1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
これは鳳凰院凶真のラボ内観察記録である。
一日目
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:09:00.31 ID:95oIHrRq0
おばさん達はそのままじっと下向いて
「関わらない方が良い」という感じだった。
すると、爺さんはまた訳の分からないことをわめきつつ
「女は黙って男に使われてりゃいいんだよ」
みたいなことを言って、手をおばさんの顔に持っていって顎を掴んだ。
俺はさすがにマズいと思って、勇気を振り絞ってちょっと叫んだ
「おい、やめろよ!」と。きっと声震えてた。
俺、喧嘩とかしたことなかったし。
それでも爺さんに聞こえてなかったらしく、反応無し。
「おい!あんただよ!やめろっていってるぎうこhくえほp!」
必死にもう一度叫ぶ。そこでおばさんが「いいから、大丈夫だから」と
立ち上がった俺を制する。爺さんはようやく気付いたらしく
俺の方を向く。
「さっきからジロジロ見やがって…」
と睨み付けられた。
千鳥足で俺の座席の前までやってくる。
「あぁん、お前幾つだ?」
「22だ!」
「俺はなぁ60こいえおヴぃえそいv」
何言ってるかよく分からなかったけど、大体「若いくせに生意気な」
みたいな感じのことを言ってきた。
「なんだ?やるのか?やるのか?」
爺さんはもう喧嘩腰だった。
「ハア?何をですか?警察呼びますよ」
「警察でもなんでも呼べじょふげg」
そうのたまりながら、手を振りかざしてきた。
手元が狂ったらしく、俺の隣に座ってる女性に手が当たった。
と言っても、平手がかすったくらいだけど。
またまた代行して立ててもらいました。
ダルやまゆりも知らないことだが、俺はこのラボを作ってからずっとこの日誌を書いている。
レポートを書くのは面倒だが不思議とこれは面倒だと思った事はない。
ここに記しているのはその日あったことや気付いた事といった些細なもので、殆ど日記と化している。
だが、それでも一日に書く容量が多い時はラボ創設者として嬉しい限りだ。
この日誌でだけは俺は本音を書き綴れるし無理した鳳凰院キャラにもならなくてすむ。
さて、今日あったことをいつもどおり記そう。
日誌1ページ目 今日のラボ
今日はまゆりが買ってきてたバナナと助手が買ってきていたプリンを食べた。美味かった。
まゆりはいつも通りプンプン怒っていたが明日になれば綺麗サッパリ忘れているだろう。まぁそのうちお詫びに何か贈るとしよう。
助手のプリンは大層珍しいやつらしかった。確かに美味かった。
助手がかなり落ち込んでいて、怒るより泣いていたので(本人は泣いていない!と否定していたが)思いの外罪悪感が産まれた。
助手にも今度何かをごちそうしなければ。あいつが好きそうなものをリサーチしておくことにする。
ダルはいつも通りエロゲーをやっていた。プレイ済みの箱が2箱足下に置いてあった。
5 :
鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/18(月) 13:11:07.88 ID:pzmI95aF0
岡部「じょ、助手よ」
紅莉栖「……」
岡部「そ、その昨日は悪かった」
紅莉栖「……悪いと思うなら人のもの勝手に食うな」
岡部「うっ……いや、その通りだ、すまない。出来心だった」
紅莉栖「……」
岡部「助手? 聞いているのか?」
紅莉栖「私は助手じゃない。アンタ本当に謝る気あるの?」ギロッ
岡部「ふ、フゥーハハハ! おのれこのHENTAI処女め! 下手に出れば付けあがりおって!」
紅莉栖「……最っ低」
岡部「……お、おい助手?」
紅莉栖「……」
6 :
鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/18(月) 13:12:16.05 ID:pzmI95aF0
日誌2ページ目 今日のラボ
緊急事態だ。紅莉栖が昨日のプリンに余程腹を立てていたらしい。
謝ろうとしたが急に気恥ずかしくなりふざけたところ余計に怒らせてしまったようだ。
紅莉栖の最低という言葉が耳に残る。胸が痛い、Dr.中鉢に刺された時より痛い。
まゆりがバイトで今日は来なかったから余計に険悪なムードになったこともその一因だろう。
このまま嫌われてしまって仲直りできなかったらどうしたらいいんだ俺は?
すまない紅莉栖、すまない紅莉栖。何故俺は素直に謝れなかったのだろうか。明日こそは謝りたいと思う。
ダルはいつも通りエロゲーをやっていた。プレイ済みの箱が5箱足下に置いてあった。
使用済みらしきくしゃくしゃになったイカ臭いティッシュが3枚落ちていた。
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:13:53.71 ID:vJYGu8iB0
どうせ助手ルートなんだろ
8 :
鳳凰院クリスティーナ ◆xj9aPLjwyw :2011/07/18(月) 13:15:58.45 ID:pzmI95aF0
>>7 何故それが!? さては貴方機関のry
岡部「助手よ、ほらカップメンが出来たぞ、食べるがいい」
紅莉栖「いらない」
岡部「な、なんだと? お前の為に作ってやったんだぞ!?」
紅莉栖「誰も頼んでない」
岡部「ぐ……貴様助手の分際で……」
紅莉栖「助手じゃないって言ってんでしょ……ふん」
岡部「さては貴様、まだプリンごときで怒っているのだな? フゥーハハハ! 何と器の小さい奴だ!」
紅莉栖「! ごとき、ごときって言ったわね。あのプリンは……あのプリンは一ヶ月に限定100個しか作られないプリンで一個700円もするのに!」
岡部「700円!? プリンにしては確かにたか……フゥーハハハ! セレセブならば700円ごときたいした額ではなかろう!」
紅莉栖「っ! 本当に最低! 見損なった!」ジワッ ガチャバタン
岡部「……」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:21:21.83 ID:pzmI95aF0
日誌3ページ目 今日の失敗
今日の成果。
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した
ついやってしまった。俺はあの時プリンがあるから食べようと軽い気持ちで食べたが食べるべきじゃなかったんだ。
また最低と言われた。見損なったとも言われた。機嫌を直すために箱でカップメンを買ってきていたのだが、それすら受け取ってはくれなさそうだ。
どうしたらいい? 俺はどうしたらいいんだ? 紅莉栖には俺をあんな目で見て欲しくない。
まゆりに事の説明をしている紅莉栖の目は俺を見る時だけキツいものだった。
そんな目で見ないでくれ。お前にだけには嫌われたくないんだ。仲直りにするにはどうすれば……
