1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
代行です
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:54:46.53 ID:KNKydyLQ0
>>1 代行ありがとうございます
幼「付き合ったり、結婚したりしないよね」
男「普通そうだろうな」
幼「なんでだろうね」
男「そりゃ、法律でダメって決められてるし」
幼「じゃあ、そうじゃなかったらすると思う?」
男「それは……うーん」
幼「ひとつ考えがあるの」
男「ほむほむ」
幼「……男は未来からきたの?」
男「ごめん頷いただけだから気にしないで」
幼「男未来人説は円環の理に導かれていった……」
男「で、考えってどんなの?」
幼「うん」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:55:34.39 ID:mB3sVJ190
うっわ……きもい会話だな
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:55:43.96 ID:9Nr1b/Em0
はい
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:55:51.28 ID:qBEX6T380
ほう
うわあ……
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:58:56.80 ID:KNKydyLQ0
幼「きっと、兄妹は近すぎるんだと思う」
男「近すぎる?」
幼「ん(コクリ」
男「どういうこと?」
幼「例えば、同じ家で一緒に暮らしてるとか、そういうこと」
男「ふむ」
幼「妹は、生まれたときから兄と一緒にいるわけでしょ?」
男「そうだな。妹の方が後から生まれるんだし」
幼「だからきっと、妹にとって兄は近くにありすぎるの」
男「そうなのか?」ウーン
幼「推測だけど。男には、ずっと身につけてるものとかある?」
男「唐突だな、おい。まあそうだなあ……。あ、ケータイとか?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/07(金) 23:59:20.32 ID:2L0Ucgl5O
つまんねぇ辞めろ
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:04:05.82 ID:iqX0I8ac0
幼「一緒にご飯を食べているところを想像して」
男「おう」
幼「恋人同士が一緒にご飯を食べるといったら」
男「んー、デートだよな」
幼「そのとき、相手のことをどう感じてると思う?」
男「デートなんだろ? じゃあきっと、好きだって思ってるんじゃないか?」
幼「じゃあ、次。仲がいい兄妹は、お互い相手のことを好きだと感じてると思う?」
男「そりゃ、打算で仲良くしてるわけじゃないなら好きだろうな」
幼「じゃあ、そのふたりが一緒にご飯を食べてるとして」
男「ああ」
幼「相手のこと、大好きだって思いながら食べてると思う?」
男「え? いや、そんなこと特に意識してないと思う」
期待
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:08:59.55 ID:iqX0I8ac0
幼「どうしてそう思うの?」
男「だって、兄妹にとってそれはいつものことなんだろうし……あ」
幼「気づいた?」
男「うん。俺にとってのケータイと一緒だな」
幼「でしょ?」(フンス
男「……いつも眠そうな顔した幼が、珍しく自慢げだ」
幼「ドヤ顔」(ドヤァ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:09:39.50 ID:Qz1r8S5H0
さあ続けたまえ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:10:05.28 ID:Ml3+5ZNB0
これは期待(はいはいワロスワロス
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:11:05.84 ID:dH9ACnkiO
いまんとこ会話が寒いという印象しかない
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:14:21.18 ID:iqX0I8ac0
男「なるほどな。近すぎるっていうのは、そういうことか」
幼「そう。そこにあるのが普通だから、そもそも意識する対象に選ばれない」
男「そっか。もちろん好きなんだけど、『好きなのが当たり前』なんだな」
幼「ん」(コクコク
男「そういわれたら、なんとなくそんな気がしてきたわ」
幼「もちろん、例外はあると思うけど」
男「例外?」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:18:18.74 ID:iqX0I8ac0
幼「例えば、禁忌を侵すことそれ自体に魅力を感じてるとか」
男「あー。モラルに反したり、イレギュラーであること自体を望むってことか」
幼「(コクリ)不倫とか麻薬とかがなくならないことにも、少なからず関係してる側面」
男「珍しそうではあるけど、ないって言い切れるレベルじゃないなあ」
男「まあ要は、仲のいい異性でも、『近すぎる』と恋愛感情を持ちづらいってことだよな」
幼「(コクリ)」
男「なんとなく理解できたわ(ウンウン)。でもさ、幼」
幼「なに?」
男「なんでまた突然そんなこと言い出したん?」
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:21:22.70 ID:NydixZR10
なんでこんなに寒いのかな
バロディ使いまくる上にそれが糞つまらんからキモいのかね
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:22:04.18 ID:iqX0I8ac0
幼「男は」
男「おう」
幼「今の話を聞いて思い浮かぶひと、いないの?」
男「……俺には姉も妹もいないぞ」
幼「しってる」
男「お前、ひとりっこだったよな?」
幼「(コク)」
男「じゃあ、親御さんが再婚して、義理の兄弟ができたとか?」
幼「(フルフル)お父さんもお母さんも、ラブラブ」
男「じゃあ一体なんなんだ。もう思いつかねーよ」
幼「そう……」
男「ま、俺たちには関係ないかもしれねーけど、おもしろい話だったわ」
幼「……………………」
幼「……男のニブちん」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:23:48.74 ID:vwI7iwtH0
みんな厳しいね
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:24:47.45 ID:BaMnZ2D80
主題を持ったSSとか誰が得するんだ
SSにして時間無駄にするくらいなら新書にして金稼ぐほうが正解
21 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/10/08(土) 00:25:51.87 ID:CHZO5ynN0
見事に単発
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:26:20.67 ID:iqX0I8ac0
〜翌朝・男宅
男「(ガチャ)いってきまーす」
幼「おはよう、男」
男「うっす、幼。また一週間学校だな」
幼「月曜の電車は混みがち。乗り切れなくならないように急がないと」
男「だな。とっとと行くか。だりーけど」
幼「まだ週の頭なんだし、しゃっきりしないと」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:29:51.16 ID:iqX0I8ac0
〜通学中
男「そういや、今月から体育変わるよな。先月までサッカーで、何になるんだっけ?」
幼「球技の次は陸上で、今月はマラソン。ちょっと楽しみ」
男「うげぇ。マラソンが好きとか俺には理解できねーよ」
幼「男はどっちかっていうと、短距離型だから」
男「あくまで無理に分けるとしたらだけどな。俺はインドア派だし」
幼「部活とか、しないの?」
男「んー、そこまで打ち込みたいものもねーし」
幼「せっかく運動得意なのに、勿体ない?」
男「そうかあ? まあ俺にやる気がないんだからどうしようもねーな」
幼「(ムゥ)」
男「いいじゃねーか。それより行こうぜ」
幼「……ん」
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:33:49.51 ID:iqX0I8ac0
『ニバンセンヌダァ、シェイリェス。ダァ、シェイリェス』
男「ギリギリ間に合ったな」
幼「ぎゅうぎゅう」
男「いつものこととはいえ、やっぱ慣れねぇなあ」
幼「(コク)月曜日は大へ……(ドンッ)わっ……(フラッ」
男「おっと(ダキッ)ほれ、危ないからこっち寄れ(クイッ」
幼「(ポフ)……ありがと」
男「気にすんなって。しかしホント、混んでてかなわねーな(グイグイ」
幼(……男、わたしを覆うような位置に動いた)
幼(……庇って、くれてる)
幼(……やさしい)
幼「……(ギュッ」
男「お?」
25 :
忍法帖【Lv=24,xxxPT】 :2011/10/08(土) 00:34:05.29 ID:DJdH6gp/0
見てるぞ
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:36:38.62 ID:uwefIXEl0
お前を
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:36:57.21 ID:iqX0I8ac0
幼「押されて倒れそうになったから。ごめん」
男「いや、大丈夫だから気にすんな」
幼「(コクリ)うん……」
幼(……ホントは、うそ。男と、くっつきたかったから)
幼(男は……あったかくて、安心する)
幼(顔は……そっぽ向いてるまま。無反応)
男「(キョロ)……ん? どうかしたか?」
幼「(ドキッ)なんでもない(フルフル)」
幼(……これだけ身体を押し付けても、男はまったく動じない)
幼(昨日の話でも、全然気づいてくれそうになかったし)
幼(わたしはやっぱり、男にとって姉か妹みたいなもの?)
