中学の時のバレーボール部だった。

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1代行
適当に書いていく。

ID:JRTGYrBs0
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:18:56.64 ID:vtxV0t6I0
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    ̄ ̄ ̄二二ニ=-
'''''""" ̄ ̄
           -=ニニニニ=-

                          /⌒ヽ   _,,-''"
                       _  ,(^ω^  ) ,-''";  ;,
                         / ,_O_,,-''"'; ', :' ;; ;,'
                     (.゙ー'''", ;,; ' ; ;;  ':  ,'
                   _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'  ┼ヽ  -|r‐、. レ |
                _,,-','", ;: ' ; :, ': ,:    :'     d⌒) ./| _ノ  __ノ
3以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:19:12.62 ID:AHh0X+pd0
安西先生ェ・・・・
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:19:15.14 ID:4q7zxCpQ0
いい話だった
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:19:21.77 ID:5crjxuQb0
男爵スレ
6 忍法帖【Lv=31,xxxPT】 :2011/07/30(土) 07:20:03.08 ID:hRuuZ2Ux0
苦しくたって
悲しくたって
コートの中では平気なの
7以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:20:09.56 ID:uCMLgjjK0
お疲れ!面白かった
8 忍法帖【Lv=32,xxxPT】 :2011/07/30(土) 07:21:38.53 ID:EnH2UXXr0
>>6
それはエースを狙えだろ!
ってレスする所だったアブネ
91:2011/07/30(土) 07:25:55.18 ID:GutOxfgp0
中2の4月の上旬に着任式が行われた。
体育館の壇上に横一列でパイプ椅子が並べられ、
新任の教師がそれぞれ座っていた。
式は司会の先生から簡単な紹介を受けた着任教師が、
舞台中央の演説台で挨拶をするという形式でおこなわれた。
その年は新卒の教師が多い年だった。
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:26:46.53 ID:5crjxuQb0
始まっちゃったよ
111:2011/07/30(土) 07:30:32.19 ID:GutOxfgp0
新卒の教師が初々しい挨拶をするたびに生徒たちが沸いた。
対照的に他の学校から赴任してきたベテラン教師の
長く退屈な挨拶に生徒たちはうんざりさせられ、
その反応を見たベテラン教師もあまり面白くなさそうな様子だった。
式の終盤ベテラン教師が2人続けて挨拶をする場面があり、
生徒たちはもうくたくただった。
しかし、次の新卒の先生が演説台に立った途端、生徒たちは再び息を吹き返した。
有名人で言えば「ちふれ」という化粧品のCMに出ている女優さんに
よく似た美人教師(以下:ちふれ)だった。
121:2011/07/30(土) 07:36:17.09 ID:GutOxfgp0
暴動が起きんばかりに式場は騒然となり(主に男子生徒)、
司会の教師(有名人でいえばとんねるずの木梨憲武に似ていた。)が声を張り上げて、なんとかそれをなだめた。
しばらくして一旦式場は落ち着いたものの、男子生徒から熱い視線を注がれた
ちふれは壇上でひどく困惑している様子であった。
「えーと・・・みなさん、こんにちは!」
「こんにちは!!」
叫ぶ男子生徒。
明らかに自分のそれと反応が違うことにムッとしたベテラン教師の1人は
式の途中にも関わらず、舞台の上で足を組んでそっぽを向いてしまった。
131:2011/07/30(土) 07:41:34.04 ID:GutOxfgp0
ちふれの挨拶は続く。
「・・・あと、部活動は中高とバレーボールをやっていました。」
それを聞いた途端私は隣にいた友人と静かに手を取り合って歓喜した。
というのも私の所属するバレーボール部は前年度に顧問が他校に離任してしまい、
今年度新しい顧問に誰かしらが就任するところだった。
若いとは言えやはり経験者であれば顧問になる可能性も
充分あるのでは、と考えたのだ。友人(ちなみに彼もバレーボール部所属である。以下:ナカタ))
がこの学校に他にバレー経験のある教師がいない
ということを告げると、それはさらに確信へと近づいた。
141:2011/07/30(土) 07:46:55.34 ID:GutOxfgp0
ふと気がつくとちふれが挨拶を終え、演説台から一歩下がって礼をしているところだった。
式場は大きな拍手に包まれ、私とナカタは慌てて拍手に参加した。
演説台からパイプ椅子に戻るまでの一挙手一投足を男子生徒が目で追った。
私はそんな雰囲気に半ばあきれながら、次に挨拶をする女性教師の方に目を向けた。
座って少し俯いていたせいか顔がよく見えなかったが、手元にあるメモに見入っている様子だった。
俺はそのその時「なんだか地味そうな教師だな。」と思った。その時は。

