民「あれが・・・ナオト・カン・・・！」ｺﾞｸﾘ・・・・・・

チンギス・カン「チンギス・カン！」ﾃﾞﾃﾞﾃﾞｰﾝ！

フビライ・カン「フビライ・カン！」ﾃﾞﾃﾞｯﾃﾞｰﾝ！

ナオト・カン「ナオト・カン！今再び世界全土を統治しようぞ！」


ｼﾞｬｷｰﾝ！ﾃﾞｰﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞﾃﾞ　ﾁｬｰﾗｰ♪


民１「！」

民２「！！」

民３「！！！」


民１「あれは・・・！まさか！！」

民２「そう・・・！あれこそが『ミンス・武士道・フォース』ナオト・カン！」

民３「あれが・・・ナオト・カン・・・・・・！！」ｺﾞｸﾘ・・・・・・



おわり

「カン」って読むなら「ジンギスカン」「クビライカン」だろ

>>2

チンギス「ナオト・カン・・・どうやら我々は過ちを犯していたようだ・・・・・・」

フビライ「ああ・・・・・・>>2によると俺は『クビライカン』」

チンギス「そして私は『ジンギスカン』」

フビライ「だが、俺は『クビライカン』と呼ばれたことは未だかつて無い・・・」

チンギス「私もだ息子よ・・・『ジンギスカン』って鍋っぽいし・・・・・・」

フビライ「そういうわけだナオト・カン・・・・・・この話は無かったことにしてくれ」

ナオト・カン「そ・・・・・・そんな・・・！」ガクッ


？？？「果たしてそうかな？？？」

ナオト・カン「何奴！？」

ナオト・カン「あ・・・あなたは・・・・！」

チンギス「！」

フビライ「スモウ・ユウアイ・ハトヤマ仙人・・・・・・！」

ハトヤマ「うむ・・・！」ドン！

ナオト・カン「大師（ターレン）！何故モンゴルへ！？」

ハトヤマ「ちと、用事を思い出してのぅ・・・」

ハトヤマ「して、チンギス、フビライよ・・・」

ハトヤマ「お主たち・・・ジンギスカンとクビライカンでは不服と申すか？」

チンギス「は！大師！恐れながら、ジンギスカンでは日本の鍋料理を連想してしまいます！」

フビライ「同じく、クビライカンなんて耳にしたこともありません！」

ハトヤマ「ふむ・・・・・・」

チンギス「カンを名乗れなくなった以上、我々はナオト・カンと共にあるべきではありません！」

フビライ「カンの契はカンであってこそ！もはや我々とナオト・カンは同志では無い！！」

ナオト・カン「・・・・・・」

チンギス「大師！」

ハトヤマ「・・・・・・・・・・・・」

フビライ「大師！何故黙っておられるのですか！」

ハトヤマ「・・・・・・・・・カンではなくとも良いではないか・・・・・・」

一同「！」

捕手

なんだこれ

ハトヤマ「チンギスよ・・・蒙古（モンゴル）の思想とはいかなるものであったか」

チンギス「は！蒙古思想とは古くからこの地に伝わる『相撲・シルクロード』の思想・・・」

フビライ「中華世界（チャイニーズ・ワールド）とNINJA外伝から成るもの、にございます・・・」

ハトヤマ「・・・・・・儂がお主たちに伝授したのは本当にそれだけか・・・・・・？」

チンギス　フビライ「！」

ハトヤマ「空の雲を見よ・・・」

ハトヤマ「あれは『何』だ？」

チンギス「あれは・・・雲にございます・・・・・・」

ハトヤマ「雲では無い」

ナオト・カン「では何と申されますか？」

ハトヤマ「あれは・・・・・・無・・・無じゃよ・・・・・・」

一同「！」

ハトヤマ「人のみが名を名乗り、私は誰だ、お前は誰だと言う」

ハトヤマ「では雲は？鳥は？山は？」

ハトヤマ「名が無ければ無ではないか・・・・・・」

ハトヤマ「色即是空・・・・・・」

チンギス「ですが、雲は宙に浮かんでいます」

フビライ「我々は雲を見ることができます。雲はそこにあるではないですか！」

ハトヤマ「まだわからぬか・・・・・・」

ハトヤマ「・・・・・・・・・・・・」

ハトヤマ「雲にとっては我々も無」


一同「！」


ハトヤマ「皆、名など無い・・・・・・無なのだよ・・・」

ナオト・カン「・・・・・・なるほど・・・諸行無常の自然の果てしなき流れからは我々、人は皆同じ」

チンギス「それゆえに皆、無・・・・・・」

ハトヤマ「人は無、ゆえに人の業もまた無・・・・・・」

ハトヤマ「ならば名など取るに足らぬじゃろうて」

チンギス「大師！私は間違っていました！」ガバッ

フビライ「大師！私も自らの愚かさに気付かされました！」ガバッ

ハトヤマ「一件落着・・・かの」

ナオト・カン「大師・・・！ありがとうございます！これで、私は今後も彼らの義兄弟であることができます！」

ハトヤマ「うむ・・・人は無であるが、愛は有・・・・・・」

ハトヤマ「皆、友愛せよ」

ハトヤマ「よし、日も暮れた・・・・・・皆でゲイバーに行くこととしよう」

一同「はい！大師！」



おわり