岡部「起きたか、助手よ。今日も良い一日になりそうだな」
1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
紅莉栖「〜〜〜〜!!」
岡部「どうした助手よ?顔が茹で上がった蛸のように真っ赤ではないか」
紅莉栖「な、なんで…!」
岡部「ん?」
紅莉栖「なんであんたが私の部屋に居るのよ!!」
まゆり「トゥットゥルー♪まゆしぃです。オカリンが何故紅莉栖ちゃんの部屋にいるのか、ダイジェストで説明しまーす」
オ,オチツケロリスティーナ!!
オマエダケハユルサナイゼッタイニゼッタイニダ!!
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 22:34:53.98 ID:eiRMrjfh0
スマフォから書き込むと遅いからPCから書きます。
偶然にもDメールを手にいれた岡部倫太郎…
橋田至の戯れに送ったDメールが悲劇の発端である…!
岡部「何故このメールを?」
ダル「勝算もなく…流れも悪い今…年齢は限界まで落とさないといけない。なのにオカリンは「17」と言う…この余分な「7」の分…それ以上を求める事をね、オカリン…心の贅肉…見栄というもの…ククク…死ぬお…!」
発現するリーディングシュタイナー…!
変わらぬラボの風景に混じる異物……!
異能を持つ岡部にしか解らぬ違和感……!
岡部「確認をするが、牧瀬紅莉栖だよな?」
紅莉栖(10)「それ以外の誰に見える?」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 22:39:07.49 ID:eiRMrjfh0
その時、岡部に電流走る…!
岡部が信頼していた紅莉栖は、なんと10歳になっていた…!
ざわ…ざわ…
鳴り響く携帯…!
緊急招集……!
フェイリス「当店は可愛い女の子なら誰でもウェルカム…分け隔ては嫌いだニャ」
突然の事態に困惑…危惧しない運命に激怒…!!
非番の招集…できる…?否…!
当然の結果…!
人材不足……!
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 22:44:44.14 ID:eiRMrjfh0
ダル「だからって幼女を働かせていいわけがないだろjk」
フェイリス「ところがどっこい、夢じゃないのニャ!現実だニャ…!これが現実だニャン…!!」
ざわ…ざわ…
発端となったメールを打ち消すか否か苦悩する岡部…!
岡部「くっ、これは機関からの精神攻撃か… 」グニャァ
雷雨の中を走る岡部…その先に待つ者の下へ…!
紅莉栖「雨が止むまで、此処に居て…?」
元に戻すのか、存続か…岡部が取った選択とは…!
岡部「助手の様子がおかしい…」完結編
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 22:46:02.99 ID:zaHH+s060
えーっと…訳がわからんのだが
俺ってまさかの文盲なのか
6 :
忍法帖【Lv=12,xxxPT】 :2011/09/19(月) 22:49:38.12 ID:othORCPkQ
解読班はやく
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 22:50:12.98 ID:eiRMrjfh0
岡部「判ったか?」
紅莉栖「モノローグと現実が掛け離れすぎて訳がわからん」
岡部「とにかくだ。俺はもう一度Dメールを使って、ダルのメールを打ち消す」
紅莉栖「……」
岡部「どうした?」
紅莉栖「リーディングシュタイナー…世界線の移動を観測できるのは岡部だけなんだよね」
岡部「ああ」
紅莉栖「他の人は記憶さえ継続できない…」
岡部「(まゆりも言っていたな。思い出さえも消えてしまう…と)」
紅莉栖「他に誰もいないから、少しだけ本音を言いたいの」
岡部「本音…?」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 22:50:18.36 ID:LW2T8+NX0
なるほど、そういうことか
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 22:52:06.95 ID:h05eyCKoO
岡部もまた天才・・・
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 22:52:29.71 ID:qhTjBPNS0
マグマスレ期待
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 22:56:46.81 ID:eiRMrjfh0
紅莉栖「岡部からすれば、多分間違っているのは、この世界なんだと思う」
岡部「……」
紅莉栖「でもね…この世界に生きている私達は、この世界しか知らないの。他の世界線なんて、知覚できない」
岡部「確かにな」
紅莉栖「私達には…私には、この世界が全てなの!他の世界線なんてどうでもいいの!!」
岡部「…」
紅莉栖「この世界で、岡部と一緒にいたいの!」
岡部「俺が世界線を移動したところで、俺がこの世界線が消えるわけでは…」
紅莉栖「分かってる!それでも、あんたは…いま、私の隣にいる岡部は居なくなるじゃないの!!」ポロポロ
岡部「(紅莉栖…)」
紅莉栖「我が儘だって分かってる。どうしようもないことだって分かってる。それでも…」グズッ
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:02:18.25 ID:qhTjBPNS0
支援
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:02:18.56 ID:eiRMrjfh0
岡部「(残される者の思いか…深く考えた事はなかったが…)」
岡部「すまない。お前の気持ちは分からなくもないが、俺には…」
岡部「(まゆりを助ける為に、未来を変える為に…)」
紅莉栖「…言ったでしょ。我が儘だって。分かってるわよ」グジッ
岡部「(まだ10歳だというのに…こんなにも聞き分けが良いのか…いや、良すぎるんだ)」
岡部「(天才と周りから持て囃され。周囲の期待に応え続けて来たからこそ、大人にならざるを得なかった少女…)」
岡部「(本当は、ただの女の子なんだ。紅莉栖は)」
岡部「ロリスティーナよ!」
紅莉栖「ロリスティーナ言うな…!」
岡部「これよりオペレーション:蒼天を翔る思い出(フレスヴェルグ )を開始する!」
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:06:50.82 ID:qhTjBPNS0
支援
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:08:49.28 ID:eiRMrjfh0
紅莉栖「また北欧神話か…で、具体的には何をするつもりだ?」
岡部「出掛けるぞ」
紅莉栖「は?」
