男「クリスマスイブの過ごし方？」

友「そ、どうせ暇なんだろ。どっか行こうぜ」

男「どうせって何だ。ってかまだクリスマスなんて二か月以上先だろうが」

友「分かってないなあ。光陰矢のごとし、二か月なんてあっという間だぞ。
　 　 だからモテない男同士、遊びに行こうじゃないか」


代行：HAPMclhJ0

すまないがホモ以外帰ってくれないか

代行乙です

男「同士はやめろ同士は。あと二か月のうちにスーパーリア充確変タイムに突入するかもしれないだろうが」

友「そう言ってても出来ないもんは出来ないんだから、覚悟しといたほうがいいぞ」

男「相変わらずやな奴だなお前は」

友「そう褒めるなや。照れるなあ」

何がしたいのかまだよくわからんがとりあえず支援。
あ1は代行な。

男「お前の照れ顔なんか見たくもないわ」

友「まあじゃあ、そういうことだから。12月24日は遊びに行こうぜ。じゃあ俺バイトあるから」

男「ああはいはい、分かった分かった。バイバイ」


男「クソッ！俺だって本気出せば彼女の一人や二人……」

男「と思ったものの、俺には生まれてこの方彼女など出来たことすらない、非モテ童貞を貫いてきた男だ」

男「そんな俺に彼女など出来るのだろうか」

男「まあきっと大丈夫だろう、一浪してやっと手に入れた憧れのキャンパスライフだ。
　 　 大学生という生きものにはクリスマスのイルミネーションの中を一緒に歩く可愛い彼女がいるものだろう」

おい今年は震災の影響で
クリスマス自粛が閣議決定されただろ

こんなスレ建てんな....建てんなよぉ(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯ

男「大体、この時期に近づけば男も女もそわそわしてくるものだしな」
　 　 こちらは彼女がほしい、そしてあちらは彼氏がほしい」

男「見事な利害の一致じゃないか。つまりこっちからアタックすればきっと向こうもＯＫしてくれる
　 　 人生とはすばらしきものかな」

男「何はともあれ、今年のクリスマスは楽しい時間が過ごせそうだ、はーやくこいこいクリスーマス♪」



二か月後

ロリルートかつＢＡＤエンドと予想

男「あ、ありのまま今起こったことを話すぜ。気づけばもうあっという間に天皇誕生日になってた。当然彼女のかの字も出来ていない」

男「な…何を言ってるのかわからねーと思うが、おれも何があったか覚えてやしない。
　 　 自堕落な生活とか立たなかったフラグとか、そんなチャチなモンじゃ断じてねぇ
　 　 もっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…」


男「何壁に向かってつぶやいてんだ俺は、とにかくこりゃやばいことになった」

男「はぁ……外は寒いし懐はもっと寒い。心に至っては絶対零度に近い」

男「こんな時に誰かから電話でもかかってきたらいいのになあ……」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ、ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
男「!?　誰だろう？こういう時は大抵かわいい女の子と相場が決まってるもんだが……」

ｶﾞﾁｬ
男「もしもし!?」





男「あっｶｰﾁｬﾝ……」

J( 'ｰ`)し

J( 'ｰ`)し「もしもし、男かい。そっちは寒いかい」

男「寒い、いろいろと寒い」

J( 'ｰ`)し「そうかい、風邪には気を付けるんだよ。
　 　 　 　ところで、明後日は男の誕生日だろ。セーター送っといたよ」

男「そう、ありがと。誕生日なんてすっかり忘れてたよ」

J( 'ｰ`)し「もしもし、男かい。そっちは寒いかい」

男「寒い、いろいろと寒い」

J( 'ｰ`)し「そうかい、風邪には気を付けるんだよ。
　 　 　 　ところで、明後日は男の誕生日だろ。セーター送っといたよ」

男「そう、ありがと。誕生日なんてすっかり忘れてたよ」

J( 'ｰ`)し「自分の誕生日くらい覚えとかなきゃダメだよ、誕生日がうれしいのは若いうちだけなんだから」

男（妙に説得力あるのが悲しいな……）

なんかミスした、申し訳ない

J( 'ｰ`)し「ところで、かわいい彼女はもうできたのかい」

男「想像に任せるよ」

J( 'ｰ`)し「そうかい、できたらｶｰﾁｬﾝにも紹介しておくれよ」

男「うん……」

J( 'ｰ`)し「フフ、それじゃあね、男。体に気を付けるんだよ」

男「じゃあね、そっちもあんまり無理しないでね」

ｶﾞﾁｬ
男「ああ……親にまで心配されるんだもんなあ……」

男「大体なんなんだよ、世間ではクリスマスクリスマスって」

男「そんな2000年以上前のどっかのオッサンの誕生日の話ばっかしやがって」

男「俺だって同じ日に生まれてんだ、テレビで俺の名前を挙げてくれたっていいはずだ」

男「せめてここは日本だぞ、クリスマスより天皇誕生日をもっと盛大に行うべきだろうが、夕方のニュースで少しだけ話題に出るだけとは不憫すぎる」



男「とかグチグチ言ってるからモテないのか俺は」

男「仕方ない、癪だが友に連絡しよう」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ、ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
ｶﾞﾁｬ
友「お、おう。男か……」

男「ああ、友。お前確か二か月くらい前にさあ……」

友「悪りい！その日はちょっと予定が入っちゃって……」

男「ほう……てめえ、なんだその予定ってのは」

友「えっと……その……だからさあ……」

男「もうそれ以上言わなくていい、俺が悲しくなるだけだ」

友「そっか！本当にすまないな男！」

男「ああもう分かった、じゃあな」
ｶﾞﾁｬｯ!!

