1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほむら「・・・・・・またまどかを救えず世界が終わり・・・・・・」
ほむら「そしてまた此処から・・・・・・始まるのね」
ほむら「・・・・・・だけれど私は決して・・・・・・諦めることが出来ない」
ほむら「今度こそ、必ずまどかを救って――」ヒュー
パリンッ
ほむら「っ!?」ダンッ
ほむら「何!?」
ほむら「奇襲だなんて・・・・・・こんなのこと今までなかったのに一体・・・・・・」
ほむら「・・・・・・これは氷・・・・・・?」
ほむら「・・・・・・この世界では、一体どんなイレギュラーが起きているのかしら・・・・・・?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:41:33.46 ID:DxvUi4rm0
ほむら「・・・・・・あれから何度もあの剣の形をした氷に襲われた・・・・・・」
ほむら「だけど正体を掴めずじまいで、登校日を迎えてしまったわ・・・・・・」
ほむら「まどかに危険が及ぶかもしれないし・・・・・・今日は学校を休もうかしら・・・・・・」
ほむら「・・・・・・でも、会いたいな」
ほむら「・・・・・・駄目よ。私の身勝手で彼女を危険に巻き込むのは絶対に・・・・・・!」
ほむら「仕方無いわ。元凶が見付かるまで、インキュベータを狩って過ごしましょうか」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:42:45.09 ID:/LJpdxqO0
さやか「Slipknot」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:42:46.36 ID:DxvUi4rm0
早乙女「デッドスパイクはCT版が良いですか?それともCSU版ですか!?はい、中沢君!」
中沢「ど、どっちでも良いと思います・・・・・・」
早乙女「その通り!あんなコンボに繋げにくい技の有効なんてどっちでもよろしい!皆さんはデッドスパイクの優劣でCTCSにこだわる
ような男性とは交際しないように!」
まどか「また駄目だったんだね・・・・・・」
さやか「みたいだね」
早乙女「・・・・・・はい!それでは、これでホームルームを終わります!」
さやか「・・・・・・え?」
まどか「?どうしたの、さやかちゃん?」
さやか「いや・・・・・・なんでもない」
まどか「・・・・・・?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:43:06.99 ID:DxvUi4rm0
まどか「数学の宿題、自信ないなぁ・・・・・・さやかちゃん、答え合わせ、させてくれない?」
さやか「全くまどかは仕方ないなぁ・・・・・・はい、ノート」
まどか「うわーありがとー!」
仁美「さやかさん、わたくしも後に窺ってもよろしいでしょうか?」
さやか「え?まどかならまだしも仁美なら問題ないと思うけど」
仁美「念のため、ですわ。もしも当てられてしまい恥を掻いては志筑の名が泣きますので・・・・・・」
さやか「はは。お嬢さまも大変だね」
まどか「ちょっとさやかちゃん・・・・・・さっきのどういう意味・・・・・・?」
さやか「はは」
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:43:27.75 ID:DxvUi4rm0
キーンコン カーンコン
まどか「やっと放課後だー・・・・・・」
さやか「お疲れ様。チョコレート、食べる?」
まどか「わぁ!ありがとうさやかちゃん!」
さやか「仁美も、ほら」
仁美「では、お言葉に甘えて。いただきますわ」
さやか「召し上がれ・・・・・・っと、放課後はどうしようか?いつも喫茶店に行く?」
まどか「うん!」
仁美「はい」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:43:59.80 ID:DxvUi4rm0
さやか「そう。それじゃぁ行こうか――っと、あー忘れてた・・・・・・早乙女先生に放課後呼ばれていたんだよね。
先に行っててくれないかな?」
まどか「え?教室で待ってるよ?」
さやか「いや、どれだけ掛かるか解からないし」
仁美「なら、手伝いますわよ?」
さやか「良いよ良いよ。それじゃぁ後でね」タッ
まどか「あ、ちょっとさやかちゃん!?」
仁美「・・・・・・仕方ありませんわね。わたくしたちだけで行きましょうか」
まどか「うん・・・・・・そうだね。もう、さやかちゃんたら頑張りすぎなんだから」
仁美「ふふっ。親友としては、心配ですわね」
まどか「本当だよ・・・・・・」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:44:20.66 ID:DxvUi4rm0
さやか「失礼します」
早乙女「あら美樹さん、丁度良かったわ」
さやか「はい、私も丁度早乙女先生に話が在ったところです」
早乙女「ふふっ。今日来るはずだった転校生さんの事かしら?」
さやか「はい。どうしたんですか?」
早乙女「いえ、特別に何が在ったとかじゃないの。ただ体調を崩してしまったらしくてね。
転校ってことで緊張したんだと思うわ。それでだけど・・・・・・これ、お願い出来る?」
さやか「プリント・・・・・・これを届ければ良いんですね」
早乙女「えぇ、学級委員だからってこんな事頼んでごめんなさいね。お願い出来るかしら」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:44:42.37 ID:DxvUi4rm0
さやか「勿論」
早乙女「あなたらなそう言ってくれると思っていたわ。これ、暁美さんのお家の住所ね」
さやか「はい。・・・・・・今日はこんな事になってしまったかれど、彼女、早く学校に来られるようになると良いですね」
早乙女「本当ね」
さやか「それじゃぁ失礼しました」ガラッ
ピシャッ
さやか「・・・・・・くく・・・・・・あははははっ・・・・・・」
