1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ドンッ
さやか「いたっ」ベチャッ
喪黒「これはこれは、どうもすみませんねぇ。生憎の雨で人の気配なんて消えてしまうものですから」
さやか「あ、あたしこそ・・・ごめんなさい・・・それじゃぁ、失礼します」
喪黒「まぁお待ちなさいな」ギュッ
さやか「えっ」ズリッ
さやか「あたっ!」ベチャッ
喪黒「ほら、そんなに慌てなさるから」
さやか「あんたの所為じゃない!・・・もうべちょべちょで最悪・・・!もう・・・どうしてあたしばっかり・・・」メソメソ
喪黒「おやおや、泣いてしまいましたか。お嬢さん、貴女のような可愛らしい方に涙は似合いませんよ。これ、お使いください」つハンカチ
さやか「いらないわよ・・・そんなの・・・それにあたしなんて、どうせ死体なんだか・・・」
喪黒「どうやら訳ありの様ですね。お嬢さん、ちょっと私とお話しませんか?」
さやか「・・・え?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:31:23.22 ID:Wy+GKiTD0
スレタイだけでwktkしてしまう
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:32:53.02 ID:44eH7q65O
さやかちゃんの場合は破滅の気配しかしない
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:33:05.75 ID:7VeD2Uhq0
さやか「何よ・・・こんな所に連れて来て・・・何するつもりよ・・・」
喪黒「そう言う割には、素直に付いて来てくださいましたねぇ」
さやか「ふん・・・どうせあたしなんかもう・・・どうなって・・・」
喪黒「ホッホッホ。随分と自暴自棄になられている・・・さてと、着きましたよ。お入りください」
さやか「・・・何此処、飲み屋?」
〜 BAR 魔の巣 〜
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:36:01.24 ID:lLT3vdZG0
昨日あった杏子が通り魔のスレってどうなった?
白いのもいたよね。黒よりもむしろ不気味
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:45:10.81 ID:K1FBrfqI0
支援
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:46:25.47 ID:GLtrDvd50
ドーーーーーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!!!
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:48:55.50 ID:XQVaf6Bp0
喪黒「僕と契約してよ」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:51:19.38 ID:7VeD2Uhq0
喪黒「オレンジジュースでよろしかったでしょうか?」
さやか「いらないわよ・・・別に・・・それよりおじさん、こんなところに連れて来て良いの?
あたし、未成年なんだけど」
喪黒「心配ありませんよ。ホーホッホッホッ」
さやか「・・・薄気味悪いなぁ」
喪黒「魂が体から消えた方も大概でしょう」
さやか「!? あんた、なんでそれを!」
喪黒「おや図星でしたか?死体になられたとお聞きしたのでまさかと思いましたが、あてずっぽうだったんですがねぇ」
さやか「・・・帰る!あったまきた!なんで付いて来たんだろう・・・!」
喪黒「まぁお待ちなさい。また、転んでしまいますよ?」ギュッ
さやか「誰が!」ドンッ
さやか「つ〜・・・!」
喪黒「ホッホッホッ。とりあえずお座りください。一体何があったのかわたしに話して下さいな」
喪黒「と、申し遅れました。わたしはこういうものです」
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:51:43.02 ID:7VeD2Uhq0
さやか「喪黒・・・福造・・・?変な名前・・・」
喪黒「姓名が両方名前の様な方には言われたくありませんねぇ。ホーホッホッホッ」
さやか「・・・此処に書いてる心のスキマお埋めします・・・?どういうことよ」
喪黒「わたしは世の人達に無償で幸福を与えているのです」
