1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
俺「何かが始まりそうな予感がぷんぷんするぜ!」
黒猫「にゃ〜」
俺「おっ。よぉ、黒猫ちゃん!お出迎えかい、嬉しいねぇ!」
黒猫「にゃー」
俺「なんだ、街中を案内してくれるかい――ってお前、そっちは!!」
黒猫「んー」
俺「・・・ちっ。馬鹿野郎が!!」
黒猫「うにゃっ!?」ポーイ
キキーッ ドングチョブチュッ
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:12:26.95 ID:C+kKbqQR0
まどか「ふふふふふんふふん♪」
黒猫「にゃ〜」
まどか「ん?猫ちゃんの鳴き声・・・?」
黒猫「にゃ〜にゃー」
まどか「・・・あっ、黒猫ちゃん!木の上に昇って降りられなくなったの?ウェヒヒ、ほら、大丈夫だよーこっちおいでー」
黒猫「にゃ・・・にゃっ!」
まどか「おっと!ウェヒヒ、素直に降りてきてくれるなんて偉いねー人間慣れしている子なのかな?」
黒猫「うにゃ〜」
まどか「ウェヒヒ♪ ・・・ん?なんだろう、あっちでなんかあったのかな・・・サイレン凄いなぁ・・・」
黒猫「にゃー」
まどか「・・・何もないと良いね。ね〜?」
黒猫「にゃ〜」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:15:15.87 ID:C+kKbqQR0
早乙女「それじゃぁ転校生を紹介します」
さやか「そっちが後回しかよ!」
早乙女「さぁ暁美さん、入って」
ほむら「は・・・はいっ」
ほむら「あ、あの・・・暁美・・・ほむらです・・・よ、よろしくお願いしますっ」
早乙女「暁美さんは心臓の病気で入院していたので、みんな仲良くね」
まどか「(・・・暁美、さんか・・・)」
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:21:23.91 ID:C+kKbqQR0
「前は何処の学校行ってたの?」
「部活とかやってた?」
ほむら「え、えっと・・・あの・・・」
さやか「人気者だね〜転校生」
まどか「そうだね・・・こんな時期だから珍しいんだろうね」
仁美「ですわ〜」
「髪すごいね!」
「メガネすごいね!」
「カチューシャすごいね!」
「胸ないね!」
ほむら「は、はうぅ・・・――うぅっ!」
「ちょ、どうしたの暁美さんっ!?」
「大丈夫!?」
さやか「おっと、こりゃまずいぞ――あたし、先生呼んでくる!」
まどか「あ、え、あっ」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:23:18.30 ID:TfZegN7d0
よくやったぞ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:23:46.45 ID:C+kKbqQR0
さやか「暁美さん、大丈夫かね〜」
まどか「うん・・・」
さやか「緊張しちゃったんだろうね・・・ま、あれだけ質問攻めにされたら仕方ないさ」
まどか「うん・・・」
さやか「・・・なんであんたが落ち込んでんのよ」
まどか「・・・うん」
さやか「うんばっか言ってちゃ解かんないでしょうが」
まどか「・・・うん」
さやか「・・・あぁもう!美樹さやか、いっきまーす!」
ドガラガガシャンッ
さやか「保健委員!保健室連れてけー!」
まどか「あ・・・う、うん!」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:35:41.31 ID:C+kKbqQR0
さやか「どもー怪我人一名御案内ー」
「異常無し。授業もどんな」
さやか「てちょっ、ひど!?先生、見てくださいよこの怪我!こんな体じゃお嫁にいけないわ!」
「どうせ貰い手なんていないから安心しなさい。それより静かに、此処、保健室だから」
さやか「・・・畜生・・・次会う時は法廷だ・・・覚悟しろよ・・・!」
「はいはい。それじゃ鹿目、これ消毒液とガーゼだから、治療はあんたに任せるよ。こっちは仕事あるんだから」
まどか「は、はい・・・あの、先生・・・」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:36:15.78 ID:C+kKbqQR0
「ん、どうした?」
まどか「えっと・・・」
さやか「・・・せんせー。暁美さんは?」
「暁美さん?・・・あぁ、あの転校生か。転校生ならさっき念の為に病院に運んだよ。早乙女先生付き添いでな」
さやか「なーる。・・・先生、何処に運ばれたとか解かります?」
「あぁ解かるよ。見滝原総合病院だ。元々そこに入院していたらしい」
さやか「サンキュー。これでさっきのはチャラにしてあげるよ!」
「一つ忠告しておくけど、今日は止めとけ。転校生が倒れたのどうしてかくらい、解かるだろ?」
さやか「・・・だーいじょうぶだって!」
「そもそも行ったとしても会わせてもらえるか解からないから、そこんとこ、折り合い付けるようにな」
さやか「はーいはい」
まどか「・・・」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:41:44.72 ID:igwBxLZv0
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:45:07.99 ID:C+kKbqQR0
まどか「・・・」
さやか「まさか、恭介と同じ病院に入院していたとはね〜いやはや。まさかあいつ、
何か失礼なことしてないかな・・・」
まどか「・・・上条君なら大丈夫だよ」
さやか「いや、わからないよ。あいつだって男だからね〜。それに転校生ってそれなりに可愛い顔してたし・・・うーけしからぁん!