さやか「どうして休んだりなんかしたのかなぁ・・・・・・寂しいじゃない・・・・・・ほむら・・・・・・」
さやか「あたしはこんなに待っていたのに・・・・・・あんたの事を・・・・・・ふふっ」
さやか「・・・・・・会いたい・・・・・・会いたいよぉ・・・・・・ほむらぁ・・・・・・そしてあたしとぉ・・・・・・」
さやか「殺し合おうよぉ・・・・・・!」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:44:44.94 ID:M4dlRvps0
ハ
ノ( ◇)
――lv-v
ノ >
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:45:04.92 ID:DxvUi4rm0
さやか「お待たせ」
まどか「あ、遅いよーさやかちゃーん」
さやか「ごめんごめん。早乙女先生に野暮用頼まれちゃってさ」
仁美「野暮用とは?」
さやか「いやね、実はさ、今日転校生が来る予定だったんだよね。だけど休んじゃって、それで挨拶と、プリントを渡しに行ったんだよ」
まどか「へーそうなんだー。それで、その転校生さんには会えたの?」
さやか「いや、会えなかったよ。だから郵便受けにプリントと手紙を添えてこっちに来たよ」
まどか「ふーん・・・・・・寝ちゃってたのかな?」
さやか「まぁ・・・・・・きっと、そうなんじゃないかな」
仁美「――あら、ごめんなさい、もうこんな時間・・・・・・」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:45:19.90 ID:pZI5t9BlO
ホームランです
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:45:36.91 ID:DxvUi4rm0
さやか「あ、仁美は今日お茶のお稽古だっけ?」
仁美「はい・・・・・・それではお先にお暇させていただきますわ」
まどか「頑張ってね・・・・・・」
仁美「ありがとうございます。ではまた明日」
まどか「ウェヒヒ・・・・・・大変だね、仁美ちゃん・・・・・・」
さやか「名家の子女というのも考えものだよね」
まどか「ウェヒヒ・・・・・・ねぇ、さやかちゃんはこの後どうする?」
さやか「うん?特別何もないけど、まどかは何かある?」
まどか「うーん・・・・・・それじゃぁ、CDショップに寄っても良い?」
さやか「あぁ、構わないよ」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:46:08.07 ID:DxvUi4rm0
トキハーイーマーハジマリー
まどか「ふふふーんふふーん」
助け・・・・・・て・・・・・・
まどか「?」
助けて・・・・・・
まどか「ん・・・・・・?」
僕を・・・・・・助けて・・・・・・まどか・・・・・・
僕を・・・・・・助けて・・・・・・
まどか「何この声・・・・・・あっちから――って、さやかちゃん!?どうしたの!?」
さやか「・・・・・・」タッタッタッ
まどか「全然聞こえてないよ・・・・・・とりあえず、追ってみよう!」ダッ
まどか「あっちに・・・・・・何があるんだろう・・・・・・」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:46:44.06 ID:DxvUi4rm0
さやか「・・・・・・くくく・・・・・・ふはははは・・・・・・」
さやか「感じる・・・・・・近い・・・・・・そこに居るんだね・・・・・・やっとだ・・・・・・やっと会える・・・・・・!」
さやか「・・・・・・やっと、あんたと殺し合えるだね・・・・・・ほむらぁ・・・・・・」
さやか「――ユキアネサ、召喚」
\ユキアネサ/
さやか「ふふっ・・・・・・ふはははははははっ!」ガシッ
ほむら「ちっ・・・・・・こいつちょこまかと・・・・・・・!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:47:56.85 ID:KMJ5iLpQ0
アチエネは関係ないのか
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:47:59.06 ID:DxvUi4rm0
QB「ハッハッハッ」ブチュッ
QB「ハッハッハッハッ」ピョンッ
ほむら「本当に・・・・・・殺しても殺してもキリがない・・・・・!」
QB「まどか・・・・・・まどか・・・・・・!」
ほむら「――くっ!」バンバンバンッ
QB「うっ!」ズザザザザザザ
ガタンッ
ほむら「ちっ・・・・・・」ピョンッ
QB「はぁはぁ・・・・・・まど――」ブチュッ
ほむら「――!?貴方は!
さやか「やぁ・・・・・・会いたかったよぉ・・・・・・ほむら」
ほむら「・・・・・・美樹・・・・・・さやか・・・・・・?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:50:20.94 ID:DxvUi4rm0
さやか「ふふふ・・・・・・嬉しいなぁ・・・・・・あたしの名前、呼んでもらえて・・・・・・ふふっ、ふははははは」
ほむら「どうして貴方が・・・・・・私の名前を――」
さやか「・・・・・・氷翔剣」ビュンッ
ほむら「!?それは!」シュンッ
さやか「ふふ・・・・・・流石に避けられちゃうか――ふふ、ふははははは!」
さやか「じゃぁこれはどうかな――霧槍 尖翔撃!」
ほむら「(氷の剣を飛ばすのから今度は氷に乗って・・・・・・!?この美樹さやか、一体どうなっているの!?)」
ほむら「くっ!」シュンッ
さやか「ふふ・・・・・・これも駄目かぁ・・・・・・ちょこまか逃げられちゃう・・・・・・それじゃぁ止めちゃおっか――凍れ!!」
ほむら「!!(何か来る!!)」カシャッ
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:51:13.62 ID:DxvUi4rm0
まどか「さやかちゃん!」
さやか「・・・・・・」
まどか「さやかちゃん、どうしたの!?なんだか、凄い音がしたんだけど・・・・・・」
さやか「・・・・・・なんでもないよ、まどか」ニコッ
