1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
なの・みお・ゆっこ・麻衣「キャッキャウフフ・・・」
安中「・・・」
ジーッ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 21:54:31.94 ID:C/Xq7xk30
エエー
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 21:55:07.87 ID:tcroaBDjO
なの・みお・ゆっこ・麻衣「キャッキャウフフ・・・」
安中「なのちゃん」
なの「はい、安中さん。何ですか?」
安中「今日は一緒に体育館裏の掃除当番だよ」
なの「すみません、そうでしたね。それじゃあ行きましょうか。じゃあみなさんまた後で」
ゆっこ「うん、掃除頑張ってねー」
みお「ちょっと、ゆっこ。あんたも今から教室の掃除でしょ?」
ゆっこ「わかってるってー」
なの「ウフフ・・・」
安中「・・・」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 21:56:25.87 ID:aiFxYMA70
安中さんを虐めるのはやめるんだ
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 21:56:40.12 ID:tcroaBDjO
スタスタスタスタ
安中「なのちゃんって、転校して来たばかりなのにあの3人と仲いいよね?」
なの「はい、3人とも良くしてくれます」
安中「何か仲良くなる秘訣とかってあるのかな?」
なの「私は特に何もしてませんけど・・・」
安中「そっか・・・」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 21:57:43.04 ID:tcroaBDjO
なの「でも安中さんも普通に話をしてたりしますよね?」
安中「そうなんだけど・・・一緒に遊びに行ったりはないから・・・」
なの「・・・じゃあ安中さん、今日の放課後私と遊びに行きませんか?」
安中「えっ?」
なの「私、安中さんとももっと仲良くなりたかったんですよ。だから安中さんが良ければですけど・・・」
安中「行く!行きたい!!一緒に遊びに行こう!!!」
なの「はい、それじゃあ放課後に・・・約束ですよ?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 21:59:14.28 ID:tcroaBDjO
安中「うん。・・・あっ、着いたよ、なのちゃん。それじゃあ私がここから始めるから、なのちゃんは奥の方から掃き掃除してもらっていいかな」
なの「はい、わかりました」
タッタッタッタ
安中「♪♪♪」
なの「キャアーーーーーーッ!!!」
安中「!!!?」
安中「あれ、なのちゃん?」
安中「なのちゃーん、どこー?」
なの「ここですー、助けてくださーい」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:00:40.42 ID:tcroaBDjO
安中「えーーっ!?・・・また、またあれが・・・」
ガクブル
安中「あの・・・落とし穴が・・・助けに行ったら私も・・・」
ガクブル
なの「助けてくださーい」
安中「ハッ!駄目だぞ、私。こんなことで怯えてちゃ駄目だ。私がなのちゃんを助けなきゃ」
安中「なのちゃん、今い-」
ズドーン
安中「落ちましたー・・・」
なの「安中さん、大丈夫ですか?」
安中「ありがとうなのちゃん。ごめんね役立たずで・・・」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:02:36.30 ID:tcroaBDjO
なの「そんなこと言わないで下さい。私のためにそんなことになってしまって、私こそすみません」
安中「なのちゃん・・・あっ!」
???「・・・」スタスタスタスタ
安中「誰かー、助けてくださーい」
???「・・・」スタスタスタスタ
安中「えーっ!?何で素通り?」
???「!!!?」
なの「うぎゃっ!!!」
安中「なのちゃん?」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:04:03.70 ID:tcroaBDjO
???「よっこら・・・しょっ!!!」
ズルズルズルズル
安中「何でなのちゃんだけ?助けてー、助けてくださーい」
???「・・・」
ズルズルズルズル
安中「・・・やっぱり私って・・・」
安中「・・・あれからずっと誰も来ない。・・・なのちゃんも・・・」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:04:25.01 ID:aiFxYMA70
やめろ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:05:40.05 ID:tcroaBDjO
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:06:30.29 ID:tcroaBDjO
安中「うっ、うっ、ううっ・・・やっぱり私、嫌われてるんだ・・・」
???「・・・ーーーーーっ!!!」
安中「誰?誰かいるんですか?」
???「!!?」
安中「助けてー」
???「あの・・・何やってるんですか?」
安中「落とし穴に落ちたんです。助けて下さいー」
???「わ、わかりました」
安中「イタタタタタタッ、痛いっ、リボンを引っ張らないで下さい」
???「すみません。引っ張りやすそうだったので、つい・・・じゃあ・・・」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:07:09.77 ID:aiFxYMA70
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:07:19.51 ID:u9xhzQtqP
さんをつけろよ凸スケ野郎
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:07:55.14 ID:tcroaBDjO
安中「イタタタタタタッ、もげるっ、頭がもげますっ」
???「すっ、すみません。・・・あの腕を上げれませんか?」
安中「穴が狭すぎて腕を上げられないんです」
???「・・・あっ、あのっ・・・脇に手を入れますがいいですか?」
安中「何でもいいから助けて下さいー」
???「じゃ、じゃあ・・・失礼します」
安中「きゃっ・・・(むっ、胸に)」
???「ごっ、ごっ、ごっ、ごめんなさい」
安中「いっ、いえ、こちらこそすみません。そのまま引っ張り上げて下さい」
ほほう
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:09:26.23 ID:tcroaBDjO
???「はい、じゃあ行きますよ・・・せーのっ!!!」
安中「んっ・・・」
スポッ
???「あの、大丈夫ですか?」
安中「はっ、はい・・・ありがとうございました」
???「・・・」
安中「あのー?」
???「あっ、いえどういたしまして。無事で良かったです」
安中「はい、本当に助かりました。誰も通らなかったらどうしようかと思っていましたよ」
???「ハハハッ、そしたら大変でしたね」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:10:47.96 ID:tcroaBDjO
安中「あのっ、私安中っていいます。あなたは桜井先生の弟さん?」
誠「はい、桜井誠といいます」
安中「そう、じゃあ桜井誠さん。今回はどうもありがとうございました」
誠「いっ、いえ」
安中「それじゃ、私失礼しますね。本当にありがとうございました」
タッタッタッタ
誠「はい、それじゃ・・・」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:12:05.51 ID:tcroaBDjO
安中「・・・よかったぁ。あのまま日が暮れてたらどうなってたことか・・・」
なの「あっ!安中さん!」
安中「なのちゃん・・・」
なの「安中さんごめんなさい。私さっきまで気を失ってて、気付いたらこんな時間で、みんなに聞いたら安中さんは戻って来てないって言うし・・・安中さん大丈夫でしたか?」
安中「はい。今、通りかかった人に助けてもらって」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:13:38.45 ID:tcroaBDjO
なの「そうだったんですか。・・・あの怒ってますか?」
安中「えっ、どうして?」
なの「だって、私だけ助けてもらって、安中さんは今まで・・・」
安中「そんなのなのちゃんのせいじゃないよ。だから怒る理由なんかいないよ。(だって、それは私が・・・)」
なの「よかったぁ。じゃあ今日の約束は・・・」
安中「もちろん行きます。私なのちゃんと遊ぶの楽しみなんです」
なの「私もですよ。それじゃあはかせに遅くなるって電話して来ますね」
安中「うん」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:15:27.16 ID:tcroaBDjO
なの「へーっ、こんな道があるんですね」
安中「うん、ここを通った方が商店街まで早く着くんだよ」
なの「へーっ、あっ!」
安中「どうしたの、なのちゃん?」
なの「この貼り紙!ここをまっすぐ行った所で流しそうめんをやってるそうですよ」
安中「えっ!!?そっ、そうなんだ・・・」
なの「行ってみませんか?私、流しそうめんってやったことないんです」
安中「えっ、でも・・・」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:16:56.59 ID:tcroaBDjO
なの「あっ、すみません。安中さんはそういうのは嫌いでしたか?」
安中「ううん、違うよ。じゃあやりに行こっか」
なの「はいっ!!」
スタスタスタスタ
なの「ここみたいですね」
安中「う、うん・・・」
なの「えっと、窓をノックすればいいんですかね?」
ガラガラッ
おばさん「参る!!!」
なの「えっ?」
安中「・・・」
おばさん「そらよっ!お嬢さん」
ポイッ
なの「あっ、ありがとうございます」
安中「えーっ!?普通にめんつゆと箸を渡してる?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:18:49.83 ID:tcroaBDjO
ジロッ
おばさん「あんたはいいのかい?」
安中「は、はい。私はいいです。(何だか凄い目で睨み付けられてる)」
おばさん「そうかい・・・じゃあ行くよ!」
なの「はい!」
おばさん「そらっ!!」
シュッ
なの「えいっ!!やったー取れましたよ」
パクパク
安中「・・・」
おばさん「次行くよっ」
シュッ
なの「やぁっ!!また取れましたー」
パクパク
安中「えーっ!!?普通に流してるんですけど・・・」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:20:03.82 ID:aiFxYMA70
C
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:20:04.48 ID:tcroaBDjO
おばさん「もっと、食べるかい?」
なの「いえ、私はこれで十分です。とても美味しかったです。本当にありがとうございました」
おばさん「フンッ、礼なんていらないよ!じゃあねっ!!」
ガラガラッ
なの「本当に美味しかったですよ。安中さんはよかったんですか?」
安中「うん、実は私ここで食べたことあったから」
なの「そうだったんですか。それじゃあ付き合って頂いてありがとうございました」
安中「ううん、そんなのいいよ」
安中「(私ってやっぱり・・・)」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:21:26.53 ID:tcroaBDjO
正晴「どうしたんだい?」
おばさん「正晴さん・・・実は今正晴さんが戻って来た時の子が来てたんですけど」
正晴「おお、そうか。それでちゃんともてなしてやったのか?」
おばさん「正晴さんに言われた通りちゃんともてなそうと思ったんですけど、お友達だけ食べてあの子は食べなかったんです」
正晴「そうか、まぁお腹が空いてなかったんだろう。また次の機会があるさ」
おばさん「そうですね・・・」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:22:51.19 ID:tcroaBDjO
なの「あんな所で流しそうめんなんてすごいですね」
安中「うん、そうだね」
なの「こうして見ると近所にも楽しそうなものがいっぱいあるんですね」
安中「うん、そうだよね」
なの「あっ!ほら見て下さい。今度は射的屋さんがありますよ!」
安中「うん、こんな所で射的屋なんて珍しいね(本当は目に付いていたけど、やっぱり気付くよね・・・)」
なの「今度はあれやってみましょうよ」
安中「うん、じゃあ行こう」
スタスタスタスタ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:24:19.88 ID:tcroaBDjO
なの「すみませーん。射的やってみたいんですけど?」
おじさん「はい、一回500万円ねぇ〜」
なの「えっ?すみません、お金が足りないのでまた今度・・・」
安中「なのちゃん500円でいいんだよ」
なの「そうなんですか?それじゃあ、はい500円」
おじさん「あいよ、はい、銃」
なの「ありがとうございます」
安中「それであそこの景品を・・・えーーっ!?・・・何か色んな景品が揃ってるんですけど」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:25:50.12 ID:tcroaBDjO
なの「どうしたんですか、安中さん?」
安中「いっ、いえっ、その銃であの景品を撃って落とすんです」
なの「へーっ、それじゃあやってみますね」
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
パンッ
なの「当たらないですー」
おじさん「ガハハ、ちゃんと狙わないと当たんねぇよ。あと一発だから慎重に狙いな」
安中「(やっぱり、今度は銃に細工を・・・)」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:27:28.84 ID:tcroaBDjO
なの「今度こそ・・・」
パンッ
ガタンッ
なの「やった!ぬいぐるみが取れましたよ」
安中「えーーっ!?どうして?」
なの「今度は安中さんもやりますか?」
安中「(これなら私にも・・・!!!)」
ジロリ
おじさん「・・・」
安中「(何か凄い目で睨み付けられてる・・・やっぱり前のこと覚えていて怒ってるんだ・・・)」
安中「ううん、私はいいよ。なのちゃんの見てるだけで面白かったし」
なの「そうですか?それじゃあ次行きましょうか。おじさんありがとうございました」
おじさん「あいよ」
安中「(やっぱり私って・・・)」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:29:23.42 ID:tcroaBDjO
おじさん「なんでぇ、お嬢ちゃんに悪いことしたと思ってイカサマなしでやり始めたのに。まっ、次があるか」
安中「・・・」
なの「安中さん、どうかしたんですか?」
安中「ううん、何でもないよ・・・」
なの「安中さん、実は学校ではかせに電話した時にはかせが安中さんに会ってみたいって言ってたんですけど、今から私のお家に遊びに来ませんか?」
安中「えっ、でも・・・時間も遅いし」
なの「お願いします!!」
安中「・・・うん、わかった。じゃあ行こっか」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:31:15.86 ID:tcroaBDjO
なの「はい、ありがとうございます。それじゃあ道はこっちです」
スタスタスタスタ
安中「(なのちゃん、私に気を使ってくれてるのかな?こんなに優しい子ならみんなに好かれて当然だよね。それに比べて私は・・・)」
スタスタスタスタ
なの「・・・ここが私のお家ですよ。どうぞ入って下さい」
ガラガラッ
なの「はかせー、ただいま帰りましたー」
安中「お邪魔します」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:32:26.78 ID:tcroaBDjO
なの「どうぞ、どうぞ、こっちの部屋がリビングですよ」
安中「え、うん」
なの「・・・」
安中「襖、開けないの?」
なの「ウフフ・・・安中さんが開けて下さい」
安中「?・・・じゃあ」
サーッ
パパンッ
パンッ
パンッ
ゆっこ「安中さん、誕生日おめでとう!」
みお「安中さん、誕生日おめでとう!」
麻衣「安中さん、誕生日おめでとう」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:33:07.08 ID:aiFxYMA70
ほほう
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:33:41.86 ID:fvi78XKDP
ふぅ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:33:47.94 ID:p2kQbSsP0
ほう
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:33:53.59 ID:9N101jXKO
安中さん大好き過ぎです
3番目くらいに好きです
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:33:55.00 ID:ODW/5mHs0
なのかわえー とろけるわー
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:33:56.67 ID:tcroaBDjO
安中「えっ・・・みんな、どうして・・・」
なの「実は学校を出る前に皆さんに、安中さんと掃除前に話したことを電話で話したんです。
そしたら相生さんが安中さんは今日が誕生日だから皆でお祝いしようってことになって」
ゆっこ「そうなんだよ。安中さんが寂しがってるなんて思わなかったからさ。私達だって安中さんとはもっと仲良くしたかったんだよ」
安中「相生さん・・・」
みお「うん、でも遊んだりする機会がなかったからね。これを機にもっと仲良くして、遊んだりしようよ」
安中「みおちゃん・・・」
麻衣「(コクリ)」
安中「麻衣ちゃん・・・」
じわり
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:35:35.66 ID:tcroaBDjO
ゆっこ「安中さん・・・もーっ、こんなことで泣かないでよ。友達ならこんなの当たり前だよ」
安中「みんな、ありがとう・・・うっ、ううっ・・・」
全員「(ニコニコ)」
安中「みんな、本当にありがとう・・・」
全員「(ニコニコ)」
安中「(でも・・・でも・・・)」
安中「(私の誕生日昨日だよ!!!)」
おしまい
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:37:19.59 ID:ODW/5mHs0
えぇぇぇぇぇ
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:37:32.30 ID:aiFxYMA70
乙
最後ワロタ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:37:50.98 ID:p2kQbSsP0
乙
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:39:04.31 ID:tcroaBDjO
続けて別の投下します
誠「姉ちゃん好きな人とかいないのかよ?」
桜井「いないけど、どうして?」
誠「だって姉ちゃんもう24だぜ?それなのに彼氏の一人も出来たことないなんておかしいって」
桜井「そうなのかな?でも好きな人がいないんだからしょうがないんじゃない?」
誠「でも姉ちゃん高校の頃結構告白されてたりしたろ?それで付き合おうって気にはならなかったのかよ?」
桜井「だって好きでもない人とは付き合えないよ」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:40:08.32 ID:tcroaBDjO
誠「それってつまり、今は誰から告白されても付き合う気はないってことかよ?」
桜井「えっ、それは・・・」
誠「やっぱり好きな人がいるのか?」
桜井「いや、好きというか、気になる人ならいるけど・・・」
誠「えっ、誰だれ?教えろよ」
桜井「そんなこと言えないよ。もーっ、大体どうしてそんなこと聞くの?」
誠「そんなのどうだっていいだろ。いいから教えろよ」
桜井「教えないったら。私テストの採点があるから部屋に行くから、早く寝なさいよ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:41:03.28 ID:tcroaBDjO
誠「教えろってー、姉ちゃーん・・・。うーん、姉ちゃんの性格から言って一目惚れとかはない。あるとしたら身近な人だな。希望はないと思ってたけど、案外高崎先生も上手くいくかもしれないな」
誠「・・・ってことがあったんですよ。高崎先生」
高崎「ほっ、ほーおっ」
誠「チャンスじゃないですか高崎先生。気になる人ってのは高崎先生かもしれないんですよ?」
高崎「いや、それもそうだが。それは逆に気になる人が俺以外の誰かかもしれないってことだろ」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:42:02.95 ID:aiFxYMA70
高崎せんせー
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:42:02.93 ID:tcroaBDjO
誠「何言ってるんですか、高崎先生。これはチャンスであると同時にピンチでもあるんですよ?」
高崎「どういう意味だ?」
誠「高崎先生が気になる人なら告白すれば上手くいくかもしれないですし、逆にそうでなくても高崎先生に興味を持つかもしれないじゃないですか?」
高崎「う、うむ」
誠「でも気になる人が高崎先生以外なら、放っておいたらその人に姉ちゃんを取られるかもしれませんよ?それでもいいんですか高崎先生?」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:42:40.04 ID:tcroaBDjO
高崎「いや、それはいかん」
誠「でしょう?それならさっさと告白するべきですよ」
高崎「・・・わかった。俺も男だ。当たって砕けてやる!」
誠「その意気ですよ。じゃあ俺は教室に戻りますんで、頑張って下さい高崎先生」
高崎「おう!」
高崎「・・・ああは言ったものの、いざ告白するとなると何て言ったらいいのか思いつかんな」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:43:28.65 ID:tcroaBDjO
桜井「おはようございます、高崎先生」
高崎「うわっ、桜井先生。おっ、おはようございます」
桜井「何か悩み事ですか?随分難しい顔をされてましたけど」
高崎「え、えぇ、ちょっと」
桜井「何か私にできることがあるならお力になりますが?」
高崎「(こっ、これはチャンスだ。遠回しに桜井先生の気になる人を探ってみるんだ)」
高崎「実はですね・・・」
桜井「はい」
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:44:18.70 ID:tcroaBDjO