ダルはいつも通りエロゲーをやっていた。プレイ済みの箱が8箱足下に置いてあった。
使用済みらしきくしゃくしゃになったイカ臭いティッシュが7枚落ちていた。
精力ドリンクの空き瓶が2本転がっていた。
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:24:21.65 ID:OvJHEvJL0
かまわん続けろ
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:28:08.89 ID:pzmI95aF0
岡部「……助手は来ていないのか?」
まゆり「あ、オカリン。うん、今日は来ないって言ってたよー」
岡部「そ、そうか」ガーン
まゆり「オカリン、まゆしぃは喧嘩はいけないと思うなー、オカリンは謝るべきです」
岡部「わかっている。それに俺は一度謝ってはいるんだ。あいつは単に許す気が無いのだろう」
まゆり「そんなことないよー、紅莉栖ちゃんだってちゃんと謝ってもらえれば許してくれるよー」
岡部「フゥーハハハ! 何を勘違いしているのだまゆり! マッドサイエンティストは常に孤独! 許してもらう必要など無いのだ−!」
まゆり「そうなの? でもオカリンすっごく辛そうな顔してるよー?」
岡部「っ!!」
ダル絶倫杉
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:34:46.16 ID:pzmI95aF0
日誌4ページ目 今日のラボ
今日はとうとう紅莉栖がラボに来なかった。俺のせいだ俺の責任だ俺が原因だ俺の俺の俺の……。
もうあいつにはきっと何をしても許されないんだ。俺はあいつにとって700円の高級プリン以下の存在なんだ。
すまない紅莉栖すまない紅莉栖。あいつの為にと思って今日ビッグプリン(105円)を10個ほど買って冷蔵庫に入れておいたがもう意味も無いだろう。
そもそも数でどうこうなることでも無いだろうし。
まゆりは俺を励まそうとしてくれたようだが、俺にはもうわかっている。
俺はもうあいつとは上手くやっていけないんだ、きっとここはそういう世界線なんだ。諦めるしかない、せめて許してくれ紅莉栖……。
ダルはいつも通りエロゲーをやっていた。プレイ済みの箱を片付けたらしく下には1個しかなかった。
パソコンに備え付けていたティッシュ箱が空になっていた。
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:40:41.56 ID:pzmI95aF0
岡部「……」
紅莉栖「……? 随分とプリンがあるのね」
岡部「……」ビクッ
紅莉栖「……ふむん、岡部、これもらっていい?」
岡部「あ、ああ好きに食べてくれ」ビクビク
紅莉栖「そう」
紅莉栖(昨日まゆりが反省してるみたいって言ってたけど本当みたいね。これなら許してもいいかな)
紅莉栖「ねぇ、この間のことだけど」
岡部「わ、悪い、用事がある、俺は出かける」ビクッバタン
紅莉栖「……? 変な岡部」ポカーン
ふう
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 13:54:46.87 ID:pzmI95aF0
日誌5ページ目 今日の紅莉栖
奇跡が起きた。紅莉栖が今日はラボに来た。たった一日見なかっただけだがやたらとその姿が美しく感じられた。
しかしここで調子に乗ってはいけない。俺はもう紅莉栖に嫌われたのだ。
せめてこれからもラボに来てもらう為にも俺は極力あいつの視界に入らぬよう努力し、関わらないよう尽力すべきだ。
まゆりも紅莉栖が来て喜んでいたし、せめてこの決意は揺らがぬようこの日誌に書き記しておくことにする。
ダルはいつも通りエロゲーをやっていた。新しく未プレイゲームの箱が軽く30個くらい山になって置かれていた。
パソコンの傍に新品のティッシュ箱が2個置かれていた。
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:04:21.40 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「ねぇ、ちょっと岡部……」
岡部「……なんだ?」サッ
紅莉栖「いやたいしたことじゃないんだけど……ってなんでそんなに距離を取るのよ」
岡部「……気のせいだ、それより用件は?」
紅莉栖「あ、ああうん。この間の件なんだけど……」
岡部「! す、すまない急用を思いだした。俺は出かける」ガチャバタン
紅莉栖「え? ちょっ!? な、なんなのよもう……」
紅莉栖「……」ポツーン
紅莉栖「……何か、昨日からから岡部に避けられてない私……?」
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:17:47.69 ID:2BSnkuv20
遅い
19 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:19:11.03 ID:pzmI95aF0
>>18 あんま人がいないからさるさん恐くてゆっくり投下してた
日誌6ページ目 今日の平穏
今日は危なかった。昨日の決意があったからこそ逃れられたが、危なく紅莉栖と禁句について話すかもしれないところだった。
俺の勘がこれ以上紅莉栖といれば今の関係を保てないと告げている。これはいつもの厨二病的なものではない確信めいたものだ。
紅莉栖がまたラボに来てくれるようになった今、これ以上の悪化はさけたい。
せめて俺は紅莉栖を見ていたいんだ。だから俺はこれ以上紅莉栖に近づかぬよう空気と化さねばならない。
今までの俺では難しいことだが、これだけは譲れない。
幸い今日はまゆりがあの後すぐに来て紅莉栖の相手をしてくれたので事はもう起きなかった。
これでいい、これでいいんだ。
ダルはいつも通り飽きもせずにエロゲーをやっていた。未プレイゲームの箱の山があと10個くらいなっていた。
パソコンの傍に置いてあった新品のティッシュ箱がパソコンの机の下に2個とも空で見つかった。
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:24:06.05 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「……」チラッ
岡部「……」サッ
紅莉栖「……むぅ」チラッ
岡部「……」サッ
紅莉栖「ちょっと岡部!」
岡部「……な、何だ?」
紅莉栖「あんた少し前から私を露骨に無視してない?」
岡部「そ、そんなことはない」
紅莉栖「本当に?」ジィー
岡部「ああ。っと、俺は用事がある。じゃあな」
紅莉栖「……」
21 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:27:08.77 ID:pzmI95aF0
日誌7ページ目 今日の危険
一体何がいけなかったのだ?