この世の可愛い女の子は全てさやかちゃんの嫁になるのだー!」
まどか「・・・さやかちゃんたら」
さやか「・・・帰り、行ってみない?」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:45:20.51 ID:C+kKbqQR0
まどか「え?」
さやか「まぁ今日は会えないかもしれないけどさ。なんなら明日でも明後日も、機会はあるんだし・・・行ってみようよ、転校生の所」
まどか「・・・うん・・・でも・・・」
さやか「べーつに何も悪い事なんかしたわけじゃないんだしさ!それにクラスメイトなんだから、見舞いに行ったって良いじゃないの」
まどか「・・・そう、かな?」
さやか「うん、そうだよ」
まどか「わたしなんかが行って・・・迷惑じゃないかな?」
さやか「大丈夫だって!まどかみたいな可愛い子に見舞いに来てもらって嬉しくないわけないよ。
たく、あんたはあたしの嫁なんだからもっと自分に自身持ちなさいって!」
まどか「よ、嫁って・・・もぉ、さやかちゃんたら・・・」
さやか「あっはっはっ!」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:52:55.27 ID:TfZegN7d0
メガほむは癒し
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 13:53:55.77 ID:C+kKbqQR0
さやか「さてと、行けない仁美の代わりに見舞いのクッキー預かったことだし、行くとしますか」
まどか「うんっ」
「ごめんなさい。暁美ほむらさんとは今は面会できないの」
さやか「あちゃー・・・やっぱりか」
まどか「・・・仕方ないよ」
さやか「・・・」
さやか「・・・じゃぁ、ちょっと恭介のに付いてきてよ、まどか」
まどか「え、上条君?」
さやか「うん。あいつも喜ぶだろうし。ほら、来て」
まどか「う、うん・・・わかった」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:07:10.16 ID:C+kKbqQR0
さやか「・・・んー」キョロキョロ
まどか「・・・」スタスタ
さやか「・・・んんー」キョロキョロ
まどか「・・・」スタスタ
さやか「・・・お、あった」
まどか「え?」
さやか「此処が転校生の病室か〜。ていうか、本当に面会謝絶だったんだ・・・」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:11:19.93 ID:C+kKbqQR0
まどか「ちょ、ちょっとさやかちゃんっ!上条君のお見舞いじゃなかったの?」
さやか「ん、まぁとりあえず病室だけでも押さえておこうかなって。まぁあわよくば、って思ってたけど本当に無理なら仕方ないさ」
まどか「さやかちゃん・・・」
さやか「まぁ、こうなったら仕方ないよ。看護婦さんに頼んで、お菓子だけでも渡してもらおっか」
まどか「・・・うん」
さやか「また明日来てみようよ」
まどか「・・・うん!そうだね!」
さやか「それじゃぁ、あたしは恭介の所行くけど、まどかはどうする?」
まどか「・・・わたしは、いいや。さやかちゃん、上条君と二人っきりの方が良いよね?」
さやか「・・・なんだよその言い方ー。あたしは別にまどかが居ても気にやしないよ!」
まどか「ウェヒヒ・・・はいはい、そうだねそうだね・・・」
さやか「何だよー!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:19:51.39 ID:C+kKbqQR0
ほむら「んっ・・・」
ほむら「・・・あれ・・・此処・・・私・・・学校に行ったんじゃ・・・?」
ほむら「・・・違う・・・病院・・・」
ほむら「・・・夢・・・?」
ほむら「・・・」ブワッ
ガラッ
「あら、起きたの、暁美さん?」
ほむら「あ、はい・・・」ゴシゴシ
「そう。今日は残念だったわね。あんなに楽しみにしていたのに・・・」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:20:22.46 ID:C+kKbqQR0
