37 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:08:19.23 ID:iwNRh7zC0
>>36 つまり保守して下さいってことだな
わかった
38 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:09:15.06 ID:mwgTVHe00
>>36 ふむ
フェイトちゃんはおれの嫁だが保守はまかせろ
39 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:10:31.12 ID:089NwGi/0
ホッシュートン
40 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:14:54.37 ID:neA/PxWg0
フェイトちゃんはなのはちゃんの嫁なんだよ!
41 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:20:07.79 ID:FU6aUlq/0
フェイトちゃんが三次元になってしまったらその時点で俺の夢とか希望とか諸々が失われるから追いかけてきて一緒に遭難っていうありがちな展開はやめてくれよ
42 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:28:22.79 ID:iwNRh7zC0
保守
43 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:39:25.63 ID:iwNRh7zC0
保守
44 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:39:38.81 ID:neA/PxWg0
星ル
45 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:47:14.12 ID:tu4+er9yO
いきなり町中でディバインシューターとかぶっ飛んでるな
46 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:53:07.44 ID:ZwuSePSc0
***
目が覚める。
何やら視界がおかしい。
「ああ……そうか。」
俺は毛布にくるまって床で寝ていた。
代わりに、一人暮らしを始めて以来の相棒の上には可愛らしい少女が寝ている。
よほど疲れていたのだろう、ご飯も食べずに寝てしまった。
眠そうにしながらもシャワーを浴びたあたりやっぱり女の子なんだろうなと思う。
「そう、つまりだ。」
当然着替えなんて持っているはずのないこの少女は俺のジャージを着ている。
そして俺が女児用の下着なんて持っているはずがない。
……いや、本当に持ってないからね?
「そういうことなんですよね〜」
ああ、何故か幸せな気持ち。
47 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:54:00.78 ID:mwgTVHe00
キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
48 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/17(金) 23:57:45.40 ID:ZwuSePSc0
「んぅ……なにがですか?」
「えっ!?」
「ぉはようございます」
「お、おはよう」
見れば少女が起き上がり眠そうに眼をこすっていた。
ああ、大きすぎるジャージって素晴らしい。
にやけそうになる顔を必死で抑えつつ、俺は改めて洗面所まで案内し、顔を洗わせてあげた。
「あ、着替え洗ってあるやつここに干してあるからね。」
「えっ!あっ!わわわっ!」
「ごめんね、出来る限り見ないようにしたから……。」
「うぅ……」
49 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:01:13.55 ID:ESM2ucoo0
> ああ、大きすぎるジャージって素晴らしい。
うん、素晴らしい
50 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:01:59.90 ID:0eDzcvSB0
顔を真っ赤にする少女。
ちなみに凝視とかそういうのは一切していない。
これはまぎれもない事実なのである。
「当面の問題は洋服だよね。今日一緒に買いに行こうか。」
「え……でも……」
「いいんだよ、気にしないで。それになのはちゃん可愛いんだから、いろんな服を着てもらいたいんだよ。」
「…………。」
なぜかこちらをじーっと見てくる少女。
しまった、やはりいまの発言はアウトだったか。
必死にどうフォローしようか考える。
しかし次の瞬間、頭の中は少女の呟きによって真っ白になった。
51 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:05:31.48 ID:0eDzcvSB0
「フェイトちゃんの方が好きって言ってた……」
――――俺は神に感謝した。
52 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:06:05.56 ID:Y92MvwI10
ワロタwww
53 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:10:25.87 ID:ESM2ucoo0
うひょぉぉぉぉ!!!