嫌われたからこれ以上嫌われることの無いよう距離を置いているのに何故つっかかってくるのだ?
これはあれか。そんなにも俺が気に入らないというアピールだろうか。
これ以上紅莉栖に嫌われたくないのだが、アトラクタフィールドがそれを許さないとでもいうのだろうか。
まゆりが後から「紅莉栖ちゃんが心配してたよ」と言ってきたが恐らく紅莉栖なりのまゆりに対する社交辞令だろうと受け取っておく。
ダルはまたエロゲーをやっていた。未プレイゲームの箱の山がなくなっていた。
イカ臭いシミの付いたティッシュが6枚丸めて落ちていた。
明日からそこに香水を設置することにした。
22 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:27:09.18 ID:2BSnkuv20
支援
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:28:06.43 ID:sQwfYIN90
大丈夫だ、早く書け
24 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:28:16.71 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「……」チラ
岡部「……」サッ
紅莉栖「……」チラチラ
岡部「……」ササッ
紅莉栖「あ、あの岡部?」
岡部「……なんだ?」
紅莉栖「そ、そのね? 私はもう何も怒って無いのよ? もう気にしてないし。だから、ね?」
岡部「……だからなんなのだ?」
紅莉栖「い、いや、いつも通りでいいのよ?」
岡部「そうか。だが俺はいつも通りにしているぞ。さて、今日は買い物があるから出かけてくる」ガチャバタン
紅莉栖「……」
原作プレイ済なら読ませてもらう
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:31:11.94 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「待って!」ガチャ
岡部「……」ギクッ
紅莉栖「ねぇどうしてそんなに私を避けるの!? この前の事は私も言い過ぎたわ。謝るから! ねぇ!」
岡部「な、何のことだ? ただ俺は出かける用事があるだけで……」
紅莉栖「嘘!! 絶対嘘!! 私を避けてるからすぐにラボからいなくなるんでしょ? まゆりと二人の時はそんなことないのに私が声をかけると岡部すぐに何処かいこうとするもん!」
岡部「そ、そんなことはない。か、買い物があるだけだ」
紅莉栖「なら私も付いていく」
岡部「い、いやしかしつまらんぞ。うむ、付いてくるほどのものじゃない」オロオロ
紅莉栖「いいから付いていく、例え岡部がエロ本買いに行くって言っても付いていく。避けてないんなら別に良いでしょ?」
岡部「……」
27 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:34:27.92 ID:pzmI95aF0
>>25 原作はプレイ済み、だーりんはやってないけど
岡部「……」
紅莉栖「ちょっと、露骨に距離空けすぎじゃない? 別にカップルみたいにピッタリ並んだり手を繋ごうとか言わないけど、初対面でも一緒に歩いてたらそこまで距離を空けないわよ」
岡部「……そんなことはない」ササッ
紅莉栖「……ふぅん」テクテクガバッ
岡部「!? おい!」
紅莉栖「何よ?」
岡部「今さっき手を繋ごうとは言わないと自分で言っただろう!?」
紅莉栖「ええ、だから手じゃなくて腕を掴んでるじゃない」
岡部「そういう問題じゃない!」
紅莉栖「あ……」
岡部「ん?」
紅莉栖「ひ、久しぶりに私を正面から見てくれたわね」
28 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:38:58.17 ID:pzmI95aF0
岡部「……」サッ
紅莉栖「ちょ、ちょっと黙った上に目を逸らさないでよ」
岡部「わかった、そんなに距離を空けて歩かないから腕を離してくれ、頼む」
紅莉栖「あ、うん……」サッ
岡部「……」
紅莉栖「……か、買い物いきましょ」
岡部「……ああ」
紅莉栖「で、何を買うの?」
岡部「香水だ」
紅莉栖「香水?……ふ、ふぅん、もしかして外に女でもいてその女に贈るの? 最近よく外出してたし」アセアセ
29 :
忍法帖【Lv=28,xxxPT】 :2011/07/18(月) 14:39:18.53 ID:OS9vqrM10
w
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:47:44.64 ID:pzmI95aF0
岡部「? 最近ダルの奴が占拠してる辺りに置くのだ」
紅莉栖「あ、ああ成る程」ホッ
岡部「あきばおーに確か頭が良くなる芳香剤があったはずだ、前買った奴は品切れだったが別の奴でもこの際良いと思っている」
紅莉栖「ふむん、それなら私が普段使ってる香水今度持ってくる?」
岡部「お前の……?」
紅莉栖「うん、私は結構気に入ってるんだけど、どう?」
岡部「いや、別にダルの生み出す匂いを消せれば何でも良いが」
紅莉栖「じゃあ明日にでも持ってくるわ」
岡部「ああ、頼む」
紅莉栖「……」
岡部「……」
紅莉栖「ねぇ岡部」
岡部「……何だ?」
紅莉栖「最近私の事名前で呼ばないよね……」シュン
31 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:48:53.89 ID:pzmI95aF0
岡部「……何のことだ?」
紅莉栖「とぼけないでよ、いくらなんでも数日顔を合わせていながら一回も呼ばれないと流石に気付くわ」
岡部「……」
紅莉栖「今までは一日に最低でも一回はクリスティーナなり助手なり呼んでたけどここ数日は一回もなし。流石に私だっておかしいと思うわよ」
岡部「……お前はその名前で呼ばれるのを嫌がっていただろう」
紅莉栖「話を逸らすな。確かにそうだけど……じゃあ言い方を変えるわ。この数日岡部は私に自分から話しかけてこない」
岡部「……」
紅莉栖「話しても意図したかのように私の事は極力避けてる。だから私の固有名詞すらださない」
岡部「……」
紅莉栖「……ねぇ、なんとか言ってよ。私を、無視しないでよ……」グス
岡部「……」
32 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:49:57.40 ID:pzmI95aF0
日誌8ページ目 今日の紅莉栖
まずいまずいまずい。嫌われぬように距離を開けているのに事もあろうに紅莉栖は自分から近寄ってきた。
ええい、何故わからんのだ。全てはお前の為だというのに。いや、きっと俺が悪いのだそうなのだ。
俺という存在が居る限りあいつにはきっと迷惑にしかならないに違いない。最低限ラボに来るよう努めていたがしばらうは実家に帰るのもありか。
最後あいつは少し泣いているようだった。さっそく明日からは実家に帰ることを検討しよう。しばらくはこの日誌を書くのもおあずけかもしれない。
まゆりには悪いが今日同様紅莉栖の相手を日がな一日してもらい、紅莉栖の笑顔を取り戻してもらおう。
俺では決して紅莉栖の笑顔を作ることは出来ないのだから。