ほむら「え?」
「また、しばらく様子見という事で入院してもらう事になったわ」
ほむら「・・・」
ほむら「(夢じゃ・・・ない。でも・・・私・・・また・・・)」
ほむら「・・・」ギュッ
「それとこれ、お友達からお見舞い。中身はクッキーですって」
ほむら「え・・・お友達・・・?」
「えぇ。凄いわね、転校初日にお友達がもう出来るなんて。明日もまた来るって言っていたから、会えると良いわね」
ほむら「(お友達・・・私に・・・?・・・誰だろう・・・?)」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:26:51.60 ID:C+kKbqQR0
さやか「そんじゃ、行くとしますか」
まどか「うん!」
仁美「ごめんなさい、わたくしは今日もちょっと用事が・・・ですから」
さやか「おっと、皆まで言うな仁美君。君ばかりに良い格好はさせないのだよ」
仁美「え?」
まどか「ウェヒヒ、今日は皆で一緒に買いに行こうよ。それまでなら、時間あるよね?」
仁美「・・・はい、大丈夫です」
さやか「さて、では行くぞ諸君!このあたしに付いてきたまえー!」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:27:36.30 ID:kYr6+El/0
@詠矢空希テンプレ(ズルズル)@
・いや、よくないっしょ。刑法的に ・とりあえず、今の段階では『やだね』だ
・俺が関係してようがいまいが、それが犯罪であることは事実 ・…まあ、そんな感じかな
・あ、いやいや、ゴメンゴメン。怒らせたのは謝るからさ… ・(お、効果アリ…かな?)
・どおうわっ!!ヤバイヤバイ、ヤバイってマジで! ・…俺の容疑は?
・具体的な症状としては、大量の冷や汗、動悸、振戦、譫妄!! ・ どっせい!!上段正拳!!
・俺はあの人には指一本触れてない。因果関係が成立するか? ・いやー、権力側の人間っていつもそう言うんだよねえ
・いやー、ゴメン。悪気はなかったんだけどねえ。『論証』に入るとつい熱くなっちまって ・ただの理屈っぽい高校生ですよ
・(あ、気付かれたか…。ま、しょうがない)いやあ、単なる好奇心だけどね ・……つまんねえ人生だったなー……
・そして、おれはこの力をこう名付けた。絶対反論(マ ジ レ ス)と!!!! ・うわこれどうしょうもなくね?…
≫\ミ三ミノノ/-、
/〃〃〃〃〃ヾ≦ミ三ミ、
ィ-、 彡‖‖〃〃从从从ヾヾミミミ
/ / ィ-、‖‖‖从从从从从从从》》》
/ / / /从从‖ヘ从从从从从从从从ミ いやどうも、おれは詠矢…詠矢空希(ヨメヤ ソラキ)ってもんだよろしくなー
/ / / /从: : : :|≡r-ヾヽ、从从从从从ミト
_/⌒ヽノ / ヾ : : : |l | `・ゝ ノr──-、从≪ r‐、 ,‐、
/ー、\| /ヘ / ヾ从|!| `─‐/ l, `・ゝ }从ト | | / /
\ \八 〉' /ノソト ゝ・_.〉─-'从ト、_ノ | | / /
| 八 ,-‐-ニュ、 /ヾミ彡 | |__/ /-‐、
/ / ̄// |: \ `ー‐' /(_ | /〉〈ノハ
/ ‖ハ | ' ,,__ _ノ/ |/ / | |
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:29:03.97 ID:of/9Dc8p0
みんな仲良くて僕も幸せです
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:35:08.60 ID:C+kKbqQR0
さやか「さてと、あたしらの渾身の献上品。転校生喜んでくれるかねー」
まどか「ミスフルが嫌いな女の子なんていないよ」
さやか「だと良いけどー」
「体調はどう?」
ほむら「・・・大丈夫そうです」
「ふふ、今日はなんだかとても楽しそうね」
ほむら「///」
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:35:20.58 ID:C+kKbqQR0