高崎「桜井先生の気になる人とは誰なんでしょうか?」
桜井「えっ、えぇっ?」
高崎「(なに言ってんだ俺は!!!バカか!!俺はバカなのか!!一度ならず二度までも)」
桜井「・・・」
高崎「(いや、しかし勢いで言ってしまって良かったのかもしれない。これで桜井先生の気になる人を聞けたら・・・)」
桜井「すみません、そういうのはちょっと・・・お答え出来ません」
高崎「いえ、そうですよね。こちらこそ失礼なことを聞いてしまってすみません」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:45:16.54 ID:tcroaBDjO
桜井「・・・それでは私1時限目の授業に向かいますので失礼します」
高崎「は、はい・・・」
高崎「(教室に向かうには時間が早すぎる。やっぱり気を悪くさせてしまったか)」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:45:53.47 ID:tcroaBDjO
桜井「マコちゃん」
誠「何?姉ちゃん」
桜井「今日高崎先生に何か変なこと言わなかった?」
誠「別に言ってないけど?」
桜井「ほっ、ほんとに?」
誠「何だよ?高崎先生と何かあったのか?」
桜井「いや、別にないけど・・・」
誠「なら変なこと聞くなよな」
桜井「うん、ごめんねマコちゃん」
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:46:38.76 ID:tcroaBDjO
誠「高崎先生、絶対いけますって。告白するべきですよ」
高崎「お前は直接見てないからそんなことが言えるんだよ。やっぱり桜井先生の気になる人ってのは俺じゃないよ」
誠「そんなことありませんって、俺姉ちゃんの事なら何でもわかりますし」
高崎「なら気になる人ってのを桜井先生に聞いて教えてくれよ!」
誠「・・・高崎先生・・・見損ないましたよ。そんな人なら姉ちゃんと付き合って欲しくないです。俺、もう協力しませんよ。それじゃ」
高崎「・・・何やってんだ俺は」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:47:28.40 ID:tcroaBDjO
桜井「おはようございます、高崎先生」
高崎「はい、おはようございます、桜井先生」
桜井「・・・」
高崎「・・・」
誠「姉ちゃん最近元気ないけどどうかしたのか?」
桜井「ううん、何にもないよ」
誠「本当か?」
桜井「うん、何にも・・・」
誠「・・・姉ちゃん」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:48:35.23 ID:o29Z9/WP0
にゃんにゃん
フェっちゃんは池沼
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:49:48.81 ID:tcroaBDjO
誠「高崎先生」
高崎「桜井、どうした?」
誠「姉ちゃんのことなんですけど・・・」
高崎「・・・もう協力しないと言ってただろう。それにそんなことしなくたってこうして顧問として部活にも出てるだろ。もう気にしなくてもいいぞ」
誠「そうじゃないんです。実は俺・・・姉ちゃんのことが好きなんです」
高崎「まぁ二人姉弟だからな。心配だってのはわかるが・・・」
誠「違うんです。姉ちゃんのこと、一人の女として好きなんです!!」
高崎「なっ、何ー!?」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:50:31.14 ID:tcroaBDjO
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:50:41.35 ID:YaSfgeK60
高崎先生が一番良いキャラだと思うわ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:53:18.97 ID:tcroaBDjO
誠「・・・」
高崎「いや、だって、それは、あれがあれで・・・」
誠「俺、本気ですよ。それに前に言いましたよね?姉ちゃんの気になる人は身近にいるって。俺だってその中に入ってるんですよ。
もしかしたら、姉ちゃんも俺と同じように姉弟だから打ち明けられずに悩んでいたのかもしれない」
高崎「・・・」
誠「だから、俺の方から告白することにしたんです。でもに一度は協力していた訳ですから不意討ちは卑怯だと思って高崎先生に話しをしてるんです。
もし先生が告白をする気なら先に譲ります。でもそうでないなら俺が今から告白しに行きます」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:54:33.95 ID:tcroaBDjO
高崎「桜井・・・だがどうせ俺は桜井先生には・・・」
誠「・・・わかりました。それじゃあ恨みっこなしですよ」
タッタッタッタ
高崎「・・・」
コンコン
誠「失礼します」
キョロキョロ
誠「・・・姉ちゃん!」
桜井「マコちゃん!?もうっ、学校では先生と呼びなさいと-」
誠「姉ちゃん話しがあるんだ。ちょっといいかな?」
桜井「マコちゃん・・・どうかしたの?」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:55:18.95 ID:tcroaBDjO
誠「ここじゃ話しづらいんだ。一緒に体育館裏に来てくれないか?」
桜井「えっ、いいけど本当にどうしたの?」
誠「ごめん、向こうで話すから・・・」
スタスタスタスタ
桜井「あっ、マコちゃん、待って」
スタスタスタスタ
誠「・・・」
スタスタスタスタ
桜井「ねぇ、マコちゃん?」
スタスタスタスタ
誠「・・・」
スタスタスタスタ
桜井「・・・」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:56:26.48 ID:tcroaBDjO
桜井「・・・それでどうしたの?マコちゃん」
誠「・・・」
キョロキョロ
桜井「ねぇ、マコちゃんってば!」
誠「あぁごめん、人に聞かれたらまずい話しだから」
桜井「うん、それで何なの?何かあったの?」
誠「いや、そうじゃないんだ」
桜井「なら、何の話しなの?」
誠「実は、実は俺・・・」
桜井「・・・」
誠「実は俺、前から姉ちゃんのこと-」
高崎「-待てぇーーーーーっ!!高崎誠ーーーーーーぉ!!」
ダッダッダッダ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:57:35.97 ID:YaSfgeK60
( ;∀;) イイハナシダナー
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:57:48.78 ID:tcroaBDjO
誠「・・・高崎先生」
高崎「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・」
桜井「高崎先生・・・」
高崎「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァ・・・」
桜井「・・・高崎先生、すみませんが今大事な話しの最中ですので-」
高崎「うおーーーーーーっ!!!」
桜井「!!!」
高崎「好きだ!!!」
桜井「えっ!?」
高崎「俺高崎学はっ、桜井先生が大好きだーーーーーっ!!!」
桜井「えぇっ!?」
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 22:59:26.02 ID:tcroaBDjO
誠「・・・」
高崎「・・・」
桜井「・・・」
チラッ
誠「!!?・・・」
スタスタスタスタ
高崎「桜井・・・?」
桜井「あの・・・高崎先生・・・」
高崎「はっ、はい!!」
桜井「私・・・」
高崎「・・・」
桜井「私も前から高崎先生のことが・・・好きでした」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:00:33.70 ID:aiFxYMA70
ほほほう
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:00:34.05 ID:tcroaBDjO
高崎「本当ですか!?」
桜井「・・・はい」
高崎「本当なんですかっ!!?」
桜井「・・・はい」
高崎「(ほっ・・・ほっ・・・ほっ・・・)ほいきたーーーーーーーっ!!!」
桜井「!!?」
高崎「桜井先生、好きです!」
桜井「えっ!?はい」
高崎「ずっと前から好きでした!!」
桜井「はい」
高崎「多分・・・いえ、絶対これからもずっと好きです!!!」
桜井「はい」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:00:36.01 ID:ODW/5mHs0
ワキガとモミアゲ ケコーン
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:02:06.61 ID:tcroaBDjO
高崎「桜井先生」
桜井「はい」
高崎「だから俺と・・・お付き合いして下さい!!!!」
桜井「・・・はい!」
誠「まったく、姉ちゃんも高崎先生も世話焼かせやがって・・・」
誠「・・・」
誠「あれ・・・何で涙が・・・」
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:02:47.32 ID:tcroaBDjO
誠「くそっ・・・二人とも幸せになれよーーーーーっ!!!」
???「誰?誰かいるんですか?」
誠「!!?」
???「助けてー」
誠「あの・・・何やってるんですか?」
???「落とし穴に落ちたんです。助けて下さいー」
誠「わ、わかりました」
???「イタタタタタタッ、痛いっ、リボンを引っ張らないで下さい」
誠「すみません。つい、引っ張りやすそうだったので・・・じゃあ・・・」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:03:25.37 ID:tcroaBDjO
???「イタタタタタタッ、もげるっ、頭がもげます」
誠「すっ、すみません。・・・あの腕を上げれませんか?」
???「穴が狭すぎて腕を上げられないんです」
誠「・・・あっ、あのっ・・・脇に手を入れますがいいですか?」
???「何でもいいから助けて下さいー」
誠「じゃ、じゃあ・・・失礼します」
???「きゃっ・・・」
誠「ごっ、ごっ、ごっ、ごめんなさい」
???「いっ、いえ、こちらこそすみません。そのまま引っ張り上げて下さい」
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:03:59.49 ID:tcroaBDjO
誠「はい、じゃあ行きますよ・・・せーのっ!!!」
???「んっ・・・」
スポッ
誠「あの、大丈夫ですか?」
???「はっ、はい・・・ありがとうございました」
誠「(かっ、可愛い・・・)」
???「あのー?」
誠「あっ、いえどういたしまして。無事で良かったです」
???「はい、本当に助かりました。誰も通らなかったらどうしようかと思っていましたよ」
誠「ハハハッ、そしたら大変でしたね」
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:04:27.59 ID:tcroaBDjO
安中「あのっ、私安中っていいます。あなたは桜井先生の弟さん?」
誠「はい、桜井誠といいます」
安中「そう、じゃあ桜井誠さん。今回はどうもありがとうございました」
誠「いっ、いえ」
安中「それじゃ、私失礼しますね。本当にありがとうございました」
タッタッタッタ
誠「はい、それじゃ・・・」
誠「・・・」
誠「俺だって・・・」
誠「俺もやってやるぞぉーーーーーーーっ!!!」
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:06:33.06 ID:tcroaBDjO
おしまい
続けて別の投下
前のと違ってふざけた内容なのであしからず
ゆっこ「えーっ、日常がオワコンと言われてるわけだけど」
みお「意義あり!!」
安中「はい、みおちゃん」
みお「まずはアニメなのか漫画なのかそれとも両方なのか明示するべきです」
安中「意義を認めます。相生さんはまず始めにアニメか漫画、もしくはその両方であるか正確にしましょう」
ゆっこ「わかりました。日常のアニメがオワコンと言われているわけだけど・・・」
みお「意義あり!!」
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:07:50.05 ID:tcroaBDjO
安中「はい、みおちゃん」
みお「私は日常のアニメがオワコンであると言われているのを聞いたことはありません」
安中「意義を却下します」
みお「そんな、安中さん-」
安中「議長です」
みお「議長、私は本当にそんな意見を聞いたことがありません」
安中「みおちゃん、あなたの夜の日課は何ですか」
みお「どうして急にそんなこと-」
安中「議長の質問は絶対です」
みお「・・・毎日ではありませんが漫画を書いたりしてます」
安中「毎日の日課はないということでしょうか?ここでの発言は偽証罪にも問われます」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:08:33.10 ID:tcroaBDjO
みお「・・・パソコンをしています」
安中「随分とぼかした言い方ですね・・・仕方ないです。単刀直入に言います、あなたは毎日VIPに入り浸っていますね?」
みお「うっ、なんでそれを・・・」
安中「そんなあなたが日常がオワコンであるということを聞いたことがないと?」
みお「はい、ありません」
安中「・・・わかりました。じゃあ質問の仕方を変えます。あなたは日常が終わコンであるということを見聞きしたことがありますか?」
みお「・・・」
安中「議長の質問は-」
みお「はい・・・あります」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:09:04.91 ID:tcroaBDjO
安中「そうです。VIPだけでなくどこの板でもオワコン扱いされているのを見てきたことでしょう」
みお「ぐぎぎっ・・・」
安中「悔しいのはわかります。だけど現実を受け入れた上で議論を進めましょう」
みお「・・・わかりました」
安中「では相生さん、どうぞ」
ゆっこ「はい、日常のアニメがオワコンと言われているわけだけど、そうなった原因を議論したいです」
安中「はい、いい提案ですね。だれか意見のある人は?」
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:10:31.80 ID:tcroaBDjO
麻衣「はい」
安中「はい、麻衣ちゃん」
麻衣「安中さんがぼっちだから」
安中「ヒ、ヒドイ」
麻衣「ゆっこが馬鹿だから」
ゆっこ「ヒ、ヒドイ」
麻衣「みおちゃんが暴力BL野郎だから」
みお「ヒ、ヒドイ」
安中「意義あり!!」
ゆっこ「はい、安中さん」
みお「はい、安中さん」
安中「それはアニメを面白くするキャラクター性であって、オワコンの原因とは言えません」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:11:42.93 ID:tcroaBDjO
ゆっこ「その通り」
みお「その通り」
ゆっこ「でもぼっちは関係ないけどね」
みお「でもぼっちは関係ないけどね」
安中「ヒ、ヒド過ぎる」
ゆっこ「でもなんだかんだ言って私とみおちゃんが一番面白いし、安中さんも人気あるよ」
みお「うん、そうだよね。むしろ麻衣ちゃんは面白いネタは少ないし、批判も一番多かったよね」
ゆっこ「そうそう、放し飼いとか、倒れてる親友を放っておいたりとか」
麻衣「・・・」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:12:31.52 ID:tcroaBDjO
なの「あの、みなさんそのくらいで・・・」
みお「あれ、なのちゃんいたの?」
ゆっこ「影が薄くて気付かなかったよ」
なの「ヒ、ヒドイ」
ゆっこ「それだよ」
みお「それだよ」
なの「えっ?」
ゆっこ「なのちゃんだってこうやって被せてきてるのに、麻衣ちゃんはキャラじゃないからって被せてこないじゃん」
みお「そうそう、それに麻衣ちゃんのネタはシュール過ぎるんだよね。上級者()向けってね」
ゆっこ「私達みたいに体を張ってわかりやすいネタもやんなきゃ」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:13:16.57 ID:tcroaBDjO
安中「あの、みんなそのくらいで
ゆっこ「あっ、ぼっちだ」
みお「あっ、ぼっちだ」
なの「えっ?ぼ、ぼっちだ」
安中「・・・なのちゃん、ちゃんと合わせてくれないと。テンポが悪いと私のリアクションがしにくくなっちゃうじゃない」
なの「すっ、すみません」
ゆっこ「まぁまぁ、初めから私とみおちゃんみたいにはいかないよ」
みお「そうそう、何てったって日常のツートップだからね」
なの「みなさんすごいんですね。私安中さんのリアクションが演技だなんて気付きませんでした」
安中「あんなの基本よ。こうやって普段から練習していればどんな状況でも最適なリアクションが出来るようになるのよ」
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:13:55.79 ID:tcroaBDjO
なの「すごいです。じゃあ水上さんのも演技なんですか?」
ゆっこ「あー、あれは違う違う」
みお「単に適応力がないだけだよ」
なの「そうなんですか?」
ゆっこ「そうなの。私達レベルとは言わないけど、せめてそれに近づこうっていう姿勢がないのよね」
みお「そうそう、『自分の笑い』って感じで、大衆迎合なんてイヤだみたいな」
なの「へっ、へぇー・・・」
オワコンだよ
ソースはこのスレの
>>1以外の書き込み数
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:14:35.30 ID:tcroaBDjO
麻衣「・・・」ガタッ
ゆっこ「えっ、何、トイレ」
麻衣「・・・」
バキッ
ゆっこ「ぐはぁっ!!」
みお「ちょ、ちょっと、麻衣ちゃん・・・」
麻衣「・・・」
ボキッ
みお「はぐぅっ!!」
ゆっこ「なっ、何するのよ麻衣ちゃん」
みお「暴力に訴えるなんて最低だよ」
麻衣「リアクション・・・」
ゆっこ「えっ?」
みお「えっ?」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:15:17.11 ID:tcroaBDjO
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:15:22.55 ID:9N101jXKO
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:16:14.52 ID:tcroaBDjO
麻衣「体を張ったリアクシをしろってんだよ!!」
ガスッ ガスッ ガスッ
ゆっこ「いっ、痛い、痛い」
みお「お願い・・・お願い、やめて麻衣ちゃん」
麻衣「リアクション・・・」
ゆっこ「すみませんでした。もうあんなこと言いません。許して下さい」
みお「私も言いません。だから許して下さい。もうやめて下さい」
麻衣「・・・」
ゆっこ「・・・」
みお「・・・」
麻衣「(溜息)」
ゆっこ「」ブルブル
みお「」ブルブル
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:17:02.15 ID:tcroaBDjO
麻衣「今のボケたの・・・」
ゆっこ「えっ?」
みお「えっ?」
麻衣「二人がちゃんとリアクションしないから笑いにならなかったじゃない。ねぇ?なのちゃん、安中さん」
なの「はっ、はいっ」
安中「うっ、うんっ」
麻衣「次は3人のネタだからちゃんとしてよね、ツートップさん」
スタスタスタスタ
安中「・・・」
なの「・・・」
安中「私達も行こっか?」
なの「えっ、そっ、そうですね」
スタスタスタスタ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:19:42.56 ID:tcroaBDjO
ゆっこ「・・・」
みお「・・・」
ゆっこ「あれはないわ」
みお「あれはないね」
ゆっこ「・・・」
みお「・・・」
ゆっこ「みおちゃん締めてよ」
みお「ゆっこがやってよ
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:20:36.18 ID:tcroaBDjO
ゆっこ「・・・」
みお「・・・」
ゆっこ「じゃ、じゃあレッド風に・・・隣の家に塀が出来たんだって」
ゆっこ「へー・・・そくかん!!!」
みお「・・・」
ゆっこ「隣の客はよく柿食うキャスバル・ダイクン!!」
みお「・・・」
ゆっこ「隣の家に竹立て掛けたのは竹立て掛けたかったカラマーゾフ!!」
みお「・・・」
ゆっこ「・・・もう、無理・・・」
みお「オワコンだわ・・・」
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:22:41.17 ID:tcroaBDjO
おしまい
続けて別の投下
日常キャラ×ぱにぽになのでぱにぽに見てない人はスルー
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:23:21.52 ID:tcroaBDjO
ベッキー「えー、今日からこのクラスに入ることになった転校生を紹介するぞー。おい、入れー」
はかせ「失礼します」
ベキ「自己紹介しろ」
はかせ「はかせははかせといいます。よろしくお願いします」
姫子「オッ、オッ、オメガ可愛いー。玲ちゃん、玲ちゃん、何あれ?」
玲「何って転校生のはかせだろう。今自己紹介したろうが」
姫子「だってあんなにオメガ可愛いのに転校生ってどういうことなの?」
玲「言ってる意味がわからん。可愛かろうがブサイクだろうが転校生は転校生だろうが」
姫子「玲ちゃんヒドイよ。はかせはブサイクじゃないの、オメガ可愛いのー」
玲「あぁもう、お前は黙っとけ」(アホ毛抜き)
姫子「マホ!?」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:24:03.44 ID:tcroaBDjO
都「先生ー」
ベキ「なんだ都?」
都「こんなにちっちゃいのに高校生って、はかせも天才なんですか?」
ベキ「どうなんだはかせ?」
はかせ「はかせははかせ何ですけど?」
ベキ「だそうだ」
都「ムキー、答えになってなーい!」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:24:34.96 ID:tcroaBDjO
ベキ「他に質問ある奴?」
一条「はい」
ベキ「・・・お前は遠慮してくれ」
一条「はい」
ベキ「・・・じゃあ、一条」
一条「はかせは日常から来たんですか?」
玲「また、訳のわからんことを-」
はかせ「はい、はかせは日常から来ました」
玲「何っ!?何だかわからんが通じてるぞ」
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:25:02.18 ID:tcroaBDjO
くるみ「はい」
ベキ「はい、くるみ」
くるみ「はかせちゃんは何歳なんですか?」
ベキ「やっとまともな質問か、さすがくるみ」
玲「地味だな」
都「地味よね」
一条「地味」
6号「地味オブ・ジ・イヤーです」
くるみ「・・・ららるー・・・」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:25:43.87 ID:tcroaBDjO
ベキ「で、はかせは何歳何だ?」
はかせ「はかせは9歳です」
