1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほむら「転校初日の学校も乗り切った…次はインキュベーター狩りね」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:39:54.72 ID:CQ4UWka20
取り敢えず脱いだ
3 :
>>1 代行ありがとう:2011/08/31(水) 18:41:13.87 ID:1y2jxkoG0
ほむら「やっぱり、ここにいたわね」
QB「君は…?」
ほむら「悪いけど、死んで貰うわ」パァァ
QB「魔法少女!?契約した覚えはないのに…君は一体……!」
ほむら「おまえが知る必要はないわ。消えなさい、インキュベーター!」ジャキン
QB「!? 君は…!」
パァン
QB「」
ほむら「まずは一匹…」
テクテクテク
ほむら「次が来たようね」クルッ
QB「デュフフwwww拙者としたことが不覚でござるwwwwwww」
ほむら「!?」ビクッ
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:43:24.05 ID:1y2jxkoG0
QB「しかし不意打ちとはwwwwなんたる不届き者wwwww拙者が成敗致すwwwwww」
ほむら(な、何なのよ……様子がおかしいわ……)
QB「いざ尋常にwwww勝負wwwwww」バッ
ほむら「!?」
パァン
QB「」
ほむら「反射的に撃ち殺してしまったわ……」
テクテクテク
ほむら「!? また…!?」クルッ
QB「おいコラァ!ワレ何してくれてんのや!」
ほむら「」
かわいい
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:46:14.00 ID:1y2jxkoG0
QB「代わりの身体言うてもタダじゃないんやぞ!どう落とし前着けてくれんのや!あァ!?」
ほむら「………」
QB「ダンマリか?あァ? ほな、事務所行こか!?」グイッ
ほむら「………」
パァン
QB「」
ほむら「何なのよ……もう……」
テクテクテク
QB「ちょっとぉ〜、アタシが何したって言うのよぉ!」クネクネ
パァン
QB「」
ほむら「もう嫌……」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:48:08.63 ID:4BeOpQFV0
ほむ?
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:50:23.71 ID:1y2jxkoG0
QB「いきなり撃ち殺すことはないだろう?やれやれ最近の若者は」
パァン
QB「ハァハァ…その冷たい眼差しが堪らないよ……ウッ!!」
パァン
QB「オッス!オラ、キュゥべえ!オラと契約して魔法少女に」
パァン
QB「ふぇぇ 身体のスペアが勿体ないよぉ……」
パァン
QB「部長!あいつらが魔女になったのはわしのせいじゃ」
パァン
QB「性欲を持て余す」
パァン
QB「まどかー!助けて欲しいナリよー!!」
パァン
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:54:28.63 ID:VvbNrSsf0
なんか色々混ざってるぞ
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:56:17.26 ID:1y2jxkoG0
ほむら「はあ、はあ……どうなってるのよ……」
ほむら(殺す度にインキュベーターの人格が変化するなんて…今までの時間軸ではこんなことはなかった…)
テクテクテク
ほむら「!! また…ッ!」クルッ
QB「ひぃっ!?」
ほむら「何にせよ、おまえを生かしておくわけにはいかないわ…!」ジャキン
QB「や、やめてよ……撃たないでよ……」プルプル
ほむら「消えなさい……」グッ
QB「ボクが何かしたなら謝るから……ごめんなさい……グスッ……」
ほむら「……えっ?」
QB「ごめんなさい… 許して、おねえちゃん……」ウルウル
ほむら「」キュン
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 18:59:12.77 ID:4D9ymsmBP
そいつの言葉に耳を貸しちゃだめええええええええええええ
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:00:31.59 ID:/+G2zpYz0
けもきゅべなら支援
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:01:19.86 ID:1y2jxkoG0
ほむら「………」
QB「ヒック……怖かったよぉ……」エグエグ
ほむら(何これ)
QB「ボク、何か悪いことしたの?おねえちゃんを怒らせちゃった…?」
ほむら「え、えっと……」
QB「頑張っていい子になるから…嫌いにならないでよ……」ウルウル
ほむら「べ、別に怒ってなんかないわ」
QB「グスッ……ホントに……?」
ほむら「え、ええ、本当よ。だから泣かないで、ねっ?」
QB「うんっ!」ニコッ
ほむら(何これかわいい)
かわいい
15 :
ポンチョ ◆Y.xiZaTQo2 :2011/08/31(水) 19:03:08.49 ID:Nbl6C76e0 BE:2475371849-2BP(0)
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:07:26.02 ID:1y2jxkoG0
ほむら「ハッ!? 私としたことが……」
ほむら(いくら可愛いとはいえ、相手は憎きインキュベーター。見逃すわけには……)
QB「そうだ、おねえちゃんのお名前はなんていうの?」
ほむら「えっ、あ、暁美ほむらよ」
QB「あけみほむら?」
