まどか｢戦隊ごっこしようよ！｣

まどか「戦隊ごっこしようよ！」

まどか「私はピンクレンジャー！」

まどか「さやかちゃんは？！マミさんは？！」

さやか「ん〜とじゃあ私は…青レンジャーかな！」

マミ「ふふ。じゃあ私は黄レンジャーね！」ﾃｨﾛｯ

まどか「ｳｪﾋﾋ。じゃあ次は悪役だね。悪役は…そうだ！」

まどか「悪役は髪が黒いから、ほむらちゃん！で、いいかな」

ほむら「えっ…、ええ」ﾄﾞｷﾏｷﾞ

つづきを

レッドは…？

まどか「じゃー行くよ？！　みんな？」

さやか「う、うん」

マミ「ええ！」ﾃｨﾛｯ

ほむら「ええ」

まどか「じゃーよーい、すたーっ！」ｱｸｼｮﾝｯ



まどか「見滝原に救う悪いやつ！暁美ほむらちゃんは！」

まどか「このｶﾅﾒ戦隊ﾏﾄﾞｶﾝｼﾞｬｰが許さない！正義の味方！」ｷﾘｯ

ほむら「(えっと…こういう時ってどう切り返せばいいのかしら…)」

おいおい・・・

ほむら「ひ、ひひー。見滝原のすべての子供は私がもらったのよー」(棒読み)

まどか「きぃーっ！な、なんだってー？！」ｶﾞﾀﾝ

まどか「そんな悪いやつらは、この正義の味方！」ｶﾞﾀﾝ

まどか「ｶﾅﾒ戦隊ﾏﾄﾞｶﾝｼﾞｬｰが許さない！！！」ｷﾘｯ

さやか「(えっ…まどか…何か机の上乗ってるじゃん)」ﾎﾞｿｯ

マミ「(まあまあいつものことなんだし。ね？)」ﾎﾞｿｯ

ほむら「(どうせすぐ終わるわ。だっていつものまどかだもの)」ﾎﾞｿｯ

さやか「(そ、そうだよね…私早く恭介のところ行きたいんだけど…)」

ほむら「(美樹さやか…)」

俺の理想と違うじゃないですかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

さ、サンバルカン？

おちるぞぉぉぉ

まどか「ちょ、ちょっとさやかちゃん？！」ｶﾞﾀｯ

さやか「な、なあに？まどか」

まどか「そこはさやかちゃん…ﾊﾞｼｯと青レンジャー登場するとこだよ！」

さやか「え、あ、うん…」ﾋﾞｸｯ

さやか「あ、青レンジャーさんじょー！見滝原に巣食う悪は許さないー」(棒読み)

ほむら「な、なにー。でも二人がかりでは私は止められないわーほむっほむっほむっ」(棒読み)