まどか「大丈夫、なの?」
さやか「あぁ。鼠が暴れていただけだからね・・・・・・猫の方を取り逃がしたのはとても残念だけど」
まどか「ウェヒヒ、さやかちゃん猫さん大好きだもんね!」
さやか「あぁ・・・・・・大好きだよ・・・・・・特に黒猫がね」
まどか「ウェヒヒ、それじゃぁこの後ペットショップにでも・・・・・・って、さやかちゃんその手に持ってるの、何?」
さやか「え?あぁ・・・・・・これはその――まどか、私の後ろに!」
まどか「え?えっ――何――この景色――」
さやか「大丈夫だよ、心配しなくて・・・・・・まどかは私は護ってみせるからね」
まどか「あ・・・・・・うん・・・・・・ありがとう、さやかちゃん」
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:51:43.52 ID:+sF1I9ZD0
こ スレ昨 見 ぞ
21 :
教習所行くまで暇なんで続き:2011/11/03(木) 13:52:48.47 ID:DxvUi4rm0
さやか「どけ」ザシュッ
髭玉「イーッ」
さやか「行こう、まどか」
まどか「うん・・・・・・」
まどか「ねぇ・・・・・・さやかちゃん」
さやか「何、まどか」
まどか「此処って・・・・・・こんなに広かったっけ・・・・・・・?」
さやか「吹雪――いや、広くないよ。私達はこのおかしな空間に閉じ込められたんだろうね」
まどか「そんなぁ!で、出られるの!?」
さやか「氷翔撃――心配しなくて大丈夫だよ、まどか。私が必ずあんたを助けてあげるからね」
まどか「さやかちゃん・・・・・・」
「あなたたち、見滝原中学校の生徒よね」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:53:40.74 ID:K9BzrmHi0
昨日書いてた人か、途中で落ちたから最後まで見れなかったから楽しみだ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:54:06.14 ID:DxvUi4rm0
まどか「!?」
さやか「・・・・・・ちっ。はい、そうですが。・・・・・・そのリボン、貴方は三年生の方ですよね?」
マミ「えぇ。わたしは三年生の巴マミ。こんなところに閉じ込められて怖かったでしょうけれど、
安心して――」
さやか「凍牙氷刃!!」
\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\\
//////////////////////
マミ「・・・・・・え?」
さやか「・・・・・・御心配なく。どうやら元の場所に戻れたようなので、私達はこれで失礼します。ほら行くよ、まどか」
まどか「あ・・・・・・うん」ペコッ
マミ「・・・・・・」
マミ「えぇ?」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:54:36.09 ID:DxvUi4rm0
マミ「なんなの・・・・・・あの子・・・・・・一体何者・・・・・・?」
QB「全くだね。やれやれ、今日は本当に不思議な事が多い日だよ」
マミ「QB・・・・・・どういうことなの?彼女は魔法少女なのかしら・・・・・・?」
QB「ううん、彼女は魔法少女ではないよマミ。契約した覚えがないというわけでもなく
彼女は本当に魔法少女じゃないのだろうね。やれやれ・・・・・・何がどうなっているのやら」
マミ「・・・・・・本当・・・・・・どうして・・・・・・」
マミ「・・・・・・」
マミ「・・・・・・なんであの子・・・・・・わたし目で見たんだろう・・・・・・」
QB「それよりもマミ、追わなくても良いのかい?まだ遠くには行っていないと思うけど」
マミ「え?え、えぇ、そうね。まだ魔女退治の途中だったわ・・・・・・あの使い魔随分と成長したみたいだし、放ってなんかおけないものね」
QB「頑張ってね、マミ」
マミ「ふふ。ありがとう、QB」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:55:10.75 ID:jM3QkiPNO
ランダムふぇなんちゃらからシークエンスなんちゃらフェノフェノンにシフトのになんでループしてんだよ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:57:57.18 ID:DxvUi4rm0
ほむら「・・・・・・」
ほむら「美樹さやか・・・・・・一体、貴方に何があったというの・・・・・・?」
ほむら「・・・・・・どうしてそこまでして私と戦いたがるのかしら・・・・・・心当たりなんて・・・・・・」
ほむら「・・・・・・無くはないけれど、でも肯定してしまったらそれは・・・・・・」
ほむら「・・・・・・」
ほむら「・・・・・・とにかく、誘いに乗るしかないのでしょうね・・・・・・」
〜廃工場〜
さやか「待ってたよ、ほむらぁ・・・・・・ふふふ」
ほむら「待って、戦いの前に、先ずは話を――」
さやか「霧槍・・・・・・」ビュンッ
ほむら「それは一度見たわ――」スッ
さやか「突晶撃!!」スラッシュ
ほむら「くっ!」カシャッ
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 13:59:03.00 ID:DxvUi4rm0
ほむら「――待って、先ずは話をさせて!
さやか「・・・・・・ふふ、あははははははははははっ!楽しいねほむらぁ!もっとだ、もっと殺し合おうよぉ!」
ほむら「とても・・・・・・そんな状態じゃない・・・・・・どうしてなの・・・・・・美樹さやか・・・・・・貴方に一体何が・・・・・・!」
さやか「凍て付け!」グサッ
ほむら「今度は何を――って、あれっ?」グイグイ
ほむら「あ、足が・・・・・・!」
さやか「駄目だよほむら・・・・・・もっと本気でやらないと・・・・・・ねぇ、もっとあたしを楽しませてよぉ!」
ほむら「くっ・・・・・・!」
ほむら「(どうする、美樹さやかは魔法少女ではない、生身の人間・・・・・・幾ら不可思議な力を持っているといってもただの人間に過ぎない・・・・・・!
