1 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
おまかせ
2 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:15:27.08 ID:yiu1G2QW0
1年と2ヶ月振りに
ブーン系、かなり過疎ってますね……
そんなことも気にせずに、投下します。
3 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:20:57.49 ID:yiu1G2QW0
4 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:23:49.85 ID:yiu1G2QW0
EP7/友達
窓から入り込む太陽の光に目が覚める
「ん……朝か」
折角の休みだし、二度寝しようかと思う僕だが、ほのかに香るいい匂いに気付く
その匂いはキッチンからしているようで……
昨日から一緒に暮らすことになった同居人の存在を認識させる
「クー……?」
恐らく朝食を作っているであろう人物に声を掛けてみた
川 ゜ -゜)「ようやくお目覚めか」
僕はまだ目覚めていない眼を擦りながら言う
「……そんなに寝てました?」
川 ゜ -゜)「ああ、まあな」
ううん、何か引っ掛かるなぁ……
僕は少し考え、簡単な答えに辿り着く
「うーん、クーも起きたばっかでしょ?」
5 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 02:24:25.90 ID:LdzCJQcn0
クーの顔が違う…
6 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 02:28:50.38 ID:bQgLnDyvO
川 ゚-゚ )
7 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:29:10.61 ID:yiu1G2QW0
あれ……
携帯からgoogleのアドレスに転送して投下しているのですが、そこで何かクーの顔を変化させる事があったのかも……
ちょっと整形手術を施しながら投下します。
8 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 02:30:19.52 ID:vEH3ZUKy0
川 ゚ ー゚)
9 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:31:49.54 ID:yiu1G2QW0
川 ゚ -゚)「なっ」
クーは"バッ"とこちら側に顔を向けた
川 ゚ -゚)「何故そう思う?」
「だって、丁度朝食を作っているなんておかしいでしょう」
「もし、本当に早く起きていたらもうテーブルに並んでますよ」
川 ゚ -゚)「それだけでは納得できんな」
クーは顔を元の位置に戻しながら喋る
川 ゚ -゚)「私が朝食を作り出し、君が丁度起きた可能性もあるだろう」
僕はしばし考え
「そこら辺は、喋り方……ですかね」
「クーが嘘を付いて無かったら、さっきの会話で嫌味の一つでも言ってますよ」
言ってから、少々失礼な発言だと思った
川 ゚ -゚)「私は姑か!」
クーは顔だけではなく、今度は体も向けながらこちら側に歩いてくる
そして、僕の近くまで来た後に寝起きの頭を叩かれた
10 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:34:58.74 ID:yiu1G2QW0
わざわざこっちまで来て突っ込みを入れるのか……
川 ゚ -゚)「わざわざ行くさ、君は突っ込みやすいからな」
ああ、また顔に出ていたか
そんなコントをしながら、朝食をテーブルまで運ぶ
川 ゚ -゚)「冷蔵庫にあった物で適当に作っただけだがな」
うん、よくここまで出来るな……
テーブルに並んでいるのは味噌汁、焼き鮭、サラダ、漬物
僕が作っていたら、白米に海苔で済ませる所だ
「流石、元メイドさんですか」
川 ゚ -゚)「そんなにすごいか?」
川 ゚ -゚)「普通の主婦がやっている程度の事なんだがな」
「そういう物ですか?」
川 ゚ -゚)「そういう物だ」
全国の主婦が、僕の尊敬対象に入る日は近いだろう
「まあ、とりあえずいただきます」
どれ
12 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:37:32.87 ID:yiu1G2QW0
川 ゚ -゚)「"とりあえず"は余計だ」
「はい……いただきます」
川 ゚ -゚)「うむ」
こんな会話をしていると、僕が将来結婚しても奥さんの尻に敷かれるのを用意に想像させる
川 ゚ -゚)「そういえば」
そんな事を考えながら、朝食を食べているとクーが尋ねてきた
川 ゚ -゚)「今日は何か予定があるのか?」
何か……あった気がする
考えても分からなかったので、言葉にした
「うーん……何かあった気はするんですよね」
するとクーは、私は知っているぞと言わんばかりに答える
川 ゚ -゚)「ドクオ君とやらが貸すものがあると言っていたな」
ああ、そうだそうだ
今日はドクオに本を貸してもらう予定があったんだ
ん?