ダルは未だにエロゲーをやっていた。チラホラ見覚えのあるパッケージがあったので一度クリアしたゲームの再プレイだと思われる。
今日は珍しく片付いていてティッシュも落ちていなかった。
「……ふぅ」などと気の抜けたような声を発していた。
33 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:50:54.67 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「お、岡部っ!」
岡部「……何だ?」
紅莉栖「き、昨日はごめん、取り乱した」
岡部「……」
紅莉栖「それで昨日言ってた香水を持ってきた、ほら私が使ってるやつ」サッ
岡部「……ああ、ありがとう」ガシッスタスタコトン
紅莉栖「……岡部?」
岡部「……」
紅莉栖「えっと、その、早い方がいいかなと思って昨日あれから多めに買っておいたの」
岡部「……そうか」
紅莉栖「……」
34 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:51:45.01 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「そ、そのどうかな? 匂い気にいった? わ、私の匂い、みたいなものなんだけど」
岡部「……ああ」
紅莉栖「そ、そう。良かった、これで匂いも完璧ね」
岡部「……ああ」
紅莉栖「ま、全く橋田の奴にも困ったものよね」
岡部「……ああ」
紅莉栖「……岡部?」
岡部「……ああ」
紅莉栖「き、聞いてるの?」グス
岡部「……ああ。 ……!? す、すまない。俺は出かける用事がある」
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:52:38.83 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「……私も行く」
岡部「!? い、いやしかし……」
紅莉栖「昨日も付いていったし問題ない。たとえAVを借りるって言ってもついていく」
岡部「……悪いが無理だ、俺は大学に用事があるんだ。流石に部外者を俺の一存で勝手に入れるわけにはいかない」
紅莉栖「……じゃあ入り口で待ってるから」
岡部「いやいつまでかかるかわからない。長時間外にお前を立たせておくのも悪い」
紅莉栖「……また“お前”っていった。名前呼ぶ気ないの? この際助手でもクリスティーナでもいいから」
岡部「っ!! …………」
紅莉栖「……ねぇ、黙らないでよ、無視しないでよ」
岡部「……そういうわけで俺は出かける。悪いなくり……牧瀬」ガチャバタン
紅莉栖「!?」
36 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:53:45.48 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「……牧瀬? 何よ、何でそんな他人行儀なのよ……! 今まで一度だって苗字で呼んだこと無かったじゃない
……!」
紅莉栖(クリスティーナって呼ばれるより、助手って呼ばれるより、@ちゃんねらーって呼ばれるよりセレセブって呼ばれるより、岡部に牧瀬って呼ばれるのが辛い……)
紅莉栖「うっ……ひっく……」グスングスン
紅莉栖(段々岡部が離れていく。なんだかパパの時みたい……、でもそんなのイヤ! 岡部とはパパみたいになりたくない!)
ダル「ふぅ〜僕的にはメイクイーンからここまで歩くだけで重労働だお。お? 牧瀬氏だけなん? オカリンは?」
紅莉栖「……っ、お、岡部なら大学に用事があるって……」
ダル「大学に? おかしいお、そんなの無いはずだお?」
紅莉栖「……?」
ダル「僕とほとんど同じ単位取っているはずだからオカリンだけって珍しいお」
紅莉栖「……」
37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 14:59:51.08 ID:eGsdDEdj0
続けたまえ
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:02:29.72 ID:2u2i/0Cz0
期待してる
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:04:06.40 ID:pzmI95aF0
紅莉栖(ぐ、偶然よね。そうよ、偶然よ。岡部は橋田の言う珍しい何かがあって大学に行ったのよ)
紅莉栖(……このままじゃ岡部とはパパみたいな関係になっちゃう気がする。今日は恐くてももう少しがんばって踏み込んでみよう)
紅莉栖(素直に、素直になればきっと岡部もわかってくれる……まず謝って、悪かったところを聞いて……)
紅莉栖(そのためにも、今日はどれだけ遅く帰ろうと岡部の帰りをラボで待っててやるんだから!)
紅莉栖「……」
紅莉栖(……まだかな?)
紅莉栖「……」
紅莉栖(……夜中の十二時過ぎた)
紅莉栖(……岡部、帰ってこない)グス
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:05:37.11 ID:pzmI95aF0
紅莉栖(結局昨日は岡部帰ってこなかった……)
紅莉栖(どうなってるの……?)
紅莉栖(でも毎日のようにラボに来ていた岡部のことだから朝には来るはず……)
紅莉栖「……」
紅莉栖(もうお昼だ……)
紅莉栖「……」
紅莉栖(もう夕方……何で今日に限って誰も……岡部は来ないの?)
紅莉栖「……誰も来ない」ジワッ
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:10:11.78 ID:pzmI95aF0
紅莉栖(こんなの絶対変……みんなはともかく岡部がラボに来ないなんて!)
紅莉栖「……岡部ぇ」グスッ
紅莉栖(岡部はやっぱりまだ一週間前の事を引きずっているの? どうしたら……)
紅莉栖(ううん、考えても埒があかない、こうなったら直接連絡してみよう、まずはメールで連絡下さい、と……)
紅莉栖「……」シーン
紅莉栖「……メ、メールじゃ気付かないこともあるかもしれわよね、電話電話……」
ケータイ「ツーツーツー……」
ケータイ「ツーツーツー……」
紅莉栖「……出ない。ずっと話中……」
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:10:36.46 ID:2u2i/0Cz0
ヽ(*゚д゚)ノ<カイバー
43 :
忍法帖【Lv=27,xxxPT】 :2011/07/18(月) 15:14:27.73 ID:/6hdNAFf0
助手かわいい
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:16:51.93 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「ま、まさか着信拒否? そんな、私どうしたら……」
紅莉栖「気付かないうちに私はそこまで岡部に嫌われてたの……? パパみたいに……?」グスッ
紅莉栖(そんなのイヤそんなのイヤそんなのイヤ!)