私がまともに戦って彼女が無事で済む保証はない・・・・・・!)」
さやか「氷の刃よ!」
ほむら「迷っている暇も与えてくれないのね――」バンッバンッ
さやか「・・・・・・あははは!やっとやる気になってくれたんだね、ほむらぁ・・・・・・嬉しいよぉ・・・・・・話し合いなんてつまらないもんねぇ・・・・・・さぁ、もっと楽しもうよぉ」
さやか「――殺し合いをさぁ!」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:00:11.10 ID:DxvUi4rm0
さやか「あはははははは!」タッタッタッタッ
ほむら「(確かこの中に――あった)」
ギンッ
さやか「あははは!良いよほむら、そうだよ、もっとだよ、もっとだ!!」
ほむら「(日本刀・・・・・・盗っておいて良かった・・・・・・)」
さやか「吹雪!」バキンッ
ほむら「!?(そんな、日本刀が!)」
ほむら「くっ!」グイッ
さやか「あはは!良く避けたね・・・・・・でも」
さやか「これで終わりだよ――バイバイ、ほむら」
グサッ
ほむら「かはっ・・・・・・!」ドサッ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:00:47.75 ID:DxvUi4rm0
ほむら「」シュゥゥン
さやか「・・・・・・」
さやか「・・・・・・」サッ
さやか「・・・・・・死んでる」
さやか「・・・・・・ちっ」
さやか「・・・・・・・ふん」
/ユキアネサ\
さやか「・・・・・・」スタスタスタ
ほむら「」
ほむら「」
ほむら「・・・」パァァァ
ほむら「・・・・・・」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:02:22.87 ID:DxvUi4rm0
ほむら「・・・・・・行った・・・・・・ようね・・・・・・ぐふっ」カハッ
ほむら「良かっ・・・・・・た・・・・・・彼女・・・・・・が・・・・・・ソウルジェム・・・・・・を知らなくて・・・・・・」
ほむら「ぐぅっ・・・・・・治癒・・・・・・しないと・・・・・・ぐっ・・・・・・はっ・・・・・・はぁ・・・・・・はぁ・・・・・・」
ほむら「足の・・・・・・氷も・・・・・・なんとかして・・・・・・」
ほむら「美樹・・・・・・さやか・・・・・・どうして・・・・・・」
「音はこっちから――っておいあんた!大丈夫か?」
ほむら「・・・・・・!?この声・・・・・・貴方は・・・・・・!?」
「傷はゆまが治すよ!」
「グリーフシードも随分と濁ってるね・・・・・・しゃぁない、これは貸しだ、後でちゃんと返せよな」
「傷は治ったよ、大丈夫、お姉ちゃん!?」
ほむら「あ・・・・・・り・・・・・・が・・・・・・と・・・・・・う――」ガクンッ
「・・・・・・気絶しちまいやがった・・・・・・」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:02:51.93 ID:DxvUi4rm0
まどか「さやかちゃん」
さやか「・・・・・・」
まどか「さやかちゃん?」
さやか「・・・・・・」
まどか「・・・・・・さやかちゃん!」
さやか「あっ。うん、何、どうしたの、まどか」
まどか「・・・・・・どうしたの、さやかちゃん。今日はなんだかぼおっとしてるね」
さやか「あぁうん、ちょっとね。昨日夜まで予習やっていたからさ」
まどか「そっか・・・・・・なら良いけど・・・・・・それにしても、昨日のは本当になんだったんだろうね・・・・・・
それにあの人も・・・・・・」
さやか「・・・・・・さぁね。とにかく、私達には関係のない話だよ」
まどか「そ、そうかなぁ・・・・・・?」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:03:12.07 ID:DxvUi4rm0
仁美「・・・・・・何のお話ですの?」
まどか「え?あ、えっと・・・・・・」
さやか「仁美は大変だよねって話だよ。私達にはとてもじゃないけど務まらないさ」
仁美「まぁ、そうでしたの。ですがさやかさんにとってはお茶の子さいさいだと思いますわよ」
さやか「ははっ。そうかな・・・・・・?」
まどか「ウェヒヒ・・・・・・わたしでも大丈夫そう、かなぁ?」
仁美「あ、えっと・・・・・・多分・・・・・・」
まどか「多分!?」
仁美「あぁいや、えっと、きっと・・・・・・」
まどか「きっと!?な、なんだか訊く度に頼りなくなってない!?」
仁美「あ、あの、ごめんなさい、多分無理ですわ・・・・・・」
まどか「訊かなきゃ良かった・・・・・・」
さやか「あはは・・・・・・」
さやか「・・・・・・」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:03:36.12 ID:DxvUi4rm0
〜昼休み〜
「美樹さん、鹿目さん、三年生が呼んでいるよ」
まどか「え?あ・・・・・・あの人・・・・・・」
さやか「・・・・・・」
さやか「何か用ですか?」
マミ「いえ、用というほどのものじゃないのだけど・・・・・・あの後、大丈夫だった?」
さやか「えぇ、そうでなければ学校に来れないでしょうからね」
マミ「そ、そうよね・・・・・・」
さやか「・・・・・・それで、用件は終わりですか?」
マミ「あ、えっと・・・・・・あ、貴女は大丈夫かしら?」
まどか「えっ!?あ、え、は、はいっ・・・・・・だ、大丈夫・・・・・・です」
マミ「そう・・・・・・良かった――それでなんだけど」
さやか「・・・・・・なんですか」ギロッ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:03:59.87 ID:DxvUi4rm0
マミ「!?あ・・・・・・い、いえ・・・・・・ただその、疑問とか、ないかなって」
さやか「ありません」
マミ「そう・・・・・・」
まどか「――あの!」
マミ「な、何、あ、えっと、鹿目さん、で、良かったかしら?」パァッ
まどか「はい!あの、昨日のって、何だったんですか?」
さやか「・・・・・・」