岡部「二人で出掛けると言った。時間及び場所はお前に任せよう」
紅莉栖「…どういうつもり?」
岡部「そのままの意味だが」
紅莉栖「(二人で出掛ける…って、おまっ、それってデートじゃないの!)」カァァッ
紅莉栖「(大層な作戦名付けておいてデートとか…しかも私任せかよっ)」カァァッ
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:14:30.02 ID:qhTjBPNS0
支援
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:16:14.50 ID:eiRMrjfh0
紅莉栖「(デートイベントキタ――(・∀・)――!!)」
紅莉栖「(ここで好感度アップついでに本家ヒロインの魅力に骨抜きになりなさい、岡部ぇっ!)」
紅莉栖「(フゥーハッハッハ!私の勝ちよ、まゆりぃぃっ!!)」グフフ
岡部「(何を考えているのか分かりやすくて困るな…)」
紅莉栖「じゃ、じゃあ今すぐ行きましょう!善は急げって日本の諺にもあるし!!」ワクワクテカテカ
岡部「(言葉の用途を間違っている気もするが…)では支度をするといい。俺もラボに戻って準備をする」
岡部「(この作戦完了と共に、このDメールを打ち消すことにする…すまない、紅莉栖)」
しえんgた
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:25:06.72 ID:eiRMrjfh0
渋谷
岡部「此処で良かったのか?」
紅莉栖「うん。秋葉原以外にも見て回りたかったから…あと、岡部」
岡部「何だ?」
紅莉栖「手…繋いでもいい?」ドキドキ
岡部「(カチャッ)…もしもし俺だ。ああ、機関もついに強行手段に出たらしい…」
紅莉栖「もう…独り言言ってる暇があったら早く移動しましょ」ギュッ
岡部「(紅莉栖の小さな手が俺の手を握った)」
紅莉栖「(さて、どこに行こうかなと…)」ニヤニヤ
地面か…
フンッ!
うわ、なんだこれ!熱っ!
マグマ!?マグマだ!
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:28:07.20 ID:/BOy9W2v0
もう許してやれよ
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:28:26.17 ID:qhTjBPNS0
24 :
忍法帖【Lv=38,xxxPT】 :2011/09/19(月) 23:28:42.88 ID:ZshqDdO60
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:31:16.82 ID:6zuVgqxS0
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:34:15.76 ID:eiRMrjfh0
コンビニ
ラッシャーセー
岡部「悪い、ちょっとトイレに…」
紅莉栖「一々断らなくてもいいから」
岡部「大人しくしてるんだぞ」
紅莉栖「子供扱いするな!」
岡部「(事実子供なんだが…ううっ、トイレトイレ…)」
紅莉栖「(雑誌の立ち読みでもしようかしら…)」
セナシャン、セナシャン。ガルガリクンヲハッケンシタノラ
ホウコクシナクテイイ
紅莉栖「(あの女子高生の制服、可愛いかも…)」
もうわからん
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:39:37.02 ID:eiRMrjfh0
タクミシャンタクミシャン、ナニシテルノラ?
ボ、ボクガアイスカイニキチャイケナイノカヨ…
ナラ、ガルガリクンヲススメルゾ、ニシジョウ
ナ、ナンデボクガコンナメニ…
紅莉栖「(頑張れ、西條さん…)」
岡部「(すっきりついでにドクペも買ったし)…待たせたな、では行くぞ。ロリスティーナ!」
紅莉栖「ロリスティーナ言うな!」
アリガトウゴザイマシター
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:39:55.76 ID:qhTjBPNS0
支援
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:44:49.40 ID:eiRMrjfh0
街中
紅莉栖「秋葉原とは違うのね…」
岡部「アキバが特殊なのだ。元々電気街として発展していたが、現在は萌え文化の聖地的な存在になっている」
岡部「渋谷も一年前に連続殺人事件があったが、今はこの通りだ」
紅莉栖「岡部、何か変な生き物のストラップがあるわ」
岡部「(聞いてない…)あれはゲロカエルんだ」
紅莉栖「ゲロカエルん?」
岡部「去年渋谷で大流行したキャラクターグッズだ…毎週毎に種類が増えていく仕様で、フルコンプを目指すコレクターもいたそうだ」
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/19(月) 23:48:02.35 ID:hI4Hl1Fj0
63 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/14(水) 20:04:43.85 ID:JyFQAZYt0 [4/8]
>>60 あ、世界一周終わってます
95 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[sage] 投稿日:2011/09/14(水) 20:37:54.72 ID:JyFQAZYt0 [6/8]
>>68 あの、もう近くに壁が無いんですが。どうしましょう?
96 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2011/09/14(水) 20:38:42.23 ID:Th4fWE+K0
>>95 地面があるじゃないか
101 名前:入隊志願者[sage] 投稿日:2011/09/14(水) 20:41:16.63 ID:JyFQAZYt0 [7/8]
地面か…
フンッ!
うわ、なんだこれ!熱っ!
マグマ!?マグマだ!
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします :2011/09/19(月) 23:53:11.50 ID:eiRMrjfh0
紅莉栖「今あるのは…王冠被ったデザイン?」
岡部「キングゲロカエルんだな…最後に発売したストラップだ」
紅莉栖「髭も生やして偉そうな顔してる…」
岡部「…店員さん、これ一つ下さい」
マイドアリー
岡部「受け取れ、ロリスティーナ」ポイッ
紅莉栖「っとと…ってまた言った!」キャッチ
岡部「さて、次は何処に行きたい?」
紅莉栖「じゃあ…」
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/09/20(火) 00:01:22.95 ID:3/rIhjG+0
支援
ほしゅ