紅莉栖「おかべぇ……」
紅莉栖(このソファーで横になると岡部のニオイする……でも岡部はいない……)グスッ
紅莉栖「おかべぇ!」
紅莉栖(このソファーが岡部だったらういいのに!……ん? ソファーに隙間がある)
紅莉栖「何これ? ソファーの中に収納スペース? そういえばそんな家具もあるわよね? ん? これはノート?」
紅莉栖「ラボメン日誌……これ、岡部の?」ゴクリ
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:17:18.01 ID:xzQkYtvX0
C
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:18:26.59 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「こ、これは……」ドキドキ
紅莉栖(良かった……本当に良かった……! 私は岡部に嫌われたわけじゃなかったんだ)
紅莉栖(そうだ、どうせならこの日誌の続きに謝罪を書いておこう。勝手に見ちゃったことも含めて)
紅莉栖(口じゃ素直には言えないかもしれないしね。勝手に日誌を見たことは気が引けるけど、これだけ私を大事にしてくれてる岡部ならきっと許してくれる)
日誌9ページ目 岡部へ
ごめん、この日誌勝手に読んじゃった。本当にごめん。
でも私が嫌われてなくて安心した。私はもう怒ってないよ?
それにそんな意識して距離を開けることもない。私は別に岡部を嫌ってるわけじゃない。
だからいつも通りにして、ね? 私もいつも通りの岡部と話がしたです。
橋田は今日来なかったよ。
まゆりも今日は来なかったな。
これを見たらまた私達仲良く出来るよね?
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:23:38.92 ID:pzmI95aF0
岡部「昨日は結局ラボにはいかなかったな。一日ラボにいかないだけでこうも生活に色がなくなるとは……」ガチャ
紅莉栖「……! あ、岡部おはよう!」
岡部「……あ、ああ」
紅莉栖「岡部ってラボに来るの早いのね、いつもこんな時間に来てるの?」
岡部「……あ、ああ」
紅莉栖「へー、流石はラボメン001だね。見直したわよ」
岡部「……くり……牧瀬も今日は早いな」
紅莉栖「言い直すの禁止、まぁちょっとね」
岡部「……そうだ、俺は用事が」
紅莉栖「無いわよね? 朝ごはん一緒に食べない?」
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:24:35.81 ID:pzmI95aF0
岡部「……」ングング
紅莉栖「……」ングング
岡部「……俺はちょっとでかけ」
紅莉栖「ごめん、私ちょっと用事があるから今日もう来れないから」
岡部「あ、ああそうか」
紅莉栖「うん、ごめん。それじゃ」
岡部「あ、ああ」
岡部「……ふぅ、行ったか」
岡部「危ない危ない、やはりしばらくはラボに近づかない方がいいか?」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:26:07.35 ID:eZU+31hb0
これは良いシュタゲスレ
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:29:11.66 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「ふふっ、これで岡部があの日誌を読めばきっと仲直り間違いなし。べ、別に仲直りできるからって喜んでるわけじゃないけど! そ、そもそも喧嘩してたわけじゃないし」
紅莉栖「夕方だしもういいころかな? 今日はもう行けないって言ったけどもう一回顔出そうかしら?」
紅莉栖「はろー」
岡部「……っ? 今日はもう来れないんじゃなかったのか?」
紅莉栖「え? うん、やっぱり来れるようになったから」
紅莉栖(あれ? おかしいな。あんまり変わってない? それとも照れてるの?)
岡部「……そうか。悪いが今日の俺はこれから実家に戻らねばならん。丁度皆にこれからメールするところだ」
紅莉栖「あ、そう……」
岡部「……いたいの居てもかまわんが、誰も来ないぞ?」
紅莉栖「あ、うん……」
岡部「ではな……牧瀬」
紅莉栖「……」
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:38:28.20 ID:pzmI95aF0
※今見直したら誤字脱字ってレベルじゃねーぞってくらいミス多いなorz
紅莉栖「あの態度……おかしい。もしかしたら今日は日誌見てないのかな?」
紅莉栖「す、少し書き足しておこう」
日誌10ページ目 岡部へ
多分まだこれを岡部が読んでない思うから書き足しておくね。
前にも書いたけどもう私は怒ってないし嫌ってもいない。
だからいつも通りにして、お願いだから。
それと、牧瀬って呼ぶのは止めて。
岡部にだけは、そう呼ばれたくない。
橋田は今日もエロゲーしてたの?
まゆりは今日来た?
これを見たらまたら何か合図下さい。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:39:21.54 ID:pzmI95aF0
岡部「……」
紅莉栖「おはよう!」
岡部「……ああおはよう」
紅莉栖「岡部岡部」
岡部「……何だ?」
紅莉栖「私のこと呼んでみて」
岡部「……急に何を言うんだ?……牧瀬」
紅莉栖「っ!!」
岡部「……どうした?」
紅莉栖「う、ううんなんでもない」シュン
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:39:52.15 ID:eZU+31hb0
>>これをまたら何か合図下さい。
がんばれ!応援してるから!!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:40:26.36 ID:pzmI95aF0
日誌11ページ目 岡部へ ヽ(*゚д゚)ノ
ちょっと岡部どういうつもり!?
昨日アンタがラボに泊まったのはわかってるのよ!!
まさか泊まっていながらあんたがこの日誌見てないと思えないんだけど!!
それとも何? 私の事はもう名前で呼ぶ気は無いの!?
ねぇ、お願いだからもっとちゃんと私を呼んでよ。クリスティーナでもいいから。
機械的な声色で苗字だけ呼ばれるなんて何か辛いよ……。
あんたにメールしても返ってこないし電話はいつも話中だし。
お願い。これを読んだらせめて何か合図ちょうだい。
そうね、明日私がドクターペッパーをあんたに渡すからそれを両手で受け取ってくれる?
お願いよ……(。´Д⊂) ウワァァァン!!