13 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:40:29.66 ID:yiu1G2QW0
クーに、僕の友達の事……ドクオの事なんて話したか?
「クーに話しましたっけ?」
恐る恐る、確認を取る
川 ゚ -゚)「いやなに、君が起きる少し前に電話が鳴っていたのでな」
「え」
僕は急いで携帯をチェックした
着信履歴を確認すると、僕が起きていないであろう時間にしっかりと着信が残っている
通話した事を伝えるマークと共に
「ち、ちょっと何してるんですか!?」
川 ゚ -゚)「え、まずかった?」
「不味いもなにも、その……一緒に住んでいるのがばれるじゃないですか!」
川 ゚ -゚)「ん……ああ」
クーは少し間を置き
川 ゚ -゚)「まずいじゃないか!」
等と今更言う
14 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:41:59.15 ID:yiu1G2QW0
クーに、僕の友達の事……ドクオの事なんて話したか?
「クーに話しましたっけ?」
恐る恐る、確認を取る
川 ゚ -゚)「いやなに、君が起きる少し前に電話が鳴っていたのでな」
「え」
僕は急いで携帯をチェックした
着信履歴を確認すると、僕が起きていないであろう時間にしっかりと着信が残っている
通話した事を伝えるマークと共に
「ち、ちょっと何してるんですか!?」
川 ゚ -゚)「え、まずかった?」
「不味いもなにも、その……一緒に住んでいるのがばれるじゃないですか!」
川 ゚ -゚)「ん……ああ」
クーは少し間を置き
川 ゚ -゚)「まずいじゃないか!」
等と今更言う
「クーのせいですよ!」
「どうするんですか……」
そんな言い争いを見ていたかの様に、ドクオからメールが届いた
「「('A`):いつから彼女できたの? 死ぬの? 馬鹿なの?」」
ああ、ドクオは見事に鬱状態へ入っている
だけど、ドクオはすぐに忘れるだろう
川 ゚ -゚)「仕方ない、従姉妹ですが何か作戦でいくか?」
「そんなうまく騙せる訳がないでしょう……」
「でも」
「ドクオの方は心配いらないと思いますよ」
川 ゚ -゚)「む? 何故だ?」
「そういう奴だからです」
クーは頭に疑問符が未だに浮かんでいるが、ドクオの性格を理解している僕は心配するのを止めた
「じゃあ僕は外に行きますけど、クーはどうします?」
川 ゚ -゚)「ううむ……家でテレビでも見ているよ」
「そうですか」
と、会話を終えると僕は外出する為の準備を始める
「じゃあ、行ってきますね」
川 ゚ -゚)「おーう」
クーはどうやらテレビを見始めたらしい、反応が適当だったのが何よりの証拠
「さてと……とりあえずはメールだな」
僕は今から家に行くとの事をドクオにメールし、携帯をしまう
-----ドクオの家-----
僕が家の前に行くと、ドクオはタイミングを見計らったかの様に窓から手を振っている
どうやらそれには「勝手に入れ」との意味も篭っていたようなので、僕はドクオの家に入った
('A`)「よーう」
陽気な挨拶が飛んでくる
「今日の約束、すっかり忘れてたよ」
('A`)「そんな事だろうと思っていた」
だから、朝に電話が来たのだろう
17 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 02:49:04.91 ID:GZpezjcgO
し
18 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:51:53.35 ID:yiu1G2QW0
('A`)「てかよ、お前声変わりしたのかと思った」
「この年で声変わりって、それはそれですごいよね」
('A`)「まあ、電話の調子が悪かったんだろうな」
('A`)「つい発狂して変なメール送っちまったよ」
そう、ドクオはこんな性格
聞かれたく無いであろうことを感じ、それ以上は突っ込まない
僕はこれに何度も助けられている
「ありがとう」
ついつい出てしまった言葉にドクオは
('A`)「なんか俺いいことしたのか? それならなんか奢れ」
と、返してくる
これを予想している僕は、来る途中でアイスを買っていた訳だが
「ん、アイス食べる?」
('A`)「おうおう、気が利くじゃないか」
これがいつものやり取りだ
19 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:54:28.41 ID:yiu1G2QW0
そして、しばらくの談笑
僕とドクオは、高校で知り合った
ドクオとはすぐに気が合い、卒業をする頃には同じ大学に行くほど仲が良くなっていた
('A`)「そういえば、内藤さんがよー」
横で話している親友は、これからもずっと親友であろう
('A`)「おい、聞いてる?」
「あ、ごめん」