幼(それは友達よりもずっと近くて、もしかしたら恋人よりも近くて)
幼(でも、一番近くには……わたしが望む場所にはたどり着けない)
幼(男の隣には、立てない)
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:40:47.89 ID:iqX0I8ac0
『ヨンバンセン、ダァ、シェイリェス。ダァ、シェイリェス』
男「ふー。ホント混雑してやんなるよな、月曜日は」
幼「事故とかなかったから、時間通りついてよかった」
男「だなぁ。時間的にも余裕だし、ゆったり行くか」
幼「(コクリ)ゆっくり、歩いてく」
テクテク
男「すっかり秋になってきたなー」
女「紅葉が、綺麗」
男「だなー。けど、やっぱこの辺はいちょうが多いから嫌になるぜ(ウエー」
女「銀杏、すごいにおい」
男「これがなきゃ通学路もいいもんだけどなぁ」
新キャラだと
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:44:13.83 ID:iqX0I8ac0
〜学校
男「(ガラッ)はよーっす」
幼「おはよ」
女友「おはよう、ふたりとも」
友「おーす、幼ちゃーん。それからついでに男」
男「ひでえな、俺はおまけかよ」
友「幼ちゃんと比べたら当たり前だろ(キリッ」
男「即答かよ」
友「だが安心しろ、男! 最近はおまけの方が重要というものも多いんだぞ!」
幼「……付録つきの雑誌とか、シールつきのお菓子とか?」
友「そうそう! 分かってるねぇ幼ちゃん」
男「じゃ、じゃあ友……お前、本当は…………」
友「……当然だろ? 俺が待ってたのはお前だぜ、男(キラーン」
男「と、友ぉ!」ガシッ
31 :
>>29 幼です。間違えた……ぐぬぬ:2011/10/08(土) 00:46:58.78 ID:iqX0I8ac0
女友「はいはいもうその茶番やめてよ。ムサいだけから」
友「なんだとっ、ムサいとは失礼な!」
女友「じゃあ、暑苦しいでもいいけど」
友「変わんねーよ!」
女友「背景に薔薇が咲きそうだったわよ」
幼「……ぼーいずらぶ」
男&友「「おええええええええええ」」
友「冗談でもそういうのやめてェ! 俺はノンケよォ!」
女友「男『いいのかい、俺はノンケでも食っちまう男なんだぜ』」
友「ウホッ」
男「何そのモノマネ」
女友「似てた?」
幼「(コクコク)声、そっくり」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:51:07.30 ID:iqX0I8ac0
男「コイツとアッーとか冗談じゃないぜ、マジで。死んでも拒否するわ」
友「死んだら拒否できねーけどな。ってかそのセリフひでー。俺だってそっちの気はねーけど、さすがに落ち込むわー」
男「心臓に毛が生えてるお前がこの程度で落ち込むわけねーだろ」
友「あ、バレました? てへ☆(ペロッ」
女友「うわ、キモッ」
友「グサァ!」
幼「ちょっと……やるには見た目が厳しい」
友「よ、幼ちゃんまで……(ガックシ)。心に大きな傷ができた……。もう立ち直れない……」
女友「はいはいお疲れ。なでてしんぜよう」ナデナデ
友「これは……至福のとき! 女友様の優しさに全俺が感動」
女友「二回目からは有料だよー」
友「ガーン」
男「ぷっ」
幼「あはは」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:54:23.55 ID:iqX0I8ac0
キーン コーン カーン コーン
担任「(ガラッ)おらー、席つけー。ホームルームはじめんぞー」
ハーイ
女友「お、もうホームルームか。じゃ、戻るとしますかねー」
友「じゃ、あとでね幼ちゃん。あとついでに男」
男「おう、また後でな」
幼「……といいつつ、全員クラスメート?」
男「次の休み時間までさようなら、ってことで」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 00:58:11.88 ID:iqX0I8ac0
友「三限終わりー。次が終われば飯かー」
男「だな。次の授業なんだっけ?」
女友「えーっと、体育だね」
幼「マラソン」
友「ぐええ、月曜からマラソンとか勘弁してほしいぜー……」
男「今週はタフな戦いになりそうだなあ」
友「だなぁ。しかも飯の前かー。週の頭に体力使い果たしちまうよ」
女友「まあでも友の場合、体力残ってても使い果たしてても変わらないでしょ?」
友「なんだそれ。どういう意味だよ」
幼「友はどっちみち、授業中寝てる……?」
友「(グサッ)ぐぬぬ」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:02:28.02 ID:iqX0I8ac0
〜体育の授業中
ツカレター マジダリー アトナンシュウダッケー
体育教師「おらー、うるさくしてねーでさっさと走れー」
友「うー、わき腹痛ぇー」
男「しゃべってるヒマがあったら走れー」
友「くっそ、もう終わってるからって余裕ぶっこきやがって」
女友「あと一周ー。おっさきー」
友「なっ、女友てめえいつの間に」
女友「色んなヤツと喋りながらのろのろ走ってるからいけないのよーっと」
友「くっそ、マジくっそ」
男「幼は……もうとっくにゴール済みか」
幼「(コクコク)長距離は……好きだから。そういう男もゴール済み」
男「今日は割と調子よかったからなー」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:06:57.87 ID:iqX0I8ac0
〜昼休み・屋上
女友「そんで、喪女ったら――」
友「ぶは、なんだそりゃw」
男「それを言ったら、池面が――」
幼「ふふ……」
男「あ、幼。そのたまごやき一個もらう(ヒョイパク」
幼「え? あ……」
男「(モグモグ)ん。相変わらずうまいな」
幼「あ、ありがと……(カァッ」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:09:43.39 ID:Eq05sors0
幼頑張って幼
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:10:53.73 ID:iqX0I8ac0
友女「そういえば、幼。この間してた話なんだけどさー」
友「お、何々? 何の話だ?」
幼「兄妹の結婚の話」
男「あ、この間してくれたやつか」
幼「(コクコク)」
友「何それどんな話?」
女友「やっぱり、あたしは難しいんじゃないかなーって思う」
幼「やっぱり、そう思う?」
友「え……俺、おいてけぼりのまま?」
女友「うん。だって、だいたい幼が話してくれた通りでさ。そもそも彼女候補にノミネートされる可能性自体が少ないと思う」
幼「そう……よね」
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:13:49.93 ID:iqX0I8ac0
男「兄妹で結婚するってことが実際にありえるかどうかって話か?」
幼「(コクリ)」
女友「まあ、そんなとこ」
男「んー、そもそも好きだって感情が兄妹愛なのか恋愛感情なのかも区別つきづらそうだしなぁ」
女友「そうそう、そういうこと」
友「ねえ……無視なの? 俺、無視なの?」
女友「まあ難しいだけで、ないことはないって思ってるけど」
男「そうなのか?」
女友「うん。要はさ、その好意を明確に認識させる出来事があればいいわけよ」
男「んー、よく分からん」
友「ダレカハンノウシテヨ(;ω;)」
前から気になってたんだけど
こうゆうの書いてる奴ってどんな顔して書いてんの
ニヤニヤしながら書いてんのかな。それとも無表情でカタカタ書いてんのかな
どちらにせよキモいが
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:18:04.15 ID:ZH8R0y+V0
ほ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:18:31.95 ID:iqX0I8ac0
幼「男は、例示をすると理解が進む」
女友「なるほど。じゃあ例を挙げて進ぜよう」
男「ははーっ」
友「あくまで俺はスルーですね分かります」
女友「おふろドッキリ」
男「え」
女友「トイレの鍵閉め忘れてガチャリ」
男「え、え、え」
女友「バランス崩したところでおっぱいタッチ」
幼「……ラッキースケベ?」
女友「そうそう! そういうこと!!」
友「話の流れは分からんが心ときめくワードが舞ってるのは分かる」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:21:38.50 ID:iqX0I8ac0
女友「まあ、別段それに限った話ってわけじゃないけどね」
男「ふむふむ……」
幼「男のえっち」
男「なんでだよ!」
幼「今、想像したんでしょ」
男「してねー!」
友「やーいやーい男の変態ー」
男「黙れ小僧」
友「」
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:22:54.51 ID:CHZO5ynN0
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:23:03.25 ID:gKdCYGVE0
支援
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:25:02.65 ID:iqX0I8ac0
幼「つまり、相手に異性であることを強く思わせるような出来事があれば、ありえるんじゃないか、ってこと?」
女友「そそ。要は相手の視界に入る……つまり恋愛対象候補の異性のひとりとして認識させればいいんだから」
幼「なるほど……」
男「確かにそりゃ道理かもな」
女友「いち意見として覚えておいてもらえればいいと思うよ。参考になるかは知らないけど」
幼「(コクリ)ありがと」
女友「(ボソリ)大変だと思うけど、頑張ってね」
幼「(コクコク)」
男「お、そろそろ昼休み終わるな」
女友「じゃ、ここまでってことで! 教室戻ろ!」
友「け、結局訳分からんままだった……」orz
まじでどんな顔して書いてんの?