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:42:36.43 ID:pzmI95aF0
岡部「……」
紅莉栖「お、おきゃ、岡部? ド、ドクペ飲まない?」ガチャバタン
岡部「……? ああ、いや遠慮して……もう出してるのか、わかった、もらおう」
紅莉栖「う、うん」ソーッ
岡部「……?」リョウテデウケトリ
紅莉栖「!!」
岡部「?」
紅莉栖「〜♪」
岡部(紅莉栖はいったいどうしたんだ? まさか俺を嫌うあまりこのドクペに毒でも仕込んであるのか? それを飲む
のも俺の運命か……)
紅莉栖「どうしたの? 飲まないの?」
岡部「あ、ああ……俺はちょっと用事を思い出した。悪いな……牧瀬」
紅莉栖「……」
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:46:50.79 ID:pzmI95aF0
日誌12ページ目 岡部へ
どういうことどういうことどういうこと?
コレ読んだのよねそうなのよねだから両手で受け取ったのよね?
じゃあどうして私を牧瀬って呼ぶの? そんなに私と距離を起きたいの?
ちゃんと返事してよ、名前呼んでよ、メール返してよ、電話に出てよ。
お願い岡部。お願いだから岡部。
もう怒らないから、私を見て。パパみたいに私を嫌わないで。
お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い。
岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部。
連絡ちょうだい私を呼んで。
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:48:21.17 ID:xpLI5iPx0
支援
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:51:58.20 ID:eZU+31hb0
紅莉栖怖い
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:52:18.52 ID:pzmI95aF0
日誌13ページ目 愛しい岡部へ
ねぇ岡部。
確かに私も悪かったとは思うの。ううん悪かったの。
でもね、もう随分反省してるの。
だからね、もう無視っていうか、避けなくてもいいと思うんだ。
ね?
私達ちょっとした誤解からこうなっちゃったけど、それは二人で話せばすぐに解決することだと思うの?
だからまずは前みたいに二人で話しましょう?
ねぇ? お願い。
私とを口をきいて?
60 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:58:05.65 ID:pzmI95aF0
日誌14ページ目 愛する岡部へ
最近岡部ラボに泊まらないね?
私は岡部とちゃんと向きあうためにここのところずっとラボに泊まりこんでるのに。
どうしたのかな?
実家の方のご家族としばらくぶりに会ってちょっとホームシックなのかな?
でもね、岡部はこのラボにとって最重要人物だし、長いことラボを空けるのはよくないと思うの。
だからこれを読んだらその日はちゃんとラボに泊まってね?
大丈夫、私もラボに泊まるから。そしたら一緒に一晩中お話できるでしょ?
きっと誤解が解けるのも早いと思うの。
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 15:59:31.31 ID:PDT9dk9a0
病んどる
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:01:09.13 ID:eSx6T+3z0
│ _____
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63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:03:35.80 ID:pzmI95aF0
日誌15ページ目 私の岡部へ
ああ私ってなんて馬鹿なんだろう。
岡部にあれだけ@ちゃんねらーって言われながらここ数日すっかり@ちゃんねるを見るのを忘れてたの。
そしたらねそしたらね? 見つけたのよ@ちゃんねるで鳳凰院凶真を!
でもねでもね、何故か鳳凰院凶真は栗ご飯とカメハメ波が出てきた途端居なくなっちゃったの。
ねぇどうしてかな?
数日ぶりにやっと会話できたと思ったんだけど。
ああちなみにいつ岡部が来てもいいように今日もラボに泊まってるのよ。
@ちゃんねるもラボのPCから入ったの。
いっそのことホテル引きはらっちゃったほうがいいかしら?
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:07:59.50 ID:wk+qdF1iO
あかん
これはあかんで
65 :
忍法帖【Lv=9,xxxP】 :2011/07/18(月) 16:09:41.41 ID:6Ba9nEZI0
助手怖い…
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:10:17.75 ID:pzmI95aF0
日誌16ページ目 私だけの岡部へ
ねぇどうして@ちゃんからいなくなったの?
どうして目を合わせてくれないの?
声もかけてこなくなったよね?
これちゃんと見てる?
私は怒ってないんだよ?
ただ岡部とちゃんと話したいだけなんだよ?
嫌ってないよ?
嫌うどころか好きなんだよ?
ねぇ岡部。
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:16:29.49 ID:eGsdDEdj0
支援
69 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/07/18(月) 16:18:06.36 ID:r7VFB7310
続きまだ
70 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:20:43.93 ID:pzmI95aF0
日誌17ページ目 岡部紅莉栖
岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部。
どうしてどうしてどうしてどうしてどうして?
今日なんでラボに一回も来なかったの?
ねぇどうして? せめて顔だけでも見せてよ、ねぇ?
声を聞かせてよ電話に出てよメール返してよ。
最近はケータイが壊れたのか送ったメールがそのまま帰ってくるの。
ちゃんと岡部に私の気持ちが伝わっているか確認したいの。
岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡
部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部
岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡
部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部岡部
71 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:22:47.23 ID:OS9vqrM10
歪んでんなぁおい
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:24:33.32 ID:pzmI95aF0
日誌18ページ目 岡部へ
最近の私はちょっとおかしかったみたい。
もしこのページを見たならこれより少し前のページは読まなくてもいいわ。
大分クールダウンしたの。
よく考えたら私はただ岡部と仲直りがしたかった……ううん喧嘩じゃないんだから誤解を解きたかっただけなのよね。
だったら何も私はラボで岡部を待つ必要なんて無かったんだ。
そうよね? あ、ちなみにこのページも読んで無くても構わないよ?
私そんなことで怒ったりしないから。
一応書いておくだけだからね?
ところでまゆりから聞いたんだけど、岡部の家の住所って池袋××××××で良いのよね?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:27:09.58 ID:wk+qdF1iO
ぎゃああああ
逃げてー
親子揃って岡部を刺すのか!
75 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:28:43.05 ID:vJYGu8iB0
最後に勝つのはまゆしぃです
76 :
忍法帖【Lv=37,xxxPT】 :2011/07/18(月) 16:30:12.28 ID:ieWObUzm0
支援
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:31:06.38 ID:pzmI95aF0
ピンポーン
岡部「……む、今日は親はいないんだったな。仕方無い俺が出るか」ガチャ
紅莉栖「はろー」
岡部「く、くり……牧瀬!?」
紅莉栖「あー、また言い直した、言い直すの禁止って言ったじゃない」
岡部「な、何しにきたんだ?」
紅莉栖「ん? ちょっと遊びにね。私男の子の家って始めてくるわー、あがるわよー」
岡部「お、おい?」
紅莉栖「んー? 何ー?」
岡部「あ、いや……」
岡部(おかしいな? 最近まゆりやダルから紅莉栖の様子がおかしいと聞いていたのだが)
岡部(多分俺を嫌いなせいだと思って極力近づかないようにしていたのだがこれではただ少し積極的になただけではないか?)