そう。この一見地味そうな女性教師が後に引き起こす様々な騒動を
この時点で私は全く想像することができなかったのだ。
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:47:50.01 ID:5crjxuQb0
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:49:31.96 ID:3pWZdu0qO
長すぎる
アホか
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:51:54.20 ID:t1ddWmvK0
読めるかカス
18以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 07:54:22.36 ID:Y1fIZi4h0
昨日黒歴史を披露した奴みたいに面白く書けよ
191:2011/07/30(土) 07:55:01.36 ID:GutOxfgp0
ちふれへの拍手がようやく鳴り止むと、司会の教師は咳払いを一つし、例の地味な女教師の紹介を始めた。
紹介を聞いていると、どうやら彼女は新卒の教師であるようだった。
私はにわかに信じられなかった。前に座っていた友人(有名人でいえばSMAPの草g君にいくらか似ていた。)
が驚きのあまりこちらを振り返った。
顔はまだはっきり見ていないにしても、遠目からでもはっきり見える
その寸胴のような体系(変わり身の術の変わり身を想像していただくとわかりやすいかもしれない。)
からすると40代くらいかなと推定していた。
私は唖然とした。
201:2011/07/30(土) 08:01:51.32 ID:GutOxfgp0
司会の教師が紹介を終えると「それでは挨拶をどうぞ。」と彼女の挨拶へと繋いだ。

「ボォォッ!!」

その瞬間唐突に誰かが放屁をしたかのような大きな音が体育館に轟いた。私は辺りを見渡した。
周りの生徒たちも同様に辺りを見渡していたが、犯人は見つからず、結局皆首を傾げてしまった。

結論から言うとそれは放屁などでは無かった。
壇上の彼女が本来「はい!」と返事をするべき場面で、返事の代わりに顔面から放屁をしたかのような轟音を発したのだった。

しかしこうして見てみると確かに顔面に肛門がついていてもおかしくないような、そんな顔面だった。
有名人でいえば足の裏に似ていた。

彼女(以下:足の裏)がパイプ椅子から立ち上がったあたりで、式場内の大半の人が先ほどの爆発音が
誰かの放屁ではなく足の裏の顔面から発せられた音であるということに気付いたようだった。
211:2011/07/30(土) 08:07:55.79 ID:GutOxfgp0
式場が先ほどとは違う意味で騒然とする中、
足の裏はパイプ椅子から立ち上がると演説台に向かって一歩歩いた。

もう一歩歩いた。

そして誰もが三歩目を踏み出すであろうと思った次の瞬間、足の裏は突然




側転をした。

騒然としていた式場は一瞬にして静寂に包まれた。
私の思考も一瞬停止した。
221:2011/07/30(土) 08:13:34.15 ID:GutOxfgp0
足の裏の身体は側転しきる前に腕から崩れ落ち、膝のあたりから演説台に勢いよくぶつかった。
台の上の花瓶がぐらぐらと揺れ、マイクがハウリングを起こした。
その辺りでそれまで退屈そうに座っていた着任教師達は顔を真っ青にして、
慌てて自分の座っている椅子を後ろに引いた。

すると不意に、

「ぷgyさいうyしぴぴぃういぃぃ!!」

まるでファービーが壊れたかのようなそんな音を私は聴いた。
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/30(土) 08:14:08.50 ID:8u23TrrY0
女子のブルマ姿も拝見できたわけか。
241:2011/07/30(土) 08:20:16.20 ID:GutOxfgp0
足の裏は壇上で倒れたまま、先のようなうめき声をあげ続け、
やがてふらふらと立ち上がり演説台にバン!と両手を着いた。

「hだいでゃおあおあsぽdkー!!」

どうやら挨拶が始まるようだった。

「おふぃえるぎおvんmsvdjfそsdぃぃぃいぃいややぅあや!! ほおーあsksっぃぃいl!!」

その後も初期のポケモンのバグのような調子で挨拶は続いた。

しばらくすると足の裏は何の脈略もなしに突然礼をし、満足した様子でさっさと自分の席に戻って行った。

式場はしばし唖然としていたが、司会の教師がはっとした様子で慌ててコメントをし、式場に拍手を促した。
生徒たちも思い出したかのように拍手を始めた。
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その後、生徒代表の挨拶や校歌斉唱などのプログラムが予定通り行われたが、終始式場はどこか虚ろとしていて、
魂だけ抜かれてしまったかのようだった。

私自身も茫然としてしまい、気が付いた時には教頭が演説台で閉式の挨拶をしているところだった。

生徒たちの拍手を浴びながら着任教師たちが退場する中、私はナカタのいる方に身体を向けた。
本来ならここで着任式の後に行われる部活動の顧問発表への希望について語らいたいところではあったが、
お互いそれどころではなかった。話さなければいけないことがあった。

そう。足の裏についてだ。