マミ「…」ｶﾞﾀﾝ

まどか「マミさん？！」

マミ「…そこで黄レンジャー巴マミさんじょー！ﾏﾄﾞｶﾝｼﾞｬｰ全員参上！！」ｷﾘｯ

マミ「…よね？鹿目さん？」ﾆｺｯ

まどか「うん！　見滝原に巣食う悪は私たちが許さないよ！ほむらちゃんがおー！」

ほむら「が、がおー…」

杏子「リュウレンジャー！天火星、杏子！！」

仁美「シシレンジャー！天幻星、仁美！！」

さやか「テンマレンジャー！天重星、さやか！！」

マミ「キリンレンジャー！、天時星、マミ！！」

まどか「ホウオウレンジャー！天風星、まどか！！」

５人「天に輝く五つ星！五星戦隊ダイレンジャー！！」


ほむら「」

ほむらの額に冷や汗が見える

さやか「あ、あのさ！まどか！」

まどか「んー、なーに？さやかちゃん。今いいとこなんだけど」

さやか「ちょ、ちょっとトイレ…行ってきていい…かな？」

まどか「えー。でもさやかちゃん前トイレ行くっていって戻ってこなかったし…」

マミ「…美樹さん？」ｶﾞｼｯ

さやか「何？マミさん？手つかまないでくださいよー…」

マミ「(ここは鹿目さんに付き合っとかないと…また先生たちに…)」ﾎﾞｿｯ

さやか「(でもぉ…限界っすよ！こっちなんて昨日からずっとまどかに―…)」

ほむら「美樹さやか」

さやか「な、なーにー？」ﾋﾞｸｯ

ほむら「が、がおー」

まどか「ｳｪﾋﾋ！ほむらちゃん！見滝原に巣食う悪は許さないんだからね？！」

＞ほむら「が、がおー」

可愛いな

まどか「ひっさーつっ！まどキックー！」ﾄﾞｼﾝ

ほむら「うっ…あ…」

ほむら「(…まどか…ほんとにお腹蹴らないでほしいわ…)」ｸﾞｽﾝ

まどか「見滝原に巣食う悪は許さないー！…って、ほむらちゃん？！」

ほむら「え、ええ…が、がおー……大丈夫よ…」

まどか「ごめん…私、やりすぎちゃったかな？」ｸﾞｽﾝ

マミ「そ、そんなことないわよ？ちょ、ちょっと暁美さん…今日お腹の調子が悪いだけですもんね？！」ﾁﾗｯ

ほむら「え、ええ…」ｸﾞｽﾝ

まどか「そ、そーなんだ！じゃ、続けよっか！」

さやか「(さすがマミさん…まどかの扱い手馴れてるわ…)」

池沼まどかか

ほむほむ可哀想…

まどか「じゃあー！次はさやかちゃん！さやパンチお願い？！」ﾁﾗｯ

さやか「え、ええ…。さ、さやぱ〜んち…」ﾋｮﾛﾋｮﾛ

ほむら「う、ああー。痛いー。もう駄目だわー」(棒読み)

まどか「さやかちゃん？！そんなんじゃ駄目だよ？！全然効いてない！！」

さやか「ま、まどか…」

さやか「…」ﾊﾞｼﾝ

まどか「さ…やかちゃん…？どうしてまどか…殴るの？」ｸﾞｽﾝ

さやか「…毒電波に侵されたの。怪人ほむほむの」

まどか「毒電波…？何それ…さやかちゃん？？」

さやか「…怪人ほむほむに洗脳されたの。だからまどかを殴ってるの」ﾆﾀｧ　ﾊﾞｼﾝ

まどか「う…いたっ…こ、こんなのって…」ｸﾞｽﾝ

さやか「戦隊ごっこ…してるんでしょ？だったらリアリティも必要じゃん。洗脳だってあるよ」ﾊﾞｼﾝ

まどか「り、リアリティ…？そんな難しい言葉…わかんないや…」

まどか可哀想…

わけわか

さやか「…」ﾊﾞｼﾝ　ﾊﾟｼﾝ

まどか「ちょ、ちょっと…さやかちゃん？！い、痛いよ…」ﾋﾞｸﾝ

さやか「…怪人ほむほむの毒電波に洗脳されてるの」

さやか「…怪人ほむほむはﾏﾄﾞｶﾝｼﾞｬｰ同士の仲間割れを狙ってるんだよ」ﾆﾀｧ

さやか「…だからこうして…まどかを殴っているの。これもすべて怪人ほむほむの仕業…」ﾊﾞｼﾝ　ﾊﾞｼﾝ

まどか「う…痛いよ…さやかちゃん…」

クラスメイトA「あー。美樹さん。また鹿目さんいじめてるー？」ﾋｿﾋｿ

クラスメイトB「趣味悪いよねー？あの鹿目さんいじめるなんてーｗ」ﾋｿﾋｿ

さやか「…」ﾋﾟｷﾋﾟｷｯ

まどか「う…痛いよ…さやかちゃん…」

さやか「…まどか、ちょっと屋上、いこっか」ﾆﾀｧ

マミ「ちょっと美樹さん？！(また殴るの？！)」

ほむら「…(まどかに蹴られたところが痛い…)」ｸﾞｽﾝ

うぎゃぁぁぁぁぁっぁぁあぁっぁぁ


寝る頑張って

ちょっと頭が弱いまどっちも可愛いなあ

―屋上―

さやか「…」ﾄﾞｼﾝ　ﾄﾞｽﾝﾊﾞｼﾝﾊﾞｼﾝ

まどか「う…さやか…ちゃん…？」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

さやか「…」ﾄﾞｼﾝ　ﾄﾞｼﾝﾊﾞｽﾝﾊﾞｼﾝ

マミ「ちょ、ちょっと美樹さん？！そんなことしたら…また先生に…」ｽﾀｯ

さやか「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさい！！！！！」ﾊﾞｼﾝﾊﾞｼﾝ

さやか「何で私がまどかと幼馴染ってだけで、学校でずっとまどかの面倒みなくちゃいけないの！？」

さやか「ああああもう！休み時間もう終わっちゃうじゃん！なんで？！！」

さやか「今日恭介のために弁当作ってきたのに…これじゃあまた恭介のとこいけないじゃん！」ﾊﾞｼﾝﾊﾞｼﾝ

マミ「美樹さん…」

ほむら「…」

まどか「う…ごめん…さやかちゃん…迷惑ばっか…かけて…」ｸﾞｽﾝ

さやか「ほんっと！大迷惑よ！あんたなんて同じ学校こなきゃよかったのに！！」ﾄﾞｼﾝ!