マミ「やっぱり、自分が何に巻き込まれたのか知らないままじゃ不安よね・・・・・・。その説明や諸々を含めて、今日の放課後、わたしの家に来ない?」
まどか「え、良いんですか?」
さやか「・・・・・・」チッ
マミ「えぇ、歓迎するわ。貴女も・・・・・・どうかしら?」
さやか「・・・・・・そうですね。折角教えてもらえるのであれば、昨日の事、聴きたいです」
マミ「!そう、良かった。それじゃぁ放課後貴女たちのクラスに迎えに行くから」
まどか「はい、解かりました!待ってます!」
さやか「・・・・・・」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:04:43.83 ID:DxvUi4rm0
マミ「お待たせ、それじゃぁ行きましょうか」
まどか「はい!」
さやか「・・・・・・」
マミ「昨日貴女達に襲いかかったのは使い魔。使い魔というのはね、魔女の子どものようなもので」
まどか「へぇ〜」
マミ「子どもといっても放っておいて良いものではないの。ある程度人の生命力を食べた使い魔は魔女となる。
そうなると、使い魔のときよりももっと大勢の人たちを襲うようになってしまうのよ。昨日貴女達に襲いかかった
使い魔もその寸前まで来ていたわ」
まどか「それじゃぁわたしたち・・・・・・本当に危なかったんですね・・・・・・」
マミ「えぇ・・・・・・でも、美樹さんの不思議な力のおかげで大丈夫だったみたいだけどね」
さやか「・・・・・・」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:05:06.98 ID:DxvUi4rm0
まどか「・・・・・・マミさん。さやかちゃんあの事訊いても教えてくれないから、なるべく話振っちゃ駄目です・・・・・・」ヒソヒソ
マミ「あ・・・・・・そうだったの・・・・・・ま、まぁそれはともかくとして、その魔女や使い魔が人に害を与える前に狩るのが、わたしたち魔法少女
の使命というわけ」
まどか「へ〜・・・・・・なんかかっこいいですね!正義の味方みたい!」
マミ「ふふっ。そうかしら」
さやか「・・・・・・障害が・・・・・・」
マミ「え?」
まどか「さ、さやかちゃん・・・・・・今、何か言った・・・・・・?」
さやか「・・・・・・私達は今、何処に向かっているんですか、先輩。たしか、先輩のお家だったはずですよね?」
マミ「あ、えぇ、えっと、だけど」
さやか「まさかとは思いますけど、これから魔女の許へ行くなんてこと、ないですよね?」
マミ「あ、あの、一応、どんなものか知ってもらった方が良いと思って・・・・・・」
さやか「嘘、吐いたんですか?」
マミ「あ、えっと・・・・・・」
さやか「嘘、吐いたんですね」ギロッ
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:05:47.64 ID:DxvUi4rm0
マミ「あ・・・・・・は、はい・・・・・・」
さやか「・・・・・・先輩ともあろう者が嘘を吐いて私達を危険な場所に連れて行こうとする・・・・・・これが正義の味方のやることですか?」
マミ「あ、で、でも、貴女達の安全はちゃんと保証するから!」
さやか「信じられる訳ないでしょう、貴女は私達に嘘を吐いたんですからね・・・・・・失礼ですが私達は此処で失礼します。
そして金輪際、私達には接触しないよう心がけてください、では・・・・・・行くよ、まどか」
まどか「ちょ、ちょっと待ってよさやかちゃん!」
さやか「・・・・・・まどか?」
まどか「幾らなんでもそんなの酷いよ、言い過ぎだよ!マミさんだって別にそんな悪気があってやったわけじゃないのに、そんな言い方ってないよ!」
マミ「鹿目さん・・・・・・」
さやか「まどか、解かって。これはまどかを危険に遭わせない為なんだよ?ほら、もう帰ろう?」
まどか「ちゃんと、マミさんに謝らないと駄目だよ。わたしはさやかちゃんみたいに運動神経よくないし、頭もよくないけど、解かる。
悪いのはさやかちゃんだよ」
さやか「・・・・・・まどか」
まどか「マミさんに謝って。言い過ぎたって、ちゃんと謝ってよ」
さやか「・・・・・・」ギロッ
マミ「ひっ・・・・・・」
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:05:51.91 ID:MjDnuKAy0
メロデスバンドのArch Enemyじゃねえのかよ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:06:26.06 ID:DxvUi4rm0
まどか「さやかちゃん・・・・・・!」
さやか「・・・・・・失言でした、忘れて下さい」
まどか「『ごめんなさい』、だよ」
さやか「・・・・・・ごめんなさい」
マミ「い・・・・・・いいえ・・・・・・わたしこそ・・・・・・貴女達を騙すような形で連れて来た事は謝らないと・・・・・・
ごめんなさい・・・・・・それでも貴女達ももしかしたらいつか魔女と戦う日が来るかもしれないから、なるべく
早くから見るようにしたら良いかと思ってつい・・・・・・」
さやか「別に、弁解は求めてませんが」
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:06:37.47 ID:DxvUi4rm0
まどか「さやかちゃん!」
さやか「・・・・・・なら、行くなら早く行きましょう、魔女の所に・・・・・・但しまどかを傷付けたら、
あたしはあんたを絶対に許さない・・・・・・覚えておいてくださいね、巴先輩」
マミ「は、はい・・・・・・」
さやか「・・・・・・」スタスタ
まどか「マミさん、ごめんなさい・・・・・・さやかちゃんってとっても友達思いな子だから、
それであんな態度取っちゃっただけなんです・・・・・・本当に、ごめんなさい・・・・・・」
マミ「い、いいえ、大丈夫よ・・・・・・それに何度も言うようだけど悪いのはわたしだから・・・・・・さぁ行きましょう。
美樹さんに鹿目さんを傷付けたら許さないって言われたし、頑張らないと」
まどか「頑張ってくださいね、マミさん!」