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:40:20.95 ID:V65VKb3a0
支援
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:43:32.95 ID:eZU+31hb0
し・えーん
支援
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:43:40.56 ID:pzmI95aF0
紅莉栖「あれー? 今日ご両親は?」
岡部「親は今日親戚のところに行っていていないんだ」
紅莉栖「ふーん、ご挨拶したかったんだけどなぁ。あ、でもじゃあなんでラボに来ないの?」
岡部「そ、それは今日までは家族ですごしていたからな、最近家をあけてばかりだったからたまには家に居ろと頼まれてな」
紅莉栖「そっかー」
岡部「く、紅莉栖? それで今日は何しに来たんだ?」
紅莉栖「遊びに来たって言ったでしょー? あ! 今久しぶりに名前で呼んだね? 嬉しいなあ、クリスティーナでも助手でもなくいきなり紅莉栖からなんて」
岡部「あ、いや今のはつい……」
紅莉栖「良いんだよ岡部、そうやって呼んでよ。何度も言ったし書いたけど私は怒ってないしあんたを嫌ってないよ?」
岡部「……嫌ってない? あ、いやそりより書いた……?」
紅莉栖「んもう惚けるの? まだそんなイジワルを続けるの岡部は?」
82 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:44:09.17 ID:q+ABS+l80
岡部がゲシュタルト崩壊
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:47:02.14 ID:pzmI95aF0
岡部「……?いや待て、イジワルとは何のことだ? 書いた? 何か書いたのか?」
紅莉栖「しらばっくれちゃって。それとも本当に見てないのかな?」
岡部「あ、ああ多分何も見ていないと思うが」
紅莉栖「そっかー……そういえば岡部全然ラボに泊まってなかったもんね」
岡部「あ、ああ」
岡部(何故こいつは俺がラボに泊まっていないことを知っているんだ?)
紅莉栖「私ね、こうやって話したくてここ最近ずっとラボで岡部を待ってたんだけど、岡部ったら全然来ないんだもの」
岡部「あ、ああすまない」
岡部(これ以上嫌われぬようにラボから離れていたからな)
紅莉栖「でもこれで誤解も解けたしいつも通り、よね?」
ヤンデレすぎる
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:51:48.70 ID:eZU+31hb0
ししししsっしsssっししえん
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:53:11.15 ID:pzmI95aF0
岡部「あ、ああそうだな。だが本当に俺を嫌ってないのか? 俺はてっきり嫌われてもう修復不可能だとばかり……」
紅莉栖「もう何度も書いたじゃない、私は嫌ってないって」
岡部「書いた……?」
紅莉栖「それよりもう放置プレイは終わりよね? じゃあ……んっ」チュゥゥゥッゥ
岡部「ちょっ!? んっ!?」チュウウウウ
紅莉栖「あむっ、うん」チュゥゥゥウウウップハッ
岡部「はぁ、はぁ、な、何を……?」
紅莉栖「何っておかしなこと聞くのね? いつも通りの私達じゃない」
岡部「……は?」
紅莉栖「好きよ岡部……貴方が素直になれって言ってくれたのよね……」
87 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:56:27.98 ID:pzmI95aF0
岡部「ま、待て待て! おかしいぞ紅莉栖!俺達はまだこんな間柄じゃなかったはずだ! そりゃ何かの時に素直になれとは言ったと思うがこれは違うだろう?」
紅莉栖「? 何を言ってるの? 私はちゃんと覚えてるわ。貴方が耳元で愛してると言ってくれたことも抱きしめてくれた感触も、貴方の吐息の温もりも」
岡部「……っ!!」
紅莉栖「辛かった。貴方がいなくなって辛かったわ岡部、今日はご両親はいないんでしょう? じゃあ泊めてくれないかしら」
岡部「正気か!? こんな状態で男の家に泊まるとか……!!」
紅莉栖「大丈夫、ベッドは岡部の一つあれば足りるもの。愛し合うには」
岡部「!? お前本当に紅莉栖か?」
紅莉栖「酷いわ岡部、私を疑うの? それともまだ放置プレイが続くの? もう無理よ、岡部がいないラボで一人でいるなんて耐えられない」
岡部「? お前独りでラボに泊まっていたのか?」
紅莉栖「もうソファーから岡部の匂いがしないの、岡部のささやきも聞こえないの……」
88 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:57:44.02 ID:pzmI95aF0
岡部(紅莉栖がおかしい、確かにおかしい。これがダルたちが言っていたことか……)
紅莉栖「ねぇ岡部……今日は抱きしめてくれないの?」
岡部「お、俺がいつ抱きしめたことがあると……」
紅莉栖「覚えてるの、私覚えてるのよ、岡部に抱きしめられてキスをして、ファーストキスじゃないからって何度もキスをして……」
岡部「!?」
岡部(あ、あああああ? ああああああああああ!?く、紅莉栖!?)
岡部「紅莉栖……紅莉栖なのか!? お前はあの紅莉栖なのか!?」
紅莉栖「岡部、私も貴方が好き……」
岡部「あ、ああああ紅莉栖! 紅莉栖ッ!!」ダキッ
紅莉栖「あはぁ♪ おかべぇ、おかべぇ♪」
89 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:58:30.38 ID:pzmI95aF0
岡部(紅莉栖がおかしい、確かにおかしい。これがダルたちが言っていたことか……)
紅莉栖「ねぇ岡部……今日は抱きしめてくれないの?」
岡部「お、俺がいつ抱きしめたことがあると……」
紅莉栖「覚えてるの、私覚えてるのよ、岡部に抱きしめられてキスをして、ファーストキスじゃないからって何度もキスをして……」
岡部「!?」
岡部(あ、あああああ? ああああああああああ!?く、紅莉栖!?)