えっ……

おいおい・・・

まどっち…

これは…

マジキチ

さやか「あんたなんてね？！あんたなんてね！？」ﾄﾞｼﾝﾄﾞｽﾝ

まどか「…痛いよ…さやか…ちゃん…ｴｸﾞｯｴｸﾞｯ」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

さやか「あんたなんて…ずっと精神科？なりずっと病院行っとけばよかったのに！」ﾊﾞｼﾝ

さやか「ほんっと…あんたが病むまでは…仲が良かったからって…ﾊﾞｼﾝﾊﾞｼﾝ

さやか「…なのに、病院から戻ってきたまどか、って何？！」

さやか「自分のことなんにも一人でできないの？！ねぇなんで？！」ﾊﾞｼﾝﾊﾞｼﾝ

さやか「そんなに人目が気になるの？！！」ﾄﾞｼｰﾝ

まどか「う…あっ…」

マミ「美樹さん…！やりすぎよ？！　…気持ちもわかるけど…」

ほむら「み、美樹さやか。次の授業、はじまるわよ？」

さやか「…しょうがない。今日はこのへんで勘弁してやりますか」

さやか「まどか？次の授業、くんじゃないわよ？」

まどか「う、ｳｪﾋﾋ…」

さやかはチェンジマーメイド

くそぅ俺はこんなマジキチ望んでなかったのに

昔見た池沼まどかSSでもさやかちゃんは味方だったのに…

まどか「…」ｸﾞｽﾝ


　私の名前は鹿目まどか。以前は病院に通いながら、お薬を飲んで
　ずっと家でりょーよー(漢字わかんないや)していました。
　先月から、ようやく学校にも少しずつ行けるようになりました。
　ママとパパはすごく喜んでくれて、私が学校に行けた日の晩ご飯は
　いつもパパがごちそうを作ってくれます。


まどか「…ﾋﾋ…。制服…また靴のあとだらけだ…」

まどか「…パパが洗濯する前に…洗っとかないと…」

まどか「…またパパが学校で何かあったんじゃないかって…心配しちゃうし…」ｸﾞｽﾝ

まどか「…」ｸﾞｽﾝ


　やっぱり私に、学校は向いてないのかもしれません。

ごめん依頼しといてなんだが心に来るのは勘弁

ほむほむが助けてくれると信じてる

また……また靴のあとだらけだと……
許さん……このスレのさやかすは絶対に許さん……

　やっぱり私に、学校は向いてないのかもしれません。
　今日だって、昼休みに戦隊ものごっこをさやかちゃんとほむらちゃんとマミさんとで
　やろうとしたのですが、どうやら空気が読めてなかったそうです。
　ただ私は、さやかちゃんの青い髪を見て…りょーよー中に戦隊ものDVDを
　思い出しちゃって、戦隊ものごっこがやりたくなった…だけなのに…。


まどか「ｳｪﾋﾋ…」

まどか「…次の授業…行っちゃ駄目なんだよね…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

まどか「…またさやかちゃんに…迷惑かけちゃうし…」ｸﾞｽﾝ

安定のさやかす

まどか｢プリティーピンク！まどか！！｣ｷｭﾙﾝ

ほむら｢ストーカーパープル、ほむら！｣ｷﾘｯ

さやか｢絶望ブルー！さやか！！｣ｷﾗ

杏子｢ぼっちレッド！！杏子っ！！！！｣ﾄﾞｰﾝ

まどか｢四人合わせて｣

まど･さや･ほむ･あん｢契約してくレンジャー参上！！｣

マミ｢・・・｣ｸﾞｽ


みたいな感じでおねがいしますって書いたじゃないかーーー！
マジ泣いちゃうぞ

このまどかはいじめたくなる可愛さ

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ　ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ


まどか「…」

　こうやって、さやかちゃんにボコボコにされて、次の授業のチャイムが
　鳴っちゃったときは、そのあとの過ごし方がすごく困ります。
　屋上には先生は来ないのですが、最近屋上で飛び降り自殺があったみたいで、
　屋上に行く(降りる)階段のあたりでいつも先生が見張っています。
　なので、うかつに屋上からは降りられません。
　だから、こうやって屋上で次の授業のチャイムが鳴っちゃったときは、
　すごく過ごし方が困ります。
　…授業と授業の間の休み時間は先生も次の教室に移動中なので、
　その時になれば見張りの先生は居ません。…それまでの我慢なのですが…。


まどか「…うう…痛いなぁ…」ｸﾞｽﾝ

まどか「蹴られたとこ…痛い…今日も…晩ご飯…いっぱい食べれない…かも…」ｸﾞｽﾝ

　屋上のフェンス越しに、下をみると、なんだか吸い込まれそうな気分になって、
　少し怖いです。

まどか｢もう楽になりたいなぁ･･･ははは｣

そうして私は飛び降りました

END

おい

>>43
こんな終わり方ないよ…

まどか「…」ｼﾞﾛｰｯ　ｼﾞﾛｰｯ

　こういうときは、しょうがないので床のシミを見ます。
　最近きれいになったと言われるこの見滝原中学校ですが、屋上までは
　手入れが行き届いていないようです。

まどか「…」ﾎﾞﾝﾔﾘ

　さやかちゃんに殴られたので、足をすりむいてしまいました。
　屋上は風がびゅーびゅー吹いているので、すりむいたところが少し痛いです。


まどか「……」ｸﾞｽﾝ

ﾏﾄﾞｶｧｰ…

コテ外してでも支援する

カレーは？

―放課後―

まどか「…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

さやか「うんうん！それでさー、昨日の魔女っ子ミラクるん♪がさー」ﾜｲﾜｲ

マミ「そ、そうね！すごかったわよね！か、鹿目さんは昨日の見た？」ﾁﾗｯ

まどか「えっ…いや…みてないです」ｴﾍﾍ

マミ「そ、そう…」


さやか「ねえマミさん、まどかに話、ふらなくていいよ」

マミ「えっ…でも…私と美樹さんだけ話してるのも悪いし…」

さやか「いいんですよまどかなんて！」

さやか「大体、まどかと一緒に帰るのなんて！！」

まどか「ｳｪﾋﾋ…さやかちゃん…ごめん…」

まどか「…ごめん」ﾎﾞｿｯ

おい>>1マジで悪かったマジ勘弁してください

まどか「…」

さやか「それでライバるんがさー、あれでしたよねー」ﾜｲﾜｲ

マミ「ええ、あれだったわよね！」ｶﾞﾔｶﾞﾔ

マミ「…」ﾁﾗｯ

さやか「だからマミさん！まどかに話、ふらなくていいってば！」

マミ「み、美樹さん…」


　魔女っ娘ミラクるん♪は、昨日見たのですが、話に入っていくとさやかちゃんが
　不機嫌になるので話に入れません。

>>51
何があったんだよ？

46は屋上から飛び降りてスパイラルマタイじゃないの？

まどか「こわいけどやらなきゃ…」

フェンスをのぼって、またおりて、屋上のいちばん外側に立ちました。
そして思いきって飛び降りました。

まどか「スパイラルマタイ！！」

ヒュー…

ドスン！！

さやか「ぎゃああああああああああああああああああ！！！！！」

仁美「ど、どうしたんですのさやかさん！？」

さやか「いま窓の外を落ちていくまどかと目があったのよおおおお！！！！！」

仁美が窓の外をのぞくと真っ赤な血だまりとぐちゃぐちゃの肉片が…

>>53
とある板で>>40みたいな感じで書いてくれと依頼したんだが
なんか精神的に来る物があるからちょっとな・・・

スパイラルマタイでアタマリバースってか

―鹿目家―

まどか「…」ﾋﾟｰﾝﾎﾟｰﾝ　ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

まどパパ「おおー！まどか！お帰り！」

まどか「た、ただいま…」ﾋﾞｸﾋﾞｸｯ

まどパパ「今日買い物の帰りにケーキ買ってきたんだ、まどかも食べる？」

まどか「う、うん…」

まどパパ「じゃあ手洗っといで。…飲み物はどうする？」

まどか「あっ。じゃあ紅茶で…」

まどパパ「はーい」


　私が学校に行ってきた日、パパはすごく機嫌がいいです。
　私が学校に行ってきた日、パパはいつもケーキを買ってきてくれます。
　いつも買い物の帰りに、とパパが言うので、私はてっきり買い物の帰りに
　ケーキを買ってきてくれたのと思っていたのですが、最近、近所のケーキ屋さんが
　閉店して、近くのケーキ屋さんが隣町に行かないとないことを知りました。