男「あん畜生め！自分から誘っときやがって！」

これはひどい

男「ヘッ！友達はあいつだけじゃない」

男「アドレス帳引っ掻き回して誰か誘ってやる。一人くらい暇な奴はいるだろ」


ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ、ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
男「あのさあ、明日なんだけどさあ」

「ごめん明日は家族で旅行だ」「すまんな、ライブに行くんだ」「バイトで……」
　 「じいちゃんの法事でさあ……」「サークルで忘年会あんだわ」「妹の看病してるんだ」
　「レポート課題を……」「犬の散歩が」「ウホッ！いいぜ！集合は新宿二丁目な！」

男「みんなダメか……」

しえん

男「そういや俺にも同じサークルのよしみで女友達がいるんだっけ、たしかあいつ彼氏いないって言ってたしなあ」

男「うーん、誘ってみよっかなー」

男「よし、ものは試しだ」

ﾌﾟﾙﾙﾙﾙﾙﾙ
ｶﾞﾁｬ
女友「あ、もしもし男君？」

こ、これはアツすぎて続きが読みたいけど読みたくない……
とりあえず男はハッピーになれるのかどうかを先に聞かせろ

>>22　ウルトラバッドエンドにはならないと思います、多分

男「ああ、女友か。いきなりで悪いけどさあ、明日メシでもいかない？」

女友「えっ……明日何の日かわかってんの？」

男「分かってるからだよ、予定入ってんの？」

女友「いや、予定はないんだけど……イブに……男君と……二人って……」

男「嫌かなあ？」

女友「うーんその……嫌ってゆーか……何かさあ……」

男「言いたいことは何となくわかった、じゃあまた日を改めて誘う」

女友「うん、ごめんねー」

男「はぁ……」

>>23
女友の反応に俺が全力で泣いた

男「やり取りが下手くそだのう、俺って奴は」

男「仕方ない、明日はレポートをするか、エロゲでもしていよう」

男「もうすることもないし、今日は寝るか」

男「ああ、独り身って寒いなあ……おやすみ」



そして　よがあけた！

支援

男「ちゃーらーらーらたったっらー♪　っと」

男「こんな日に限って寝覚めがいい」

男「うん、こんな日は有意義に時間を使おう！」

男「レポートを書くのは楽しくない、というわけで今日はハイパーエロゲタイムじゃーーー！」


数時間後

読んでるぞ。続けろください

キャラ「あんっ、男君、そこはらめぇ……」

キャラ「はうっ、男君のっ、トナカイさんみたいにっ、大っきい……」

キャラ「あああん、男君、中に来てぇ！あたしへのクリスマスプレゼントぉ！」

ﾄﾞﾋﾟｭｯ!

キャラ「はん、男君の、いっぱい……あたしの中……真っ白……ホワイトクリスマスだね……」


男「なんじゃこりゃ」

�C

男「クリスマス用エロゲっていうパッケージにつられて買ったらこれだよ」

男「というか気づいたら外が暗くなっている、もう午後六時か」

男「今日という忌まわしき日の3/4が過ぎたと思えば……いや、地獄はこれからか」

男「取り敢えず腹が減ったが家に何もない、クソッ！非常食を用意しておくべきだったか！」

男「仕方ない、腹が減っては籠城も出来ぬ。鬱だが外に出よう」
ｶﾞﾁｬ

ﾃｸﾃｸ

ｼﾞﾝｸﾞﾙﾍﾞｰ ｼﾞﾝｸﾞﾙﾍﾞｰ♪
男「イルミネーションが綺麗だなあ、希望あふれるリア充の象徴か」

男「うん、なんか今宵を楽しめそうな気がしてきたぞ。
　 　 せっかくだし、イタリアンでも食いに行くか」

支援だ

もういっちょ支援

〜店内〜
店員「申し訳ありませんお客様、本日は3時間待ちでございます」

男「あっそうですか、じゃあいいです」

男「なんというこっちゃ、店内カップルだらけじゃないか。しかも一番近くの席の会話が丸聞こえだ」

チャラ男＆スイーツ「メリークリスマース！」
チャラ男「これ、君へのクリスマスプレゼント」
スイーツ「キャー嬉しい！かわいい指輪！チャラ男君、ありがとう」
チャラ男「今日はこの後、港の見えるオシャレなホテルを予約してあるからね」
スイーツ「キャーキャー！」

男「……出るか」

がんがっとるやんけ。

オモロい しえん

男「まあ仕方ない、だが店なんざ一杯ある」

男「普段いかないようなところでも、勇気を出して行ってみよう」

「あ、すいません今日は予約がいっぱいで」「23時までお待ちください」
　 「本日はカップルの方限定でございまして……」「今日は貸切です」
　「いちげんさんはお引き取り願うてます」「ﾌﾟｰｸｽｸｽおひとり様だって」





男「すいませんビッグマックセットを、飲み物はコーラ、あっはい店内で」
Ｍ店員「かしこまりましたー」

支援ありがとうございます
少しご飯食べてきます

ほしゅ

>>39
ご飯なら俺が食ってやるからはやく

ほ

ほ

保守ありがとうございます

ただいま戻りました

ほしゅ

おかえり

男「ふう、ビッグマックで腹は膨れた、けれども心は空っぽ……か」

男「さて……このまま帰るのもあれだし、せっかくだから駅のほうにでも行ってみるか」
ﾃｸﾃｸ



ｶﾞﾔｶﾞﾔ ｶﾞﾔｶﾞﾔ
男「すごい混みようだなーそして相変わらず電飾が綺麗だね」

男「おいっあっち見ろよｗｗサンタの恰好した人がティッシュ配ってるぞｗｗｗｗ」


男「誰に言ってるんだ俺は……」