54 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:11:06.43 ID:0eDzcvSB0
***
「わぁ〜! すごい広いですね」
最寄駅から30分ほど電車に揺られ、目的地に到着した。
もっとおしゃれな街とかの方が良かったのかもしれないが、あいにく9歳の女の子の服を買う場所なんて分からないので
とりあえず一番手近なショッピングモールへとやってきたのだ。
「海鳴にはないの?」
「こんなに広いところはなかったです。」
「そっか。じゃあ今日は1日付き合ってあげるから好きなだけ見て回ろうね。」
「はーい!」
よし、今日は気合入れないとな。
55 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:14:59.10 ID:0eDzcvSB0
「これ、どうですか?」
「うん、とっても似合うよ。」
「こっちのワンピースも」
「それも可愛いね。」
「むー、さっきから適当すぎませんか?」
「だって本当に可愛いんだもん。なのはちゃん、センスいいね。」
こんなテンプレート通りの会話だってしちゃえる。
目下考慮すべきなのはやはり店員さんの目だろうか。
町の喫茶店の店員と違ってしっかりと教育が行きとどいているようで、露骨にこちらを警戒する様子はない。
しかし、時折感じる視線を気にせずには居られなかった。
56 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:15:21.12 ID:F8my8HSNO
リリカルマジカルテクニカル!
って言い回しを覚えてる人がどれくらい居るのか
57 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:15:21.27 ID:cQzzbR4XO
>>14 この男はお兄さんという呼び方に何の不満があるというんだ
兄系の呼び方では最高じゃないか
58 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:17:44.30 ID:ceT3NdMR0
>>57 ゆかりんだぞ
芽衣ちゃん思い出してみろよ
59 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:19:30.63 ID:0eDzcvSB0
「ねえねえなのはちゃん。」
「なんですか?」
「ちょっと向こうで待っててもいいかな?」
「えっ あ、ごめんなさい!退屈させちゃって……」
「いや、違う。 そういう事じゃなくて……」
そっと店員さんへと視線を向ける。
「っ!?」
うわ!鏡越しにしっかりとこっちを見てやがる。
おとなのはさん一択だがこれはこれでいいものだ
61 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:21:37.96 ID:0eDzcvSB0
「?」
「だからね、例えば知らない大人が、なのはちゃんみたいな可愛い子を連れてると他の人には何事かと思われちゃうんだよ。」
「えっと……つまり、知らない大人の人だと思われなければいいんですよね?」
「うん。」
「えっと……じゃあ、 にゃはは……お兄ちゃんって呼んでもいいですか?」
こうして、図らずとも目標は達成されたわけで。
やっぱりお兄ちゃんですよね。男のロマンとして。
もしくは兄さん。これが譲れないライン。敬語妹って素晴らしい。
朝倉○音こそが至高の妹キャラだと信じて生きてきた。
その後無事に衣類を揃え、遅めの昼食を済ませるころにはすっかり夕方になっていた。
62 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:25:07.55 ID:+hP//6un0
裏山
63 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:25:58.73 ID:ceT3NdMR0
あれ?
なのはってもしかして可愛いんじゃね?
64 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:26:10.24 ID:0eDzcvSB0
「次はどうするんですか?お兄ちゃん。」
「えーと、他に欲しいものとかない?」
「はい!もう十分買ってもらいました。」
「じゃあ、帰る前にもう一か所だけ寄ろうか」
エレベーターを使ってショッピングモールを一気に登る。
時間的にもそろそろ丁度いい頃合いのはずだ。
「どうかな?」
「わぁ……!」
このショッピングモールは埋め立て地に建てられている。
近年急速に開発されたこの辺りは今ではすっかり若者向けののスポットとなっていて、
その中でもこのモールの屋上から見える景色は、ちょくちょく雑誌に取り上げられたりする程度には有名なのだ。
65 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:30:52.84 ID:0eDzcvSB0
真っ赤に染まった空。
まばらに浮かぶ雲の絵具で彩られた下に広がる、群青とオレンジの海。
「海鳴市も確か海に面してたよね? その代わりってわけじゃないけど……海が見える景色を見せてあげたくて。」
「すごい……。 あ、あれ、なんだか涙が……。」
「わ、ごめん、大丈夫?」
「大丈夫、です。 ちゃんと、みんなの所に帰りますから。」
「そっか。 なのはちゃんは強いね。」
「……。」
66 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:33:08.13 ID:0eDzcvSB0
「少しだけ、ぎゅって、してください。」
67 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:34:30.33 ID:+hP//6un0
まんま芽衣ちゃんやがな
69 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:38:57.93 ID:0eDzcvSB0
"Caution!"