>>55
そうか。人生ままならないよな
でも責任もって見届けようぜ

まどか「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

まどパパ「まどか、学校はどうだった？」ﾓｸﾞ

まどか「うーんとね…。普通…」

まどパパ「そうかー。えらいねー。まどかはちゃんと学校行っててえらいねー」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

まどか「…パパ、なでるのはちょっと…」

まどパパ「ご、ごめん」

　
　パパは私が学校に行ったくらいで、ものすごくほめてくれます。
　学校行くなんて、そんなにすごいことじゃないのに…。
　パパは、よく私の頭をなでてくれます。パパの手は大きくて、とっても温かいです。

まどか「…」ｳﾙｳﾙ

まどパパ「ま、まどか？！ケーキ、嫌だった？！」

まどか「ううん…そんなのじゃないの…そんなのじゃ…」

　
　そんなとっても優しいパパに、頭をなでられると泣きそうになります。
　でも、今泣いちゃうとパパが心配しちゃうので、自分の部屋に行くまで我慢です。

>>58
俺の代わりを頼んだぞ･･･

―まどかの部屋―

まどか「…」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ

　私の部屋です。白い部屋が良い！と言ったらパパが壁紙を全部白にしてくれました。
　私の部屋には、ベッドと…パソコン、パソコンのためのイスと机しかありません。
　白い床はものすごく汚れが目立ちます。入れる棚がないので、教科書とか
　学校のカバンとかは床に置いています。

まどか「…」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ

まどか「…あ…このサイト…閉鎖したんだ…」ｳﾙｳﾙ

　よく行くサイトが閉鎖したくらいで、世界の終わりみたいに悲しくなって
　泣いちゃいます。私は、とても弱くなってしまいました。

�C

―次の日・学校―

まどか「…」

さやか「あー！仁美ー！恭介ー！おはよー！」

仁美「おはようございます」ｸﾙﾘｯ

恭介「おはよう。さやか」

まどか「…」ﾎﾟﾂﾝ


　朝の教室はひまです。誰も私に話しかけてはくれません。

ほむら「…」ｶﾞﾗｶﾞﾗｯ

まどか「あっ！ほむら…ちゃん…」ｶﾞﾀｯ

ほむら「…」ﾁﾗｯ

まどか「お、おはよう…」

ほむら「…おはよう」


　ほむらちゃんは、さやかちゃんによると最近来た転校生らしいです。
　私がおはよう、と言ったらおはよう、と返してくれる唯一のクラスメイトです。

ほむほむきたああああああ

マミかわいいよマミ

ｷｰﾝｺｰﾝｶｰﾝｺｰﾝ　ｷｰﾝｺﾝｶｰﾝｺｰﾝ

まどか「…」

さやか「…」ｼﾞﾛｯ

まどか「(さやかちゃん…今日は大丈夫だって)」ﾎﾞｿｯ

さやか「(…ほんとに？)」ﾎﾞｿｯ

まどか「(ほ、ほんとだって…ばっ、あっ…)」ﾎﾞｿｯ

まどか「っ…」ｷﾞｭﾙﾙﾙ

まどか「さやか…ちゃん…お願い…」ﾎﾞｿｯ

さやか「…」ﾋﾟｷｯ

まどか「…」

さやか「先生、ちょっと鹿目さんが調子悪いみたいなんで」ﾁﾗｯ

さやか「保健室つれてっていーですかー？」

先生「ああ…鹿目か…わかった。行ってきなさい」

まどか「うう…」

さやか「…ほら、行くよ？まどか」

うぅ…辛いけど見るのやめられない

ｼﾞｬｰｯ

まどか「…」ｶﾞﾁｬｯ

さやか「…ったく。まどか。トイレくらい一人で行きなさいな」ﾋﾟｷｯ

まどか「ご、ごめん…」ｸﾞｽﾝ


　私は授業中とか、大勢の人がいるところにいると、すごく緊張します。
　緊張して、お腹が痛くなっちゃうのです。
　だったらトイレくらい一人で行けば？となるのですが、トイレまでの
　廊下がものすごく緊張してしまって、余計にお腹が痛くなるので、いつも
　トイレはさやかちゃんについていってもらっています。
　私は一人でトイレにも行けなくなってしまったのです。