都「へー、じゃあベッキーの2個下か。よかったじゃんベッキー。自分より年下なんて初めてなんじゃないの?」
ベキ「えっ、そっ、そうだな。お姉さんか、エヘヘ」
玲「なんだ、ベッキーが珍しく照れてるぞ」
ベキ「う、うるさーい。玲は黙ってろ。・・・ってさっきから姫子が静かだけどどうかしたのか?」
玲「あぁ、アホ毛を抜いといた」
ベキ「可哀想だから戻してやれ」
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:26:19.18 ID:tcroaBDjO
玲「あいよ」
姫子「・・・マホ?カニ地獄はどこに行ったのかな?」
ベキ「どんな、夢だよ」
姫子「あっ、はかせだ。ベッキーも可愛いけど、はかせもオメガ可愛いー。ベッキーとはかせは姉妹なのかなー?」
ベキ「んなわけないだろ。でも、はかせ私のことお、お姉さんと思って頼ってくれていいぞ」
はかせ「はい、よろしくお願いします」
ベキ「エヘヘ、前の学校とは違うだろうけどすぐ慣れるよ。変なのばかりだけどみんないい奴だからな」
姫子「そうだよー。お姉さんと仲良くしようねはかせー」
玲「そうだよじゃないだろ」
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:26:48.22 ID:tcroaBDjO
はかせ「はかせ学校は初めてなんですけど?」
ベキ「えっ?・・・あぁ高校は初めてなんだよな」
はかせ「?」
ベキ「小学校から飛び級なんだよね?」
はかせ「はかせ学校は初めてなんですけど?」
ベキ「えっ!?」
玲「ベッキー、その子本当に転校生なのか?」
ベキ「そうだよ!確かに今日から転校生が来るって、資料だって・・・げっ!?」
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:27:26.33 ID:tcroaBDjO
なの「あっ、はかせーやっと見つけた」
はかせ「あっ、なのだ」
なの「もう、何やってるんですかはかせ?私の入る学校はここじゃないですよ」
はかせ「そうなの?」
なの「すみません、お騒がせしました。ほら行きますよはかせ」
はかせ「わかった。じゃあねー」
全員「・・・」
都「何だったの?」
玲「さぁ」
一条「はかせは日常に帰りました」
姫子「えー、はかせは転校生じゃなかったの?オメガ残念だよー」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:27:47.14 ID:aiFxYMA70
乙
安中さんは誠には渡さん
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:28:06.32 ID:tcroaBDjO
6号「じゃあ先生転校生って誰なんですか?」
ベキ「えっと・・・」
ガラッ
???「遅れてすまぬ」
全員「???」
???「今日からこのクラスに入ることになったはかせじゃ、よろしくの」
ベキ「教授、何やってんですか?」
教授「小学校から飛び級で来た9歳の-」
ベキ「さっさと帰れ!!!」
教授「恩師が久しぶりに訪ねて来たというのに酷いじゃないかレベッカ」
ベキ「なら、普通に来て下さい。ほら授業の邪魔だからさっさと帰って下さい」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:29:22.70 ID:tcroaBDjO
>>103 あんな風に書いといてあれだくど、俺もそんなカップリングは書かない
というか安中さんのカップリングは書かないよ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:30:03.14 ID:tcroaBDjO
教授「うっ、うっ、ううっ・・・都くんが帰ってからというもの毎日一人で寂しくての。そうして教え子を訪ねたらこの有り様じゃ。わしなんて、わしなんて・・・」
ベキ「ああもう、わかりました。じゃあ都を連れてっていいですから、さっさと帰って下さい」
教授「おお、本当か?よしそれでは行くぞ都くん。新たな未開の地へと出発じゃ」
都「ちょ、ちょっと、何勝手に決めて、離して、離してーーーーーー!!!」
全員「・・・」
全員「・・・」
ベキ「それじゃあ授業始めるぞー」
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:31:54.37 ID:tcroaBDjO
おしまい
五十嵐「えーっ、今日からこのクラスに入る転校生を紹介します。どうぞ入ってー」
なの「しっ、失礼します」
五十嵐「はい、自己紹介」
なの「はい、今日からこのクラスでお世話になります、東雲なのといいます。よろしくお願いします」
五十嵐「はい、よろしく。先生は頭が痛いからあとは桃瀬やっといて」
桃瀬「先生、また二日酔いですか?こんな日くらい飲まないで来て下さいよ」
五十嵐「もう、うるさいわね。大人にはね飲まなきゃやってられない時もあるのよ」
桃瀬「そういう時もあるって毎日飲んでるじゃないですか。まったく・・・えっと、東雲さんでいいかな?」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:32:42.13 ID:tcroaBDjO
なの「はっ、はい」
桃瀬「うん、じゃあ誰か東雲さんに質問のある人」
???「はい、はーい」
桃瀬「はい、柏木優麻」
???「んもうっ、わたしは優麻じゃなくて、柏木優奈ですっ」
桃瀬「それが言いたいだけだろ。柏木優麻」
優麻「ちぇっ、桃瀬くんつまんなーい」
桃瀬「いいからさっさと質問しろ」
優麻「じゃあまずは、東雲さん」
なの「はっ、はい」
優麻「東雲さんのこと、なのちゃんって呼んでもいい?」
なの「はい、構いません」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:33:14.06 ID:tcroaBDjO
優麻「じゃあ、なのちゃんはなんで背中にネジを付けてるの?」
桃瀬「(直球かよ!!こいつ聞きにくいことをこんなにハッキリと)」
来栖「(確かに、あの演劇部のエースを髣髴とさせるネジはすごく気になります)」
なの「えっと、これは、そうただのアクセサリーです」
優麻「えーっ?せっかくなのちゃん可愛いのにそんな変なアクセサリー着けてたらもったいないわよ」
なの「いえ、でも、お気に入りのものですので・・・」
優麻「ダメダメ、私が衣装部の威信をかけてもっと可愛いコーディネートをしてあげるわ。さっ、なのちゃん行きましょう?」
なの「えっ、あの、その・・・」
桃瀬「ホームルームと1時間目の授業が終わってからな」
優麻「何よ!桃瀬くんのケチ」
桃瀬「ケチで結構。他に質問のある人は?」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:33:45.14 ID:tcroaBDjO
???「はい」
桃瀬「まだ何かあるのか?柏木優麻」
???「何言ってるの桃瀬くん?優麻ちゃんは隣の席よ?」
桃瀬「今入れ替わっただけだろ」
優麻「本当桃瀬くんってつまんない。じゃあいいわ優奈ちゃん質問して」
優奈「えぇっ、私?えぇっと、それじゃあなのちゃんの趣味は何ですか?」
なの「特にありませんけど、強いていうなら家事が好きです」
優麻「何それ、洗濯や掃除が好きってこと?」
なの「はい、変でしょうか?」
優麻「アハハッ、なのちゃんって面白ーい」
来栖「(私もあんな風にしっかりとした人になりたいです)」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:35:48.67 ID:tcroaBDjO
桃瀬「他に質問のある人は?」
???「ハイ・ピコ」
桃瀬「何やってるんだ?芹沢」
芹沢「ワタシハNASAノツクッタロボットダピコ」
桃瀬「わかったよ。ロボットでもホームルームには変わりないだろ。クラスに戻れよ」
芹沢「ウルサイピコ、ワタシハソコノ東雲なのニヨ」ウガアルピコ」
なの「なっ、何ですか?」
芹沢「オマエノソノネジ、ロボットノ証拠ダピコ。NASAニ敵対スル組織ノモノニチガイナイピコ」
なの「違います、これはただのアクセサリーで・・・」
芹沢「モンドウムヨウ、カクゴシロピコ」
ガキン
なの「あっ!?」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:36:40.85 ID:tcroaBDjO
芹沢「フッフッフ、コノネジハ頂イタゾ東雲なの、デハサラバダピコ」
タッタッタッタ
なの「あっ、待って下さい」
タッタッタッタ
なの「返してくださーい」
芹沢「ヤハリ大事ナモノノヨウダナ、正体ヲイエバカエシテヤルピコ」
なの「ただの普通の人ですよー、ネジが好きなだけの普通の人ですよー」
芹沢「ソンナヤツハ普通ジャナイピコ」
なの「お願い・・・ですから・・・返して・・・下さい・・・」
芹沢「・・・」
なの「お願い・・・ですから・・・」
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:37:16.78 ID:tcroaBDjO
芹沢「・・・」
ピタッ
なの「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・」
芹沢「ゴメンピコ。ワルフザケガスギタピコ、コレカエスピコ」
なの「ハァッ・・・ハァッ・・・」
バタン
芹沢「エッ!?」
なの「・・・」
芹沢「東雲さん?」
なの「・・・」
芹沢「東雲さん、ちょっと、大丈夫?しっかりしてよ・・・」
芹沢「死、死んでる・・・」
芹沢「・・・えーっ!?嘘、嘘、有り得ないって、だってただ走ってただけだし、他には特に何も・・・」
芹沢「・・・ネジ?」
ガキン
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:38:05.08 ID:tcroaBDjO
芹沢「・・・まさかね・・・」
なの「・・・起動シマス」
スタッ
芹沢「!!!」
なの「再起動後ノメンテナンスノタメ研究所ヘキトウシマス」
スタスタスタスタ
芹沢「東雲さん・・・?東雲さんって本物・・・」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:39:47.59 ID:tcroaBDjO
ベキ「・・・柏木優麻」
優麻「はい」
ベキ「来栖柚子」
来栖「はい」
ベキ「東雲なの」
・・・
ベキ「あれ、東雲なのって今日から来た転校生じゃなかったっけ?いないのか?」
来栖「はい、体調を崩して帰宅したみたいです」
ベキ「ふーん、まぁいいや、じゃ授業始めるぞー」
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:41:50.88 ID:tcroaBDjO
おしまい
続けて別の投下
みお「苺がない・・・」
みお「今度こそはとホールで買って来たのに、まるごと・・・一個たりとも苺が・・・ない!!」
みお「しかも、何で・・・何で王将が8個もあるのよ!!あのバカ姉!!!」
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:42:47.33 ID:tcroaBDjO
ドン!!ドン!!ドン!!
みお「お姉!いるんでしょ!お姉」
よしの「あー、みおー?入っていいわよー」
バタン!!
みお「バカ姉!苺は?苺のファミリーは何処に・・・」
笹原「おぉ、長野原みおではないか。失礼しているぞ」
みお「えっ、笹原・・・先輩?」
よしの「みお、ごめんね。お茶菓子が切れてたから苺をもらったの。駄目だった?」
みお「駄目・・・じゃないけど・・・。お姉ちょっと廊下に来て」
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:43:47.33 ID:tcroaBDjO
よしの「えっ、なになに?」
バタン
みお「メーン!!」
バシッ!!
よしの「痛っぅ・・・」
みお「何であんたは苺だけ出してるのよ!苺全部取るくらいならケーキを出しなさいよ!」
よしの「だって、みおに悪いと思って」
みお「苺だけ取られる方がよっぽど悪いわよ!何で私のケーキをパンの塊にされなきゃならないのよ!まったくこのバカ姉」
キイッ
笹原「長野原みおよ、訪問のタイミングが悪かったか?」
みお「い、いえ、違います、全然問題ないです。あの、ケーキを出すので苺をもらっていきますね。アハ、アハハハッ」
笹原「そうか、それはすまぬな。ありがたく頂戴しよう」
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:44:47.76 ID:tcroaBDjO
みお「はい、どうぞ」
笹原「おう、すまぬな」
よしの「私のは?」
みお「それで笹原先輩はどうしてお姉を訪ねて来たんですか?」
よしの「ねぇねぇ、私のは?」
笹原「実はな-」
よしの「ねぇってばー」
みお「(突きっ!!)」
よしの「ぐふぅ・・・」
笹原「長野原先輩?長野原みおよ、長野原先輩は大丈夫なのか?」
みお「はっ、はい、ちょっとお腹が痛いみたいですけど、休めば大丈夫です。それで、訪ねて来た理由は?」
笹原「あぁ、実は先日長野原先輩が着ぐるみを着ているのを見かけてな。その着ぐるみが次の演劇のキャラクターのイメージにぴったりでな。是非お借りしたいと思って訪ねて来たのだ」
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:45:25.63 ID:tcroaBDjO
みお「えっ、そっ、そうなんですか。それってもしかして私も一緒にいた時ですか?」
笹原「おぉ、その通りだ。あの演技は実に見事だったぞ。貴様が良ければ是非演劇部に入らぬか?」
みお「アハ、アハハ・・・考えておきます。お姉、それで着ぐるみはあるの?」
よしの「・・・」
みお「ちょっと、お姉」
よしの「ケーキ」
みお「えっ?」
よしの「私の分のケーキ」
みお「もう、わかったわよ。ほら」
よしの「わぁっ。ありがとう(パクパク)」
121 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:46:15.78 ID:tcroaBDjO
みお「それで、着ぐるみはあるの?」
よしの「うん、大学に行けばすぐ借りられるわよ。笹原くん、借りるのは早い方がいいの?」
笹原「うむ、なるべく早い方が助かるな」
よしの「そっか。それじゃあ私は今日は用事で行けないから、みおと一緒に取りに行ってくれない?」
みお「えっ、えーーーっ!!!」
笹原「それは、有難い。しかし長野原みおは無理そうだが」
よしの「さすがに部外者には渡せないから、顔を知ってるみおがいないと駄目なのよ」
笹原「そうか、それでは仕方がないか。また出直すことに-」
みお「いっ、いっ、いえぜんっぜん大丈夫です。問題ありません」
笹原「本当か、それでは今からで構わぬか?」
みお「はっ、はい」
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:46:54.64 ID:tcroaBDjO
よしの「よし、それじゃあ演劇部の子には電話をしておくからいってらっしゃい」
笹原「長野原先輩感謝するぞ。それでは長野原みおよ行こうか」
みお「はっ、はいっ」
笹原「それでは長野原先輩失礼したぞ」
キィッ
みお「あっ、笹原先輩待って-」
よしの「みお」
みお「えっ、何?」
よしの「頑張ってね」
みお「お姉・・・うん、ありがとう」
バタン
よしの「ウフフ、それじゃあ電話をしますか・・・」
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:47:28.95 ID:tcroaBDjO
笹原「しまった」
みお「笹原先輩、どうしたんですか」
笹原「小次郎は一人乗りなのだ。まさか二人で出掛けるとは思わなかったからな」
みお「いっ、いえ、いいですよ。私は歩きますから」
笹原「そういうわけにはいかん。物を借りる私の方が小次郎に乗って、貴様が歩きでは道理に合わぬであろう。仕方がない貴様が乗れ、私が小次郎を引こう」
みお「えっ、で、でも」
笹原「早く乗れ」
みお「はいっ」
笹原「よし、それでは行くぞ」
パカッパカッパカッ
トコトコトコ
パカッパカッパカッ
トコトコトコ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:48:57.69 ID:tcroaBDjO
みお「あの、笹原先輩」
笹原「ん、何だ長野原みおよ」
みお「笹原先輩はどうして剣道部じゃなくて演劇部に入ったんですか」
笹原「あぁ、それはな部活のオリエンテーションでの演劇に魅せられてな。これこそ私が求めていたものだと気付いたのだ。それに剣道は道場でも続けられるからな」
みお「そっ、そうなんですか」
笹原「貴様こそ何故剣道をやめたのだ。道場も辞めて剣道部にも入らなかったのであろう」
みお「えっ、そ、それは・・・
(笹原先輩が高校に上がった一時期道場に来なくなって、笹原先輩が剣道を辞めたと思ったからなんて言えない)」
笹原「貴様も何か他にやりたいことを見つけたのか?」
みお「はっ、はい」
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:49:06.57 ID:hZdgDq4y0
今、投下してるやつ見たことあるな
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:49:18.37 ID:aiFxYMA70
シュール
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:50:08.73 ID:tcroaBDjO
笹原「ほう、一体なんだそれは」
みお「えっと、実は・・・」
みさと「あら笹原、きっきっきっ奇遇ね」
笹原「おう、立花みさとよ。奇遇だな」
みお「みさと先輩?(大学の方には何もないし、お家は逆方向のはずだけど)」
みさと「久し振りね、みおちゃん」
みお「はい、お久し振りですみさと先輩」
みさと「それで、どうしたの二人でお出掛け?」
笹原「あぁ、実は長野原先輩から借り物をすることになってな。そのために長野原みおに付き合ってもらっているのだ」
みさと「へっ、へぇーそうなんだ(チラッ)」
みお「はい、そうなんですよみさと先輩」
みさと「ふーん」
笹原「それで急ぐのでな。今日は失礼するぞ立花みさと」
みさと「べっ、別に私だってあんたに何か用はないんだから。さっさと行きなさいよ」
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:51:57.76 ID:tcroaBDjO
>>125 そうだっけ?じゃあ多分新しく書いたのは前までだから、これ投下したら終わる
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:52:45.48 ID:tcroaBDjO
笹原「うむ、それではな立花みさと」
みお「それじゃあ失礼します。みさと先輩」
みさと「(ジーッ)」
みお「(まだ見てる。もしかして、みさと先輩って・・・)」
笹原「それで先程の続きだが」
みお「えっ」
笹原「貴様が見つけたやりたいこととやらだ」
みお「あっ、はい、実は漫画を書いてるんです」
笹原「ほう、そうなのか。それは独創的な」
みお「腕前はまだまだなんですけど」
笹原「そうか、それなら納得できる出来になったら是非見せてくれ」
みお「はい」
130 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/12(土) 23:52:52.77 ID:BNtsjU4m0
まだ読んでないが安中さんだけで支援に値する
131 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:53:30.35 ID:tcroaBDjO
笹原「しかし、そうなら演劇部に入るのは難しいな」
みお「あっ、そっ、そうですね。すみません」
笹原「謝る必要などない。まぁ残念ではあるが」
みお「・・・残念ですか?」
笹原「あぁ、あの演技力は相当のものだからな。あれを演劇部で活かせないのは残念だ」
みお「(そういう意味か)」
笹原「それに元道場仲間が入ってくれるというものは嬉しいことだからな」
みお「そっ、そうですか?」
笹原「あぁ、そうだ」
みお「私が演劇部に入ったら笹原先輩は喜んでくれますか?」
笹原「ん?それは喜ばしいことだが、漫画との両立は厳しいのではないか?」
みお「いえ、演劇が漫画の表現の役に立つかも知れないですし、私やってみたいです!」
笹原「そうか、それは良かった。今日着ぐるみを受け取ったらそのまま演劇部に顔を出すつもりだったのだが、貴様が良ければ一度見学してみるか?」
みお「はい、是非」
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:54:48.67 ID:tcroaBDjO
笹原「うむ。・・・っと着いたようだぞ」
みお「あっ、それじゃあ私が受け取りに行きますので笹原先輩はここで待っていて下さい」
笹原「それでは頼んだぞ」
みお「はい」
タッタッタッタ
みお「それではお借りしますね」
演劇部「うん、返すのはいつでもいいからね」
みお「はい、ありがとうございます。それでは失礼します」
133 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:55:01.31 ID:Lc4hCMyk0
演劇部部員は笹原と執事くんだけです
134 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:55:29.26 ID:tcroaBDjO
みお「(ウフフフフ、これで笹原先輩喜んでくれるかな?)」
タッタッタッタ
みお「(演劇部に入ったらもっと喜んでくれるかな?)」
タッタッタッタ
みお「(そしたらもっと仲良くなれるかな?)」
みお「(そしたら、そしたら・・・)」
タッタッタッタ
みお「(いつかは恋人同士にも・・・)」
タッタッタッタ
みお「笹原先輩お待たせしまし・・・た」
笹原「おぉ、待ちかねたぞ」
みお「みさと先輩?こんなところでどうしたんですか?」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:56:20.21 ID:tcroaBDjO
みさと「また偶然笹原に会ったからちょっと話しをしてたのよ。でももう帰るわね。さよならみおちゃん(ニコッ)」
みお「あっ、はい、さよならみさと先輩」
笹原「おぉ、それではな立花みさとよ」
みお「・・・」
笹原「持ってきてくれたか。おぉ、やはり素晴らしい。次の演劇のキャラクターにぴったりだぞ」
みお「・・・」
笹原「よし、それではこのまま学校に向かうぞ。さぁ乗れ長野原みお」
みお「はい・・・」
トコトコトコ
パカッパカッパカッ
トコトコトコ
パカッパカッパカッ
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:56:57.31 ID:Qc3aidlB0
追いついた
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:56:59.47 ID:tcroaBDjO
笹原「しかし今日は良い日だ。長野原先輩には感謝しなくてはな。帰ったら大層感謝していたと伝えてくれ」
みお「あははっ、大げさですよ、笹原先輩」
笹原「そんなことはないぞ。キャラクターに合う着ぐるみをどれだけ探したことか。長野原先輩がいなければこれ程のものとは出会えなかったであろう」
みお「アハハ、それはよかったです」
笹原「それに今日は演劇部の仲間が増えるかもしれぬしな」
みお「はい、その時にはよろしくお願いします」
笹原「うむ、演劇部部長として喜ばしい限りだ」
みお「はい」
笹原「まったく良い日だ」
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:57:48.30 ID:tcroaBDjO