ほむら(何を正直に答えてるのよ、私……)
QB「あけみ…ほむら…… ほむらおねえちゃん!」ニパッ
ほむら「」ズキュゥゥゥン
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:07:32.66 ID:9r++zrDs0
にゃあ
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:12:34.59 ID:1y2jxkoG0
ほむら(か、可愛い…… この子、本当にあのキュゥべえなのかしら)
QB「おねえちゃん、どうしたの?」
ほむら「な、何でもないわ。それより……」
ガタッ
まどか「あれ、ほむらちゃん?」
ほむら「ま、まどか!?どうしてこんな所に」サッ
QB「ふぎゅっ」
まどか「えっ?」
ほむら「き、気にしないで。それよりどうしたの?」
まどか「あ、えっとね、さっきこっちのほうから声が聞こえて……」
ほむら(しまった…この子に気を取られて忘れてたわ……)
まどか「『まどかー!助けてほしいナリよー!!』って、私のことを呼ぶ声が聞こえたんだ」
ほむら「そ、そう…… 空耳じゃないかしら」
まどか「そうなのかなあ……」
ほむら(何とか誤魔化すしかないわ……)
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:14:02.80 ID:9r++zrDs0
なにも隠さなくてもいいのに
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:18:50.48 ID:IBo8ZAwr0
このQBは殺せないな・・・
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:20:06.49 ID:Dy4gfNxi0
かまわん、続けろ
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:21:56.64 ID:1y2jxkoG0
さやか「いたいた!まどか、こんな所で何やって…… って、転校生?」
まどか「あ、さやかちゃん」
さやか「『あ、さやかちゃん』じゃないよ、もう。急に走り出すから何事かと思ったじゃん」
まどか「ご、ごめんね…?」
さやか「はあ、次から気を付けなさいよー。にしても、転校生までこんな所で何やってんの?それにその格好……コスプレ?」
ほむら「え、えっと、それは……」モゾモゾ
まどか「あれ…? ほむらちゃん、服の中で何か動いて……」
ほむら(ちょ、ちょっと、どこ触って……ひゃぅっ!?)
モゾモゾ ピョコン
QB「ぷはぁ! おねえちゃん、使い魔がくるよ!」
まどさや「えっ!?」
ほむら(しまった…!)
ズズズ…
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:25:11.28 ID:S04/jtmG0
なに! 臆病なQBを題材にSS書いてるとこなのに
先を越されてしまった! パクりだと思われてしまうま!
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:28:23.53 ID:1y2jxkoG0
さやか「な、何よこれ…建物が……!」
まどか「それに、何かいるよ……」
使い魔「Das sind mir unbekannte Blumen」
使い魔「Ja, sie sind mir auch unbekannt」
さやか「な、何なのよこいつら!」
まどか「さやかちゃん……」
ほむら(この二人は巻き込みたくない… 一旦退くしかないわ)
ほむら「二人とも、ついてきて!」ダッ
まどか「ほむらちゃん!?」
さやか「まどか、行くよ!」ダッ
ほむら「あなたも!」ダキッ
QB「うわわっ!」
25 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:29:52.50 ID:VQ1IbViE0
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:34:27.68 ID:1y2jxkoG0
まどか「はあ…はあ…」タッタッタッ ドテッ
さやか「まどか!」
ほむら「まどか、大丈夫?」
まどか「う、うん…ありがとう」
QB「おねえちゃん、早く!」
さやか「動物が喋ったり、いきなり変な景色になったり……一体どうなってるのさ!転校生、あんた何か知ってるの!?」
ほむら「それは……」
まどか「さやかちゃん、後ろ!!」
さやか「え…?うわあああ!?」
パァン
使い魔「」
さやか「…って、あれ?私生きてる?」
まどか「今のは……?」
マミ「危なかったわね。でももう大丈夫」
ほむら(巴マミ……)
つられて 俺も脱いだ
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:40:12.84 ID:1y2jxkoG0
QB「マミ!マミーッ!」ピョンピョン
マミ「あら、キュゥべえを助けてくれたのね。その子は私の大切な友達なの。ありがとう」
まどか「え、えっと…?」
QB「マミー!怖かったよぉ!」
マミ「よしよし、もう大丈夫よ。よく頑張ったわね」ナデナデ
QB「えへへ」ニコッ
マミ「」キュン
マミ(キュゥべえって、こんなに可愛かったかしら……)
さやか「あのー…?」
マミ「ハッ!? ご、ごめんなさい、少し考え事をしてたわ」
さやか「は、はあ…」
29 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:43:22.79 ID:oIWab/hj0
C
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:43:28.88 ID:9r++zrDs0
このQBやりおる!