「っ!」
突然、レイジングハートが警告を発した。
「な、何!?」
「なのはからっ! 離れて!」
襲い来る黒い影。
俺は、目を離すことができなかった。
目を離すには、彼女は美しすぎた。
「フェイトちゃん!?」
次の瞬間、俺の側頭部にバルディッシュがめり込んだ。
支援
支援
72 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:43:13.72 ID:cQzzbR4XO
そこそこ有名なスポットで大の大人の即頭部に鈍器を叩き込む金髪美少女
何故俺の所に来ない?
73 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:43:16.65 ID:ceT3NdMR0
友達だ・・・!
74 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:46:45.72 ID:0eDzcvSB0
***
目が覚める。
あ、これなんかデジャヴ。
気を取り直して。
目を覚ますとそこには、少し面白くなさそうなリリカル少女と、どうみても敵意むき出しのフェイトちゃん。
それにもう一人、見たことのない女性が立っていた。
「えーと……どういう状況?」
「なのはを返してもらいに来た。」
「ちょ、ちょっとフェイトちゃん!」
必死でフェイトちゃんを諌める少女。
「あー、そっちの事情は大体分かった気がする。 こっちの方は?」
「私?」
20歳くらいだろうか、自分とほとんど年が変わらないように見える女性だ。
肩まで伸ばした髪と意志の強そうな眼差し。
ちょっとキツそうな人だなぁ……。
紫煙
76 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:55:57.44 ID:ceT3NdMR0
フェイトちゃん!
77 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 00:56:17.16 ID:0eDzcvSB0
「あ、それは私から説明します……。」
と、リリカル少女。
やっぱ絶対ちょっぴり怒ってるよね?
「この人は女さん。 フェイトちゃんがお世話になっている人だって。」
「そ、この子が公園で一人でいたから何事かと思ってね。」
「どこかで聞いたような話だな……。」
「で、君は?」
あれ?
リリカル少女は説明してくれてなかったのか。
「……ロリコン?」
あ、説明しててもこうなりますよねー。
78 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 01:05:24.20 ID:0eDzcvSB0
それから俺は、誤解を解くのに10分近くを要した。
どうやら状況は似ているらしいが、多少の違いもあるようで。
この子は――フェイトちゃんはかなり制限があるものの魔法を使う事ができる。
先ほどの子供の物とは思えない運動能力はこのためだろう。
「まぁ、私もこの子と一緒に元の世界?とやらに戻る方法を探すから。」
「じゃあ俺の方でも何か見つかったら連絡しますね。」
「ん。 よろしく。」
一通り連絡先も交換して、解散の流れになった。
「あ、そういえば。 なのはちゃんなんですけど、そちらで預かってもらった方が……。」
女の子なわけだし、親友と一緒の方が心強いに決まっている。
少し残念だけどね。少し。うん。
79 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 01:06:04.57 ID:+hP//6un0
ねじる
80 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 01:08:59.71 ID:0eDzcvSB0
あー・・・すみません。
元々あまり気にしないように書いてきましたが、そろそろ日本語として限界ギリギリな文章しか書けなくなってきたので寝ます。
数レス見返しても修正したい細かいところがいっぱいでもうだめだ。
>>78だったら
「運動能力はこのためだろう」→「運動能力はこれによるものだったのだろう」
見たいな感じで。
続きの構想は出来ているので、明日また投下します。
81 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 01:22:14.54 ID:ZxanfAe/0
乙
82 :
忍法帖【Lv=11,xxxPT】 :2011/06/18(土) 01:23:13.06 ID:jIk0cipt0
乙乙
83 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 01:50:13.54 ID:Y92MvwI10
保守
84 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 02:02:36.62 ID:3V+triK50
面白い
ほ
85 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/18(土) 02:35:39.37 ID:+8UaUHCY0
乙
86 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
しょうがねぇな…結局俺の保守力が必要なわけか