さやか「!! あんたも、あいつらの仲間ってわけ!?」
喪黒「はて、なんのことやら。わたしのような方が他にもいらっしゃると?」
さやか「惚けないでよ!・・・あたしの体を・・・こんな風にして・・・!」
喪黒「何をおっしゃっているのか解かりませんねぇ。第一わたしはボランティアのようなものです。
代価など求めたりしませんよ」
さやか「嘘ばっかり!どうせあんたも、後で聞かれなかったからとか言うんでしょ!二度とあたしの前に現れないで!」ダッ
カランカラン
喪黒「せっかちなお嬢さんですねぇ・・・」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 16:53:48.06 ID:7VeD2Uhq0
さやか「なんなのよあのおっさん・・・人の事馬鹿にして・・・!」
さやか「・・・」
さやか「・・・あたしなんか、もう・・・人間じゃなんだよね・・・」
さやか「・・・」
さやか「・・・魔女の気配・・・あっちか・・・」
さやか「――くっそぉ!!」
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:00:28.81 ID:7VeD2Uhq0
〜夕暮れの公園〜
仁美「♪」
恭介「?」
さやか「・・・」
喪黒「おやおやこれはこれは、また会いましたねぇ」
さやか「!? あんた、昨日の・・・!」
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:01:00.89 ID:7VeD2Uhq0
喪黒「ホーホッホッホッ。お嬢さん、こんなところで何を為されて・・・おや、あちらにお嬢さんとよく似た制服を来た美少女と、
おそらくは同じ学校の制服を来た美男子が、仲睦まじいですねぇ」
さやか「・・・!あんた、解かってて言ってんでしょ!?」
喪黒「はて、なんの事でございましょう?わたしはあなたの名前さえ知らないんですがねぇ」
さやか「・・・」スタスタ
喪黒「おや?もうよろしいんですか?」
さやか「五月蝿い・・・付いて来ないでよ・・・!」
喪黒「と、言われましてもわたしこちらに用があるものですから」
さやか「・・・そう」カーブ
喪黒「それでは、用件がある時は先日渡した名刺の番号にご連絡ください。またお会いしたいものですね、ホーホッホッホッ」
さやか「・・・!」チッ
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:05:49.53 ID:7VeD2Uhq0
さやか「・・・恭介ぇ」
さやか「・・・恭介ぇ・・・!」
さやか「ああああああああああああああ!!」
さやか「ああっ!ああああっ!」
さやか「う・・・・・・・・・・・ああああああああああっ!!」
シュゥゥゥゥゥゥン コロンッ
さやか「うぅ・・・!」
喪黒「落としましたよ?」
さやか「・・・またあんたかぁ・・・!」
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:09:19.16 ID:44eH7q65O
ものすごい勢いで安定
喪黒さん女の子のオナニーをのぞき見しちゃだめですよ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:16:02.68 ID:7VeD2Uhq0
喪黒「これはこれは。どなたかと思えば先刻お会いしたお嬢さんではないですか。奇遇ですねぇ」
さやか「・・・どうせ、付けて周ってたんでしょ・・・!」
喪黒「いえいえ、そんなことをすれば嫌われるのは百も承知ですからそのようなことはアタシャ致しませんよ。
そうですね、強いて言うならばよっぽどあなたが幸せになりたいとう事なのでしょう。
どうです?何が在ったのかわたしに詳しく話してみてはくれませんか?」
さやか「・・・」
さやか「・・・もういいよ・・・好きにしなよ・・・どうせもう・・・あたしなんて石ころなんだから・・・」
喪黒「そう自分を卑下なさる事もないでしょう。あなたはわたしから見ても立派に可愛らしいお嬢さんですよ」
さやか「ふっ・・・何さ・・・よいしょして、中学生抱こうっての・・・?このロリコンおやじ」
喪黒「これは手厳しいですねぇ。ホーホッホッホッ」
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:18:39.20 ID:BsjrZZaS0
>喪黒「姓名が両方名前の様な方には言われたくありませんねぇ。ホーホッホッホッ」
>喪黒「はて、なんの事でございましょう?わたしはあなたの名前さえ知らないんですがねぇ」
ん?