つかキモいからいい加減書くのやめろよ、カス
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:29:21.34 ID:iqX0I8ac0
キーン コーン カーン コーン
キリーツ、レイー、アリャーッシター
男「はー、たるかった」
幼「疲れた」
友「んーっ! 今日も終わったな」ペキペキ
女友「わ、超体鳴ってる。寝すぎて固まったんじゃないの?」
友「午後の世界史が絶好の睡眠時間だったのは間違いないな(キリッ」
女友「すでに開き直ってるし……」
友「過ちを認めるのもまた、勇気なのだ……(ドヤァァァァァ」
男「そこまで誇れるお前がよくわかんねーよ」
幼「完全にダメ人間」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:33:01.19 ID:iqX0I8ac0
友「だ、ダメ人間ってなんだよう……そこまでかよう……」
幼「間違いない(ウンウン」
友「ひ、ひでえ……」
女友「幼って、ときどきすごく容赦ないこというよね」
男「いつも眠そうな顔をしてるが、見た目と裏腹に結構Sっぽい気がする」
友「お、俺がダメ人間なはずないだろ!」
幼「じゃあ、今度世界史の小テストがあるけど、ダメ人間じゃない友なら、余裕?」
友「」
女友「うわははは、これはキツーw」
男「友も自分の発言が完全にブーメランしてて言い返せないみたいだな」
友「くそう……お、女友!」
女友「はいはい、どうしたの?」
友「俺はダメ人間なので世界史のノートを見せてください(ドゲザー」
男&女友「「変わり身早っ!!」」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:36:55.47 ID:iqX0I8ac0
女友「サーティワンで手を打とう」
友「ははーっ、女友様の御慈悲に、この友頭があがりませぬーっ」
男「調子よすぎだろう友」
幼「そういうところも含めて、ダメダメ(クスクス」
男「まあ、それが楽しいのも事実ではあるけど、な」
幼「(コクリ」
女友「幼と男もいこ! 友がおごってくれるって!」
友「え、ちょ、ま」
男「ゴチになりまーす」
幼「オトコに二言はなし」
友「」
つまんね
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:40:56.58 ID:iqX0I8ac0
ラッシャーッセー
男「冗談で来ちまったが、ホントにいいのか?」
友「今日だけな。あとシングルだぞ、さすがに」
男「さんきゅー」
女友「あたしキャラメルリボンがいいなー」
幼「……ラムレーズン」
男「じゃあ、俺はオレンジソルベ」
友「遠慮もせずに俺より前に頼みやがって……ロッキーロードで」
アザッシター
女友「んー、冷たっ。甘っ。うまっ」
友「疲れたときは甘いもんに限るぜ」
男「んっ、つめてー」
幼「あまあま」ぺろぺろ
つまんね
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:45:15.40 ID:iqX0I8ac0
女友「幼ー、一口ちょーだーい♪(アムッ」
幼「ん……。女友のも、一口(ハムッ」
友「男ぉ♪ ひとくち食べるぅ?」
男&女友「「キモッ!?」」
友「ひ、ひでぇ……」
女友「せめて友がかわいい系だったら需要はまだあったのに」
友「自分、鍛えたこの身体が売りですたい」
男「今日のマラソンの体たらくでよくそんなこと言えるな」
友「男まで俺に酷い言葉を浴びせてくるのね……」
女友「友のこの場での需要はともかくとして、友のそのアイスはあたしに需要があるよ!」
友「おごらされた上にこの場で需要ないとかどんな仕打ち!?」
つまんね
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:50:36.10 ID:iqX0I8ac0
女友「チョコもおいしそう。悩んだんだよねえ」
友「女友のそれもうまそうだな」
女友「おいしいよー。一口食べるかい?」
友「いいのか? ってぇ、元々俺の金だっつーの!」
女友「なはは。細かいことは気にしない、気にしない! あげるから、かわりに一口ちょーだいね(パクッ」
友「あっ、てめコラ。こっちがいいって言う前に食いやがったな」
女友「まあいいじゃん。ほら、こっちもあげるからさ」
友「へいへい(パクリ」
男「幼のはどっちかっていうとあまったるい系か?」
幼「(コクコク)男のはシャーベットだから、さっぱり系?」
男「だなー」
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:50:44.13 ID:5xgIfFkc0
支援
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:54:21.88 ID:iqX0I8ac0
幼「…………」
男「ん、どうかしたのか。幼?」
幼「わたしも、男の一口ほしい」
男「お? さっぱりしたのが一口欲しくなったのか」
幼「……うん」
男「いいぞいいぞ。ほれ、たーんと食え」
幼「じゃ、じゃあ……(ショリッ」
幼(間接、キス……)
男「一口ちっせーなー。あ、幼のも一口もらうぞー(カプッ)」
幼「!(ドキドキ)」
幼(顔……近い……)
男「ん、やっぱ甘ぇー」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 01:59:11.13 ID:iqX0I8ac0
女友「ふー、ごちそうさま、友!」
友「へいへい、御粗末さま」
幼「おいしかった」
男「わりーな、友」
友「いいんだよー幼ちゃん。男は次おごれよ」
男「俺が課題忘れたり試験範囲分からなくなったりでもしたらな」
女友「まあ男くんなら、滅多にない気はするけどねー」
友「くっ……!」
幼「案外……友の2回目が先に来たりして……」
友「よ、幼ちゃん……(ガックシ」
女友「やっぱここぞで言うなあ、幼」
友「しくしくしくしく……」
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:04:44.02 ID:iqX0I8ac0
アオニナリマシタ サユウノアンゼンヲ、タシカメテカラ
女友「んー、今日は楽しかったねー」
幼「たくさん……おしゃべり、した」
男「放課後に集まることってあんまねーしな」
友「クラスで一緒だし、他の付き合いもあるしなー」
男「しかし、これだけいて誰一人恋人がいない悲しさ」
友&女友「「グサッ!!」」
幼「…………」
女友「誰かあたしに素敵な王子様をめぐんでー!」
友「俺にもシンデレラをくれー!」
男「お、目の前に王子と姫がいるみたいだけど?」
女友「友はなー。なんていうかなー、その、顔がタイプじゃないっていうかなー」
友「こ、告白したわけでもないのに全力で否定された悲しさ……」
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:09:24.80 ID:+vEEfdXE0
はほ
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:09:55.38 ID:iqX0I8ac0
友「どっかにいいひと落ちてねぇかなぁ……」
女友「ホントねー。と、んじゃあたしこっちだから。また明日ねー」
幼「また明日」
友「俺も寄り道してくトコがあるんでここで。またなー」
男「おう、またな」
幼「……ふたりとも行っちゃった」
男「だなー。それにしても彼氏彼女かー。自分で言っといてなんだが、周りにかの字もねーなあ」
幼「…………」
男「幼は誰かに告白されたりとかないのか?」
幼「(フルフル)」
男「そんなもんかー。いい話なんて早々転がってるわけないもんなー」
幼「(コクコク)」
男「さーて、んじゃ俺たちも帰るかー」
幼「ん(コクリ」
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:13:36.54 ID:iqX0I8ac0
テクテク スタスタ
男「そういえばさ、アイス食ってて思い出したんだけど」
幼「何……?」
男「小さい頃にお前、アイスで泣いたことあったよなあって」
幼「っ!///(カァッ」
男「確かあれは、幼稚園くらいの頃だったっけ?」
幼「わ、忘れて」
男「いやー、今思い出しちゃったところだし無理だなぁ」
幼「恥ずかしい……」
男「小さい頃の話じゃねーかよ。それに可愛かったぞ、あのときの幼」
幼「//////」
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:13:52.80 ID:NydixZR10
うっわ、まだやってたんだ
俺が彼女とセックスして戻ってくるあいだ、
才能もないのに誰も読んでないのに駄文をダラダラと
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:18:03.41 ID:iqX0I8ac0
〜男の回想・5歳の頃
幼幼「ぐすっ……ふええ」
幼男「なくなよー、幼ー!」
幼幼「だって……アイス……ぐずっ……おちちゃっ……ふえ……」
幼男「ないたってしょーがないだろー!? おちちゃったアイスはもどってこないよー!」
幼幼「うええええ……(じわぁ」
幼男「あーもー! ほら、コレ!」
幼幼「え……?」
幼男「おれのアイスあげるから、なきやんで!」
幼幼「でも……ぐすっ……そしたら、っく、男のぶん……」
幼男「べっ……べつに、おれはいいんだもん! ほらっ(グイッ」(チラッ
幼幼「…………ありがと。えっと……いっしょに、たべよ?」
幼男「(ニコッ)しょ、しょうがないなー! 幼がそれでいいんだったら、いいよ!」
幼幼「うん! 男、だいすき! わたし、おおきくなったら――」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:19:39.25 ID:jMxPoX2J0
確かにvipでやるタイプではない
制作でやれ
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:21:56.48 ID:iqX0I8ac0
〜帰り道
男「そうそう、確か大好きとか言ってくれちゃってよ」
幼「わざわざ口に出さなくていいから……///」
男「恥ずかしいのかー? どうせ子供の頃のことなんだから、気にしなくていいだろ?」
幼「(ムゥ)…………」
男「わかった、もうこのネタは振らないって。だからそんな怒った顔すんなよなー」
幼「ゆるさない。ぜったいにだ」
男「わー、怖い怖い。どうすれば許してくれますか幼様ー」
幼「様づけ禁止。今度わたしに美味しいものを食べさせて。男のおごりで」
男「お、おごりかー」
幼「万年金欠の男のために、特別にふたりだけで……おごるのはわたしだけでいいから」
男「ははーっ、ありがたきご慈悲ー」
幼「…………」
幼(子供の頃のことなんかじゃ、ない。今だって、わたしは――)
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:25:59.20 ID:iqX0I8ac0
〜男宅前
男「ふいー、今日も一日終わったなー」
幼「楽しかった」
男「だなー。あ、そうだ幼。明日の授業でなんか宿題出てる科目ってあったっけ?」
幼「英語のワークがあったはず」
男「うひー、そういやそうだっけ。幼、明日見s」
幼「みせないからじぶんでやってね」
男「く、釘を刺されてしまった……」
幼「…………」
幼「やっても分からなかった分を手伝うのは、やぶさかじゃない」
男「! さすが幼様」
幼「様づけ禁止」
男「失礼いたしました上官殿(ビシッ)。んじゃ、また明日なー」
幼「うん、また明日。男」
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:32:02.22 ID:iqX0I8ac0
〜翌日・学校
男「(ガラッ)おはよーっす」
幼「おはよう」
女友「あ、おっはよー」
友「ちーっす」
女友「今日もなんも変わんない日が始まるのねー」
友「まあ、劇的に何かが変わるってのも、想像できねーけどな」
男「そいつは言えてるな」
女友「幼ー、英語の宿題、1問分からなかったところ見せてー」
幼「ん。他の問題の答え合わせと…………っ!?」(ハラリ
男「おい、突然かたまってどうかしたのか?」
友「ん、今幼ちゃんの机から何かが……って、おい!」
女友「こっ、これは……!」
男&友&女友「らっ、ラブレター!?」
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:32:07.79 ID:ZFxtOdS90
C