さやか「・・・・・・」チッ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:11:07.10 ID:DxvUi4rm0
マミ「それじゃぁ魔法少女体験コース第一弾、張り切って行ってみましょうか。準備は良い?」
まどか「はい!」
さやか「・・・・・・ユキアネサ」
\†/
さやか「まどか、私の後ろに」
まどか「あ、うん・・・・・・」
マミ「・・・・・・ふふっ。まるでお姫様を護る騎士ね」
さやか「ふん・・・・・・」
まどか「ウェヒヒ・・・・・・」
使い魔「イキガルナヨルーキー!」
さやか「――無駄ァ!・・・・・・余計な事を喋っている暇があったら、こいつらの駆除に専念してくださいよ、先輩」
マミ「えぇ・・・・・・その通りね!」パンッパンッ
さやか「・・・・・・氷翔剣」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:12:15.34 ID:DxvUi4rm0
さやか「どけ」ザシュッ
まどか「マミさん、まだなんですか・・・・・・?」
マミ「いいえ、もう最深部まで到達したわ・・・・・・見て、二人とも」
まどか「・・・・・・」プルプル
さやか「・・・・・・」
ゲルトルート「〜♪」
まどか「うわっ!す、凄く怖いです・・・・・・!」
マミ「あれが魔女・・・・・・美樹さん、鹿目さん。此処から先はわたし一人で行くわ。
貴女達はそこで見ていて。今、結界を張るから」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:12:49.11 ID:DxvUi4rm0
さやか「ふんっ」タンッ
マミ「美樹さん!?」
まどか「さやかちゃん!?」
さやか「避けられるか――氷翔撃!」
ゲルトルート「!?」ザシュッ
ゲルトルート「」カチンコチン
さやか「失せろ――氷翼月鳴!!」
ゲルトルート「」グヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュヂュッ
ゲルトルート「」
さやか「相手にすら、ならないか・・・・・・」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:12:51.15 ID:aOjZyFUq0
さやかちゃんもぴちぴちのスパッツ履くの?
さやか「ネメシィィィィィィィス!」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:13:30.50 ID:DxvUi4rm0
まどか「あ、景色が・・・・・・」
マミ「美樹さん・・・・・・」
さやか「・・・・・・まどか、帰るよ」
まどか「あ、さやかちゃん・・・・・・」
マミ「――美樹さん、どうして!?」ガシッ
さやか「・・・・・・触れないで下さい」パシッ
マミ「・・・・・・どうして、あんな勝手な事を・・・・・・!」
さやか「・・・・・・これで、今日はもう良いですよね。まどか、帰ろう」
まどか「・・・・・・さやかちゃん・・・・・・」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:15:23.51 ID:DxvUi4rm0
さやか「ほら、ね?」ニコッ
まどか「・・・・・・それじゃぁマミさん、今日はもう・・・・・・失礼します・・・・・・」
マミ「・・・・・・えぇ、また」ニコッ
マミ「・・・・・・」
まどか「・・・・・・また、明日!」
マミ「・・・・・・!」
マミ「うん・・・・・・さよなら」
さやか「・・・・・・ほら、いこう。まどか」グイッ
まどか「さ、さやかちゃん・・・・・・?」
マミ「・・・・・・」
マミ「・・・・・・わたしの、所為なんだよね・・・・・・下らない嘘を吐いたから・・・・・・だけど・・・・・・
それであんなに怒るかな・・・・・・?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:17:06.00 ID:DxvUi4rm0
まどか「・・・・・・さやかちゃん」
さやか「どうしたの、まどか」
まどか「・・・・・・あんなのってないよ」
さやか「・・・・・・どういうこと?」
まどか「どうして一人であんな・・・・・・マミさんがどうして怒ったか、解かってるの?」
さやか「舞台の主役を横取りされたからだよ。あの人は、そういう人だから」
まどか「違うよ!さやかちゃんの事心配したからだよ!ねぇ、さやかちゃんどうしちゃったの?なんだか昨日からちょっと様子がおかしいよ?」
さやか「私はいつもどおりだよ、まどか」
まどか「・・・・・・」
さやか「変な事言うね、まどかは」
まどか「・・・・・・こんなの絶対おかしいよ・・・・・・」
さやか「・・・・・・」
――・・・・・・ホム・・・・・・――
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:17:44.76 ID:DxvUi4rm0
さやか「!?」ズサッ
まどか「・・・・・・?どうしたの、さやかちゃん・・・・・・」
さやか「・・・・・・いや、なんでもない・・・・・・」
さやか「・・・・・・ふふっ」
まどか「・・・・・・?」ゾクッ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:19:27.46 ID:DxvUi4rm0
『あのさぁ、QBがそんな嘘吐いてなんの得があるわけ?』
『僕らインキュベータの役割は少女達の希望が絶望へと相転移する事によって発生する膨大なエネルギーを
収集することなんだ』
『時間遡行者、暁美ほむら。数多の平行世界を横断し、たったひとつの答えを求めて君は彷徨い続けた。
全ては鹿目まどかというたった一人の少女を救う為に。それらが結果的にまどかに糸のように絡み付いて
彼女に膨大な資質を与えたというわけだ。そもそも魔法少女の資質とはその身に背負った因果
の量で決まる。一国の王女でもないただの平凡な少女がどうしてあれほどまでの
資質に恵まれていたのかという疑問に答えを出してくれた』
『お手柄だよ、暁美ほむら・・・・・・君がまどかを最強の魔法少女に仕立て上げてくれたんだ』