('A`)「どっくん泣いちゃうぜ……」
ああ、ちょっと気持ち悪い親友と訂正しておこう
「それで、なんの話だっけ?」
('A`)「ん、ああ」
('A`)「内藤さんの話」
「あの、いつもニコニコしている人ね」
ドクオが言う内藤さんとは、大学の教授の事だ
ドクオと僕は、比較的内藤さんとは仲がいい
20 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 02:56:57.80 ID:dVd2lyWl0
C
21 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 02:57:42.99 ID:yiu1G2QW0
その為か、さん付けで呼ばせてもらっている
('A`)「んでよ、この前街中で会ったんだよ」
「内藤さんと?」
('A`)「そうそう、あの人ちょっと太ってるだろ?」
「まあ、うん」
('A`)「汗びっしょりで走ってたから、ランニングですかって聞いてみたんだよ」
('A`)「なんて言ったと思う?」
「んー、「限界への挑戦!」とか?」
('A`)「甘い甘い、「夕日に向かって走っているんだお!」だってよ」
「何してるのあの人……」
僕は苦笑いをしながら答えた
('A`)「俺にもわからん」
('A`)「あの人もう40越えてんだろ?」
('A`)「俺が内藤さんの立場だったら絶対にあんなことしねぇよ」
誰だってそうじゃないのかな……
22 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:00:46.87 ID:yiu1G2QW0
「内藤さん、いい人だけどね」
内藤さんの名誉を守るためにも、ここはフォローするべきだ
('A`)「まあな、内藤さんいなかったら今頃留年の危機だぜ」
そう、内藤さんは一人一人を大事にする人
僕もドクオも、内藤さんのお陰で順調に……?大学生活を送っていられる
('A`)「でもあれは笑ったぜ」
「なに?」
('A`)「あれだよ、三人で野球してガラス割ったとき」
ああ、あれか……
確かあのときは、内藤さんがボールを打ったんだ
本人は
( ^ω^)「ホームランだお!」
とか言っていたが、その後に響いたガラスが割れる音に顔が真っ青になっていた
「確か、三人でこっぴどく叱られたね」
('A`)「そうそう、学生と一緒に怒られる教授なんて中々いねぇぞ」
23 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 03:02:44.75 ID:dVd2lyWl0
支援
24 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:03:26.12 ID:yiu1G2QW0
('A`)「笑いを堪えるのに必死でした」
「僕もだよ、説教なんか耳に入らなかった」
('A`)「全くだな」
ドクオは笑いながら頭を掻き、答えた
楽しい時間はあっという間にすぎる物で
それを知らしめるかの様に時刻は13時になろうとしている所だった
「あ、そろそろ僕帰るよ」
僕は家にいる同居人が気になり、話を切り出した
('A`)「ああ、了解」
ドクオはそれを察したのか、すんなりと僕に貸すための本を取り出す
('A`)「はいよ、これでいいんだよな?」
「うん、ありがとう」
ドクオから約束の本を受けとると玄関に向かう
その時、ドクオが背中から声を掛けてきた
('A`)「返すのは大学始まってからでいいや」
25 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:05:52.00 ID:yiu1G2QW0
('A`)「って言っても来週からだけどな」
「うん、了解」
「それじゃ、また大学で」
('A`)「おう」
('A`)「ああ、それと」
最後にドクオは
('A`)「頑張れよ」
と、言い残し部屋に入っていった
やっぱりドクオはいい奴だ
少しキザったらしい所もあるけどな……
さて、家に戻りますか
クーもお腹を空かしているだろう
冷蔵庫はほとんど空だしなぁ
何か買っていこうかと思ったが、アイスを買うために持ってきた小銭しか無いことに気付いた
仕方ない、一度家に帰ろう
26 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 03:07:59.74 ID:dVd2lyWl0
C
ドクオいい奴だな
27 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:09:30.79 ID:yiu1G2QW0
十分ほど歩き、ようやくボロアパート、もとい自宅に着いた
扉の前に行きドアノブを捻り、中に入る
「ただいまー」
しかし、帰ってくる声は無い
クーは……寝ているのか?