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:35:27.65 ID:iqX0I8ac0
友「おいおいマジかよ幼ちゃん。スミにおけねえな」
幼「……(スタスタスタ)」
女友「な、ちょ、ちょっと幼!」
幼「…………何?」
女友「一直線にゴミ箱向かってってどうするのよ!」
幼「……捨てる?」
友「目も通さずに!?」
幼「答えるつもり……ないから」
男「でもよ、幼。とりあえず読んでやるくらいしたほうがいいと思うぞ」
幼「…………」
男「相手はお前のことを思って書いてくれてるわけなんだしさ。な?」
幼「……………………」
幼「男が、そういうなら」
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:37:18.15 ID:0CjdhD6V0
もうねる
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:39:03.99 ID:iqX0I8ac0
友「一体何が書いてあるんだ?」
女友「……見ても構わない、幼?」
幼「(コクリ)」ペラッ
『幼さんへ
あなたにお伝えしたい気持ちがあります。
××日の放課後、屋上でお待ちしています。』
友「すげーシンプルだな」
女友「差出人の名前は……書いてないみたい」
男「××日ってことは、今日か」
友「しかし、早々変わったことなんておきないって言ってるそばからこれとか」
幼「その……男。これ、どうし――」
キーン コーン カーン コーン
担任「(ガラッ)おーしホームルームはじめんぞー」
男「おっと。んじゃ、また後でな幼」
幼「っ…………」
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:43:21.92 ID:iqX0I8ac0
友「昼だー」
男「今日も屋上行くか」
女友「そだねー」
幼「…………(ポー」
女友「幼?」
幼「…………(ポケー」
女友「幼!!」
幼「!?(ビクッ) ……どしたの、女友」
女友「ごはん、行くでしょ?」
幼「…………(コクリ)行く」
女友(心ここにあらず、って感じね……)
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:47:34.42 ID:iqX0I8ac0
〜屋上
友「いやー、しかし驚いたなぁ。昨日の今日でラブレターとは(ガツガツ)」
女友「昨日男に誰も相手がいないみたいなこと言われたばっかりだったのにね(モグモグ)」
友「人生の転機ってのはいつ訪れるかわかんねーもん、ってことだな」
幼「…………」
友「幼ちゃーん、大丈夫かー?」
幼「……(ハッ)だいじょうぶ」
友「なんだぁ? ラブレターに照れて何も考えられなくてもなってんのか?」
女友「マンガの読みすぎなんじゃないの、友」
友「酷ぇ俺の意見頭から完全否定」
男「んむー……」
友「ん、どうした? 男」
男「え? ああ、いや。なんでもないよ」
男(よく分かんねぇけど……)
男(なんか、もやもやする)
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:52:51.13 ID:iqX0I8ac0
友「で、結局どうするんだ?」
幼「……気にしないつもり」
女友「会ってもあげないの?」
幼「(コクリ)受けるつもり、ないから。会う必要も……ない」
男「……会ってやりなよ」
幼「!?」
友「……男?」
男「断るにしたって、相手は幼と話をしたくて手紙を出してるんだ。会ってやるくらいしたほうがいいんじゃないか?」
女友「…………」
幼「……わかった。男がそういうなら、会うだけ会ってみる」
男「おう。そうしてやれ。さて、んじゃ飯にしようぜ」
幼「うん(コクリ)」
男「…………」
幼「…………」
77 :
忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/10/08(土) 02:59:00.59 ID:d5ClWPoO0
四円
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 02:59:26.44 ID:iqX0I8ac0
〜放課後
友「そしていよいよ約束のときがやってきたのだ」
女友「誰に向かって説明してんのよ」
友「電子の海の先にいる大きなお兄さんたちに」
女友「?」
友「気にしなくていいよ」
幼「…………」
男「行くんだろ?」
幼「……う、うん」
男「……先、帰っとくな」(ガタッ
女友「あ、ちょっ、男!」
友「どうしたんだアイツ」
幼「…………男(ギュッ」
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:01:10.02 ID:BKyNsbcg0
男!それでいいのか!
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:03:54.74 ID:iqX0I8ac0
〜放課後・屋上
幼「あなたが、手紙をくれた人?」
ショタ「あっ、は、はい、そうです、幼センパイ!」
幼「伝えたいことって、何?」
ショタ「はっ、はい! ま、まずは自己紹介を! あの、ボク、1年のショタって言います!」
幼「そう」
ショタ「で、あの、ぼ、ボク! 一目見たときから、幼センパイのこと……好きでした!」
幼「(ドキッ)…………そう」
幼(分かってたのに、なんだか、ドキドキする)
ショタ「よ、よかったら、ボクと付き合ってください!」
幼「……ご ショタ「あのっ、返事は今すぐじゃなくていいですから!」
幼「…………そう」
ショタ「よ、よろしくお願いしますっ!」(タッタッタッタッタッタッ
幼「…………」
幼(男…………)
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:08:21.73 ID:iqX0I8ac0
〜教室
友「どうだったん?」
幼「告白、された」
女友「ほうほう。で、なんて答えたの?」
幼「答える前に、出て行かれた」
女友「え?」
幼「返事は今すぐじゃなくていいって言って、行っちゃった」
友「なかなかヘタレっぷりを発揮してるな、そいつ。後輩か?」
幼「(コクリ)」
女友「幼は、どう答えるつもりなの?」
幼「わたしの答えは…………」
幼(……………………)
幼「まだ……分からない」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:12:01.65 ID:iqX0I8ac0
〜幼宅前
テクテク
幼「……男」
男「おう。おかえり、幼」
幼「待ってた、の?」
男「ちげーよ。買い物に出ようとしてただけだ」
幼(制服のままだし、バッグも持ったままなのに)
幼「そう……(クスッ」
男「何笑ってんだよー」
幼「別に、なんでも(クスクス」
男「ったく……。で、幼。どんな話だったんだ?」
幼「……告白、された」
男「まあ、想像通りか。何て答えたんだ?」
幼「……答える前に、帰られちゃった」
男「…………そか」
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:16:20.70 ID:iqX0I8ac0
男「なんて答えるつもりなんだ?」
幼「……まだ、決めてない」
男「…………ふーん」
幼「……………………」
男「……………………」
男&幼「「あの」」
幼「……そっちから」
男「いや、いいよ。そっちからで」
幼「……それじゃあ。あのね、男」
男「ん」
幼「男は……どう思う?」
男「何がだ?」
幼「わたしが彼に、答えること」
男「……………………好きにしたら、いいんじゃないか」
幼「……」
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:16:40.90 ID:dH9ACnkiO
うーん…なんだこりゃ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:19:44.70 ID:iqX0I8ac0
男「俺はお前じゃないから、お前がどう考えてるのは分からないし」
男「別にお前の親でもない。だから、お前の答えにどうこういう筋合いはねーよ」
男「お前がいいと思ったんなら、その……いいんじゃないか?」
幼「…………」
幼「……そう」
幼(……止めてはくれない、か)
男「…………」
男(女、まんざらじゃない感じなのかな)
男(まあ、だからって俺には関係ない話だけどさ)
男(関係ない話のはずに、なんなんだろう)
男(なんだか、チクチクするような感覚だ)
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:23:38.32 ID:iqX0I8ac0
〜深夜・幼の部屋
幼「男……あんまり気にしてないみたいだった」
幼「わたしのことなんだから、わたしが決めたならそれでいい、って」
幼「やっぱり、男にとってわたしは、その程度の存在なのかな」
幼「……男の近くにいるわたしには、男の隣には立てないのかな」
幼「…………」
幼「…………寝付けない」
幼「男…………」
〜深夜・男の部屋
男「幼、告白、受けるつもりなのかな」
男「……ま、まあ別に何の問題もないよな! 別に相手が犯罪者とかってわけでも、返事を強要されてるわけでもないんだし!」
男「そうさ……。俺には、関係ない」
男「そもそもなんでこんなに気にしてんだよ、俺は。ずっと一緒にいたから、か?」
男「きっと、妹とかが結婚しようとしてるときとか、こんな気分なんだろうな」
男「…………寝よ」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:27:16.83 ID:iqX0I8ac0
〜翌朝・男宅前
男「おーす。おはよう、幼」
幼「……おはよう、男」
男「…………」
幼「……どうか、した?」
男「いや……なんかお前、ちょっとほっぺあかくね?」
幼「きょうは、なんだかすこしあつい」
男「そうか……。調子が悪いとかじゃ、ないんだな?」
幼「うん、だいじょうぶ」
男「…………」
男「それなら別にいいんだ。んじゃ、行くか」
幼「ん」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:30:41.05 ID:iqX0I8ac0
『コノエキデー、ショウショウテイシャー』
幼「電車、止まった」
男「なんかあったんかな」
幼「アナウンス聞いてれば、何か分かるはず」
・
・
・
『オキャッサーナカニー、キュウビョウノー』
男「急病人の看護だったみたいだな」
幼「時間、ぎりぎり?」
男「まあなんとかなるだろ、多分。それより」
幼「停まってる間に、たくさん乗ってきた」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:34:24.41 ID:iqX0I8ac0
男「混んで……るな」
幼「月曜日……並みの……混雑具合……かも」フゥ、フゥ
男「大丈夫か、幼?」
幼「ぎゅうぎゅうだから、男にくっついててもいい?」
男「ん? ああ、体重預けていぞ。その方が楽だろ」
幼「ありがと、男……」(ボスン
男「満員できつけりゃ、一本遅らせて遅刻したっていいからな」
幼「だい、じょうぶ……」
男「ん、分かった」
幼(男……やさしい)
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:38:07.58 ID:iqX0I8ac0
『カンカクチョウセイノタムェ、コノデンシャハホンジツニカギルィ……』
男「遅れたけどこの時間ならぎりぎりセーフだな」
幼「(コクコク)急病人、大変」
男「事故とかじゃなかっただけよかったか」
幼「(コクリ)電車事故は、悲惨」
男「だな。と、あんまのんびりしてっと遅刻しちまうし、さっさと行こうぜ」
幼「……うん(フラリ)」
男「おい幼、お前ふらふらしてね? 大丈夫か?」
幼「(コクリ)もんだいない。ひとごみにあてられただけ……」
男「ホント? ちょっと顔色悪い気がするぞ」
幼「そんなこと、ないとおもう?」
男「声に元気ないじゃん……って言いたいけど、それはいつも通りか」
幼「つうじょうえいぎょう」
男「まあ無理はすんなよ」
幼「(コクコク)分かってる。ありがと」
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:41:49.32 ID:FR7HD+xZ0
結ばれないエンドのほうがいいなぁこれ
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:42:32.39 ID:cQAYPOgd0
どっちでもいいからはよ!