「お友達、早く来てくれると良いわね」
ほむら「・・・」
ほむら「・・・はぃ」
「ふふふ」
コンコンッ
ほむら「!!」
「はい、どうぞ」ガラッ
さやか「お邪魔しまーす」
まどか「お、おじゃまします・・・」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:40:48.05 ID:C+kKbqQR0
ほむら「・・・ど、どうぞ・・・こ、こんにちわっ」ドキドキ
さやか「おっす、暁美さん!あたし美樹さやか、よろしくね!」
まどか「わ、わたし!鹿目まどかですっ!よろしく!」
ほむら「あ、暁美ほむらです!よろしくお願いします!」
さやか「いや、知ってるよ」
ほむら「え、あ、え」
「それじゃぁ、私は失礼するわね。何かあったらそこのボタンを押してね」
さやか「らじゃー!」
まどか「は、はいっ!」
ピシャッ
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:42:49.89 ID:C+kKbqQR0
さやか「・・・さぁて邪魔者は消えた・・・覚悟しろよ転校生・・・!」ワキワキ
ほむら「え・・・え・・・!?」ブルブル
まどか「さやかちゃん!もう、何をするつもりなの!?」ガシッ
さやか「いやぁ、なんとなく、ね!」
まどか「あんまり騒いじゃ駄目だよ・・・」
さやか「だーいじょうぶだって!」
まどか「全然大丈夫じゃないでしょ・・・暁美さん、怯えてたじゃない・・・」
さやか「いやーははっ・・・ごめんね、暁美さん・・・あははっ!」
まどか「ご、ごめんね暁美さん・・・さやかちゃんこんな人だから・・・」
さやか「ちょっとまどか、こんなって何よこんなって!」
まどか「そのままの意味だよ・・・」
ほむら「・・・あははっ」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:50:11.48 ID:C+kKbqQR0
まど・さや「「!!」」バッ
ほむら「あっ・・・ご、ごめんなさい・・・」
まどか「あ、いや、怒った訳じゃないの・・・ね?さやかちゃん?」
さやか「これもあたしの作戦通り・・・続けたまえ」
まどか「もぉ・・・さやかちゃんたら・・・」
ほむら「み、美樹さんって、とっても面白い人ですね・・・」
さやか「あ、そう?よく言われる」
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:50:26.70 ID:C+kKbqQR0
まどか「そうやって直ぐ調子に乗る・・・」
ほむら「鹿目さんも・・・とっても面白いですっ」
まどか「え、わ、わたし!?」
さやか「ほぅ・・・この転校生、まどかに宿る笑いの神が見えたか・・・」
まどか「そ、そんなの居ないよ!」
さやか「謙遜するでないー!まどかはあたしとコンビを組むのだー!」
まどか「い、嫌だよそんなの!絶対おかしいよ!」
ほむら「・・・ふふっ、あははははっ!」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:53:46.90 ID:C+kKbqQR0
ほむら「がっ!ごっ!ごほっ!ごほっ!」
まどか「あ、暁美さん!?」
さやか「ちょっと、大丈夫!?」
ほむら「だっ・・・大丈夫です・・・ちょっと、噎せただけですから・・・」バクバク
さやか「なんかばくばく聞こえるんですけど・・・本当に大丈夫なの?」
ほむら「だ、大丈夫です・・・」
まどか「無理、しないでね?」
ほむら「・・・大丈夫ですっ」
さやか「調子悪くなったらすぐに良いなよ?」
ほむら「大丈夫です・・・」
さやか「・・・あんたさっきから大丈夫しか言ってないけど、本当大丈夫?」
ほむら「大丈夫なんです・・・!」
まどか「ウェヒヒ・・・」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:55:17.28 ID:of/9Dc8p0
ウェヒヒヒヒヒヒ
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 14:58:06.83 ID:C+kKbqQR0
