1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
ワルプルギスの夜「え?」
ほむら「もう見滝原無茶苦茶にして良いですお願いします!!」
夜「いや、えっと、駄目でしょ。それ駄目でしょ」
ほむら「なんでっすか!?あんたいっつも楽しそうに街ぶっ壊してたじゃないですか!!
さぁ、いつもの感じでお願いします!!」
夜「あの・・・何があったのか知らないけど・・・さ。話くらい聞くよ?
うん、まだパートタイムまで時間あるし、ね?だからさ、落ち着きなって
お嬢ちゃん、ね?」
2 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:25:06.66 ID:lb/gCv0e0
ほむら「話を・・・?」
夜「あ、うん。話てごらん?婆ちゃんで良ければ聞いてやっからさ」
ほむら「――う・・・ぐすっ・・・ひぐっ・・・!」
夜「あぁほらほら泣かない泣かない。これ、ぽたぽた焼きあるけん。食べんね」
ほむら「ありがとう・・・婆ちゃん・・・」バリバリ
夜「ちゃんとお礼が出来る子は、良い子なんじゃ」
ほむら「うん・・・」
夜「それじゃぁ・・・何が在ったか婆ちゃんに話してみんしゃい」
3 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:26:38.29 ID:TAflePI60
期待して良いのかね?
4 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:27:46.52 ID:CZ3vOZ1p0
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:28:52.27 ID:xUG3TMtc0
たのすみ
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:32:15.28 ID:lb/gCv0e0
ほむら「私ね、未来から来たんだよ?」
夜「ほぉ・・・そりゃぁたまげた娘さんじゃね」
ほむら「何度も何度も時間をやり直して・・・その度に、貴方に倒されて大切な
友達を失ってきた・・・」
夜「・・・そりゃぁ、すまんことしてきたなぁ・・・」
ほむら「うぅん・・・お婆ちゃんは悪くないよ・・・もう、良いの。全部良いの」
夜「何いっとんの。こんなとこで諦めちゃいかんよ?今度はもしかしたら大切な友達?
救えるかもしんないけん。いかんわぁ、それいかんわぁ。だから女は馬鹿にされちょるんよ。ええけん?
あんたみたいな馬鹿が何でも途中から諦めるから、あたしら女みーんなそう見られるんよ?駄目ね、諦めちゃ
あかん。此処で踏ん張るんよ、それでこそ女ったい!」
ほむら「・・・あのね、お婆ちゃん」
夜「なんね?婆ちゃん、言い訳する子嫌いよ?」
ほむら「・・・言い訳じゃないよ。ただね・・・」
夜「・・・」
ほむら「・・・その友達、昨日殺されちゃった・・・」
夜「!?」
7 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:36:02.90 ID:lb/gCv0e0
夜「殺された・・・?」
ほむら「・・・」
夜「な・・・どうして・・・」
ほむら「誰があの子を殺したんだろうね・・・解からない・・・解かんないよお婆ちゃん・・・
昨日はあんなに元気だったのに・・・昨日・・・どうして私はあの子を送り届けなかったんだろう・・・
どうして・・・こんなことに・・・」
夜「・・・もうちょっと、深く聞いてええか?」
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:38:46.76 ID:lb/gCv0e0
夜「殺された・・・?」
ほむら「・・・」
夜「な・・・どうして・・・」
ほむら「誰があの子を殺したんだろうね・・・解からない・・・解かんないよお婆ちゃん・・・
昨日はあんなに元気だったのに・・・昨日・・・どうして私はあの子を送り届けなかったんだろう・・・
どうして・・・こんなことに・・・」
夜「・・・もうちょっと、深く聞いていいかい?」
ほむら「・・・」
夜「嫌なら・・・婆ちゃんこれ以上お嬢ちゃん苦しめるような真似・・・しとうない」
夜「でもね・・・もしかしたら婆ちゃん・・・お嬢ちゃんの力に――なれるかもしれんよ?」
ほむら「・・・昨日の夜、あの子、通り魔に犯されて・・・殺されたの・・・朝、近所の住人があの子の死体公園で
見つけて・・・どうして・・・どうしてあの子が!!」
9 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:43:51.74 ID:lb/gCv0e0
夜「・・・いつの世も、変わらんね」
夜「糞ったれのすることは、変わらん。どの時代、宗教、科学・・・いつだって、
愛らしい女は食い物で使い捨て・・・お嬢ちゃんみたいな女の子、婆ちゃん何人も見てきたよ」
ほむら「・・・殺したい」
夜「・・・」
ほむら「私、そいつ見つけ出して・・・殺したい・・・でも・・・誰殺せば良いのか解かんないや・・・
どうしよう・・・お婆ちゃん・・・あの子を苦しめたのは・・・一体何処のどいつなんだろう・・・」
夜「・・・」
夜「・・・さぁ、婆ちゃん探偵さんとはちんげえから、解からんわ」
ほむら「ごめんね・・・こんなことお婆ちゃんに聞いて・・・ごめんね・・・」
10 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:46:27.81 ID:I/aQPDAi0
支援
11 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:48:32.50 ID:lb/gCv0e0
夜「婆ちゃん嬢ちゃんのために出来るのは・・・これくらいじゃ・・・
済まんな・・・本当に済まんの・・・」
ほむら「良いよお婆ちゃん・・・ありがとう。この景色を見れただけで、すっきりしたから。
多分、この瓦礫の下に、水の下に、居るんでしょうね、彼女を殺した奴は」
夜「ごめんね・・・本当にごめんね・・・」
ほむら「良いよ・・・ありがとう、お婆ちゃん・・・私の方こそ、こんなことさせて・・・
ごめんなさい・・・」
夜「ごめんね・・・そろそろ、行くんかい?」
ほむら「・・・うん」
夜「・・・次の世界で婆ちゃんに出会ったら、容赦しちゃあかんよ?婆ちゃんはあんたの敵やけんね?
・・・あんたを此処まで追い詰めたのは婆ちゃんだってこと、忘れちゃあかんよ?」
ほむら「・・・お婆ちゃんは、一人だけだよ。私にとって、貴方は一人だけ」
12 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:50:15.22 ID:ga+NB/6t0
逆立ち先輩チィーッス
13 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:53:10.23 ID:lb/gCv0e0
夜「ほむらちゃん・・・」
ほむら「・・・夜お婆ちゃん。それじゃぁ、そろそろ行くね。ばいばい。
他の魔法少女たちに、負けないでね?」
夜「・・・」
夜「・・・行っちまったなぁ、ほむらちゃん・・・」
夜「・・・もう、遠慮はいらんわぁ」
夜「・・・ほむらちゃん。ありがとう、こんなあたしを、婆ちゃんなんて言ってくれて、ありがとう・・・」
夜「あんたはこれで気ぃ済んだなんて言ってくれたけど・・・婆ちゃん、まだまだ治まらないんよ」
夜「――さぁて、もう一暴れしようかね」
ワルプルギスの夜「――おまえら全員――皆殺しじゃ――覚悟しといてな!!」
環
14 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:54:04.87 ID:lb/gCv0e0
何これ?
15 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:57:41.31 ID:zbZGDfbX0
>>14 人体に危険がある洗脳作用を持った文脈を検出しました
16 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:59:06.22 ID:lb/gCv0e0
俺すげえええええええええ!!
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/07/07(木) 23:59:50.82 ID:FdS/kzRw0
良い話乙
18 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おまえいったい何個まどかSS書いてるんだよ(笑)
まあ後はゆっくりしてからでいいぞ。
お疲れ乙