岡部「紅莉栖……紅莉栖なのか!? お前はあの紅莉栖なのか!?」
紅莉栖「岡部、私も貴方が好き……」
岡部「あ、ああああ紅莉栖! 紅莉栖ッ!!」ダキッ
紅莉栖「あはぁ♪ おかべぇ、おかべぇ♪」
90 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:58:51.43 ID:eSx6T+3z0
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91 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 16:59:22.61 ID:pzmI95aF0
岡部「お前はもう思いださないだろうと……それに完全に嫌われたか道が交わる事は無いだろうと思っていた」
紅莉栖「おかべぇ♪ おかべぇ♪」スリスリ
岡部「良かった、紅莉栖……ああ、俺はお前を愛している」
紅莉栖「おかべだぁ、久しぶりのおかべだぁ♪」
岡部「ああ、紅莉栖、今日は泊まっていくんだったな? 喜んでお前をウチに泊めよう。明日には親も帰ってくる。紹介しよう」
紅莉栖「おかべだぁ♪ おかべだぁ♪」
岡部「はははは、紅莉栖は随分と甘えん坊になったな」
紅莉栖「おかべぇ♪」
92 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:04:12.36 ID:q+ABS+l80
ここでドクター中鉢を特殊召喚!
岡部が壊れたw
94 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:05:43.86 ID:eZU+31hb0
ついに岡部も・・・!!
95 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:09:49.86 ID:o+zNMuz20
なにこれ
96 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:10:43.73 ID:aXu63i7Y0
なんだこの世界線は…
97 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:10:58.56 ID:WM/pjm3p0
α世界線の記憶がクリスに戻ったんだろ
別に岡部はおかしくなってない
98 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:11:37.03 ID:pNpU0Udg0
多分その記憶にも齟齬があると思うwww
99 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:14:29.30 ID:eZU+31hb0
もうすぐ100
100 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:14:59.90 ID:zMLwFPk70
101 :
忍法帖【Lv=16,xxxPT】 :2011/07/18(月) 17:18:08.21 ID:DRwkao8V0
続きまだかよ
102 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:19:16.86 ID:aXu63i7Y0
続きはよ
何故か急にPCがアク禁に巻き込まれたorzどういうことなの……
数日後。
紅莉栖「岡部、今度またあんたの家に泊まりに言っていい?」
岡部「ああ、かまわんぞ。ウチの両親もお前を気にいったそうだ」
紅莉栖「そ、そう」テレテレ
岡部「……」ジィーー
紅莉栖「? 何よ? 私の顔に何か付いてる?」
岡部「あ、いや」
岡部(あの日の紅莉栖は少しおかしかったのだが……気のせいか?)
紅莉栖「そういえば岡部、明日の予定は?」
岡部「ああ、すまん明日から三日ほどラボを空ける。大学での課題で遠くにいかなくていけなくてな」
紅莉栖「……三日、いないの? 大学? 本当に?」
岡部「……? ああ、ダルも一緒に行くからしばらく俺達二人は来れない」
紅莉栖「……」
日誌19ページ目 愛しの倫太郎へ
会いたいわ、たった三日だけど貴方がいないのは絶えられない。
早く帰って来て。
岡部が……倫太郎がいないと胸が苦しいの。
私が私でなくなちゃいそうになるの。
三日っていうと単純計算で72時間だけど、これだけの時間貴方と会えないのは長すぎる。
でも貴方と一緒に72時間居るとそれは速すぎる。
何で相対性理論なんてあるのかしら?
日誌20ページ目 私の夫へ
どうしていないの?
何故私のそばからいなくなっちゃったの?
なんで傍にいてくれないの?
おかしいおかしいおかしい。
貴方は私の傍にいるべき。
私は貴方の傍にいるべき。
理論的帰結が方程式で求められて証明が説明されてる。
戻ってきて戻ってきて戻ってきて。
日誌21ページ目
殴り書き過ぎて判別不能。
106 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:31:15.42 ID:9RRf17Rk0
病んでいくスピードが早過ぎて怖い
三日後
岡部「はー疲れたー、今帰ったぞー」
紅莉栖「……」
岡部「ん? 紅莉栖、ラボに来ていたのか」
紅莉栖「……かべ? おかべ? おかべおかべおかべおかべおかべ!!」
岡部「お、おい?」
紅莉栖「おかべだおかべだ 岡部!! もうどこ行ってたの私を三日も放っておいて」
岡部「い、いや大学の課題で」
紅莉栖「そんな理由はどうでもいい、岡部だ岡部だ」ダキッ
岡部「お、おい?」
病んでる助手もかわいい
紅莉栖「スースー」
岡部「随分と隈を作っていたな、よっぽど眠れなかったのか?」
紅莉栖「ムニャムニャ……おかべぇ……」
岡部「俺がいないだけでこうなるとも思えんが、はてさて紅莉栖は一体どうしたんだ、ん?」
岡部「これはかくしてあった俺のラボメン日誌じゃないか。誰かに見つかっていたのか?」
岡部「?……随分と書き足されているようだな、読んでみるか?」
紅莉栖「……おかべぇ……しゅきぃ……無視しないでぇ……ムニャ」
岡部「フッ、紅莉栖の寝顔や寝言は可愛いものがあるな」
岡部は微笑みながら紅莉栖の寝顔を見つめ、手に持った日誌のページを開いて……。
END
110 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:37:40.10 ID:eZU+31hb0
後が気になるが、とりあえず
乙!!
乙
本当はこの後岡部ジャンキーになった紅莉栖が岡部も自分に依存するよう調教する流れにシフトする予定だったんだけど、
意味不明予想外なアク禁に巻き込まれたから(今ケータイ)ここまでにしておく。
みんなありがとう。
113 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:40:37.49 ID:ovWTl3Zo0
114 :
忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2011/07/18(月) 17:41:21.13 ID:1FlsJTTB0
115 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:43:40.48 ID:q+ABS+l80
突然のアク禁!?機関の陰謀か!?
>>1乙
こっから先も気になるがいたしかたあるまい
117 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:46:57.23 ID:9RRf17Rk0
118 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:47:56.42 ID:eSx6T+3z0
多分連投規制だからルータ切り替えたら直る
119 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/18(月) 17:59:41.02 ID:9RRf17Rk0
ほ
120 :
忍法帖【Lv=9,xxxP】 :