ほむら「あ、あの・・・昨日頂いたクッキー、とっても美味しかったです・・・ありがとうございました!」
さやか「あっ。あれ?あれさ、実は今日は来てないもう一人の友達からなんだよねー。その子毎日びっしり習い事だから
来れないだろうからさ、学校来れるようになったら、お礼言ってあげてよ」
ほむら「は、はい・・・!あ、ありがとうございます!」
さやか「だからねぇ〜・・・」
まどか「あの、それでこれ・・・今日のお見舞いなんだけど・・・どうぞ」
ほむら「え、あ、ありがとうございます・・・?中身、なんですか?」
まどか「ミスフル全巻」
さやか「暇つぶしにでもしてくれたまえー」
ほむら「あ、ありがとうございます・・・!」
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:04:37.98 ID:C+kKbqQR0
さやか「・・・さてと、それじゃぁあたしはそろそろお暇しようかな」
まどか「え?」
ほむら「もう・・・行っちゃうんですか・・・?あっ・・・!」
さやか「んー?転校生はそんなにあたしと別れるのが寂しいのかなー?」
ほむら「・・・ごめんなさい・・・」
さやか「・・・んー。そんな顔すんなって!まどかは置いてくからさ!」
まどか「・・・もう少しだけ、居ても良い、かな?」
ほむら「え、あ、・・・はいっ!よろしく、お願いしますっ!」
まどか「あ、こちらこそっ!」
さやか「んじゃ、また明日ね、暁美さん」
ほむら「はい・・・!また明日!」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:14:23.97 ID:C+kKbqQR0
ほむら「・・・美樹さん、とっても面白い人ですね・・・」
まどか「うん・・・なんか、ごめんね・・・」
ほむら「え?あ、いや、あのっ!鹿目さんも、とっても面白いです!」
まどか「え、あ、いや、そ、そうかな・・・?」ウェヒヒ
ほむら「そ、そうですよ!私、とっても楽しいです!」
まどか「あ、ありがとう・・・暁美さん・・・」
ほむら「・・・私、昨日二人が来てくれたって聞いて、とっても嬉しかったです」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:15:11.41 ID:C+kKbqQR0
まどか「えっ・・・」
ほむら「・・・私、病気がちで学校なんてまともに行けなかったから、友達なんか居なくて・・・お見舞いに来てくれる人なんて誰もいなかったんです・・・
だから、二人が来てくれたって聞いて本当に嬉しかったんです・・・!」ブワッ
まどか「あ、暁美さん・・・!?」
ほむら「あ、ごめんなさい・・・」ゴシゴシ
ほむら「最初は学校に行けたのも夢かと思ったけど、だけど夢じゃなくて、なのにまた入院って思ってとっても悲しかったんです・・・だけど二人のお陰で
とっても元気が出てきました!ありがとうございます、鹿目さんっ!」ポロポロ
まどか「・・・っ」
まどか「・・・そんなんじゃないよ、暁美さん・・・わたし・・・暁美さんに感謝されて良い訳ないよ・・・」
ほむら「・・・どうしてですか?」ゴシゴシ
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:17:14.37 ID:6tXDYEV/0
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:24:18.54 ID:C+kKbqQR0
まどか「・・・あのとき、暁美さんが凄く困ってたのに、わたし・・・見てみぬ振りしたんだもん・・・
先生を呼びに行ったのだってさやかちゃんだし・・・わたし保健委員なのに、役立たずだった・・・」
まどか「ごめんなさい、暁美さん・・・わたしがもっと早く気付いてあげられれば、また入院なんて無かったのに・・・
本当に・・・ごめんなさい・・・」ポロポロ
ほむら「そ、そんな・・・!わ、悪いのは私で、鹿目さんは全然悪くなんかないです!大丈夫です!