みお「・・・」
笹原「♪♪♪」
みお「・・・」
笹原「♪♪♪」
みお「笹原先輩」
笹原「ん、なんだ?」
みお「他にも何か良いことありましたか?」
笹原「おぉ、よくわかったな」
みお「何があったんですか?」
笹原「実は、立花みさとに告白されてな。付き合うことになったのだ。」
みお「えっ?」
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:58:50.84 ID:tcroaBDjO
笹原「さっきの校門前でな。突然だったので驚いたが前々から私も好いておったのでな。私は嫌われているとばかり思っていたからよもや相思相愛とは思わなんだ」
みお「・・・」
笹原「全く、これ程の良き日はもう一生ないかもしれん」
みお「・・・」
笹原「ん、どうした?」
みお「すみません、笹原先輩。ちょっと体調が悪くなったので演劇部の見学はまた今度でいいですか?」
笹原「それは、いかんな。それでは学校に向かうのはやめてこのまま家まで送ろう」
みお「いえ、大丈夫です」
笹原「いや、そうはいかん」
みお「本当に大丈夫ですから(ヤギ降りる)」
笹原「・・・そうか。それでは気を付けて帰るのだぞ」
みお「はい、ありがとうございます。それでは失礼します、笹原先輩」
笹原「うむ、本当に気を付けるのだぞ」
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/12(土) 23:59:45.81 ID:tcroaBDjO
みお「・・・」
トコトコトコ
みお「・・・」
トコトコトコ
みお「ううっ・・・」
タッタッタッ
みお「ううっ・・・」
タッタッタッタ
みお「うわあぁぁぁぁぁん」
ダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダッダ
ガチャン
よしの「あら、みおおかえりー」
みお「うっ、うっ、うわあぁぁぁぁぁん(抱きっ)」
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:01:03.83 ID:fffOwZfEO
よしの「ちょ、ちょっと、みおどうしたの?」
みお「うわあぁぁぁぁぁん、ぐすっ、ぐすっ、うっ、ううっ」
よしの「よしよし(ギュッ)」
みお「ううっ、うっ・・・ぐすっ、ぐすっ・・・」
よしの「よしよし」
みお「・・・」
よしの「・・・」
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:01:42.50 ID:fffOwZfEO
みお「・・・」
よしの「・・・」
みお「・・・お姉、ケーキ食べる?」
よしの「えっ、いいの?」
みお「苺だけ取られるよりはいいもの」
よしの「アハハッ、もうしないわよ。じゃあ一緒に食べよっか?」
みお「うん」
プルルルルルル
プルルルルルル
よしの「はい・・・あぁ、みさとちゃん、上手くいったの?・・・そう、よかったわね・・・いいのよ。笹原くんにはみおよりみさとちゃんの方がお似合いだもの・・・うん、それじゃあお幸せにね・・・」
ピッ
よしの「ウフフ、愛してるわみお・・・」
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:03:33.58 ID:fffOwZfEO
ここから後半
前の読んでないと意味わかんないです
プルルルルルル
プルルルルルル
みさと「はい、えっ長野原先輩?」
よしの「急にごめんね、みさとちゃんに話したいことがあるんだけど」
みさと「はい、何でしょうか?」
よしの「みさとちゃんは笹原くんの事が好き?」
みさと「い、い、い、いきなり何言ってるんですか?あんな奴好きなわけないじゃないですか」
よしの「本当に?笹原くんが誰かと付き合ったりしても平気なの?」
みさと「べ、べ、別に関係ないですよ私には」
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:04:11.23 ID:fffOwZfEO
よしの「そう、それじゃあ仕方ないわね。もし興味があればだけど、お家から真っ直ぐ時定大学に向かうといいわ。なるべく急いでね」
みさと「だから私は-」
よしの「興味があればよ。なければ別にいいわ。それじゃあ急に変な電話してごめんね」
みさと「い、いえ、それじゃあ」
ピッ
みさと「何なのよ、もう」
みさと「そんなの興味ないわよ・・・」
みさと「笹原・・・」
みさと「暇だし・・・ジョギングでもしようかな・・・」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:05:00.03 ID:fffOwZfEO
みさと「何よあれ?何で笹原とみおちゃんが一緒にいるの?しかも笹原のヤギに乗ってるし」
みさと「笹原が付き合う相手って・・・みおちゃんなの?」
みさと「んもう、これは只の興味本位なんだから!!先回りして確認するわよ」
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:05:40.41 ID:fffOwZfEO
みさと「あら笹原、きっきっきっ奇遇ね」
笹原「おぉ、立花みさとよ。奇遇だな」
みお「みさと先輩?」
みさと「久し振りね、みおちゃん」
みお「はい、お久し振りですみさと先輩」
みさと「それで、どうしたの二人でお出掛け?」
笹原「あぁ、実は長野原先輩から借り物をすることになってな。そのために長野原みおに付き合ってもらっているのだ」
みさと「へっ、へぇーそうなんだ」
みお「はい、そうなんですよみさと先輩」
みさと「ふーん」
笹原「それで急ぐのでな。今日は失礼するぞ立花みさと」
みさと「べっ、別に私だってあんたに何か用はないんだから。さっさと行きなさいよ」
笹原「うむ、それではな立花みさと」
みお「それじゃあ失礼します。みさと先輩」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:06:23.76 ID:fffOwZfEO
みさと「・・・」
みさと「何なのよ、長野原先輩は。単に自分がけしかけたお使いに行ってるだけじゃないの。そんなに親密な仲にも見えなかったし」
みさと「でも・・・どうせ暇だし散歩がてら尾けてみようかしら」
みさと「何よ、何なのよー。何だか急に親しげな感じになってるじゃない。二人とも笑って楽しそうだし」
みさと「もしかして本当に付き合ったりして・・・そしたら笹原がみおちゃんと・・・」
みさと「駄目!!そんなの絶対駄目!!だって、だって・・・」
みお「笹原は・・・笹原のことは私が一番好きなんだから」
みさと「やっぱり私、笹原が好き。笹原を誰かの物になんて絶対させたくない」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:07:10.78 ID:fffOwZfEO
みさと「どうにか、どうにかしなくちゃ。・・・あっ、みおちゃんが一人で大学に入って行った。・・・今しかチャンスはない」
みさと「あら、笹原」
笹原「おぉ、立花みさとよ。一日に二度も会うなんてすごい偶然だな」
みさと「え、えぇ、そうね、すごい偶然ね。ところで笹原はこんなところで何をしているの?」
笹原「さっき言った借り物を長野原みおに取りに行ってもらっている所だ」
みさと「へぇー、そうなんだ。でもなんだかやけに嬉しそうな顔をしているわね?」
笹原「ハッハッハ、あの着ぐるみにまた出会えるのかと思うと嬉しさが抑えきれなくてな。それに長野原みおが演劇部に入ってくれるかもしれなくてな」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:07:56.21 ID:fffOwZfEO
みさと「えっ、みおちゃんが?・・・笹原はみおちゃんが演劇部に入ると嬉しいの?」
笹原「ん、そうだが何故そんなことを?」
みさと「(笹原、やっぱりみおちゃんのこと・・・このままじゃ二人は・・・)」
笹原「立花みさと?」
みさと「(そんなの、そんなの絶対イヤ!!)」
笹原「おい、立花みさと」
みさと「好き!!!!!!!!!」
笹原「んっ?」
みさと「(しまった、つい勢いで言っちゃった)」
笹原「立花みさとよ」
みさと「(いきなりこんなこと言って絶対変な女だと思ってるよ)」
笹原「立花みさと、今なんと言ったのだ?」
みさと「・・・」
150 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 00:08:41.53 ID:5GPPW9B40
ほうほう
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:09:16.09 ID:fffOwZfEO
みさと「・・・」
笹原「もう一度言ってくれぬか?」
みさと「・・・き」
笹原「すまぬ、よく聞こえ-」
みさと「好きって言ったのよ!!笹原のことが好きって・・・言ったの」
笹原「それは本当にか?」
みさと「何なのよあんた!!私が本当に好きだったら迷惑だって言うの?」
笹原「いや、しかしいつもあんな銃撃に曝されていたからな。むしろ嫌われているのかと思っていたのだが」
みさと「あんなの照れ隠しに決まってるじゃない!!あんたが好きだから・・・あんな風になっちゃうの」
笹原「そうか、そうであったか」
みさと「・・・」
笹原「プッ、ハッハッハッハッハッハ、ハーッハッハッハッハッハ」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:10:05.09 ID:fffOwZfEO
みさと「ちょっと何笑ってるのよ?私が好きだと可笑しいっていうの?」
バキューン
みさと「・・・あれ?」
笹原「すまぬが照れ隠しとわかったからには当たってやるわけにはいかん」
みさと「!!!」
バンッ
バキューン
ババババババババババッ
ズドーン
ドッカーン
みさと「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ・・・!!!?」
みさと「ど、どうして・・・」
笹原「だから、当たってやるわけにはいかぬと言っている」
みさと「なんっ、なのよーーーっ!!!」
カチリ
笹原「(ガシッ)もう、撃つな」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:10:43.35 ID:fffOwZfEO
みさと「はっ、放しなさいよっ」
笹原「もう、照れ隠しの必要なんてないのだ」
みさと「えっ?」
笹原「私も立花みさとが好きだ」
みさと「えっ、えーーーっ?」
笹原「立花みさとの気持ちに気づいてやれずすまなかった。だが私もずっと好きだったのだ。同じクラスになる前、道場で一緒だった頃からずっと」
みさと「ほっ、ほんと?」
笹原「嘘などつかん」
みさと「うっ、うっ、うっ、うえぇーーーん」
笹原「おい、何故泣く」
みさと「うえぇーーん、えんっ、えん・・・嬉しいの、泣くほど嬉しいの!」
笹原「そうか、泣くほど嬉しいか。ハッハッハ、ハーッハッハッハッハ」
154 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 00:10:52.13 ID:5GPPW9B40
笹原身体能力高いな
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:11:12.86 ID:iIma291Z0
何この笹原強い
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:11:14.17 ID:fffOwZfEO
みさと「?」
笹原「私は笑いが抑えられぬほど嬉しいぞ」
みさと「プッ、ククッ」
笹原「ハーッハッハッハッハ」
みさと「アハハハハハハハハッ」
笹原「ハッハッハ・・・ところで立花みさとよ」
みさと「何?」
笹原「もっと話しをしたいところなのだが。今日は予定が入っていてな。それに今長野原みおが戻ってくるところだ」
みさと「うん」
笹原「夜になるかもしれぬが電話をしても構わぬか?」
みさと「うん、待ってる」
笹原「そうか」
157 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:11:56.06 ID:fffOwZfEO
みお「笹原先輩お待たせしまし・・・た」
笹原「おぉ、待ちかねたぞ」
みお「みさと先輩?こんなところでどうしたんですか?」
みさと「また偶然笹原と会ったからちょっと話しをしてたのよ。でももう帰るわね。さよならみおちゃん」
みお「あっ、はい、さよならみさと先輩」
笹原「おぉ、それではな立花みさとよ」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:12:45.83 ID:fffOwZfEO
みさと「ウフフッ、ウフフフフフフッ」
みさと「恋人同士になっちゃった・・・笹原と」
みさと「ウフッ、ウフフフッ」
みさと「あぁ、そうだ。長野原先輩にお礼の電話をしなくちゃ」
ピッ ピポパ
プルルルルルル
プルルルルルル
ガチャ
みさと「長野原先輩ですか。立花みさとです・・・はい、おかげさまで。でも長野原先輩、みおちゃんのことはいいんですか・・・そんなお似合いだなんて、いやだなぁもう。
でも本当にありがとうございました。笹原と恋人になれたのは長野原先輩のおかけです。・・・はい、本当にありがとうございました。それじゃ」
ピッ
みさと「みおちゃんには悪いけど、笹原は私のことが好きだったんだもんね。どっちみちしょうがないよね」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:12:48.22 ID:JE5t6yNz0
笹原すげえな
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:13:25.73 ID:fffOwZfEO
プルルル
ピッ
みさと「もしもし、笹原?」
笹原「何だ、随分と出るのが早いな。他に電話を掛ける用事でもあったのか?それなら掛け直すが」
みさと「ううん、ちょうど電話が終わったところだったから」
笹原「そうであったか。実は今日な演劇部の顧問から遊園地のチケットをもらってな。明日予定がなければ一緒に行かぬか?」
みさと「えっ、遊園地?」
笹原「うむ、電話で色々話そうと思っていたのだが、せっかくなら遊興に洒落こみながらの方が良いかと思ってな」
みさと「うん、行く。絶対行く」
笹原「そうか、時間は10時で構わぬか?」
みさと「うん」
笹原「お互い遠回りになるから現地集合でも構わぬか?」
みさと「うん」
笹原「そうか」
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:13:57.70 ID:fffOwZfEO
みさと「・・・」
笹原「あぁ、その、何だ」
みさと「・・・」
笹原「好きだぞ、立花みさと」
みさと「うん、私も好きだよ笹原。でもせっかくなら下の名前だけで呼んでよ」
笹原「うむ、しかしそれは人の呼称としては失礼ではないか?」
みさと「あんたの感覚はおかしいのよ。恋人なら下の名前で呼ぶのが普通なの」
笹原「そうか、それなら明日から呼ぶことにしよう」
みさと「何よぉ?もしかして照れてるの?」
笹原「照れてなどいない!・・・それではまた明日な」
みさと「うん、楽しみにしてる、バイバイ」
ピッ
162 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:14:28.43 ID:fffOwZfEO
みさと「ウフフッ・・・遊園地か、明日が楽しみだな。・・・あっ、そうだ明日着ていく服を決めとかなきゃ」
ドタバタ
みさと「これも違う、あれも違う、これ・・・も何か変だし」
ドタバタ
みさと「これは気張り過ぎてるし、こっちは地味過ぎるし、これ・・・は普通過ぎるし」
ドタバタドタバタ・・・・・
みさと「寝過ごしたー!!」
163 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 00:15:07.51 ID:5GPPW9B40
みさとはあれだけの銃火器をどこにしまってるんだろうな
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:15:07.50 ID:fffOwZfEO
みさと「あぁんもうっ、何でこんな時に鍵って時計の電池が切れてるのよ、でも全速力で行けば何とか間に合う」
ダッダッダッダ
ダッダッダッダ
ダッダッダッダ
みさと「ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァッ、ハァーッ、何とか間に合った。ジャスト1分前、ハァッ、ハァッ」
キョロキョロ
みさと「笹原は、まだ、来てない、みたい・・・あっ、いた」
笹原「おーーーい」
みさと「まったく時間ジャストで着くつもり?どれだけキッチリしてるのよ。女の子との待ち合わせには5分前に来なさいっての。早くしなさーーい」
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:16:19.89 ID:fffOwZfEO
笹原「ハハハッ・・・!!!!」
みさと「?」
笹原「みさとーっ!!!!」
みさと「なっ、何よ急に・・・」
グサッ
みさと「えっ?何・・・?」
???「ヘッヘッヘッヘ、ハッハッハッハーッ」
グサッ グサッ
笹原「みさとーっ!!!!」
みさと「何で、こんなに、血が・・・」
バタン
TV「只今入ってきたニュースです。今日午前10時、時定市で通り魔により女子高生が刺殺されるという事件が・・・」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:17:13.72 ID:fffOwZfEO
よしの「まったく、人の恋路をじゃまするからこんなことになるのよ。大人しく身を引けばいいものを」
みお「お姉ー、それじゃあ私出掛けるねー」
よしの「みおー、天気予報で雨が降るって。傘持っていきなよー」
みお「うん、わかったー。それじゃあ行ってきまーす」
よしの「強がっちゃって、まだ立ち直れてないでしょうに。でも、そんな所も可愛いのよねー。それじゃあ、お姉さんがみおの為にオヤツを作っておいてあげますか」
トコトコトコ
TV「続いて天気予報です。時定市一帯では午後から夜にかけて大雨になるでしょう・・・」
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:18:36.47 ID:fffOwZfEO
ここからラスト
よしの「みお、みおーっ。・・・うっ、ううっ、どうしてこんなことに」
警察「ご傷心のところすみませんが、犯人を捕まえるためですのでどうかご理解をお願いします。この男の行方が掴めないのですが、何か心当たりはないでしょうか?」
よしの「そんな男知りません!みおがそんな奴と会ってる所も見たことありません!こんなの只の通り魔でしょう!さっさと捕まえなさいよこの能無しども!さっさと捕まえて私の前に連れて来なさいよっ!」
警察「・・・」
よしの「うっ、うっ、ううっ・・・」
168 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:19:41.80 ID:fffOwZfEO
みお「演劇部の顧問から遊園地のチケットをもらってね。それでせっかくだからって笹原先輩と一緒に遊園地に行くことになったんだよ」
みお「ねぇお姉、この服変じゃないかな?やっぱりこっちの方が・・・」
みお「お姉、明日だけはぜっっったいに遅れたり出来ないんだから、変なイタズラしないでよ」
みお「それじゃあ、お姉行ってきまーす」
みお死体「・・・」
よしの「・・・みお・・・嫌な夢だわ、ぐすっ」
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:20:50.30 ID:RqeyBgTx0
どうしてこうなった
170 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:20:58.29 ID:fffOwZfEO
ピンポーン
よしの「・・・」
ピンポーン
よしの「・・・」
ピンポーン
よしの「もうっ、うるさいわねっ!」
ドコドコドコ
よしの「どちら様!?」
笹原「よかった。在宅されていたか長野原先輩」
よしの「・・・よかったですって?あんたのせいでみおが死んだっていうのに何でそんな平気な顔をしてるのよっ!?」
笹原「何の話しをされているのかがよくわからないのだが?」
よしの「何の話しかですって?あんたがみおを遊園地に誘ったせいで、みおが、みおが・・・」
笹「遊園地?私は長野原みおを遊園地に誘ったことはないのだが?」
よしの「どこまで人を馬鹿にする気なのよ?さっさと帰って!もう2度と来ないで!」
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:22:35.39 ID:fffOwZfEO
笹「長野原せん-」
バタンッ
よしの「うっ、ううっ・・・何なのよ、アイツは・・・」
?「お姉?何を騒いでるの?」
よしの「えっ?」
みお「もう、何なの?変な人でも来たの?」
よしの「みお・・・どっ、どうして・・・」
みお「何がどうしてなのよ?私が質問してるんでしょ」
よしの「みお、みおっ(ギュッ)」
みお「ちょ、ちょっとお姉?何なの?」
よしの「みお・・・(ギュウッ)」
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:23:16.89 ID:fffOwZfEO
みお「もう、放してよ!何のつもりなの?」
よしの「だってみおが生き返ったのが嬉しくて」
みお「ハァッ?私がいつ死んだっていうのよ?勝手に人を殺さないでよ。まったく、バカ姉は」
トコトコトコ
よしの「みおっ・・・」
よしの「(これは夢なのだろうか?人間が生き返るなんて有り得ない。でも今のはまぎれもなくみおで、この感触も現実のものだ)」
よしの「何か飲んで少し落ち着こう
トコトコトコ
ガタッ
ゴクゴクゴク
よしの「フーッ」
よしの「(頭は冴えている、これは夢じゃない。みおは生き返ったのだ。生き返った理由などわからないが、そんなのどうだっていい。みおが生きてることに比べればそんなこと些細なものだ)」
173 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:24:03.58 ID:fffOwZfEO
トコトコトコ
よしの「みおっ」
みお「もう、何よ?また変なことしないでよ」
よしの「うん・・・もうしないわ」
みお「本当に大丈夫?熱でもあるんじゃないの?」
よしの「ううん、何でもないわ・・・」
みお「・・・」
よしの「・・・」
みお「お姉ケーキ食べる?」
よしの「ありがとう。でもいいわ、みおの大好物だし」
みお「いいって、今日は1ホール買って来たからさ。1ピースくらいあげるよ」
174 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:24:39.83 ID:fffOwZfEO
よしの「えっ?だってケーキはあと1ピースしか-」
みお「ちょっ、お姉まさか勝手に食べたの?しかもあと1ピースだけってどれだけ-」
ガタッ
みお「・・・何だ、食べてないじゃん。・・・お姉本当に大丈夫なの?さっきからずっと変だけど。ほら、これ食べて元気だしな」
よしの「どうして・・・」
プルルルルルル
プルルルルルル
プルルルルルル
みお「お姉、携帯でないの?」
よしの「えっ、あぁ・・・」
175 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:25:18.28 ID:fffOwZfEO
ピッ
よしの「もしもし・・・お母さん・・・えぇっ!?・・・ううん、何でもないの・・・それじゃあ旅行楽しんでね」
みお「お母さん?何だって?」
よしの「明後日まで滞在を延ばすって」
みお「そう、まぁせっかくお父さんが休暇を取れたんだし、楽しんでもらった方がいいよね」