93 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:43:09.28 ID:BKyNsbcg0
結ばれないとかやだー!
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:43:11.05 ID:iqX0I8ac0
ガラガラッ
友「お、男と幼ちゃんじゃん、ういっす」
女友「おはよ、ふたりとも」
幼「おはよう」
男「うーす」
友「しかし今日はどうしたん? いつも早い方じゃねーけど、今日はいつにも増してギリギリだな」
女友「あ、もしかしてあれ? 急病人看護の」
男「ああ。電車は遅れるわ、中はさらに混むわでもう散々だったぜ」
幼「ちょっと、疲れた(フラリ」
女友「ちょ、ちょっと幼、大丈夫?」
男「なんか人ごみに当てられたって言ってたけど」
幼「だいじょうぶ」
幼(男に、心配させたくない。我慢しなきゃ)
女友「変だったらすぐいうのよ、幼」
幼「(コクコク)」
95 :
お、思ったより長く……ペースあげられるかな:2011/10/08(土) 03:46:42.76 ID:iqX0I8ac0
女友「今日ってなんかあったっけー?」
幼「体育、マラソン……たのしみ」
友「幼ちゃんホント好きだよなー、マラソン」
男「あと、確か半ドンだ。先生たちの都合とかなんとかって」
友「いやっふー! 男、久々にゲーセン寄って帰ろうぜ!」
男「お、いいな。対戦か? 負けねーぞ」
女友「あ、あたしも混ぜてもらおっかなー。幼はどうする?」
幼「(フラリ)」
女友「……幼、大丈夫?」
幼「うん、だいじょうぶ。……わたしも、行きたいかな」
友「花が多いに越したことはねーからな。是非行こうぜ!」
男「無理はすんなよ」
幼「だいじょうぶ(コクリ」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:49:51.00 ID:iqX0I8ac0
友「わ、わき腹がっ……」
男「ダベりながら走ってるからわき腹痛くなるんだよ」
友「そういうお前は今日も相変わらず余裕かよ……くそっ」
女友「おっさきー」
友「ぬがっ、女友! また抜かされんのか!」
男「ったく、お前は少し幼を見習えよ、な、幼(クルッ」
男「……あれ?」
幼「ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……」トットットットッ
男「…………幼?」
幼「……」フッ、フッ、フッ、フッ
男「幼のヤツ、友より遅い?」
幼「…………」フッ、フッ、フッ、フー……(テクテク)
男「――なわけないか。走り終わったみたいだな。ダウンに入ってら」
男「……けど、ゴールするのが遅いなんて、やっぱおかしくねえか?」
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:50:37.05 ID:QF06UFtK0
書きためてる事は評価する
でも何か書き方に違和感を感じるな。なんだろ
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:53:30.97 ID:iqX0I8ac0
アリヤッシター
友「つ、疲れた……」
女友「ホント体力ないわね友は」
友「うるせー」
男「幼、お前大丈夫か?」
幼「(コクリ)だいじょうぶ……。ほら、教室戻ろう?」
女友「そうね。あ、次数学じゃん。だるー……」
男「…………」
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:53:53.05 ID:8TpyYiFU0
文脈がバラバラ
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 03:57:39.69 ID:iqX0I8ac0
〜教室・四限目
デーアルカラシテー、エー
数学教師「じゃあここのところをー……そうだな。幼、解いてみろー」
幼「……はい」ガタッ
幼「(カッカッカッカッカッカッカッカッ、カン)これで、いいですか?」
数学教師「よーし、正解だ。戻っていいぞ。えー、じゃあ今のを説明するとー」
幼「(テクテクテクテク)」
幼「(テク、テク、テ)ふ、ぅ……」(ヨロッ
男(なんか……幼の様子が……)
幼「ふぅ……ふぅ……」(フラッ……バタン
男「!!」
女友「幼!!」
数学教師「おい、幼くん! 保健委員! 保健委員は!」
男「いいです、俺が行きます」(ダキッ
男「このバカッ……」(トタタタタタタタ
101 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:00:05.21 ID:FR7HD+xZ0
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:01:04.64 ID:iqX0I8ac0
〜保健室
男「すみませーん」(ガラッ
養護教諭「どうかしたか?」
男「こいつ、授業中に倒れちゃって」
養護教諭「ふむふむ。おうおうお姫様抱っこでベッドまでエスコートとかやるねぇ」
男「いっ!?///」
養護教諭「野郎の照れてるとこなんか見ても楽しくもなんともねーから、ほれ、さっさと寝かせろ」
男「はい……(トサッ」
養護教諭「んで、どうしたんだ?」
男「体育の授業でマラソンをした後、数学の授業中に倒れて」
養護教諭「ほう。兆候なんかはなかったのか」
男「朝から、少し調子が悪そうではありました」
養護教諭「ふむ」
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:04:33.64 ID:iqX0I8ac0
男「けど、大丈夫だって言うし、いつもは調子悪いときはちゃんと自分から言い出すヤツだったから……」
養護教諭「ん……まあわかった。おそらく、疲れが溜まってるだけだろう。休ませておいてやれ」
男「ありがとうございます」
養護教諭「また授業が終わったら見にきてあげなさい」
男「(幼……)はい、わかりました」
養護教諭「よし、それじゃあ授業に戻っとけ」
男「はい……。失礼します」(ピシャッ
養護教諭「いつもは調子悪いときは自分から言い出してた、ねぇ……」
養護教諭「今回言わなかったのは、さしずめ迷惑かけたくないとか、そんなトコか?」
養護教諭「かー。青春だな、ちくしょう。アタシもそういう潤いほしいなあ。リア充は爆発しろよまったく」
幼「ふぅ……ふぅ……」
養護教諭「……息が辛そうだな。ボタンを外しておいてやるか」プチプチ
幼「(スゥ……スゥ……)」
養護教諭「……まあ、青春をエンジョイするのも学生の仕事か」フゥ
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:08:17.64 ID:iqX0I8ac0
キリーツ、レイー、アリャーッシター
男「ッ」ガタンッ、バッ、タッタッタッタッタッタッ
友「おうおう、終わるが早いか飛び出していきやがった」
女友「はーあ、お熱いこって」
友「でもアイツら、付き合ってないんだろ?」
女友「端から見れば、もうできてるって言われても違和感ない気もするけどねー」
友「まったくだな」
女友「幼、大丈夫かな……」
友「大丈夫だろ。男も行ってるんだし」
女友「そっか……そうだよね。でも、ちょっと心配」
友「まあ、俺たちはさっきの授業のノートを見やすいようにしといてやろうぜ。できることしようじゃないか」
女友「それもそうね……。それより友」
友「ん?」
女友「私"たちで"って、どうせあなたはノート何もとってないでしょ?」
友「ばれた」
105 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:11:20.51 ID:iqX0I8ac0
ガララッ
男「失礼しまーすっと……アレ?」
男「返事がないぞ。いないのか?」
男「って、あ。手紙が置いてある」
手紙『しばらく外します。ベッドでイチャイチャいないように 養護教諭』
男「……なんだそりゃ。そんなことより、幼の様子はどうかな……っと」
幼「すぅ……すぅ……」
男「ははっ、よく眠ってやがる」
男「ここの椅子、借りるか。よっこいしょ」ギシッ
幼「すぅ……くぅ……」ムニャ
男「よく寝てるな……」
幼「すぅ……お、と…………こ…………」
男「うおっ?」
幼「すぅ……すぅ……」
男「……何かと思ったら寝言かよ」
106 :
忍法帖【Lv=31,xxxPT】 【15.7m】 :2011/10/08(土) 04:12:00.25 ID:0Y7x28jZ0