さやか…いいやつなのか？

まどかをトイレでいじめてるんじゃね？

―体育の時間―

体育教師「えーっと、じゃあ二人組作って、準備体操ー！」

さやか「よーしじゃあ仁美！たまにはライバル同士でー！」

仁美「ええ！」

まどか「…」ﾎﾟﾂﾝ

仁美「…ま、まどかさん…」ﾁﾗｯ

さやか「いいよ仁美。あんなの無視しといて。さ、やろやろ？」

仁美「で、でも…」

体育教師「…」ｽﾀｽﾀｽﾀ

体育教師「美樹。どうした？鹿目と組まないのか？」

さやか「いやぁ、ちょっと今日は趣向を変えてみようかなって思いましてー」ｴﾍﾍ

体育教師「…美樹」

さやか「…わ、わかりました。さ、まどか、やろっ？」

まどか「う、うん…」

仁美「(…しょうがないですわね)」

なんだろうこの気持ち……

さやかちゃん…

俺の古傷を抉りやがって……

さやか「〜〜ぃっと」

まどか「…はぁ…はぁ」

さやか「…まどか。準備体操で疲れちゃってどーすんの？」

まどか「え、いや…ごめん」

　
　家でのりょーよー生活が長かったので、一か月経ってもなかなか学校にはなれません。
　人よりも少しだけなかった体力も、今ではかなり落ちてしまっています。
　月曜日なんかだと、教室までの階段で筋肉痛になっちゃうときもあります。


体育教師「おーい！鹿目…は良いとして、美樹ー！送れてるぞー！」

さやか「あ、今おいつきますからー！」ﾀﾞﾀﾞﾀﾞｯ

まどか「…」


　私が転んでいるときに手をさしのべてくれたり、走るときも私が周回遅れになっても
　最後まで私と一緒に走ってくれるさやかちゃんは、なんだかんだ言って優しいです。
　…昼休みとかに、空気読まないとめちゃくちゃなぐられるのは嫌ですが…。

ネタが被らなくて良かったけど、この胸のもやもやはなんだろう

そろそろ眠いよー

―昼休み―

さやか「あっ！マミさん！こっちこっち！」ﾊｲ　ﾊｲ

ほむら「…」

マミ「今日は遅れてごめんね？ちょっと生徒会の用事が立てこんじゃって―」

さやか「いいですよマミさん！そんなことより、さ、食べましょ！？」

マミ「ええ！いただきます！」

ほむら「…いただきます」

まどか「い、いただき…ます…」ﾎﾞｿｯ


　今来た人は巴マミって言います。私は二年生ですが、マミさんは三年生です。
　生徒会の役員をやっているそうで、いつも忙しそうです。
　マミさんはさやかちゃんの友達だそうです。
　生徒会の仕事をいつもやれやれといいながらこなすマミさんは、私と違って
　めちゃくちゃかっこいいです。

�C

まどか「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

さやか「いやーそれがですねー、あれなんですよー」ﾜｲﾜｲ

ほむら「…そうね。それがあれなのよね。昨日テレビで見たわ」ｶﾞﾔｶﾞﾔ

マミ「そうそう」

マミ「…」ﾁﾗｯ

まどか「…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

まどか「あ、私は…いいですから…つ、つ、続けてください…」

マミ「そう…」ｼｮﾝﾎﾞﾘ

さやか「だからマミさん。あんなやつにかまわなくていいですってば」


　マミさんはだんまりしている私を、いつも気にかけてくれています。
　重そうな荷物をもってるときは、もってくれたります。
　マミさんはとても優しいです。

まどか「っ…いてて…」

クラスメイトC「うわｗｗ鹿目さん、だいじょーぶ？」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

まどか「あっ、あ、う…ん」

クラスメイトD「ちょっとあんたｗやめてあげなよｗｗｗ」

クラスメイトC「え？足ひっかけたってだけだけど？ｗ」

クラスメイトD「鹿目さんの弁当ｗｗ床に落ちちゃったじゃんｗｗｗ」

クラスメイトC「あー。ごめ〜んｗｗ悪気はないんだｗｗ悪気はｗｗｗ」ﾌﾟｰｸｽｸｽ

まどか「う、うぇひひ…」ﾃﾍｯ

まどか「…」ｼﾞﾛｰｯ

まどか「…」


　今日もお弁当は食べれませんでした。いつも私はさやかちゃんたちと
　お昼を食べているのですが、席はさやかちゃんの近く(私の席とは離れている)なので
　いつも、というか最近はこうして、弁当を自分の席にとりに行きがけに
　よく足をひっかけられてしまいます。にちじょうさはんじです。

