アイドルオタって気持ち悪いね

アニオタと違って実際に存在する10代の女にブヒブヒ言ってるのが
妙にリアルで怖い　犯罪者予備軍ってこいつらのことなんだろうな

>>1
そんなこと言ってるお前のほうがキモイわ

どの口がそんなことを

今日の辱しめスレはここですか？

だが東京では、そんな親の金を使って豪遊する輩を排除する計画が進んでいた・・・・それが、「プロジェクトN.2110」だった。

俺は新山 兎。
工業系の会社に就職が決まっていたが、
たまたまサッカーくじが当たり50億の大金を得た。更に株に詳しかった俺はそれを15倍にしてのけた。
今は妻と息子と、のんびり仕事せずに遊んでいる。
言わば勝ち組だ。
だが、甘かったのかもしれない。
社会に貢献せず、「仕事をしない」、という行為が。
その時はそんな事思いもしなかったが・・・

今日も不自由なく過ごす。
好きな時に起き、好きな時に遊び、好きな時に寝る・・・最高の至福だ。
ストレスも溜まらないし、息子の相手も毎日できる。
今はのんびり、テレビを見ている所だ・・・
そう言えば日めくりカレンダーをめくってなかったな、と思いつつソファーから腰を上げた。
2110年、2/10。
今年の冬は一段と寒い。
もちろん暖房はバッチリだ。
皮肉になるが、こたつが恋しくなってきた。
カウンターのカゴに積んであるみかんを2、3個取り、再びソファーに腰を降ろした。

テレビでは、今の日本についての特集をやっていた。
評論家で有名な伊能が話をしていた。
伊能「今の日本についてですが、皆さんは"ニート"というものを知っていますか？」
またこれか。
元々政治家だった伊能だが、元々こういうことをやりたかった様で、引退してからはいつもこの調子だ。
「親のすねをかじる奴がいる」「正直者がバカを見る世界」などなど、ニートの痛い所をつく。無論、奴らもこいつを相当煙たがっているようだ。
俺は最初この評論家を謙遜していたが、俺は親のすねをかじっている訳でもなし、リスクを犯して大金を手に入れた訳で、どうとも思わなくなった。

暫くして、妻が起きてきた。
妻「あら、また伊能？」
妻の杷月(はずき)だ。
大学時代から付き合っていて、20でめでたくゴールイン。
株の事は結婚してから教えた。
夫が金持ち、しかも仕事はしなくていいなんて、なんとも幸せな妻だろう。
それなのにブランド物のバックをバンバン買ったりなどしないし、「贅沢していいんだぞ」と言っても買うのはせいぜい辞書くらいだ。

だがちゃんと不自由なく暮らさせているので、これといって困った事もない。
杷月「まだ葵は寝てるから、もうちょっとテレビの音量下げてくれる？」
兎「あ、ああ」
テレビの音量を5段階下げた。
葵(まもる)は1歳の息子だ。
世界一幸せな息子と言っていい。
だが「金持ちの息子は太る」と言うので、ちゃんと健康には気を付けるつもりだ。

妻と一緒にリビングで。
和む。これ以上の幸せはない。

心地よかった時間もつかのま、
テレビから莫大の量の音が耳に降りかかる。
寝ていた葵が起きてしまった。
大きな泣き声が、リビングの空間にこだまする。
「クソ、おかしいな故障か？」
テレビの主電源を切った。
せっかくの雰囲気をぶち壊しやがって。
もっといい物に買い換えよう、とパソコンに向かった矢先、
テレビが一人でに付いた。
故障が酷いのか、変な音がする。
「おかしい、主電源は切ったはずだ」
サービスセンターに問い合わせて聞いてみようと思った。

だがそれは決して故障では無かったのだ。
変な音が止まり、画面が明るく光る。
画面に映ったのは、伊能だった。