C
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:14:29.53 ID:iqX0I8ac0
幼「ん……」ゴロン
男「!!」ドキッ
男「ちょっ。なんでシャツの前が完全に開いてんだよ……///」ドキドキ
幼「ん、んん……んむ……」ユサユサ タユンッ
男「い、今揺れた……」
男「そこまででっかいってわけじゃないけど、幼の胸……形もいいし、綺麗だし……って何言ってんだ俺!!」
幼「ん……?」ピクリ
男「あ……幼?」
幼「……おと、こ?」
男「おう。大丈……ぶっ!?」ガボッ
幼「おとこぉ、おとこぉ……」ギューッ
男「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?///」
男(だ、抱きつかれた……)
幼「おとこ……おとこ……(ポケー)」スリスリ
男「ね……寝ぼけてんのか、コイツ」
108 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:18:51.57 ID:iqX0I8ac0
男「おい、幼。しっかりしろ。起きろ」ユサユサ
男(これ以上やられたらその、困る)
幼「ん(ムクリ)……おと、こ? ……ここは?」」
男「保健室だよ。お前、授業中に倒れたんだ」
幼「おとこが……運んでくれたの?」
男「あ、ああ、まあな」
幼「そう……。あの、ありがと」
男「なに、気にすんじゃねえよ。それより、その……」
幼「?」
男「シャツの、ボタン……。早く閉めたほうがいいぞ」
幼「え? ……っ!?///(カアッ」バッ
幼「……み、みた?」
男「……水色のみずたま」
幼「ば、ばかっ///」
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:22:01.85 ID:iqX0I8ac0
幼「(ゴソゴソ)……ボタンとったの、男?」
男「し、してねーよ! 多分、養護教諭の先生だろ」
幼「そ、そう……」
男&幼「「…………」」
男「その……も、もう大丈夫なのか?」
幼「ん……。大丈夫。迷惑、かけた」
男「そか。辛いんだったら、我慢せずに言ってくれよ? 突然倒れられたりしたら、心配するぜ」
幼「……ホントは、無駄な心配かけたくないから言わなかったんだけど」
幼「かえって、心配かけさせた。ごめん」シュン
男((ドキッ)な、なんでそんな顔するんだよ、なんでこんな風に感じるんだよ、俺!)
男「ま、まあ、なんでもなさそうなんだったらよかったよ、うん」
幼「心配してくれて、ありがとう」
男「き、気にすんなって! 幼は大切な幼馴染なんだから、心配すんのは当たり前だって!」
幼「幼……馴染…………」
男(なんでそんな悲しそうな顔すんだよ。しかも、なんでそれを見てるとこんなになんかキューッとするんだよ)
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:25:53.56 ID:iqX0I8ac0
友「おいーす。幼ちゃん大丈夫かー? 荷物もってきたぞー」
幼「女友……友……」
女友「辛いときは頼ってよね。そだ、4限の数学はノート取っておいたから、持って帰って写してきていいよ」
友「今日はもう終わりだし、調子悪かったんだからさっさと帰って休んだ方がいいぞ、幼ちゃん」
幼「……ありがとう、そうする」
女友「男は、ちゃんと幼を家までエスコートすること。お隣さんなんだし。いい?」
男「あ、ああ。わかってるよ」
友「んじゃなー」
男「あ、歩けるか。幼?」
幼「ん(コクリ」
男「そ、そか」
幼「男」(ギュッ
男「お、おう(手、つながれた……)」
幼「……かえろ?」
男「……ああ」
111 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:29:24.62 ID:iqX0I8ac0
男「…………」
幼「…………こ」
男「…………」
幼「……とこ」
男「…………」
幼「男!」
男「うわっ!? どうした、幼?」
幼「何度も呼んでたのに。……もうついた、から」
男「ほ、ホントだ。いつの間に……」
幼「……男も、疲れてる? 大丈夫?」ピトッ
男「いや、だ、大丈夫だよ」
男(手をつないでることに気がずっと向いてたとか……なんなんだよ俺)
幼「あと、その……」
男「お、おう」
幼「今日は、ありがと」
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:31:57.19 ID:5Ys8utJ6O
今これ面白いと思って読んでる奴どれくらいいる?
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:33:02.30 ID:iqX0I8ac0
〜男宅
男「なんか……今日は疲れたな」
男「こんなときは、やること最低限にやってさっさと寝るのが一番だな」
男「うーん……おやすみ…………」
〜???
『ねえ男、見て……?』スルリ
男「んん……? なんだ……って、ちょっ!?///」
『どう、かな……。わたしの、胸…………』
男「なっ、何突然脱いでんだよ!? うわああああ///」
『ほら……柔らかいでしょ?』フニョン
男「あ、あわわ」
『んっ……くっ』
男「や、柔らか……」
『ん……。ほら見て、男(ピラッ)。胸の触り方がやらしいから……ここ、こんなになっちゃった』ヌラヌラ
114 :
忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/10/08(土) 04:45:49.49 ID:d5ClWPoO0
四円
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 04:54:33.94 ID:dH9ACnkiO
いないと思われ
な
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 05:35:27.13 ID:5xgIfFkc0
ほ
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 05:59:33.56 ID:5xgIfFkc0
ん
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 06:20:42.99 ID:hQgrlbuB0
しえん
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 06:22:16.89 ID:hQgrlbuB0
しえん
ニコニコって今やVIPにも、及び遠からず、人口多いし、ネタも豊富だし、ネタもキレてるし、人多いじゃん
ボカロとか、そういう世界的なブームメントは、絶対にVIPからじゃ作れないよね
その点、VIPがニコニコに、負けてるって言う証拠
いちよ、ニコラーには、有名人が公言してるし、VIPPErは公言してないじゃん
なのに叩くって、おかしいよね?
また京急の人か
支援
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 07:17:11.30 ID:QVXGM7280
なんつーとこで寝落ちしてんだ
124 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 07:44:35.24 ID:TvT+FmcdO
起きてー
夢のシーンで寝落ちとか。
この1は出来る子
なんでこんな駄文しか書けないの?
最初だけ呼んだけど吐き気がした
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 08:10:31.14 ID:otTZGB2+0
ほ
128 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 08:19:50.12 ID:otTZGB2+0
まだなのか?!
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 08:21:19.43 ID:56/EQkGM0
幼 だと幼女みたいに思えるな
男 かくさん
女 こうもんさま
131 :
さるくらってねおちとか……:2011/10/08(土) 08:40:55.75 ID:iqX0I8ac0
まだ生きてたとか! さんくすおーる!