よしの「うん、そうね」
みお「じゃ一緒にケーキ食べよっか」
よしの「うん・・・」
よしの「時間が戻ってる」
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:26:09.90 ID:fffOwZfEO
よしの「(TVもネットも新聞も確認した。間違いなく時間が戻ってる。みおが生き返ったのではなく、みおが死ぬ前に戻っていたのだ。)」
みお「♪♪♪(パクパク)」
よしの「(どういう原理かはわからないが、これでみおは死なないですむ。もう遊園地に行くことはないだろうし、そうすれば通り魔に遇うこともない。とにかく明日は一日中みおを見張っておこう。)」
みお「じゃあお姉お休み」
よしの「うん、おやすみみお」
177 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:27:32.00 ID:fffOwZfEO
よしの「う、うーん」
よしの「(よかったちゃんと時間はすすんでる。夢じゃなかったんだ)」
トコトコトコ
トントン
よしの「みおー、朝よー、みおー」
・・・
よしの「みおー・・・まだ眠ってるのかしら?みおー入るわよ」
キィッ
みお「・・・」
よしの「もうっ、みお朝よ、起きなさい。みお」
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:28:01.52 ID:fffOwZfEO
みお「・・・」
よしの「みお・・・?」
ユサユサッ
よしの「!!!?」
サワサワ
よしの「死ん・・・でる」
医者「原因はわかりませんが心臓発作による突然死だと思われます。ご家族の方は・・・・・・・・・・・・・・・」
よしの「嘘、嘘、うそよぉぉぉぉぉぉぉっ」
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:28:43.44 ID:fffOwZfEO
よしの「(パチッ)」
よしの「(いつのまにか眠ってしまっていたようだ。・・・起きる気力が湧かない。またみおが死んでしまった。せっかく時間が戻ったのにまた死んでしまった)」
ピンポーン
よしの「・・・」
ピンポーン
よしの「・・・」
ピンポーン
よしの「(もう起きたくない)」
・・・
よしの「(諦めて帰ったか)」
トコトコトコ
よしの「!!!?」
トコトコトコ
よしの「(まさか、泥棒?竹刀を・・・)」
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:29:18.90 ID:fffOwZfEO
トントントン
よしの「ゴクリ」
?「お姉寝てるの?」
よしの「えっ?」
?「お姉入るよ」
よしの「み・・・お・・・」
みお「何だ、起きてるんじゃない。笹原先輩がお姉に用事があるって来てるんだけど?」
よしの「(これは・・・)」
みお「お姉?」
よしの「ごめんみお、私体調が悪いから今日は帰ってもらうように言ってくれる」
みお「えっ、わかった。大丈夫なのお姉?」
よしの「寝ていれば平気よ」
みお「そう、じゃあゆっくり休んでね」
よしの「(やっぱりまた時間が戻ってる。・・・今度こそ、今度こそみおを・・・)」
181 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:30:02.38 ID:fffOwZfEO
みお「じゃあお休みお姉」
よしの「うん、お休みみお」
キイッ
よしの「(そぉーっ)」
パタン
よしの「(何が原因かはわからないが、処置が早ければみおは助かるはずだ、いや助けてみせる。こうやってみおが寝ている間を見張っていれば何とかなるはずだ)」
182 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:31:23.81 ID:fffOwZfEO
みお「スーッ・・・スーッ・・・」
みお「スーッ・・・スーッ・・・」
よしの「(0時前か、まだ特に何かが起きる様子はない)」
みお「スーッ・・・スーッ」
カチッ
よしの「(静寂の中だからか、短針が0時を指す音がしっかりと聞こえた)」
・・・・・・
・・・・・・
・・・・・・
よしの「!!!」
よしの「まさかっ!?」
サワサワ
よしの「死んでる・・・」
よしの「(前兆も何もない。時間が0時を越えた時点でみおは息をしていなかった)」
183 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:32:34.44 ID:fffOwZfEO
よしの「(私はもう諦めることにした。どうにもならないならせめて最初に死ぬ前の日常を過ごしてもらいたいと思った。
それで時間のループが止まるかはわからない。例え止まらなくても笹原くんと過ごす幸福な時間の中で死んで欲しいと思ったのだ。)」
みお「お姉、明日だけはぜっっったいに遅れたり出来ないんだから、変なイタズラしないでよ」
よしの「うん、わかったわみお・・・」
みお「何そのしおらしい態度は?何か企んでるんじゃないでしょうね?」
よしの「本当に何もしないわ。だから安心しておやすみ」
みお「・・・気持ち悪いなぁ。絶対、絶対だからね!!」
バタン
よしの「みお・・・うっ、うっ、ううっ・・・」
184 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:33:32.82 ID:fffOwZfEO
みお「お姉、まだ眠ってるの?」
よしの「(またループしてしまったようだ。私はもうこの時間から抜け出せないのだろうか?)」
みお「しょうがない。寝かせておくか」
よしの「(また今日もみおは死んでしまうのだろうか?
前回はみおのために気力を振り絞っていつもの日常を演じたが、今回ばかりは何もする気が起きない)」
よしの「・・・」
よしの「・・・」
よしの「!!?」
よしの「(おかしい、掛かってくるはずの母親からの電話がない。ループではなくまたおかしな状態になっているのだろうか?)」
ガサゴソ
よしの「(着信は・・・!!!)」
よしの「時間が進んでる!!」
185 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:34:33.61 ID:fffOwZfEO
ガバッ
バタン
ドコドコドコ
よしの「みお!みお!!」
よしの「(駄目だ、もう出掛けたようだ。なら携帯に)」
プルルルルルル
プルルルルルル
プルルルルルル
ガチャ
「ただいま電波の・・・」
よしの「何で、何でなのよぉっ!!!」
ドコドコドコ
バタンッ
よしの「もう直接行くしかない」
186 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:35:47.92 ID:fffOwZfEO
ピーポーピーポーピーポー
よしの「(結局今回もみおを助けることが出来なかった。
でも私は絶望することはなかった、いやむしろ希望さえ持っていた。
やっとみおを助ける道が開けたのだ。
あとは私の努力次第でどうにでもなる)」
187 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:37:22.71 ID:fffOwZfEO
よしの「(しかし、それは余りにも甘い考えだった。
最初の1日を通過した後、みおを遊園地に行かせさえしなければなんとかなる。
しかし、どのような妨害をしてもみおを止めることはできなかった。
時計を止めても、ドアを封鎖しても、果ては拘束をしようとしても、普段の私のイタズラのせいでケモノ並みの警戒心を持ったみおはすべてを打破してしまった。
遊園地前でみおが殺されるのを止めようともした。
しかしそれも無理だった。
何度も位置を変えてみおの周りを見張っていたのだが、そのすべてでみおが刺されるまで犯人の存在に気付くことはできなかった。
いや、周りの人間は気付いているようなのだが何故か私にだけはわからなかった。
188 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:38:28.16 ID:fffOwZfEO
よしの「(最初にみおを殺した犯人がそうなのかはわからないが、このループする時間でみおを殺しているものは明らかに人ならざるものだった。
それに気付いたとき、私はある一つの考えを実行することにした。
最初の1日になるべく近づける形で、遊園地に別の生け贄を捧げる。
最初の1日のみおの死を越えられないかもしれない。
別の生け贄を捧げてもみおの死は避けられないかもしれない。
しかしそれは問題ない。
例えそれが無理だとしても別の方法を考えるまでだ。
私には無限の時間があるのだから)」
189 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:42:47.51 ID:RqeyBgTx0
みさと・・・
190 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:43:05.37 ID:fffOwZfEO
おしまい
どうせなのでデータが残ってる分全部投下します
フェッちゃん「どんな感じ?」
ウェボシー「濡れちゃってる感じ・・・ほらフェッちゃん!!ポジティブポジティブ」
フェ「もうギブアップ〜。」
ウェ「よしよし、もう泣くなって〜」
フェ「うう〜、しかも制服クリーニングに出してるから予備もないよ〜」
ウェ「しょうがないな〜。私が貸してやるから、うちに来なよ」
フェ「ありがとう。ウェボシーの友情に感謝☆」
ウェ「ハハハッ、元気出てきたじゃん。さぁ行こう行こう」
191 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:43:08.90 ID:RCP20qS20
世にも奇妙な物語みたい
192 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:44:27.81 ID:fffOwZfEO
>>142 読んでる人いたんだね。
自分としては純愛路線書くつもりだったんだけど、気付いたらあんなことに・・・
193 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:45:43.17 ID:fffOwZfEO
194 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 00:45:55.46 ID:5GPPW9B40
>>190 これ見たことある
個人的にはSSの再放送はアリだと思うので全部吐き出してくれ
195 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:46:20.48 ID:fffOwZfEO
ウェ「さっ、入って入って」
フェ「お邪魔しま〜す。・・・おお〜」
ウェ「えっ、何?」
フェ「いや〜、以外に女の子っぽい部屋ですな〜」
ウェ「何だよ〜、私が女の子っぽくないってか〜?」
フェ「え〜、だって〜、モヒカンの頃の中之条君みたいなパンクな男が好きなんでしょ〜?」
ウェ「それとこれとは別。っと、はいこれスカート」
フェ「ありがと〜。スカート濡れちゃって気持ち悪いから今着替えていいかな?」
ウェ「いいよ。脱衣所は-」
フェ「ハハハッ、女の子同士なんだからいいよ〜。ここで着替えちゃうから、ちょっと後ろ向いてて」
196 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:47:46.43 ID:fffOwZfEO
ウェ「えっ、あっ、うん」
フェ「(カサコソ)」
ウェ「・・・」
フェ「(カサコソ)」
ウェ「・・・」
フェ「(カサコソ)」
ウェ「・・・」
フェ「着替え完了〜。ホントウェボシーの友情に感謝☆だね」
ウェ「ハッ、ハハッ、大袈裟だな〜」
フェ「・・・」
ウェ「・・・」
197 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:48:25.03 ID:fffOwZfEO
フェ「・・・」
ウェ「・・・」
フェ「ねぇ、ウェボシー?」
ウェ「えっ?なっ、なに?」
フェ「私が着替える所-」
ウェ「みっ、見てない、見てないよ」
フェ「やっぱり見てたんだ〜」
ウェ「見てない、見てないったら」 フェ「嘘つけ〜、ホントのこと言え〜(こちょこちょ)」
ウェ「ちょっ、フェッちゃん、やめ、アハッ、ハハハッ、みっ、見てないって」
フェ「ホントのこと言わないとくすぐり殺す!!!」
ウェ「アハハッ、ハハッ、ハハッ、アハッ、ヘアッ、ハハッ、もうダメ、見た、見ました」
198 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:48:25.64 ID:RqeyBgTx0
おおあなただったのか
199 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:50:22.32 ID:KtiIhsdC0
キマシ
200 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:50:31.13 ID:fffOwZfEO
>>198 これ投下した時のが初めて書いた奴で、それ全部見たならあとはもう既読かも
201 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:51:03.11 ID:fffOwZfEO
フェ「・・・」
ウェ「ハァ、ハァ、ハァ、フーッ」
フェ「・・・」
ウェ「フーッ」
フェ「何で?」
ウェ「・・・」
フェ「何で見てたの?」
ウェ「アハハッ、フェッちゃん何でそんなマジトーンなの?」
フェ「何で見てたの?」
ウェ「えっ、え〜と、そう、フェッちゃんは子どもっぽいから、パンツも子どもっぽい柄だったらからかってやろうと思ってさ」
フェ「嘘、それなら着替え終わるまでずっと見る必要ないよね?」
202 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:52:19.19 ID:fffOwZfEO
ウェ「えっ、え〜と」
フェ「ねぇねぇ〜、何で見てたの〜?」
ウェ「いや、だから」
フェ「ねぇねぇ〜、どうして〜?」
ウェ「え〜と、その」
フェ「もしかして〜」
ウェ「・・・」
フェ「ウェボシーは〜」
ウェ「・・・」
フェ「わたしのことが〜」
ウェ「・・・」
フェ「好きなのかな?」
ウェ「ちっ、違うよ」
フェ「ホントに〜?」
203 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:53:12.69 ID:fffOwZfEO
ウェ「ホントだって、女同士でそんなのあるわけないじゃん」
フェ「ホント〜?」
ウェ「うん、ホント、ホント」
フェ「そっか」
ウェ「うん、そう」
フェ「・・・」
ウェ「・・・」
フェ「私はね」
ウェ「・・・」
フェ「ウェボシーのこと好きだよ」
ウェ「ええっ!?」
フェ「みさとのことだって好き」
ウェ「えっ!?あっ、あ〜、もっ、もちろん私だってフェッちゃんもみさとも好きだよ」
204 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:54:17.45 ID:fffOwZfEO
フェ「でも、ウェボシーへの好きは特別な好き」
ウェ「ええっ!?」
フェ「ウェボシーは違うのかな?」
ウェ「・・・」
フェ「私の勘違いかな?」
ウェ「・・・じゃない」
フェ「えっ?」
ウェ「勘違いじゃないよ」
フェ「フフっ、やっぱり〜」
ウェ「何で?何でわかったの?」
フェ「フフフっ」
ウェ「さっきのだけじゃわかんないよね?」
フェ「さぁ〜、何でかな〜?」
ウェ「ねぇ、教えてよ」
205 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:54:49.59 ID:fffOwZfEO
フェ「だって〜、ウェボシーにも心当たりはあるでしょ〜?」
ウェ「えっ?」
フェ「あるよね〜?心当たり」
ウェ「・・・」
フェ「フフフっ」
ウェ「起きてたの?」
フェ「うん、起きてたよ」
ウェ「ーーーーーーー!!?」
フェ「ウェボシーったら、お泊まり会で寝ている時私にキスするんだもん。ビックリしちゃったよ〜」
206 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:55:05.20 ID:RqeyBgTx0
>>200 途中で寝ちまったのさ
ともかく再放送に感謝☆
207 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:55:26.83 ID:fffOwZfEO
ウェ「・・・」
フェ「でもウェボシーは中之条君が好きって言ってたから、あれは何だったのかな〜って思ってたんだけど〜」
ウェ「・・・」
フェ「さっきのでわかっちゃった」
ウェ「うがーーーーー!!!恥ずい!恥ずい!恥ずかしい!!!」
フェ「アハハッ、ウェボシーが壊れた〜」
ウェ「何で、何で、じゃあ何で言ってくれなかったのさ?」
フェ「だって〜、中之条君のことを好きって言ってたから、寝惚けてたのかな〜って」
ウェ「中之条を好きって言ったのは、何となくその場の流れで」
フェ「あぁ〜、そうなんだ〜」
ウェ「うん、そうなの」
フェ「へぇ〜」
208 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:56:27.71 ID:fffOwZfEO
ウェ「・・・」
フェ「じゃあさ」
ウェ「・・・」
フェ「ちゃんとウェボシーの口から聞きたいな」
ウェ「えっ?何を?」
フェ「何って、ほら〜」
ウェ「???」
フェ「私はウェボシーのことが好きって言ったよ?」
ウェ「えっ、だからさっき-」
フェ「ウェボシーの好きは友達としての好きなの?」
ウェ「いや、違うよ」
フェ「じゃあぁ〜、ウェボシーの口からちゃんと聞きたいな〜」
209 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:57:06.49 ID:JE5t6yNz0
ほほう
210 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:57:23.97 ID:fffOwZfEO
ウェ「・・・」
フェ「ねぇってば〜」
ウェ「うん、わかった」
フェ「うん、じゃあ言って」
ウェ「・・・」
フェ「・・・」
ウェ「私は」
フェ「・・・」
ウェ「私は、フェッちゃんが」
フェ「・・・」
ウェ「フェッちゃんのことが好きです」
フェ「フフフッ、私もウェボシーのことが好き〜」
ウェ「ちょっ、いきなり抱きつかないで」
フェ「アハハッ、いいでしょ?照れないでよ〜」
211 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:58:11.22 ID:fffOwZfEO
ウェ「うっ、うんっ」
フェ「(ギュッ)」
ウェ「・・・」
フェ「ねぇ、ウェボシー?」
ウェ「何?」
フェ「キス・・・しようか?」
ウェ「うえぇぇぇぇ〜?」
フェ「アハハッ、そんなに驚かないでよ〜」
ウェ「だっ、だって急に・・・」
フェ「ねぇ、ウェボシーとキス・・・したいな」
ウェ「うん、わかった」
212 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 00:59:17.05 ID:fffOwZfEO
フェ「・・・」
ウェ「・・・」
フェ「(チュッ)」
ウェ「・・・」
フェ「フフッ、私のファーストキス、ウェボシーにあげちゃった」
ウェ「私も・・・私もファーストキス」
フェ「フフフッ」
ウェ「アハハッ」
フェ「・・・」
ウェ「・・・」
フェ「何か、照れるね」
ウェ「うん、そうだね」
フェ「・・・」
ウェ「・・・」
213 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:00:09.58 ID:fffOwZfEO
フェ「あっ、そろそろ暗いし帰ろうかな」
ウェ「じゃ、じゃあそこまで送るよ」
フェ「うん、ありがとう」
フェ「(トコトコトコ)」
ウェ「(トコトコトコ)」
フェ「ちょっと寒いね〜?」
ウェ「うん、もう秋も終わりだしね」
フェ「手・・・」
ウェ「えっ?」
フェ「寒いから、手繋がない?」
ウェ「うん(ギュッ)」
フェ「ンフフッ(トコトコトコ)」
ウェ「フフッ(トコトコトコ)」
214 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:00:50.59 ID:fffOwZfEO
フェ「ねぇ、ウェボシー?」
ウェ「ん、何?」
フェ「私達のこと、みさとには話す?」
ウェ「私は話したいな。みさとにはちゃんと知ってて欲しいし。」
フェ「うんっ、じゃあ明日のお昼にでも話そっか」
ウェ「うん、そうしよ」
フェ「(トコトコトコ)」
ウェ「(トコトコトコ)」
フェ「ンフフッ、こうして手繋いでたらさ、恋人同士に見えるかな〜?」
ウェ「う〜ん、どうかな?普通に仲のいい友達に見えるんじゃない?」
フェ「そっか・・・そうだよね」
ウェ「・・・」
215 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:02:30.43 ID:fffOwZfEO
フェ「(トコトコトコ)」
ウェ「(トコトコトコ)」
フェ「あっ、ここまででいいよ。ウェボシーの家まで遠くなっちゃうし」
ウェ「うん・・・」
フェ「それじゃあ・・・また明日ね」
ウェ「うん、また明日」
フェ「(トコトコトコ)」
ウェ「フェッちゃん!」
フェ「えっ?」
ウェ「(チュッ)これなら恋人同士に見えるよ。じゃあ、また明日ね〜(タッタッタッタッ)」
フェ「ウェボシー・・・うんっ、また明日ねーーーっ・・・」
フェ「(トコトコトコ)」
フェ「(トコトコトコ)」
フェ「(トコトコトコ)」
フェ「ンフフッ、何でも前向きに、ポジティブに・・・。肉まんとアイスに感謝☆」
216 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:03:51.69 ID:fffOwZfEO
おしまい
続けて別の投下
みお「ちょっとゆっこ大丈夫?」
ゆっこ「いてて、大丈夫、大丈夫。みおちゃんがいきなり変なこと言うからびっくりしちゃって」
みお「やっぱり変かな?」
ゆっこ「だってだって、みおちゃんは笹原先輩が好きなんでしょ?なのに女の子同士でって」
みお「ち、違うの!急に笹原先輩とそういうことになったら私緊張しちゃって何するかわからないから、そう、だから練習、その練習なの!」
ゆっこ「あ〜そういうことか。確かにみおちゃんだと緊張し過ぎてプロレス技とかかけちゃうかもしれないしね。でもみおちゃん初めてなんでしょ?いいの?」
217 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:04:30.02 ID:fffOwZfEO
みお「いいって何が?」
ゆっこ「いや、その・・・膜とか・・・」
みお「膜?膜って・・・ってアホか!そういうのはいいの!練習だから、そこまではいいの!」
ゆっこ「アハハ、そっかそっか勘違いしちゃってたよ。メンゴメンゴ。でもそれじゃあどこまですればいいの?」
みお「えっ?えっと、その、・・・を舐めたりとか」
ゆっこ「えっ、何?ゴメン聞こえなかった」
みお「だから、・・・リを舐めたりとか」
ゆっこ「???もう、みおちゃん、ちゃんとハッキリ言ってくれないと聞こえないよ」
みお「このバカ!恥ずかしいんだから何度も言わせないでよ!クリを舐めてって言ってるの!」
218 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:05:24.63 ID:fffOwZfEO
ゆっこ「バカとは何よ!みおちゃんが恥ずかしがって小さい声で言うから聞こえなかったんでしょ!だいたいみおちゃんこそ馬鹿なんじゃないの?