『どの道あたしこの子とチーム組むの反対だわ。目の前で爆発とか勘弁してほしいんだよね・・・・・・』
『あたしはあんたたちとは違う魔法少女になるって決めたんだ・・・・・・見返りなんて求めない・・・・・・』
『・・・・・・あんた、何もかも空っぽの言葉を喋ってる・・・・・・あたしの為って言いながら
今も他の何かを考えているんでしょ・・・・・・わかっちゃうんだよね、そういうの・・・・・・』
『まどか、こっち!』
『遅かったね、転校生』
『まどか』
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:19:47.93 ID:DxvUi4rm0
ほむら「・・・・・・んっ」パチッ
ほむら「・・・・・・此処は」ムクリッ
ほむら「・・・・・・確かあのとき、私はさやかに殺されて――それで――」
ガチャッ
「よーし、着いたよ――お、ようやく目が覚めたみたいだね」
ほむら「・・・・・・佐倉杏子」
杏子「あれ?なんであたしの名前知ってんの?何処かで会ったっけ?」
「キョーコ、有名人だね!」
昨日の続きか
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:20:14.58 ID:DxvUi4rm0
ほむら「・・・・・・千歳ゆま」
ゆま「あれ!?どーしてゆまの事も知ってるの!?」
杏子「そりゃぁゆまが有名人だからじゃないのか?はっはっはっ!」
ゆま「むー!杏子、ゆまの事馬鹿にしてるでしょ?」
杏子「してないしてない。ま、それは良いとしてさ、体、大丈夫かよ」
ほむら「・・・・・・えぇ、すっかりね・・・・・・」
杏子「そうか、なら良かった。ほれ」ポイッ
杏子「食うかい?腹減ってんだろ。何せ丸一日寝ていたもんだからな」
ほむら「・・・・・・」パシッ
ほむら「・・・・・・いただきます」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:21:43.31 ID:aOjZyFUq0
マミさん障害のくせにおっぱいでかくね?
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:37:55.04 ID:DxvUi4rm0
杏子「それにしてもびっくりしたよ。なんか鳴ってるなーと思ったらあんたが瀕死で倒れてたからさ。
あの足の氷砕くのも、一苦労だったよ、な、ゆま」
ゆま「ゆまが砕いたんだよ?えっへん!」
ほむら「・・・・・・そう。ありがとう、千歳ゆま」
ゆま「えへへ・・・・・・」
杏子「ん、まぁ元気そうで何よりだ。・・・・・・とまぁ、快気祝いはこれくらいにして、お前に訊きたい事がある」
ほむら「・・・・・・何かしら?」
杏子「みくにおりこって奴に、心当たりはないか?」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:38:26.54 ID:DxvUi4rm0
ほむら「――!?まさか、彼女が!?」ガシッ
杏子「・・・・・・知っているんだな。あんた、まさか野郎の仲間じゃ?」
ほむら「ふざけないで!」バシンッ
ほむら「・・・・・・誰が・・・・・・あんな奴の仲間なものか・・・・・・!」
杏子「・・・・・・へぇ、案外冷めた野郎かと思ってたけど、そんな顔もするんだな・・・・・・いや、悪かったよ、疑ったりなんかして
・・・・・・あんたも、あいつに返さないといけない礼があるんだな」
ほむら「・・・・・・えぇ。その通りよ。――佐倉杏子、それから千歳ゆま。ありがとう、それじゃぁ失礼させてもらうわね」ガシッ
杏子「待てよ。まさか、あたしらになんの謝礼も無しで帰るつもりかい?」
ほむら「・・・・・・何が欲しいの?お金?それともグリーフシード?好きな物を言って、用意するから」
杏子「そうか。なら生きたまま美国織莉子をこっちに差し出せ」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:38:41.21 ID:DxvUi4rm0
ほむら「・・・・・・それは」
杏子「何でも好きな物って、言ったよな?」
ほむら「・・・・・・」
杏子「・・・・・・悪いけどさ、こっちだってあいつにしてやりたい事沢山あるんだよ。
・・・・・・こんなどうしようもない事にガキ巻き込んだ礼はたっぷりとしてもらわねーとならないんだ。
だからあんただけに美国織莉子は殺させない。あいつを殺すのはあたしだ」
ゆま「キョーコ・・・・・・」
ほむら「・・・・・・それはできない!そんな悠長な事をやっていればあの子がまた・・・・・・!」
杏子「・・・・・・あの子って・・・・・・またって、なんだよ・・・・・・?」
ほむら「・・・・・・とにかく、悪いけれど私は失礼させてもらうわ」パシンッ
杏子「あ、おい!」ビュンッ
杏子「あ、あれ・・・・・・?消えちまいやがった・・・・・・どうなってんだ・・・・・・?」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:43:26.71 ID:DxvUi4rm0
ほむら「くっ・・・・・・まさか彼女たちがまた精力的に活動している時間軸があるだなんて・・・・・・!」カシャンッ
ほむら「早く奴等を見つけないと・・・・・・でないと・・・・・・まどかが――」ビュンッ
ほむら「・・・・・・!」バンバンッ
さやか「・・・・・・」ヒュー
さやか「生きててくれたんだね・・・・・・嬉しいよぉ・・・・・・・ほむらぁ・・・・・・!」
ほむら「また貴方・・・・・・!」
さやか「さぁ始めようよ・・・・・・そして二人で昇り詰めようよぉほむらぁ!!」
ほむら「悪いけれど、今は貴方に構っている暇はないのよ・・・・・・」カシャッ
さやか「っ! また消えた・・・・・・でも感じる・・・・・・ほむらを凄く感じる・・・・・・」
さやか「逃げないでよほむらぁ・・・・・・もっとあたしと楽しもうよぉ・・・・・・!」
さやか「あはは、あははははははは!」ダッ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:47:03.59 ID:DxvUi4rm0
