由乃「私はユッキーのために、絶対にこの闘いを勝ち抜かないといけないの。あなたは見たところそんなに強そうじゃないけど、ちゃんと私の役に立ってくれるの?」

(キャスターが手を振りかざすと、6体の赤い糸が結ばれた藁人形が虚空から姿を現す)
631:2011/11/16(水) 03:06:02.13 ID:vx4L4Jd50
あい「私の宝具・三藁(さんわら)は、私の眷属にして、人間・妖怪変化・藁人形の三形態に変化して対象者の『地獄流し』を後援してくれる。
ただ、この戦争においては特例を用いることになる」

由乃「特例?」

あい「聖杯戦争の開始から終了まで、依頼主はあなた一人。対象者はあなた以外の6人のマスター。
但しサーヴァントは対象にできない。あなたには予め『地獄流し』の仮契約をしてもらう。
その印がこの6体の藁人形。持ち運びしやすいようにしてあげる」

(キャスター広げた掌の上に、6体の人形が踊るように集まって変化し、
6つの十字架を束ねたペンダントとなる。これを由乃に手渡す)
641:2011/11/16(水) 03:09:34.91 ID:vx4L4Jd50
由乃「つけたわ。これをどう使えばいいの?」

あい「あなたは対象となるマスターの顔と名前を認識することができれば、
その十字架に絡んだ糸を振りほどけばいい。そうすれば契約が成立し、
私がマスターを地獄に送ることができる。名前は姓、名・偽名・あだ名を問わない」

由乃「仕組みはわかったわ。
でも、6人のマスターの顔と名前を知るためには、どうしてもマスターとの接触が避けられないでしょ? 
となると当然相手のサーヴァントとの交戦も避けられない」

あい「そう。そのための戦力となるのが、三藁のうち、藁人形の性質を除外したわたしの眷属。
サーヴァントに対抗しうる妖怪・変化を冥界より呼び寄せている」
651:2011/11/16(水) 03:14:55.99 ID:vx4L4Jd50
スゥ
(キャスターの背後に三人の眷属が姿を現す)

あい「セバスチャン、飛影、ゆきめ。一足先に冬木の地へ。現地調査を始めてください。わたし達は後から参ります」

セバスチャン「御意」

スゥ…
(三藁、消える)
661:2011/11/16(水) 03:20:39.96 ID:vx4L4Jd50
由乃「…聖杯、手に入れられるかな?」

あい「すべてはあなた次第。人間の恨みつらみは尽きることを知らないわ。
この戦争の中でも、数々のねたみ、そねみ、欲望、嫉妬、…そして絶望が生まれるでしょう。
それらをすべて乗り越えられるだけの力があなたにあれば、必ず勝ち抜けられる」

由乃「できるわ」

由乃「私のユッキーへの思いは誰にも負けない!
 私のこの闘いにかける思いは誰にも負けない!! 
 私の希望は絶望だって凌駕するわ!!!」
671:2011/11/16(水) 03:22:22.36 ID:vx4L4Jd50
由乃「待っててね、ユッキー。あ、そうだ!」

(由乃は雪輝の死体の前にかがみこみ、その右の瞳に指を突き立てて、ピンポン玉くらいの大きさの目玉を抉り取った)

由乃「私の活躍を、ユッキーにも見ててもらいたいからね。何か袋状のものはないかな?」

(あいは懐から手頃な大きさの巾着袋を取り出して由乃に渡した。由乃は大事そうに雪輝の一部分を中に入れてポケットにしまう)

あい「それでは、わたし達も向かいましょう」

由乃「待っててね、ユッキー」
681:2011/11/16(水) 03:26:44.04 ID:vx4L4Jd50
(移動中・三藁)
セバスチャン「一応ひと通りの役割分担はしておきましょうか。対サーヴァント戦で主動する先鋒、お嬢様の擁護、そしてマスターの擁護。
勿論戦況次第で流動的になりましょうが。私はお嬢様の擁護とさせていただきましょう」

ゆきめ「それじゃあ私がマスターの擁護! で、飛影くんが先鋒でいいわね?」

飛影「無論、最初からそのつもりだ。俺は強力な英霊と戦えると聞いてここに来たのだからな。
はなから聖杯戦争の行方など興味がない。単独行動の方が眷属からも離脱しやすい」

ゆきめ「ちょっと!? 始まる前から裏切るつもり?」

セバスチャン「確かに、私どもはサーヴァントの宝具という立場。マスターの令呪による強制力は及びませんが…」

飛影「俺は俺のやりたいようにやらせてもらう。まあ、俺を楽しませてくれるような好敵手がそうそう現れるとも思わんがな」
691:2011/11/16(水) 03:29:04.45 ID:vx4L4Jd50
―同時刻・埼玉県春日部市・野原家

ひろし「それじゃあ、行ってくるよ、みさえ」

みさえ「ふぁ〜あ〜、いってらっしゃ〜い」

ひろし「みさえ」

みさえ「ん、何? あなた」

ひろし「必ず、帰るから」
701:2011/11/16(水) 03:30:58.20 ID:vx4L4Jd50
みさえ「ちょっと何よ〜、たかだか一週間の出張で〜。気をつけてね」

ひろし「ああ」

(ひろしは門を出て、住み慣れた家に別れを告げる。帰ってこれなくなったときのために)

クルッ
ひろし「………じゃあ、行きますか。バーサーカーさん」

ブロリー「―――――サーヴァントを血祭りに上げてやる」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

711:2011/11/16(水) 03:34:47.29 ID:vx4L4Jd50
―午前7時・兵庫県冬木市・ポートタワー頂上

QB「どうやら全ての陣営が召喚を終えたようだ」

QB「第8次聖杯戦争。今回もまた、7人のマスターと7人のサーヴァントによる聖杯をかけた戦いが始まるね」

QB「君たちのはかない希望が救いようのない絶望に変わる瞬間を、存分に堪能させてもらうよ。きゅっぷい」

―――――――俺(私) 達 の た た か い は こ れ か ら だ ! !

                                          完
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 03:36:50.33 ID:KUsDgIzL0
え?
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 03:38:02.59 ID:9VygeuRv0
うんなんというか色々すごいな
ここまでクロスするとまとめるのがきつすぎる
74以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 03:43:15.20 ID:LQQiGHTV0
最後の行が見えない
751:2011/11/16(水) 03:43:45.33 ID:vx4L4Jd50
あっまだ見てた人いたんだ…

一応続きはおぼろげながら考えてますので、気が向いたらまたスレ立てます

(ちなみに妄想落ちなら…)

P.N.風浦可符香「ってな感じで漫画を描けば、売れますよ〜」

糸色望「おちょくってんですかあなたは!?」

76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/16(水) 03:46:23.65 ID:9VygeuRv0
なんとういかこれ冬木の聖杯にする意味あるの?
もっと別の場所でいいだろ
未来日記の勝者になれば別にこんなんでなくてもいいだろ
とか色々つっこみどころが多すぎる
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします
この手のコラボしまくりのやつは大抵エタる