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:44:04.34 ID:gEdJtIO50
綺麗なQBなら期待
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:45:46.50 ID:1y2jxkoG0
マミ「自己紹介といきたいところだけど、その前にちょっと一仕事、片付けちゃっていいかしら」パァァ
まどか(あの人も服装が変わった…… というか、一瞬裸になったよね……)
さやか(パットかと思ったら本物……だと……)
ほむら(恨めしい……)
マミ「一気に片付けるわよ!」ジャキンッ
〜〜〜〜マミさん無双中〜〜〜〜
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:46:03.14 ID:rujRKBlzO
天使みたいなQBに宇宙の為に死ねとか言われたら速効で絶望するぞ
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:47:11.91 ID:Dy4gfNxi0
正直途中までは普通に天使だったよなQB
36 :
ポンチョ ◆Y.xiZaTQo2 :2011/08/31(水) 19:49:10.03 ID:Nbl6C76e0 BE:1237685663-2BP(0)
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:49:13.21 ID:1y2jxkoG0
マミ「これで最後ね」パァン
使い魔「」
ズズズ…
まどか「あ、景色が元に戻った……」
さやか「な、何かよくわからないけど、助かったんだね……」
ほむら(キュゥべえとも、巴マミとも接触を許してしまった。これ以上ここにいるべきではないわね)スッ
まどか「あ、ほむらちゃん待って!」
ほむら(あっさり見つかったわ……)ショボン
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:53:20.78 ID:1y2jxkoG0
まどか「あの、さっきはありがとう。ほむらちゃんがいなかったら、私もさやかちゃんも危なかったよ」
ほむら「お礼なんて必要ないわ。私は私のやるべき事をやっただけ」
まどか「やるべき事…?」
ほむら「…何でもないわ。忘れて頂戴。それよりまどか、あいつには……」チラッ
QB「それでね、ほむらおねえちゃんが助けてくれたんだよ!」
マミ「まあ、よかったわね。ちゃんとお礼を言いましょうね」ニコニコ
QB「うんっ!」ニコニコ
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃん?」
ほむら「…やっぱり、何でもないわ。それじゃあ……」
まどか「?」
ほむら(いつものあいつだったら、すぐにでも殺すところだけど……もう少し様子を見ましょう)
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:56:22.15 ID:IAyoIFO10
なんという淫獣
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 19:59:24.08 ID:1y2jxkoG0
翌日 屋上
さやか「何で、私達なのかな?不公平だと思わない?こういうチャンス、本当に欲しいと思っている人は他にいるはずなのにね」
まどか「さやかちゃん……」
ガチャッ スタスタ
まどか「あ、ほむらちゃん」
QB「ほむらおねえちゃん!」
さやか「よー、転校生!昨日は突然いなくなってるからびっくりしたよ」
ほむら「鹿目まどか」
さやか「ってこら!無視すんな!」
ほむら「魔法少女のこと、聞いたんでしょう?」
まどか「う、うん。マミさんとキュゥべえから…」
QB「マミがね、今度ほむらおねえちゃんもお家においでって!」
ほむら「そう、それは嬉しいわね」
さやか「あのさー、キュゥべえにはちゃんと返事するわけ?私は?」
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:01:32.06 ID:ltXQ3yzn0
さやカス
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:04:48.47 ID:1y2jxkoG0
ほむら「昨日の話、覚えてる?」
まどか「うん」
さやか「スルー!?」
ほむら「ならいいわ。忠告が無駄にならないよう、祈ってる」
スタスタ
さやか「こらー!さやかちゃんを無視したまま戻るなー!」
QB「ほむらおねえちゃん、ばいばい!」フリフリ
ほむら「………」フリフリ
さやか「そっちは反応するのかよ!」
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:06:52.27 ID:tgsfUhJy0
かみまみた!(テヘッ
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:09:49.88 ID:1y2jxkoG0
放課後
さやか「転校生のやつ、私にだけ態度違くない!?」
まどか「あ、あはは、何でだろうね」
さやか「もー、やな感じ!何なのあいつ!」
まどか「でも、悪い子ではなさそうだよ?」
さやか「そりゃあ、昨日はあいつがいなかったらどうなってたか分からないけどさ…… にしても、無視はないでしょ無視は!」ムキー
まどか「まあまあ、さやかちゃん……」
ガラガラッ
<シャーセー
マミ「お待たせ。さて、それじゃ魔法少女体験コース第一弾、張り切っていってみましょうか」
〜〜〜〜〜マミさん無双中〜〜〜〜〜
<ティロ・フィナーレ!!
<キャーマミサーン!!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:15:47.02 ID:1y2jxkoG0
事後
マミ「私のソウルジェム、昨夜よりちょっと色が濁ってるでしょう?でも、グリーフシードを使えば……」パァァ
さやか「おおー!」
マミ「これで魔力も元通り。前に話した魔女退治の見返りがこれよ」
さやか「なるほど!」
ジーッ
ほむら(今のキュゥべえは強引に契約を持ちかける事はないみたいね。もう暫く、様子を……)コソコソ
QB「あ、ほむらおねえちゃん!」
ほむら「!?」ビクッ
まどか「ほむらちゃん?」
さやか「転校生?そんな所に隠れて何やってんのさ」
マミ「あら……」
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:19:06.46 ID:jOJ7qtzn0
しょたべえ?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:22:40.11 ID:1y2jxkoG0
マミ「そんな所で何をしていたの?覗き見の趣味でもあるのかしら?」
ほむら「………」
マミ「…まあいいわ。グリーフシード、あと一度くらいは使えるはずよ。あなたにあげるわ、暁美ほむらさん」
ほむら「あなたの獲物よ。あなただけの物にすればいい」
マミ「人と分け合うんじゃ不服かしら?」
ほむら「そういうわけではないわ。とにかく、施しは受けない」
マミ「……そう。それがあなたの答えね」
ほむら「あなたが無関係な一般人を…… 鹿目まどかと美樹さやかを魔法少女に誘導する事をやめるのであれば、争う理由はないわ。それを覚えておいて」
スタスタ
マミ「………」
まどか「ほむらちゃん……」
さやか「やっぱ、感じ悪いなあ」
QB「マミ、ほむらおねえちゃんと喧嘩してるの…?」オロオロ
マミ「…ええ、ちょっと喧嘩しちゃっただけよ。今度仲直りしなきゃね」ニコッ
マミ(キュゥべえには悪いけど、暁美さんは信用できないわ……)
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:24:20.21 ID:iuqtW8qD0
マミさんェ・・・
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:30:18.97 ID:1y2jxkoG0
お菓子の魔女の結界
ほむら「ここの獲物は私が狩る。あなた達は手を引いて」
マミ「美樹さんとキュゥべえが中にいるのよ。退くわけにはいかないわ」
ほむら「その二人の安全は保証するわ。今回は……」
シュルシュル ガチッ
ほむら「!?」
まどか「マミさん!?」
ほむら「ば、馬鹿、こんなことしてる場合じゃ…!」
マミ「ごめんなさいね。私はキュゥべえとは違って、あなたを信用することができないの」
ほむら「今度の魔女は、これまでの奴らとはわけが違う…!あなた、死ぬわよ…!」
マミ「大人しくしていれば、帰りにちゃんと解放してあげる。行きましょう、鹿目さん」
スタスタ
ほむら「ま、待ちなさい! ……待って!!」
50 :
! 【11.2m】 :2011/08/31(水) 20:33:08.66 ID:fdccfQXF0
qbくるー?