まどか「さやかちゃん・・・・・・どうしちゃったんだろうね・・・・・・」
仁美「そうですわね・・・・・・まさかさやかさんが無断欠席を為さるだなんて・・・・・・」
「鹿目さん、三年生の人が呼んでるよ」
まどか「え?あ!」
マミ「・・・・・・」フリフリ
仁美「あら、どちら様ですか?」
まどか「あ、うん、ちょっとね!ごめん仁美ちゃん、わたし行って来る!」
仁美「あ、はい・・・・・・」
仁美「・・・・・・」
仁美「『お待たせしました、お姉様!』『鹿目さん、タイが曲がっていてよ?』」
仁美「・・・・・・うふふ、うふふふふふふっ」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:49:00.47 ID:yH/FzLq30
メタルかと
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:59:24.78 ID:DxvUi4rm0
マミ「いきなりごめんね?」
まどか「いいえ!そんなことないです!あの・・・・・・わたしも、マミさんに昨日の事、ちゃんと謝りたかったですから・・・・・・」
マミ「そんな、昨日は本当にごめんなさい・・・・・・美樹さんが怒るのは仕方のないことだったと思うわ。大切なお友達を傷付けられる
ような所に連れ出されたんだもの・・・・・・」
まどか「そんなことないです!昨日はさやかちゃんがおかしかっただけで・・・・・・それに、もし危なくなってもマミさんが護ってくれましたよね?
なのにさやかちゃんたらあんな態度ばっかり取って・・・・・・どうしたんだろ・・・・・・今日だって勝手に学校休んじゃうし・・・・・・」
マミ「え?美樹さん今日、お休みなの?」
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 14:59:40.93 ID:DxvUi4rm0
まどか「あ、はい。今までこんなことなかったのに、本当、どうしたのかな・・・・・・?」
マミ「それは・・・・・・心配ね。ねぇ、今日の放課後、お見舞いに行かない?」
まどか「え?さやかちゃんにですか?」
マミ「そう。わたしは美樹さんのお家知らないし、それに鹿目さんも心配でしょう?もしかしたら何か事件にでも巻き込まれているかもしれないし・・・・・・
それになによりわたし、一度美樹さんとはゆっくり話をしてみたいの・・・・・・どうかしら?」
まどか「うん、良いと思います!わたしも、二人が仲良くなれるように協力します、マミさん!」
マミ「ふふっ。ありがとう、鹿目さん・・・・・・っとそうだ、鹿目さんにも紹介しないとね」
まどか「え?誰をですか?」
マミ「ふふふっ。わたしの内緒のお友達・・・・・・QB」
まどか「きゅーべー?」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 15:05:35.77 ID:DxvUi4rm0
QB「呼んだかい、マミ」
マミ「ふふっ。こっちにいらっしゃい」
QB「うん!」
まどか「・・・・・・この声・・・・・・ねぇ、あなたもしかして、一昨日デパートで、わたしを呼んだ子?」
マミ「あら、そうなのQB」
QB「やぁ鹿目まどか!こうして会うのは初めてだね!僕の名前はQB!」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 15:05:46.95 ID:DxvUi4rm0
まどか「どうしてわたしの名前を・・・・・・それに、なんであの時わたしを呼んだの?」
マミ「さすがQB、女の子に唾を付けるのは早いのね」
QB「酷い言い方だなぁ、マミ。僕はそんなんじゃないよ!」
マミ「さぁ、どうかしらね」クスクス
まどか「あ、あの・・・・・・それで、その子は一体・・・・・・」
マミ「彼はね、女の子にたった一つだけ奇跡を与える代わりに魔法少女としての宿命を与えるの」
QB「そうだよ!まどか、僕と契約して魔法少女になってよ!」
まどか「う、うええええええ!?わ、わたしが、魔法少女・・・・・・?」
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 15:11:50.72 ID:DxvUi4rm0
時間アネサ
これで終わりアネサ
勝手に続き書くなり落とすなり自由アネサ
もう立て直したりしないから安心してアネサ
そんじゃアネサ
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 15:14:35.36 ID:wbxZlx4u0
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/11/03(木) 15:23:09.17 ID:M7tf0DJb0
1. 初恋ばれんたいん スペシャル
2. エーベルージュ
3. センチメンタルグラフティ2
4. ONE 〜輝く季節へ〜 茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司のSS
茜 小説版、ドラマCDに登場する茜と詩子の幼馴染 城島司を主人公にして、
中学生時代の里村茜、柚木詩子、南条先生を攻略する OR 城島司ルート、城島司 帰還END(茜以外の
他のヒロインEND後なら大丈夫なのに。)
5. Canvas 百合奈・瑠璃子先輩のSS
6. ファーランド サーガ1、ファーランド サーガ2
ファーランド シリーズ 歴代最高名作 RPG
7. MinDeaD BlooD 〜支配者の為の狂死曲〜
8. Phantom of Inferno
END.11 終わりなき悪夢(帰国end)後 玲二×美緒
9. 銀色-完全版-、朱
『銀色』『朱』に連なる 現代を 背景で 輪廻転生した久世がが通ってる学園に
ラッテが転校生,石切が先生である 石切×久世
SS予定は無いのでしょうか?
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
このスレから光を感じない…