やめろおおおおおおお

さやか「じゃ、まどか、ちょっと職員室行ってくるから」

まどか「うん…」



まどか「…」ﾎﾟﾂﾝ

まどか「あっ。ご飯食べてないから…お薬飲むの忘れてた…」ﾎﾞｿｯ

クラスメイトE「うわｗｗあいつまた独り言かよｗｗ」

クラスメイトF「しかもお薬とかｗｗメンヘラ？つーんだっけ？ああいうのｗ」

クラスメイトE「中学生のうちからｗｗああいうのとかまじありえねーわｗｗ」ｹﾀｹﾀ

クラスメイトF「ｗｗ」

まどか「…」ｼﾞｰｯ

クラスメイトE「うわｗｗこっちみたｗｗ」ｹﾀｹﾀ

クラスメイトF「こっちみんなｗｗｗ」ｹﾀｹﾀ

こいつら神様に向かってなに言ってんだ

おい誰か！早く二次元に行って助けてこいよ！何やってんの！？

クラスメイトG「ねえ…鹿目さんって…」ﾋｿﾋｿ

クラスメイトH「うん…そうみたい…ありえないよねー…」ﾋｿﾋｿ


まどか「…」

まどか「…」ｸﾞｽﾝ

クラスメイトE「うわｗｗ泣いたｗｗ」

クラスメイトF「おまえが泣かしたんだろｗｗ責任とれよｗｗ」

クラスメイトE「えっｗｗ嫌だよｗｗ」



　みんな、りょーよーして学校に戻ってきた私の悪口を言います。
　ひそひそ話をしたりします。それも、私に聞こえるくらい、大きな声で。
　そういう時、私はお腹が痛くなりますが、さやかちゃんが帰ってくるまでの
　我慢です。
　さやかちゃんが居ない時は、なぜかひそひそ話の声が大きく聞こえるような気がします。

まどか「…、…」ｸﾞｽﾝ

　泣きながら、私はお薬を飲みます。かかりつけのお医者さんがだしてくれた
　大事なお薬です。
　お医者さんに、いつまでお薬飲まなきゃいけないの？と聞くと、お医者さんは
　いつも首を少し横にふって、ちっとも答えてくれません。

さやか「ごめんーまどかー、先生がさー」

まどか「ううん。そうなの？！」

　今日のさやかちゃんは、なんだか機嫌がいいみたいです。
　こんな生活、いつまで続くのでしょうか。

QBこいやーーーーーー！！！！なんでこんねんやーーーーーーー！！！！
きてこいつらに契約迫れやーーーーーーーーー！！！！！

―次の日・まどかの部屋―

まどか「…」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ

まどパパ「まどかー、今日学校はー？」

まどか「あ…ちょっと調子悪くて…」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ

まどパパ「…そうかー。朝ご飯用意してあるからね」

まどか「うんわかった。もうちょっとしたら、食べにいく」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ


　今日の気分は最悪です。どうやら昨日、飲むのを忘れたお薬があるみたいです。
　お薬のケースの中をチェックしたら、つぶのお薬がひとつ残っていました。
　
まどか「…」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ

　何だか気分が良くなくて、昨日の夜は寝ていません。
　ずっとパソコンをしています。これがりょーよー中の私の日常でした。

―数時間後―

まどパパ「じゃあまどかー、ちょっと買い物行ってくるからー」

まどか「はーい」ｶﾁｯ　ｶﾁｯ

まどか「…」ｶﾁｯｶﾁｯ


ｶﾞﾁｬﾝ

まどか「…、…」

　パパが買い物に行きました。弟のたつやも一緒です。
　今、この家には私しかいません。

まどか「…」

　11時ごろです。朝ご飯を食べに、リビングに出ます。
　私は台所に行きました。

やめろっつってんだろ…

まどか「…」ｽﾀｽﾀｽﾀ

　私にはやってみたかったことがあります。
　リストカットです。腕に傷をつけるのは、なんだか刺青みたいで
　ちょっとあこがれちゃいます。痛そうでやりませんが。

まどか「…」ﾌﾞﾂﾌﾞﾂﾌﾞﾂ

まどか「…」ﾌﾗﾌﾗ

　でも、私の腕は台所にしまってある包丁に伸びていきます。
　お薬がきれているせいなのでしょうか？私が私でないような、変な感じです。

　りょーよー中にも一度、私はリストカットをしそうになりました。
　その時はたまたま、会社の資料を取りに帰ってきたママに見つかり、
　わんわんと泣いて止められました。ママの悲しむ顔を見るのは、私は嫌いです。