男「濡れ、てる……」
『男……。もし、男が望むなら……』
男「ッ……」ゴクリ
『こっちを……ここを直接触っても……いいんだよ?』
男「う、うあっ……」スッ、クチュッ
『んんっ!? ……ふぁ……』クニュッ、クニュッ
男「はあ……はあ……」クリ、クリ、クニュウ
『ね……男……わかる?』
男「はあ……な、何……が?」
『わたし、男に触られて、感じてる……なんでか、わかる?』
男「…………」
『……ね、男。わたしだって……』
幼「わたしだって、女……なんだよ?」
男「うわあああああっ!?」
132 :
ID変わってるけど元ID:iqX0I8ac0:2011/10/08(土) 08:44:41.00 ID:iqX0I8ac0
もうすぐ一回出かけちゃうけどそれまで少しだけ……。
男「(ガバッ)ハーッハーッハーッハーッハーッハーッ……」
男「ゆ、夢……か。な、なんつー夢を見てんだ、俺」
男「ハッ!?(ガバッ)」
男「…………せ、セーフ。って、そうじゃねえだろ」
男「もし出てたら俺、最低どころじゃすまねぇっての……」
男「なんで俺、あんな幼の夢…………」
男「……顔、合わせづれぇ。早く出て、どっかで時間潰してギリギリで行こ」
133 :
日変わってねえんだから変わんねーよなww 見間違えたww:2011/10/08(土) 08:46:43.45 ID:iqX0I8ac0
ガラッ
男「ういーす……」
友「おーす」
女友「あらあら……やっぱり、割と元気ないわね」
男「割とって、何のことだよ」
女友「いつも一緒にいる相手が休みだと、気合も入らないんでしょって意味よ」
男「……? 何の話だ?」
女友「えっ? 男、もしかして知らないの?」
男「だから、何がだよ」
友「幼ちゃん、今日は大事を取って休むって女友に連絡があったらしいけど」
男「マジか」
女友「マジマジ。ってか、お隣さん同士じゃなかったわけ? なんで男が知らないのよ」
男「そ、それは……」
134 :
日変:2011/10/08(土) 08:48:47.03 ID:iqX0I8ac0
友「……幼ちゃんとなんかあったのか」
男「! べ、別に幼とはなんもねーよ、幼とは!!」
女友「幼"とは"、ね。男には何かあったわけだ」
男「うぐ……」
女友「はぁ。幼が体調崩してんのに何やってんのよまったく……。まあ、聞かないでおくけどさ」
男「…………」
女友「もうっ、シャキッとしなさいよね! シャキッと!」バシッ
男「いってーな……」
女友「今日、終わったらお見舞い行くんでしょ?」
男「……まあ、そのつもりだけど」
女友「だったら、そのときまでにいつも通りに戻っておきなさいよ!」バンバン
男「だからいてーって」
友「我々の業界ではご褒美です」
女友「何、友ってそんな趣味あったわけ?」
友「冗談だよ。半分くらい」
135 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 08:50:48.80 ID:iqX0I8ac0
ガラッ
ショタ「あっ、あのっ、失礼しますっ」
女友「はいはーい。見ない顔だね。後輩くんかな?」
ショタ「あっ、ハイ。ショタって言いますっ。あの、その、幼センパイは……?」
友「幼ちゃんだったら今日は休みだけど、どうかしたのか?」
ショタ「あっ、はい。昨日倒れたって噂を聞いて、それで心配になって……もしかして、今日は?」
女友「うん。昨日の大事を取って休んでるみたい」
ショタ「そうですか、あ、ありがとうございます!」
ショタ「(ポソリ)お返事、ほしかったんだけどな……」
男「返事?」
ショタ「あっ、い、いえ! なんでもないんです! それではっ!(クルッ」ピシャッ
男「…………」
変な名前残ったorz
これからちょっと出かける。昼前には戻ってくる予定です。
もし残ってたらまた続き書かせて頂きます。
136 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 08:56:14.79 ID:TvT+FmcdO
いてらー
137 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 09:09:01.90 ID:nzYXXZJG0
ほしゅ
138 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 09:20:20.52 ID:otTZGB2+0
ほ
139 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 09:31:49.61 ID:t2QOrk530
ほ
140 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 09:54:16.90 ID:QKchCQBFO
ら
141 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:02:39.96 ID:otTZGB2+0
ほ
142 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:08:18.20 ID:7EqF1++r0
空希に通ずるものがあるな
143 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:18:32.43 ID:ZUrlVMiM0
保守だ
144 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:22:32.04 ID:iqX0I8ac0
思ったより早く戻ってこれた。保守感謝。
また出るまで1時間くらい書いていきます。
友「なあ、さっきのショタってヤツ、あれきっと」
キーン コーン カーン コーン
担任「(ガラッ)席つけい。ホームルームおっぱじめっぞ」
ハーイ
友「っと、来ちゃったか。んじゃまた後でな」
女友「またー」
男「おう……」
145 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:26:02.19 ID:iqX0I8ac0
コノヘンノフウドハー
男「ふああ……ねむ…………」
男「Zzzzzzzz......」
〜???
『んっ……んぁっ……あっ……はぁっ……』……チュッ……ニュッ……
男「なんだ……この声。あっち、から……?」テクテク
『あふっ……そこ、ダメッ……ひゃうんっ!?』クチュッ……グチュッ……
男「…………」スタスタ
『んく……きもち、い、んっ……もっと……もっと……』クチュッ……ズチュッ……クチュッ……
男「この茂みの、向こうに……?」
男(なんだか……見たくない……でも、身体が……勝手に……ッ)
『す、ごっ……い゛っ!? ふぁあっ……んぎっ』ズッ……ズイッ……
男「……えいっ」ガサッ
146 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:31:05.73 ID:iqX0I8ac0
幼「お、とこっ!? あふっ、みな、みちゃ、やっ……ああ゛っ♪ あふっ♪ んっ♪」ズニュウッ、ギチッ、ズチュッ、ズチュッ
男「え……」
幼「ふあっ……あっ、ダメッ……見られて、るのにっ……きもち、いっ……んっ、クッ、はあっ♪」ズチュッ、グチュッ、クチュッ、クチュッ
男「なんだよ……なんなん……ッ!」
ショタ「こんにちは、男センッ……パイッ……」パンッ、パンッ、パンッ、パンッ
幼「あっ……んっ♪ きちゃ、きちゃうっ……あっ♪ あっ♪ ああ゛っ! あふあああああああああ゛ああああっ!!」ビクッ、ビクビクッ、ビクンッ
ショタ「幼ッ……センパイッ……うぅっ!」ビュルッ、ビュッ、ビュッ、ビューッ
幼「ふあ……中に……中、いっぱいにっ…………♪」
ショタ「ハァ……ハァ……ごちそうさまでした、男センパイ(ニタァ」
・
・
・
男「うわああああああッ!?」
世界史教師「ゴルァ! 居眠りなら静かにしてやがれェ!」
男「ハッ……ハッ……ハッ……ハッ……」
男「ゆ……夢…………(グッタリ」
147 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:35:00.54 ID:iqX0I8ac0
〜昼休み
友「男ー、飯行こうぜー」
男「お、おう……」
友「ん、どうかしたのか? 調子悪そうだな」
男「いや、なんでもない。大丈夫だ」
友「ならいいんだけどよ。幼ちゃんみたいに無理はすんなよー。
男「ああ、分かってる」
友「女友も行くだろ?」
女友「うん、行く行くー」
男「ほら、幼も行こうぜ?」
友「……何言ってんだ男? 幼ちゃんは今日休みだろ?」
男「あ。……そ、そうだよな。何言ってんだ俺。ハハハ」
男「…………」
148 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:39:02.61 ID:iqX0I8ac0
〜昼食後・教室
友「午後一の授業なんだっけー?」
女友「世界史でしょ。友ー、ちゃんと宿題やってきた?」
友「そんなんあったっけ? ……あー、なんかあった気がする」
男「なんかプリント出てたな、そういえば。やってきてねぇや」
女友「ちょっと、ふたりともやってきてないわけ!? まあ、いつものことだけどさぁ……」
男&友「「ぐさっ」」
友「女友様! 是非この愚かな私めにプリントの答えを写させる慈悲を!」
女友「えー、どうしよっかなー」
友「帰りになんか奢るよ」
女友「サーティワンで手を打とう」
男「好きだな女友。と、悪いけど俺も写させてくれ、幼」クルッ
シーン
男「って、だから今日は休みだっての……」
男「…………」
149 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:42:14.68 ID:iqX0I8ac0
〜放課後
友「おい男……なんか、やけに疲れた顔してないか?」
男「そんなこと……ねえよ」
友「嘘つけ! バレバレだっての! 午前中だって居眠りこいてたかと思ったら突然大声あげるしよー」
女友「まさかほんの一日でここまでになるなんて、予想外だったわ……」
友「……お前、そんな顔して幼ちゃんのお見舞い行くつもりかよ」
女友「ねえ、男。今日のあなたはね、端から見ていてすごく辛そう」
男「…………」
女友「大切な何かが足りない、心の半分くらいがどっかに行っちゃってる、そんな感じ」
女友「教えて、男。今日、何か足りないものでもあった?」
男「そ、それは……」
女友「わかってるくせに」
男「!!」
150 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:45:56.54 ID:iqX0I8ac0
女友「ホントは、わかってるんでしょ? 何が足りなかったのか。何が必要なのか」
男「それは…………」
女友「それは、何? 恥ずかしいとでもいうつもり? ホントのことを認めるだけなのに」
男「…………」
友「お、おい、女友……あんまり男を」
女友「友は黙ってて」
友「」
女友「ねえ、男。前にね、こんな話を聞いたことがあるの」
女友「あまりに近すぎると、それがどれだけ大きなものであっても、それが当たり前すぎて気づかないんだって」
男「…………」
女友「あるのが……いるのが当然だから、そのありがたみにも、大事さにも気づきづらいんだって」
女友「それの大切さに気づくのは、それをなくしたときだったり、失ったときだったりすることが多いんだって」
女友「……ね、男」
女友「男はもう、その大切なものをなくしちゃったの?」
男「っ」
151 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:50:09.24 ID:iqX0I8ac0
女友「まだ……だよね? まだ、なくしてないよね?」
男「……ああ」
女友「それに気づいたなら…………。気づけたなら、それを伝えなくて、いいの?」
男「女友……」
女友「取られちゃっても……いいの?」
男「よく、ない……違う。嫌だ! ……そんなの嫌だ!」