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:35:55.53 ID:VJ8jj7ub0
マミさん死んじゃうなんてやだー
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:38:26.42 ID:1y2jxkoG0
マミ「お待たせ」
さやか「マミさん!よかった、間に合って……」
QB「マミ!魔女が出てくるよ!」
ズズズ
魔女「イエイエア」
マミ「せっかくのところ悪いけど、一気に決めさせてもらうわよ!」ダッ
魔女「オウイエアー」
ドドドッ パァン
さやか「さっすがマミさん!圧倒的!」
まどか(本当に大丈夫なのかな……)
ほむら「だめだわ、拘束が解けない……こうしてる間に巴マミは……」
ほむら「………」
ほむら「……でも……」
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:45:27.84 ID:1y2jxkoG0
マミ「ティロ・フィナーレ!!」
ドンッ
魔女「イヤン」
さやか「やったぁ!」
まどか(よかった、何事もなさそう…)
『……べえ』
QB「?」
ほむら『キュゥべえ…聞こえる?』
QB『ほむらおねえちゃん?』
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:47:33.27 ID:oIWab/hj0
C
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:49:34.98 ID:4DpJ54i80
シャルロッテも様子おかしくね?
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:51:28.67 ID:1y2jxkoG0
ほむら『今、巴マミが戦ってる魔女…あいつは簡単に倒せる相手ではないわ。このままじゃ、巴マミが危ない』
ほむら『私がこんな事を言うなんて、都合がいいのは分かってる。だけどお願い、彼女を助けてあげて…』
QB『おねえちゃん…… うん、わかったよ』
まどか「マミさん、魔女が!」
さやか「まだ生きてるよ!」
マミ「え?」
QB『あっ』
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:55:43.45 ID:1y2jxkoG0
魔女「オマエラコンナモンジャネーヨナァー!!」モゴモゴ
マミ「え…?」
魔女「アンコールイクゼェー!!」ガパッ
ズルズル アーン
マミ「あ……」
QB「マミっ!危ないっ!」
タタタッ ドンッ
マミ「キュゥべえ!?」
魔女「イエアー!!」
ガブッ グチャグチャ
QB「」
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:56:52.74 ID:PfvhV/yv0
QBが!
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 20:59:59.29 ID:KVCyOzO30
かわいいQBが!
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:00:15.58 ID:d6yDyNXC0
駄目なQBに後戻りかっと
888888888888888888888888
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:01:21.27 ID:1y2jxkoG0
QB『ほむらおねえちゃん……』
ほむら『キュゥべえ!巴マミは無事なの!?』
QB『マミはだいじょうぶ…だよ』
QB『だけどボク、もう一緒にいられないみたい……』
QB『マミは、寂しがりやだから……ほむらおねえちゃんが一緒にいてあげてね……』
ほむら『キュゥべえ…!?あなた、まさか……!』
QB『ほむらおねえちゃん……短い間だったけど、大好きだったよ』
QB『みんなと仲良くしてあげてね…… ごめん…ね。ばいばい……』ブツッ
ほむら『キュゥべえ!?』
奇跡の個体がぁぁぁぁ!
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:06:50.48 ID:tUTRbNnP0
次はどんなQBだ?