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:21:24.18 ID:7VeD2Uhq0
さやか「・・・良いよ、話してあげるよ・・・こんな話聞きたいなら、好きなだけ聞かせてあげるよ・・・」
喪黒「やっと心を開いていただけましたか。では、先ずは此方をお使いになって」
シュゥゥゥゥン
さやか「・・・」
喪黒「ホーホッホッホッ。これはこれは不思議な仕掛けですねぇ」
さやか「・・・本当・・・あんた何者なのさ・・・」
喪黒「ホーホッホッホッ。わたしはただのセールスマンですよ。もっとも、わたしの仕事はこの現代であなたのような
報われない人に報われる喜びと報われるべく幸せをセールスすることなのです」
さやか「・・・あたしは――」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:21:59.31 ID:7VeD2Uhq0
22 :
>>11修正:2011/10/04(火) 17:22:59.91 ID:7VeD2Uhq0
さやか「喪黒・・・福造・・・?変な名前・・・」
喪黒「遠慮のないお嬢さんですねぇ」
さやか「・・・此処に書いてる心のスキマお埋めします・・・?どういうことよ」
喪黒「わたしは世の人達に無償で幸福を与えているのです」
さやか「!! あんたも、あいつらの仲間ってわけ!?」
喪黒「はて、なんのことやら。わたしのような方が他にもいらっしゃると?」
さやか「惚けないでよ!・・・あたしの体を・・・こんな風にして・・・!」
喪黒「何をおっしゃっているのか解かりませんねぇ。第一わたしはボランティアのようなものです。
代価など求めたりしませんよ」
さやか「嘘ばっかり!どうせあんたも、後で聞かれなかったからとか言うんでしょ!二度とあたしの前に現れないで!」ダッ
カランカラン
喪黒「せっかちなお嬢さんですねぇ・・・」
>>8 吹いたwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
支援
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:36:45.63 ID:pqFh6Lln0
書き溜めて投下しろとあれほど
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:37:05.43 ID:7VeD2Uhq0
さやか「――ってわけ・・・」
喪黒「それはさぞかし辛かったでしょうねぇ」
さやか「・・・あんたにあたしの何が解かるのさ」
喪黒「ホーホッホッホッ。しかしそのQBというのはセールスマンにあるまじき態度を取られる。
我々セールスマンはお客様第一というのを理解してらっしゃらないのでしょう」
さやか「当たり前でしょ・・・あいつらは人間じゃないんだから・・・」
喪黒「宇宙人、ですか・・・俄かには信じ難いですねぇ」
さやか「ふん・・・どうせそんなことだろうと思ったよ。話したあたしが馬鹿だった――」ガタッ
喪黒「人間に、戻りたくはありませんか?」
さやか「・・・え?」
喪黒「魔法少女なんて危ない事をやめて、あなたは年相応に恋愛に勤しみたいとは思いませんか?
今ならまだ間に合うかもしれない・・・いえ、もう、あなたの本当の願いは実の所、叶っているのです」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:40:21.81 ID:v112fuhr0
wktk
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:40:24.43 ID:7VeD2Uhq0
さやか「・・・どういうことさ・・・?」
喪黒「あなたの御友人の志筑仁美さん・・・彼女は上条恭介君に告白するも、玉砕されました」
さやか「え?」
喪黒「彼女も愛らしいお嬢さんでしたがねぇ・・・ですがそれに目の眩む間もなく、上条恭介君という少年は、あなたの喪失を重く受け止めているという事です」
さやか「!? 恭介がっ!?」
喪黒「えぇ。おそらく、彼はあなたを失い、そして今日彼女に告白されて、初めてある感情にお気づきになられた・・・ですがこのままで両者共倒れ。
ですから・・・その体のままでは踏ん切りが付かぬと言うのなら、なに、わたしがお力添えをいたしましょう」
さやか「・・・出来るの?あんた――喪黒さんは、あたしを人間に戻してくれるの・・・?」
喪黒「えぇ・・・ですが」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:40:37.86 ID:7VeD2Uhq0
さやか「・・・何よ、やっぱり、あんたも何か代価を――」
喪黒「いえいえ、そんな大袈裟な事ではありません。
ただ、二度と、魔法少女になろうなどとは願わないで下さい。
これは、約束ですよ」
さやか「・・・約束・・・――戻してくれるんだね?本当に、あたしを人間に戻してくれるんだね?」
喪黒「えぇ、保証いたしますよ。ホーホッホッホッ」
さやか「・・・分かった。もう魔法少女になんか、ならない。なるもんか・・・だからお願い。あたしを、人間に戻して!」
喪黒「いいでしょう・・・では、その魔法少女とやらに変身してください」
さやか「・・・」シュゥゥンッ
さやか「・・・恭介・・・ごめんね・・・今、帰るからね・・・」
ドーンッ!