いくら練習だからってそんなこと頼むなんて。アホみたいなマンガ書いてるから本当にアホになったんじゃないの?」
みお「はぐうっ!アホか!アホか!アホか!ゆっこが何でも言うこと聞いてくれるっていうから頼んだんでしょ!自分で言ったことも覚えてないの?このバカ!ボケ!カス!アホ!・・・それに・・・」
ゆっこ「それに何よ?まだ言い足りないっていうの?」
みお「それに・・・こんなこと頼める親友なんてゆっこしかいないし・・・」
ゆっこ「はっ・・・はあっ!?何言ってんの!?麻衣ちゃんもなのちゃんもいるじゃん?二人だって親友でしょ?」
219 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:05:38.36 ID:RqeyBgTx0
みおとゆっこの次?の中村先生あたりで寝ちまったんだな
220 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:06:01.89 ID:fffOwZfEO
みお「そうだよ。そうなんだけど・・・」
ゆっこ「だけど何?みんな親友だと思ってたのに、みおちゃんはそうじゃなかったの?そんなのヒドイよ!私は-」
みお「・・・きなの」
ゆっこ「えっ?」
みお「好きなの!ゆっこのことが好きなの!麻衣ちゃんもなのちゃんも好きだけど、ゆっこは違うの!ゆっこの好きは笹原先輩と同じ好きなの!」
ゆっこ「えっ?えーーーーっ?」
221 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:06:54.93 ID:fffOwZfEO
みお「・・・」
ゆっこ「みおちゃん・・・あっ、あの何ていうか、その、そういうのってよくわかんないっていうか、やっぱりそういうのってまだ早いっていうか、まだ高校生だからというか・・・ってアレ?これってもしかして」
みお「・・・」
ゆっこ「フフフーッ。わかった!わかっちゃったよみおちゃん。まったく驚かさないでよ。麻衣ちゃんに聞いたの?同じボケを使うなんてみおちゃんもまだまだだなー。少しはひねらないと私には通用しないんだよ」
みお「・・・」
ゆっこ「最初っからおかしいと思ってたんだよ。急に変なこと頼んだり、笹原先輩一筋なみおちゃんが私を好きだなんてそんなこと有り得ないもんね」
222 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:07:37.31 ID:fffOwZfEO
みお「・・・」
ゆっこ「もう、みおちゃんバレちゃったからってそんなにへこまないでよ。次はなのちゃんにやってみれば?なのちゃんだったらきっとビックリし過ぎて倒れちゃうかも・・・」
みお「・・・」
ゆっこ「みおちゃん?」
みお「やっぱり変だよね?女の子が女の子を好きだなんて」
ゆっこ「えっ?まだ続けるの?みおちゃんこういうのは諦めが肝心だよ。一度失敗したボケは諦めて、新しいボケに挑戦しなきゃ」
みお「やっぱり変なんだ!」
223 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:08:15.59 ID:fffOwZfEO
ゆっこ「えっ?」
みお「私のことおかしいと思ってるんでしょ?だからそんなわけのわからないこと言って誤魔化してるんでしょ!ヒドイよ、バカ!
変だと思ってるんならちゃんとそう言ってよ!私たち親友でしょ?親友なのに本音を言えないの?それとも何?こんな変な人間とは親友じゃないの?だからちゃんと言ってくれないの?」
ゆっこ「ちょ、ちょっとみおちゃん-」
みお「ヒドイよ、親友だと思ってたから、何でも言うこと聞いてくれるって言うから話したのに。
怖かったけど、どんな答えが返ってくるか怖かったけど、勇気を出して言ったのに!こんなのヒドイよ!どうせ私は-」
ゆっこ「みおちゃん!」
224 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:08:51.73 ID:fffOwZfEO
みお「!」
ゆっこ「・・・ごめん、みおちゃん。私勘違いしちゃって。勇気を出して言ってくれたのに、それをボケだなんて言っちゃって。本当にゴメン。」
みお「クスン・・・」
ゆっこ「でも、みおちゃんの気持ちは嬉しいけど、みおちゃんは好きだけど、やっぱり恋愛感情としての好きじゃないんだよ」
みお「わかってる。こんなこと言っちゃってゴメンね。だから-」
ゆっこ「だから、お試しってのは駄目かな?」
みお「えっ?」
ゆっこ「みおちゃんは笹原先輩一筋だったのに、私のこと好きになってくれたんでしょ?」
みお「うん」
ゆっこ「だからさ、試しに付き合ってみれば私もみおちゃんのこと好きになるかもしれないじゃない?きっと恋人として好きにはなれないかもしれないけど、でもみおちゃんなら私は親友に戻れるからさ」
225 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:10:22.03 ID:fffOwZfEO
みお「ゆっこ・・・」
ゆっこ「どうかな?」
みお「ありがとう、ゆっこ。ありがとう」
ゆっこ「もう、泣かないの。ほらせっかく恋人になったんだから、今日は手でも繋いで帰ろうか?」
みお「うん・・・」
226 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:11:52.44 ID:fffOwZfEO
みお「・・・ゆっこ」
ゆっこ「ん、何みおちゃん?」
みお「最後に言っておきたいことがあるんだけど、恥ずかしいから後ろ向いててくれない?」
ゆっこ「うん、わかった」
みお「(カサコソ)」
ゆっこ「・・・」
みお「(カサコソ)」
ゆっこ「・・・」
みお「(カサコソ)」
ゆっこ「・・・」
みお「(バリバリッ)」
ゆっこ「!!?」
みお「ゆっこ、こっち向いて」
ゆっこ「!!!!!!!!!!!!!!!」
麻衣「これ、フェイスマスク」
227 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:14:11.26 ID:fffOwZfEO
おしまい
続けて別の投下
前のに比べてかなり暗いです
中村「今日こそ捕獲してやる、東雲なの」
中村は東雲研究所の前でなのが出てくるのを待っていた。
捕獲作戦は失敗を重ねていたが、回路ショート君はまだなのには試していない。
スーパーでの待ち伏せの反省を活かして、今回はなのが外出する所から尾けて人通りの少ない道でこれを喰らわせるつもりでいるのだ。
なの「それじゃあはかせ、大人しくお留守番してて下さいねー」
なのが出てきた。向かう方向からするとどうやらスーパーに行くようだ。
228 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:15:04.65 ID:fffOwZfEO
これなら人通りが少なく、路地裏に連れ込める絶好のポイントを使えそうである。
中村「おおっ、本当にあそこに向かってるようだ。」
中村は人通りを確認しながらなのを尾けて行く。
数分歩いていると目当てのポイントに近づいて来た。
前方にも後方にも人通りはない。絶好のチャンスである。
中村「よしやるぞ」
229 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:15:42.82 ID:fffOwZfEO
走り出して一気に距離を詰め、なのの背中に回路ショート君を喰らわせる。
なの「!!!」
なのは一瞬身を震わせただけで特に反応を示さなかった。
中村「(やはり駄目か)」
今回も失敗かと諦めかけたが、倒れないだけでなくなのは全く動いていなかった。
なのの前方に出て確認して見ると目を見開いたまま固まっていた。
中村「東雲、東雲」
言葉をかけても反応はない。どうやら回路ショート君は効いたようだ。
身体に触れても同様に反応がないのを見て路地裏へと引きずっていく。
中村はそこでなのの覚醒に注意しながら夜を待った。
しかし結局なのが覚醒することはなく夜になり、用意していた台車になのを載せ倉庫へとなのを運んだ。
230 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:16:43.80 ID:fffOwZfEO
目が覚めると、そこは見知らぬ建物の中だった。
広い割には何もない。物だけじゃなくて、キッチンや仕切られた部屋もない。多分倉庫のような所かもしれない。
あるのは左側に見える机とその上にある見慣れない物体。そして私を拘束しているベッドだけだ。
何故自分はこんな所で拘束されているのだろうか?買い物に出掛けた途中までは覚えているのだけど、そこからこんな状況になるような記憶はない。
とにかく現状を把握したいのだけど、回りを見ても何もないので確認しようがない。
唯一わかるのは日の差し込まない窓から夜だっていうことだけだ。
231 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:17:35.15 ID:fffOwZfEO
なの「はかせ心配してるかな?ご飯は用意してたけど、ちゃんと温めて食べれてるかな?」
家に残したはかせは心配だけど、阪本さんがいればきっと大丈夫だろう。
??「やっと起きたのか?」
急にベッドの下から声がした。もぞもぞと音をたてて声の主が立ち上がって姿を見せた。
中村「おはよう、東雲」
なの「はっ、はい、おはようございます。中村先生」
反射的に挨拶を返してしまったけど、何故中村先生がこんな所にいるのだろう。
中村「随分長く眠っていたな。最初はいつ起きるのかとビクビクしていたが、全く目覚めないから壊れたのかと心配をしていたよ」
なの「それってどういう意味ですか?中村先生は私がここにいるワケを知っているんですか?」
232 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:18:12.34 ID:fffOwZfEO
私が聞くと中村先生は笑って言った
中村「知ってるも何も、私がお前を気絶させてここに運んだんだよ」
気絶?運んだ?先生が?何故先生がそんなことをしなければならないのだろう?
中村「フフフッ、何が何だかわからないって顔だな。じゃあ教えてよろう。私は東雲のことが深く知りたいんだ。だからお前にはそんな姿になってもらっている」
私のことが知りたい?それは前にも聞いたけど
なの「中村先生、私のことが知りたいならお茶でも飲みながら話しましょうよ」
先生はまた笑って答えた
中村「残念だが私が知りたいことは話すだけじゃわからないんだ。」
なの「話すだけじゃわからないって、それじゃあ何が知りたいんですか?」
233 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:18:54.05 ID:fffOwZfEO
中村「お前の、ロボットの構造をだよ」
なの「!!!」
なんてこった。ロボだってバレてるんだろうか?
なの「私はロボなんかじゃありませんよ。この背中のネジだってアクセ・・・」
そういえば私は仰向けに寝かされてる。ネジはどうなってるんだろう?ベッドに穴でも空けてるのかな?
中村「おや、背中のネジが気になっているようだね。ネジならほら、ちゃんとここにある。」
先生はベッドの下からネジを取り出して見せた。
なの「ちょ、ちょっと何してるんですか!返して下さい」
先生はネジを手首で左右に振りながら笑って答える
中村「おやおや、東雲とは思えない言葉だな。お前は普通というものに憧れているんだろ?
こんなもの付いてる人は普通じゃないんだぞ?こんな回したらロケットが飛び出すようなネジは?」
なの「!!!」
234 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:20:02.61 ID:fffOwZfEO
中村「ハハハ、そう驚くな。気絶している間に色々調べさせてもらったんだよ。
腕の中に銃とロールケーキ、中々面白い組み合わせじゃないか?
残念ながら他にロボ的な機能は見つけられなかったが、逆にスゴイことがわかったよ。
発汗作用に、粘液、今日は解体する道具がないから何なのかはわからないが、心臓の鼓動のようなものさえある。
変な機能がなければ全く人間と変わらない、いや人間そのものだよ」
ガーン!!完全にロボだってバレてる。というか先生の口ぶりからすると、前から目を付けられていたみたいだ。
これはかなりマズイ事態なんだけど、でも、でも
なの「中村先生、人間と変わらないって本当なんですか?」
これは本当なのだろうか?これだけはどうしても確認したい。
中村「ああ、本当だとも。あのはかせはスゴいな、天才だよ。東雲のようなロボは私には、いや、世界中の誰にも造れないぞ」
235 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:21:08.63 ID:fffOwZfEO
やった・・・ヤッタ・・・YATTAAAAAAAAAAAAAAAA!!!
やっぱりはかせはスゴいんだ。
変な機能さえなくしてもらえば、私は本当の普通の人になれるかもしれない。
お家に帰ったらお菓子で機嫌を取ってはかせに頼んでみよう。
一回では駄目かもしれないけど、毎日根気よく続ければきっとはかせもわかってくれる。
そうとなれば早く帰って実行したいのだけど
なの「中村先生、それで私はいつ帰してもらえるんですか?」
身体を拘束されてる今、それは先生次第なのだ。
中村「ん、あぁどうせ私一人で調べるのにも限界があるしな。
はかせにも色々聞いてみたいし東雲が協力してくれると言うならちゃんと帰してやるよ」
よかった。ずっとこのままってことはないらしい。
なの「はい、もうロボだってバレちゃってますし、私もそれについてはかせに頼みたいこともあるので構いませんよ」
236 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:22:01.31 ID:fffOwZfEO
中村「そうか、それはよかった。それならちゃんと帰してやる。帰してやるが、ただ・・・今すぐってわけにはいかないんだ」
ん、なんだろう。急に気まずそうな感じだ。もしかしてまだ何かする気なのだろうか?
中村「そんな不安そうな顔をするな。東雲がロボ的なことを嫌っているのは知っている。私はお前のことをずっと見てきたからな」
よかった。何か身体をいじくられたりってことはないようだ。
でもそれなら何故すぐに帰してくれないのだろう?先生の目的は私の身体を調べることのハズなのに。
それをしないと言ってるのに帰してくれないというのはどうにもおかしい。
中村「そう、私はずっと東雲のことを見ていた。登校、授業中、休み時間、お昼休み、下校、休みの日だってずっと見ていた。
喜んでいる東雲、楽しそうな東雲、怒っている東雲、哀しそうな東雲、落ち込んでいる東雲、今みたいに不安そうな東雲、私はどんな時も東雲を見ていた。
こんなにも可愛くて、愛らしくて、綺麗で、美しくて、素敵な東雲を・・・ずっと見ていた」
237 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:23:05.01 ID:fffOwZfEO
先生は気恥ずかしそうにしてるけど、眼は私を真っ直ぐに見て話している。
なんだかこんな感じのものをテレビで見たことがあるような気がする。
中村「東雲・・・東雲」
先生は一層気恥ずかしそうに、顔を赤らめている。
あれはどんな番組だったっけ?