ほ……きゅう…
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:09:51.56 ID:1y2jxkoG0
グチャグチャ ゲプッ
さやか「キュゥべえが…食べられちゃった……」
まどか「ひどいよ……こんなのってないよ……!」
魔女「マダマダモエタリネーナァー!!」
マミ「キュゥべえ……私をかばって……」
魔女「コンナモンジャネーダロォー!!」
マミ「………」
魔女「オレニシッカリツイテコイヨォー!!」グワッ
パァン
魔女「」
マミ「…許さない」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:15:26.05 ID:1y2jxkoG0
マミ「ティロ・フィナーレッ!!」
ドガンッ
魔女「ヘェア……」
マミ「今度こそ…倒したわね……」
シュゥゥゥゥ
さやか「あ…結界が…」
ほむら「結界が解けた…?巴マミ…それに、キュゥべえは……!」ダッ
マミ「キュゥべえ…… ごめんね、私のせいで……」グスッ
まどか「マミさん……」
さやか「……くそっ」ガッ
ダダダッ
ほむら「巴…マミ…! 無事…だったのね…!」ゼエゼエ
マミ「暁美さん……」
ほ
む
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:22:28.79 ID:1y2jxkoG0
マミ「あなたの忠告を素直に聞いておくべきだったわ…そのせいで、大切な友達を失ってしまった」
ほむら(やっぱり、キュゥべえは……)
マミ「人の忠告も聞かずに、油断して友達を死なせてしまって…… ふふっ、先輩失格ね。」
ほむら「巴マミ……」
まどか「マミさん……」
マミ「鹿目さん、ごめんなさい。魔法少女コンビの話、なかった事にして貰えないかしら」
まどか「え……」
マミ「こんな私じゃ、魔法少女としても失格よ。今日みたいな事にあなたを巻き込むわけにはいかないわ」
マミ「……キュゥべえはもういないから、どのみち契約もできないわね」
まどか「そんな…!」
マミ「ごめんね、鹿目さん。それに美樹さんも」
さやか「………」
マミ「暁美さん、二人をお願いね。私はお先に失礼するわ……」
ほむら「………」
さやか「…待ってよ、マミさん!」
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:23:43.61 ID:oIWab/hj0
マミさん…
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:28:59.39 ID:4BeOpQFV0
べぇ…
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:29:11.11 ID:1y2jxkoG0
さやか「魔法少女失格だなんて、そんな事ない!」
マミ「美樹さん……?」
さやか「マミさんは街の平和を守るために戦ってきたじゃないですか!私はそれをカッコいいって思ってる!今だって!!」
マミ「美樹さん…… でも、私はもう……」
まどか「マミさんは一人じゃないです!私もさやかちゃんもいます!ほむらちゃんだって……!」
マミ「………」
ほむら「巴マミ。自分が先輩失格だと思いたいのなら勝手に思えばいい。だけど、この二人のようにあなたを慕う人間はいる。それを忘れないで」
マミ「暁美さん……」
ほむら「自分は魔法少女だから一人ぼっちだなんて、思わないで。あの子の気持ちを無下にしないで頂戴……」
子安べぇ
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:36:05.97 ID:1y2jxkoG0
マミ「みんな……ありがとう。そうよね、私は一人ぼっちなんかじゃない……」
まどか「マミさん……!」
マミ「さっきから泣き顔ばっかり見せてごめんなさいね。本当に私、先輩失格だわ」グスッ
さやか「そんなの気にしないでくださいよー。普段カッコいいマミさんの泣き顔なんて、超レア物ですよ超レア!」
マミ「ふふっ、美樹さんったら」
マミ「……キュゥべえも、こんな私をまだ友達だと思ってくれているかしら」
ほむら「あの子は最期まであなたを心配していたわ。マミは寂しがり屋だから一緒にいてあげて、と…」
マミ「そう……あの子が…… ふふっ、子供のように見えて、何でもお見通しだったってわけね」
マミ「キュゥべえ……」グスッ
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:36:34.21 ID:nHKY+jgw0
いつの間にか超シリアス展開に…
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:43:30.87 ID:oIWab/hj0
C
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:43:31.25 ID:1y2jxkoG0
マミ「みんな……ありがとう。そうよね、私は一人ぼっちなんかじゃないわよね……」
まどか「マミさん……!」
マミ「さっきから泣き顔ばっかり見せてごめんなさいね。本当に私、先輩失格だわ」グスッ
さやか「そんなの気にしないでくださいよー。普段カッコいいマミさんの泣き顔なんて、超レア物ですよ超レア!」
マミ「ふふっ、美樹さんったら」
マミ「……キュゥべえも、こんな私をまだ友達だと思ってくれているかしら」
ほむら「あの子は最期まであなたを心配していたわ。マミは寂しがり屋だから一緒にいてあげて、と…」
マミ「そう……あの子が…… ふふっ、子供のように見えて、何でもお見通しだったってわけね」
マミ「キュゥべえ……」グスッ
79 :
>>78 ミスったごめん:2011/08/31(水) 21:44:06.72 ID:1y2jxkoG0
QB「呼んだかい?」
マミ「えっ」
ほむら「えっ」
まどか「えっ」
さやか「えっ」
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:45:57.17 ID:GkkND7bJ0
ですよねー
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:47:55.30 ID:1y2jxkoG0
QB「ふむ。皆、揃っているようだね」
まどか「え、あれ?キュゥべえ?」
さやか「魔女に食べられたんじゃ……」
マミ「きゅ、キュゥべえ!?無事だったの!?」
QB「無事、という表現には少々語弊があるがね。まあ、あながち間違ってはいないよ」
ほむら(そういえば代わりはいくらでもいるのよね……雰囲気に流されて忘れてたわ……)
マミ「キュゥべえ!よかった、心配したのよ!ごめんね、私のせいで……!」ダキッ
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:53:13.87 ID:1y2jxkoG0
マミ「ごめんなさい、キュゥべえ。私のために……」
QB「あの状況で君を失うわけにはいかなかったからね。致し方あるまいよ」
ほむら(え?)
QB「ところでマミ、抱き付く力を緩めてはくれないか。なにぶん私も男なものでね。君の胸部が密着しているのが些か気になるのだよ」
マミ(あれ?)
パッ ストン
QB「ふう……」
QB「マミ、純粋無垢なところは君の魅力ではあるが、時と場合を考えたまえ」
QB「今回は私だったから良かったものの、相手が思春期の男子であった場合、こういった無防備な行為は貞操の危機に繋がる事もありうるのだからね」
マミ「え、あ、はい」
し、紳士だ……
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:55:54.95 ID:tUTRbNnP0
説教うぜぇ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:56:12.31 ID:oIWab/hj0
ジェントルQB
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:57:06.39 ID:4BeOpQFV0
チェンジで
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:57:33.68 ID:2+QbEg060
誰だよこれwwwww
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:57:52.80 ID:+uUN5kLnP
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 21:59:24.39 ID:1y2jxkoG0
QB「時に、暁美ほむら。君は私と契約していないにも関わらず、魔法少女としての力を持っているね。これはどういう事だい?」
マミ「契約してない…?どういう事なの?」
ほむら「………」
QB「説明を求めるだけ無駄、か。まあ、概ね予想はついてはいるが…… 決定的な証拠がないとあっては、私の想像の範疇を超えるものではないか」
まどか「ねえ、さやかちゃん……何の話だか分かる?」
さやか「さあ…?」
QB「暁美ほむら、君は…… いや、今はよそう」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:02:58.54 ID:wG9PDTgU0
最初に戻ったのかと思ったら糞ウザくなってたwwwww
91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:04:23.85 ID:PfvhV/yv0
回りくどいwwwww
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:06:36.09 ID:1y2jxkoG0
QB「今はインキュベーターとしてではなく、ただのキュゥべえとして礼を言おう。マミを助けてくれてありがとう、暁美ほむら」
ほむら「……感謝なんて必要ないわ。身を挺して彼女を救ったのは、あなただもの」
QB「それでも、だよ。あの時、君が私に忠告してくれなければ、恐らくマミは死んでいただろう」
マミ「………」
QB「直接的には私が助けたと言っていいのだろうが、結果的にマミを救ったのは君になるわけだ」
マミ「…そうね。私が暁美さんの話をよく聞いていれば、あんな事にはならなかったわ。ごめんなさい、暁美さん」
ほむら「そんなこと……私は……」
さやか(ところでさ、誰も突っ込まないけど)
まどか(キュゥべえ…キャラ変わってるよね……)
ほ
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:13:23.87 ID:1y2jxkoG0
マミ「私からも、改めてお礼を言わせてもらうわ。ありがとう、暁美さん。 それと……今までごめんなさい」
ほむら「……何度も言うようだけど、お礼なんて必要ないわ。これに懲りたら次からは油断しないことね」
ほむら「それと、鹿目まどか。あなたが憧れていたものの正体が、これで分かったでしょう?」
ほむら「今日みたいに、ほんの少しの油断で命を落とす事になる。魔女の結界の中で死ねば誰にも気付かれる事はない」
ほむら「戦いの中で生きる事を強要され、誰に感謝されるわけでもなく、人知れず消えていく…… 魔法少女って、そういうものよ」
ほむら「それが分かったのなら、契約しようだなんて思わないで」
スタスタ
さやか「ちょっと、そんな言い方ってないでしょ!」
まどか「さ、さやかちゃん…」
マミ「いいのよ、美樹さん。暁美さんの言ってる事は間違ってないんだから……」
ほむら(そう、感謝なんて必要ない。私はあなたたちを、何度も見殺しにしてきたのだから……)
QB(……ふむ)
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:20:38.96 ID:1y2jxkoG0
病院
恭介「聞きたくもないんだよ!自分で弾けもしない音楽なんて!!」
さやか「恭介……」
恭介「諦めろって言われたのさ。現代の医学じゃ、奇跡か魔法でもないと無理だって……!」
さやか「……あるよ」
恭介「え……?」
さやか「奇跡も魔法も、あるんだよ!!」
QB「………」
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:21:25.46 ID:tUTRbNnP0
このQBは髭生えてそう
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:22:37.68 ID:1HB/RZOd0
シルクハットも追加で
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:25:53.94 ID:g2mx0MO90
しえん
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:26:13.59 ID:2+QbEg060
なんか思慮深いQBだな
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:26:53.38 ID:1y2jxkoG0
屋上
QB「なるほどね、事情は把握したよ」
さやか「じゃあ…!」
QB「しかし、君も暁美ほむらの話を聞いただろう?いくつか例外がなくもないとはいえ、彼女の言っていた事は紛れもない事実だ」
QB「それでも構わない、戦いの運命を受け入れてでも、その望みを叶えたい……そう言うのだね?」
さやか「……うん。転校生には悪いけど、こればっかりは譲れないよ」
さやか「私は恭介の腕を治したい…… それに、マミさんの力になれるんなら、魔女と戦う事になったって構わない!」
QB「……契約は成立だ。君の願いはエントロピーを凌駕したよ、おめでとう」
パァァァァ
さやか「う…ぐ…っ!?」
QB「さあ、受け取りたまえ。それが君の運命だ」
さやか「……!」パシッ
さや
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:33:31.53 ID:+uUN5kLnP
ほす
103 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:35:01.59 ID:1y2jxkoG0
廃工場
さやか「遅かったじゃん、転校生」
ほむら「美樹さやか…あなた……!」
さやか「悪いね、契約しちゃったよ」
ほむら「あなたは……!私の話を聞いていなかったの……!」
QB「やめたまえよ、暁美ほむら」
ほむら「キュゥべえ……!」
QB「彼女は自らの意思で戦いの運命を受け入れた。それを非難する資格は君にはない。違うかね?」
ほむら「くっ……」
さやか「ごめん、転校生の言う事は尤もだよ。だけど、どうしても叶えたい願いができちゃったんだ」
ほむら「あなたは……ッ!」
さやか「そんなに暗い顔しないでよ、転校生!せっかく初陣で勝利を飾ったんだからさ、同じ魔法少女としてもっと祝ってよね!」
QB(そう、彼女が自分で選んだ道だ。例えどんな結末が待っているとしても…ね)
104 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:38:29.20 ID:hjH4rLei0
なんか悪意を感じるんだが
邪悪な気配がするメポ
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:41:30.37 ID:oIWab/hj0
C
107 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:42:33.77 ID:1y2jxkoG0
路地裏
さやか「あんたみたいな奴がいるからッ!!」バッ
杏子「うぜえ……超うぜえ!!」バッ
ガキィン!!
さやか「うあぁっ!」ドサッ
QB「ふむ…… やはり、さやかでは部が悪いようだ」
まどか「そんな…!キュゥべえお願い、やめさせて!こんなの絶対おかしいよ!」
QB「私はあくまで契約する事しかできないのだから、魔法少女同士の争いは止めようがないのだがね」
QB「まどか。君が私と契約すれば、あの二人を止める事など造作もないだろうが……どうするかね?」
杏子「終わりだよっ!!」
さやか「……!!」
まどか「私……!」
ほむら「それには及ばないわ」
ザッ
あんあん
109 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:47:10.01 ID:1y2jxkoG0
QB(今のは…… やはり、そういう事なのか。だとすると、彼女は……)
杏子「な、なんだてめえ!」
さやか「転校生……」
ほむら「私は冷静な人の味方で、無駄な争いをする馬鹿の敵。あなたはどっちなのかしら?佐倉杏子」
杏子「何で私の名前を…… アンタ、何者だい?」
ほむら「答える必要はないわ」
杏子「チッ、手札がまるで見えないとなっちゃね…… 今日のところは退かせてもらうよ」
ほむら「賢明な判断ね」
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:52:36.37 ID:3BlsfMJv0
シルクハット被ってひげ生やして、ステッキ片手にパイプをくゆらせるQBか
ほむ
112 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 22:53:46.68 ID:1y2jxkoG0
さやか「あ、ありがと、転校生……」
ほむら「別にあなたを助けたわけじゃないわ。無益な争いが見るに耐えなかっただけよ」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「言ったわよね、鹿目まどか。魔法少女には関わるべきではないと。一体何度忠告させるの?あなたはどこまで愚かなの?」
さやか「お、おい、転校生…!」
ほむら「愚か者が相手なら、私は手段を選ばない」
まどか「ほむらちゃん……」
QB「まあ待ちたまえよ、暁美ほむら」
!?
114 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:02:25.07 ID:1y2jxkoG0
ほむら「……何の用かしら、キュゥべえ?」
QB「そう毛嫌いしないでくれたまえよ。君が契約を望んでいないのは承知しているが、本人の希望には私も逆らえないものでね」
ほむら「よく言う…… そうせざるを得ない状況を作り出し、遠回しに契約を迫るのがあなたのやり方でしょう?」
QB「人を悪徳業者のように言わないでくれたまえよ。全てが間違いだとは言い切れないがね」
ほむら「分かっているのなら尚更タチが悪いわ」
QB「ふむ。その事なのだがね、暁美ほむら。君はどうしてそこまで契約を邪魔したがるんだい?」
QB「まどかの魔法少女としての資質は素晴らしいものだよ。これは君たちにとっても悪い話ではないはずなのだがね」
QB「いつ現れるか分からない魔女を相手取るにあたって、戦力は多ければ多いほどいいだろう?それとも、どうしても契約させたくない理由でもあるのかね?」
QB「私にはまるで、君は鹿目まどかが契約する事を恐れているように見えるのだよ」
ほむら「……!」
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:07:40.88 ID:g2mx0MO90
明日から9月
早寝早起きしようと思ってたのに…
116 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:11:43.50 ID:1y2jxkoG0
QB「そう、まるで君が魔法少女の行く末を知っているかのように……ね」
ほむら「………」
QB「返事がないという事は肯定と受け取るよ。なるほど、それでは君が頑なに契約を阻止しようとするのも頷ける」
ほむら「だったら、その結果どうなるかも分かっているんでしょう。 ……それでも、やめるつもりはないのよね」
QB「生憎、これが仕事なものでね。私の一存でやめるわけにはいかないのだよ」
まどか「キュゥべえ、ほむらちゃん。何の話をしてるの?」
さやか「魔法少女の行く末って?」
ほむら「それは……」
QB「ふむ。今はまだその時ではないようだ。話の続きは後日、改めて話すとしようか」
ほむら「………」
スタスタ
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:13:46.22 ID:ojguY1dZ0
なんかかっけぇ
QBの個体が変わると話のノリが真逆に変化するのが良いね。
QBって種族で意識が一つなんだろ?
意識は一つだが操作する体はいくつもあるって感じの
120 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:18:06.03 ID:096H5VvG0
QBにラスボスの貫禄が
122 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:18:40.91 ID:+uUN5kLnP
そういうループなんだろう
123 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:20:36.22 ID:1y2jxkoG0
杏子「どういうことだおい…… こいつ、死んでるじゃねえか……!」
マミ「美樹さん…?冗談よね……?」
まどか「さやかちゃん…?」
QB「とんでもないことをしてくれたね、まどか」
まどか「キュゥべえ!どういう事なの!?さやかちゃんは……!」
QB「落ち着きたまえ、まどか。さやかは死んではいない。 ……その身体の状態とは別として、ね」
杏子「死んでないって……どこを見たらそんな事が言えるんだよ!息してねーんだぞ!?」
QB「だから、身体の状態は別として、と言ったろう?さやかはまだ死んではいないよ。ソウルジェムが砕けない限りはね」
マミ「え……?」
ほ
125 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:28:27.90 ID:1y2jxkoG0
QB「恐らく、私の前の個体が説明を省いたのだろうが…… 魔法少女としての本体は、人間の身体ではない」
まどか「キュゥべえ……?」
QB「ソウルジェム。直訳すると魂の宝石。ここまで言えばその意味が理解できるのではないのかね?」
杏子「おい……まさか……!」
QB「察しがいいね、杏子。 その通り、ソウルジェムは君たち魔法少女の魂そのものさ」
まどか「そん…な……」
マミ「嘘でしょ……?」
QB「マミ、私が今まで嘘をついた事があったかい?聞かれれば何でも答えただろう?」
QB「今回の件にしても、そうだ。契約する前にソウルジェムの真意を聞かれれば、私は真実を答えただろう」
QB「尤も、契約する前に真実を話した場合、大半の少女は契約を拒否したがね」
マミ「………」
126 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:36:31.73 ID:oIWab/hj0
C
127 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:37:26.22 ID:1y2jxkoG0
杏子「ふざけんなッ!それじゃあアタシたちはゾンビにされたようなもんじゃねえか!!」ガッ
QB「魔女との戦いを考えると、人間の身体は脆すぎる。ソウルジェムさえ無事なら修復できる分、便利だと思うのだがね」
マミ「キュゥべえ、あなた……!」
QB「君たちの前に事実を知った人間は決まって同じ反応をしていたよ。魂の在り処に拘る……愚かだと言うつもりはないが、生憎、私に感情はないものでね」
杏子「こ…の野郎……ッ!」ギリギリ
QB「それともう一つ、魔法少女について話していない事柄があるのだが…… これは、役者が揃うまでお預けとしよう」
QB「ちなみに私を殺しても無駄だよ、杏子。君以外は知っていると思うが、私を殺してもすぐに次の個体がやってくるのでね」
QB「…そろそろ暁美ほむらが戻ってくる頃合だろう。失礼するよ、魔法少女たち」
トコトコ
杏子「ち……っくしょう!!」ドガッ
128 :
【14m】 :2011/08/31(水) 23:38:44.74 ID:oyvqQBzT0
ほう?
129 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:42:53.50 ID:1y2jxkoG0
QB(やはり、予想通りの反応だ)
QB(杏子は立ち直りが早いと見るが、他の二人……特にさやかは、契約した事を後悔するのだろうね)
QB(マミも、友達に裏切られたと思っているだろう。ショックは大きいだろうが……支えてくれる者がいれば、彼女は強い)
QB(鹿目まどかのことだ。さやかとマミを放っておくという選択肢は持ち合わせていないだろう)
QB(あとは……暁美ほむら、だ)
130 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/08/31(水) 23:50:14.71 ID:1y2jxkoG0
QB「こんばんは、暁美ほむら」
ほむら「……何の用かしら?今はあなたに構っている暇はないのだけど」
QB「君とは一度二人だけで話をしてみたかったのでね。なに、時間は取らせないよ」
ほむら「……用件を言いなさい。下らない内容だったら殺すわ」
QB「やれやれ、君は恐ろしいね。さすがにあの時のように何度も殺されるのはごめんだよ」
ほむら「それで、何の用なの」
QB「せっかちだね。まあいい、単刀直入に言うよ。先程、もうすぐワルプルギスの夜が来ると杏子と話していたね」
ほむら「…ええ。それが何か?」
QB「これはあくまで私の推測に過ぎないがね。君は私と鹿目まどかとの契約を阻止し、彼女を魔法少女にさせずにワルプルギスの夜を越える事を目的とし、何度も同じ時間を繰り返している……違うかい?」
ほ
132 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ほむら「………」
QB「沈黙は肯定と受け取るよ」
ほむら「……ええ、そうよ。私はまどかを契約させないために、何度もこの一ヵ月を繰り返している」
QB「なるほど。では、やはり君はこの一ヵ月の間に起こる事を把握しているわけだね」
QB「それを前提として考えるのであれば、今までの君の行動には納得がいく」
QB「美樹さやかと契約した時も取り乱すわけだ。恐らく君の見てきた平行世界では、さやかは高い確率で魔女になったのではないかね?」
ほむら「………」
QB「やはりね」