http://www.uproda.net/down/uproda379585.jpg

グロ注意

まどか「…」ｸﾞｻﾘｯ

　私の左手首に、包丁の切り込みが入ります。なんだかお刺身みたいです。
　血が、予想以上に多くでてる気がします。

まどか「…」ｼﾞﾜﾘｼﾞｭｸﾄ

　痛いです。痛いですが、私はまだ止まりません。変な感じです。
　私が私でないような、そんな感じです。

まどか「…はっ」

　ふと、今日は火力戦隊ｳﾛﾌﾞﾁﾝｼﾞｬｰの再放送がやってることに気付きました。
　でも、テレビのリモコンに触ろうとすると、血がついちゃいます。
　私の左手首からは血があふれています。パパに見つかったら、止められそうで
　なんだか嫌な気分になりました。

まどか「…」ｸﾞｻﾘｯ

　もう一回、切り込みを入れました。

まどか「…」ｼﾞｭｸﾘｯ

　もう一回、もう一回、切り込みを入れました。
　変な感じです。

まど豚逝ったああああ

ごめんなさい

まどママ「まど…か…まどか！まどかあ！」ﾀﾞｷｯ

まどか「ま…ママ？」ﾋﾞｸｯ

まどママ「…あんな…ことして…別に嫌だったら…学校だって…学校だって…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

まどか「…」

まどパパ「まどか…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

たつや「まろか！まろか…」



　気が付くと、私は病室にいました。左手首には、包帯。
　個室だったのか、部屋のベッドは私のしかありませんでした。
　ついに、精神のそういう病院にいれられた、と気づくまでに、
　そんなに時間はかかりませんでした。

―翌日―

クラスメイトG「ねぇー美樹さん、鹿目さんのことなんだけど―」

さやか「ん？あいつがどうかしたの？」

クラスメイトH「リストカットいっぱいしちゃったらしいよｗｗ」

さやか「えっ」

クラスメイトG「あと、転校するって話らしいしさーｗｗ」

クラスメイトH「美樹さん、よかったんじゃない？ｗ前から鹿目さんのこと嫌ってたしｗ」

さやか「い、いやぁ…まあね」

さやか「(まどか…いったい何が…)」

さやか「(も、もしかして私のせい？！)」

さやか「(そりゃあ…強くあたっちゃったとこも…ある…けど…)」

さやか「…」

―数日後・鹿目家―

まどパパ「まどか、おかえり」ﾆｺｯ

まどか「うぇ、ｳｪﾋﾋ…」ﾄﾞﾝﾖﾘ

まどママ「じゃあまどか！今日も元気になー！」

まどか「うん…いってらしゃいい」

まどパパ「いってらっしゃーい

たつや「あーう」


まどパパ「(そうだ…今度からは刃物類を…まどかの手の届かないところに…)」ﾎﾞｿｯ

まどか「ぱ、パパ？」

まどパパ「ううん。なんでもないよ」ﾆｺｯ

まどか「うぇ、ｳｪﾋﾋ…」

　病院から一応退院はしてきたのですが、学校は転校することになりました。
　フリースクールのほうがいい、とパパとママに言われたので。
　さやかちゃんや仁美ちゃんがいない学校に転校するのは、とっても嫌だったけど
　もうどうやら私はふつうの学校には行けない、とパパとママが昨日、夜に
　ひそひそ話でいっていました。
　お薬の量が増えました。
　戦隊ものごっこをして、さやかちゃんにボコボコにされたのが
　もう懐かしいと思ってしまいました。
　包帯をしている左手首を指先でぐりぐりすると、痛いです。


おしまい

乙まど

えげつない終わり方だな……
乙

スレタイにひかれてきてみれば...


でも見ちゃう！不思議！

乙だけど…
なにこの打ち切りみたいな終わり方？仲直りフラグだと思ったのに

死なねーのかよ
つまんねえな

やるせなEND

乙

何だか即興で書いたらいつもこんなのばっかになるんですが
長々とありがとうございました。ほむほむ

さやかは案外いいこだったんだね、乙

なんだ
まどかをいじめてた奴等をほむほむがフルボッコにするとこ期待してたのに

さやかちゃん・・・
こんなの絶対おかしいよ・・・

どうでもいいけどたにしの漫画思い出した

乙さや

まっどちかわいいそう…
乙乙

乙!!
ごめんなさい今やっと見つけましたwwwww