中村「私は・・・私は」
確かあれは学園ドラマで
中村「私は・・・東雲のことが」
先生が女生徒に恋をして
中村「東雲のことが」
そうだ、そして先生はこう言うのだ
中村「東雲のことが好きなんだ!」
思い出した。結局ストーカーの先生は振られて、同じクラスの男の子と付き合うんだ。
恥ずかしいシーンがあったからはかせの前では見れなかったけど、このシーンはよく覚えてる。
何だか怖い先生だったけど、この時はカッコよく見えたっけ。
238 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:23:07.65 ID:KtiIhsdC0
寝ようと思ったのに気になって寝れんぞ
239 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:23:57.64 ID:fffOwZfEO
って、あれ?でも今はドラマを見ているわけじゃなくて、目の前には中村先生がいて、中村先生が私に・・・
なの「えっ?えーっ」
中村「そんなに驚くな。私だって驚いているんだ。今まで誰かを好きになったことなんてなかったし、ましてや女を好きになるなんて思ってもみなかった。
東雲のことだってあくまで研究対象としか見てなかったし、恋愛感情なんてなかった。・・・いや気付いてなかっただけなんだ
東雲を拘束して調べているうちにわかったよ。私がお前に抱いていた異常なまでの探求心はそこから来ていたってことが」
なの「いや、あのやっぱり女の子同士が付き合うのは普通じゃないというか、やっぱりそういうのは普通が一番いいっていうか-」
240 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:24:54.40 ID:fffOwZfEO
中村「フフッ、わかっているよ。前にもそう言っていたものな。それはわかっている。でも問題ないんだ」
問題ないとはどういう意味だろう?中村先生は私を好きで、私はそれに応えられなくて、なのに問題ないとはどういう意味だろう?
中村「フフッ、可愛いな東雲。思ってることがそのまま顔に出てるぞ。そうだな、不思議だよな。私は東雲が好きで東雲は私が好きではない。
この状況で問題ないなんておかしいものな。でもな問題ないんだよ。今のこの『状況』だからこそな」
ゾゾゾッと背筋が震えた。先生は笑っていた。だけどさっきまでの笑い方とは明らかに、いや見た目は変わらないのだけど何故か全く違う顔に見えたのだ。
241 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:25:29.32 ID:RqeyBgTx0
よいことではあるがなぜばいさるをくらわないのか
242 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:25:55.01 ID:fffOwZfEO
中村「だってそうだろう。今の状況を考えてみなよ。好き嫌いの問題じゃない。
東雲は拘束されて身動きが取れない。そして私はこの通り自由に動ける、そして」
先生が私の右頬をなでた。その私を見る目は優しげに大切なモノを愛おしむようにも見えるが
中村「東雲、お前を自由に出来るんだ」
その目は確実に狂気を宿していた。
243 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 01:27:47.48 ID:5GPPW9B40
>>241 ほんとにばいさるにはどうにかしてほしい
>>1は回避方法なんかある?
244 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:27:57.69 ID:fffOwZfEO
おしまい
前にもした言い訳ですが、後半のエロ部分もあったのですが致命的にダメダメだったのでサスペンスホラー的な終わりにしています。
続けて別の投下します
次も日常?
246 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:30:13.70 ID:fffOwZfEO
>>243 特に何もしてないけど自分としても疑問
あと、初めてこれ投下した時に最後に
「あなたは投稿し過ぎました〜」って出てたんだけどこれがバイサル?
このあとにレベル確認したけど何の変化もなかった。
247 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:30:55.12 ID:fffOwZfEO
248 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:32:07.73 ID:fffOwZfEO
ガラガラッ、と扉が開かれる
なの「失礼します。中村先生プリントを持って来たんですけど・・・あれ、いない?」
東雲がキョロキョロと周りを見回しながら私の机へと向かう
なの「中村先生ー、中村先生。しょうがない。机の上においておきますか」
プリントを置くために机の前に止まった瞬間
中村「今だ!」
私は繁雑な物陰から飛び出し
なの「あぎゃあぁぁぁぁぁ」
回路ショート君を喰らわせた
中村「やった!ついに回路ショート君を喰らわせてやったぞ」
249 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:32:50.87 ID:fffOwZfEO
中村「やった!ついに回路ショート君を喰らわせてやったぞ」
指で倒れた東雲をつついてみたが反応はない
中村「よし、反応なし。これで思う存分東雲の構造を調べられるぞ。さーて、まずは何から・・・」
扉を閉め、意気揚々と東雲をいじくり回す算段をしていたのだが
中村「しまった。捕まえることばかり考えて調べる道具を持って来るのを忘れてた」
我ながら間抜けなものだ。しょうがないので今日は取り敢えず道具なしで調べられるだけ調べてみることにした。
250 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:33:30.38 ID:RqeyBgTx0
なんだ
かなxなのか
251 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:33:30.58 ID:fffOwZfEO
まずは
中村「髪はカツラじゃないな?生えて?いや植えているのか?」
次に
中村「目も毛細血管のようなものが通ってる。オイルか?」
そして
中村「脈まである。オイルを循環させている?」
何と
中村「何だか汗まで出てきてるし」
それなら
中村「口の中の粘膜まである」
・・・・・・
これは、これはもしや
中村「これ、いや東雲は本当にロボットなのか?」
252 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:34:20.67 ID:fffOwZfEO
改めて東雲を観察する。そして失念していたことに気付く
中村「そうだ、このネジだ。このネジが何よりのしょう-」
ネジを調べてみようと手を伸ばすと、ガキン
中村「あ・・・」
と、取れてしまった。
まさか、本当にただのアクセサリーなのか?ロボットではないのか?いやもっとちゃんと調べればロボらしいものがみつかるはず。そう思い服を脱がせて調べることにした。
ブラウスのボタンを丁寧に上から外していき前をはだけさせる。そしてブラのホックを外そうとすると
ガラガラッと扉が開き
桜井先生「中村先生いますか・・・」
中村「あっ・・・」
見つかってしまった。
253 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:35:16.28 ID:fffOwZfEO
まずい、これはまずい。いくらロボットとはいえ、無理矢理気絶させて調べるなんて、懲罰もの、下手すれば警察沙汰になる。何か、何か言い訳をしなければと思案していたのだが
桜井「すっ、すみません。私何も見てませんから。誰にもいいませんからー」
桜井先生は何故かそう言いながら走り去って行った
中村「あっ、桜井先生ー、桜井先生ー・・・行ってしまったか」
私は扉を閉めて考える
あの反応は何なのだろうか?てっきり他の先生か警察を呼ばれるのかと思ったのだが・・・・・・・・・
いや、暗い理科準備室、閉めきった部屋で二人きり。一人が相手に覆い被さって服を脱がせて・・・このシチュエーションは
中村「なるほど、そういうことか。誤解されるのは面倒だが、今は東雲を調べるのが最優先だからな、運がよかった。よし、では続きをするか」
254 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:35:50.25 ID:fffOwZfEO
ブラを外し左胸に手を当てる
中村「やっぱり脈と同じように心臓のような鼓動まである。」
何かネジや特殊な構造がないか調べるが
中村「しかし・・・ロボット的なものはない・・・」
まさか本当にロボットではないのか?いや、何か、何かあるはずだ
もう一度胸の辺りを探っていると
なの「あっ・・・」
中村「うわぁっ!!」
東雲が急に声を出したので驚いたのだが、目を覚ました様子はない
中村「起きたんじゃないのか?しかし、今のは・・・」
255 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:36:25.30 ID:fffOwZfEO
もう一度胸の辺りを触ってみる
なの「あんっ・・・」
やはり、
中村「乳首で感じている・・・」
体の造りは人間そのもので、脈動、鼓動、発汗、オマケに乳首に敏感に反応するときた
中村「ハァーッ、駄目だやっぱりロボットじゃない。何もみつからない上に、造りが人間そのものだ。せっかく超科学の一端を見られるかと思ったのに・・・。仕方がない急に倒れたとでも言って保健室に連れて行こう」
そう思ったのだが東雲を見ていると
中村「いや、もうちょっとだけ調べてみようかな」
何故かそういう気になった。
256 :
忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/11/13(日) 01:36:37.34 ID:+250ntnP0
猿避け
257 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:37:07.84 ID:fffOwZfEO
今度は体の構造ではなく、容姿を観察してみる
黒髪に大きな黒い瞳、整った目鼻立ちに可愛い唇。
そしてスラリと伸びた手足に、程よい肉付きの太もも、クビレた腰周りに・・・形のいい控えめな胸とピンクの乳首
中村「ハッ!私を何を考えているんだ。今調べなきゃいけないのはロボット的な・・・」
いや、違う。そもそも初めからおかしかったのだ。昔からロボットに興味があったとはいえ、ただネジが付いているというだけで東雲がロボットだと思うなんて。
そして東雲をつけ回し、観察し、四六時中東雲のことだけを考えて・・・これはやはり私は、私は
中村「私は東雲のことが好きだったのか」
258 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:37:49.62 ID:fffOwZfEO
ロボットとして東雲を追い求めていたのは、きっと女同士という常識にとらわれて好きという気持ちを錯覚していたのかもしれない
改めて東雲を見つめる
中村「東雲・・・なの」
気付いてしまえば、何故それまでわからなかったのかと思うほど愛おしい。その人が今自分の目の前で倒れている
中村「私の・・・好きにできる」
259 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:38:23.04 ID:fffOwZfEO
ゴクリ、と思わず喉を鳴らしてしまう。
先ほどまでのがさつな手つきではなく、優しく乳首を撫でてみる
なの「あっ」
目覚めていないのだからこれは私の思い込みなのだろうが、その喘ぎには恥じらいが混ざっているように聞こえた
その手をそのまま右頬に伸ばし、顔を近づける
心なしか顔が上気して赤らんでいるように見える
そして優しく頬に手を添えて唇を奪おうと・・・
中村「ダメだ!」
しかしそれを止める。いくら好きという気持ちに気付いたとはいえ、その勢いにまかせてこんなことをしてはいけない。
この気持ちを伝えて、それに東雲が応えてからでないと駄目なのだ。
260 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:38:59.70 ID:fffOwZfEO
中村「ハーーッ、フーーッ」
深呼吸をして気持ちを落ち着かせてから東雲の衣服を直す。
保健室に運ぼうかとも思ったが、その寝顔を見つめているくらいはいいかとそのまま東雲が起きるのを待つことにした。
キーンコーン、カーンコーン
チャイムの音だ。時間を確認するために時計を見上げると
なの「う、う〜ん」
チャイムの音で東雲が目覚めたようだ。
261 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:39:27.18 ID:fffOwZfEO
中村「東雲、大丈夫か?」
私が聞くと
なの「えっ、はい。私どうしてこんなところに?」
もっともな返しをされた。しかし本当のことを話すわけにはいかない。
中村「ああ、多分プリントを持ってきてくれた時に倒れたんじゃないのかな。私は今来た所だからわからないのだが。しかし、大丈夫か?気分が悪いのなら保健室に連れていくが?」
自分で気絶させておいてこんな嘘をつくのは気が引けたが
なの「いえ、大丈夫です。寝不足だったのでそれで失神したんじゃないかと思います。今はしっかり眠って体調もバッチリですから」
と笑って答えてくれた。
262 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:40:12.85 ID:fffOwZfEO
東雲は衣服の乱れを直しながら立ち上がり
なの「それじゃあ中村先生、皆心配してると思いますので教室に戻りますね」
そう言って扉へと歩く
中村「ああ、体調が悪くなったら保健室に行くんだぞ」
東雲を見送ろうとその後をついていくと扉の前で東雲が立ち止まった。
中村「どうした?やっぱり気分が悪いのか?」
私が慌てて聞くと東雲は振り返り
なの「先生」
ただそう一言だけ言って、
私にキスをした。
263 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:41:00.87 ID:fffOwZfEO
中村「えっ、えっ!?」
いきなりのことに私が混乱していると
なの「次は、さっきの続きをして下さいね」
顔を赤らめながらそう言って、勢いよく扉を開けて走って行った。
中村「アハ、ハハハッ」
驚きと喜びどちらの感情からかはわからないが不思議と笑いが出た。
廊下を覗いてみるが東雲の姿はもう見えない。
そうしてゆっくりと扉を閉め、ゆっくりと机に向かい、ゆっくりと椅子に体を預ける。
頭の中が真っ白で何も考えられなかったが、一つだけ自然に浮かんできた
順番が逆になってしまったが放課後東雲に告白をしよう
そう心に決めてしばしの仮眠に就いた。
264 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:42:51.15 ID:fffOwZfEO
おしまい
ラスト2本
ぱにぽに×日常キャラ投下して
最後にビスケットくん
265 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:43:53.40 ID:fffOwZfEO
ジジイ「今日は新しくこのクラスに入ることになった転校生を紹介するぞい、安中、入れ」
安中「はい、失礼します」
ジジイ「自己紹介をしなさい」
安中「はい、このクラスに入ることになった。安中といいます。どうぞよろしくお願いします」
宮田「はい、はーい、安中さんに質問ですー」
ジジイ「黙れ小娘!質問を許した覚えはないぞ」
安中「えーっ」
宮田「あうー、すみまーん」
安中「(あれ?)」
ジジイ「じゃあ安中に質問のあるもの?」
宮田「はい、はーい」
ジジイ「誰かおらんのか?じゃあ儂から」
安中「えーっ」
宮田「えーっ先生酷いですー」
安中「(あれれ?)」
266 :
忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/11/13(日) 01:44:33.35 ID:5GPPW9B40
>>246 それがばいさる。
ばいさるくらってスレ落ちとか結構あって困る
267 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:44:48.30 ID:fffOwZfEO
ジジイ「冗談じゃ、じゃ宮田」
宮田「安中さんの下の名前は何ていうんですか?」
安中「下の名前はありません」
宮田「えーっ、何ですかそれ?」
犬神「そうだぞ、名前がないなんて有り得ない」
南条「あら?そんなことありませんわ、犬神くん。このクラスにもベホちゃんやメディアさんがいるじゃありませんの」
ベホ「そうっすよ」
メデ「そうですよ」
犬神「君達が特殊過ぎるんだ。大体君達は外国人で彼女は日本人なんだ。普通の日本人に名前がないなんて有り得ない」
ジジイ「そんなことないぞ犬神」
犬神「どういうことですか先生?」
268 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:45:54.40 ID:RqeyBgTx0
榛名ちゃん!
269 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:46:17.81 ID:fffOwZfEO
ジジイ「儂だってジジイじゃぞ?」
犬神「はっ?」
ジジイ「だから、フルネームがジジイじゃと言っておるんじゃ」
犬神「自分で言うかジジイ」
ジジイ「とにかく、安中は安中じゃ、わかったか宮田」
宮田「はいー、わかりましたー」
ジジイ「他に質問のあるものは?」
メデ「は〜い」
ジジイ「はい、メディア」
メデ「安中さんは何か趣味はありますか〜」
安中「そうですね・・・特別決まった趣味はないですけど、経験したことのないものを探して楽しむのが趣味です」
メデ「そうなんですか〜。じゃあ今日はメイド服を着て過ごしてみませんか〜?」
安中「はい、着てみたいです」
270 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:47:37.40 ID:fffOwZfEO
メデ「じゃあ、早速今から-」
ジジイ「これこれ、そういうのはホームルームが終わってからにしなさい」
メデ「はい〜、わかりました」
ベホ「お前は相変わらず趣味全開だな」
メデ「いいじゃないですか〜。ベホちゃんも魔法少女に着替えないならメイド服を着ましょうよ?」
ベホ「いやだよー、私には似合わないんだもの」
メデ「そんなことないですって、似合ってましたよベホちゃん」
ベホ「そう言って、本当は自分が私の制服を着たいだけなんだろ」
メデ「ウフフ、わかりますか〜?だって、すごく新鮮で良かったんですもの」
ベホ「なら柏木姉妹に借りて来いよー、制服の1枚や2枚衣装部に置いてあるだろ?」
メデ「だって〜、一人だけいつもと違う服を着てるなんて恥ずかしいじゃないですか〜」
ベホ「制服を着るのが普通なんだよ。私一人だけメイド服着てる方がよっぽど変だろ」
271 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:48:59.42 ID:fffOwZfEO
ジジイ「他に質問のある者は?」
芹沢「ハイ ピコ」
安中「えーっ!?何でロボットなの?」
ジジイ「うむ、芹沢」
安中「えーっ!!?何でノーリアクションなの?)」
芹沢「安中サンのリボンはコスプレかナニカカピコ」
安中「えっ、いえ普通のリボンですけど・・・」
芹沢「ア・ハ・ハ カワッテテオモシロイ ピコ」
安中「えーっ!!?芹沢さんの方が変わってるんですけど?」
272 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:49:35.35 ID:fffOwZfEO
ジジイ「他に質問のある者は」
南条「はい、ですわ」
ジジイ「うむ、南条」
南条「安中さんは動物はお好きでして」
安中「はい、可愛い動物でしたら何でも好きです」
南条「それはよかったですわ。それじゃああの子達とも是非仲良くしてくださいね」
安中「あの子達って、・・・えーっ!(何であんなに動物が沢山)」
南条「どうです?Qちゃんにうぱ子、ハム三郎、リスのしん、ヘビ子にワニ代、キリン子にカメ代・・・他にも沢山、みんな仲良しですのよ」
273 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:50:15.44 ID:fffOwZfEO
ヘビ子「(パクリ)」
安中「えーっ!!?」
南条「あら?どうしましたの?」
安中「ハムスターとリスが食べられちゃってるんですけど?」
南条「何てこと!ヘビ子、あなたって子は一度ならず二度までも、こら、待ちなさーい・・・」
安中「・・・」
犬神「心配するな、いつものことだ」
安中「そ、そうなんですか、ハハ・・・」
274 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:50:59.90 ID:fffOwZfEO
ジジイ「まったく・・・他に質問したい人はおらぬな?」
全員「・・・」
ジジイ「よし、それでは安中」
安中「はい」
ジジイ「帰っていいぞ」
安中「えーっ!?」
ジジイ「というよりかクビじゃ」
安中「えーーっ!!?」
ジジイ「お前は宮田とキャラが被っておるからの。このクラスには不要じゃ」
安中「えーーーっ!!!?」
275 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:51:34.13 ID:fffOwZfEO
キョロキョロ
犬神「こればっかりは仕方がないな」
ベホ「そうっス。宮田さんの影で生きていくのはツライっスから」
メデ「これも安中さんのためです」
芹沢「キャラガカブッテタラシカタナイピコ」
安中「えーーーーっ!!!!?」
宮田「うえーん、私のせいでごめんなさーい・・・」
ジジイ「ゴーホーム!!」
安中「・・・」
トボトボトボ ガラガラッ
安中「失礼しました・・・」
ガラガラッ トボトボトボ
全員「・・・」
全員「・・・」
ジジイ「さぁ、授業を始めるぞい」
276 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:52:57.29 ID:fffOwZfEO
おしまい
続けて投下ラスト
ビスケット1号「遂に復讐の時が来た!!」
ビス「残り少ないエネルギーで博士の食べ残しを集め続けて十分な量のエネルギーを補充出来た。今こそ復讐の時!!」
サーッ、押し入れの襖を開ける
なの「あっ、ビスケットくん」
いきなり見つかってしまった。しかし、丁度いい。この女も私を馬鹿にして笑い転げていたのだ。復讐第1号として申し分ない。
ビス「クックック、貴様の大事な物は戴くぞ!!」
ガキン
なの「あっ!!」
私はコイツの背中のネジを奪って一目散に逃げ出した。ロボットとして一番大事なはずのネジ巻きだ、これを奪われて平気なはずはあるまい。
277 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:53:35.96 ID:fffOwZfEO
ビス「次の標的はっと・・・いた!!」
カラス「もぐもぐ・・・」
あのスカーフを着けたカラス、間違いない。あいつも私を馬鹿にした奴だ。
こいつはすばしっこいからな。復讐は馬鹿にしたロケットヘッドでやってやる。
まずは奴の真後ろを陣取って・・・エサを食べるのを待って・・・
ビス「今だ!!ロケットヘッド!!!」
この時のために自分で飛ばせるようにしていた頭で一気にカラスに近づき
ガブッ
口でスカーフを奪い取る。こっちに気付いたようだがもう遅い。すぐさま頭を戻し、カラスの追ってこれない建物の中へ逃げ込む。
ビス「クックック、せっかく人間の言葉が話せるようになったのに、さぞや残念がってるに違いない」
278 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:54:15.83 ID:fffOwZfEO
最後の標的は最も憎いはかせだ。私の想像主とはいえ、人の心を持たせておいて私の体をおもちゃにするなんて絶対に許せない。
私は既に研究所への侵入を果たしていた。この時間帯のはかせはいつも居間でテレビを観ている。玄関からすぐに居間へと走り扉を開ける。
足音に気付いていたのかはかせはこちらを怯えた目で見つめていた。
クックックいいぞ、もっと怯えるがいい。
私ははかせに向かい歩を進めて、拳を振り上げた。・・・がはかせにその拳を浴びせることは出来なかった。
ロボット三原則か?しかし、このまま何もせずに終わらせるわけにはいかない。
私ははかせに私の怒りを思い知らせるため部屋の中をあらんかぎりの暴力で荒らした。
はかせはそれを不安そうな怯えた目で追うだけだ
279 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:54:55.13 ID:fffOwZfEO
そうしてエネルギーが尽きるまで暴れ続け
ギ・ギ・ギ・・・バタンと倒れた。
私のエネルギーが尽きたのに気付いたはかせが近づいてくる。私を破壊する気なのだろう。しかしもう思い残すことはない。
しかし完全な死を覚悟した私に浴びせられた言葉は意外なものだった。
はかせ「ありがとう」
何だ?何なのだこれは?