女友「答え、出たでしょ?」
男「ああ」
女友「行くんでしょ?」
男「ああ、行ってくる」ダッ
友「あの……だからその……俺にも、わかるように……」
152 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:54:41.58 ID:iqX0I8ac0
女友「ふう……。やれやれ、男はホント世話がかかるなあ」
友「一体何の話だったんだよ……毎度毎度置いてけぼりにしやがって」
女友「あー、いいなあ。あたしもあんな風に一途に想われたいなー。なんか当てられちゃうなー」
友「ちょっと……また無視かよ……」
女友「ごめんごめんw それよりさ、友」
友「あん?」
女友「すっごい突然なんだけど、なんの脈絡もないんだけど、いい?」
友「いいからなんだよ」
女友「あたしと、付き合わない?」
友「はいぃ!?」
153 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 10:57:42.46 ID:iqX0I8ac0
〜通学路
男(今まで、ずっと気づけなかったなんて)タッタッタッタッタッタッ
男(俺は、大バカ野郎だ)
男(俺にとって、幼は)ハァ、ハァ
男(もう、いるのが当たり前なくらいに)
男(ずっと、一緒にいたんだ)タッタッタットン……タッタッタッタッタッタッ
男(例えるなら、携帯電話みたいな……)
男(幼……俺は……お前が……)
154 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:01:00.43 ID:iqX0I8ac0
〜女宅・幼の部屋
男「幼!」(バンッ
幼「わ……。お、男」
男「体調はもう大丈夫か?」
幼「(コクコク)大事を取って休んだだけ。心配、かけた?」
男「まあ、そりゃ一応な。学校行ってから聞いたし」
幼「朝、いつもの時間にいなかったから連絡できなかった……ごめん」
男「あ、いや。勝手に行っちゃった俺が悪かったんだ。すまん」
幼「ところで……急いでどうかしたの?」
男「え? あ、うん。幼に……伝えたいことがあって」
幼「わたしに?」
男「お、おう」
幼「ん、わかった。聞く」
男「…………」
男(面と向かうと、照れるけど)
155 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:02:07.12 ID:ZUrlVMiM0
支援
156 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:03:26.57 ID:MlOZOZjV0
佳境さるよけ
157 :
女宅って誰の家だよ幼宅だよ:2011/10/08(土) 11:05:02.30 ID:iqX0I8ac0
男「今日、お前学校休んだだろ?」
幼「(コクコク)」
男「お前がいない中で一日過ごしたら、分かったことがあるんだ」
幼「分かった、こと?」
男「(コクリ)ああ。幼、お前この間、俺に話をしてくれただろ」
幼「話……?」
男「ああ。兄妹の恋愛の話だ」
幼「……した、けど」
男「あれを聞いても、どうもピンと来てなかったんだけどさ。俺、わかったんだよ」
幼「…………」
男「近すぎると、それがどれだけ大事なのか分からなくなるって、大切さを見失うって……身をもって分かったんだ」
幼「…………」
幼「そう……」
158 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:09:17.13 ID:iqX0I8ac0
幼「なんで……知ってるの?」
男「今日、お前が昨日倒れたってのを聞きつけて心配して教室まで来たんだよ。返事が欲しいとか言ってた」
幼「そう……」
男「あれだな。小さくてかわいい系だな。小動物的って言うか」
幼「……男、ショタに……というか、"オトコ"に興味あるの?」
男「ねーよ! あるわけねーだろ!!」
幼「どうだか」
男「くっそ……待ってろよ、すぐに証明してやっから」
幼「証明?」
男「俺が、ちゃんとオンナに興味もってるってことだよ!」
幼「……オンナに興味をもってても、オトコに興味がない証明にはならないけど」
男「う……そ、そりゃそうだけど!」
159 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:13:32.63 ID:iqX0I8ac0
男「あー、チクショウ。超グダグダだよ……。もっと、こう……」
幼「想定は覆されるもの」
男「いや、まあそりゃそうなんだけどよー……」
幼「……真面目な、話?」
男「ん。自分的には、割と。ていうか、凄く」
幼「分かった。じゃあ、ここからは真面目モード」
男「これはこれでなんか変な感じだけどな。……まあいいや」
男「俺、ずっと気づいてなかったんだ。なくなるかもしれないことを。変わってくかもしれないことを」
幼「…………」
男「でも分かったんだ。今あるのが当たり前のものでもなくなるかもしれないって。手が届かなくなるかもしれないって」
男「でも、それが分かったら、それを考えたらさ。なんつーのかな……うん。すっげー、嫌だったんだ」
幼「なんか、子供みたい(クスッ」
男「かもなっ」
160 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:13:46.62 ID:M7ighAnt0
157と158の間キングクリムゾンしてない?
161 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:16:02.58 ID:iqX0I8ac0
>>160ぶはっww 指摘サンクス これ入れる
男「失いそうになって、手から離れてしまいそうになって、初めて分かったんだ」
幼「…………」
男「それも、ひとりの力じゃなくて、だぜ。はは、ホントバカっていうか鈍いっていうか」
幼「男がバカでニブちんなのは……前から……」
男「ははは、ホントだよな。大バカだったよ」
幼「気づいただけ、進歩かも?」
男「やっぱお前、ときどきキツいこと言うよな」
幼「わたしの性格も、昔から……」
男「ははは、確かに。そりゃそうだな」
男「……ところでさ、幼」
幼「どうしたの、改まって」
男「お前に告白してきたのってさ……その、ショタって後輩、だろ?」
幼「……!」
162 :
改めて>>159の続きから:2011/10/08(土) 11:19:09.59 ID:iqX0I8ac0
男「まあとにかくさ。当たり前は当たり前じゃなくて特別なんだって思ったんだ。……気づいたんだ」
男「なんていうか、前に幼が説明してくれた通りでさ。あるのが普通でさ。ないことの方が異常みたいに感じちゃってさ」
男「その異常……一般的に考えたらそれが普通になるんだろうけどさ。それをほんのちょっと経験しただけで、苦しかったんだ」
幼「……」
男「俺にとってはケータイみたいなもんでさ。なくちゃ困るんだ。そこにいてくれないと、ダメなんだ」
男「なんかさ、言い訳を喋ってるみたいで、長くなっちゃってさ、分かりにくくしちゃってるけどさ」
幼「(フルフル)大丈夫、伝わってる」
男「ああ。でもさ、結局、俺が幼に伝えたいのはさ、たった一言で済むんだ」
男「ずっと勘違いしてたんだ。そういうことじゃないんだって、思い込んでたんだ」
男「でも、分かったから。ずっと抱いてきた思いに、やっと気づいたから」
〜「きっと、兄妹は近すぎるんだと思う」
〜「もってるのが当たり前、みたいなもんだし」
〜「そこにあるのが普通だから、そもそも意識する対象に選ばれない」
幼「聞かせてもらっても、いい?」
男「ああ。俺は幼に聞いて欲しい」
幼「(コクリ)一字一句、聞き逃さない」
163 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:22:21.81 ID:iqX0I8ac0
男「――愛してる」
164 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:24:44.06 ID:S9rIy9O60
えんだあぁぁぁぁ
165 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:26:27.20 ID:iqX0I8ac0
幼「……バカ。遅い」
男「ごめん」
幼「ずっとずっと……その言葉、待ってた」
男「うん」
幼「それこそ、小さい頃アイスを食べたときから、ずっと」
男「うん」
幼「気づくのが、遅いよ」
男「ホントに、ごめん。それでさ……ずっと待たせた俺が言うのも何なんだけどさ」
男「返事、もらえないか?」
幼「男は、欲張り」
166 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:30:01.92 ID:hvgqWP4R0
支援
167 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:30:18.44 ID:iqX0I8ac0
幼「分かってるくせに」
男「でも、知りたい。直接」
幼「…………」
幼「わたしの答えは、ずっとずっと前に伝えてる」
男「……」
幼「だから、もう言葉は言ってあげない」スッ
男「うわ、いきなりくっつ――」チュッ
幼「……これが、わたしの答え」
いいよいいよ
169 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:32:54.76 ID:iqX0I8ac0
〜翌日・学校の屋上
幼「だから……ごめんなさい」
ショタ「そう、ですか……(ションボリ」
幼「答えを出さずにいて、本当にごめんなさい」
ショタ「そんな! 幼センパイのせいじゃありません! 答えは後回しでいいって言ったのは、ぼくですから!」
幼「……ありがとう」
ショタ「へへ。えっと、あの、幼センパイ!」
幼「?」
ショタ「好きでいさせてくれて……ありがとうございましたっ!」(バッ
幼「……わたしこそ、好きになってくれてありがとう」
ショタ「それじゃ、失礼しますっ!」(ダッ
幼「……本当に、ありがとう」
終わり?
171 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:45:28.89 ID:vPtC51FI0
おのれww さるきたww
172 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 11:45:35.45 ID:UgyoTiCEi
そりゃこれからくんずほつれつの
エロエロ展開に……
173 :
酉つければよかったか?:2011/10/08(土) 11:48:45.19 ID:vPtC51FI0
もう少しだけ書きたいけど、ちょっと出なきゃならないぐぬぬ。
残ってたら書く。
>>172 やっぱエロほしい?
俺はエロ無い方がニヨニヨできる
微エロでいいニヤニヤできるやつ頼む
176 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 12:05:50.83 ID:UgyoTiCEi
177 :
忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/10/08(土) 12:14:00.53 ID:d5ClWPoO0
四円
178 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 12:20:08.51 ID:OxBPcwwK0
これ作者は女っぽいな。そうじゃなければ中学生ぐらいかな。
179 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/08(土) 12:30:50.51 ID:M7ighAnt0
女作者だともっと男性の描かれ方がきもいよ
そして女性同士の会話が怖い
180 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします: