(´･ω･`)おまえの命は俺の物のようです

代理

大臣

＼辞任しろー！／

期待

>>1代理ありがとうございます

このスレは選択肢によってストーリーが変わります。
選択内容以外の物はカウントされません。

基本的ストーリーは考えていますが選択肢によっては、ストーリーの途中でハッピーエンドまたはバッドエンドを迎えます。

wktk

マンションの入り口で青年に声をかけられた。
隣室に住む人懐っこいこの青年は元気いっぱいの笑顔を向けてくる。
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「諸本さん、今帰りっすか」
(´･ω･`)「やぁ、長岡くんは今からバイトかい？」
　 _
(　ﾟ∀ﾟ)「そっすよ。暇ができたらまた一緒にネトゲしましょうや」
(´･ω･`)「僕は仕事以外の機械操作はどうにも苦手でね」



(´･ω･`)（君が無防備なおかげで、無線ＬＡＮの回線を使い放題だ）

諸本が一度だけ彼の家でネトゲに付き合ったのはその為。
犯行がばれそうになっても疑われるのは長岡青年。

それはｗｋｔｋ

玄関で重い革靴を脱ぎ、リビングへ向かう。
表の仕事は儲かる筈もなく、体裁と裏の仕事のカムフラージュとして行っている。
そろそろ獲物の選択にかかりたいと考えていた。

('、`*川「お帰りなさい、ショボン」

締め切ったカーテンから漏れる微かな明かりの中で、相棒の伊藤がノートパソコンを弄っている。

(´･ω･`)「進み具合はどうだい」

ノートパソコンの画面を覗き込む。

自殺志願者サイト。
陰鬱なコントラストが画面いっぱいに広がっていた。

なんと・・・

('、`*川「本当に来そうなのはこの辺りかしら」

ハンドルネーム：ブーン
大学受験に失敗、友達との格差と疎外感。

ハンドルネーム：ドクオ
正社員になれず就職活動をしながらフリーター。

ハンドルネーム：ヒッキー
受験のプレッシャーと虐め。

ハンドルネーム：ミルナ
コミュ障。

ハンドルネーム：アサピー
理想と現実の違いについていけない。

(´･ω･`)「男が多いと遣り辛いね、せめて３人位にしたい」

('、`*川「そう、誰がいいかしら」

(´･ω･`)「ブーンとドクオは決定だ、チャットの感じでは間違いなくやってくる」

('、`*川「もう一人誰を選ぶ？」

選択肢
１：ヒッキー
２：ミルナ
３：アサピー

１

安価？
１

寝るしえ

安価でてないが選択は多数決なのか？

(´･ω･`)「よし、ヒッキーにしよう」

('、`*川「了解、女子はこの辺りじゃないかしら」

ハンドルネーム：ツン
女子高生、クラス内で孤立、妹と比較される。

ハンドルネーム：クー
ＯＬ、職場内で悩み。

ハンドルネーム：ミセリ
キャバ嬢、ホストに惚れ込み捨てられる。

ハンドルネーム：しぃ
中学生、病弱、登校拒否。

(´･ω･`)「全員という訳にはいかないかな」

('、`*川「私達二人で相手にできる人数にしましょ」

(´･ω･`)「そうだね、残りは次に回そう」

('、`*川「内臓ブローカーも楽じゃないわよね、生きたまま運ぶの大変」

(´･ω･`)「鮮度が落ちたら使えないからね」

('、`*川「それでどの子にするの？」

(´･ω･`)「健康なツンとクーは決定」

怖いよ

('、`*川「ミセリは昼夜逆転の上にお酒で肝臓が悪そう、しぃの病気は喘息だから他は良さそう」

(´･ω･`)「ふむ、悩むところだね」

選択肢
１：ミセリ
２：しぃ
３：二人とも次にまわす

多数決はあく
支援

２

３

２

3

3だろ

('、`*川「二人は次回であとは決定していいわね、早速個別チャットに誘う事にするわ」


『一人で死ぬのは寂しいので、一緒に死んでくれる人を探してます』


(´･ω･`)「集団で苦しまない方法だと騙せば、本気にするから不思議だよね」

('、`*川「まぁ怖気づいて来ない人もいるけど、今回はどうかしら」

(´･ω･`)「さてね、排ガス自殺という名目にしておいてくれ」

('、`*川「車に乗せないと運べないものね」

２

（　＾ω＾）「ショボンさんからの個別チャット、衝撃の内容だったお」


パソコンを閉じてから、ハンドルネーム：ブーンはずっと悩んでいた。
受験に失敗してからは何をしていても、自分だけが取り残されている焦燥感が付き纏う。
どうあがいても時間は戻らない。
１年というものがこんなに重たいとは知らなかった。

（　＾ω＾）「どうしたらいいんだお」



選択肢
１：ショボンの指示通りに行く
２：ショボンに断りをいれる
３：友達に相談する

案の定無視された

１

３

1

３

１

3

(´･ω･`)「ブーンは来るようだね」

('、`*川「あっさり人生捨てるなら、私達で貰っちゃいましょ」

(´･ω･`)「じゃあ、集合場所を送信してくれ」

('、`*川「了解、次はドクオね」

3

進まねえｗｗｗｗ

(‘A`)「思えばいい所のない人生だったな」

布団に寝転がりぼんやりと天井を眺めた。
両親は他界し天涯孤独。
保証人が居ないとアパートを借りる時すら一苦労。
定職にもつけず、結婚などは夢のまた夢。

このまま食い扶持の為に働くだけ働いて、一人のまま死んでいく。
日当たりの悪いこの部屋で孤独死を迎える姿が簡単に想像できた。


(‘A`)「生き続けても、今死んでも同じ気がする」

ハンドルネーム：ショボンがチャットで打って来た文字は魅惑的だった。
『ドクオくんも一緒に逝かないか？』

名指しで誘われる事なんてどれぐらいぶりだろう。
たとえそれが死の誘いでも。

選択肢
１：ショボンの指示通りに行く
２：ショボンに断りをいれる

１

>>37
かまわんよ。狙ったし

1

これは１

('、`*川「あらあらドクオもこの世に未練はないようね」

(´･ω･`)「自殺志願者サイトとはいえ上手く行き過ぎだな」

('、`*川「チクリの心配はいらないわ」

(´･ω･`)「ドクオには話す相手もいないだろう」

('、`*川「次はヒッキーね」

(-＿-)「この苦しみからもう逃げたい」

ハンドルネーム：ヒッキー。
その名前通りに引き篭もってしまいたかった。

塾でセンター試験の過去問題をやり、それがたまたま学校の模擬試験と同じものだった。
いきなり教師からの評価が跳ね上がり、志望校のランクを半ば強引に上げられた。

三流高校から有名私大への挑戦。
塾の中では成績が悪い方で、進学校から来ている学生には到底適わないのに。

両親や教師から過剰な期待をかけられ潰れそうな時。
無情にも始まった虐め。




(-＿-)「偶然だったのに、僕は望んでないのに」

ショボンの申し出を受ければ、この世からも苦しみからも逃げられる。


選択肢
１：ショボンの指示通りに行く
２：ショボンに断りをいれる
３：両親に志望校を変えたいと訴えてみる

1

誰もショボンに断りを入れる選ばないとか・・・

１

1

2

('、`*川「男性はみなさん死に積極的なようね、女の子はどうかしら」



ξﾟ�听)ξ「ツンは生きたいのと聞かれても」

溜息をつくツンの耳にノイズが聞こえてくる。

「またお姉ちゃんは部屋に居るの？妹のあなたはこんなに良い子なのに」
「やだ、お母さん。そんなことないよ」
「お手伝いなんてお姉ちゃんはしたことないわよ、いつも不機嫌そうにして」

階下から聞こえる談笑に耳を塞ぐ。

選択肢
１：ショボンの指示通りに行く
２：ショボンに断りをいれる
３：知り合いに相談する

1

スレタイの「俺」はショボンと読者ふたつの意味があるんだろうか
３

3

２

ξﾟ�听)ξ「ママさんに言ってみよう」


家の中に自分の味方はいない。
それは学校でも同じ。
優しい妹、朗らかな妹。なのにあの姉はいっつも憎まれ口ばかり。

妹より少し表現が乏しいだけで言われ続けた。
そのうち本当に憎まれ口しか出なくなった。

そんな私の唯一の話し相手。

喫茶店のママさんの所へ電話してみる事にした。
もう家に帰っている筈だ。

ξ；�凵G)ξ

コール音を聞きながら涙が出てきた。


死を本気で考えて、追い詰められていたんだと初めて自覚できた。

『玲子ちゃん、どうして泣いているの』


『もしもし』よりも先にすすり泣く私を心配する声が飛んできた。
死にたがりのツンではなく本名の玲子で話せる相手。


ξ；�凵G)ξ「ママさん。私、私ね……」


声が詰まってなかなか話せない。
じっくりとママさんが聞いてくれる。

自殺志願者サイトの事は言わなかった。
軽蔑されそうで怖かった。

妹と比較され何処にも居場所が無いのだとそれだけを訴えた。



『玲子ちゃんは高校２年よね。もう少しの我慢よ』
『就職でも大学でも家を出なさい』
『結婚してしまえば殆ど家とは関わらずに済むわ』

ξﾟ�听)ξ

生きたまま逃げていいんだ。
死ななくても逃げられるんだ。

ツンの涙はいつしか止まっていた。

ショボンへ返信を送る。





『私はもう少し生きてみます』

(´･ω･`)「ツンは失敗したな。次に行ってくれ」




川 ﾟ –ﾟ)「排ガス自殺か」

呟いてキーボードを打つ手が止まる。
画面上に表示されたハンドルネームのクーは、自嘲気味に決めたものだった。
心無いお世辞と愛想笑いが苦手故に、職場でついた仇名がミス・クール。

セクハラ上司と同僚達はミス・クールが集団自殺に加わったらどう思うのだろう。
有り得ないと笑うのだろうか。

ツン生還！！

川 ﾟ –ﾟ)「私は何故、張り付いたような表情なんだろう」


鏡には如何にも冷たそうな女の顔。
パソコンの文字は自分の表情より遥かに雄弁。





選択肢
１：ショボンの指示通りに行く
２：ショボンに断りをいれる
３：鏡を見て笑顔を作ってみる

3

川 ﾟ∀ﾟ) 3

3

３

止めのように3

文字は脳の７％しか表現出来ないという。
その文字に自分は負けているのかと思うと少し悔しくなった。

とりあえず笑ってみよう。


川 ﾟ □ﾟ)


ただポカンと口を開けた間抜け面が映った。
あまりの酷さに顔を顰める。


川 ﾟ -ﾟ)


顰めたつもりが無表情だ。
もう一度、笑顔に挑戦する。


川 ﾟ �听)


今度は口の端が歪んだ。
意外と難しい。
表情が乏しいと気にしてはいたが、笑うというスキルがこんなに低いとは。

ミス・クールと名付けられたのも仕方ないのかもしれない。



川 ﾟ∀ﾟ)

川 ﾟ △ﾟ)

川 ﾟ ０ﾟ)



夢中になって百面相を繰り返す。




(´･ω･`)「クーは返事が来ないな、後でまた連絡してみるか」

あらチーの真似して失敗した例
つーか作者メンヘラ乙

よえん

(´･ω･`)「さて男３人では予定より人数が減ってしまうな」

('、`*川「女の方が生命力も生命欲も強いようね」

(´･ω･`)「そうだね、次は一応しぃに連絡してみるか」

('、`*川「中学生よねぇ、ばれる可能性が高いのが難点」

(´･ω･`)「やんわり行こう」

('、`*川「了解」

(*ﾟーﾟ)「どうしよう」

学校に行くのは辛い。家にいてお荷物扱いされるのも辛い。
でも『さあ、死にましょう』と誘われても、それはそれで怖い。



(；ﾟーﾟ)「明日なんて来なければいいのにな」



わざと喘息を起こしたいなんて思ってない。
掃除の埃で発作が起きたから掃除免除になったら、サボりだと厭味を言われる。
体育を休めばズル休み扱い。
楽なことしかしないと責められても、どうにもできない。

クーも生還したか

(*ﾟーﾟ)「楽になりたいな」



パジャマのまま過ごす日々が増えて、生きている意味が見出せない。
虚ろな瞳でパソコンを眺めた。




選択肢
１：ショボンの指示通りに行く
２：ショボンに断りをいれる

>>73
まだわかんないんじゃね

1

１

とりあえず2

1

２
飽きてきた保守

(*ﾟーﾟ)

目に生気が宿った頃には『行きます』と返信していた。

体が治る保障なんてないのだから、もう終わらせたい。
もういい。もういい。


(*；ー；)「もう……いいの」




(´･ω･`)「よし、しぃが釣れた」

('、`*川「一応、クーにももう一度連絡しておくわ」

(´･ω･`)「そうしておいてくれ」



クー最終選択肢
１：クー集団自殺参加
２：クー集団自殺不参加

この選択肢は先着で決めます。

2

2

女の子しぃだけか・・・

('、`*川「さて参加者も殆ど決まったし準備を始めましょうか」

(´･ω･`)「ルートは裏道ばかり東京から福岡までだと時間がかかるな」

('、`*川「食料も買い込む必要があるわね」

(´･ω･`)「１日ぐらい食べなくても死なないがな」

川 ﾟ -ﾟ)「笑顔すら満足に作れないくせに私は努力したつもりだったのか」


全てを周囲のせいにしておけば楽。
努力をしなくて済むから目を背ける。

遣り残している事項なんて数え切れない程あることに気付けた。


時間を忘れて笑顔を作り、表情筋が痛くなってからショボンに返信していなかったと思い出す。

川 ﾟ -ﾟ)「やはりはっきりと断ろう」

最初から先着で良かっ

�C

(´･ω･`)「クーは釣れなかったか」



(´･ω･`)「ツンとクーは不参加」



ツン・クー不参加
エロルート終了

なん…だと……

集合予定日

指定されたのはＶＩＰ駅の裏口から少し離れた場所だった。
路地裏というのに相応しいその場所に黒っぽいバンが止まっている。

バンに近付こうとして背後から呼び止められた。


(´･ω･`)「やぁ、君がブーンでいいのかな」

クールビズ用だと人目で判るポロシャツにスラックス。
清潔感溢れる会社員といった風貌の男。


（　＾ω＾）「もしかしてショボンさんですかお？」

えろルートなんてあったのか・・・

(´･ω･`)「間違いなさそうだね。車に乗って貰えるかな」

人の良さそうな垂れ眉に少し微笑んだ口元。
今から死地に赴くとは思えない落ち着いた雰囲気。

（　＾ω＾）「あの車ですおね」

(´･ω･`)「そう。後部座席に皆揃ってるよ」

警戒を抱かせないその風貌に安心してブーンは車の扉を開いた。

('A`)(-＿-)(*ﾟーﾟ)('、`*川

後部座席には４人の男女が俯いて座っている。
普通に振舞うショボンがおかしいのであって、こちらが正常な反応だろう。


（　＾ω＾）


誰も何も喋らない。


(´･ω･`)「出発でいいかな、山道を行くので揺れるかもしれないよ」

ハイキングに行くかの軽い口調でショボンが告げた。

（　＾ω＾）(暇だお)


楽しい時間を過ごすという訳にはいかないのだろうが、黙って目的地に行くのは辛い。
何とか話せそうな相手を探してみる。


('A`)「何見てるんだよ」

（　＾ω＾）「えっと、サイトにいた誰かなと思ったんですお」


黒のＴシャツ、着古したジーンズ。
真っ黒な髪の見るからに陰気臭い青年。

('A`)「人に尋ねるなら名乗れよ」

山道をかなり走っているので気が立っているようだ。
刺激しない方がいい。


（　＾ω＾）「ブーンですお」

('A`)「そうか、俺はドクオだ」


('、`*川 「今から死ぬのに自己紹介はいらないんじゃない？」


キャラメル色の髪をした妖艶な美女が、気だるげに呟く。
カシュクールの胸元からちらりと谷間が覗ける。
白い肌の上に細い金のチェーンが光っていた。

あんま楽しいゲームブックスレじゃないな
作者が読者に対して「あーあ、残念。エロのフラグが消失したよー」みたいな上から目線なのも気に入らないね

支援

(*ﾟーﾟ)「でも最後に居る人達と仲良くしたいです」

('、`*川 「しぃちゃんはいい子ねぇ。お父さんやお母さんには何て言って出てきたの？」



(*ﾟーﾟ)「散歩に行くと言ってきました」

('、`*川 「あら、じゃあ探してるんじゃない？」

(*ﾟーﾟ)「捜さないでと書き置きしました」

('、`*川 「しぃちゃん、パソコンの履歴はどうしてる」

(*ﾟーﾟ)「一応。全部消しましたけど」


少女が屈託無く応える度に、大人の女性の方は余裕が無くなっていく。
慌てて運転席側へ声をかけた。

ルート終了報告はありがたいな
もろちんコンティニュー有りなんだろう？

しぃ・・・

('、`*川 「ちょっとショボン、トイレ休憩を取って欲しいの」

(´･ω･`)「解った。あと１０分程で無人の道の駅に行ける」




１０分後。

(´･ω･`)「話しかけてくるなんてどうした？」

('、`*川 「しぃちゃんは降ろした方が良さそう」

(；´･ω･`)「どういう事だ」


('、`*川 「家出人捜索が出ている可能性が高いわ」



選択肢
１：しぃを降ろす
２：しぃを連れて行く

2

1

１

>>100
そうか？
これが普通の物語なら一回読めばすむのにこの話のやり方なら何度も読まないといけないんだぞ？
どうせ全部見せるなら始めから作者が考える一番いいストーリーを持ってくればいいのに。

(´･ω･`)「このメンバーだと検問が厳しいな」

('、`*川 「如何にも接点がなさそうな集団ですもの」

(´･ω･`)「安全な場所でしぃを降ろすか」

('、`*川 「まだ余計な事はあまり聞かれてないし」

(´･ω･`)「上手く説得してくれ」

('、`*川 「しぃちゃん、ここからバスに乗れば駅に出るから」

(*ﾟーﾟ)「でも……」

('、`*川 「今日は自分で冒険できた一歩だと思って」



('A`)（あの可愛い子降りるのか）

（　＾ω＾）（死ぬには早いし勿体無い美少女だお）

(-＿-)


(´･ω･`)（伊藤なら問題無くやってくれるだろう）


しぃルート終了

運転再開４時間後。

（　＾ω＾）「いくら何でも遅すぎるお」

('A`)「あぁ、それは俺も感じていた」


ヒッキーがおもむろに車の片隅に置いてあるビニール袋を指差す。

(-＿-) 「排ガスでと書いてあったけど、何故食料が積んであるの」

支援支援

最後の晩餐というにはおかしな感じがした。
車内にはただならぬ空気が立ち込める。



('A`)「どういうことだ」

（　＾ω＾）「ちょっと車を停めてくれお」

(-＿-) 「誘拐にしてはおかしいよね」


('、`*川 「そうかしら」


一人冷静に応える姿は違和感があった。

（　＾ω＾）「なんで落ち着いてるんだお」

('、`*川 「死ぬなら今更じゃない？」


（＃＾ω＾）「何か知ってるんじゃないのかお！」

ブーンが女に掴みかかろうとした瞬間に急ブレーキがかかった。

（　ﾟωﾟ）「おぉっ」

突然の出来事。
前屈みになっていたブーンの体は大きくよろける。

体勢を崩したブーンの脇を擦り抜け、女は社外に飛び出した。

細い山道には人影どころか車一台見当たらない。
薄ら笑いを浮かべた女の横にショボンが降り立った。

(´･ω･`)「そろそろ頃合だと思っていたよ」

>>112
社外×
車外○


('A`)「自殺志願者を集めた訳じゃねーみてえだな」

(´･ω･`)「いや、死にたい人を死なせてあげるだけだよ」


ドクオ、ブーン、ヒッキーも車外に降りた。
夏の日差しが強く照り付け、眩しさに目を細める。

車内は暗かった。
フィルムを貼った上からカーテンを閉めきっていたからだ。
作為を感じずにはいられない。


(-＿-) 「人殺しがしゅみなの？」

怯えた目をして悔しそうにヒッキーが問う。

しえん

しぇ

(´･ω･`)「趣味ではないね」

('、`*川 「私達は運搬役」


（　＾ω＾）「ちゃんと説明しろお！」


ブーンが叫ぶと同時にドクオがショボンに向かっていった。
伊藤を助けようとショボンが視線をそちらに向けた隙を見逃さなかったのだ。

(＃'A`)「ふざけんなー！！」

背中から振りかぶり右ストレート放つ。

支援

�C

(´･ω･`)「馬鹿だね」

突き出される拳を軽く左側へ避け、流れるように大きく右足を踏み込みドクオの背後に回る。


(´･ω･`)「掛け声をかけて振りかぶるなんて避けるに決まってる」


('A`)「え？」

ドクオは背中に強い衝撃を受けて顔面から倒れこむ。
Ｔシャツにくっきりとショボンの靴跡が残っていた。


（；＾ω＾）「くっそー」

('、`*川 「おとなしくしてれば私達は何もしないわよ」

(´･ω･`)「運搬先が何をしようが知らないけどね」


選択肢
１：伊藤に掴みかかる
２；ショボンに挑む

人質フラグ１

1

１

1

2

嘲笑う女。


やはりこいつらはグルだった。
車内で捕まえておけば有利に運んだかもしれない。
いや、今からでも遅くない筈だ。

伊藤に覆い被さる様にブーンが両手を広げて突進した。


('、`*川「ふふっ」

（；＾ω＾）「おっ？」


グニュリと肉がいびつに歪む感触。
ブーンの脇腹には小型のナイフが刺さり、その先から血を滲ませている。


('、`*川「武器は用意してたわよ。車内だと３対１だから降りただけ」


（　ﾟωﾟ）「おおおおおおおおおおおおっ！」

膝から崩れ落ち、叫び続けるブーン。


(´･ω･`)「商品に傷はつけるなよ」

('、`*川「あのナイなら内臓は大丈夫よ、腸なんて使わないし」

(-＿-)「ひっ血、血」


（　ﾟωﾟ）「痛いっ痛い痛いい」

のたうつブーン。
ドクオはまだ立ち上がれない。


(´･ω･`)「君達は暴力に慣れてない、大人しくしたらどうだい」


('A`)「クソが」

('、`*川「まだ立ち上がれないでしょ」

黒いハイヒールで踏まれ、ドクオの頭は地面に押し付けられる。

ブーンを治療する気がないと知り、ヒッキーがへっぴり腰でにじり寄る

(-＿-)「ナ、ナイフを、ぬ、抜かないと」



(´･ω･`)「やめろ！」

(-＿-)「えっ」



ショボンの恫喝に伸ばしかけた手を慌てて引っ込めた。


('、`*川「ナイフを抜けば血が噴き出すわよ」

(´･ω･`)「目的地に着くまではナイフは刺さったまま、暴れればさらに食い込む」

ちょっとｇｄってきた
頑張れ支援

暫く叫び続けた後、ブーンは大人しくなった。

（；-ω-）

自由に動けるのはヒッキー一人。
ショボンと女はヒッキーを見つめている。


(;-＿-)

黙り込むヒッキー。
時間の経過が新たな局面を迎えようとしていた。


('A`)(肋骨、多少いかれたけどまだ動ける)

女の足はドクオの顔を踏んだまま。
ショボンは２メートル先、ブーンが間に横たわる。
車の扉と自分の間にはヒッキーが立っている。


選択肢
１：伊藤に掴みかかる
２：ショボンに挑む
３：車を奪う

３

３

3
全滅鬱エンドだけは勘弁

(＃'A`)「おりゃあーっっ！！」

ヒールの下から無理矢理顔を引きずり出す。
抉られた頬からちが溢れる。
拭う暇など無い。

片手を付き、スタートダッシュの要領で車へと走った。
蹴られた部位の骨と肉が傷を主張する。
荒い呼吸で声を搾り出す。



('A`)「少しショボンを防いでくれ！」


後ろから女が追って来るが。
しかし砂利にまみれたアスファルトの上でピンヒール着用ではまともに走れはしない。

(´･ω･`)「ちっ」

動き出そうとしたショボンの足元にはブーン。
そして怯えながらも反抗の意思を見せるヒッキーが立ち塞がる。

(;´･ω･`)「間に合わない」


エンジンを掛けっぱなしで降りている。
初歩的にして致命的なミスだった。


ドクオの手が運転席のドアを勢いよく開いた。


('A`)「よっしゃ、貰ったー」

ギアをバックに入れ替え、思い切りアクセルを踏む。
ギュルギュルとタイヤが軋んだ音を上げた。

('、`*川「きゃあああ」


助手席側の窓に縋りつこうとした伊藤を振り切る。
ハンドルを切るとショボンに照準を合わせた。



('A`)「轢かれたくなかったら退け！！！」


(´･ω･`)「逆転を許すとはね」


('、`*川「ショボン、後ろの林の中へ」


一番太い木の陰にショボンが身を隠す。

私怨

('A`)「俺は人殺しになる気はねーの」

('A`)「おい、デブ連れて早く乗れ！」



(;-＿-)

（;＾ω＾）「た、助かるのかお」


慌てて木陰から飛び出したショボン。
走り寄る女。


(;´･ω･`)

（；＾ω＾）

追跡者の手が届くより一瞬早く、後部座席の扉が閉まった。

（；＾ω＾）「痛いお」

(;-＿-) 「これからどうします」


('A`)「これから？」



バンは山道を順調に下っていく。

（；＾ω＾）「とりあえず病院へお願いします」




ブーン・ドクオ・ヒッキールート終了

お付き合いして支援してくださった方、ありがとうございました。
書き溜めたルートを大きく外しちゃった時、どうしようかと思いました。
クーかツンが残ると思っていたら住民は優しかった。
ｇｄｇｄになってしまいすみません。

乙

全員生還か

おつおつ
二週目とかはやらないの？

乙

>>144
書き溜めた微エロルート使いたいけど、今回ｇｄｇｄやってしまったんで修行します

乙

乙

えろルート推奨なのかよｗｗｗ
まぁゲーム形式は面白かったからまたやってくれ
もう一度乙

なんで三人は、当初の予定通り練炭自殺しないんだよ

>>150
苦しむ死に方から逃げたばかりなので
落ち着いたらまた考え始めるかもしれません

>>151
納得いくかそれで？

え？
まだ続くんだろ？

いいやもう

乙

>>152
毎度レスのタイミングがずれてすみません
誘拐犯の血まみれ車内で今生と別れることは無いと考えてます

ただドクオとブーン孤独が自殺理由なので仲間意識ができれば死なないと思います
ヒッキーは一人で死ぬ勇気は持っていません
ですが受験ノイローゼになったら飛び降りそうです

>>153
ぶちきった終わりですみません
ｇｄｇｄにならないよう修行します

それではこの辺りで失礼します