280 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:55:27.42 ID:fffOwZfEO
そこになのが入って来た。そして私の姿に気付き声をかける。
なの「さっきはありがとうございました。ちょっとの間だったけど、普通の人みたいになれて嬉しかったです」
何だ?何なのだこれは?
そこに阪本も入って来た。そして、私に気付き声をかける。
阪本「カラス野郎が礼を言ってたぜ。丁度普通のカラスに戻りたかった所だったんで、スカーフを取ってくれてありがとうだとよ」
何だ?何なのだこれは?
復讐して来た私に対して何故ありがとうなどと言えるのだ?
何故この私に報復をしないのだ?
いや、そうではない。私が一番に疑問に思っているのはこいつらの笑顔だ。それを向けられてる私の心だ。
私が生まれた時に向けられた嘲笑とは違う。こんなにも胸を締め付けられ、苦しく・・・暖かい気持ちになる。
ビス「あ・り・が・と・う・・・」
自然と口が言葉をつぐみ、私は機能を停止した。
281 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:56:10.48 ID:fffOwZfEO
なの「それにしてもはかせ。何なんですか?この部屋の散らかりようは?」
はかせ「あのね、あのね、ゴキブリが出たの。それをビスケットくん1号がやっつけてくれたの」
なの「へっ、へぇ〜・・・そっ、それでちゃんと退治したんですか?」
はかせ「うん!ビスケットくんの下敷きになってるよ」
なの「うぎゃー!!!じゃあ早く処理して下さい。ゴッ、ゴキブリの体液が染み込んじゃいますよー」
はかせ「あのね、はかせは重くてビスケットくんを動かせないの。だからなのがビスケットくんを起こして」
なの「えー、私がやらないといけないんですか?ゴキブリの潰れた死体なんて見たくない、でも仕方ないですね・・・。それじゃあ持ち上げますよ。はい!」
282 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:56:16.47 ID:RqeyBgTx0
おい、一号は自分で動けないぞ
283 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:57:01.75 ID:fffOwZfEO
はかせ「あっ、生きてた」
なの「うぎゃあぁーーーっ!!!」
はかせ「プププッ、嘘なんだけど」
なの「もうっ、はかせやめてくださいよー」
阪本「おいおい娘、恩人を投げ捨てるなよ」
なの「あっ、ごめんなさい。大丈夫ですか?」
はかせ「エネルギーが切れてるから聞こえないよ」
なの「そうなんですか?それじゃあ補充しないと、納戸にビスケットありましたよね?」
はかせ「えっ?」
なの「えっ?ってまさかはかせ・・・」
はかせ「ちっ、違うの!ビスケットくんに全部あげたの」
なの「そんなわけないじゃないですか?じゃあ何でこんなに早くエネルギーが切れるんですか?2号くんは1枚で1日以上動くんですよ」
284 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:57:44.30 ID:fffOwZfEO
285 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:58:32.14 ID:fffOwZfEO
はかせ「それは・・・えーっと、えーっと・・・」
なの「もう、いいです!ビスケットは明日買ってきますけど、はかせのお菓子は買いません!」
はかせ「えーっ!」
なの「それにはかせ、ビスケットくんもこのままじゃ可哀想ですよ。こんなに優しい子なのに変な機能ばっかり付けて。2号くんみたいに普通に出来ないんですか?」
はかせ「えーっ?カッコいいのに・・・」
なの「せっかくの機会だからそうして下さい」
はかせ「じゃあ、お菓子買ってくれる?」
なの「・・・わかりました。その代わり明日までに改造してて下さいよ。もし元のままだったらお菓子はあげませんよ」
286 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:59:11.25 ID:fffOwZfEO
はかせ「うっ・・・ちゃんとやるし」
なの「お願いしますよ、はかせ。それじゃあご飯の支度をしますので、はかせは少しお部屋を片付けてて下さいね」
はかせ「えっ・・・はかせはビスケットくんの改造の準備があるので失礼します
なの「・・・今日は仕方ありませんね。じゃあご飯が出来たら呼びに行きますね」
はかせ「はーい!」
阪本「まったく、こいつらは相変わらずだな・・・」
287 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 01:59:47.47 ID:fffOwZfEO
ビス2「兄さん、どうです?掃除も楽しいものでしょう?」
ビス「あぁ、そうだな。人間のためじゃなく、家族としてやる仕事というのはいいものだな」
ビス2「そうでしょう?」
ビス「あぁ、それにお前と過ごす時間も・・・すごく幸せだ」
ビス2「僕もですよ。兄さんのことを知らなかったから、急に兄弟ができて嬉しいです」
ビス「そうだな、俺も弟ができて嬉しいよ・・・掃除が終わったらキャッチボールでもしようか?」
ビス2「えっ、でもそんな運動したらエネルギーが・・・」
ビス「大丈夫だ。はかせの食べ掛けから2枚頂いてきた」
ビス2「もう、兄さんったら。じゃあその分キレイにしてからだよ」
ビス「わかったよ。まったく、お前は真面目だな・・・」
こうして平凡な、幸せな日常が過ぎていく・・・
288 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:00:24.45 ID:5GPPW9B40
>>282 確かカラスの話で出てきたのが一号でロケットパンチしかできないやつだったと思う
289 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:02:36.15 ID:fffOwZfEO
おしまい
ついでだから質問だけど、中村の「かな」って名前はどこが初出なの?
前SS書いた時にレスで見たから知ってるんだが、コミックスでは見た覚えがないんだけど?
290 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:03:18.38 ID:+250ntnP0
乙
すまん俺は知らない
291 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:04:38.75 ID:fffOwZfEO
>>288 なる。それが1号だっていうのは知ってたんだが、勝手に動けるもんだど解釈してたんだな。
確かに今読んだら完全に硬直してる。
292 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:04:39.52 ID:RqeyBgTx0
乙
ゲームらしい
持ってないけど
293 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:05:39.06 ID:fffOwZfEO
294 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:06:46.37 ID:5GPPW9B40
日常まとめwikiなるサイトによると大工喫茶に「御予約 中村かな様」というメモが貼られた紙袋があることかららしい
295 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:09:50.42 ID:5GPPW9B40
忘れてた
乙
296 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:10:56.26 ID:RqeyBgTx0
>>294 今見つけたわ・・・
4巻の114ページ1コマ目な
297 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:12:35.85 ID:u8LTYPovI
乙
B組だけないのか
298 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:12:45.97 ID:fffOwZfEO
>>296 すごいな。こんなの普通に読んでたら気付けないよ。
299 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:16:08.97 ID:RqeyBgTx0
ところで安中榛名ちゃんの名前は確定じゃなかったの?
300 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:21:05.76 ID:fffOwZfEO
>>297 ありがとう。
B組ってユリアか大工で合ってる?正直会話が少な過ぎて何も思い浮かばないんだ。
もう眠いので
>>1は落ちます。
301 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:21:44.73 ID:RqeyBgTx0
乙
次回も期待してる
302 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:25:13.94 ID:fffOwZfEO
>>301 ありがとう。
落ちると言っておいてあれだけど、安中さんの名前は雑誌の方で出てたの?
コミックス派だからエースは読んでないんだけど。
303 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:28:51.91 ID:5GPPW9B40
>>302 ゲームらしい
あとこの前秋葉原であったサイン会で作者に直接確認した
304 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:31:31.98 ID:u8LTYPovI
ごめんぱにぽにクロスのこと
305 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:32:14.72 ID:fffOwZfEO
>>302 サンクス
最初はあのネタだけでスレ立てするつもりだったけど、ここに投下しといて良かったよ。
306 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:35:08.09 ID:fffOwZfEO
>>304 ああそっちか。
ぱにぽには1日1本書いてて、それで今日が3本目だったのさ。
一応書く予定ではある
人がいなくなったっぽいから失敗作のなの×かなの後編をsage進行で可能な限り
中村「フフフッ、乱暴にはしないから安心してくれ。それにほら、東雲が眠っている間にちゃんと道具も準備しておいた」
先生が右にある机を指していった。あの用途のわからないモノで私に何かをするつもりみたいだ。
なの「中村先生、お願いです。ちゃんとはかせにも話して協力してもらいますから今日は帰して下さい」
先生は答える
中村「ん?何だかさっきまでと違って少し怯えてるみたいだな。大丈夫怖くないよ。乱暴にはしないって言ってるだろ」
先生は笑って言ったが、その狂気を宿した目では私に安心感を与えてくれなかった。
中村「わかった、東雲は勘違いしているんだな。私がやろうとしているのは怖いことじゃないんだよ。普通の人間なら当たり前の、愛する人にはして当然のことなんだ。だから安心してくれ『なの』」
先生が私の『名前』を呼んだ。私の感情の動きを見てとったのか続けて話す
中村「あぁ、だってこれからなのを愛するというのに、東雲じゃあ他人行儀じゃないか。それともなのと呼ぶのは駄目か?」
その目で見られていては言葉を発することも、首を振ることもできなかった。
中村「うん、駄目なわけないよな。それじゃあどうしようかな。まずはキスから始めるか」
なの「(えっ!?)」
驚いたが、まだ恐怖で言葉が出せなかった。先生の顔が近づいて来る。私の左頬に優しく手を添えて口付けをしようとする。しかし、私は必死の思いで首を振りそれを拒んだ。
先生は一瞬哀しい表情を見せたがすぐに笑顔に戻る
中村「言葉だけではわかってもらえないか。それじゃあキスは後回しにしよう。私の愛を理解すればきっと受け入れてくれるからな」
そう言って先生は私のブラウスに手を伸ばした。私は頭を振って拒絶の意思を示したが、先生は笑顔のままボタンを丁寧に一つ一つ外していく。そして前を開かれブラを着けた胸が露になった。
中村「フフフッ、眠っている時にも見たがやはり綺麗だよなの。」
お腹の方からゆっくりと指を這わせ、その指がブラの上から乳房をさする。
中村「ブラを外すよ?」
そう言って先生はポケットからハサミを取り出した。
なの「ひっ!!」
私の口から声にならない悲鳴が出る。
中村「あぁ、驚かせてごめんよ。この体制だと後ろのホックは外しづらいんだ。だから前のヒモを切らせてもらうよ」
先生はブラのヒモを切るとすぐにハサミをしまって
中村「ほら、もう怖くない」
ニッコリと笑う。
二つに分かれたブラを横にずらし隠されていた乳房が露にされる。
そうして今度は直接乳房を撫でる。優しく、優しく、円を描くようにゆっくりと撫で、その円が段々と小さくなっていき、それが乳首に触れる。
なの「アッ」
自然と声が出る。
先生は声には出さないが嬉しそうに見えた。
撫でていただけの指に親指が加わり、乳首をつまんだりこねくり回したりとまるで遊んでいるようだ。
先程は自然に出た声が出ないように唇を噛み締める。
中村「感じてるんだね?やはりなのは普通の人間と変わらないよ」
言いながらその舌で乳首を舐め、吸い始めた。
なの「ンッ、ンンッ」
私はその感覚に声を押し殺せなくなっていた。
中村「なの?我慢することないんだよ?これは普通のことなんだから。それになのが感じているということは、はかせがそう造ったってことなんだから。なのがそれを否定する必要はないんだよ」
311 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:42:15.94 ID:lReiMV7k0
支援
そして小木主役の話も待っている
諭すように優しく語りかける。それでも私はそれを否定するように目を閉じ首を振る。
中村「うん、それでもいい」
舌を遊ばせていた胸から顔を上げ手を下に伸ばす。
なの「ダメ!」
恐怖を感じなくなっていたからか、咄嗟に声が出た。
しかしその制止を聞くことはなく、スカートとパンツを一緒に下ろされた。
そうして先生は露になった私の秘部をじっと見つめた。恥ずかしさでどうにかなってしまいそうだ。
中村「下はまだ見てなかったが、完璧だよなの。はかせは子どもだから心配だったんだが、これなら問題なさそうだ」
そういうと先生は机の上の道具を取り衣服を脱ぎ出した。
中村「これがなんだかわかるかなの?これは私の愛を形にしてくれるモノなんだよ」
言いながら服をすべて脱ぎ終えた先生はそれを履いた。
履いている部分は普通のパンツのようだけど、その前部に若干斜めに反り上がった棒が付いている。棒の先端はやや丸い三角になっていて、例えるなら松茸のような形をしている。
先生は何やら液状のモノを右手に取り、その棒を上下に扱いて塗りたくっている。
>>311 そこはsageでいいですぜ。
あと小木はどう考えても無理だって。
>>311の頭の中では誰とカップリングになってるのさ?
中村「これしかサイズがなくてな、なのにはキツいかもしれないがコレを使えば大丈夫だろう」
液状のソレをさらに右手に取って、私の秘部に塗りつける。冷たいと思っていたソレは以外なほどに温く、質感はジェルのようにヌルヌルしている。
最初は表面だけに塗っていた指が、1本・2本と中に入り掻き回すようにして塗り広げていく。
なの「アッ、ンッ、ンンッ」
指がその壁をなぞる度に、胸を弄ばれた時とは比べ物にならない程の感覚が身体を奔る。
中村「やはりここもちゃんと感じるようだな。これなら私の愛を感じてもらえるよなの」
そういうと私の足を拘束していたバンドを外し、足首まで下ろしていたスカートとパンツも脱がされた。
そして私の足を広げ、正面に膝を付いた。
足を閉じていることでかろうじて抑えていたが、秘部を曝け出し、更にそれが自分の目にも見える体勢にされ恥ずかしさで死んでしまいそうになる。
中村「なの、顔を背けないで。私の愛を受け入れるのをちゃんと見ているんだ」
そう言い私の秘部へ腰を突き出してきた。そこで私はようやく理解した。『愛を受け入れる』という意味を。
なの「中村先生、無理です。そんなの入るわけ-」
ぬぷり、そう音を立ててその棒が私の中へ入って来た。まるで肉を抉るように無理矢理に捻じ込まれていく。
なの「カハッ、ア"ッ」
あまりの痛さと苦しさに息が出来なくなる。それでも先生はそれをゆっくりと奥へと押し込んでいく。
なの「せんっ・・・せいっ、おねがいっ・・・ぬいて・・・ください」
痛みを堪えて何とか声にするが
中村「大丈夫、すぐに慣れるよ」
そう優しく笑うだけだった。
棒を奥まで捩じ込み私に覆い被さった先生は身体を動かすことはなく、私の髪や頬を撫で、その度に「大丈夫」と繰り返した。
しばらくして苦しさはなくなり、痛みも大分和らいできた頃
中村「大丈夫か?」
先程までの言い聞かせるような言い方ではなく、私の状態を確認するように聞いてきた。
その顔は始めと変わらない笑顔なのだけれど、何故かそこに狂気は感じられなくなっていた。
なの「はい、大丈夫です」
答えると先生はまた頬を撫でてから、身体を起こし腰を引いた。
なの「んっ」
少し痛みを感じたけど、入れた時に比べると大分小さなものだった。
先生は前後にゆっくりと腰を振り、私の中の棒も浅く、深くと動いていく。
それを繰り返しているうちに、痛みとは別の感覚が生まれはじめていた。その感覚は痛みと混ざり合い、侵食し、私の身体を支配していく。
なの「アンッ、ンンッ」
中村「気持ちよくなってきたかなの?」
そう、それは快楽だった。むず痒いような心地いいような言い様のない感覚。それが身体中を駆け巡っている。
中村「そうか感じてくれているんだな」
先生は嬉しそうに言って腰の動きを速めていく。
なの「アンッ、ダ、ダメェッ」
中村「何が駄目なんだ?もう終わりにしたいのか?」
先生は答えを知ってるかのように笑いながら聞いた。
なの「ちっ、違うの。違う、けど、アンッ、ダメなのぉっ」
先生の動きに比例して身体中を奔る感覚が大きくなり加速していく。
なの「アンッ、アンッ、いっ、いいのっ」
さらに動きは激しくなり
なの「アンッ、アンッ、気持ち、いいのっ。」
快楽も身体中を覆いつくしていき
なの「ダッ、ダメッ、イッ、ク、イッちゃう」
そして
なの「イクゥゥゥゥゥゥゥ」
絶頂を迎えた。
318 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:47:52.43 ID:lReiMV7k0
目が覚めるとそこに見知らぬ天井があった。横には中村先生が眠っている。ああそうか、どうやら気を失っていたようだ。
身体を起こそうとして足以外のバンドが外されているのに気付く。
ゆっくりと上半身を起こして周りを見渡す。何か飲み物が欲しかったが、やはり何もないようだ。
窓を見ると朝焼けの光が射し込んでいる。はかせは心配しているだろうか?坂本さんが付いているけどやっぱり早く帰って安心させてあげたい。
それにこの身体のこともある。どう頼めばはかせはお願いを聞いてくれるだろうか?
そんなことを考えているともぞもぞと音が聞こえた。
なの「やっと起きましたね?」
横を向くと先生が寝ぼけ眼で私を見ていた。
なの「おはようございます。中村先生」
中村「おっ、おはよう東雲」
先生が目をこすりながら身体を起こす。
なの「フフフッ」
私が笑うと先生は不思議そうな顔でこちらを見た。
なの「中村先生」
私が名前を呼ぶ
中村「ん、なんだ?」
先生が応える
なの「寝癖、かわいいですね」
私は先生の髪を撫でて、そしてキスをした。
>>318 難易度高過ぎ
前にも書いてあるけど大工×ユリアの時点で書けそうにないから、他の人に期待しておくれ
321 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:51:32.89 ID:5GPPW9B40
322 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/13(日) 02:52:46.53 ID:u8LTYPovI
323 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
無意味な支援