それにこうやって鹿目さんと美樹さんがお見舞いに来てくれるなら、えへへ、役得、ですっ!」
まどか「・・・暁美さん・・・」
ほむら「え、えへへ・・・」
まどか「・・・ありがとう、暁美さん」
ほむら「あ、いえ!わ、私なんかとんでも・・・!二人にしてもらったことに比べたら全然・・・!」
まどか「そんなことないよ・・・ありがとう・・・。ねぇ、暁美さん」
ほむら「は、はいっ!なんですか、鹿目さんっ!」
まどか「暁美さんの事・・・ほむらちゃんって、呼んで良いかな?」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:30:38.34 ID:C+kKbqQR0
ほむら「え、あ?へ?あ、わ、私・・・あんまり名前で呼ばれた事なくて・・・それに変な名前ですし・・・」
まどか「・・・そんなことないよ。かっこよくて素敵な名前だと、わたしは思うな!」
ほむら「・・・名前負け、してます・・・私ってこんなだから・・・全然・・・」ショボーン
まどか「・・・ほむらちゃんはかっこよくて素敵な人だと、わたしは思うな!」
ほむら「そ、そんな・・・!それなら鹿目さんや美樹さんの方が」
まどか「まどか」
ほむら「へっ・・・?」
まどか「わたしのこと、まどかって呼んでよ!ね、ほむらちゃん!」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:30:50.78 ID:C+kKbqQR0
ほむら「・・・か、鹿目さんの事・・・ま、まど・・・まど・・・」
まどか「まどかだよ!ねっ、ほむらちゃん!」
ほむら「ま、まど・・・まど・・・!」
まどか「頑張って!」
ほむら「まど・・・まど・・・・・・ごっ!がはっ!ごほっ!ごっ!」
まどか「ほ、ほむらちゃん、大丈夫!?」
ほむら「だ・・・大丈夫です・・・」
まどか「ご、ごめんね無理させて!少しずつ、少しずつで良いから・・・今直ぐじゃなくても良いからね?」
ほむら「・・・はい・・・ごめんなさい・・・」
まどか「・・・これから少しずつで良いからね・・・もっと、もっと仲良くなろう!ね、ほむらちゃん!」
ほむら「・・・はいっ!ありがとう・・・まど・・・まど・・・!」
まどか「す、少しずつで良いからね、ほむらちゃん!
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:31:07.00 ID:C+kKbqQR0
長くなりましたがこのSSはこれで終わりです。
ここまで支援、保守をしてくれた方々本当にありがとうごさいま した!
パート化に至らずこのスレで完結できたのは皆さんのおかげです (正直ぎりぎりでした(汗)
今読み返すと、中盤での伏線引きやエロシーンにおける表現等、 これまでの自分の作品の中では一番の出来だったと感じていま す。
皆さんがこのSSを読み何を思い、何を考え、どのような感情に浸 れたのか、それは人それぞれだと思います。 少しでもこのSSを読んで「自分もがんばろう!」という気持ちに なってくれた方がいれば嬉しいです。
長編となりましたが、ここまでお付き合い頂き本当に本当にあり がとうございました。
またいつかスレを立てることがあれば、その時はまたよろしくお 願いします! ではこれにて。
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:43:09.71 ID:lILXLOL30
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:44:58.44 ID:C+kKbqQR0
どうしても黒猫を助ける必要の無いまどかがそのまま眼鏡ほむらに出会う話を
妄想したかった
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:47:03.61 ID:C+kKbqQR0
いつか
マミ「(・・・誰かしらあの人・・・見ない顔ね・・・)」っていうのも書きたいなって
それじゃぁ読んでくれた人どうも
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/11(火) 15:56:10.05 ID:lILXLOL30
なんかこんな可哀想なSSスレが惨めすぎる
けど乙とか絶対に言わないでやるよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
俺は好きだよ
乙だ