だが、一通り見回してもクーの姿は見えなかった
クーは……どこに?
外に出て、鍵を掛け、馬鹿みたいな温度の中、町を走る事にした
わざわざ外に出る用事でもあったのか?
外は、蝉がやかましく鳴いている
こんな時は蝉の声が不愉快だ
そして頭の中は
頭の中は、気持ち悪い何かが……蠢いている
EP7/友達
終わり
28 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:11:09.28 ID:yiu1G2QW0
以上で本日の投下は終わりとなります。
何か質問などあればどうぞー
29 :
暗黒騎士ガイア ◆KpMRpcq6OA :2011/06/16(木) 03:14:40.41 ID:351NfXQh0
つまんなかったから死んでくれ
30 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/16(木) 03:20:06.07 ID:dVd2lyWl0
乙
VIPはここ数日マジで過疎ってる
避難所とまとめしか行かない人が増えてる
次からは投下予告をした方がいいと思う
31 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:29:16.53 ID:yiu1G2QW0
特に無さそうなので、これにて失礼……
と言いたい所なのですが、最後に一言というか伝えたい事を
逃亡という形になってしまい、当時読んで頂いた方やまとめサイト様
本当に申し訳ありません
何を言っても言い訳にしかならないので逃亡理由等は語りません
今回再度書こうと思ったのはブーン系小説の過疎……ですね
私が書いていた当時も、作品数はかなり減っていて、総合が立っていない事もしばしありました
ですが最近、久しぶりにブーン系小説を探していたところ、総合が立っていたのを目にしました
どうせまたすぐに落ちる……そんな事も考えながらその日は就寝
次の日に恐る恐る開いて見るとまだ総合は立っていました
もしかしたら、ブーン系を読みたい人がまだ居るのかも知れないと感じ、再び投下する事に決めました
私の文章力ではブーン系に火を付けるのは難しいでしょう
ですが少しでも、また昔みたいに熱が戻れば……
との思いもあります
なにより私はブーン系小説が大好きです
すいません長くなってしまった……
逃亡し、ご迷惑を掛け、申し訳ありません
32 :
暗黒騎士ガイア ◆KpMRpcq6OA :2011/06/16(木) 03:30:05.19 ID:351NfXQh0
避難所も十分過疎だわwww
目ん玉付いてんのか?ああ?
33 :
暗黒騎士ガイア ◆KpMRpcq6OA :2011/06/16(木) 03:32:09.80 ID:351NfXQh0
>>31 お前みたいなブーン系はもう駄目かも、とか考えてる奴が一番ブーン系を馬鹿にしてんだよ
気がつかねえのか?おめでてえな!
空気作者に同情されるブーン系というコミュニティ
あーららー、ずーいぶん終わってんなあ(笑)
34 :
◆t8NYdLxivU :2011/06/16(木) 03:32:48.14 ID:yiu1G2QW0
>>30 そうなのですか……
ありがとうございます
一応8話は出来上がっているので、17日の22時くらいに投下したいと考えています
最後に
代理、支援、乙、ありがとうございました
今日はこれにて失礼します、おやすみなさい
35 :
以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:
こんなんつまらんから需要ないわ
卑屈な作者は必要ないからもう来るな