あら、もうドーンしちゃった
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:44:00.71 ID:v112fuhr0
これさ、願いで治った恭介も元に戻るんじゃ…
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:45:13.86 ID:7VeD2Uhq0
さやか「心配掛けてごめんね」
まどか「・・・もう!すっごく心配したんだからね!!」
さやか「だ、だから悪かったって・・・」
仁美「・・・さやかさん」
さやか「仁美・・・」
仁美「・・・全く。一体何処へ行ってらしたのですか?わたくしの与えたチャンスも棒に振られて・・・
それに上条君の視線も独占しているだなんて、これではわたくしの立つ瀬がありませんわ。
早急に、告白なさってください」
さやか「・・・うん・・・ごめん・・・」
仁美「・・・どうして謝るのですか。謝るくらいなら・・・励ましてくださいまし・・・!」
さやか「ご、ごめん・・・そ、そうだ!今日学校終わったらカラオケでも行こう、カラオケ!パァーっとやろうよ皆でさ!ねっ!?」
まどか「・・・うんっ!」
仁美「・・・もしもし?今日の予定は全てキャンセル致します。え?口答えは許しませんわ」ブチッ
仁美「ふふっ。楽しみですわね・・・」
さやか「・・・うわぁこりゃぁ・・・大変な事になったな・・・」
まどか「ウェヒヒ・・・」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:47:33.53 ID:44eH7q65O
流石にさやかちゃんでももう契約なんてしないだろう
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:50:50.91 ID:kZ3qFmrI0
喪黒に目つけられて本当のハッピーエンドできたやつっているの?
いっつもバッドエンドしか見た記憶ないんだが
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:52:23.10 ID:7VeD2Uhq0
まどか「・・・そうだ、さやかちゃん・・・」
さやか「ん?何、まどか」
まどか「・・・ごめんね。あのとき、勝手な事言っちゃって・・・それで、もしも本当に人間に戻りたいならわたし――!」
さやか「・・・あっ!まどかごめん!あたしの方こそ、あのときはちょっと切羽詰ってて、まどかに酷い思いさせちゃって・・・
こ、今度なんか奢るから!あぁいや!今日のカラオケ奢るから、それで許して?」
まどか「そんな、わたしの方こそ!」
さやか「いや、あのさ、もう良いんだよね」
まどか「え?どういうこと・・・?」
さやか「あたし、人間に戻りました」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:52:41.72 ID:7VeD2Uhq0
まどか「――うえええええええぇ!?ど、どういうこと!?」
さやか「はっはっはっ!さやかちゃんに不可能はないのだー!」
まどか「いや、いやいやいやいや!」ガシッ
さやか「んっ・・・まぁ、だからさ・・・まどか。魔法少女になるとか、簡単に言っちゃ駄目だよ。それがどれだけ大変な事か
知ってるあたしが言う・・・魔法少女には絶対になっちゃ駄目」
まどか「さやかちゃん・・・」ギュッ
さやか「・・・ごめんね。たくさん傷付けて、心配掛けて・・・こんなあたしの事をさ・・・そんな真剣に考えてくれて・・・
本当・・・あたしは最高の親友を持ったよ・・・幸せもんだ・・・」
まどか「さやかちゃん・・・」ギュゥ
さやか「・・・あたし、恭介に告白してくる」
まどか「うん・・・頑張って」
さやか「おう!」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:53:21.64 ID:v112fuhr0
少ないけどハッピーエンドや、バッド回避エンドはあるよ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 17:53:59.71 ID:lLT3vdZG0
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:02:59.98 ID:fR9jfYAM0
さやか「きょ、恭介っ、あ、あのっ」
恭介「――何処行ってたんだよ、この馬鹿!」ガタッ
さやか「おぅえっ!?ちょっ、此処教室・・・!」
恭介「知ったことじゃない!何処行ってたって聞いているんだよ馬鹿さやか!!」カツカツカツ
さやか「ちょっ・・・恭介・・・?」
恭介「散々人に迷惑掛けておいて、よくもそんなアホ面提げて来れたもんだね・・・!」
さやか「あ、アホ面って・・・流石にそれは・・・傷付くな・・・」
恭介「・・・アホだ・・・君は馬鹿だ、本当に馬鹿だよ・・・何やってたんだよ・・・皆君を心配していたんだぞ?
連絡一つ寄越さないで・・・この大馬鹿さやか!」
さやか「ご、ごめん・・・」ダキッ
恭介「・・・勝手に何処かに行くなよ・・・寂しいじゃないか・・・」
さやか「・・・ごめん、恭介・・・」ギュゥッ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:03:27.16 ID:fR9jfYAM0
さやか「・・・もう絶対離れないから。恭介の傍に、ずっと居るから・・・だからお願い、許してくれないかな・・・?」
恭介「約束だ・・・今度勝手に何処へ行ったら・・・絶対に許さないから・・・」
さやか「・・・うん。恭介、大好き・・・」
恭介「僕もだ、さやか・・・」
早乙女「うぅんっ!」
さ・恭「「!?」」
早乙女「・・・お二人共。不純異性交遊についてじっくりと先生と話し合わないといけませんね。後ほど、進路指導しつに来るように」
さやか「ちょっ、えっ、あっ」
早乙女「美樹さん、返事は!」
さやか「はいっ!」
早乙女「上条君、返事は?」
恭介「は、はい・・・」
早乙女「よろしい。では皆さん、席に着いてください。ホームルームを始めますよ」
まどか「ウェヒヒ・・・」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:04:19.02 ID:Moqfnm2X0
恭介は治ったままなのか
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:10:10.11 ID:QOFxHsDf0
絶対に落ちないでね
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:10:25.56 ID:fR9jfYAM0
杏子「・・・そうか。あいつ、人間に戻ったのか・・・」
ほむら「えぇ」
杏子「んじゃ、もうあたしは無関係だな。たく、あいつのために齷齪したこの数日無駄にしたよ。
慰謝料くらい、払ってもらいたいね」
ほむら「ワルプルギスの夜を討伐したら、この街を貴方に譲る。それで充分でしょう?」
杏子「ついでにあんたの有り金全部も頂きたいところなんだがね」
ほむら「えぇ、良いわよ。住処も譲るわ」
杏子「・・・正気か?」
ほむら「問題ないわ。第一、私達はグリーフシードさえ在れば生きていられるのよ。家もお金も、必要ないわ」
杏子「・・・けっ。そうだったな」
ほむら「えぇ」
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:11:13.44 ID:W1sJy6YM0
簡単に舞い上がっちゃうからすぐ落ちちゃうんだよね
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:15:33.14 ID:fR9jfYAM0
杏子「さてと、いよいよおでましって訳か」
ほむら「気を抜かないで」
杏子「へっ。言われるまでもないよ・・・端から全力全開。速攻で片付けてやるさ」
ほむら「そうしてもらえるとありがたいわ」
5
4
2
1
ワルプルギスの夜「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:22:28.41 ID:1h0ThRVF0
もぐろさんは、単純な敵や仲間ではなく独特な立場であってほしいと思ってしまう
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:31:32.06 ID:fR9jfYAM0
QB「やぁ、久しぶりだね」
まどか「QB・・・」
さやか「・・・あんたにはもう会いたくないって言ったでしょ・・・!」
QB「そう嫌う事無いじゃないか。僕等は何も、人類に対して悪意を持っているわけじゃないんだよ?」
さやか「あたしをあんな体にしといてよく言うわね・・・良いから消えてよ。あたしは契約しないし、まどかにも契約させないから。ね、まどか」
まどか「・・・!」コクッ
QB「どういう原理かは解からないけれど、本当に今の君は魔法少女ではなく、人間なんだね・・・もっとも、再び願い事をして魔法少女になれると云うわけではないけれど」
さやか「興味無いわよ・・・そんな事。良いから消えなさいよ」
QB「そうかい。なら、そろそろ本題に移ろうかな、まどか」
まどか「え・・・?」
さやか「まどかに何するつもりよ!」
QB「危害を加えようというわけじゃないさ。ただ、報告しにきたんだよ」
さやか「・・・何をよ」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:31:57.24 ID:fR9jfYAM0
QB「この嵐がワルプルギスの夜という超弩級の魔女の仕業だというのは知っているかい?」
さやか「・・・知らないわよ、そんなの・・・」
まどか「ワルプルギスの夜って・・・もしかして・・・!」
さやか「・・・まどか?」
QB「どうやら、まどかは知っているようだね。それなら話が早い。今暁美ほむらと佐倉杏子がワルプルギスの夜の撃退に向かっているけれど、かなり苦戦しているよ。
放っとけば、厄介な事になりかねない」
さやか「厄介なことって・・・何よ・・・」
まどか「街が・・・壊されるの・・・」
さやか「え?」
QB「驚いた。まどか、君はそこまで知っているんだね」
まどか「ほむらちゃんが一人でそれと戦った・・・でも、ほむらちゃんじゃ無理だった・・・だから、わたしが」
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:32:44.03 ID:fR9jfYAM0
さやか「ちょっと、まどか、まどか!?」
まどか「わたしがQBと契約して・・・それで・・・!!」
さやか「まどか、何言っているのよ、まどか!!」
QB「暁美ほむらの能力の余波かな、これは・・・ともかく、そういうわけだ。何故ワルプルギスの夜という魔女が
魔法少女の間で伝説となるかを吟味してみると良い・・・すぐに、たった二人の魔法少女では勝つのは難しい相手だって解かるだろうから。
勝ったとしても、街も、そして二人も、只では済まされないだろうね」
さやか「そんなのって・・・」
まどか「・・・わたしが、QBと契約すれば・・・!」
さやか「まどか、あんた何を!」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:32:55.13 ID:fR9jfYAM0
QB「どうするんだい、まどか。僕なら構わないけれど」
さやか「・・・!くそっ!!」ドンッ
まどか「さやかちゃん・・・?」
さやか「まどか、あんたは此処で待ってなさい!・・・良い、絶対に契約しちゃ駄目だからね!」
まどか「――そんな、駄目だよさやかちゃん!さやかちゃんは人間なんだよ!それに、QBとだって契約出来ないんだから!」
さやか「大丈夫だから!・・・さやかちゃんを信じなさい!」
まどか「さやかちゃん・・・」
さやか「それじゃぁまどか・・・あたしちょっと行ってくるから・・・そいつの言葉に、耳を貸しちゃ絶対に駄目だからね」
まどか「・・・うん、解かった・・・だからお願い、必ず戻ってきてね・・・」
さやか「――おうよ!」
まーたまど豚がチョンみたいに
いろんな作品に絡めてきて汚してんのか
マジきめぇ
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:44:26.55 ID:fR9jfYAM0
喪黒「これはこれはお嬢さん、お久しぶりですねぇ。
どちらに行かれるんですか?外は危険ですよ?戻った方がよろしいのでは?」
さやか「喪黒さん・・・」
喪黒「ホーホッホッホッ。あなたにさん付けされると背中が痒くなりますねぇ。
あのときの荒んだ風体も見受けられず、幸せそうで何よりでございます」
さやか「・・・喪黒さん、お願い!あたしを、あたしを魔法少女に戻して!」
喪黒「・・・おやおや、何をおっしゃるかと思えば、あまり笑えない冗談を」
さやか「お願い、あたしを魔法少女に戻してよ!お願いだから!!」
喪黒「美樹さやかさん。あなたはあれほど人間に戻りたがっていたではありませんか。
だからわたしはあなたを魔法少女から人間に戻してさしあげたというのに、あなたは
再び魔法少女に戻りたいとおっしゃるのですか」
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:44:45.58 ID:fR9jfYAM0
さやか「・・・身勝手だっていうのは解かってる、だけど、あたしが魔法少女になって戦わないと、皆死んじゃうかもしれない。
あたしの大好きな人も、親も、親友も、友達も・・・みんな・・・それは絶対に嫌なの、だからお願い、あたしを魔法少女に戻してよ!!」
喪黒「それはわたしには出来ませんねぇ」
さやか「なんでさ!?あんたがあたしを魔法少女から人間に戻してくれたんじゃない!戻してよ、お願いだから、あたしを魔法少女に戻して!
あいつらと一緒に、戦わせてよ!」
喪黒「ホーホッホッホッ」
さやか「笑ってんじゃないわよ!!」バキッ
喪黒「ホッホッホッ。酷いじゃありませんか、突然殴るだなんて」
さやか「・・・もう良い。あんたには頼らない・・・意地でも魔法少女になって、それで・・・あたしが、全部救ってやるんだ」
喪黒「剛毅な方ですねぇ」
さやか「・・・」ダッ
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:46:09.21 ID:44eH7q65O
はい安定ルート突入しましたー
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:47:30.59 ID:v112fuhr0
これは終わったな…
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:53:26.66 ID:fR9jfYAM0
杏子「ちっくしょうっ!なんだって、こいつ・・・こんなに強いんだよ!」
ほむら「(二人ならなんとかなる・・・そう思っていたけれど、・・・無理だ・・・勝てない・・・
・・・また、また時間を・・・それなら今度は、一体誰を連れてきたら良いの・・・?)」
杏子「・・・おい・・・立てるか?」
ほむら「・・・えぇ」
杏子「そうか・・・じゃぁ、もういっちょ、行くぞ」
ほむら「(・・・本当に勝てるのだろうか?二人だけで。このまま二人で戦い続けて・・・私も佐倉杏子もボロボロだ。
・・・もう、街を背負って戦うだけの力が・・・私たちにあるのだろうか・・・・)」
パリンッ
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:53:46.96 ID:fR9jfYAM0
杏子「ん・・・なんだ・・・何が、どうなってやがる・・・?これは・・・魔女の結界か・・・?――くそっ、なんだってこんなときに
魔女二匹を相手に!!」
杏子「――違う・・・どういうことだ・・・おい・・・?」
オクタヴィア「ヴォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
杏子「魔女が・・・魔女を攻撃しているだと・・・?」
ほむら「・・・美樹さやか、どうして・・・?」
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:56:09.69 ID:IuRdqZ2D0
うぇぇぇ
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:57:13.88 ID:fR9jfYAM0
喪黒「わざわざ幸福に代えた不幸を再び自分から背負いこむだなんて、最近の若者に
しては気骨がございましたねぇ。しかしこの後彼女の撒き散らした不幸が何を齎したのかは
容易に想像出来ますでしょうが。ホーホッホッホッ」
〜終わり〜
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:58:06.55 ID:fR9jfYAM0
やっと終わった。
突発的に始めたから廉価版読みながらとか超疲れた
眠い腹へった
しーゆー
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:58:17.22 ID:aGBpq+dj0
ミリア「半覚醒…!」ドヤッ
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 18:58:44.63 ID:v112fuhr0
あっさりまとめやがって…
え、これで終わり?
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 19:09:00.05 ID:dWZHZqNS0
これでワルプル倒せたなら何もせず全滅やまどかに任せてクリーム誕生よりはだいぶマシか…
>>65 倒せるわけないだろ
過去のループで2〜30個の手製爆弾で焼かれてたオクタと、ほむほむの総火力耐えたワルプルさんだぞ?
ビル叩きつけられて炎吐かれてあっさり沈むだろ
>>66 わからんぞ
魔女×魔女の相性が意外と良いかもしれん
68 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 19:25:50.27 ID:GLtrDvd50
アラビンドビンハゲチャビン!!ドーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/10/04(火) 19:37:41.89 ID:1h0ThRVF0
乙まみ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
乙がわからないよ